JP3953348B2 - ドラムブレーキ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シュー間隙自動調整装置を備えたドラムブレーキに関し、より詳細には、ブレーキが所定の温度に達した時に、ブレーキドラムとブレーキシューとの間隙(これ以降、シュー間隙と呼ぶ)の自動調整作用を停止させるシュー間隙過調整防止手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ドラムブレーキは、ブレーキシューのライニングの摩耗を補償してシュー間隙を一定に保つシュー間隙自動調整装置を具備している。ブレーキを長い坂道等で繰り返して使用すると、ブレーキドラムが高温になって径方向に熱膨張した分だけシュー間隙が一時的に大きくなる。このような状態下において、あたかもライニングが摩耗したとみなしてシュー間隙自動調整作用を続行してしまう構成では、ブレーキドラムが常温まで冷却されて元の大きさに戻った時に、シュー間隙が狭くなり過ぎて引き摺りを惹起するという不具合を生じる。この引き摺りを回避するため、通常のブレーキ使用時(所定の温度に達しない時)のシュー間隙を予め大きく設定すると、シュー間隙の過調整に起因する引き摺りを防止できる反面、ブレーキのストロークが大きくなることによる効き遅れや操作フィーリング悪化の問題を有する。
【0003】
上述した問題を解決するシュー間隙過調整防止手段を具備したドラムブレーキが、特公昭58−49739号公報に開示されている。このドラムブレーキに具備されるインクリメンタル形のシュー間隙自動調整装置は、軸線方向に離間可能な二部材(上記公報中では、筒胴とナット)等から成るシュー間隙調整ストラットを備え、この二部材間にシュー間隙過調整防止手段を構成するバイメタル帯片を介挿している。
この構成では、インクリメンタル形のシュー間隙自動調整装置以外(例えば、ワンショット形)に適用できないという問題点を有する。
【0004】
本出願人は、上述の問題点を解決することを目的として、特願2000−297651号を先に出願した。このドラムブレーキに具備されるシュー間隙過調整防止手段は、シュー間隙調整ストラットとブレーキシュー間、或いはシュー間隙調整ストラットとブレーキレバー間に温度感応部材を介挿している。
この構成によれば、ワンショット形のシュー間隙自動調整装置にも適用できるので、汎用性に富む。
【0005】
代表的なワンショット形のシュー間隙自動調整装置は、ストラット本体、べルクランク状のアジャストレバー、このアジャストレバーをストラット本体に枢着するピン、第二スプリングから成るシュー間隙調整ストラットと、ストラット本体と一方のブレーキシュー間に張設した第一スプリングから構成し、ホイールシリンダの作動時における一対のブレーキシューの拡開量が所定の値より大きいと、ストラット本体が第一スプリングのばね力により一方のブレーキシュー及びブレーキレバーに追従すると共に、他方のブレーキシューがアジャストレバーに作用し、アジャストレバーのストラット本体への係合位置が変位してシュー間隙調整ストラットの全長を伸長し、シュー間隙を自動的に調整するよう構成されている。
【0006】
そして、シュー間隙過調整防止手段は、二つ折りした温度感応部材の重合部をストラット本体とブレーキレバー間に介挿し、ブレーキドラムが高温になって温度感応部材が所定の温度に達している状態でサービスブレーキを作動すると、温度感応部材の重合部が第一スプリングのばね力に抗しながら拡開することにより、シュー間隙調整ストラットを他方のブレーキシューに追従させ、シュー間隙の自動調整作用を停止させて過調整を防止するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述したシュー間隙の過調整防止手段においては、温度感応部材が所定の温度に達し第一スプリングのばね力に抗して拡開するのに、温度感応部材の重合部が第一スプリングに近接して配設されているので、第一スプリングのばね力以上の強い拡開力を必要とし、そのため温度感応部材の板厚を厚くしたり、板幅を広くしなければならない。従って、温度感応部材の重量が重くなって高コスト化を招く。
