JPS6145085B2 - - Google Patents
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- JPS6145085B2 JPS6145085B2 JP59225634A JP22563484A JPS6145085B2 JP S6145085 B2 JPS6145085 B2 JP S6145085B2 JP 59225634 A JP59225634 A JP 59225634A JP 22563484 A JP22563484 A JP 22563484A JP S6145085 B2 JPS6145085 B2 JP S6145085B2
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- lever
- strut
- brake
- locking member
- adjustment device
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- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 6
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 230000001447 compensatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は主として自動車等の車両用で、使用
時ブレーキシユーライニングの摩耗に対応して、
ドラムに対するシユーの所定の最大隙間を維持す
るように構成され且つ作動する自動的に長さを変
化する装置を含むシユードラム用自動調節装置に
関する。本発明は又このような自動調節装置を含
むシユードラムブレーキを包含するものである。
時ブレーキシユーライニングの摩耗に対応して、
ドラムに対するシユーの所定の最大隙間を維持す
るように構成され且つ作動する自動的に長さを変
化する装置を含むシユードラム用自動調節装置に
関する。本発明は又このような自動調節装置を含
むシユードラムブレーキを包含するものである。
このような調節装置は種々の型で自動車等の車
両用ブレーキ装置に広く使用されており、又殆ど
の使用条件下でだいたい満足しうるものである。
然しながら、例えば長い下り坂を走行する際、長
くブレーキをかけるような或る条件下では、ドラ
ムに生ずる加熱によりドラムが膨脹し、それによ
つてドラムに対するシユーの隙間を増大し、従つ
て調節装置がシユーの補整調節を生じるようにす
る効果がある。従つて次に冷却の際ドラムが収縮
すると、ドラムは新しく調節した引込み位置にあ
るシユーと恒久的に接触し、それによつてブレー
キがロツクする可能性がある。この可能性をなく
すのに、十分な走行隙間を残すように調節装置を
構成すれば、通常温度で作動中のドラムにシユー
が接触できるのに必要なシユーの行程は容認でき
ないほど大きくなる。
両用ブレーキ装置に広く使用されており、又殆ど
の使用条件下でだいたい満足しうるものである。
然しながら、例えば長い下り坂を走行する際、長
くブレーキをかけるような或る条件下では、ドラ
ムに生ずる加熱によりドラムが膨脹し、それによ
つてドラムに対するシユーの隙間を増大し、従つ
て調節装置がシユーの補整調節を生じるようにす
る効果がある。従つて次に冷却の際ドラムが収縮
すると、ドラムは新しく調節した引込み位置にあ
るシユーと恒久的に接触し、それによつてブレー
キがロツクする可能性がある。この可能性をなく
すのに、十分な走行隙間を残すように調節装置を
構成すれば、通常温度で作動中のドラムにシユー
が接触できるのに必要なシユーの行程は容認でき
ないほど大きくなる。
この問題を解決する試みとして、バイメタル素
子が従来使用されている。シユーの間の可変長さ
のストラツトを含む調節装置に応用された一先行
技術に於ては、バイメタル素子は調節装置ストラ
ツトの一対の相互可動部分の間に設けられ、例え
ばハンドブレーキ作動負荷のような、ストラツト
を通して伝達される力を支持する。バイメタル素
子は与えうる調整効果により限定されるだけでな
く、バイメタル素子はストラツトを通して過度の
負荷がかけられた時つぶされる可能性があるので
このため、ストラツトが高い圧縮負荷を支える間
に調節を行なう調節装置に使用する時、上記の構
造は不満足なものとなる。
子が従来使用されている。シユーの間の可変長さ
のストラツトを含む調節装置に応用された一先行
技術に於ては、バイメタル素子は調節装置ストラ
ツトの一対の相互可動部分の間に設けられ、例え
ばハンドブレーキ作動負荷のような、ストラツト
を通して伝達される力を支持する。バイメタル素
子は与えうる調整効果により限定されるだけでな
く、バイメタル素子はストラツトを通して過度の
負荷がかけられた時つぶされる可能性があるので
