JP3952038B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

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Description

本願発明は、電源電圧の歪に対する対策機能を有した電気炊飯器に関するものである。
電力会社から、一般家庭に配電されている電源電力は、すべて交流電源である。
この交流電源は、例えば図8のように、その電圧Vの大きさと方向が時間tの経過とともに、規則正しく変化している。そして、それぞれの時間t1〜tnに対する値を瞬時値と呼んでいる。今例えば、図8中の時間t1における瞬時値はV1[V]である。また、時間t1〜tnにおける瞬時値V1〜Vnの最も大きな値を最大値(以下、単にピーク値という)Vmという。
このような交流電源電流、電圧の大きさを表わすのに、上述のように最大値Im,Vmで表わす方法もあるが、それでは同じ大きさの直流電流、電圧とは効果が違ってくる。そこで、同じ抵抗Rに直流電流1Aが流れて発生するのと、同じ熱量を発生する交流電流を1Aときめている。こうすると、発生熱量はI2Rであるから、交流では変化する電流の各瞬時値電流の2乗の平均値をとったことになり、この値を交流電流の実効値という。したがって、同交流電流の実効値をIとすると、I=Im/√2[A]で表わされる。また交流電圧の実効値をVとすると、同交流電圧の実効値Vの場合も、これと同様にV=Vm/√2[V]で表わされる。
そして、我が国の家庭用商用電源の電源電圧値は、一般に100Vの交流電圧(Vm=100V)に設定されている。それに対応して各家庭で使用される電気炊飯器等の使用定格電圧もAC100Vに設定されている。
ところで、以上の電力会社から配電される電力は、当該需要家庭付近の柱上変圧器で、同AC100Vの電圧に降圧して各需要家庭に供給されている。
しかし、上記配電電圧は、実際には、常に図8の電源電圧波形のような安定したものではなく、次のような種々の原因によって電圧変動(降下)を生じる。
(1) 負荷増加のために、配電線の容量が不足したとき。
(2) 経済的に十分に太い電線の使用ができないとき(例えば僻地などで、線路こう長が大きすぎる場合)。
(3) 負荷変化のために、電圧変動がはなはだしいとき。
(4) 負荷力率が悪いため、無効電流による電圧降下が大きいとき。
したがって、これらの電圧変動が生じると、当然のことながら、各需要家庭に対して常に上記安定したAC100Vの電圧を供給することはできない。
そこで、通常、その対象として例えば上記柱上変圧器のタツプを線路電圧に合わせて調整することにより2次側の電圧を一定にしたり、また昇圧器や誘導電圧調整器などを使用して配電電圧そのものを調整する方法が採用されている。
しかし、このような電圧調整方法を採用したとしても、一般に(+4%)〜(−10%)程度の配電電圧の変動があるのが実情であり、また各需要家庭側での負荷量の変化によっても或る程度の電圧変動を生じる(特に、同一入力電源ラインにエアコン等のインバーター製品がある場合など)。したがって、各家庭での電源電圧は、常に正確にAC100Vには維持されず、或る程度の電源歪を生じるのが実情である。
このような事情から、例えばトースタ/オーブン/グリル等のヒータ加熱手段を備えた高周波加熱装置などでは、当該ユーザー家庭における電源電圧の相違によってトースト、オーブン又はグリル加熱時の単位時間当りの加熱量そのものが相違することになり、設定された加熱時間が同一であったとしても、実際にヒータ等の加熱手段に供給される電源電圧の高低によって仕上りそのものに相当のレベル差を生じてしまう(例えばトーストメニューなどの場合、その焼き色に大きな差が生じる)。
そのため、トースタ/オーブン/グリル機能等を具備していても、その機能を必ずしも適切かつ有効に発揮させることができない。
そこで、例えば同高周波加熱装置などにおいては、電源電圧の変動を検出する電源電圧検出手段と、正常な電源電圧の加熱量制御データを基準として上記電源電圧検出手段によって検出された電源電圧に応じて加熱量を増減補正する加熱量補正手段とを備えさせ、電源電圧の変動に応じて加熱量を適切に増減補正するようにしたもの(特許文献1)や、同様の電源電圧検出手段と加熱量制御データ記憶手段に記憶された電源の状態毎の複数の加熱量制御データを記憶させた加熱量制御データ記憶手段と、上記電源電圧検出手段によって検出された電源の状態に対応して適切な加熱量制御データを読み出す加熱量制御データ読出手段とを備え、電源電圧検出手段により検出された電源の状態に対応して適切な加熱量制御データを使用することにより加熱量を適正化するようにしたもの(特許文献2)などが提案されている。
