JP2582885Y2 - Ｃｄプレーヤの検索装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この考案はCDチャンジャー機構を有したCDプレーヤに
係り、特にマガジン内に収納したCDを検索して再生する
のに好適なCDプレーヤの検索装置に関する。

（ロ）従来技術・考案が解決しようとする問題点 従来より、CDチェンジャー機構を有したCDプレーヤに
おいて、複数のCDを収納したマガジンから希望のCDを検
索して再生する場合、マガジン内に収納したCDから希望
のCDのディスク番号をキー入力すると、機器内部のシス
テムマイコンはCDチェンジャー機構を制御し、指示した
ディスク番号の希望CDを選択して取り出し再生してい
た。

しかし、上記した従来のCDプレーヤの検索機構はマガ
ジン内に収納したCDのディスク番号で再生指示していた
ので、希望のCDのディスク番号が分からない場合、希望
のCDを再生することができず、最悪の場合はマガジン内
の全てのCDを再生するか、又はマガジンを取り出して再
確認しなければならないという欠点があった。

また、CDマガジン収納時などに収納CDの全てのディス
ク番号をメモするか、一覧表などに記入するように事前
準備が必要であった。

この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは従来例の欠点を解消し、マガジ
ン内のCDに対してキー入力によるを記憶し、再生時は上
記ディスク情報を指示してマガジン内のCDを自動検索す
ることのできるCDプレーヤの検索装置を提供するところ
にある。

（ハ）問題を解決するための手段 第１図はこの考案の構成を示す機能ブロック図であ
り、この考案のCDプレーヤの検索装置は、複数のCDを収
納したマガジンより検索したCDを再生するCDプレーヤに
おいて、 前記マガジンに収納したそれぞれのCDに対応して操作
者のキー操作により操作者が任意に作成した文字列を記
憶文字情報として入力する記憶文字入力手段と、入力さ
れた記憶文字情報をCDに対応して記憶する記憶手段と、
CDを検索するための検索文字情報を操作者のキー操作に
より任意の文字列として入力する検索指示手段と、入力
された検索文字情報と同一の文字列が記憶文字情報とし
て記憶手段に記憶されているかを検索し、記憶されてい
る場合にはその検索した記憶文字情報に対応するCDをマ
ガジンより検索して再生する検索再生手段とを備えたも
のである。

（ニ）作用 この考案の作用を第１図の機能ブロック図を用いて説
明する。

マガジンに収納した複数のCDのディスク情報、例えば
ディスク名をシステムマイコンに接続したキー入力部よ
りキー入力し、システムマイコン内部のメモリに記憶す
る（記憶手段１）。

ディスク名を記憶させた後、CDを再生したい場合は、
使用者は、マガジンに収納されているCDの内で再生を希
望するCDのディスク名をキー入力部より指示し（指示手
段２）、この指示したCDをシステムマイコンの表示部に
表示されるディスク名で確認することができる。

この指示されたディスク名によってシステムマイコン
は機器内部のCDチェンジャー機構を制御し、マガジン内
のCDから上記指示された希望のCDを検索し（検索手段
３）、この検索された希望のCDを演奏して再生すること
ができる。

即ち、使用者はディスク名を記憶させた後では、いつ
でも使用者の希望するCDのディスク名を指示するだけ
で、CDチャンジャー機構が動作して自動検索することが
でき、僅かな時間で希望のCD再生（CD再生４）が可能で
ある。

（ホ）実施例 この考案に係るCDプレーヤの検索装置の実施例を第１
図及び乃至第図に基づいて説明する。

第１図は機能ブロック図、第２図はハードウエアのブ
ロック図、第３図は動作を説明するフローチャートであ
る。

図において、10はシステムマイコンに指示を送る自動
検索キーを含んだキー入力部、11は各回路を制御するシ
ステムマイコン、12はマガジン内のCDを取り出し再生動
作などを行なうCDチェンジャー機構、13はCDピックアッ
プ信号の信号処理回路、14はスピンドルサーボ回路、15
はトラッキングスレッドサーボ回路、16は光ピックアッ
プ、17はシステムマイコンに接続してCDプレーヤの状態
を表示する表示部である。

CDチェンジャー機構12を有し複数のCDを収納したマガ
ジンから希望のCDを取り出してCD再生を行なう場合、ま
ず、マガジン内に複数のCDを収納する時、これらのCDの
ディスク情報を機器内部のシステムマイコン11のメモリ
に記憶する。

