JP3951497B2 - 情報再生装置及び情報再生装置の再生方法 - Google Patents
情報再生装置及び情報再生装置の再生方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3951497B2 JP3951497B2 JP08902399A JP8902399A JP3951497B2 JP 3951497 B2 JP3951497 B2 JP 3951497B2 JP 08902399 A JP08902399 A JP 08902399A JP 8902399 A JP8902399 A JP 8902399A JP 3951497 B2 JP3951497 B2 JP 3951497B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reproduction
- list
- reproduced
- order
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報再生装置及び情報再生装置の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)、ハードディスク(HD)等のディスク状記録媒体、半導体集積回路メモリ等の記録媒体に記録されている情報、例えば、音楽の曲を、再生装置によって再生する場合、次のような再生の仕方がある。
▲1▼(通常再生)記録媒体に記録されている順序に再生する。
▲2▼(選択再生)再生装置のAMS(Automatic Music Sensor) 機能を用いて、再生中にキー操作により曲を選択して再生する。
▲3▼(プログラム再生)再生装置のプロセッサ機能を用いて、予めプログラムした順番に曲を再生する。
▲4▼(編集再生)曲の順番を入れ換える操作を、再生とは無関係に、曲の編集登録操作によって行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の再生方法▲1▼〜▲4▼の内、▲1▼の再生方法は操作が楽であるが、曲の再生の順序の自由度がない。又、▲2▼及び▲3▼の再生方法は、曲の再生の順序の自由度はあるが、再生装置の電源を切った後は、その曲の再生の順序は保持されず、後に、再生装置の電源を入れたときは、再度の操作が必要となる。更に、▲4▼の再生方法、再生とは無関係な曲の編集登録操作を必要とするため、操作が面倒である。
【0004】
かかる点に鑑み、本発明は、複数の情報信号が記録された記録媒体から、使用者が任意の情報信号を選択して、任意の順序で再生したとき、その情報信号の選択及び再生の順序を容易に再現することのできる情報再生装置を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明による情報再生装置は、複数の記録媒体に記録されている複数の情報信号を再生する再生手段と、再生手段によって再生された情報信号の再生終了を判定する再生終了判定手段と、複数の各記録媒体から読み出した、再生する予定の順序の再生順序予定リストを記憶する第1の記憶手段と、複数の記録媒体から再生順序予定リストに従って再生され、再生終了判定手段によって再生の終了が判定された再生済みリストを記憶する第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶された再生済みリストと、上記記録媒体に記録された複数の情報信号から、登録曲数の制限と、削除可能な曲の選択方法について予め設定しておいた条件に基いて新曲順リストを生成し、生成した新曲順リストで上記再生済みリストを上書きする第3の記憶手段とを備え、情報信号の再生停止後の再生開始時には、第3の記憶手段に記憶された新曲順リストに従って、その情報信号を再生手段によって記録媒体から再生し得るようにしたものである。
【0006】
かかる本願発明によれば、再生手段によって複数の記録媒体に記録されている複数の情報信号を再生し、再生終了判定手段により、再生手段によって再生された情報信号の再生終了を判定し、第1の記憶手段に、複数の各記録媒体に記録された情報信号の再生順序予定リストを記憶し、第2の記憶手段に、複数の記録媒体から再生順序予定リストに従って再生され、再生終了判定手段によって再生の終了が判定された再生済みリストを記憶し、第3の記憶手段に、第2の記憶手段に記憶された再生済みリストと記録媒体に記録された複数の情報信号から、登録曲数の制限と、削除可能な曲の選択方法について予め設定しておいた条件に基いて生成した新曲順リスト記憶し、第3の記憶手段に記憶されている情報信号の新曲順リストに従って、その情報信号を再生手段によって記録媒体から再生しうるようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔発明の実施の形態の具体例〕