また、例えば入力電流を検出して所定の制御値に制御する機能を有する炊飯器において、入力電圧検出手段により検出した電圧値が定格電圧よりも高いときには、入力電力が定格値になるように低減制御するようにしたもの(特許文献3)や、同じく入力電流を検出して所定の制御値に制御する機能を有する電気炊飯器において、炊飯開始時に比べて規定以上の商用電源の電圧降下を検出したときには、商用電源からの入力電流値を低く抑えて、ブレーカーが遮断するのを防止するようにしたもの(特許文献4)などがある。
特開昭58−135596号公報(明細書第1頁−第2頁、第1図−第4図) 特開昭58−220382号公報(明細書第1頁−第3頁、第1図−第6図) 特開2004−24645号公報(明細書第1頁−第6頁、図1−図10) 特開2004−24644号公報(明細書第1頁−第5頁、図1−図8)
以上のように、電気炊飯器や高周波加熱装置などの電気加熱調理器具では、その適切な調理加熱性能や安全性を確保するために、電源側の電圧変動に対して、出力増大、出力低減等の各種の出力補正を行うようになっている。
一方、これに対して、内鍋加熱手段としてワークコイルを備えた電磁誘導加熱式電気炊飯器の場合、例えば半導体スイッチング素子であるIGBTを備えて内鍋加熱用のワークコイルを駆動制御するようになっており、電源電圧のゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出回路を備え、同ゼロクロス検出回路で検出されたゼロクロス信号を基準として上記IGBTをON,OFFし、上記ワークコイルの駆動状態、駆動出力を制御するようになっている。
つまり、電磁誘導加熱式の電気炊飯器は、ワークコイルへの電流の開閉手段であるIGBTのゲートに印加される電源電圧のゼロクロス信号に応じて、ワークコイルに対し、炊飯工程に応じた適切な大きさの電流を流して内鍋を加熱するようになっている。
そして、このような構成の場合、何らかの事情で電源電圧が低下すると、上記加熱出力の制御機能を有するマイコン制御ユニットは、上記ワークコイルの出力の低下を補うべく、その駆動電流を増大させる方向にIGBTの動作状態をフィードバック制御する。その結果、内鍋加熱出力の低下が最少限に抑制され、可及的に適切な炊飯機能が維持される。
ところが、その場合、一旦電源電圧が低下した後、再び電源電圧が正常なレベルに復帰したような場合、上記フィードバック制御によりその直後のサイクルでは過大な電流がIGBTに流され、IGBTを損傷する恐れがある。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、電源電圧検出手段により検出された電源電圧の低下が、所定の基準レベル以上の場合には、上記半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正する導通時間補正手段を設けて、その保護を図ることができるようにした電気炊飯器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、ワークコイルと、該ワークコイルを駆動する半導体スイッチング素子と、電源電圧を検出する電源電圧検手段と、上記半導体スイッチング素子のゲートに印加されるゲート電圧に応じてワークコイルに電流を流して内鍋を加熱するフィードバック制御機能を有する加熱制御手段と、上記半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正する導通時間補正手段とを備えてなる電気炊飯器において、当該電気炊飯器に電源が入っていて、炊飯メニュー等が設定され、炊飯スタートスイッチがONになるのを待っている待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段を設け、該待機状態判定手段により待機状態であると判定された時に、上記電源電圧検出手段によって電源電圧を検出し、同検出された電源電圧の低下が所定の基準レベル以上の場合に、上記導通時間補正手段によって上記半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正するようにしたことを特徴としている。
このような構成によれば、当該電気炊飯器に電源が入っていて、炊飯メニュー等が設定され、炊飯スタートスイッチがONになるのを待っている待機状態における電源電圧の低下レベルから、実際の電源のインピーダンスの変化の状態を正確に検出することができ、それに応じて予じめワークコイルの共振出力を調節する半導体スイッチング素子のON時間を、より適切な値に補正しておくことができるようになる。