【0008】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、温度感応部材の弱い拡開力でシュー間隙の過調整を確実に防止でき、且つ温度感応部材の小型化と低コスト化を可能にする、ドラムブレーキを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明におけるドラムブレーキにおいては、一対のブレーキシューの隣接する一方端部間にサービスブレーキアクチュエータを配設し、このアクチュエータに隣接する前記一対のブレーキシューの対向間に、このブレーキシューの戻り位置を規制する後退規制装置を掛け渡し、サービスブレーキ作動時における前記ブレーキシューの拡開量が所定の値より大きいと、前記後退規制装置による前記ブレーキシューの戻り位置を拡開方向に自動的に変位させるシュー間隙自動調整装置を具備するドラムブレーキにおいて、前記後退規制装置と交差する方向にレバー部材を配設して一方のブレーキシューに回転可能に枢支し、レバー部材の枢支部と自由端部間を後退規制装置の一端部に係合すると共に、前記レバー部材の自由端部側と一方のブレーキシュー間に温度感応部材を介挿してレバー部材の自由端部側を一方のブレーキシューで支持し、前記温度感応部材が所定の温度に達している時にサービスブレーキを作動すると、前記温度感応部材の温度変形に伴ない前記レバー部材に回転力を付与し、前記後退規制装置を他方のブレーキシューの拡開移動に追従させ、シュー間隙の自動調整作用を停止するよう構成したものである。
【0010】
又、レバー部材は、パーキングブレーキ用のブレーキレバーでよいし、又、レバー部材の自由端部側を支持部材を介してブレーキシューで支持し、この支持部材を解除するとブレーキシューを縮径する縮径レバーであってもよい。
【0011】
又、一対のブレーキシューの隣接する一方端部間にサービスブレーキアクチュエータを配設し、このアクチュエータに隣接する前記一対のブレーキシューの対向間に、このブレーキシューの戻り位置を規制する後退規制装置を掛け渡し、サービスブレーキ作動時における前記ブレーキシューの拡開量が所定の値より大きいと、前記後退規制装置による前記ブレーキシューの戻り位置を拡開方向に自動的に変位させるシュー間隙自動調整装置を具備するドラムブレーキにおいて、前記後退規制装置と交差する方向にパーキングブレーキ用のブレーキレバーを配設して一方のブレーキシューに回転可能に枢支し、このブレーキレバーの枢支部と自由端部間を後退規制装置の一端部に作動的に係合すると共に、ブレーキレバーの自由端部側と遠隔力伝達部材の端末具間に温度感応部材を介挿してブレーキレバーの自由端部側を遠隔力伝達部材の端末具で支持し、この温度感応部材が所定の温度に達している時にサービスブレーキを作動すると、前記温度感応部材の温度変形に伴ないブレーキレバーに回転力を付与し、前記後退規制装置を他方のブレーキシューの拡開移動に追従させ、シュー間隙の自動調整作用を停止するよう構成したものである。
【0012】
又、後退規制装置は、アジャストレバーの一方向への回転を許容する小刻みな歯の噛合機構を有し、ブレーキシューの拡開量が所定の値より大きくなると、アジャストレバーが回転して小刻みな歯の噛合位置が変位し、ブレーキシューの戻り位置を拡開方向に自動的に変位させるよう構成したものである。
【0013】
又、アジャストレバーは、このアジャストレバーの基部をブレーキレバー又は縮径用レバーと連動するストラット本体に回転可能に、且つ他方のブレーキシューの拡開方向に移動可能に枢支し、アジャストレバーの円弧形端面がストラット本体に対し一方向に回転可能に小刻みな歯で噛合すると共に、アジャストレバーのカム部が他方のブレーキシューのブレーキ内方側に所定の隙間を有して係合する形式でよいし、又、アジャストレバーは、このアジャストレバーの基部を他方のブレーキシューに回転可能に枢支し、アジャストレバーの円弧形端面が他方のブレーキシューに回転可能に枢支した爪部材に対し一方向に回転可能に小刻みな歯で噛合すると共に、アジャストレバーの両端間がブレーキレバー又は縮径用レバーと連動するストラット本体のブレーキ内方側に所定の隙間を有して係合する形式でもよい。