このため、ストラツトが高い圧縮負荷を支える間
に調節を行なう調節装置に使用する時、上記の構
造は不満足なものとなる。
本発明の目的はバイメタル素子を使用せずに、
過調節問題を解決する方式で作動し、ストラツト
調節装置に、ストラツトを通して伝達される非常
に高い負荷を維持する必要なしにこの効果を達成
する事ができる調節装置を提供する事である。本
発明の調節装置は、従つて、温度補正装置を有す
る従来の調節装置より応用が柔軟である。
過調節問題を解決する方式で作動し、ストラツト
調節装置に、ストラツトを通して伝達される非常
に高い負荷を維持する必要なしにこの効果を達成
する事ができる調節装置を提供する事である。本
発明の調節装置は、従つて、温度補正装置を有す
る従来の調節装置より応用が柔軟である。
本発明は、一対のブレーキシユーの間に2部材
から成るストラツトが配置され、第1のストラツ
ト部材は片方のブレーキシユーに作動連結され、
第2のストラツト部材は上記第1のストラツト部
材に枢着され他方のブレーキシユーに作動連結さ
れたレバーの形態をなし、上記第1のストラツト
部材に歯溝が固設され、上記第2のストラツト部
材は上記歯溝と作動的に係合して上記枢着による
レバーの角運動が阻止されるようになされ、ブレ
ーキシユーの摩耗の結果としてブレーキ作動時に
上記一対のブレーキシユーが互に過度に離れる
と、上記レバーは上記歯溝から離れて該レバーの
角運動を生じ、それにより、ブレーキが解除され
た時、上記レバーが、上記ストラツトの有効長さ
を増加するように新しい位置で上記歯溝と再係合
するようになされたシユードラムブレーキ用自動
調節装置において、上記レバーの上記角運動を阻
止するため上記レバーと作動係合するロツク位置
へ移動可能なロツク部材を備え、形状記憶合金材
料から成る温度感応素子が、ブレーキの温度が所
定値まで上昇するのに応じて、少くともブレーキ
作動中に、上記ロツク部材を上記ロツク位置へ移
動させるようになされ、上記レバーには歯溝付突
起が固設され、上記ロツク部材は板状で開口を有
し、該開口は上記歯溝付突起の両側にそれぞれ第
1および第2の縁面を有し、上記第1の縁面は歯
溝を有し、ばねが上記ロツク部材を上記第1縁面
が上記突起から離れ上記第2縁面が上記突起に係
合する位置へ偏倚しているが、上記温度感応素子
の膨脹によつて上記ロツク部材が移動し上記第1
縁面の歯溝が上記突起の歯溝に係合して、ブレー
キ作動時の上記レバーの角運動を阻止するように
なされていることを特徴とする。
から成るストラツトが配置され、第1のストラツ
ト部材は片方のブレーキシユーに作動連結され、
第2のストラツト部材は上記第1のストラツト部
材に枢着され他方のブレーキシユーに作動連結さ
れたレバーの形態をなし、上記第1のストラツト
部材に歯溝が固設され、上記第2のストラツト部
材は上記歯溝と作動的に係合して上記枢着による
レバーの角運動が阻止されるようになされ、ブレ
ーキシユーの摩耗の結果としてブレーキ作動時に
上記一対のブレーキシユーが互に過度に離れる
と、上記レバーは上記歯溝から離れて該レバーの
角運動を生じ、それにより、ブレーキが解除され
た時、上記レバーが、上記ストラツトの有効長さ
を増加するように新しい位置で上記歯溝と再係合
するようになされたシユードラムブレーキ用自動
調節装置において、上記レバーの上記角運動を阻
止するため上記レバーと作動係合するロツク位置
へ移動可能なロツク部材を備え、形状記憶合金材
料から成る温度感応素子が、ブレーキの温度が所
定値まで上昇するのに応じて、少くともブレーキ
作動中に、上記ロツク部材を上記ロツク位置へ移
動させるようになされ、上記レバーには歯溝付突
起が固設され、上記ロツク部材は板状で開口を有
し、該開口は上記歯溝付突起の両側にそれぞれ第
1および第2の縁面を有し、上記第1の縁面は歯
溝を有し、ばねが上記ロツク部材を上記第1縁面
が上記突起から離れ上記第2縁面が上記突起に係
合する位置へ偏倚しているが、上記温度感応素子
の膨脹によつて上記ロツク部材が移動し上記第1
縁面の歯溝が上記突起の歯溝に係合して、ブレー
キ作動時の上記レバーの角運動を阻止するように
なされていることを特徴とする。
本発明の自動調節装置は温度感応性がすぐれ、
又、ブレーキシユーから独立した組立体をストラ
ツトと共に構成するから、分解、組付け、保管等
の取扱いに便である。
又、ブレーキシユーから独立した組立体をストラ
ツトと共に構成するから、分解、組付け、保管等
の取扱いに便である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
図に示されたドラムブレーキは、アンカー部材
3とアクチユエータ4に係合するブレーキシユー
1,2を有する。片方のシユーに枢着されたハン
ドブレーキレバー(図示せず)を回動させること
によりブレーキを機械的に作動させることができ
る。全体的に7で示した自動ストラツト調節装置