したがって、炊飯が開始された後に電源電圧が所定の基準レベル以下に低下した後、再び正常なレベルに復帰したような場合において、フィードバック制御の作用で出力が増大されても、半導体スイッチング素子が破壊されるほどには出力が増大されなくて済むようになる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、ワークコイルと、該ワークコイルを駆動する半導体スイッチング素子と、電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、上記半導体スイッチング素子のゲートに印加されるゲート電圧に応じてワークコイルに電流を流して内鍋を加熱するフィードバック制御機能を有する加熱制御手段と、上記電源電圧検出手段により検出された電源電圧の低下が、所定の基準レベル以上の場合に、上記半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正する導通時間補正手段とを備えてなる電気炊飯器において、上記電源電圧検出手段を、入力電源電圧のピーク値を検出するピーク値検出手段と同入力電源電圧の実効値を検出する実効値検出手段との2つの検出手段により構成したことを特徴としている。
このような構成によれば、例えば電源電圧のピーク値と実効値との2つの電圧パラメータによる電源電圧の低下レベルから、実際の電源のインピーダンスの変化の状態を極めて正確に検出することができ、それに応じてワークコイルの共振出力を調節する半導体スイッチング素子のON時間を、より適切な値に補正することができるようになる。
したがって、電源電圧が所定の基準レベル以下に低下した後、再び正常なレベルに復帰したような場合において、フィードバック制御の作用で出力が増大されても、半導体スイッチング素子が破壊されるほどには出力が増大されなくて済むようになる。
入力電源電圧の低下(歪み)は、検出された入力電圧のピーク値のみ、又は実効値のみでは正確に判定することはできない。
例えばピーク値が100[V]あったとしても電圧変動が激しいと実効値は100[V]よりも低くなるし、その逆のケースもある。
そこで、この発明の場合、上記のように、電圧検出手段として入力電源電圧のピーク値を検出するピーク値検出手段と実効値を検出する実効値検出手段との2つの検出手段を設けることによって、上記の事情を考慮したより正確な低電圧(電源歪)判定機能を付加し、それらの各々で所定レベル以下の電圧低下状態が検出された時に初めて、上記IGBTの最大ON時間を短かく補正するようにし、その後、電源電圧が正常なレベル値に復帰したような時に、IGBTに過大な電流が流れてIGBTを損傷する恐れがなくなるようにしている。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1又は第2の課題解決手段の構成において、電源電圧検手段により検出された電源電圧の低下が、所定の基準レベルよりも小さい場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を本来の最大設定時間通りに制御するようにしたことを特徴としている。
電源電圧検出手段により検出された電源電圧の低下レベルが、所定の基準レベルよりも小さい場合には、加熱制御手段によるIGBTのON時間も小さい。
したがって、そのような場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を本来の最大設定時間通りに制御するようにしても、IGBTを破壊するようなことはなく、本来の加熱制御を実行させて、適切な炊飯機能を維持させる。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、電源電圧検手段により検出される電源電圧の低下が、所定の基準レベルよりも小さい状態に回復した場合にも、同回復時から所定の時間が経過するまでは半導体スイッチング素子の導通時間を本来の最大設定時間よりも短かく補正する導通時間補正制御を継続するようにしたことを特徴としている。
このような構成によると、電源電圧のレベルが安定した状態に回復されたことが確実になってから初めて、本来の最大設定時間に戻されるようになるから、より確実に半導体スイッチング素子の保護を図ることができるようになる。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第1,第2,第3又は第4の課題解決手段の構成において、所定時間の間に複数回連続して所定の基準レベル以上の電源電圧の低下を検出した場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を本来の最大設定時間よりも短かく補正する導通時間補正制御を継続するようにしたことを特徴としている。
所定時間の間に複数回連続して所定の基準レベル以上の電源電圧の低下を検出した場合には、再び基準レベル以上の電圧低下が予想される。
したがって、そのような場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を本来の最大設定時間よりも短かく補正する導通時間補正制御を継続するようにし、より確実に半導体スイッチング素子の保護を図る。
(6) 第6の課題解決手段