【0014】
更に、温度感応部材は、バイメタル製や形状記憶合金製でよい。
【0015】
上述のように構成されたドラムブレーキによれば、温度感応部材をレバー部材の自由端部側に配設することにより、温度感応部材の拡開力を、その配設位置でのレバー比で按分した分だけ弱く設定できるから、温度感応部材の小型化が可能であり低コスト化が図れる。又、レバー部材は、パーキングブレーキ用のブレーキレバーやブレーキシューを縮径するために配設した縮径用レバーでよく、種々のドラムブレーキに採用できる。又、シュー間隙自動調整装置は、シュー間隙が過大になるとブレーキシューの戻り位置を規制する後退規制装置が、ブレーキシューを拡開方向に自動的に変位させる形式であれば適用でき、その適用範囲が広範である。更に、温度感応部材は、バイメタル製や形状記憶合金製を採用でき、設計の要求仕様に応じて材料を選択することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わるドラムブレーキの一例について説明する。
【0017】
最初に、本発明の実施例1について、図1〜図4を参照しながら説明する。
一対の対向するブレーキシュー20,30は、シューリム21,31とシューウェブ22,32とが夫々断面T字状に形成され、シューリム21,31の外周面にライニング23,33が添着されている。各ブレーキシュー20,30は車両等の不動部に固定されるバックプレート10上にシューホールド機構13,14で以って摺動可能に保持されている。シューウェブ22,32の図1における隣接する上方端部は、バックプレート10に固定されたサービスブレーキアクチュエータとしてのホイールシリンダ40に作動的に係合し、下方端部はバックプレート10に固定されたアンカーブロック11に支承されている。
【0018】
図1における右方のブレーキシュー20には、シューウェブ22に重合してパーキングブレーキアクチュエータとしてのブレーキレバー50が配設されている。ブレーキレバー50は板状を呈し、その基部50aがシューウェブ22の上方端部にピン51で以って回転可能に枢支され、アンカーブロック11側に位置する自由端部50bに遠隔力伝達部材であるブレーキケーブル52が接続される。又、自由端部50bに近いブレーキ内方側には、シューウェブ22の内端面に対面して平行なストッパ片50cが折曲形成されている。
【0019】
前記ストッパ片50cとシューウェブ22の内端面間には、図4に示す二つ折りした温度感応部材70の重合部が介挿され、ブレーキレバー50の戻り位置を規制している。本例の温度感応部材70は、バイメタルや形状記憶合金から成る略帯状の板体をプレス加工により一体成型したもので、折り返し部70aから第一の脚部70bと第二の脚部70cが密着して重合するよう形成されている。又、第一の脚部70bの先端部にはC字状に折曲した挟持部70dが形成され、この挟持部70dがストッパ片50cを抱持して弾着される。尚、温度感応部材70の取着対象はブレーキレバー50に代えて、シューウェブ22に取着してもよい。
【0020】
図1において、前記ホイールシリンダ40とアンカーブロック11に隣接して、一対のブレーキシュー20,30を相近寄る方向に付勢するアッパーシューリターンスプリング17とロワーシューリターンスプリング18が夫々張設されていると共に、ホイールシリンダ40に隣接して、シューウェブ32とブレーキレバー50間にシュー間隙を調整する後退規制装置としてのシュー間隙調整ストラット61が掛け渡されている。このシュー間隙調整ストラット61により、一対のブレーキシュー20,30はアンカーブロック11との当接点を支点とした戻り位置が規制されている。
【0021】
前記シュー間隙調整ストラット61は板状のストラット本体62とアジャストレバー63とピン64と第二スプリング66から成り、これに第一スプリング65を付加してシュー間隙自動調整装置60を構成している。
