JP3956937B2 - 自動車および自動車の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に関し、詳しくは、車軸に接続された駆動軸への動力の出力により走行可能な自動車に関する。
従来、この種の自動車としては、エンジンからの動力を遊星歯車機構と第1モータと第2モータとによりトルク変換して車軸に出力するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、エンジンはその目標パワーに見合うパワーを出力可能な運転ポイント(トルク,回転数)であれば如何なるポイントでも運転させることができるから、効率のよい運転ポイントを設定してエンジンを運転することにより、燃費を向上させることができる。
特開平10−98805号公報
上述の自動車では、エンジンの運転領域の中に運転者に違和感を与える振動や異音が発生する領域が存在する場合があり、この領域内の運転ポイントを設定してエンジンを運転すると振動や異音が生じる場合がある。こうした振動や異音の発生は、自動車の乗り心地を悪化させるから、できる限り抑制することが望ましい。また、エンジンの振動や異音の感じ方は運転者によって異なるから、運転者に応じて対応することが望ましい。
本発明の自動車は、こうした問題を解決し、自動車の乗り心地をより向上させることを目的の一つとする。また、本発明の自動車は、振動や異音の発生を抑制することを目的の一つとする。
本発明の自動車は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
車軸に接続された駆動軸への動力の出力により走行する自動車であって、
前記駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、
前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
操作者の操作および/または前記自動車の走行状態に基づいて、所定の態様で前記内燃機関を運転する第1の運転モードと該所定の態様よりも前記自動車の乗り心地を優先した態様で前記内燃機関を運転する第2の運転モードとを含む複数の運転モードから前記内燃機関の運転モードを設定する運転モード設定手段と、
前記運転モード設定手段により設定された運転モードに応じた態様で前記内燃機関が運転されると共に前記駆動軸に要求される要求動力に対応する動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機とを駆動制御する駆動制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、運転者の操作や自動車の走行状態に基づいて所定の態様で内燃機関を運転する第1の運転モードと所定の態様よりも自動車の乗り心地を優先した態様で内燃機関を運転する第2の運転モードとを含む複数の運転モードから内燃機関の運転モードを設定し、この設定した運転モードに応じた態様で内燃機関が運転されると共に駆動軸に要求される要求動力に対応する動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電動機とを駆動制御する。この結果、運転者の操作や走行状態により自動車の乗り心地を向上させることができる。もとより、駆動軸に要求される動力に対処することができる。
こうした本発明の自動車において、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に伝達する動力伝達手段を備え、前記駆動制御手段は、前記運転モード設定手段により前記第1の運転モードが設定されたときには前記要求動力に基づいて設定される前記内燃機関が出力すべき目標パワーと前記所定の態様とに基づいて前記内燃機関の運転ポイントを設定して該設定した運転ポイントで該内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御し、前記運転モード設定手段により前記第2の運転モードが設定されたときには少なくとも前記目標パワーを出力可能な前記内燃機関の運転ポイントのうち前記自動車の乗り心地が悪化する領域として予め設定された乗り心地悪化領域外の運転ポイントを設定して該設定した運転ポイントで前記内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、乗り心地が悪化する領域外の運転ポイントで内燃機関を運転できるから、乗り心地を向上させることができる。この態様の本発明の自動車において、前記駆動制御手段は、前記運転モード設定手段により前記第2の運転モードが設定されたとき、前記目標パワーと前記所定の態様とに基づいて運転ポイントを設定したときに該運転ポイントが前記乗り心地悪化領域外となるときには該運転ポイントを前記内燃機関の運転ポイントとして設定して該内燃機関を駆動制御し、前記目標パワーと前記所定の態様とに基づいて運転ポイントを設定したときに該運転ポイントが前記乗り心地悪化領域内となるときには該領域の境界近傍の運転ポイントを前記内燃機関の運転ポイントとして設定して該内燃機関を駆動制御する手段であるものとすることもできる。これらの態様の本発明の自動車において、前記乗り心地悪化領域は、所定の低回転高トルクの領域であるものとすることもできる。こうすれば、異音や振動の発生を抑制でき、乗り心地を向上させることができる。
動力伝達手段を備える態様の本発明の自動車において、前記第1の運転モードで運転する際における前記内燃機関のパワーと運転ポイントとの関係としての第1の動作ラインと前記第2の運転モードで運転する際における前記内燃機関のパワーと運転ポイントとの関係としての第2の動作ラインとを含む複数の動作ラインを記憶する記憶手段を備え、前記運転モード設定手段は、前記運転モードとして前記記憶手段に記憶された動作ラインを設定する手段であり、前記駆動制御手段は、前記目標パワーと前記設定された動作ラインとに基づいて前記内燃機関の運転ポイントを設定し、該設定した運転ポイントで該内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、動作ラインの設定を変更するだけで乗り心地を向上させることができる。この態様の本発明の自動車において、前記記憶手段は、前記所定の態様よりもパワーを優先した態様で前記内燃機関を運転する際における前記内燃機関のパワーと運転ポイントとの関係としての第3の動作ラインを前記複数の動作ラインの一つとして記憶する手段であり、前記運転モード設定手段は、前記要求動力が所定動力以上のときには前記運転モードとして前記第3の動作ラインを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、比較的大きなパワーを内燃機関から出力することができる。