この発明の第6の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4又は第5の課題解決手段の構成において、炊飯工程又は保温工程において、その出力が所定の値以下の場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正する導通時間補正制御を行わないようにしたことを特徴としている。
炊飯工程又は保温工程において、その出力絶対値が所定の値以下の場合には、半導体スイッチング素子のゲート電流の増大余地も大きい。
したがって、そのような場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正する導通時間補正制御は必要ないので、同制御は、短かく補正する導通時間を行わないようにして、適切な炊飯又は保温機能を優先する。
以上の結果、本願発明によると、各種事情による所定レベル以下への電源電圧の低下時にも、確実にIGBTを保護することができるようになり、製品の信頼性を向上させることができる。
図1〜図4は、本願発明の最良の実施の形態に係るマイコン式電気炊飯器の炊飯器本体およびその制御回路部分の構成、並びに同電気炊飯器の電源歪発生時(電圧低下時)における対応制御の内容をそれぞれ示している。
(炊飯器本体部分の基本構成・・・図1参照)
すなわち、先ず該電気炊飯器の炊飯器本体は、例えば図1に示すように、内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能な例えばステンレス鋼板等の磁性金属板よりなる内鍋(飯器ないし保温容器)3と、該内鍋3を任意にセットし得るように形成された合成樹脂製の有底筒状の保護枠(内ケース)4と、該保護枠(内ケース)4を保持する外部筺体である有底筒状の外ケース1と、該外ケース1と上記保護枠(内ケース)4とを一体化して形成された炊飯器器体Aの上部に開閉可能に設けられた蓋ユニット(蓋)2とから構成されている。
上記保護枠(内ケース)4の底壁部(底部)4aの下方側にはコイル台7が設けられ、その上部には、フェライトコアを介し、上記内鍋3の底壁部(底部)3aの中央部と側方部の各位置に対応して各々リッツ線が同心状に巻成されたワークコイルCが、それぞれ内鍋3の底壁部3aの中央から側部に到る略全体を包み込むように設けられており、それらにより通電時には内鍋3の略全体にうず電流を誘起して、その全体を略均一に加熱するようになっている。そして、該ワークコイルCの一端は、後述するように整流回路および平滑回路を介したワークコイル駆動回路の電源ラインに、また他端は同回路中のIGBT(パワートランジスタ)にそれぞれ接続されている。
また、上記側壁部3bの上方部には、保温時において加熱手段として機能する保温ヒータH1が設けられており、保温時において上記内鍋3の全体を有効かつ均一に加熱するようになっている。また、上記肩部材11の肩部内周側には、肩ヒータH2が設けられている。
また、上記保護枠(内ケース)4およびコイル台7の前方部側には、上記ワークコイルC、保温ヒータH1、肩ヒータH2等を駆動制御するに必要な電源電圧整流用のダイオードブリッジよりなる整流回路、平滑回路、IGBT、ヒータ駆動回路、マイコン制御ユニットを備えた制御基板6Aおよび制御基板収納ボックス5Aが上下立設状態で設けられている。
また上記外ケース1は、例えば合成樹脂材で形成された上下方向に筒状のカバー部材1aと、該カバー部材1aの上端部に結合された合成樹脂製の肩部材11と、上記カバー部材1aの下端部に一体化された合成樹脂製の底部材1bとからなり、かつ上記保護枠(内ケース)4の底壁部4aとの間に所定の広さの断熱および通風空間部を形成した全体として有底の筒状体に構成されている。そして、該外ケース1の前面部上方には、操作パネル部20が設けられている。。
さらに、同操作パネル部20の内側部分(裏側空間)には、上記制御基板6Aの上端側位置から斜め前方に下降する格好で、例えばマイコン基板6Bが傾斜設置されている。
さらに、図示はしないが、上記保護枠(内ケース)4下方側のコイル台7の中央部には、上下方向に同心状に貫通したセンタセンサ収納空間部が形成されており、該センタセンサ収納空間部中に上下方向に昇降自在な状態で、かつ常時コイルスプリングにより上方に上昇付勢された状態で、例えば図2に示す内鍋温度検出センサSおよび内鍋検出スイッチLSを備えたセンタセンサが設けられている。
一方、符号2は蓋ユニットであり、該蓋ユニット2は、その外周面を構成する合成樹脂製の外カバー12と、該外カバー12と内枠14との間に設けられた金属製の断熱構造体13と、該断熱構造体13の内側にパッキン17を介して設けられた金属製の内カバー15と、該内カバー15の下方に設けられた金属製の放熱板16とによって内側が中空の断熱構造体に形成されている。また、上記断熱構造体13は上下2枚の金属板13a,13bを閉断面構造に対向させて一体化することにより形成されている。