ストラット本体62は、その図2における右方に形成された切り欠き62aがブレーキレバー50とシューウェブ22を収容し、切り欠き62aの溝底がブレーキレバー50に当接してブレーキシュー20の戻り位置を規制している。又、ストラット本体62の両端間の左方寄りには小刻みな歯62bが刻設され、この小刻みな歯62b部の図2における上方側の部分は図1に示すように略板厚分の段差を設けて折曲され、左方側に延伸している。
【0022】
アジャストレバー63の基部63aはストラット本体62の左方端部に回転可能に、且つストラット本体62の長手方向の板面に沿って可動的に、言い換えると、左方のブレーキシュー30の拡開方向に移動可能にピン64で以って枢支されており、その一方の腕部63bの円弧形端面に刻設された小刻みな歯63cが前記ストラット本体62の小刻みな歯62bに噛み合っている。又、他方の腕部63dはカム部63eを有し、このカム部63eがシューウェブ32に形成された矩形穴32aのブレーキ外方側に当接してブレーキシュー30の戻り位置を規制すると共に、ブレーキ内方側に所定の隙間δ1を有して嵌入している。
【0023】
第一スプリング65をシューウェブ22とストラット本体62間に張設し、又、第二スプリング66をストラット本体62とピン64間に張設していて、両者のばね力は第一スプリング65の方が大きく設定してある。
【0024】
次に、前述した構成におけるシュー間隙自動調整作用について、図1及び図2を参照しながら説明する。サービスブレーキ作動により両ブレーキシュー20,30が拡開すると、ストラット本体62は第一スプリング65のばね力によりブレーキシュー20に追従し、アジャストレバー63はその小刻みな歯63cがストラット本体62の小刻みな歯62bに噛合している間、第二スプリング66のばね力に抗してブレーキシュー30に追従する。そして、ライニング23,33が摩耗して一対のブレーキシュー20,30の拡開量が、左方のシューウェブ32の矩形穴32aとアジャストレバー63のカム部63eとの隙間δ1に加え、アジャストレバー63の小刻みな歯63cとストラット本体62の小刻みな歯62bとの噛合高さを越えると、アジャストレバー63が回転して小刻みな歯63cの1歯相当分だけ、シューウェブ32の矩形穴32aに当接するカム部63eのカム面の当接点を変位させる。これにより、シューウェブ32の矩形穴32aを支持するカム部63eのカム面位置からブレーキレバー50を支持するストラット本体62の切り欠き62aの溝底までの距離L3を自動的に大きくし、シュー間隙をほぼ一定に保つ。
【0025】
続いて、シュー間隙の過調整防止作用について説明する。前記したシュー間隙の自動調整作用時において、温度感応部材70が所定の温度に達すると、温度感応部材70が第一スプリング65のばね力に抗して略V字状に拡開しようとする。この状態下でサービスブレーキを作動すると、温度感応部材70の拡開力によりブレーキレバー50を前進させつつストラット本体62やアジャストレバー63等をブレーキシュー30に一体的に追従させるから、シュー間隙の自動調整作用が停止して過調整を防止する。この時に、第一スプリング65のばね力に抗する温度感応部材70の拡開力は、図1において、ピン51の中心を通る水平線からブレーキレバー50がストラット本体62を押圧する点を通る水平線までの垂直な距離L2を、ピン51の中心を通る水平線から温度感応部材70がブレーキレバー50を付勢する作用点を通る水平線までの垂直な距離L1で除した値、即ち、L2/L1に第一スプリング65のばね力を掛け合わせた拡開力より大きければよい。その結果、温度感応部材70の板厚を薄くしたり、板幅を狭くでき、重量を大幅に軽減して低コスト化が図れる。
【0026】
次に、例えば特公昭43−21822号公報と基本構造が同じシュー間隙自動調整装置に過調整防止手段を適用した、本発明の実施例2について、図5〜図8を参照しながら説明する。シュー間隙自動調整装置80と温度感応部材71を除いて、前述した本発明の実施例1と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0027】