また、本発明の自動車において、前記内燃機関は、変更可能な供給量をもって排気を吸気系へ供給して運転可能な機関であり、前記駆動制御手段は、前記第2の運転モードが設定されたときには通常時よりも吸気系への供給量が少なくなるよう前記内燃機関を駆動制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の燃焼をより安定させることができるから、振動や異音の発生を抑制でき、乗り心地を向上させることができる。
さらに、本発明の自動車において、所定の手動スイッチの操作状態を検出する操作状態検出手段を備え、前記運転モード設定手段は、前記手動スイッチのオン操作が検出されたときに前記第2の運転モードを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、運転者の要求に応じて乗り心地を向上させることができる。
あるいは、本発明の自動車において、前記自動車の走行状態として巡航状態を検出する巡航状態検出手段を備え、前記運転モード設定手段は、前記巡航状態が検出されたときに前記第2の運転モードを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、巡航走行時の自動車の乗り心地を向上させることができる。
また、本発明の自動車において、前記所定の態様は、前記内燃機関を効率よく運転する態様であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関を効率よく運転することができる。
また、動力伝達手段を備える態様の本発明の自動車において、前記動力伝達手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力が決定されると残余の1軸に入出力される動力が決定される3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に接続された発電可能な回転軸用電動機とを備える手段であるものとすることもできるし、前記動力伝達手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と前記駆動軸に接続された第2の回転子とを有し電磁気的な作用により電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に伝達可能な対回転子電動機であるものとすることもできる。
本発明の自動車の制御装置は、
内燃機関からの動力と駆動軸からの動力とが車軸に接続された駆動軸に出力されて走行可能な自動車の制御装置であって、
(a)操作者の操作および/または前記自動車の走行状態に基づいて、所定の態様で前記内燃機関を運転する第1の運転モードと該所定の態様よりも前記自動車の乗り心地を優先した態様で前記内燃機関を運転する第2の運転モードとを含む複数の運転モードから前記内燃機関の運転モードを設定し、
(b)前記設定した運転モードに応じた態様で前記内燃機関が運転されると共に前記駆動軸に要求される要求動力に対応する動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機とを駆動制御する
ことを要旨とする。
この本発明の自動車の制御装置によれば、運転者の操作や自動車の走行状態に基づいて所定の態様で内燃機関を運転する第1の運転モードと所定の態様よりも自動車の乗り心地を優先した態様で内燃機関を運転する第2の運転モードとを含む複数の運転モードから内燃機関の運転モードを設定し、この設定した運転モードに応じた態様で内燃機関が運転されると共に駆動軸に要求される要求動力に対応する動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電動機とを駆動制御するから、運転者の操作や走行状態により自動車の乗り心地を向上させることができる。もとより、駆動軸に要求される動力に対処することができる。
こうした本発明の自動車の制御装置において、前記自動車は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に伝達する動力伝達手段を備え、前記ステップ(b)は、前記運転モード設定手段により前記第1の運転モードが設定されたときには前記要求動力に基づいて設定される前記内燃機関が出力すべき目標パワーと前記所定の態様とに基づいて前記内燃機関の運転ポイントを設定して該設定した運転ポイントで該内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御し、前記運転モード設定手段により前記第2の運転モードが設定されたときには少なくとも前記目標パワーを出力可能な前記内燃機関の運転ポイントのうち前記自動車の乗り心地が悪化する領域として予め設定された乗り心地悪化領域外の運転ポイントを設定して該設定した運転ポイントで前記内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御するステップであるものとすることもできる。こうすれば、乗り心地が悪化する領域外の運転ポイントで内燃機関を運転できるから、乗り心地を向上させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、ハイブリッド自動車20に搭載されるエンジン22の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。この浄化装置134の後段には、排気を吸気側に供給するEGR管152が取り付けられており、エンジン22は、不燃焼ガスとしての排気を吸気側に供給して空気と排気とガソリンの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。