この蓋ユニット2は、上記外ケース1上部の肩部材11に対してヒンジ機構を介して回動自在に取付けられており、その開放端側には、該蓋ユニット2の所定位置に係合して該蓋ユニット2の上下方向への開閉を行うロック機構18が設けられている。
したがって、該構成では、先ず炊飯時には、上記内鍋3は、上記ワークコイルCの駆動によりその底壁部3aから側壁部3bにかけて略全体が均一に発熱し、例えば内鍋3内の水に浸された飯米が断熱部として作用する吸水工程などにおいても内鍋3の上部側をもムラなく加熱して略全体に均一な吸水性能を可能にするとともに、炊飯量が多い時などにも内鍋3の全体を略均一に加熱して加熱ムラなく効率良く炊き上げることができる。また、沸騰工程以降の水分がなくなった状態における内鍋3の底壁部3aの局部的な熱の集中を防止して焦げ付きの発生を防止することができる。
次に、保温時には、上記内鍋3の側壁部3bに対応して設けられた上記保温ヒータH1および蓋ユニット2の内カバー15に当接するように設けられた肩ヒータH2の駆動により、内鍋3の底壁部3aから側壁部3bおよび上方側開口部の全体が適切な加熱量で略均一に加熱されて加熱ムラのない保温が実現される。
(炊飯器本体側制御回路部分の構成・・・図2、図3参照)
次に、図2、図3は上述のように構成された炊飯器本体側のマイコン制御ユニットを中心とする制御回路部分の構成を示す。
図中、符号32がマイコン制御ユニット(CPU)であり、該マイコン制御ユニット32はマイクロコンピュータを中心として構成され、例えば内鍋3の温度検出回路部、ワークコイル駆動制御回路部、停電等低電圧対応制御回路部(その構成および動作は後述・・・図3および図4参照)、内鍋3の検出回路部、発振回路部、リセット回路部、保温ヒータおよび肩ヒータ等駆動制御回路部、残時間設定表示制御回路部、ブザー報知部、電源回路部、バックアップ電源回路部、システム・時計等クロック発生回路部等を各々有して構成されている。
そして、先ず上記内鍋3の底壁部3a側センタセンサ部の内鍋温度検出センサS、内鍋検出スイッチLSに対応して設けられた温度検出回路43および鍋検出回路44には、例えば上記内鍋温度検出センサSによる内鍋3の底壁部3aの温度検出信号、内鍋検出スイッチLSによる鍋検出信号がそれぞれ入力されるようになっている。
また、上記ワークコイル駆動制御回路部は、例えばパルス幅変調回路41、同期トリガー回路40、IGBT駆動回路42、IGBT37、共振コンデンサ38、整流回路35、平滑コンデンサ36等によって形成されている。そして、上記マイコン制御ユニット32のワークコイル駆動制御回路部により、上記パルス幅変調回路41を制御することにより、例えば炊飯工程に応じて上記ワークコイルCの出力値および同出力値でのONデューティー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、炊飯又は蒸し加熱工程の各工程における内鍋3の加熱温度と加熱パターンを炊飯量を考慮して適切に可変コントロールし、均一な吸水作用と加熱ムラのない御飯の炊き上げ又は蒸し加熱調理を実現するための適切な出力制御が行われるようになっている。
整流回路35は、充電部品であるノイズカット用コンデンサ24、電源ヒューズFを介して電源プラグ30b.30b部分に接続されている。該電源プラグ30b.30b部分には、図示しない差し込みプラグを介して一端側がAC電源(AC電源コンセント)30に接続された電源コードの他端側挿入プラグ30a.30aが着脱可能に接続され、AC100(V)の電源電圧が印加されるようになっている。
そして、この印加電源電圧は、同電源プラグ30b.30bから電源ヒューズF、ノイズカット用コンデンサ24を経て上記整流回路35に供給されて整流されるが、その電源ライン途中には、例えばフォトカプラおよびスイッチングトランジスタよりなるゼロクロス検出回路29cが設けられており、AC電源電圧Vacのゼロクロスタイミングを検出して、同ゼロクロスタイミングに対応したゼロクロス信号をマイコン制御ユニット32の対応する制御回路部に入力するようになっている。また上記整流回路35には、上記整流後の入力電源電圧Vacの電圧レベルVDET(ピーク値)およびVI(実効値)を検出する電圧検出回路29Bが設けられている。
この電圧検出回路29Bは、上記整流回路35で整流した入力電源電圧Vacのピーク値VDETを検出するピーク値検出回路29B1と、同電源電圧Vacの実効値VIを検出する実効値検出回路29B2と、関連するリセット回路29B3とからなっている。
ピーク値検出回路29B1は、抵抗R2,R3で分圧された抵抗R3両端のピーク値VDETをダイオードDおよびコンデンサC2を介して、例えば図5(b)のような積分波形の形で検出する。
実効値検出回路29B2は、抵抗R1,R6および電解コンデンサC1により積分回路(平滑回路)を構成しており、同様に積分波形の形で入力電源電圧Vacの実効値(平均値)VIを検出する。
