JP2523886Y2 - ディスク再生装置のプログラム演奏装置 - Google Patents

ディスク再生装置のプログラム演奏装置

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JP2523886Y2
JP2523886Y2 JP1521294U JP1521294U JP2523886Y2 JP 2523886 Y2 JP2523886 Y2 JP 2523886Y2 JP 1521294 U JP1521294 U JP 1521294U JP 1521294 U JP1521294 U JP 1521294U JP 2523886 Y2 JP2523886 Y2 JP 2523886Y2
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program
time
editing
music
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俊二 石橋
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Kenwood KK
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はディスク再生装置のプ
ログラム演奏装置に係り、とくにCDプレーヤ,CDV
プレーヤ,LDプレーヤなどで、プログラム演奏を行う
際のユーザのプログラム操作の手間を簡略化させるのに
好適なディスク再生装置のプログラム演奏装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばCDプレーヤでは、従来からプロ
グラム演奏機能が設けられており、ユーザがプログラム
モード下で数字キーを用いて曲番を入力すると、順に、
システムマイクロコンピュータのRAMのプログラムフ
ァイルに登録がなされる。そして登録完了後、ユーザが
PLAYキーをオンするとシステムマイクロコンピュー
タは、再生手段を制御してプログラムファイルでのプロ
グラム番号順に、プログラム演奏を行わしめる。また、
CDプレーヤには自動編集機能も設けられており、ユー
ザがEDITキーをオンして自動編集モードに設定した
あと数字キーを用いて編集時間を入力すると、プログラ
ム曲の全演奏時間が編集時間を越えない範囲で、未登録
曲を探してプログラムファイルに登録していく。これに
より、全演奏時間が所望の編集時間内に入る1乃至複数
の曲を自動的に選択して演奏させることができ、CDか
らテープへのダビングを簡単に行えるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】けれども、従来の技術
では、以下のような点でユーザのプログラム操作が面倒
であるという欠点を有していた。即ち、CDディスクに
記録された曲の内、例えば曲番5以降の範囲を対象にし
て自動編集したい場合、スキップ操作用のUPキーを押
してミュージックカレンダーに表示されたカーソルを曲
番5に合わせたあと編集時間を入力すればよいようにし
たものがあるが、スキップ操作用のUPキーでカーソル
を移動させて編集対象の範囲の設定を行うのは、セット
購入直後の初心者のユーザに取って操作が分かり難い。
【0004】この考案は、かかる従来技術の問題に鑑
み、プログラム演奏に必要なユーザの操作を簡単化する
ことを、その目的とする。より具体的には編集対象を限
定して自動編集を行いたい場合、限定操作の仕方が簡単
に分かるようにして、操作の誤りを生じにくくすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係るディスク
再生装置のプログラム演奏装置では、曲番を入力する曲
番入力手段と、入力された曲番をプログラム記憶手段に
書き込んで登録するプログラム書込手段と、自動編集を
指示する自動編集指示手段と、編集時間を入力する編集
時間入力手段と、自動編集が指示され、かつ、編集時間
が入力されたとき、プログラム記憶手段の内容とディス
クから読み取ったTOC情報から、プログラム記憶手段
に登録済の各プログラム曲と合わせた総演奏時間が編集
時間を越えないような未登録曲を逐次探し出してプログ
ラム記憶手段に書込み登録する自動編集手段と、再生時
に所定の再生手段を制御してプログラム記憶手段に記憶
