JP2010012138A - 電気炊飯器 - Google Patents

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【課題】 ご飯の上にある雑穀類の吸水がよくなるようにし、もって雑穀類を混ぜたご飯を柔らかく炊き上げ得るようにする。
【解決手段】 米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーとを備えた電気炊飯器において、前記内鍋内の米の上に雑穀類を置いて炊飯を行う雑穀米炊飯時においては、吸水工程において前記内鍋上部の温度を前記内鍋下部の温度より高く保持するように前記加熱手段を制御するようにして、吸水工程において米の上に置かれた雑穀類の温度が高くなし、雑穀類の吸水がよくなるようにしている。
【選択図】 図4

Description

本願発明は、電気炊飯器に関し、さらに詳しくは、雑穀米を美味しく炊飯することができる電気炊飯器に関するものである。
近年、健康志向の高まりに伴い、雑穀類(例えば、麦、粟、稗、黒米、赤米、豆、アマランサス、キヌアなど)を食べる人が増えており、市場でも、五穀米、十穀米などと称して、いろいろな雑穀類を混ぜたものが販売されている。
雑穀類は、一般に白米に1〜2割混ぜて炊くことが多く、白米コースでも一応炊けるが、玄米類や豆類はどうしても白米に比べて硬く炊ける。
そこで、白米に混ぜた硬い雑穀類がよりおいしく炊けるような炊き方が要求されることとなっている。
また、雑穀類の中には、粒の小さいもの(特に、アマランサス)があり、炊飯中に吹き上がった雑穀類が内蓋の上に溜まり降りてこなかったり、蓋体に設けられた調圧弁に詰まって取り出せなくなることがあり、雑穀類がもったいなく、お手入れも大変で使い勝手が悪くなるという不具合があった。
そこで、粒の小さい雑穀類も吹き上がらないような炊き方が要求されることとなっている。
ところで、この種の炊飯方式の従来例としては、例えば、特殊加工米に適した炊飯シーケンスで炊飯し、特殊加工米をおいしく早く炊くことができるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−17982号公報
ところが、上記特許文献1に開示されている技術は、特殊加工米に適した炊飯シーケンスで炊飯するものであり、雑穀類を混ぜた白米を炊飯するものには適用しずらいという問題がある。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ご飯の上にある雑穀類の吸水がよくなるようにし、もって雑穀類を混ぜたご飯を柔らかく炊き上げ得るようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーとを備えた電気炊飯器において、前記内鍋内の米の上に雑穀類を置いて炊飯を行う雑穀米炊飯時においては、吸水工程において前記内鍋上部の温度を前記内鍋下部の温度より高く保持するように前記加熱手段を制御するようにしている。
上記のように構成したことにより、内鍋内の米の上に雑穀類を置いて炊飯を行う雑穀米炊飯時の吸水工程において、内鍋上部の温度が内鍋下部の温度より高く保持されるように加熱手段が制御されることとなり、吸水工程において米の上に置かれた雑穀類の温度が高くなる。従って、雑穀類の吸水がよくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯が柔らかく炊き上げられることとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた電気炊飯器において、前記加熱手段を、前記内鍋の底部を加熱する主加熱手段と、前記内鍋の側面上部および側面下部を加熱する上部副加熱手段および下部副加熱手段により構成するとともに、前記雑穀米炊飯時においては、前記上部副加熱手段の電力が、前記下部副加熱手段の電力より高くなるように設定することもでき、そのように構成した場合、雑穀米炊飯時においては、内鍋の側面上部を加熱する上部副加熱手段の電力が、内鍋の側面下部を加熱する下部副加熱手段の電力より高くなるように設定されることとなり、内鍋上部の温度が内鍋下部の温度より高く保持されることとなって、吸水工程において米の上に置かれた雑穀類の温度が高くなる。従って、雑穀類の吸水がよくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯が柔らかく炊き上げられることとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた電気炊飯器において、前記雑穀米炊飯時においては、前記吸水工程に要する時間を白米炊飯時より長く設定することもでき、そのように構成した場合、雑穀類の吸水がより一層よくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯がより一層柔らかく炊き上げられることとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第2又は第3の手段を備えた電気炊飯器において、前記雑穀米炊飯時においては、昇温工程および炊き上げ工程において沸騰直前の温度を検知すると、前記主加熱手段をパワーダウンさせるとともに、前記上部および下部副加熱手段をパワーアップさせるように制御することもでき、そのように構成した場合、雑穀米炊飯時においては、昇温工程および炊き上げ工程において沸騰直前の温度を検知すると、主加熱手段をパワーダウンさせるとともに、上部および下部副加熱手段をパワーアップさせるように制御されることとなり、雑穀類(特に、粒の小さいアマランサス等)の吹き上がりが抑制されるとともに、雑穀類の吸水がより一層よくなるところから、お手入れし易く且つ使い勝手が向上するとともに、雑穀類を混ぜたご飯がより一層柔らかく炊き上げられることとなる。