このエンジン22の吸気側に供給する排気の量(以下、EGR量という)は、EGRバルブ154により調節される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号が図示しない入力ポートを介して入力されている。例えば、エンジンECU24には、クランクシャフト26の回転位置と回転数とを検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションと回転数Neやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジションSP,エンジン22の負荷としての吸入空気量を検出するバキュームセンサ148からの吸入空気量Qair,EGR管152内のEGRガスの温度を検出する温度センサ156からのEGRガス温度などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号が図示しない出力ポート介して出力されている。例えば、エンジンECU24からは、燃料噴射弁126への駆動信号やスロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号,イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号,吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号,EGR量を調節するEGRバルブ154への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンによりモータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧やバッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号やシフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジション,アクセルペダル83の踏み込み量に対応したアクセル開度Accを検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,後述するNVスイッチ89からのオンオフ信号などが入力ポートを介して入力されている。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転制御や要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転制御,エンジン22の運転を停止してモータMG2から要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転制御などがある。トルク変換運転制御や充放電運転制御では、エンジン22から出力される動力をトルク変換して駆動軸に出力するから、エンジン22の運転ポイント(トルク,回転数)を自由に設定してエンジン22を運転制御することができる。実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の運転ポイントの設定の仕方によって燃費を優先した燃費優先モードやパワーを優先したパワー優先モード,エンジン22の振動や騒音の抑制による乗り心地を優先した乗り心地優先モードを選択的に設定して走行できるようになっている。上述のNVスイッチ89は、こうしたモードのうち乗り心地優先モードを運転者のオン操作により選択可能なスイッチである。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図3は、実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、トルク変換運転制御や充放電運転制御が行なわれている最中に所定時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,NVスイッチ89からのオンオフ信号,吸入空気量Qairなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neは、回転数センサとして機能するクランクポジションセンサ140により検出されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転数センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。吸入空気量Qairは、バキュームセンサ148により検出されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*とエンジン22から出力すべき目標パワーPe*を設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図4に要求トルク設定用のマップの一例を示す。目標パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50の充放電要求量Pb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることにより求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速機35のギヤ比Grで割ることによって求めたりすることができる。また、充放電要求量Pb*は、バッテリ50の残容量(SOC)やアクセル開度Accなどによって設定することができる。
次に、EGR量を設定する(ステップS120)。EGR量は、実施例では、エンジン22の回転数Neと吸入空気量QairとEGR量との関係を予め定めてEGR量設定用マップとしてROM74に記憶しておき、エンジン22の回転数Neと吸入空気量Qairとが与えられると、記憶したマップから対応するEGR量を導出して設定するものとした。なお、EGR量の設定は、吸入空気量Qairに代えてスロットルポジションSPを用いて行なうこともできる。