されたプログラム曲を再生させるプログラム演奏制御手
段と、プログラム記憶手段の中のプログラム曲数を数え
るプログラム曲数計数手段と、を備え、前記自動編集手
段は、自動編集が指示され、かつ、編集時間が入力され
た時点でのプログラム曲数が1のときは、そのプログラ
ム曲の曲番以降のディスクの各曲番を対象として、プロ
グラム記憶手段に登録済の各プログラム曲と合わせた総
演奏時間が編集時間を越えないような未登録曲を探し、
自動編集が指示され、かつ、編集時間が入力された時点
でのプログラム曲数が複数のときは、ディスクの全曲番
を対象として、プログラム記憶手段に登録済の各プログ
ラム曲と合わせた総演奏時間が編集時間を越えないよう
な未登録曲を探すようにしたこと、を特徴としている。
【0006】
【作用】この考案によれば、優先的に編集したい複数の
曲がある場合、予め、ユーザが曲番入力手段で当該複数
の希望曲の曲番を入力し、プログラム記憶手段に登録さ
せたあと、自動編集を指示するとともに編集時間を入力
すれば、自動編集手段がプログラム記憶手段の内容とデ
ィスクから読み取ったTOC情報から、プログラム記憶
手段に登録済の各プログラム曲と合わせた総演奏時間が
編集時間を越えないような未登録曲を、ディスクの全曲
番を対象に逐次探し出してプログラム記憶手段に書込み
登録する。一方、ディスクの中で編集対象を限定したい
場合、予め、ユーザが曲番入力手段で限定範囲の開始位
置に係る曲の曲番を入力し、プログラム記憶手段に登録
させたあと、自動編集を指示するとともに編集時間を入
力すれば、自動編集手段がプログラム記憶手段の内容と
ディスクから読み取ったTOC情報から、プログラム記
憶手段に登録済の各プログラム曲と合わせた総演奏時間
が編集時間を越えないような未登録曲を、ユーザが入力
したプログラム曲の曲番以降のディスクの各曲番を対象
として逐次探し出してプログラム記憶手段に書込み登録
する。
【0007】これにより、複数の希望曲を優先しながら
ディスク全曲を対象に総演奏時間が希望編集時間内に入
るように編集したい場合、曲番入力手段で希望曲の曲番
を入力したあと、自動編集を指示するとともに編集時間
を入力すれば良く、一方、編集対象範囲を限定して総演
奏時間が希望編集時間内に入るように編集したい場合、
ユーザは希望曲優先時と同じ曲番入力操作で編集対象の
範囲を設定することができ、編集対象の範囲設定操作の
仕方が簡単となり、初心者でも操作の誤りを犯さずに済
む。
【0008】
【実施例】図1を参照してこの考案の一実施例を説明す
る。図1には、この考案に係る自動編集機能付のCDプ
レーヤのブロック図が示されている。CDプレーヤで
は、CDディスクの記録信号がまず光ピックアップ10
で検出され、出力側に接続された信号処理回路12でオ
ーディオサンプルデータとサブコードが読み取られる。
信号処理回路12のオーディオ出力側にはD/Aコンバ
ータ(図示しない)が接続されており、オーディオサン
プルデータがアナログのオーディオ信号に変換されて、
外部のテープレコーダ等に出力される。信号処理回路1
2にはまたシステムマイクロコンピュータ(以下、単に
「システムマイコン」という)14が接続されている。
このシステムマイコン14にはキー入力部16、表示部
18のほかサーボ・メカ部20も接続されている。光ピ
ックアップ10、信号処理回路12、サーボ・メカ部2
0で再生手段21が構成されている。
【0009】キー入力部16にはPLAYキー、STO
Pキー、1〜20までの数値キーなど通常のキーのほ
か、トラックモードの設定を行うTRACKキー、プロ
グラムモードの設定を行うPROGキー、自動編集指示
手段としてのEDITキー、編集時間入力手段としての
「+10」キーなども設けられており、ユーザのキー操
作に従うキー信号をシステムマイコン14へ出力する。
1〜20の数値キーは曲番入力に用い、この内、1〜9
キー,20キーは、各々、編集時間の1〜9分,0分の
入力キーを兼ねている。
【0010】表示部18は、1〜20の数字を独立して
点灯表示できるミュージックカレンダー表示器22、分
・秒2桁ずつのタイム表示器24、2桁のT.NO(ト
ラックナンバ)表示器26、2桁のP.NO(プログラ
ムナンバ)表示器28を備えており、システムマイコン
14による表示制御に従い曲番表示、プログラム番号表
示、タイム表示、曲番のミュージックカレンダー表示等