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置を説明する。
【0016】
先ず、図1を参照して、具体例の情報再生装置のハードウェアを説明する。RMは記録媒体で、複数の情報信号が記録されており、情報信号の再生のみが可能で、記録媒体に記録されている情報信号を消去したり、その記録媒体に新たな情報信号を追加記録できない、コンパクトディスク(CD)、半導体ROM(Read Only Memory) 等の記録媒体である。この記録媒体RMとして、コンパクトディスクを例に採り、又、その記録媒体RMに記録されている情報信号としては、ここでは音楽の曲に例を採って説明する。
【0017】
PMは、記録媒体RMに記録されている曲を再生する再生手段で、例えば、CDプレーヤである。再生手段PMによって、記録媒体RMから再生された曲(デジタルPCM音声信号)は、デコーダDCに供給されてデコードされて、デジタル音声信号が得られ、そのデジタル音声信号がD/A変換器DAに供給されて、アナログ音声信号に変換され、そのアナログ音声信号が低周波増幅器APを通じで、電気−音響変換器、ここではスピーカSPに供給されて、そのデジタル音声信号の音声、即ち、音楽の曲が放声される。
【0018】
CTLは制御手段{CPU(中央処理装置)を備えている}で、記録媒体の再生手段PMを制御する。M1は一次記憶手段で、制御手段CTLによって制御されて、記録媒体RMの曲の再生予定リスト及び再生済みリストを記憶する。この1次記憶手段M1としては、例えば、制御手段CTLのCPUのRAMが可能である。制御手段CTLには、キーボード等の操作部OPと、液晶、陰極線管、プラズマ放電表示素子等の表示部DPが接続されている。M2は、制御手段CTLの制御の下に、各記録媒体RMから再生された、記録媒体RM毎の再生リスト(曲順リストを含む)を記憶する不揮発性記憶手段である。
【0019】
図2に示すように、再生リスト記憶手段M2には、複数(ここでは、例えば、4枚)の記録媒体(例えば、コンパクトディスク)RM毎の再生リストとして、記録媒体RM毎のTOC (Table of Contents)の演算結果(TOCの所定のコードデータの演算により得られた、コンパクトディスク毎の識別子としてのデータで、これによって、ディスクタイトルのないコンパクトディスクであっても、識別することができる)、ディスクタイトル、曲数、曲名リスト、曲順リストが記憶されている。
【0020】
次に、図3を参照して、再生リスト記憶手段M2に記憶されている複数の記録媒体(例えば、コンパクトディスク)RM毎の再生リストの内の曲順リストの構造を説明する。図3Bは、任意の1個の記録媒体RM(例えば、コンパクトディスク)から再生された総曲数N、総演奏時間TT、曲番号{例えば、1、2、3、…………、(N−1)、N}、各曲の曲長(秒)、曲名及び記録媒体RM内における物理的な保存位置情報)である。
【0021】
図3Aは、曲順を操作するデータで、仮想総曲数M、仮想総演奏時間、仮想曲番号(複数の情報信号の識別子をポインタとして有する情報再生順序番号){例えば、1、2、3、…………、(M−2)、(M−1)、M}及び各仮想曲番号毎の、図3Bの曲番号を示すポインタから構成されている。
【0022】
図3Aに示す如く、仮想曲番号1、2、3、…………、(M−2)、(M−1)、Mの各ポインタに、図3Bの曲の番号に対応する数を指定すれば、仮想曲番号1、2、3、…………、(M−2)、(M−1)、Mの各ポインタの数に応じた、曲番号の曲が順次再生される。図3の例によれば、曲番号2、1、5、N−1、3、…………、4、N、2の順に曲の再生が行われる。
【0023】
N個の曲を複数回再生可能にするためには、MはNより大きな数に設定する必要があるが、MをNと等しく、又は、Nより小さくすることも可能である。
【0024】
記憶手段M1に記憶されている再生予定リストは、これから再生する記録媒体RMの曲順リストで、記憶手段M2の曲順リストのコピーとなるが、未登録の記録媒体RMを再生するときは、その未登録の記録媒体RMに記録されている曲の順番に従って、再生予定リストが生成される。
【0025】
記憶手段M1に記憶されている再生済みリストは、再生予定リストに従った曲順の曲の再生が終了した曲のリストであるが、再生予定リストに従って全曲の再生が終了したときは、再生済みリストの内容と、再生予定リストの内容とは同じになる。しかし、実際の曲の再生が再生予定リストに従わなかった場合は、再生済みリストの内容は再生予定リストの内容とは異なることになる。
【0026】
次に、図4を参照して、制御手段CTLの制御による再生装置の全体の処理、即ち、メインルーチンを説明する。この処理は、順次の、曲のリスト等の初期化処理を行う初期化処理ステップST−1、再生を開始するまでの処理を行う再生開始処理ステップST−2、再生中の使用者の操作部OPのキー操作等のイベントを処理する再生中処理ステップST−3及び曲再生停止、電源OFF等の要因で曲の再生を終了し、次回の再生のための「再生順番」を保持する終了処理ステップST−4の各サブルーチンから構成される。