シュー間隙自動調整装置80は、ストラット本体82とアジャストレバー83と爪部材85と二つのピン84,86と第二スプリング88から成る後退規制装置としてのシュー間隙調整ストラット81に、第一スプリング87を付加して構成されている。
【0028】
図5において、アジャストレバー83は左方のブレーキシュー30のシューウェブ32に重合して配設され、その基部83aがシューウェブ32の上方端部にピン84で以って回転可能に枢支され、シューウェブ32の下方に伸長する自由端部83bの円弧形端面に小刻みな歯83cが刻設されている。
そして、アジャストレバー83の反時計方向への回転のみを許容するよう、シューウェブ32にピン86で以って回転可能に枢支した爪部材85の小刻みな歯85aがアジャストレバー83の小刻みな歯83cに噛合し、この爪部材85を小刻みな歯85aが噛合する方向にピン86に取着した捩りばね状の第二スプリング88で付勢している。
【0029】
又、ホイールシリンダ40に隣接して平行に配設される板状のストラット本体82は、図6に示すように、右方端部に形成した切り欠き82aがブレーキレバー50の両端間とシューウェブ22とを収容し、切り欠き82aの溝底がブレーキレバー50を支持して、ストラット本体82とシューウェブ22間に第一スプリング87が張設されている。一方、ストラット本体82の左方端部に形成した切り欠き82bがアジャストレバー83の両端間とシューウェブ32とを収容し、切り欠き82bの溝底がアジャストレバー83を支持すると共に、切り欠き82bの先端部に形成した鉤部82cがアジャストレバー83に穿設した矩形穴83dのブレーキ内方側に所定の隙間δ2を有し、且つブレーキ外方側に関連部品の加工公差を吸収する隙間を有して遊嵌している。
【0030】
温度感応部材71は図8に拡大して示すように、折り返し部71aから第一の脚部71bと第二の脚部71cが密着して重合するよう形成され、第一の脚部71bの一側部から反第二の脚部71c側に向けて直角に掛止片71dが折曲形成されている。そして、図7に示すように、温度感応部材71はその重合部がシューウェブ22の内端面とブレーキレバー50の自由端部50b側に切り出し成型したブリッジ状のストッパ部50dの側面間に介挿されると共に、掛止片71dがブリッジ状のストッパ部50dを成型する際に形成される隙間に圧入されて貫通している。
【0031】
前述した構成におけるシュー間隙の過調整防止作用及びその効果については、前述した本発明の実施例1と同じであるから説明を省略し、以下、シュー間隙の自動調整作用について説明する。
【0032】
ライニング23,33が摩耗した状態でサービスブレーキを作動すると、ストラット本体82及びブレーキレバー50は第一スプリング87のばね力によりブレーキシュー20に追従し、アジャストレバー83や爪部材85等はブレーキシュー30と一体に移動するから、ストラット本体82の鉤部82cの内縁がアジャストレバー83の矩形穴83dに当接してその隙間δ2を吸収した上、アジャストレバー83が第二スプリング88のばね力に抗して図5における反時計方向に回転させられるので、アジャストレバー83の小刻みな歯83cの噛合位置が爪部材85の小刻みな歯85aに対し1歯変位する。その結果、シュー間隙調整ストラット81の実質的な有効長が伸長してシュー間隙をほぼ一定に保つ。
【0033】
次に、本発明の実施例3について、図9〜図11を参照しながら説明する。前述した本発明の実施例1及び実施例2のレバー部材がパーキングブレーキ用のブレーキレバー50であるのに対し、本例のレバー部材は一対のブレーキシュー20,30の外径を縮小するための縮径用レバー90であり、この縮径用レバー90に過調整防止手段を付設したものである。尚、シュー間隙自動調整装置は前述した本発明の実施例1と基本構造が同じであるから、実施例1と同一の符号60を付すことにし、又、同一の機能を有する他の部品には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0034】