を行う。サーボ・メカ部20はシステムマイコン14に
よる動作制御に従い、CDディスクのローディングやア
ンローディング、CDディスクの回転、光ピックアップ
10に対するトラッキング制御やフォーカシング制御及
びサーチ移動、等を行う。CDディスクの定常状態での
回転サーボには、信号処理回路12から入力したPLL
クロックが用いられる。
【0011】システムマイコン14は、CPU,RO
M,RAMがバス接続されて成り、ROMに格納された
所定のプログラムに基づき、ユーザのキー操作に応じて
再生手段21に対するPLAY制御(プログラム演奏を
含む),STOP制御,サーチ制御、信号処理回路12
からのサブコード入力や表示部18に対する表示制御に
加え、プログラム曲の登録、自動編集等の各種処理を実
行する。システムマイコン14のRAMには、表示情報
管理領域、タイマ領域、TOC情報格納領域、各曲毎の
演奏時間t(y)の格納領域(但し、yは曲番)、プロ
グラム番号1〜20の20曲分のプログラムファイル領
域が設けられているほか、TOC情報中の最小曲番NI
と最大曲番NM,プログラム番号PN,プログラムされ
ている曲の総演奏時間ΣT、編集時間W(分単位)など
が格納される(図2の(2)参照)。システムマイコン
14のROMには、プログラムファイル領域の最大許容
プログラム番号PM(ここでは20)が格納されている
(図2の(1)参照)。
【0012】次に上記した実施例の動作を図3乃至図7
のフローチャートと、図8に示したプログラムファイル
の説明図を参照して説明する。まず、CDプレーヤに例
えば、20曲入りのCDディスクを挿入すると、システ
ムマイコン14は図3のステップ100でCDが挿入さ
れたと判断したあと、CDプレーヤ各部をPLAY制御
し、信号処理回路12で読み取ったTOC情報をRAM
に格納する(ステップ102)。そして、TOC情報を
参照してCDディスクの最小曲番をNI、最大曲番をN
M、曲番y(y=NI〜NM)の1曲当たりの演奏時間
をt(y)としてRAMに登録する(ステップ10
4)。ここでは、NI=1,NM=20とする。そし
て、通常演奏用のトラックモード(ノーマルモード)の
設定を行う(ステップ106)。
【0013】このときシステムマイコン14は表示部1
8に対し所定の表示制御を行い、ミュージックカレンダ
ー表示器22の「1」〜「20」を点灯して、20曲全
てが未演奏状態であることを示し、T.NO表示器26
には<1>を表示させ、曲番「1」の演奏準備状態であ
ることを示す。また、タイム表示器24には<0分0秒
>を表示させ、曲番1の演奏経過時間がまだ零であるこ
とを示す。この状態でシステムマイコン14はユーザに
よるキー操作を待つ。若し、演奏を開始させたいとき、
PLAYキーをオンすればシステムマイコン14はCD
プレーヤ各部のPLAY制御を行い、曲番「1」から
「20」まで順に演奏させる(ステップ108〜11
4)。演奏が終われば停止制御をする(ステップ11
6)。
【0014】編集対象限定自動編集 これと異なり、ユーザがCDディスクから30分テープ
にダビングを行いたいが、CDディスクに記録された
内、曲番1から4までは好みの曲でないとき、まず、P
ROGキーをオンしたあと、数値キーで曲番5を入力す
る。PROGキーがオンされると、システムマイコン1
4はプログラムモードに設定し(ステップ118、12
0。このときミュージックカレンダー表示器22は全部
消灯させる。また、T.NO表示器26は<−−>、
P.NO表示器28は<1>、タイム表示器24は<−
−:−−>と表示させる。)、RAMのプログラムファ
イル領域の内容を全てクリアし(ステップ122)、P
Nを1,ΣTを0に初期設定する(ステップ124、1
26)。なお、プログラムファイルのクリアは、各プロ
グラム番号につき、曲番データ(2桁)として十の位,
一の位ともにハイフンデータ「−」を書き込むことで行
う。
【0015】次に、数値キーで曲番5が入力されると、
システムマイコン14は図4のステップ128でYES
と判断し、入力曲番がNI〜NMの範囲内であることを
確認したあと入力曲番をNとし(ステップ130、13
2)、更に、現在のPN=1がプログラム番号の最大許
容番号PM=20を越えていないので(ステップ134
でNOの判断)、Nをプログラム番号PN=1に係る曲
番としてプログラムファイルに書込み登録を行う(ステ