【0027】
先ず、図5を参照して、初期化処理のサブルーチンを説明する。ステップST−1で、操作部OPからのキー入力データを取得し、ステップST−2で、電源OFFキー(電源ON/OFFキー)が操作されたか否かを判別する。ステップST−2の判別でYESのとき、即ち、電源OFFキーが操作されたときは、ステップST−3に移行して、電源をOFFにしてリターンとなって、メインルーチンに戻る。又、ステップST−2の判別でNOのとき、即ち、電源OFFキーが操作されたのでなければ、ステップST−4に移行して、記録媒体としてのディスクMRの有無を検出し、次にステップST−5に移行して、ディスクRMが有るか否かを判別し、NO、即ち、ディスクRMが無いときは、ステップST−1に戻り、YES、即ち、ディスクRMがあるときは、ステップST−6に移行して、制御手段CTLの制御に基づいて、ディスクRMのTOC情報の取得、即ち、再生手段PMによって、ディスクRMのTOC情報を再生し、制御手段CTLを通じて、再生リスト記憶手段M2に書き込み、これに基づいてディスク特定情報を生成する。
【0028】
ステップST−6の次はステップST−7に移行して、TOC情報に基づく曲順リストが記憶手段M2に登録済みか否かを判別し、YESのとき、即ち、登録済みのときは、ステップST−8に移行して、再生リスト記憶手段M2に記憶されている曲順リストから、再生予定リストを生成して、記憶手段M1に登録した後、ステップST−11に移行する。
【0029】
ステップST−7の判別でNOのとき、即ち、記憶手段M2において曲順リストが未登録のときは、ステップST−9に移行して、記憶手段M1における再生予定リストの初期化を行う、即ち、再生予定リストとして、記憶手段M2に記憶されている再生リストの曲番号(図3)のリストを使用する。ステップST−9の次はステップST−10に移行して、再生予定リストして、記憶手段M2に記憶されている再生リストの曲番号(図3)のリストを記憶手段M1に記憶する。ステップST−8及び10の次は、ステップST−11に移行して、記憶手段M1における再生済みリストの内容の消去を行い、その後、リターンに移行して、メインルーチンに戻る。これによって、ディスクの再生予定リストの作成が完了し、曲順リストが記録手段M2に存在することになる。
【0030】
次に、図6を参照して、再生開始処理のサブルーチンを説明する。ステップST−1で、図3における仮想曲番号のポインタPをP=1にする。これによって、再生予定リストの要素を示すポインタデフォルトは1曲目からスタートする。ステップST−1の次はステップST−2に移行して、自動スタート(電源キーのONによって、再生キーを操作しなくても、ディスクの再生が開始されること)か否かを判別する。ステップST−2の判別で、YES、即ち、自動スタートのときは、ステップST−3に移行して、記憶手段M1に記憶されている再生予定リストの曲順リストの仮想曲番号のポインタPに相当する曲番号の曲データを取得し、その後、ステップST−4に移行して、制御手段CTLが再生コマンドを発行した後、リターンとなって、メインルーチンに戻る。これによって、再生手段PMはその曲を再生する。
【0031】
ステップST−2の判別でNO、即ち、自動スタートでないときは、ステップST−5に移行して、操作部OPからのキー入力データの取得を行い、その後、ステップST−6に移行する。ステップST−6では、キー入力データは曲再生、曲送り又は曲戻し及び電源OFFのキー入力データのいずれであるかを判別する。ステップST−6の判別で、キー入力データが曲再生データであるときは、ステップST−3に移行する。ステップST−6の判別で、キー入力データが電源OFFデータであるときは、ステップST−7に移行して電源をOFFにして、その後リターンとなる。ステップST−6の判別で、キー入力データが曲送り又は曲戻しデータのときは、ステップST−8に移行して、記憶手段M1に記憶されている再生予定リストの曲順リストの仮想曲番号のポインタPに相当する曲番号のインクリメント又はデクリメントを行った後、ステップST−5に戻る。
【0032】
次に、図7を参照して、再生中処理を説明する。ステップST−1で、操作部OPのキー操作に基づくキー入力データを取得した後、ステップST−2に移行する。ステップST−2では、キー入力データは、キー入力無し、曲送り又は曲戻し、及び電源OFF又は曲再生停止のデータのいずれかを判別する。ステップST−2の判別で、キー入力データが電源OFF又は曲再生停止のデータであると判別したときは、リターン(電源OFF又は曲再生停止)となり、メインルーチンに戻る。ステップST−2で、キー入力データが曲送り又は曲巻戻しのデータであると判別されたときは、ステップST−3に移行して、図9について後述する曲送り又は曲戻し処理のサブルーチンを経て、ステップST−1に戻る。