そして、以上のようにして検出されたピーク値VDETおよび実効値VIは、それぞれ対応するA/D変換回路A/Dでデジタルデータに変換された後に、図4のフローチャートのような制御を行うマイコン制御ユニット32の演算部に入力される。
リセット回路29B3は、スイッチングトランジスタTrのコレクタ側を抵抗R4を介して上記ピーク値検出回路29B1のコンデンサC2の電源端子側に、他方ベース側を抵抗R5を介してマイコン制御ユニット32の半サイクル毎のリセット信号出力端子に接続されており、リセット信号が出力される度にスイッチングトランジスタTrをONにしてコンデンサC2のチャージ電圧を放電させる。
また、上記AC電源ライン間には、第1のフォトトライアックPT1を介して保温ヒータH1が、また第2のフォトトライアックPT2を介して肩ヒータH2が接続されている。
また上記マイコン制御ユニット32の保温ヒータ駆動制御回路部および肩ヒータ駆動制御回路部により、それぞれ保温ヒータ駆動回路33および肩ヒータ駆動回路34を作動させて、上記第1,第2のフォトトライアックPT1,PT2をON,OFF制御(トリガー)することにより、例えば保温又は炊飯、蒸し加熱工程に応じて上記保温ヒータH1、肩ヒータH2の出力値、および同出力値でのONデューティー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、保温又は炊飯、蒸し加熱工程の各工程における内鍋3の加熱温度と加熱パターンとを実際の炊飯量を考慮して適切に可変コントロールするための適切な出力制御が行われるようになっている。
また、符号22a〜22hは上述した操作パネル部20の各種入力スイッチであり、同スイッチの必要なものが適切に操作されると、上記マイコン制御ユニット32側の認識手段によってユーザーの指示内容が認識され、その認識内容に応じて所望の炊飯又は保温加熱パターンを設定して上記炊飯加熱制御手段又は蒸し保温加熱制御手段を適切に作動させて所望の炊飯又は保温を行うようになっている。
したがって、ユーザーは、同入力スイッチ22a〜22hを使用して炊飯又は保温、タイマー予約、予約時刻設定、白米又は玄米、早炊、おかゆ、かため又はやわらかめ、すしめし、炊き込み等の炊き分け、蒸し、通常保温又は低温保温等の各種の炊飯又は蒸し、保温機能の選択設定内容を入力すれば、それに対応した機能内容が当該マイコン制御ユニット32の上述した認識手段を介して炊飯又は蒸し、保温加熱パターン設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯又は蒸し、保温加熱制御が適切になされる。
さらに、符号25aは各種入力スイッチ22a〜22h操作時の操作音、炊飯完了を知らせるブザー報知音、何らかの異常を知らせる異常報知音等等を発する圧電ブザー、25は同圧電ブザー25aを駆動するブザー駆動回路、26はシステムクロック発生回路、27は時計クロック発生回路、28は停電時のマイコン制御ユニット32等バックアップ用の電源電池を備えたバックアップ電源回路、21は液晶表示部である。
(入力電源電圧Vacの歪に対応したIGBTの保護制御回路)
ところで、本実施の形態のような電磁誘導加熱式の電気炊飯器では、上記IGBT37のゲートに印加される入力電源電圧Vac(図5(a))側のゼロクロス信号Zcに応じてワークコイルCに電流を流して内鍋3を加熱するようになっている。
そして、このような構成の場合、例えば図6に示すように、何らかの事情で同入力電源電圧Vacのピーク値Vm(検出ピーク値VDET:図5(b)参照)がVm′に低下すると、加熱出力制御機能を有するマイコン制御ユニット32は、ワークコイル出力の低下を補うべく、その出力を増大させる方向にIGBT37のON時間T(図7参照)を増大制御する。その結果、内鍋加熱出力の低下が最少限に抑制され、可及的に適切な炊飯機能が維持される。
ところが、以上のような構成の場合、同電源電圧Vacのピーク値Vm(検出ピーク値VDET)の低下度合が所定レベル以上であって、その後、同電源電圧Vac(VDET)がVm′から正常なレベルVmに復帰したような場合、上記フィードバック制御による出力の増大制御により、その直後のサイクルでは過大な電流がIGBT37に流され、IGBT37を損傷する恐れがある。
このような入力電源電圧Vac(VDET)の低下(歪み)は、例えば上記のようにして検出されたピーク値VDETのみ、又は実効値VIのみで正確に判定することはできない。
例えばピーク値VDETが100[V]あったとしても電圧変動が激しいと実効値VIは100[V]よりも低くなるし、その逆のケースもある。