続いて、NVスイッチのオンオフ状態を調べる(ステップS130)。NVスイッチがオンされていないと判定されたときには、乗り心地優先モード以外のモードと判断し、要求トルクTr*と所定トルクTrrefとを比較する(ステップS140)。ここで、所定トルクTrrefは、要求トルクTr*に対して燃費より高トルクの出力を重視してエンジン22を運転する必要があるか否かを判定するために設定されるものであり、エンジン22の性能などにより定められる。要求トルクTr*が所定トルクTrref未満のときには目標パワーPe*とエンジン22を効率よく動作させる燃費用動作ラインとに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し(ステップS150)、要求トルクTr*が所定トルクTrref以上のときには目標パワーPe*と燃費用動作ラインよりも高トルクを出力する高トルク用動作ラインとに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS160)。エンジン22の各動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図5に示す。図中、実線は燃費が最適な燃費用動作ラインであり、一点鎖線は燃費動作ラインよりも高トルクを出力する高トルク用動作ラインである。図示するように、要求トルクTr*が所定トルクTrref未満のときには、燃費用動作ラインを選択してこの燃費用動作ラインと目標パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点であるポイントP0における回転数Ne0とトルクTe0とが目標回転数Ne*と目標トルクTe*として設定される。一方、要求トルクTr*が所定トルクTrref以上のときには、高トルク用動作ラインを選択してこの高トルク用動作ラインと目標パワーPe*が一定の曲線との交点であるポイントP1における回転数Ne1とトルクTe1とが目標回転数Ne*と目標トルクTe*として設定される。このように運転ポイントの設定に高トルク用動作ラインを用いるのは、エンジン22から出力すべき目標トルクTe*を大きくすると、エンジン22からリングギヤ軸32aに直接伝達されるトルクが大きくなるから、要求トルクTr*に対してエンジン22から直接伝達されるトルクの割合を大きくすると共にモータMG2から出力されるトルクの割合を小さくすることができ、リングギヤ軸32aに比較的大きなトルクが要求されているときでも対処することができるという理由に基づく。なお、動作ラインは、目標パワーPe*と回転数およびトルクの関係としてROM74に記憶されている。
そして、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとに基づいてモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいてモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS170)。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図6に示す。図中、左のS軸はサンギヤ31の回転数を示し、C軸はキャリア34の回転数を示し、R軸はリングギヤ32の回転数Nrを示す。また、R軸上の2つの太線矢印は、エンジン22を目標回転数Ne*および目標トルクTe*の運転ポイントで運転したときにエンジン22から出力されるトルクTe*がリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2*が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。同図におけるサンギヤ31の回転数はモータMG1の回転数Nm1でありキャリア34の回転数はエンジン22の回転数Neであるから、モータMG1の目標回転数Nm1*は、リングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と目標回転数Ne*と動力分配統合機構30のギヤ比ρとに基づいて次式(1)により計算することができる。したがって、計算した目標回転数Nm1*で回転するようトルク指令Tm1*を設定してモータMG1を駆動制御することにより、エンジン22を目標回転数Ne*で回転させることができる。また、モータMG1のトルク指令Tm1*は、実施例では、目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とを用いてフィードバック制御における関係式(2)により設定するものとした。ここで、式(2)中の右辺第2項の「k1」は比例項のゲインを示し、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインを示す。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ−Nm2/(Gr・ρ) …(1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*−Nm1)+k2∫(Nm1*−Nm1)dt …(2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2のトルク指令Tm2*を式(3)により計算する(ステップS180)。モータMG2のトルク指令Tm2*は、図6に示すように、リングギヤ軸32aに要求されるトルクTr*とエンジン22からリングギヤ軸32aに直接伝達されるトルク(−Tm1*/ρ)との偏差を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したものとして求めることができる。