【0033】
ステップST−2の判別で、キー入力データがキー入力なしとされたときは、ステップST−4に移行して、1曲の再生が終了したか否かを判別する。ステップST−4の判別でNO、即ち、1曲の再生が終了していないのであれば、ステップST−1に戻る。ステップST−4の判別で、YES、即ち、1曲の再生が終了したのであれば、ステップST−5に移行して、記憶手段M1の再生済みリストに再生が終了した曲を追加した後、ステップST−6に移行して、記憶手段M1に記憶されている再生予定リストから次に再生する曲の番号を取得した後、ステップST−7に移行して、曲再生コマンドを発行した後、ステップST−1に戻る。これによって、再生手段PMはその次に再生する曲の再生を行う。
【0034】
次に、図8を参照して、演奏終了判定処理のサブルーチンを説明する。ステップST−1で、終了判定のための情報、即ち、sec(=現在再生中の曲の長さ)、time(=現在の曲の再生時間)及びFlag{=(time*100)/sec}(現在再生中の曲の再生時間timeの曲の長さsecに対する100分率)の取得を行う。ステップST−1の次のステップST−2では、secは下限長さ(例えば、10秒)より短いか否かの判別を行い、YES、即ち、secが下限長さより短いときは、ステップST−3、4、5によって特別判定(これについては後述する)を行い、NO、即ち、secが下限長さ以上のときは、ステップST−6に移行する。
【0035】
ステップST−3では、sec=timeか否か、即ち、現在再生中の曲の長さが現在の曲の再生時間と等しいか否かを判別し、YES、即ち、演奏完了であれば、ステップST−4に移行して、Flag=100にした後、ステップST−6に移行する。又、ステップST−3の判別で、NOのとき、即ち、演奏未完了のときは、ステップST−5に移行して、現在の曲の再生時間timeの如何に拘らず、Flag=0にした後、ステップST−6に移行する。
【0036】
ステップST−6では、Flagは判定値(例えば、50)より小さいか否かを判別し、YESのときは、リターンとなってメインルーチンに戻り、NOのときは、ステップST−7に移行して、記憶手段M1の再生済みリストに再生が終了した曲を追加した後、リターンとなって、メインルーチンに戻る。
【0037】
さて、ステップST−2でNOの場合、即ち、現在再生中の曲の長さが、例えば、10秒より長いときは、ステップST−6及びステップST−7の判断によって、曲の長さの半分(これは半分でなくとも、例えば、2/3でも良い)以上再生したときは、100%再生していなくても、再生済みと見做して、再生済みリストに再生が終了した曲を追加する。ところが、ステップST−2でYESの場合、即ち、現在再生中の曲の長さが、例えば、10秒より短いとき(例えば、8秒とする)は、ステップST−3〜5によって、その曲の再生が100%完了したときのみ、再生済みリストに再生が終了した曲を追加し、例えば、8秒の曲の再生が100%完了しないとき、例えば、7秒分再生したとしても、Flag=0として、未再生扱いとするものである。
【0038】
次に、図9を参照して、図7のステップST−3における曲送り又は曲戻し処理のサブルーチンを説明する。ステップST−1では、図8の演奏終了判定処理のサブルーチン(再生中の曲が再生完了か否かを判別し、完了であればリストを追加する)を経た後、ステップST−2に移行する。ステップST−2では、曲送りか曲戻しかの判別を行う。ステップST−2の判別で、曲送りとされたときは、ステップST−3に移行して、記憶手段M1の再生予定リストから次曲の番号を取得した後、ステップST−4に移行して、ディスクRMの目的の曲をシークして再生した後リターンとなり、メインルーチンに戻る。
【0039】
ステップST−2の判別で曲戻りとされたときは、ステップST−5に移行してFlagは判定値(例えば、50)より小さいか否かの判別を行う。ステップST−5の判別で、YES、即ち、Flagが判定値より小さいとされたときは、ステップST−7に移行して、現在の曲の番号のままとした後、ステップST−4に移行する。ステップST−5の判別で、NO、即ち、Flagが判定値より大きいときは、再生予定リストから前曲の番号を取得した後、ステップST−4に移行する。
【0040】
次に、図10を参照して、曲順リストの決め方について説明する。ある記録媒体(ディスク)RMに、aに示す如く、曲が記録されていたものとすると、図5の初期化処理において、ステップST−6で、再生手段PMによって、そのディスクのTOC情報が再生されて、記憶手段M2にこの曲A,B,C,…………,Jが曲順リストとして記憶(登録)される。そして、記憶手段M1に記憶される当初の再生予定リストは、図5のステップST−8によって、aに示した曲A,B,C,…………,Jの計10曲となる。