がアクチユエータ4に隣接する位置で、シユー
1,2の間に延長する。
3とアクチユエータ4に係合するブレーキシユー
1,2を有する。片方のシユーに枢着されたハン
ドブレーキレバー(図示せず)を回動させること
によりブレーキを機械的に作動させることができ
る。全体的に7で示した自動ストラツト調節装置
がアクチユエータ4に隣接する位置で、シユー
1,2の間に延長する。
第2図および第3図から明らかなように、スト
ラツト7は二部分組立体をなし、その一部は細長
いプレート20で、そのシユー1に隣接する左側
端部分のみが図示されている。プレート20はブ
レーキを横切り、その他端は他方のシユー2のウ
エブ又はハンドブレーキレバーと協動する。スト
ラツトの組立体の他方の部分は一対の腕22,2
3を有するベルクランクレバー21である。ピン
24がレバー21に一体的に固定され、その軸部
25がレバー21の孔を貫通し、更にプレート2
0に形成されたスロツト26を貫通し、ピンの歯
溝を備えたヘツド27がレバー21の上面(第2
図で見て)に置かれている。これにより、レバー
21はプレート20上に枢支され、スロツト26
の長さにより許容される範囲でストラツトの長手
方向に移動する事ができる。
ラツト7は二部分組立体をなし、その一部は細長
いプレート20で、そのシユー1に隣接する左側
端部分のみが図示されている。プレート20はブ
レーキを横切り、その他端は他方のシユー2のウ
エブ又はハンドブレーキレバーと協動する。スト
ラツトの組立体の他方の部分は一対の腕22,2
3を有するベルクランクレバー21である。ピン
24がレバー21に一体的に固定され、その軸部
25がレバー21の孔を貫通し、更にプレート2
0に形成されたスロツト26を貫通し、ピンの歯
溝を備えたヘツド27がレバー21の上面(第2
図で見て)に置かれている。これにより、レバー
21はプレート20上に枢支され、スロツト26
の長さにより許容される範囲でストラツトの長手
方向に移動する事ができる。
周囲に歯溝を備えたスタツド28がプレート2
0にレバー腕22の対向縁に隣接した位置で固定
され、レバー腕22はスタツド28の歯溝に係合
するように対応する歯溝29が設けられている。
レバー腕22の歯溝縁はピン24に中心をおいた
円弧上に位置する。レバー21の他方の腕23が
シユー1のウエブ1A中の開口30を貫通し、そ
の最も外側の縁面31によりウエブに係合する。
図示の如く、ブレーキの非作動状態に於て、レバ
ー腕23の反対側縁面32とスロツト開口30の
隣接縁面33との間には隙間Eがあり、この隙間
はブレーキドラムに対するシユーの所定の最大隙
間に対応する。
0にレバー腕22の対向縁に隣接した位置で固定
され、レバー腕22はスタツド28の歯溝に係合
するように対応する歯溝29が設けられている。
レバー腕22の歯溝縁はピン24に中心をおいた
円弧上に位置する。レバー21の他方の腕23が
シユー1のウエブ1A中の開口30を貫通し、そ
の最も外側の縁面31によりウエブに係合する。
図示の如く、ブレーキの非作動状態に於て、レバ
ー腕23の反対側縁面32とスロツト開口30の
隣接縁面33との間には隙間Eがあり、この隙間
はブレーキドラムに対するシユーの所定の最大隙
間に対応する。
ロツク装置がロツク板34として備えられ、ロ
ツク板がピン24のヘツド27より大きいほぼ長
方形のスロツト35を有し、スロツトはストラツ
ト縦方向にわずかに細長く、上述の目的のための
隙間を備える。スロツトのストラツト縦方向外側
に向いた縁36はヘツド27に対応して歯溝が設
けられるが、スロツトの反対側の縁は平担面を有
する。ロツク板34のストラツト縦方向最も外側
の端部はストラツト組立体の端部へ曲げ返され、
即ち、先づ垂下部38を形成し、次に部分39が
内側に曲げられてプレート20の下側に密接して
位置し、ロツク板34を所定位置に保持する。ら
せんコイル40として形成された形状記憶合金材
料の温度感応素子が一端をロツク板34の垂下部
38に当接し、他端を調整レバー21に当接して
いる。ばね41が一端でプレート20に係合し、
他端でロツク板34の起立突縁42に係合し、ば
ね41は引張ばねで、ロツク板34をストラツト
縦方向内側に引張るように作用し、その結果、ス
ロツト35の平担縁37がピン24のヘツド27
に対して当接する。そうすると、ばね41は更に
ベルクランクレバー21をピン24を介して同じ
方向に引張るから、レバー腕22の歯溝縁29が
スタツド28に固く係合状態にされる。
ツク板がピン24のヘツド27より大きいほぼ長
方形のスロツト35を有し、スロツトはストラツ
ト縦方向にわずかに細長く、上述の目的のための
隙間を備える。スロツトのストラツト縦方向外側
に向いた縁36はヘツド27に対応して歯溝が設
けられるが、スロツトの反対側の縁は平担面を有
する。ロツク板34のストラツト縦方向最も外側