ップ136)。そして、ΣTにt(N)=t(5)を加
算して新たなΣTとする(ステップ138)。
【0016】次に、システムマイコン14は、N=5を
T.NO表示器26に表示させ、PN=1をP.NO表
示器28に表示させ、ミュージックカレンダー表示器2
2に「5」を点灯表示させ、更に、ΣTの値をタイム表
示器24に表示させる(ステップ140)。最後に、P
Nをイクリメントし(ステップ142)、ステップ12
8へ戻る。これにより、自動編集の対象がCDディスク
の曲番5以降の曲に設定されたことになる。表示部18
のT.NO表示とP.NO表示を見てユーザは編集対象
範囲が正しく設定できたかどうか、確認できる。このと
きのプログラムファイルの内容を図8(1)に示す。
【0017】次にユーザがEDITキーをオンするとシ
ステムマイコン14は、エディットモードの設定を行い
(図5のステップ144、146)、RAMの編集時間
W(分単位で2桁)の十の位と一の位を共にハイフンデ
ータ「−」とし、このWに基づきタイム表示器24の表
示制御を行って<−−: >と表示させ、編集時間の
入力待ち状態であることを示す(ステップ147)。こ
こで、30分の編集時間を入力するため、ユーザがまず
「+10」キーを1回オンするとシステムマイコン14
は、時間入力操作有りか否かの判定でYESと判断した
あと、Wの十の位のデータを1にし、タイム表示器24
の表示を<1−: >とさせる(ステップ148、1
50、152)。
【0018】続いてユーザが5秒以内に再び+10キー
を1回オンするとシステムマイコン14Aは、Wの十の
位のデータを2にし、タイム表示器24の表示を<2
−:>とさせる(ステップ154、150、152)。
ユーザが更に+10キーを1回オンするとシステムマイ
コン14は、Wの十の位のデータを3にし、タイム表示
器24の表示を<3−: >とさせる(ステップ15
4、150、152)。次に、ユーザが一の位を入力す
るため、数値キーの「20」キーをオンすると、システ
ムマイコン14は編集時間入力時の「20」キーのオン
を0が入力されたものとして扱い、Wの一の位のデータ
を0にし、タイム表示器24の表示を<30: >と
させる(ステップ154、150、152)。「20」
キーをオンしたあと5秒経過すると、システムマイコン
14は編集時間の入力が完了したものとして、ΣTがW
より小さいときに図6のステップ158側へ進み自動編
集処理を開始する(ステップ156、157でともにY
ESの判断)。
【0019】システムマイコン14は、ステップ158
において、まず、PNが2か否か、即ち、プログラムフ
ァイル中の登録曲の数が1曲か否か判定する。今の場
合、PN=2なので、Nをインクリメントして6とし
(ステップ160)、NがNM=20を越えていないこ
とを確認したあと(ステップ161)、曲番N=6がプ
ログラムファイルに登録済みであるか否か判定する(ス
テップ162)。曲番6は未登録なので、システムマイ
コン14は、既登録のプログラム曲の合計演奏時間であ
るΣTに、仮に曲番6の演奏時間t(6)を加算した総
演奏時間が編集時間W=30分より少ないか否か判定
し、少なければ曲番6をPN=2に係るプログラム曲と
してプログラムファイルに書き込んで登録する(ステッ
プ164、166)。そして、ΣTにt(6)を加算し
て新たなΣTとする(ステップ168)。
【0020】次に、システムマイコン14は、ステップ
170へ進み表示部18に対し表示制御を行い、T.N
O表示器26にN=6を表示し、P.NO表示器28に
PN=2を表示し、ミュージックカレンダー表示器22
に曲番6を追加表示し(このミュージックカレンダー表
示器22には、予めステップ140の処理で曲番5が表
示されている)、更に、ΣTの値をタイム表示器24に
表示する。そしてPNをインクリメントし3としたあと
(ステップ172)、PM=20を越えていないことを
確認してステップ160へ戻る(ステップ174)。シ
ステムマイコン14は、再びNをインクリメントして7
とし、前述と同様にして、曲番N=7が未登録であり、
ΣTに仮に曲番7の演奏時間t(7)を加えた総演奏時
間がまだWより小さければ、PN=3に係るプログラム
曲として曲番7を登録する(ステップ162〜16
6)。そして、ΣTにt(7)を加算して新たなΣTと
し、曲番7をT.NO表示し、プログラム番号3をP.