【0041】
使用者が再生手段PMのAMS(Automatic Music Sensor) 機能を用いて、再生中にキー操作により曲を選択して再生し、曲A、B、C,…………,Jの内、曲A,B,D,B,F,Gをこの順で再生したものとすると、そのときの記憶手段M1に記憶されている再生済みリストは、bに示す如く曲A,B,D,B,F,Gとなる。
【0042】
ところで、aの記録媒体RMに記録されている曲のリスト、即ち、初期の曲順リストと、bの再生済みリストから、曲順リストの種々の決め方を述べる。
▲1▼ 先ず、曲数を増やさずに、先登録優先法によって登録された曲順リストは、bの再生済みリスト内の2回再生された曲Bの内、先に再生された曲を優先させた曲A,B,D,F,Gの次に、曲A〜Jの内の再生されなかった曲C,E,H,I,Jを続けることによって、cに示す曲順リスト、曲A,B,D,F,G,C,E,H,I,Jが決められる。
【0043】
▲2▼ 次に、曲数を増やさずに、後登録優先法によって登録された曲順リストは、bの再生済みリスト内の2回再生された曲Bの内、後に再生された曲を優先させた曲A,D,B,F,Gの次に、曲A〜Jの内の再生されなかった曲C,E,H,I,Jを続けることによって、dに示す曲順リスト、曲A,D,B,F,G,C,E,H,I,Jが決められる。
【0044】
▲3▼ 次に、曲数を増やしても良い場合の登録された曲順リストは、bの再生済みリストの曲A,B,D,B,F,Gの次に、曲A〜Jの内の再生されなかった曲C,E,H,I,Jを続けることによって、eに示す曲順リスト曲A,B,D,B,F,G,C,E,H,I,Jが決められる。
【0045】
▲4▼ 次に、ある記録媒体RMに記録されている曲はaに示す通りであるが、再生済みリストがfに示す如く曲A,B,C,A,B,C,A,B,C,D,E,F,B,Cである(リストの要素は14)場合に、リスト長が、例えば、9のときの曲順リストを説明する。
再生済みリストの曲に後ろから削除可能な曲に番号を付すと次のようになる。
そこで、この場合には、14個のリストの要素から、5個の要素を削除すれば、リスト長は9になる。そこで、番号1、2、3、4及び5のリストの要素を削除すれば、gに示す曲順リスト曲A,B,C,A,B,C,D,E,Fが得られる。
【0046】
そこで、制御手段CTLは、記憶手段M2に記憶されている記録媒体RMの再生リストと、記憶手段M1の再生済みリストから、上述の▲1▼〜▲4▼のいずれかの決め方に従って、曲順リストを決めて行く。
【0047】
次に、図11を参照して、終了処理のサブルーチン(電源OFF又は曲再生停止処理)を説明する。ステップST−1で、図8で説明した演奏終了判定処理のサブルーチンを経て、ステップST−2に移行して、新曲順リストを記憶手段M2に古い曲順リストに上書き保存する。ステップST−2の次はステップST−3に移行して、電源OFFか曲再生停止かを判別する。ステップST−3の判別で、曲再生停止のときはリターンとなってメインルーチンに戻る。ステップST−3の判断で、電源OFFのときは、ステップST−4に移行して電源OFFを行ってから、リターンとなってメインルーチンに戻る。
【0048】
次に、図12を参照して、他の具体例の情報再生装置のハードウェアを説明する。RMは記録媒体で、複数の情報信号が記録されており、情報信号の記録再生が可能で、記録媒体に記録されている情報信号を消去したり、その記録媒体に新たな情報信号を追加記録することのできるミニディスク(MD)、ハードディスク(HD)、半導体RAM(Random-access Memory) 等の記録媒体である。この記録媒体RMとして、ミニディスクを例に採り、又、その記録媒体RMに記録されている情報信号としては、ここでは音楽の曲に例を採って説明する。
【0049】
この図12の具体例の情報再生装置のハードウェアは、図1について説明した具体例の情報再生装置のハードウェアと大部分の構成は同じなので、重複説明を省略するが、異なるところは、図12の場合は、再生手段PMではなく、記録再生手段RPMであることと、図1における不揮発性記憶手段M2が設けされていない(勿論、この場合も、不揮発性記憶手段M2を設けることのできる)点である。即ち、記録媒体RM毎の再生リスト(曲順リストを含む)は、各記録媒体自体に記録されており、再生リストの内の曲順リストは、制御手段CTLの制御の下に、記録再生手段RPMによって、上書き記録される。
【0050】
各記録媒体RM毎の再生リストの内の曲順リストの構造は、上述の図3と同様である。
【0051】
再生装置の構成が図12に示したものである場合の全体の処理(メインルーチン)及び初期化処理を除く各サブルーチンは、再生装置の構成が図1の場合と同様である。そこで、図13を参照して、初期化処理のサブルーチンを説明する。尚、図13において、ステップST−1〜5は、記録媒体RMがミニディスクの如きリムーバブルディスクの場合に必要な処理で、ハードディスクのような固定ディスクの場合には、ステップST−1〜5は不要で、ステップST−6〜8のみが必要である。