本願発明の第1の手段によれば、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーとを備えた電気炊飯器において、前記内鍋内の米の上に雑穀類を置いて炊飯を行う雑穀米炊飯時においては、吸水工程において前記内鍋上部の温度を前記内鍋下部の温度より高く保持するように前記加熱手段を制御するようにして、内鍋内の米の上に雑穀類を置いて炊飯を行う雑穀米炊飯時の吸水工程において、米の上に置かれた雑穀類の温度が高くなるようにしたので、雑穀類の吸水がよくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯が柔らかく炊き上げられることとなるという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた電気炊飯器において、前記加熱手段を、前記内鍋の底部を加熱する主加熱手段と、前記内鍋の側面上部および側面下部を加熱する上部副加熱手段および下部副加熱手段により構成するとともに、前記雑穀米炊飯時においては、前記上部副加熱手段の電力が、前記下部副加熱手段の電力より高くなるように設定することもでき、そのように構成した場合、雑穀米炊飯時においては、内鍋の側面上部を加熱する上部副加熱手段の電力が、内鍋の側面下部を加熱する下部副加熱手段の電力より高くなるように設定されることとなり、内鍋上部の温度が内鍋下部の温度より高く保持されることとなって、吸水工程において米の上に置かれた雑穀類の温度が高くなる。従って、雑穀類の吸水がよくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯が柔らかく炊き上げられることとなる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた電気炊飯器において、前記雑穀米炊飯時においては、前記吸水工程に要する時間を白米炊飯時より長く設定することもでき、そのように構成した場合、雑穀類の吸水がより一層よくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯がより一層柔らかく炊き上げられることとなる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第2又は第3の手段を備えた電気炊飯器において、前記雑穀米炊飯時においては、昇温工程および炊き上げ工程において沸騰直前の温度を検知すると、前記主加熱手段をパワーダウンさせるとともに、前記上部および下部副加熱手段をパワーアップさせるように制御することもでき、そのように構成した場合、雑穀米炊飯時においては、昇温工程および炊き上げ工程において沸騰直前の温度を検知すると、主加熱手段をパワーダウンさせるとともに、上部および下部副加熱手段をパワーアップさせるように制御されることとなり、雑穀類(特に、粒の小さいアマランサス等)の吹き上がりが抑制されるとともに、雑穀類の吸水がより一層よくなるところから、お手入れし易く且つ使い勝手が向上するとともに、雑穀類を混ぜたご飯がより一層柔らかく炊き上げられることとなる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明を幾つかの好適な実施の形態について説明する。 まず、本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の具体的な構造について、図1を参照して説明する。
この電気炊飯器は、例えば内鍋(飯器ないし保温容器)3として非金属材料からなる鍋(例えば、セラミック製の土鍋)が一例として採用されており、その底壁部3aの底部中央面(フラット面)および該底壁部3a外周の湾曲面部(R面部)には、それぞれ内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能な銀ペースト等の金属製の第1,第2の誘導発熱体G1,G2が設けられている。
そして、この電気炊飯器は、同構成の内鍋3と、該内鍋3を任意に収納セットし得るように形成された下部側合成樹脂製の皿状の底壁部4aおよび上部側筒状の側壁部4bよりなる内ケース(保護枠)4と、該内ケース4を保持する外部筺体である有底筒状の外ケース5と、該外ケース5と上記内ケース4とを一体化して形成された炊飯器本体1の上部に開閉可能に設けられた蓋ユニット(蓋体)2とから構成されている。
前記外ケース5の前面部上方には、操作パネル部20が設けられている。そして、該操作パネル部20面には、例えば十分に広く大きな表示面積をもつ液晶表示部と炊飯スイッチ、タイマー予約スイッチ、取消スイッチ、保温スイッチ、再加熱スイッチ、メニュー選択スイッチ、時スイッチ、分スイッチ等の各種入力スイッチ(タッチキースイッチ)が設けられている。
また、該外ケース5内の上記操作パネル部20の内側部分(裏側空間)には、制御基板B1の上端位置から斜め前方に下降する格好で、マイコン基板B2がマイコン基板カバー21を介して傾斜設置されている。
一方、内ケース4の底壁部4aの下方側には、フェライトコア収納部を備えたコイルカバー(コイル台)6が設けられ、その下部にはフェライトコア(符号省略)を配置し、またそれらの間には、上記内鍋3の底壁部3aの中央部側フラット面と外周部側湾曲面の上記第1,第2の2組の誘導発熱体G1,G2位置に対応して各々リッツ線が同心状に巻成された第1,第2の2組のワークコイルC1,C2が設けられており、それらへの通電時には上記内鍋3の上記第1,第2の誘導発熱体G1,G2にうず電流を誘起して、上記内鍋3を加熱するようになっている。