Tm2*=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr …(3)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,EGR量,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,EGR量についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。目標回転数Ne*や目標トルクTe*,EGR量を受信したエンジンECU24は、設定したEGR量となるようEGRバルブを駆動すると共にエンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ステップS130でNVスイッチ89がオンされていると判定されたときには、乗り心地優先モードが設定されていると判断してEGR量の減量補正を行なう(ステップS200)。EGR量の減量補正は、実施例では、ステップS120で設定したEGR量に値0〜値1の間で設定されている補正係数を乗じることにより行なうものとした。このようにEGR量を減量補正するのは、燃焼室内に吸引される排気によって燃焼が不安定となることを抑制するためである。これにより、異音や振動の発生を抑制することができ、運転者の乗り心地を向上させることができる。その後、目標パワーPe*と乗り心地を優先した乗り心地用動作ラインとに基づいて目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し(ステップS210)、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定し(ステップS170,S180)、対応する各ECUに送信して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。乗り心地用動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図7に示す。図中、実線は燃費用動作ラインであり、二点鎖線は乗り心地用動作ラインである。図示するように、乗り心地用動作ラインは燃費用動作ラインにおける低回転高トルクの領域を低トルク側に回避して設定されており、乗り心地優先モードが設定されたときには、動作ラインとして乗り心地用動作ラインを選択してこの乗り心地用動作ラインと目標パワーPe*が一定の曲線との交点であるポイントP2における回転数Ne2とトルクTe2とが目標回転数Ne*と目標トルクTe*として設定される。このようにエンジン22の運転ポイントを低回転高トルクの領域を避けたポイントに設定することにより、エンジン22のトルク脈動を抑制でき、異音や振動の発生を抑制することができる。なお、リングギヤ軸32aに比較的大きいパワーが要求されたとき、即ち、目標パワーPe*が所定パワーPeref以上のときには、図示するように、燃費用動作ラインと乗り心地用動作ラインが一致するものとしたから、燃費用動作ラインを選択したときと同様の運転ポイントとなる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、乗り心地優先モードが設定されたときには、燃費用動作ラインにおける低回転高トルクの領域を回避して設定された乗り心地用動作ラインを選択してエンジン22を運転するから、低回転高トルクでエンジン22を運転することにより生じ得るトルク脈動による異音や振動を抑制することができる。この結果、運転者の乗り心地を向上させることができる。しかも、乗り心地優先モードが設定されたときにはEGR量も減量補正するから、不安定な燃焼により生じ得る異音や振動も抑制することができる。また、乗り心地優先モードが設定されていないときには、要求トルクTr*に応じて燃費用動作ラインもしくは高トルク用動作ラインを選択してエンジン22を運転するから、ハイブリッド自動車20の状態に応じてエンジン22を運転することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、図3に示すように、EGR量の設定やEGR量の減量補正を行なうものとしたが、これらの処理を行なわないものとしてもよい。こうすれば、EGR管152やEGRバルブ154を備えないエンジンを搭載する自動車にも適用することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、乗り心地用動作ラインは、図7に示すように、目標パワーPe*が所定パワーPeref未満のときには低回転高トルクの領域を回避するために燃費用動作ラインと異なるものとし目標パワーPe*が所定パワーPeref以上のときには燃費用動作ラインと一致するものとしたが、目標パワーPe*が所定パワーPeref以上のときでも燃費用動作ラインと一致しないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、燃費用動作ラインと乗り心地用動作ラインとしてEGR量に拘わらずそれぞれ一つの動作ラインをROM74に記憶しておくものとしたが、燃費用動作ラインと乗り心地用動作ラインとしてそれぞれ回転数に対してトルクが異なる複数の動作ラインをROM74に記憶しておきEGR量に基づいて選択するものとしてもよい。こうすれば、例えば、EGR量に応じて燃費が最適となる運転ポイントを設定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、NVスイッチがオンされているときに乗り心地優先モードを設定するものとしたが、車両が巡航運転している状態を検出したときに乗り心地優先モードを設定するものとしてもよいし、これらを組み合わせて用いるものとしてもよい。ここで、巡航運転している状態の検出は、車速Vが所定車速以上であり且つ車速Vやアクセル開度Accの変動率が所定値未満であるか否かを判定することにより行なうことができる。このように巡航運転している状態を検出したときに乗り心地優先モードを設定することにより、異音や振動の発生のおそれのある低回転高トルクの領域でエンジン22を運転し続けることを防止することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、燃費用動作ラインや高トルク用動作ラインの他に乗り心地用動作ラインをROM74に記憶して乗り心地優先モードが設定されたときに記憶した乗り心地用動作ラインを用いて低回転高トルクの領域を避けたエンジン22の運転ポイントを設定するものとしたが、乗り心地用動作ラインを用いずに低回転高トルクの領域を避けた運転ポイントを設定するものとしてもよい。このとき、乗り心地用動作ラインを記憶する必要はない。この場合、図3におけるステップS210の処理に代えて以下に説明する処理のうちのいずれかにより目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定することができる。