NO表示し、曲番7をミージックカレンダー表示に追加
し、ΣTをタイム表示する。
【0021】以下、同様にして、システムマイコン14
は曲番8以降についてもプログラム曲との合計演奏時間
がWを越えない限り、プログラムファイルに順に登録し
ていく。例えば、曲番11までは、いずれもそれまでの
プログラム曲との合計演奏時間がWを越えなかったと
き、プログラム番号が2から7までに曲番6、7、8、
9、10、11が自動的に登録される。次の曲番12に
関して、演奏時間が長くステップ164でNOと判断し
たとき、システムマイコン14は登録処理を行わずにス
テップ176へ進み、NがNM=20と一致しているか
否か判定する。ここではNOなので、システムマイコン
14は再びステップ160へ戻り、Nをインクリメント
して、曲番13以降の曲について同様の処理を行う。こ
れにより、曲番5から11までで自動編集が終了せず、
曲番13以降の未登録曲も合計演奏時間がWを越えない
限り、追加登録されるので、総演奏時間と編集時間との
差をできるだけ小さくすることができる。
【0022】曲番13から15までについても、合計演
奏時間がWを越えなかったとき、プログラム番号が8か
ら10までに曲番13、14、15が自動的に登録され
る。次の曲番16以降に関して、いずれも演奏時間が長
くステップ164でNOと判断されたとき、システムマ
イコン14はいずれも登録処理を行わない。そして、最
後の曲番20に関して、ステップ164でNOと判断し
たとき、Nが20になっているのでシステムマイコン1
4は、次のステップ176でYESと判断することにな
る。
【0023】このとき、システムマイコン14は、T.
NO表示器26にプログラム番号1に係る曲番5を表示
させ、P.NO表示器28にプログラム番号1を表示さ
せ、ミュージックカレンダー表示器22に全プログラム
曲番を表示させ、かつ、タイム表示器24に全プログラ
ム曲の総演奏時間であるΣTの値を表示させて、自動編
集処理を終える。この結果、プログラムファイルの登録
内容は図8の(2)の如くなる。この状態で、ユーザが
PLAYキーをオンすると、システムマイコン14は、
再生手段21に対しプログラム演奏制御を行い、プログ
ラム番号1に係る曲から順に演奏を行わせる(図7のス
テップ180〜188)。これにより、CDディスクの
内、とくに曲番5以降の曲の中から30分の編集時間に
収まるように自動的に選ばれた曲を、テープへダビング
することができる。
【0024】全てのプログラム曲の演奏が完了すると、
システムマイコン14は演奏を停止させ(ステップ19
0)、図6のステップ178へ移り、T.NO表示器2
6には1番目のプログラム曲番(=5)を表示させ、
P.NO表示器28にはプログラム番号1を表示させ、
タイム表示器24には全プログラム曲の総演奏時間であ
るΣTの値を表示させる。また、ミュージックカレンダ
ー表示器22には全プログラム曲の曲番を表示させる。
【0025】なお、編集対象を限定するためにユーザが
1曲だけ曲番入力した曲の演奏時間自体が初めから編集
時間Wを越えていたときは、システムマイコン14は、
図5のステップ157でNOと判断し、ステップ147
へ戻るようになっている。
【0026】希望曲優先自動編集 これと異なり、ユーザがCDディスクの中の複数の希望
曲、例えば、曲番2と5を優先的に編集し、他はCDデ
ィスクの全曲番を対象にして合計演奏時間が30分の編
集時間に入る範囲内で未登録曲を探して自動編集させた
い場合、PROGキーをオンしたあと初めに数値キーに
より2と5を入力し、その後、EDITキーをオンして
30分の編集時間を入力すれば良い。
【0027】PROGキーのオンでシステムマイコン1
4はプログラムモードに設定し(図3のステップ11
8、120)、続いて、数値キーにより曲番2と5が入
力されると、各々、1番目と2番目のプログラム曲とし
て登録する(図4のステップ128〜142の繰り返