図9において、板状の縮径用レバー90は左方のブレーキシュー30のシューウェブ32に重合して配設され、その基部90aがシューウェブ32の上方端部にピン51で以って回転可能に枢支されると共に、自由端部90bが温度感応部材72の重合部とシューホールドスプリング15の舌片15bを介してシューウェブ32に支持されている。
【0035】
シューホールドスプリング15は略U字状を呈する板ばねから成り、図10に示すように、シューウェブ32に接面する接触片15aのブレーキ内方側の側部から舌片15bが折曲形成され、この舌片15bの底部内側がシューウェブ32の内端面に当接すると共に、舌片15bから延設する対向片15cがシューウェブ32の下面に隙間を有して対面するよう形成され、接触片15aと舌片15bと対向片15cとでコ字状を成している。
【0036】
温度感応部材72は図11に拡大して示すように、折り返し部72aから第一の脚部72bと第二の脚部72cが密着して重合するよう形成され、第一の脚部72bの両側部から反第二の脚部72c側に向けてコ字状に挟持片72d,72dが折曲形成されている。そして、図10に示すように、温度感応部材72はその重合部が縮径用レバー90の自由端部90bとシューホールドスプリング15のコ字状部の底部間に介挿され、挟持片72d,72dが縮径用レバー90に取着されている。
【0037】
本例のシュー間隙自動調整装置60は、前述した本発明の実施例1のシュー間隙自動調整装置60に対し左右対称に配設されており、シュー間隙調整ストラット61がホイールシリンダ40に隣接して平行に縮径用レバー90の両端間とブレーキシュー20間に掛け渡されている。又、実施例1のアジャストレバー63が噛合するストラット本体62の小刻みな歯62bに代えて、別体の歯付き部材67がストラット本体62に固着され、第一スプリング65と第二スプリング66の一方フックが歯付き部材67に掛止されている。
【0038】
前述した構成におけるシュー間隙自動調整作用とシュー間隙の過調整防止作用及びその効果については、前述した本発明の実施例1と同じであるから説明を省略し、以下、一対のブレーキシュー20,30の縮径方法について説明する。
【0039】
ブレーキシュー20,30やホイールシリンダ40のゴム部品の交換等を行う時に、シュー間隙が小さくなっていたり、或いはブレーキドラム(図示せず)のライニング23,33との摩擦面が摩耗して段差状を呈していると、ブレーキドラムの取り外しに困難を伴う場合がある。このような場合には、図10に示すバックプレート10の穴10aから棒状の工具を挿入してシューホールドスプリング15の対向片15cを押せば、シューホールドスプリング15の開口部がシューホールドピン16により保持されているから、接触片15aの先端部のシューウェブ32との当接点を支点にシューホールドスプリング15の開口部が圧縮されつつ傾倒する。その結果、縮径用レバー90を支持している舌片15bの当接係合が解除され、縮径用レバー90が図9における左方に移動して一対のブレーキシュー20,30の外径が縮小するので、ブレーキドラムを容易に取り外すことができる。
【0040】
次いで、本発明の実施例4について、図12を参照しながら説明する。本図は図1のXII−XII断面を示す構造図であるから、前述した本発明の実施例1と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0041】
バックプレート10の左方の斜面にはブレーキ外方側に向けてパイプ部材12が固定されている。パーキングブレーキ用のブレーキケーブル52はインナーケーブル53とこれを保護するアウターケーシング55等から構成されている。アウターケーシング55の一端部に固定したケーシングキャップ56がパイプ部材12に嵌入して線ばねクリップ19で以って取着され、アウターケーシング55内を摺動可能なインナーケーブル53は、その一端部がブレーキレバー50の自由端部50bに形成した溝内に嵌入すると共に、一端部に固定した端末具54が温度感応部材73の重合部を介して自由端部50bの右端面側に掛止されている。一方、ブレーキケーブル52の図外の両端間は車体に沿い適宜湾曲して配索され、アウターケーシング55の他端部が不動部に固定されると共に、インナーケーブル53の他端部が操作レバーに接続されている。そして、ブレーキレバー50はインナーケーブル53の端末具54により戻り位置が規制されている。