一つ目の処理は、ステップS110で設定した目標パワーPe*が所定パワーPeref(図7参照)以上であるか否かを判定し、目標パワーPe*が所定パワーPeref以上のときには目標パワーPe*が一定の曲線と燃費用動作ラインとの交点における回転数とトルクとをエンジン22の運転ポイントとして設定し、目標パワーPe*が所定パワーPeref未満のときには目標パワーPe*を所定パワーPerefに補正して補正後の目標パワーPe*が一定の曲線と燃費用動作ラインとの交点における回転数とトルクとを運転ポイントとして設定することにより行なうことができる。このとき、補正前の目標パワーPe*と補正後の目標パワーPe*(所定パワーPeref)との偏差のパワーは余剰電力としてバッテリ50に供給される。したがって、バッテリ50の残容量(SOC)が所定残容量未満で余剰電力を受け入れ可能な状態にあるときに行なうものとしてもよい。二つ目の処理は、ステップS150と同様に目標パワーPe*と燃費用動作ラインとを用いてエンジン22の運転ポイントを求め、求めた運転ポイントが低回転高トルクの領域内にあるか否かを判定し、低回転高トルクの領域内にあると判定されたときには低回転高トルクの領域内にないと判定されるまで回転数Ne0に所定値を加えて回転数を増加させると共に目標パワーPe*を増加させた回転数で除することによりトルクを減少させて運転ポイント(回転数,トルク)を変更する処理を繰り返し、エンジン22の運転ポイントが低回転高トルクの領域内にないと判定されたときにその運転ポイントを目標回転数Ne*と目標トルクTe*として設定することにより行なうことができる。図8に、乗り心地用動作ラインを用いずに目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す。図8中、目標パワーPe*が設定されたとき、上述した二つの処理のうち前者の処理では、ポイントP3における回転数Ne3とトルクTe3とを目標回転数Ne*と目標トルクTe*として設定し、後者の処理では、ポイントP4における回転数Ne4とトルクTe4とを目標回転数Ne*と目標トルクTe*として設定することになる。したがって、いずれの処理においても低回転高トルクの領域を回避してエンジン22の運転ポイントを設定するから、異音や振動の発生を抑制でき、乗り心地を向上させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により減速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図9における車輪64a,64bが接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図10の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業に利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の各動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 動力分配統合機構30の各回転要素の回転数とトルクとの力学的関係を示す共線図である。 エンジン22の乗り心地用動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 乗り心地用動作ラインを用いずに目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、37 ギヤ機構、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b,64a,64b 駆動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 NVスイッチ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 バキュームセンサ、150 可変バルブタイミング機構、152 EGR管、154 EGRバルブ、156 温度センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (13)

  1. 車軸に接続された駆動軸への動力の出力により走行する自動車であって、
    前記駆動軸に動力を出力可能で、変更可能な供給量をもって排気を吸気系へ供給して運転可能な内燃機関と、
    前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
    操作者の操作および/または前記自動車の走行状態に基づいて、所定の態様で前記内燃機関を運転する第1の運転モードと該所定の態様よりも前記自動車の乗り心地を優先した態様で前記内燃機関を運転する第2の運転モードとを含む複数の運転モードから前記内燃機関の運転モードを設定する運転モード設定手段と、
    前記運転モード設定手段により設定された運転モードに応じた態様で前記内燃機関が運転されると共に前記駆動軸に要求される要求動力に対応する動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機とを駆動制御する駆動制御手段と、
    を備え
    前記駆動制御手段は、前記第2の運転モードが設定されたときには前記第1の運転モードが設定されたときよりも吸気系への排気の供給量が少なくなるよう前記内燃機関を駆動制御する手段である
    自動車。
  2. 請求項1記載の自動車であって、
    前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に伝達する動力伝達手段を備え、
    前記駆動制御手段は、前記運転モード設定手段により前記第1の運転モードが設定されたときには前記要求動力に基づいて設定される前記内燃機関が出力すべき目標パワーと前記所定の態様とに基づいて前記内燃機関の運転ポイントを設定して該設定した運転ポイントで該内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御し、前記運転モード設定手段により前記第2の運転モードが設定されたときには少なくとも前記目標パワーを出力可能な前記内燃機関の運転ポイントのうち前記自動車の乗り心地が悪化する領域として予め設定された乗り心地悪化領域外の運転ポイントを設定して該設定した運転ポイントで前記内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御する手段である