の端部はストラツト組立体の端部へ曲げ返され、
即ち、先づ垂下部38を形成し、次に部分39が
内側に曲げられてプレート20の下側に密接して
位置し、ロツク板34を所定位置に保持する。ら
せんコイル40として形成された形状記憶合金材
料の温度感応素子が一端をロツク板34の垂下部
38に当接し、他端を調整レバー21に当接して
いる。ばね41が一端でプレート20に係合し、
他端でロツク板34の起立突縁42に係合し、ば
ね41は引張ばねで、ロツク板34をストラツト
縦方向内側に引張るように作用し、その結果、ス
ロツト35の平担縁37がピン24のヘツド27
に対して当接する。そうすると、ばね41は更に
ベルクランクレバー21をピン24を介して同じ
方向に引張るから、レバー腕22の歯溝縁29が
スタツド28に固く係合状態にされる。
ブレーキシユー1,2はアクチユエータ4の作
用によりドラムとブレーキ係合するように押圧さ
れ、ライニングが摩耗していない状態では、この
運動は隙間Eを閉じるのに相当し、調節装置は作
動しない。ライニングの摩耗が生じた時、通常の
使用温度条件下で、ブレーキの作動の際シユーの
外側運動が隙間Eの寸法を越え、シユーのウエブ
1A内のスロツト30の縁33がベルクランクレ
バー21をストラツト縦方向外側に押し、その歯
溝29をスタツド28から外す。スタツド28か
ら離れると、ベルクランクレバー21はシユーに
よつてピン24のヘツド27のまわりに超過のシ
ユーの運動に相当する角度だけ角運動し、その結
果、ブレーキが解放されると、ベルクランクレバ
ーの腕22が新しい位置でスタツド28と再係合
し、腕22とスタツド28上の歯溝の再かみ合い
によつてその位置に保持される。レバー腕23の
表面31はベルクランクレバー21の角運動によ
つてその前の位置からストラツト縦方向外側に移
動し、従つて、ストラツトの有効長さは増大し
て、シユーをドラム表面に接近した新しい調節位
置に保持する。
用によりドラムとブレーキ係合するように押圧さ
れ、ライニングが摩耗していない状態では、この
運動は隙間Eを閉じるのに相当し、調節装置は作
動しない。ライニングの摩耗が生じた時、通常の
使用温度条件下で、ブレーキの作動の際シユーの
外側運動が隙間Eの寸法を越え、シユーのウエブ
1A内のスロツト30の縁33がベルクランクレ
バー21をストラツト縦方向外側に押し、その歯
溝29をスタツド28から外す。スタツド28か
ら離れると、ベルクランクレバー21はシユーに
よつてピン24のヘツド27のまわりに超過のシ
ユーの運動に相当する角度だけ角運動し、その結
果、ブレーキが解放されると、ベルクランクレバ
ーの腕22が新しい位置でスタツド28と再係合
し、腕22とスタツド28上の歯溝の再かみ合い
によつてその位置に保持される。レバー腕23の
表面31はベルクランクレバー21の角運動によ
つてその前の位置からストラツト縦方向外側に移
動し、従つて、ストラツトの有効長さは増大し
て、シユーをドラム表面に接近した新しい調節位
置に保持する。
ブレーキが、例えば急な下り坂を下降する間し
ばしばブレーキをかける結果として、過度に高い
温度になつた場合に、ドラムは膨脹する。然しな
がら、過度の温度により形状記憶合金材料の温度
感応素子である温度補正コイル40の長さが急速
に且つ十分に増大し、ロツク板34を第2図の左
側にばね41の作用に抗して、スロツト35の歯
を備えた縁36がピン24のヘツド27に係合す
るまで押す。今、ブレーキがかけられると、温度
補正コイル40の力はベルクランクレバー21を
全体的にばね41の作用に対抗して左側に引張
り、レバー腕23の表面31をスロツト30のス
トラツト縦方向外側の縁に追従させる。シユーの
移動が十分大きくレバー腕22がスタツド28と
の係合から外れるように動くと、上記ロツク板3
4の歯溝縁36とピン24のヘツド27との係合
によりベルクランクレバー21の角運動が妨げら
れ、従つてブレーキが解放されると、レバー腕2
2は前と同じ姿勢でスタツド28と再係合する。
ばしばブレーキをかける結果として、過度に高い
温度になつた場合に、ドラムは膨脹する。然しな
がら、過度の温度により形状記憶合金材料の温度
感応素子である温度補正コイル40の長さが急速
に且つ十分に増大し、ロツク板34を第2図の左
側にばね41の作用に抗して、スロツト35の歯
を備えた縁36がピン24のヘツド27に係合す
るまで押す。今、ブレーキがかけられると、温度
補正コイル40の力はベルクランクレバー21を
全体的にばね41の作用に対抗して左側に引張
り、レバー腕23の表面31をスロツト30のス
トラツト縦方向外側の縁に追従させる。シユーの
移動が十分大きくレバー腕22がスタツド28と
の係合から外れるように動くと、上記ロツク板3
4の歯溝縁36とピン24のヘツド27との係合
によりベルクランクレバー21の角運動が妨げら
れ、従つてブレーキが解放されると、レバー腕2