上記内ケース4(およびコイルカバー6)の前方部側には、上記ワークコイルC1,C2、保温ヒータH1,H2(後述する)等を駆動制御するIGBTやヒータ駆動回路、電源電圧整流用のダイオードブリッジよりなる整流回路、平滑回路などを備えた制御基板B1および制御基板カバー7が上下立設状態で設けられている。
上記内ケース4の皿状の底壁部4aは、その底面中央部にサーミスタを内装したセンターセンサーCSのセンサー部嵌合口が形成されているとともに、同センサー部嵌合口の外周側上面にはドーナツ状の遮熱板8が設けられている。また、外周側湾曲面部の上端側には、所定幅半径方向外方に張り出したフランジ状の段部9が設けられ、この段部9部分に上記上部側筒状の側壁部4bの下端側が係合載置されている。
他方、同上部側筒状の側壁部4aの上端は、図示しない内枠部材を介して上記炊飯器本体1側の外ケース5上端の肩部材10側に連結して固定されている。
また、上記内ケース4の上部側筒状の側壁部4aの外周には、炊飯および保温時において加熱手段として機能する上部および下部保温ヒータH1,H2が上下に設けられており、炊飯時および保温時において上記内鍋3の全体を有効かつ均一に加熱するようになっている。
そして、上記内ケース4の下部側底壁部4aとコイルカバー6の底壁部との間には、その前部側から後部側に到る冷却用の通風路が形成されており、上記炊飯器本体1の前方底部に設置されている電装品等冷却用のファン(短軸のプロペラファン)11からの冷却風の一部を導入して上記第1のワークコイルC1側通風路の通風空間に流すようになっている。なお、符号12は、上記外ケース5の底部に嵌合一体化された底部材(底カバー)13の前部部分に設けられた冷却ファン11の空気吸込口である。
前記蓋ユニット2は、その外周面を構成するとともに中央部に調圧パイプ14を備えた合成樹脂製の外カバー15と、該外カバー15の内側に嵌合一体化して設けられた合成樹脂製の内枠16と、該内枠16の内側開口部内に嵌合された金属製の放熱板17(蓋ヒータH3を備えている)と、該放熱板17の下方に設けられた金属製の内蓋18とを備えて構成されている。また、前記放熱板17の外周縁部下方および前記内蓋18の外周縁部下方には、それぞれパッキン19a,19bが設けられており、符号22は内鍋3内の沸騰状態を検知する蒸気センサーである。
この蓋ユニット2は、図示しない上記外ケース5上部の後端側で肩部材10に対してヒンジ機構を介して回動自在に取付けられており、その開放端側には、該蓋ユニット2の所定位置に係合して該蓋ユニット2の上下方向への開閉を行うロック機構23が設けられている。
ついで、本実施の形態にかかる電気炊飯器により、白米ご飯炊飯時および雑穀類を混ぜたご飯炊飯時の炊飯実行について、図2〜図4のフローチャートおよび図5〜図7のタイムチャートを参照して説明する。
(1) 白米炊飯(図2のフローチャート参照)
ステップS1においてメニューキーにより白米がセットされ、炊き分けキーによりご飯がセットされ、炊飯キーによりスタートされると、ステップS2において初期水温Tw0が図示しない水温センサーにより測定され、ステップS3において吸水タイマがスタートされ、ステップS4においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に60%,3/16で通電され、側面ヒータH1,H2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS5において吸水タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続され、ステップS5において吸水タイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS6において昇温1タイマがスタートされ、ステップS7においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に70%,16/16で通電され、側面ヒータH1,H2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS8において昇温1タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続され、ステップS8において昇温1タイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS9において昇温2タイマがスタートされ、ステップS10においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に70%,16/16で通電され、側面ヒータH1,H2は6/16で通電され、蓋ヒータH3はOFFされる。この通電状態は、ステップS11において蒸気センサー22による検知温度Tgが所定温度a℃(例えば、100℃)以上となるまで継続される(換言すれば、蒸気センサー22により沸騰検知されるまで継続される)。ステップS11においてTg≧a℃と判定されると、ステップS12において炊き上げタイマがスタートされ、ステップS13においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に100〜50%で通電され、側面ヒータH1,H2に6/16で通電され、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS14において炊き上げタイマがカウントアップしたと判定されるまで継続され、ステップS14において炊き上げタイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS15において追い炊きが実行され、ステップS16においてむらしが実行され、その後保温工程に移行される。