    自動車。
  3. 前記駆動制御手段は、前記運転モード設定手段により前記第2の運転モードが設定されたとき、前記目標パワーと前記所定の態様とに基づいて運転ポイントを設定したときに該運転ポイントが前記乗り心地悪化領域外となるときには該運転ポイントを前記内燃機関の運転ポイントとして設定して該内燃機関を駆動制御し、前記目標パワーと前記所定の態様とに基づいて運転ポイントを設定したときに該運転ポイントが前記乗り心地悪化領域内となるときには該領域の境界近傍の運転ポイントを前記内燃機関の運転ポイントとして設定して該内燃機関を駆動制御する手段である請求項2記載の自動車。
  4. 前記乗り心地悪化領域は、所定の低回転高トルクの領域である請求項2または3記載の自動車。
  5. 請求項2ないし4いずれか記載の自動車であって、
    前記第1の運転モードで運転する際における前記内燃機関のパワーと運転ポイントとの関係としての第1の動作ラインと前記第2の運転モードで運転する際における前記内燃機関のパワーと運転ポイントとの関係としての第2の動作ラインとを含む複数の動作ラインを記憶する記憶手段を備え、
    前記運転モード設定手段は、前記運転モードとして前記記憶手段に記憶された動作ラインを設定する手段であり、
    前記駆動制御手段は、前記目標パワーと前記設定された動作ラインとに基づいて前記内燃機関の運転ポイントを設定し、該設定した運転ポイントで該内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達
    手段とを駆動制御する手段である
    自動車。
  6. 請求項5記載の自動車であって、
    前記記憶手段は、前記所定の態様よりもパワーを優先した態様で前記内燃機関を運転する際における前記内燃機関のパワーと運転ポイントとの関係としての第3の動作ラインを前記複数の動作ラインの一つとして記憶する手段であり、
    前記運転モード設定手段は、前記要求動力が所定動力以上のときには前記運転モードとして前記第3の動作ラインを設定する手段である
    自動車。
  7. 請求項2ないし6いずれか記載の自動車であって、
    前記動力伝達手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力が決定されると残余の1軸に入出力される動力が決定される3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に接続された発電可能な回転軸用電動機とを備える手段である
    自動車。
  8. 請求項2ないし6いずれか記載の自動車であって、
    前記動力伝達手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と前記駆動軸に接続された第2の回転子とを有し電磁気的な作用により電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に伝達可能な対回転子電動機である
    自動車。
  9. 請求項1ないしいずれか記載の自動車であって、
    所定の手動スイッチの操作状態を検出する操作状態検出手段を備え、
    前記運転モード設定手段は、前記手動スイッチのオン操作が検出されたときに前記第2の運転モードを設定する手段である
    自動車。
  10. 請求項1ないしいずれか記載の自動車であって、
    前記自動車の走行状態として巡航状態を検出する巡航状態検出手段を備え、
    前記運転モード設定手段は、前記巡航状態が検出されたときに前記第2の運転モードを設定する手段である
    自動車。
  11. 前記所定の態様は、前記内燃機関を効率よく運転する態様である請求項1ないし10いずれか記載の自動車。
  12. 変更可能な供給量をもって排気を吸気系へ供給して運転可能な内燃機関からの動力と電動機からの動力とが車軸に接続された駆動軸に出力されて走行可能な自動車の制御装置であって、
    (a)操作者の操作および/または前記自動車の走行状態に基づいて、所定の態様で前記内燃機関を運転する第1の運転モードと該所定の態様よりも前記自動車の乗り心地を優先
    した態様で前記内燃機関を運転する第2の運転モードとを含む複数の運転モードから前記内燃機関の運転モードを設定し、
    (b)前記設定した運転モードに応じた態様で前記内燃機関が運転されると共に前記駆動軸に要求される要求動力に対応する動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機とを駆動制御し、
    前記ステップ(b)は、前記第2の運転モードが設定されたときには前記第1の運転モードが設定されたときよりも吸気系への排気の供給量が少なくなるよう前記内燃機関を駆動制御するステップである
    自動車の制御装置。
  13. 請求項12記載の自動車の制御装置であって、
    前記自動車は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に伝達する動力伝達手段を備え、
    前記ステップ(b)は、前記運転モード設定手段により前記第1の運転モードが設定されたときには前記要求動力に基づいて設定される前記内燃機関が出力すべき目標パワーと前記所定の態様とに基づいて前記内燃機関の運転ポイントを設定して該設定した運転ポイントで該内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御し、前記運転モード設定手段により前記第2の運転モードが設定されたときには少なくとも前記目標パワーを出力可能な前記内燃機関の運転ポイントのうち前記自動車の乗り心地が悪化する領域として予め設定された乗り心地悪化領域外の運転ポイントを設定して該設定した運転ポイントで前記内燃機関が運転されると共に前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記動力伝達手段とを駆動制御するステップである
    自動車の制御装置。

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