そこで、この実施の形態の場合、上記のように、電圧検出回路B1に入力電源電圧Vacのピーク値VDETおよび実効値VIの検出回路29B1,29B2の各々を設けることによって、正確な低電圧(電源歪)判定機能を付加し、それらの各々で所定レベル以下の電圧低下状態が検出された時には、上記IGBT37の最大ON時間Tを小さく補正するようにし、その後、電源電圧Vac(VDET)が正常なレベル値に復帰したような時にも、IGBT37に過大な電流が流れてIGBT37を損傷するような恐れがなくなるようにしている。
(電源歪に対する対策制御)
次に図4のフローチャートは、そのようなIGBT37の電源歪に対する対策制御の内容を示している。
すなわち、この制御では、先ず、その電源の入力電源電圧Vacの電圧実効値(VI)に対するピーク値VDET(図5の(b)参照)を監視するために、それらの各々を検出する(ステップS1)。
次に、現在の炊飯器の制御工程が、「待機時間(電源が入っていて、炊飯メニュー等が設定され、炊飯スタートスイッチがONになるのを待っている状態)」であるか否かを判定する(ステップS2)。その結果、YESの待機時の場合には、その時に検出された上記電源電圧Vacの実効値VIとピーク値VDETの関係から入力電源電圧の歪が所定値以上に大きいか否かを判定し(ステップS4)、YESの時には、上記IGBT37の最大ON時間T(図7参照)を予じめ所定時間小さく補正して置く(ステップS5)。他方、NOの時は、本来の最大ON時間Tのままとする(リターン)。
他方 NOの待機時でない場合は、炊飯中であると認めて、さらに現在のワークコイルCの出力状態がフルパワー(デューティー比100%)での加熱状態あるか否かを判定する(ステップS3)。
そして、その結果、NOの現在のワークコイル出力が100%でない場合(100%よりも小さい場合)には、何らの出力低減補正を行うことなく、そのまま炊飯制御を継続する(リターン)。
他方、YESのフルパワー100%出力時である場合には、上記待機時において検出された電源電圧のピーク値VDETと現在のフルパワー100%出力時において検出されたピーク値VDETとの差が所定値以上に大きいか否かを判定し(ステップS6)、その判定結果がYESの時にはIGBT37の最大ON時間T(図7参照)を所定時間小さく補正し、同補正した短かい時間T′でIGBT37をON制御する(ステップS7)。他方、NOの時は、それまでの最大ON時間TのままでIGBT37のON制御を継続する(リターン)。
この結果、以上の構成によると、一旦電源電圧が低下し、IGBT37のON時間TのF/B制御により出力増大制御が行われている状態で、再び電源電圧が正常なレベル(100V)に復帰したような場合にも、その後IGBT37に大きな電流が流されてIGBT37を損傷する問題が解決される。
そして、その場合において、もちろんそのような電源電圧の低下レベルが所定値以下であって、出力のフィードバック制御によるIGBT37のON時間Tの増大幅が小さい場合には、IGBT37のON時間Tを小さくすることなく、本来の設定時間通りのON制御を継続する。
その結果、適切な炊飯機能が維持される。
さらに、また以上の構成では、上記電源電圧の低下が、所定の基準レベルよりも小さい状態に回復した場合にも、同回復時から所定の時間が経過するまではIGBT37の導通時間Tを本来の最大設定時間よりも短かく補正する導通時間補正制御を継続するようにする。
このような構成によると、電源電圧のレベルが安定した状態に回復されたことが確実になってから初めて、本来の最大設定時間に戻されるようになるから、より確実にIGBT37の保護を図ることができるようになる。
さらに、また以上の構成では、所定時間の間に複数回連続して所定の基準レベル以上の電源電圧の低下が検出された場合には、IGBT37の導通時間Tを本来の最大設定時間よりも短かく補正する導通時間補正制御を継続するようにする。
所定時間の間に複数回連続して所定の基準レベル以上の電源電圧の低下を検出した場合には、再び基準レベル以上の電圧低下が予想される。
したがって、そのような場合には、IGBT37の導通時間Tを本来の最大設定時間よりも短かく補正する導通時間補正制御を継続するようにし、より確実にIGBT37の保護を図る。
さらに、また以上の構成では、炊飯工程又は保温工程において、その出力が所定の値以下の場合には、IGBT37の導通時間Tを短かく補正する導通時間補正制御を行わないようにする。
炊飯工程又は保温工程において、その出力絶対値が所定の値以下の場合には、IGBT37のON時間T自体も小さい。
したがって、そのような場合には、IGBT37の導通時間を短かく補正する導通時間補正制御は必要ないので、同制御を行わないようにして、適切な炊飯又は保温機能を優先する。
以上の結果、本願発明によると、各種事情による所定レベル以下への電源電圧の低下時等電源電圧の歪時にも、確実にIGBTを保護することができるようになり、製品の信頼性を向上させることができる。