上述した構成におけるパーキングブレーキ作動を、シュー間隙過調整防止手段の構成を除く基本構造が同じ実施例1を示す図1を便宜上用いて説明する。図1において、インナーケーブル53を牽引するとブレーキレバー50が時計方向に回転し、シュー間隙調整ストラット61がブレーキシュー30を押圧すると共に、ピン51がブレーキシュー20を押圧して拡開させる。
【0042】
前述した構成において、サービスブレーキ作動時に温度感応部材73が所定の温度に達して拡開すると、ブレーキレバー50の自由端部50bを左方に移動させるから、シュー間隙自動調整作用を停止させて過調整を防止する。本例における温度感応部材73の取着位置でのレバー比は、前述した本発明の実施例1及び実施例2に比べて大きくなり、それに応じて温度感応部材73の拡開力を小さくすることができる。
【0043】
尚、本発明は、前述した実施例1〜実施例4の構造に限定されるものではなく、例えば、本発明の実施例2のブレーキレバーが、実施例3で示すような縮径用レバーであってもよいし、又、一方のブレーキシューに取着されるレバー部材と他方のブレーキシュー間にねじ結合機構を備えるシュー間隙調整ストラットを掛け渡し、ブレーキシューの拡開量を感知するアジャストレバーが、前記ねじ結合する一方の部材を回転してシュー間隙調整ストラットの全長を自動的に伸長するインクリメンタル形のシュー間隙自動調整装置にも適用できる。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
<イ> 温度感応部材をレバー部材の自由端部側、具体的にはレバー部材のシュー間隙調整ストラットとの当接部から自由端部までの間、或いはパーキングブレーキ用のブレーキレバーのブレーキケーブルとの接続部に配設することにより、温度感応部材の拡開力を、その配設位置でのレバー比で按分した分だけ弱く設定できるから、板厚を薄くしたり、幅を狭めたりして重量を軽くすることができて小型化が可能であり、低コスト化が図れる。
【0045】
<ロ> 又、温度感応部材を配設するレバー部材は、パーキングブレーキ用のブレーキレバーやブレーキシューを縮径するための縮径用レバーでよく、これらのレバー部材を具備する種々の形式のドラムブレーキに採用できる。
【0046】
<ハ> 又、シュー間隙自動調整装置は、サービスブレーキ作動時におけるブレーキシューの拡開量が所定の値より大きいと、ブレーキシューの戻り位置を規制する後退規制装置を伸長し、ブレーキシューの戻り位置を拡開方向に自動的に変位させる形式であれば適用でき、その適用範囲が広範である。特に、後退規制装置がアジャストレバーの一方向への回転を許容する小刻みな歯の噛合機構を有し、ブレーキシューの拡開量が所定の値より大きくなると、アジャストレバーが回転して小刻みな歯の噛合位置が変位し、ブレーキシューの戻り位置を拡開方向に自動的に変位させるよう成した所謂ワンショット形のシュー間隙自動調整装置においては、このワンショット形シュー間隙自動調整装置を構成する第一スプリングの比較的大きなばね力に抗する作用力を必要とするが、温度感応部材の拡開力を弱く設定できるのでその効果が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係わるドラムブレーキの正面図
【図2】 図1のII−II断面図
【図3】 図1のIII−III断面図
【図4】 本発明の実施例1の温度感応部材を拡大した斜視図
【図5】 本発明の実施例2に係わるドラムブレーキの正面図
【図6】 図5のVI−VI断面図
【図7】 図5のVII−VII断面図
