JP3957967B2 - 減容熱充填ボトル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱充填ボトル、とくに減圧吸収面の配設を不要とした熱充填ボトルに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
ボトルの胴部に減圧吸収面を配設し、内容液の熱充填、冷却による減圧を吸収するようにした熱充填ボトルは、従来より周知である。
しかし、周知の熱充填ボトルは、減圧吸収面があるため、補強リブを必要個所に有効に配設することができず、ボトルの軽量化が困難であるという問題があった。
減圧に耐えるようボトルを補強しても、減圧吸収面を配設しない場合には、熱充填、冷却後にヘッドスペースが拡大し、入味線が低下するという問題があった。
【0003】
本発明は、上記の問題を解決することを課題とし、減圧吸収面をもたない補強ボトルであって、熱充填、冷却後にボトルを減容させて、ヘッドスペースを小さくし、減圧状態を解消するようにした減容熱充填ボトルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、減容熱充填ボトルとして、胴部が、上部胴部と下部胴部とを具え、その中間に折りたたみ可能な横リブを配設した熱充填ボトルであって、上部胴部の下端部に内方にわずかに傾斜した傾斜面が形成され、横リブは、前記傾斜面に接続する上傾斜面と、垂直なリブ底面と、リブ底面に接続し下端が下部胴部に接続する下傾斜面とからなり、熱充填冷却後に、ボトルを上方から押圧して、上傾斜面とリブ底面との接続部を軸に上傾斜面を下方に反転させ、上部胴部と上傾斜面との接続部を下部胴部上端に接合させることによって、ボトルの容積を減少させ、冷却よる減圧を吸収するようにしたことを特徴とする構成を採用し、実施例として、胴部が円形断面であり、横リブの上傾斜面とリブ底面、該リブ底面と下傾斜面との接続部に薄肉部が形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0005】
角形ボトルの実施形態として、胴部が上部胴部と下部胴部からなり、その中間に折りたたみ可能な横リブを配設した熱充填ボトルであって、胴部が角部を面取りした四角形断面であり、横リブは、上部胴部の胴壁に連続する第1上傾斜面と、該第1上傾斜面に接続する第2上傾斜面と、該第2上傾斜面に続き下部胴部と接続する下傾斜面とからなり、第2上傾斜面と下傾斜面との接続部に薄肉部が形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0006】
別実施形態のボトルとして、横リブを形成する各壁面の接続部と上下の胴部との接続部に、折曲げリブを配設したことを特徴とする構成を採用する。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは、PETその他の合成樹脂を素材樹脂として二軸延伸ブロー成形されたボトルで、口部1と肩部2、胴部3および底部4とからなっている。
【0008】
口部1の外周には、ねじ5が螺設され、その下方にネックリング6が設けられ、肩部2に続いている。
肩部2と胴部3の横断面は円形であり、胴部3は、上部胴部7と下部胴部8とからなっており、その境目には、横リブ9が設けられている。
【0009】
図2に示すように、上部胴部7の下端部には傾斜面10が形成され、横リブ9に続いている。
横リブ9は、上部胴部7に接続される上傾斜面11とリブ底面12と下部胴部8に接続される下傾斜面13とからなり、その縦断面は台形になっている。
上傾斜面11とリブ底面12との接続部14の内面角部は成形時に薄肉となり、リブ底面12と下傾斜面13との接続部15も薄肉となっている。
【0010】
下部胴部8には、間隔を置いて上下二つの凹リブ16a,bが設けられ、その下方には、傾斜面17とそれに続く垂直面18とからなる補強部が配設されている。
垂直面18の下方は底部周壁19となっており、底部4に続いている。
【0011】
底部4は、接地端壁20と底壁21とからなっており、底壁21には、等間隔をおいて、放射状に縦リブが設けられている。
【0012】
上記ボトルAには、加熱殺菌された内容液が充填され、キャッピングの後、冷却される。
冷却後に、プレス装置で肩部2、上部胴部7を抱持し、下方に押圧すると、図2,3に示すように、横リブ9の構成面は、上傾斜面11とリブ底面12の接続部14、リブ底面12と下傾斜面13との接続部15を軸として変形し、上傾斜面11が下方に反転し、上傾斜面11と上部胴部7下端の傾斜面10との接続部が下方に移動し、下傾斜面13に接するまで下降する。
【0013】
冷却時には、ボトル内は減圧され、充填された内容液が温度低下とともに減容され、ヘッドスペースは大きくなっているが、ボトルは、横リブ9の部分で折り込まれるので、ボトルの容積が減少され、ヘッドスペースを小さくする。
したがって、ヘッドスペース内の圧力は大きくなり、減圧状態が解消されるとともに入味線も上昇する。
【0014】
次に、第2実施形態について説明する。