上記したように白米炊飯が実行され、炊き上げられたご飯は、美味しいご飯となるのである。上記した白米炊飯のタイムチャートは図3に示す通りである。
(2) 雑穀米炊飯I(図4のフローチャート参照)
この場合、雑穀類は白米の上に乗せて炊くこととなっている。
ステップS1においてメニューキーにより雑穀米がセットされ、炊き分けキーによりご飯がセットされ、炊飯キーによりスタートされると、ステップS2において初期水温Tw0が図示しない水温センサーにより測定され、ステップS3,S4において初期水温Tw0と所定温度(即ち、10℃および30℃)との比較がなされる。即ち、ステップS3においてTw0<10℃か否かの判定がなされ、ステップS4においては10℃≦Tw0<30℃か否かの判定がなされる。ステップS3においてTw0<10℃と判定された場合には、ステップS5において吸水タイマがスタートされ、ステップS6においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に60%,3/16で通電され、上部側面ヒータH1に16/16で通電され且つ下部側面ヒータH2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS7において吸水タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続される。ステップS4において10℃≦Tw0<30℃と判定された場合には、ステップS8において吸水タイマがスタートされ、ステップS9においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に60%,3/16で通電され、上部側面ヒータH1に14/16で通電され且つ下部側面ヒータH2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS10において吸水タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続される。ステップS4においてTw0≧30℃と判定された場合には、ステップS11において吸水タイマがスタートされ、ステップS12においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に60%,3/16で通電され、上部側面ヒータH1に10/16で通電され且つ下部側面ヒータH2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS13において吸水タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続される。この場合、吸水工程において上部側面ヒータH1への通電により、白米の上に置かれた雑穀類の吸水を促進するように、温度が高めとなるように加熱制御されるが、初期水温Tw0の程度により加熱制御を調整するようにしている。ここで、吸水タイマの時限は、雑穀類への吸水が十分に行われるように、白米炊飯時の吸水タイマの時限より約10分長めに設定される。
そして、ステップS7,S10およびS13において吸水タイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS14において昇温1タイマがスタートされ、ステップS15においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に70%,16/16で通電され、側面ヒータH1,H2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS16において昇温1タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続され、ステップS16において昇温1タイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS17において昇温2タイマがスタートされ、ステップS18においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に70%,16/16で通電され、側面ヒータH1,H2は10/16で通電され、蓋ヒータH3はOFFされる。この通電状態は、ステップS19において蒸気センサー22による検知温度Tgが所定温度b℃(例えば、100℃)以上となるまで継続される(換言すれば、蒸気センサー22により沸騰検知されるまで継続される)。ステップS19においてTg≧b℃と判定されると、ステップS20において炊き上げタイマがスタートされ、ステップS21においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に100〜50%で通電され、側面ヒータH1,H2に6/16で通電され、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS22において炊き上げタイマがカウントアップしたと判定されるまで継続され、ステップS22において炊き上げタイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS23において追い炊きが実行され、ステップS24においてむらしが実行され、その後保温工程に移行される。