【図8】 本発明の実施例2の温度感応部材を拡大した斜視図
【図9】 本発明の実施例3に係わるドラムブレーキの正面図
【図10】 図9のX−X断面図
【図11】 本発明の実施例3の温度感応部材を拡大した斜視図
【図12】 本発明の実施例4に係わり、図1のXII−XII断面した構造図
【符号の説明】
10 バックプレート
20 ブレーキシュー
30 ブレーキシュー
40 ホイールシリンダ
50 ブレーキレバー
52 ブレーキケーブル
60 シュー間隙自動調整装置
61,81 シュー間隙調整ストラット
62,82 ストラット本体
63,83 アジャストレバー
70,71,72,73 温度感応部材
85 爪部材
90 縮径用レバー
Claims (5)
- 一対のブレーキシューの隣接する一方端部間にサービスブレーキアクチュエータを配設し、このアクチュエータに隣接する前記一対のブレーキシューの対向間に、このブレーキシューの戻り位置を規制する後退規制装置を掛け渡し、サービスブレーキ作動時における前記ブレーキシューの拡開量が所定の値より大きいと、前記後退規制装置による前記ブレーキシューの戻り位置を拡開方向に自動的に変位させるシュー間隙自動調整装置を具備するドラムブレーキにおいて、
前記後退規制装置と交差する方向にレバー部材を配設して一方のブレーキシューに回転可能に枢支し、
レバー部材の枢支部と自由端部間を後退規制装置の一端部に係合すると共に、前記レバー部材の自由端部側と一方のブレーキシュー間に温度感応部材を介挿してレバー部材の自由端部側を一方のブレーキシューで支持し、
前記温度感応部材が所定の温度に達している時にサービスブレーキを作動すると、前記温度感応部材の温度変形に伴ない前記レバー部材に回転力を付与し、前記後退規制装置を他方のブレーキシューの拡開移動に追従させ、シュー間隙の自動調整作用を停止するよう構成したことを特徴とする、
ドラムブレーキ。 - 請求項1において、前記レバー部材が、パーキングブレーキ用のブレーキレバーであることを特徴とする、ドラムブレーキ。
- 請求項1において、前記レバー部材の自由端部側を支持部材を介してブレーキシューで支持し、前記レバー部材が、前記支持部材を解除すると前記ブレーキシューを縮径する縮径用レバーであることを特徴とする、ドラムブレーキ。
- 一対のブレーキシューの隣接する一方端部間にサービスブレーキアクチュエータを配設し、このアクチュエータに隣接する前記一対のブレーキシューの対向間に、このブレーキシューの戻り位置を規制する後退規制装置を掛け渡し、サービスブレーキ作動時における前記ブレーキシューの拡開量が所定の値より大きいと、前記後退規制装置による前記ブレーキシューの戻り位置を拡開方向に自動的に変位させるシュー間隙自動調整装置を具備するドラムブレーキにおいて、
前記後退規制装置と交差する方向にパーキングブレーキ用のブレーキレバーを配設して一方のブレーキシューに回転可能に枢支し、
このブレーキレバーの枢支部と自由端部間を後退規制装置の一端部に作動的に係合すると共に、ブレーキレバーの自由端部側と遠隔力伝達部材の端末具間に温度感応部材を介挿してブレーキレバーの自由端部側を遠隔力伝達部材の端末具で支持し、
この温度感応部材が所定の温度に達している時にサービスブレーキを作動すると、前記温度感応部材の温度変形に伴ないブレーキレバーに回転力を付与し、前記後退規制装置を他方のブレーキシューの拡開移動に追従させ、シュー間隙の自動調整作用を停止するよう構成したことを特徴とする、
ドラムブレーキ。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記後退規制装置が、アジャストレバーの一方向への回転を許容する小刻みな歯の噛合機構を有し、ブレーキシューの拡開量が所定の値より大きくなると、前記アジャストレバーが回転して小刻みな歯の噛合位置が変位し、前記ブレーキシューの戻り位置を拡開方向に自動的に変位させるよう構成したことを特徴とする、ドラムブレーキ。
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