本実施形態は、角形ボトルに係わるもので、図4において、AaはPETその他の合成樹脂で二軸延伸ブロー成形されたボトルで、口部31と肩部32、胴部33と底部34とからなっており、口部31の外周には、ねじ35が螺設され、その下方にはネックリング36が設けられ、肩部32に続いている。
【0015】
肩部32と胴部33の横断面形状は、角部を面取りした四角形としている。
胴部33は、上部胴部37と下部胴部38とからなり、それぞれの四面の側壁39、40には、上下に間隔をおいて、凹リブ41、42が配設されている。
上部胴部37と下部胴部38の境目には、全周にわたる横リブ43が設けられており、図4,5に示すように、横リブ43は、上部胴部37に接続された第1上傾斜面44、第2上傾斜面45と下部胴部38に接続された下傾斜面46とからなり、縦断面は梯形に形成されている。
第2上傾斜面45と下傾斜面46との接続部47の内側には、薄肉部が形成されている。
【0016】
底部34は、接地端壁48と底壁49とからなり、底壁49には、等間隔をおいて放射状に縦リブが設けられている。
【0017】
次に、熱充填、冷却後のボトルの減容について説明する。
前実施形態のボトルAと同様に、ボトルAaには加熱殺菌された内容液が充填され、キャッピングの後に冷却される。
冷却後に、プレス装置によって肩部32を抱持して押圧する。
【0018】
肩部32を下方に押圧すると、横リブ43の第2上傾斜壁45は、薄肉部の接続部47を軸として下方に反転し、第1上傾斜壁44と上部胴部37との接続部が屈曲して、上部胴部37が下降する。
そのことによって、ボトルの内容積が減少され、ヘッドスペースを少なくし、減圧状態を解消する。
【0019】
前記第1実施形態では、横リブ9を構成する壁面を直接接続するようにしたが、図7に示すように、壁面の接続部に折曲げリブ60a,b,c,dを配設しても
よい。
また、第2実施形態においては、接続部47、第1上傾斜壁44と上部胴部37との接続部に折り曲げリブを配設するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
胴部の中間部に折りたたみ可能な横リブを設け、加熱充填、冷却後に、プレス装置によって横リブを変形させボトルの容積を減少させるようにしたから、減圧状態を解消させることができた。
また、ヘッドスペースを減少させるので入味線を上昇させることができた。
さらにまた、減圧吸収面を設けなくてもよいので、必要な補強リブを配設することができ、ボトルを軽量化することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のボトルの正面図である。
【図2】横リブの詳細説明図で、(a)は変形前、(b)は変形後の断面図である。
【図3】変形後のボトルの説明図である。
【図4】第2実施形態のボトルの正面図である。
【図5】 横リブの詳細説明図で、(a)は変形前、(b)は変形後の断面図である。
【図6】 変形後のボトルの説明図である。
【図7】 横リブの変形実施例である。
【符号の説明】
A、Aa ボトル
1、31 口部
2、32 肩部
3、33 胴部
4、34 底部
7、37 上部胴部
8、38 下部胴部
9、43 横リブ
10 傾斜面
11 上傾斜面
12 リブ底面
13 下傾斜面
14、15 接続部
44 第1上傾斜面
45 第2上傾斜面
46 下傾斜面
47 接続部
60a,b,c,d 折曲げリブ

Claims (4)

  1. 胴部が、上部胴部と下部胴部とを具え、その中間に折りたたみ可能な横リブを配設した熱充填ボトルであって、
    上部胴部の下端部に内方にわずかに傾斜した傾斜面が形成され、
    横リブは、前記傾斜面に接続する上傾斜面と、垂直なリブ底面と、リブ底面に接続し下端が下部胴部に接続する下傾斜面とからなり、
    熱充填冷却後に、ボトルを上方から押圧して、上傾斜面とリブ底面との接続部を軸に上傾斜面を下方に反転させ、上部胴部と上傾斜面との接続部を下部胴部上端に接合させることによって、ボトルの容積を減少させ、冷却による減圧を吸収するようにしたことを特徴とする減容熱充填ボトル。
  2. 胴部が円形断面であり、横リブの上傾斜面とリブ底面、該リブ底面と下傾斜面との接続部に薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の減容熱充填ボトル。
  3. 胴部が上部胴部と下部胴部からなり、その中間に折りたたみ可能な横リブを配設した熱充填ボトルであって、
    胴部が角部を面取りした四角形断面であり、
    横リブは、上部胴部の胴壁に連続する第1上傾斜面と、該第1上傾斜面に接続する第2上傾斜面と、該第2上傾斜面に続き下部胴部と接続する下傾斜面とからなり、第2上傾斜面と下傾斜面との接続部に薄肉部が形成されていることを特徴とする減容熱充填ボトル。
  4. 横リブを形成する各壁面の接続部と上下の胴部との接続部に、折曲げリブを配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の減容熱充填ボトル。
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