上記したように雑穀米炊飯が実行され、炊き上げられた雑穀米は、美味しいご飯となるのである。つまり、吸水工程において、内鍋3上部の温度が内鍋3下部の温度より高く保持されるように加熱手段が制御されることとなっているので、吸水工程において米の上に置かれた雑穀類の温度が高くなる。従って、雑穀類の吸水がよくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯が柔らかく炊き上げられることとなる。また、吸水工程に要する時間を白米炊飯時より長く設定することにより、雑穀類の吸水がより一層よくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯がより一層柔らかく炊き上げられることとなる。上記した雑穀米炊飯のタイムチャートは図5に示す通りである。
(3) 雑穀米炊飯II(図6のフローチャート参照)
この場合も、雑穀類は白米の上に乗せて炊くこととなっている。
ステップS1においてメニューキーにより雑穀米がセットされ、炊き分けキーによりご飯がセットされ、炊飯キーによりスタートされると、ステップS2において初期水温Tw0が図示しない水温センサーにより測定され、ステップS3,S4において初期水温Tw0と所定温度(即ち、10℃および30℃)との比較がなされる。即ち、ステップS3においてTw0<10℃か否かの判定がなされ、ステップS4においては10℃≦Tw0<30℃か否かの判定がなされる。ステップS3においてTw0<10℃と判定された場合には、ステップS5において吸水タイマがスタートされ、ステップS6においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に60%,3/16で通電され、上部側面ヒータH1に16/16で通電され且つ下部側面ヒータH2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS7において吸水タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続される。ステップS4において10℃≦Tw0<30℃と判定された場合には、ステップS8において吸水タイマがスタートされ、ステップS9においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に60%,3/16で通電され、上部側面ヒータH1に14/16で通電され且つ下部側面ヒータH2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS10において吸水タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続される。ステップS4においてTw0≧30℃と判定された場合には、ステップS11において吸水タイマがスタートされ、ステップS12においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に60%,3/16で通電され、上部側面ヒータH1に10/16で通電され且つ下部側面ヒータH2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS13において吸水タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続される。この場合、吸水工程において上部側面ヒータH1への通電により、白米の上に置かれた雑穀類の吸水を促進するように、温度が高めとなるように加熱制御されるが、初期水温Tw0の程度により加熱制御を調整するようにしている。ここで、吸水タイマの時限は、雑穀類への吸水が十分に行われるように、白米炊飯時の吸水タイマの時限より約10分長めに設定される。
そして、ステップS7,S10およびS13において吸水タイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS14において昇温1タイマがスタートされ、ステップS15においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に70%,16/16で通電され、側面ヒータH1,H2はOFFされ、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS16において昇温1タイマがカウントアップしたと判定されるまで継続され、ステップS16において昇温1タイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS17において昇温2タイマがスタートされ、ステップS18においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に70%,16/16で通電され、側面ヒータH1,H2は10/16で通電され、蓋ヒータH3はOFFされる。この通電状態は、ステップS19において蒸気センサー22による検知温度Tgが所定温度b℃(例えば、95℃)以上となるまで継続される(換言すれば、蒸気センサー22により沸騰直前の温度が検知されるまで継続される)。ステップS19においてTg≧b℃と判定されると、ステップS20において休止タイマがスタートされ、ステップS21においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)はOFFあるいは50%,2/16で通電され、側面ヒータH1,H2は14/16で通電され、蓋ヒータH3は14/16で通電される。この通電状態は、ステップS22において休止タイマがカウントアップされるまで継続される。つまり、加熱が休止状態となるのである。
その後、ステップS22において休止タイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS23において炊き上げタイマがスタートされ、ステップS24においてIHコイル(ワークコイルC1,C2)に100〜50%で通電され、側面ヒータH1,H2に6/16で通電され、蓋ヒータH3に8/16で通電される。この通電状態は、ステップS25において炊き上げタイマがカウントアップしたと判定されるまで継続され、ステップS25において炊き上げタイマがカウントアップしたと判定されると、ステップS26において追い炊きが実行され、ステップS27においてむらしが実行され、その後保温工程に移行される。