2は前と同じ姿勢でスタツド28と再係合する。
ドラムが冷却するにつれ、温度補正コイル40
はその最初の長さに収縮し、ロツク板34はピン
24から解放されて、通常の調節を再開する事が
できる。ドラムの冷却後の最初のブレーキ作動に
よりブレーキは直ちに再調整され、過度の温度条
件の間に生じたライニングの摩耗を補整する。
はその最初の長さに収縮し、ロツク板34はピン
24から解放されて、通常の調節を再開する事が
できる。ドラムの冷却後の最初のブレーキ作動に
よりブレーキは直ちに再調整され、過度の温度条
件の間に生じたライニングの摩耗を補整する。
温度感応素子は図示の実施例ではコイル40と
して示したけれども、例えば管のような他の形を
とる事が可能である。然しながら、それはコイル
のように圧縮自在ではないから、圧縮負荷により
挫屈を生じることがないように設計しなければな
らない。
して示したけれども、例えば管のような他の形を
とる事が可能である。然しながら、それはコイル
のように圧縮自在ではないから、圧縮負荷により
挫屈を生じることがないように設計しなければな
らない。
温度感応素子として使用するのに好ましい形状
記憶合金材料はデルタ・メモリ・メタル・カンパ
ニーから「SME BRASS」の名で市販されてい
るものであるが、他の形状記憶合金材料の使用も
もちろん可能である。
記憶合金材料はデルタ・メモリ・メタル・カンパ
ニーから「SME BRASS」の名で市販されてい
るものであるが、他の形状記憶合金材料の使用も
もちろん可能である。
第1図は本発明の調節装置の一実施例を含む非
作動状態における車両用シユードラムブレーキの
立面図。第2図は第1図の調節装置の部分の拡大
平面図。第3図は第2図の調節装置の横断面図で
ある。 1,2:シユー、3:アンカー部材、4:アク
チユエータ、7:自動ストラツト調節装置、2
0:第1ストラツト部材(プレート)、21:第
2ストラツト部材(レバー)、34:ロツク部材
(ロツク板)、40:温度感応素子、24:歯付突
起(ピン)、35:開口(スロツト)、36:第1
縁面(歯付縁)、37:第2縁面(平坦縁)、4
1:ばね。
作動状態における車両用シユードラムブレーキの
立面図。第2図は第1図の調節装置の部分の拡大
平面図。第3図は第2図の調節装置の横断面図で
ある。 1,2:シユー、3:アンカー部材、4:アク
チユエータ、7:自動ストラツト調節装置、2
0:第1ストラツト部材(プレート)、21:第
2ストラツト部材(レバー)、34:ロツク部材
(ロツク板)、40:温度感応素子、24:歯付突
起(ピン)、35:開口(スロツト)、36:第1
縁面(歯付縁)、37:第2縁面(平坦縁)、4
1:ばね。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一対のブレーキシユーの間に2部材から成る
ストラツトが配置され、第1のストラツト部材は
片方のブレーキシユーに作動連結され、第2のス
トラツト部材は上記第1のストラツト部材に枢着
され他方のブレーキシユーに作動連結されたレバ
ーの形態をなし、上記第1のストラツト部材に歯
溝が固設され、上記第2のストラツト部材は上記
歯溝と作動的に係合して上記枢着によるレバーの
角運動が阻止されるようになされブレーキシユー
の摩耗の結果としてブレーキ作動時に上記一対の
ブレーキシユーが互に過度に離れると、上記レバ
ーは上記歯溝から離れて該レバーの角運動を生
じ、それにより、ブレーキが解除された時、上記
レバーが、上記ストラツトの有効長さを増加する
ように新しい位置で上記歯溝に再係合するように
なされたシユードラムブレーキ用自動調節装置に
おいて、上記レバーの上記角運動を阻止するため
上記レバーと作動係合するロツク位置へ移動可能
なロツク部材を備え、形状記憶合金材料から成る
温度感応素子が、ブレーキの温度が所定値まで上
昇するのに応じて、少くともブレーキ作動中に、
上記ロツク部材を上記ロツク位置へ移動させるよ
うになされ、上記レバーには歯溝付突起が固設さ
れ、上記ロツク部材は板状で開口を有し、該開口
は上記歯溝付突起の両側にそれぞれ第1および第
2の縁面を有し、上記第1の縁面は歯溝を有し、
ばねが上記ロツク部材を上記第1縁面が上記突起
から離れ上記第2縁面が上記突起に係合する位置
へ偏倚しているが、上記温度感応素子の膨脹によ
つて上記ロツク部材が移動し上記第1縁面の歯溝
が上記突起の歯溝に係合して、ブレーキ作動時の
上記レバーの角運動を阻止するようになされてい
ることを特徴とする自動調節装置。 2 特許請求の範囲第1項の自動調節装置におい
て、上記ロツク部材は該ロツク部材と上記第2の
ストラツト部材とを結ぶばねにより上記位置へ偏
倚され、該ばねは上記レバーを上記第2のストラ
ツト部材の歯溝に強く係合させるためにも作用す
ることを特徴とする自動調節装置。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項の自動調節