し)。このときPN=3となる。そして、EDITキー
がオンされて30分の編集時間が入力されると、システ
ムマイコン14はエディットモードに設定したあと編集
時間をWとして登録する(図5のステップ147〜15
6)。このあと、システムマイコン14はPN=2かチ
ェックし(図6のステップ158)、NOなのでN=N
I=1としたあと(ステップ190)、プログラムファ
イルに曲番N=1が登録済みであるか否か判定する(ス
テップ162)。曲番1は未登録なので、システムマイ
コン14は、既登録のプログラム曲の合計演奏時間であ
るΣTに、仮に曲番1の演奏時間t(1)を加算した総
演奏時間が編集時間W=30分より少ないか否か判定
し、少なければ曲番1をPN=3に係るプログラム曲と
してプログラムファイルに書き込んで登録する(ステッ
プ164、166)。そして、ΣTにt(1)を加算し
て新たなΣTとする(ステップ168)。
【0028】次に、システムマイコン14は、ステップ
170へ進み表示部18に対し表示制御を行い、T.N
O表示器26にN=1を表示し、P.NO表示器28に
PN=3を表示し、ミュージックカレンダー表示器22
に曲番1を追加表示し(このミュージックカレンダー表
示器22には、予めステップ140の処理で曲番2と5
が表示されている)、更に、ΣTの値をタイム表示器2
4に表示する。そしてPNをインクリメントし4とした
あと(ステップ172)、PM=20を越えていないこ
とを確認してステップ160へ戻る(ステップ17
4)。
【0029】システムマイコン14は、再びNをインク
リメントして2とし、NM=20を越えていないことを
確認したあと、プログラムファイルに曲番N=1が登録
済みであるか否か判定する(ステップ162)。曲番2
は登録済なのでステップ160に戻ってNを3とする。
曲番3は未登録なので、前述と同様にして、ΣTに仮に
曲番3の演奏時間t(3)を加えた総演奏時間がまだW
より小さければ、PN=4に係るプログラム曲として曲
番3を登録する(ステップ162〜166)。そして、
ΣTにt(3)を加算して新たなΣTとし、曲番3を
T.NO表示し、プログラム番号4をP.NO表示し、
曲番3をミージックカレンダー表示に追加し、ΣTをタ
イム表示する。そして、PNを5、Nを4とし(ステッ
プ172、160)、曲番4もプログラムファイルに未
登録なので、ΣTに仮に曲番4の演奏時間t(4)を加
えた総演奏時間がまだWより小さければ、PN=5に係
るプログラム曲として曲番4を登録する(ステップ16
2〜166)。そして、ΣTにt(4)を加算して新た
なΣTとし、曲番4をT.NO表示し、プログラム番号
5をP.NO表示し、曲番4をミージックカレンダー表
示に追加し、ΣTをタイム表示する。そして、PNを
6、Nを5とする(ステップ172、160)。
【0030】曲番5は登録済なのでステップ160に戻
ってNを6とする。曲番6はプログラムファイルに未登
録であるが、ΣTに仮に曲番6の演奏時間t(6)を加
えた総演奏時間がWを越えたとき、ステップ164でN
Oと判断する。このとき、まだNが20でないので(ス
テップ176でNOの判断)、ステップ160に戻って
N=7とし、以下、同様にして曲番7以降の曲につい
て、プログラムファイルに未登録であり、プログラム曲
との合計演奏時間がWを越えない限り、プログラムファ
イルに順に追加登録していく。例えば、曲番9までは、
いずれもそれまでのプログラム曲との合計演奏時間がW
を越えなかったとき、プログラム番号が6から8までに
曲番7、8、9が自動的に登録される。曲番10以降に
関していずれも演奏時間が長くステップ164でNOと
判断されたとき、システムマイコン14はいずれも登録
処理を行わない。そして、最後の曲番20に関して、ス
テップ164でNOと判断したとき、Nが20になって
いるのでシステムマイコン14は、次のステップ176
でYESと判断することになる。
【0031】このとき、システムマイコン14は、T.