上記したように雑穀米炊飯が実行され、炊き上げられた雑穀米は、美味しいご飯となるのである。つまり、吸水工程において、内鍋3上部の温度が内鍋3下部の温度より高く保持されるように加熱手段が制御されることとなっているので、吸水工程において米の上に置かれた雑穀類の温度が高くなる。従って、雑穀類の吸水がよくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯が柔らかく炊き上げられることとなる。また、吸水工程に要する時間を白米炊飯時より長く設定することにより、雑穀類の吸水がより一層よくなるところから、雑穀類を混ぜたご飯がより一層柔らかく炊き上げられることとなる。しかも、昇温工程および炊き上げ工程において沸騰直前の温度を検知すると、主加熱手段であるIHコイル(ワークコイルC1,C2)をパワーダウンさせるとともに、上部および下部副加熱手段である側面ヒータH1,H2をパワーアップさせるように制御されることとなり、雑穀類(特に、粒の小さいアマランサス等)の吹き上がりが抑制されることとなる。上記した雑穀米炊飯のタイムチャートは図7に示す通りである。
ところで、吸水工程の初期において、上部副加熱手段(即ち、上部側面ヒータH1)を一定通電することで、初期水温を認識させ、温度に応じてその後の通電率を決定するようにしてもよい。また、一定通電にて合数判定も行い、合数に応じてその後の通電率を決定するようにしてもよい。
また、側面ヒータの通電率は、吸水工程時の方が昇温工程時より高く、IHコイルの出力は、吸水工程時の方が昇温工程より低く設定する場合もある。
また、上部側面ヒータH1の位置は、満量時の水位より上に設置されるのが望ましい。
また、側面センサーを設ける場合、側面センサーの位置は、最小炊飯時の水位より下であって、側面ヒータH1,H2の間とするのが望ましい。
本願発明では、沸騰時にパワーを抑えることで、加熱不足になることが考えられるが、内鍋を非金属材料からなる鍋(例えば、セラミック製の土鍋)の蓄熱性によって補うことができる。
また、昇温工程2および合数判定後の休止工程で、下部加熱源(IHコイル)はパワーダウンさせるが、内部温度がさがらないよう、上部加熱源(側面ヒータ)は通電率を上げ、鍋全体は高温を維持するようにしている。
また、白米炊飯時においては、昇温工程の途中で沸騰し蒸気が出るが、雑穀米炊飯時においては、昇温工程が終わる頃に蒸気が上がるように設定するのが望ましい。
本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の縦断面図である。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における白米炊飯時の内容を示すフローチャートである。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における白米炊飯時の内容を示すタイムチャートである。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における雑穀米炊飯Iの内容を示すフローチャートである。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における雑穀米炊飯Iの内容を示すタイムチャートである。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における雑穀米炊飯IIの内容を示すフローチャートである。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における雑穀米炊飯IIの内容を示すタイムチャートである。
符号の説明
1は炊飯器本体
3は内鍋
CSは温度センサー(センタセンサー)
1,C2は主加熱手段(ワークコイル)
1は上部副加熱手段(上部側面ヒータ)
2は下部副加熱手段(下部側面ヒータ)
3は副加熱手段(蓋ヒータ)

Claims (4)

  1. 米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーとを備えた電気炊飯器であって、前記内鍋内の米の上に雑穀類を置いて炊飯を行う雑穀米炊飯時においては、吸水工程において前記内鍋上部の温度を前記内鍋下部の温度より高く保持するように前記加熱手段を制御することを特徴とする電気炊飯器。
  2. 前記加熱手段を、前記内鍋の底部を加熱する主加熱手段と、前記内鍋の側面上部および側面下部を加熱する上部副加熱手段および下部副加熱手段により構成するとともに、前記雑穀米炊飯時においては、前記上部副加熱手段の電力が、前記加熱副加熱手段の電力より高くなるように設定したことを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 前記雑穀米炊飯時においては、前記吸水工程に要する時間を白米炊飯時より長く設定したことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の電気炊飯器。
  4. 前記雑穀米炊飯時においては、昇温工程および炊き上げ工程において沸騰直前の温度を検知すると、前記主加熱手段をパワーダウンさせるとともに、前記上部および下部副加熱手段をパワーアップさせるように制御することを特徴とする請求項2および3のいずれか一項記載の電気炊飯器。
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