装置において、上記温度感応素子は上記ロツク部
材の一端と当接し、他端は上記レバーと当接して
いることを特徴とする自動調節装置。 4 特許請求の範囲第1項の自動調節装置におい
て、上記ロツク部材が上記ストラツトに平行に直
線的に移動することを特徴とする自動調節装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8039220 | 1980-12-06 | ||
GB8039220 | 1980-12-06 | ||
GB8117121 | 1981-06-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60201129A JPS60201129A (ja) | 1985-10-11 |
JPS6145085B2 true JPS6145085B2 (ja) | 1986-10-06 |
Family
ID=10517819
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19670881A Granted JPS57120743A (en) | 1980-12-06 | 1981-12-07 | Automatic adjusting device for shoe drum brake |
JP22563484A Granted JPS60201129A (ja) | 1980-12-06 | 1984-10-26 | シユ−ドラムブレ−キ用自動調節装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19670881A Granted JPS57120743A (en) | 1980-12-06 | 1981-12-07 | Automatic adjusting device for shoe drum brake |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JPS57120743A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59133842U (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-07 | 日信工業株式会社 | ドラムブレ−キにおけるオ−バアジヤスト防止装置 |
JPS6038947U (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-18 | 日信工業株式会社 | 車両用ドラムブレ−キ |
JPS6038946U (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-18 | 日信工業株式会社 | 車両用ドラムブレ−キ |
JPS63103887U (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-06 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993771A (ja) * | 1972-10-06 | 1974-09-06 | ||
JPS51133664A (en) * | 1975-05-16 | 1976-11-19 | Nissan Motor Co Ltd | Adjustor device for clearance of inner spread type shoe-drum brake |
-
1981
- 1981-12-07 JP JP19670881A patent/JPS57120743A/ja active Granted
-
1984
- 1984-10-26 JP JP22563484A patent/JPS60201129A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993771A (ja) * | 1972-10-06 | 1974-09-06 | ||
JPS51133664A (en) * | 1975-05-16 | 1976-11-19 | Nissan Motor Co Ltd | Adjustor device for clearance of inner spread type shoe-drum brake |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6145086B2 (ja) | 1986-10-06 |
JPS60201129A (ja) | 1985-10-11 |
JPS57120743A (en) | 1982-07-27 |
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