NO表示器26にプログラム番号1に係る曲番2を表示
させ、P.NO表示器28にプログラム番号1を表示さ
せ、ミュージックカレンダー表示器22に全プログラム
曲番を表示させ、かつ、タイム表示器24に全プログラ
ム曲の総演奏時間であるΣTの値を表示させて、自動編
集処理を終える。この状態で、ユーザがPLAYキーを
オンすると、システムマイコン14は、再生手段21に
対しプログラム演奏制御を行い、プログラム番号1に係
る曲から順に演奏を行わせる(図7のステップ180〜
188)。これにより、希望曲番2と5を優先し、後は
CDディスクの全曲番の中で曲番2と5を除く中から合
計で30分の編集時間に収まるように自動的に選ばれた
曲を、テープへダビングすることができる。
【0032】なお、ユーザがPROGキーをオンしたあ
と、1つもプログラム希望曲を入力することなく、ED
ITキーをオンしたときも、曲番1以降の中から総演奏
時間がWを越えない曲を選んでプログラムファイルに登
録する(図6のステップ158でNOの判定、190、
162)。
【0033】この実施例によれば、例えばCDディスク
の曲番2と5を優先し、他はCディスクの全曲の中から
合計演奏時間が編集時間内に収まる未登録曲を探して自
動編集させたい場合、プログラムモード下で数値キーに
より曲番2と5を入力したあと、エディットモードに設
定して編集時間を入力すれば良い。一方、CDディスク
の曲番5以降に編集対象を限定したいとき、プログラム
モード下で数値キーで曲番5を入力したあとエディット
モードに設定して編集時間を入力すれば良く、複数の希
望曲を優先して編集する場合の曲番入力に用いる数値キ
ーで曲番を入力するだけで編集対象を限定する操作を行
えるので、操作が分かり易く、間違いが少なくなり、初
心者でも簡単、かつ、確実に操作を行える。また、自動
編集途中で、CDディスクの或る曲番の未登録曲につ
き、プログラム済曲との合計演奏時間が編集時間を越え
た場合、当該未登録曲の次以降の未登録曲があり、プロ
グラム済曲との合計演奏時間が編集時間を越えなければ
追加登録されるので、総演奏時間と編集時間との差をで
きるだけ小さくすることができる。
【0034】
【考案の効果】この考案に係るディスク再生装置のプロ
グラム演奏装置によれば、複数の希望曲を優先しながら
ディスク全曲を対象に総演奏時間が希望編集時間内に入
るように編集したい場合、曲番入力手段で希望曲の曲番
を入力したあと、自動編集を指示するとともに編集時間
を入力すれば良く、一方、編集対象範囲を限定して総演
奏時間が希望編集時間内に入るように編集したい場合、
ユーザは希望曲優先時と同じ曲番入力操作で編集対象の
範囲を設定することができ、編集対象の範囲設定操作の
仕方が簡単となり、初心者でも操作の誤りを犯さずに済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案の一実施例に係るCDプレーヤ
のブロック図である。
【図2】システムマイクロコンピュータのメモリマップ
を示す説明図である。
【図3】システムマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】システムマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】システムマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】システムマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】システムマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】プログラムファイルの内容を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
14 システムマイクロコンピュータ 16 キー入力部 18 表示部 21 再生手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲番を入力する曲番入力手段と、 入力された曲番をプログラム記憶手段に書き込んで登録
    するプログラム書込手段と、 自動編集を指示する自動編集指示手段と、 編集時間を入力する編集時間入力手段と、 自動編集が指示され、かつ、編集時間が入力されたと
    き、プログラム記憶手段の内容とディスクから読み取っ
    たTOC情報から、プログラム記憶手段に登録済の各プ
    ログラム曲と合わせた総演奏時間が編集時間を越えない
    ような未登録曲を逐次探し出してプログラム記憶手段に
    書込み登録する自動編集手段と、 再生時に所定の再生手段を制御してプログラム記憶手段
    に記憶されたプログラム曲を再生させるプログラム演奏
    制御手段と、 プログラム記憶手段の中のプログラム曲数を数えるプロ
    グラム曲数計数手段と、 を備え、 前記自動編集手段は、自動編集が指示され、かつ、編集
    時間が入力された時点でのプログラム曲数が1のとき
    は、そのプログラム曲の曲番以降のディスクの各曲番を
    対象として、プログラム記憶手段に登録済の各プログラ
    ム曲と合わせた総演奏時間が編集時間を越えないような
    未登録曲を探し、自動編集が指示され、かつ、編集時間
    が入力された時点でのプログラム曲数が複数のときは、
    ディスクの全曲番を対象として、プログラム記憶手段に
    登録済の各プログラム曲と合わせた総演奏時間が編集時
    間を越えないような未登録曲を探すようにしたこと、 を特徴とするディスク再生装置のプログラム演奏装置。
JP1521294U 1994-11-14 1994-11-14 ディスク再生装置のプログラム演奏装置 Expired - Lifetime JP2523886Y2 (ja)

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