【0052】
ステップST−1で、図12の制御部OPにおけるキー入力データの取得を行った後、ステップST−2に移行して、電源OFFキーが操作されたか否かの判別を行う。ステップST−2の判別で、YESであれば、ステップST−3に移行して、電源OFFを行った後、リターンとなって、メインルーチンに戻る。
【0053】
ステップST−2の判断でNOのときは、ステップST−4に移行して、ディスクの有無の検出を行い、その後ステップST−5に移行して、ディスクが有るか否かの判断を行い、NOのときはステップST−1に戻り、YESのときはステップST−6に移行して、記録再生手段RPMによって、ディスク(記録媒体)RMから曲順リストを再生して、その取得を行う。ステップST−6の次にはステップST−7に移行して、取得した曲順リストから再生予定リストを生成して、記憶手段M1に記憶する。ステップST−7の次はステップST−8に移行して、再生済みリストの内容を消去した後、リターンとなってメインルーチンに戻る。
【0054】
情報信号は、音声信号の他、映像信号、映像・音声信号等も可能である。
【0055】
【発明の効果】
本願発明によれば、複数の記録媒体に記録されている複数の情報信号を再生する再生手段と、再生手段によって再生された情報信号の再生終了を判定する再生終了判定手段と、複数の各記録媒体から読み出した、再生する予定の順序の再生順序予定リストを記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段に従って情報信号を再生する再生順序予定リストを作成し、当該再生順序予定リストを記憶する第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶された上記再生済みリストの曲順のうち、複数回再生された曲の重なりを削除して新曲順リストを生成し、生成した新曲順リストで再生済みリストを上書きする第3の記憶手段とを備え、第3の記憶手段に記憶されている情報信号の新曲順リストに従って、その情報信号が再生手段によって記録媒体から再生し得るようにしたので、複数の情報信号が記録された記録媒体から、使用者が任意の情報信号を選択して、任意の順序で再生したとき、その情報信号の選択及び再生の順序を容易に再現することのできる情報再生装置を得ることができる。
【0056】
また、本願発明によれば、本願発明の情報再生装置において、再生判定手段によって判定される情報信号の再生終了の判定は、再生順序予定リストに記憶された情報信号の再生時間に対する再生中の再生時間の比率によって判別することによって行うようにしたので、再生した曲を再生済みリストに追加するか否かの判定を容易に行うことのできる情報再生装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置を示すブロック線図である。
【図2】再生リストを記憶する記憶手段のデータ構造を示す表図である。
【図3】再生リスト記憶手段に記憶された曲順リストの構造を示す表図である。
【図4】本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置の制御手段の動作の全体を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置の制御手段の動作の内の初期化処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置の制御手段の動作の内の再生開始処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置の制御手段の動作の内の再生中処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置の制御手段の動作の内の演奏終了判定処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置の制御手段の動作の内の曲送り又は曲戻し処理を示すフローチャートである。
【図10】曲順リストの決め方を示す表図である。
【図11】本発明の実施の形態の具体例の情報再生装置の制御手段の動作の内の終了処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態の他の具体例の情報再生装置を示すブロック線図である。
【図13】本発明の実施の形態の他の具体例の情報再生装置の制御手段の動作の内の初期化処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
CTL 制御手段、PM 再生手段、RPM 記録再生手段、RM 記録媒体、M1、M2 記憶手段、DC デコード、DA D/A変換器、AP 低周波増幅器、SP スピーカ。