このCDのディスク情報として、例えばCDのディスク名
をキー入力部10より入力してシステムマイコン11に記憶
させ、この記憶した複数のCDをマガジンに収納する。

この様に、CDのディスク名を記憶したCDプレーヤにお
いて、CD再生を行なう場合を第３図のフローチャートに
より説明する。

使用者は再生を希望するCDのディスク名をキー入力部
10よりキー入力する（ステップS1）。このキー入力情報
は同時に表示部17で表示され、使用者はキー入力情報を
確認することができる。

希望CDのディスク名が確認されると、使用者はキー入
力部10の自動検索キーを操作してシステムマイコン11に
検索指示し、システムマイコン11はマガジンに収納され
た複数のCDから上記ディスク名のCDを検索する（ステッ
プS2）。

この希望CDが検索されると（ステップS3）、表示部17
に演奏を行なうかを表示し（ステップS4）、使用者はキ
ー入力部10より演奏をするようキー操作する（ステップ
S5）ことによってCD再生の演奏を開始することができる
（ステップS6）。

一方、ステップS3及びS4で希望のCDの検索や演奏を実
行しない場合、他のCDを検索して再生するかどうかを判
断し（ステップS7）、他のCDを検索する場合は上記ステ
ップS1を実行するようフローは帰還してステップS1を繰
り返す。

この様に、希望のCDを検索して再生する場合、希望CD
のディスク名を入力指示するだけで希望のCD再生がで
き、僅かな検索時間と簡単な入力操作で希望のCD再生を
可能にすることができる。

このキー入力及び検索操作はシステムマイコン11の表
示部17でディスク名などが表示され、入力や検索操作が
正しく行なわれたかを確認することができる。

更に、システムマイコンの表示部にディスクのファイ
ル名を表示し、このディスクファイル名上で入力又は検
索するディスク名を記号印などで明示するようにする
と、マガジン内のディスク名が１度に全て確認すること
もできる。

以上、CDのディスク情報としてディスク名を記憶し、
検索するよう説明したが、ディスク情報として他の覚え
易い言葉又は記号や番号などでも良い。例えばディスク
の購入日や歌手名などをディスク情報として記憶、検索
などに使用することもできる。

またCDチェンジャー機構12を有したCDプレーヤだけで
無く、シングルCDにおいてはディスク内の曲名の検索な
どを行なうことにも応用でき、また映像再生のLDプレー
ヤなどにおいても同様に応用することができる。

（ヘ）考案の効果 この考案に係るCDプレーヤの検索装置は前述のよう
に、使用者が希望するCDのディスク名をキー入力するだ
けで、マガジン内の複数のCDから短時間に検索し再生す
ることができるので、検索時間が短縮され、検索操作も
容易であるという効果がある。

また、再生を希望するCDがマガジン内のどのディスク
番号に収納したか分からなくなった場合でも、再生を希
望するCDのディスク名を覚えていれば、そのディスク名
によってマガジン内のCDを検索できるため、希望のCDを
再生することができる。

また、キー入力などの入力情報や検索情報が表示部で
表示され、使用者は操作確認を簡単に行なうことができ
るので検索ミスなどを防止することができるという効果
もある。

更に、このキー入力部でディスクのファイル名表示を
すると、マガジン内の複数のディスク名が１度に全て確
認することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図はこの考案に係るCDプレーヤの検索装
置の実施例を示し、第１図は機能ブロック図、第２図は
ハードウエアのブロック図、第３図は動作を説明するフ
ローチャートである。 主な符号の説明 10:キー入力部、11:システムマイコン、12:CDチェンジ
ャー機構、17:表示部。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】複数のCDを収納したマガジンより検索した
   CDを再生するCDプレーヤにおいて、 前記マガジンに収納したそれぞれのCDに対応して操作者
   のキー操作により操作者が任意に作成した文字列を記憶
   文字情報として入力する記憶文字入力手段と、入力され
   た記憶文字情報をCDに対応して記憶する記憶手段と、CD
   を検索するための検索文字情報を操作者のキー操作によ
   り任意の文字列として入力する検索指示手段と、入力さ
   れた検索文字情報と同一の文字列が記憶文字情報として
   記憶手段に記憶されているかを検索し、記憶されている
   場合にはその検索した記憶文字情報に対応するCDをマガ
   ジンより検索して再生する検索再生手段とを備えたこと
   を特徴とするCDプレーヤの検索装置。