本願発明の最良の実施の形態に係る電気炊飯器本体の全体的な構成を示す一部切欠側面図である。 同電気炊飯器本体内の要部である電源回路およびマイコン制御ユニットを中心とする全体的な制御回路部分のブロック図である。 同電気炊飯器のIGBTの保護を前提として構成された電圧検出回路部分の構成を示す電気回路図である。 同電気炊飯器のマイコン制御ユニットによるIGBTの保護を前提とする出力制御の内容を示すフローチャートである。 同電気炊飯器のIGBT同制御に対応したタイムチャートである。 同電気炊飯器の電源電圧の歪を示す電圧波形図である。 同電気炊飯器の電源電圧波形とIGBT駆動電流の波形を示す図である。 一般の電気炊飯器の電源回路に供給される交流電源電圧Vacの波形図である。
符号の説明
1は外ケース、2は蓋ユニット、3は内鍋、4は内ケース、6Aは制御基板、6Bはマイコン基板、24はノイズカット用コンデンサ、29Bは電圧検出回路、29cはゼロクロス検出回路、30はAC電源、32はマイコン制御ユニット、35は整流回路、H1は保温ヒータ、H2は肩ヒータ、Cはワークコイル、C1,C2はコンデンサ、R1〜R5は抵抗、Trはスイッチングトランジスタ、Dはダイオードである。

Claims (6)

  1. ワークコイルと、該ワークコイルを駆動する半導体スイッチング素子と、電源電圧を検出する電源電圧検手段と、上記半導体スイッチング素子のゲートに印加されるゲート電圧に応じてワークコイルに電流を流して内鍋を加熱するフィードバック制御機能を有する加熱制御手段と、上記半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正する導通時間補正手段とを備えてなる電気炊飯器において、当該電気炊飯器に電源が入っていて、炊飯メニュー等が設定され、炊飯スタートスイッチがONになるのを待っている待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段を設け、該待機状態判定手段により待機状態であると判定された時に、上記電源電圧検出手段によって電源電圧を検出し、同検出された電源電圧の低下が所定の基準レベル以上の場合に、上記導通時間補正手段によって上記半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正するようにしたことを特徴とする電気炊飯器。
  2. ワークコイルと、該ワークコイルを駆動する半導体スイッチング素子と、電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、上記半導体スイッチング素子のゲートに印加されるゲート電圧に応じてワークコイルに電流を流して内鍋を加熱するフィードバック制御機能を有する加熱制御手段と、上記電源電圧検出手段により検出された電源電圧の低下が、所定の基準レベル以上の場合に、上記半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正する導通時間補正手段とを備えてなる電気炊飯器において、上記電源電圧検出手段を、入力電源電圧のピーク値を検出するピーク値検出手段と同入力電源電圧の実効値を検出する実効値検出手段との2つの検出手段により構成したことを特徴とする電気炊飯器。
  3. 電源電圧検手段により検出された電源電圧の低下が、所定の基準レベルよりも小さい場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を本来の最大設定時間通りに制御するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気炊飯器。
  4. 電源電圧検手段により検出される電源電圧の低下が、所定の基準レベルよりも小さい状態に回復した場合にも、同回復時から所定の時間が経過するまでは半導体スイッチング素子の導通時間を本来の最大設定時間よりも短かく補正する導通時間補正制御を継続するようにしたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の電気炊飯器。
  5. 所定時間の間に複数回連続して所定の基準レベル以上の電源電圧の低下を検出した場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を本来の最大設定時間よりも短かく補正する導通時間補正制御を継続するようにしたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の電気炊飯器。
  6. 炊飯工程又は保温工程において、その出力が所定の値以下の場合には、半導体スイッチング素子の導通時間を短かく補正する導通時間補正制御を行わないようにしたことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の電気炊飯器。
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