Claims (3)
- 複数の記録媒体に記録されている複数の情報信号を再生する再生手段と、
上記再生手段によって再生された情報信号の再生終了を判定する再生終了判定手段と、
上記複数の各記録媒体から読み出した、再生する予定の順序の再生順序予定リストを記憶する第1の記憶手段と、
上記複数の記録媒体から上記再生順序予定リストに従って再生され、上記再生終了判定手段によって再生の終了が判定された再生済みリストを記憶する第2の記憶手段と、
上記第2の記憶手段に記憶された上記再生済みリストと、上記記録媒体に記録された複数の情報信号から、登録曲数の制限と、削除可能な曲の選択方法について予め設定しておいた条件に基いて新曲順リストを生成し、生成した新曲順リストで上記再生済みリストを上書きする第3の記憶手段とを備え、
上記情報信号の再生停止後の再生開始時には、上記第3の記憶手段に記憶された上記新曲順リストに従って、上記情報信号を上記再生手段によって上記記録媒体から再生し得るようにした
ことを特徴とする情報再生装置。 - 上記再生判定手段は、上記再生順序予定リストに記載された上記情報信号の再生時間に対する再生中の再生時間の比率によって、上記情報信号の再生終了の判定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。 - 複数の記録媒体に記録されている複数の情報信号を再生する再生ステップと、
上記再生手段によって再生された情報信号の再生終了を判定する再生終了判定ステップと、
上記複数の各記録媒体から読み出した、再生する予定の順序の再生順序予定リストを記憶する第1の記憶ステップと、
上記複数の記録媒体から上記再生順序予定リストに従って再生され、上記再生終了判定手段によって再生の終了が判定された再生済みリストを記憶する第2の記憶ステップと、
上記第2の記憶手段に記憶された上記再生済みリストと、上記記録媒体に記録された複数の情報信号から、登録曲数の制限と、削除可能な曲の選択方法について予め設定しておいた条件に基いて新曲順リストを生成し、生成した新曲順リストで上記再生済みリストを上書きする第3の記憶ステップとを備え、
上記情報信号の再生停止後の再生開始時には、第3の記憶ステップで上書きされた上記新曲順リストに従って、上記情報信号を上記再生手段によって上記記録媒体から再生し得るようにした
ことを特徴とする情報再生装置の再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08902399A JP3951497B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 情報再生装置及び情報再生装置の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08902399A JP3951497B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 情報再生装置及び情報再生装置の再生方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000285656A JP2000285656A (ja) | 2000-10-13 |
JP2000285656A5 JP2000285656A5 (ja) | 2006-03-23 |
JP3951497B2 true JP3951497B2 (ja) | 2007-08-01 |
Family
ID=13959327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08902399A Expired - Fee Related JP3951497B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 情報再生装置及び情報再生装置の再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3951497B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7797446B2 (en) * | 2002-07-16 | 2010-09-14 | Apple Inc. | Method and system for updating playlists |
US9715500B2 (en) | 2004-04-27 | 2017-07-25 | Apple Inc. | Method and system for sharing playlists |
US7680849B2 (en) | 2004-10-25 | 2010-03-16 | Apple Inc. | Multiple media type synchronization between host computer and media device |
WO2005022962A1 (ja) | 2003-07-31 | 2005-03-10 | Mitsubishi Chemical Corporation | 化合物、電荷輸送材料および有機電界発光素子 |
JP4716675B2 (ja) * | 2004-05-25 | 2011-07-06 | 三洋電機株式会社 | 録音再生装置 |
EP1898418A1 (en) * | 2005-05-09 | 2008-03-12 | Pioneer Corporation | Information search device, information reproducing device, information search method, information search program, and information recording medium |
JP4752502B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-08-17 | 船井電機株式会社 | 光ディスク装置 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP08902399A patent/JP3951497B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000285656A (ja) | 2000-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6185163B1 (en) | Vehicle audio system having random access player with play list control | |
JP2672849B2 (ja) | ディスク記録再生装置 | |
KR100365353B1 (ko) | 복사 방지 수단이 마련된 컴팩트 디스크 재생/기록기 및그 복사방법 | |
JP3951497B2 (ja) | 情報再生装置及び情報再生装置の再生方法 | |
JPH103778A (ja) | 記録再生装置 | |
US20020126594A1 (en) | Information reproducing apparatus and method | |
JP2883603B1 (ja) | 記録媒体再生装置 | |
JP2642345B2 (ja) | 情報再生装置 | |
JPH0760589B2 (ja) | 編集機能付きデジタルデ−タ再生装置 | |
JP2890508B2 (ja) | 光学式ディスク再生装置 | |
JP3462603B2 (ja) | ミキシング装置及びミキシング方法 | |
JPH03203069A (ja) | オーディオ機器の再生方法 | |
JP2734430B2 (ja) | プログラム選曲再生装置 | |
JPH097355A (ja) | ディスクプレーヤの再生方法 | |
JP3138142B2 (ja) | ディスク記録再生装置 | |
JP2980393B2 (ja) | 音響回路 | |
JP2668194B2 (ja) | プログラム選曲装置及び方法 | |
JPH06275051A (ja) | 音声編集装置 | |
JPH07153189A (ja) | 情報再生装置 | |
JP2004079061A (ja) | メディアプレーヤー装置、メディアプレーヤープログラム、ユーザーインターフェイス、トラック再生停止方法。 | |
KR0143356B1 (ko) | 광디스크의 선택적인 재생제어방법 | |
JPH0725913Y2 (ja) | ディスク再生装置のプログラム装置 | |
JP2523886Y2 (ja) | ディスク再生装置のプログラム演奏装置 | |
JPH05114276A (ja) | デイスク録音装置 | |
JP3775201B2 (ja) | 記録再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060202 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060704 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060901 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070219 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070306 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070416 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |