JP3950617B2 - カメラ制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばCCTVシステムにおいて、カメラの旋回(上下左右)、ズーム(望遠・広角)、およびフォーカス(遠・近)等の制御を行うカメラ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
CCTVシステムにおけるカメラの制御には、上下左右の旋回動作、望遠/広角のズーム操作、およびフォーカス、アイリス合わせ等がある。
【0003】
このようにカメラの制御を行うカメラ制御システムにおける従来の制御方式には通常の制御方式とプリセット制御方式の二通りがある。
【0004】
通常の制御方式によるカメラ制御システムの構成を図6に示す。同図において、61はカメラ、62はレンズ、63はカメラケース、64は同軸ケーブルであり、65は、カメラ61で撮像され同軸ケーブル64により伝送された映像信号を表示するモニタ(MON)である。
【0005】
また、66はカメラ61を旋回させる旋回装置、67はカメラ,レンズ,カメラケース制御ケーブル、68は旋回装置制御ケーブル、69はカメラ制御装置(CCU)、70は制御ケーブル、71は操作器(OP)である。
【0006】
操作器(OP)71の操作パネルにおける操作スイッチの配置を図7に示す。操作器(OP)71の操作パネルの操作スイッチが押されると、それに対応した制御信号がカメラ制御装置(CCU)69に伝送され、カメラ制御装置(CCU)69において、実際にカメラ61、レンズ62、カメラケース63、旋回装置66を制御または駆動する信号に変換されてカメラ,レンズ,カメラケース制御ケーブル67、または旋回装置制御ケーブル68を介してカメラ61、レンズ62、カメラケース63、または旋回装置66に供給され、これらが駆動または制御される。
【0007】
例えば、旋回操作に関しては、図7に示す操作パネルにおける旋回操作スイッチ72の「上」「下」「左」「右」のいずれかの操作スイッチを押下すると、操作器(OP)71からの「上」「下」「左」「右」のいずれかの制御信号が、カメラ制御装置(CCU)69にて旋回装置66を実際に駆動する電圧に変換され、旋回装置66が動作する。
【0008】
次に、プリセット制御によるカメラ制御システムの構成を図8に示す。同図において、81はカメラ、82はポテンショ付レンズ、83はカメラケース、84は同軸ケーブルであり、85は、カメラ81で撮像され同軸ケーブル84により伝送された映像信号を表示するモニタ(MON)である。
【0009】
また、86はカメラ81を旋回させるポテンショ付旋回装置、87はカメラ,レンズ,カメラケース制御ケーブル、88はレンズポテンショメータ用ケーブル、89は旋回装置制御ケーブル、90は旋回装置ポテンショメータ用ケーブル、91はプリセット制御器(PSC)、92は制御ケーブル、93は操作器(OP)である。
【0010】
操作器(OP)93の操作パネルにおける操作スイッチの配置を図9に示す。
【0011】
プリセット制御方式とは、プリセット対応のカメラ制御装置であるプリセット制御装置(PSC)91に予め何点かのポジション(上下左右、ズーム、フォーカスのポテンショメータの抵抗値を電圧に変換したもの)を記憶しておき、例えば旋回の場合は、図9に示す操作パネルのプリセットスイッチ94により、旋回ポジション番号を指定することにより、予め記憶されたポジションに自動的に移動する方式である。(なお、図9に示す操作パネルにおいて、プリセットスイッチ94を使用せずに、旋回操作スイッチ95の「上」「下」「左」「右」のいずれかの操作スイッチを押下することにより、通常の制御方式の場合と同様に旋回動作を行わせることもできる。)
いずれの制御方式においても、ズーム、フォーカス、およびアイリス制御は、最望遠から最広角、最近点から最遠点等の制御にかかる時間が数秒程度で、またアイリスは自動制御されるため、マンマシンインタフェース上あまり問題にならないが、旋回操作に関しては、次のような操作上の問題点がある。
【0012】
即ち、従来の旋回装置では、旋回操作スイッチ72(または旋回操作スイッチ95)による旋回操作では、旋回速度が3度/秒程度である為、旋回範囲の右端から左端まで旋回するのに1分以上かかることもあり、その間「左」や「右」の操作スイッチを押し続けなければならない等の操作上の問題点があった。
【0013】
また、最近普及している高速旋回型の旋回装置では、プリセット制御においては180度/秒程度の高速動作が可能であるが、マニュアル操作では高速で15度/秒程度であり、360度旋回するのに20秒以上必要となり、逆にこれ以上高速にすると監視対象物の視認が不可能となる等の問題点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来のカメラ制御システムにおいては、カメラの旋回装置を操作する場合、左右方向の移動に時間がかかり、この間「左」や「右」の操作スイッチを押し続けなければならないという問題点があった。
【0015】
本発明は、従来のこのような点に鑑み為されたもので、操作スイッチを押し続ける等の操作上の苦痛を軽減し、容易に操作できるようにしたカメラ制御システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明に係るカメラ制御システムは、カメラの旋回動作を行わせるために設けられ、旋回角度が表示された複数個の操作スイッチからなる角度指定操作スイッチおよび旋回方向が表示された複数個の操作スイッチからなる方向指定操作スイッチと、カメラの旋回動作の微調整を行うために設けられ、旋回方向が表示された複数個の操作スイッチからなる旋回操作スイッチと、角度指定操作スイッチの内の一つの操作スイッチおよび方向指定操作スイッチの内の一つの操作スイッチが操作されたことによる情報に基づきカメラの旋回動作を制御するとともに、旋回操作スイッチの内の一つの操作スイッチが操作されている間、対応する方向にカメラを旋回させて旋回動作の微調整を行うように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項1に記載の本発明によれば、角度指定操作スイッチと方向指定操作スイッチを操作して大まかな旋回動作を行わせた後、旋回操作スイッチで旋回動作の微調整を行うことができ、従来のように、旋回動作中、旋回操作スイッチを押し続ける等の苦痛を伴う操作を必要としない。
【0018】
請求項2に記載の本発明に係るカメラ制御システムは、カメラの旋回動作を行わせるために設けられ、旋回方向と旋回角度が表示された複数個の操作スイッチからなる方向・角度指定操作スイッチと、カメラの旋回動作の微調整を行うために設けられ、旋回方向が表示された複数個の操作スイッチからなる旋回操作スイッチと、方向・角度指定操作スイッチの内の一つの操作スイッチが操作されたことによる情報に基づきカメラの旋回動作を制御するとともに、旋回操作スイッチの内の一つの操作スイッチが操作されている間、対応する方向にカメラを旋回させて旋回動作の微調整を行うように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載の本発明によれば、方向・角度指定操作スイッチを操作して大まかな旋回動作を行わせた後、旋回操作スイッチで旋回動作の微調整を行うことができ、従来のように、旋回動作中、旋回操作スイッチを押し続ける等の苦痛を伴う操作を必要としない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図において、同符号は同一部分または対応部分を示す。
【0023】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るCCTVシステムにおけるカメラ制御システムの構成を図1に示す。同図において、1はカメラ、2はポテンショ付レンズ、3はカメラケース、4は同軸ケーブルであり、5は、カメラ1で撮像され同軸ケーブル4により伝送された映像信号を表示するモニタ(MON)である。
【0024】
また、6はカメラ1を旋回させるポテンショ付旋回装置、7はカメラ,レンズ,カメラケース制御ケーブル、8はレンズポテンショメータ用ケーブル、9は旋回装置制御ケーブル、10は旋回装置ポテンショメータ用ケーブル、11はカメラ制御装置(CCU)、12は制御データ伝送用ケーブル、13は相対角度データ伝送用ケーブル、14はシステム全体を制御する制御部(CONT)、15は制御ケーブル、16は操作器(OP)である。
【0025】
即ち、本実施形態は、前述のプリセット制御方式がベースとなり、カメラ1の旋回位置をポテンショ付旋回装置6のポテンショメータから読みとることを前提としている。
【0026】
次に、操作器(OP)16の操作パネルにおける操作スイッチの配置を図2に示す。同図において、21は各桁が7セグメントの表示素子からなる3桁の数値表示部、22はテンキー、23は機能指定操作スイッチ、24はカメラケースのデフロスタまたはワイパを操作するためのデフロスタ/ワイパ操作スイッチ、25はレンズのフォーカス制御を行うためのフォーカス操作スイッチ、26はレンズのズーム制御を行うためのズーム操作スイッチ、27は電源スイッチ、28は微調整の為の旋回操作スイッチである。
【0027】
次に、本実施形態の動作を説明する。
【0028】
本実施形態において旋回操作を行うには、操作器(OP)16において、テンキー22により旋回させる角度の数値を入力した後、機能指定操作スイッチ23の「上」「下」「左」「右」のいずれかの操作スイッチにより旋回させる方向を指定する。例えば、現在の位置から、右に10度旋回させたい場合は、テンキー22により数値「10」を入力した後、機能指定操作スイッチ23の「右」の操作スイッチを押下する。なお、テンキー22による数値入力については、「1.5」などの小数点を含む数値の入力も可能である。
【0029】
このようにして、操作器(OP)16から入力された旋回角度情報は、制御部(CONT)14に供給され、シリアル又はパラレルの相対角度データとしてカメラ制御装置(CCU)11へ伝送される。カメラ制御装置(CCU)11においては、ポテンショ付旋回装置6から伝送されてくる現在位置のポテンショメータの値から現在位置の絶対値を算出(一般的にROM等で換算する)し、絶対位置に旋回角度情報(相対データ)を加算し、最終の到達位置を算出してポテンショ付旋回装置6に旋回動作を行わせ、その位置に旋回したことをコンパレータ等で認識し、自動的に旋回動作を停止させる。
【0030】
このように、本実施形態においては、テンキー22により旋回させる角度の数値を入力し、機能指定操作スイッチ23により旋回させる方向を指定することにより、旋回動作を行わせることができるので、従来システムのように旋回操作スイッチ等を押し続ける等の操作上の苦痛を伴うことがなく、容易に操作を行うことができる。
【0031】
なお、テンキー22と機能指定操作スイッチ23中の「プリセット」の操作スイッチとにより、図9に示す従来システムにおけるプリセットスイッチ94による旋回ポジション番号を指定する操作に相当する操作を行うこともできる。即ち、テンキー22により旋回ポジション番号を入力した後、機能指定操作スイッチ23中の「プリセット」の操作スイッチを押下することにより、プリセットポジションを指定することができる。
【0032】
更に、従来システムの場合と同様、旋回操作スイッチ28を押下し続けている間旋回動作を行うことができるので、テンキー22と機能指定操作スイッチ23により大まかな旋回動作を行わせた後、旋回操作スイッチ28を用いて微調整を行うこともできる。
【0033】
また、上述の説明では、操作器(OP)16としては、図2に示す各種操作スイッチを配置した操作パネルを設けた場合について説明したが、操作器(OP)16として、パソコンを使用することもできる。この場合は、図2に示す各種操作スイッチをディスプレイ画面上に表示し、画面上に表示された各種操作スイッチをマウスでクリックすることにより入力操作を行うこととすればよい。
【0034】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るCCTVシステムにおけるカメラ制御システムについて説明する。
【0035】
第1の実施形態は、角度指定をテンキーにより数値入力することとしたため、テンキー等の入力が必要となり、面倒なアクションが残る。そこで、この第2の実施形態においては、予め決まった数値の角度(例えば60度、30度、15度)を指定する角度指定操作スイッチと旋回方向を指定するための方向指定操作スイッチ、及び微調整用の旋回操作スイッチ(3度/秒)を用意することにより、操作スイッチの押下またはマウスのクリックのみ(テンキー入力無し)で容易に操作できるようにしたものである。
【0036】
この第2の実施形態のシステム構成は、第1の実施形態の場合と同様、図1に示すような構成とすればよいが、この第2の実施形態における操作器(OP)16の操作パネルにおける操作スイッチの配置を図3に示す。
【0037】
同図において、29は予め決まった数値の角度(図示の例では60度、30度、15度)を指定するための角度指定操作スイッチ、また、30は旋回方向を指定するための方向指定操作スイッチである。また、第1の実施形態の場合と同様、微調整の為の旋回操作スイッチ28も設けられている。更に、従来のプリセット制御方式の場合と同様、プリセットスイッチ31も設けられている。
【0038】
次に、本実施形態の動作を説明する。
【0039】
本実施形態において旋回操作を行うには、操作器(OP)16において、角度指定操作スイッチ29の「60°」「30°」「15°」のいずれかの操作スイッチにより旋回させる角度を指定した後、方向指定操作スイッチ30の「上」「下」「左」「右」のいずれかの操作スイッチにより旋回させる方向を指定する。例えば、現在の位置から、右に30度旋回させたい場合は、角度指定操作スイッチ29の「30°」の操作スイッチを押下した後、方向指定操作スイッチ30の「右」の操作スイッチを押下する。
【0040】
操作器(OP)16から指定された旋回角度情報は、制御部(CONT)14に供給され、第1の実施形態の場合と同様にして、旋回動作が行われる。
【0041】
このようにして角度指定操作スイッチ29と方向指定操作スイッチ30により大まかな旋回動作を行わせた後、旋回操作スイッチ28を用いて微調整を行うこともできる。
【0042】
更に、プリセットスイッチ31の内の1つを押下することにより、プリセットポジションを指定し、その位置に旋回させることもできる。
【0043】
なお、この実施形態においても、図3に示す各種操作スイッチを配置した操作パネルを設けた操作器(OP)16を用いる代わりに、操作器(OP)16として、パソコンを使用することもできる。この場合、図3に示す各種操作スイッチをディスプレイ画面上に表示し、画面上に表示された各種操作スイッチをマウスでクリックすることにより入力操作を行うこととすればよい。
【0044】
また、この実施形態で説明した図3に示す操作パネルの各操作スイッチに、第1の実施形態で説明した図2に示すテンキー22と機能指定操作スイッチ23とを追加した構成とすることもできる。
【0045】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るCCTVシステムにおけるカメラ制御システムについて説明する。
【0046】
第2の実施形態においては、予め決まった角度を指定する角度指定操作スイッチと旋回方向を指定するための方向指定操作スイッチにより旋回操作を行うこととしたが、角度指定操作スイッチの押下(またはマウスのクリック)と方向指定操作スイッチの押下(またはマウスのクリック)の2回の操作が必要である。この第3の実施形態においては、角度指定操作スイッチと方向指定操作スイッチ操作を一体化して、1つの操作スイッチにより角度と方向とを同時に指定することができるようにしたもので、1回の操作で旋回操作を行うことができるようにしたものである。
【0047】
この第3の実施形態のシステム構成は、第1及び第2の実施形態の場合と同様、図1に示すような構成とすればよいが、この第3の実施形態における操作器(OP)16の操作パネルにおける操作スイッチの配置を図4に示す。
【0048】
同図において、32は方向と予め決まった数値の角度を指定するための方向・角度指定操作スイッチである。図示の例では、方向・角度指定操作スイッチ32は、「左60度」「左15度」「右15度」「右60度」の4つの操作スイッチで構成されている。また、第1及び第2の実施形態の場合と同様、微調整の為の旋回操作スイッチ28も設けられている。更に、従来のプリセット制御方式の場合、及び第2の実施形態の場合と同様、プリセットスイッチ31も設けられている。
【0049】
次に、本実施形態の動作を説明する。
【0050】
本実施形態において旋回操作を行うには、操作器(OP)16において、方向・角度指定操作スイッチ32にある「左60度」「左15度」「右15度」「右60度」の4つの操作スイッチに中から、旋回させる方向と角度によりその内の1つの操作スイッチを押下する。例えば、現在の位置から、右に60度旋回させたい場合は、方向・角度指定操作スイッチ32の「右60度」の操作スイッチを押下する。
【0051】
操作器(OP)16から指定された旋回角度情報は、制御部(CONT)14に供給され、第1及び第2の実施形態の場合と同様にして、旋回動作が行われる。
【0052】
このようにして方向・角度指定操作スイッチ32により大まかな旋回動作を行わせた後、旋回操作スイッチ28を用いて微調整を行うこともできる。
【0053】
更に、プリセットスイッチ31の内の1つを押下することにより、プリセットポジションを指定し、その位置に旋回させることもできる。
【0054】
なお、この実施形態においても、図4に示す各種操作スイッチを配置した操作パネルを設けた操作器(OP)16を用いる代わりに、操作器(OP)16として、パソコンを使用することもできる。この場合、図4に示す各種操作スイッチをディスプレイ画面上に表示し、画面上に表示された各種操作スイッチをマウスでクリックすることにより入力操作を行うこととすればよい。
【0055】
また、この実施形態で説明した図4に示す操作パネルの各操作スイッチに、第1の実施形態で説明した図2に示すテンキー22と機能指定操作スイッチ23とを追加した構成とすることもできる。
【0056】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係るCCTVシステムにおけるカメラ制御システムについて説明する。
【0057】
この第4の実施形態に係るCCTVシステムにおけるカメラ制御システムの構成を図5に示す。この図5においては、図1において設けられている相対角度データ伝送用ケーブル13の代わりに、絶対角度データを伝送する絶対角度データ伝送ケーブル33を設けている点が、図1と異なっている。
【0058】
上述の第1乃至第3の実施形態においては、操作器(OP)16から入力された旋回角度情報は、相対角度データとして相対角度データ伝送用ケーブル13によりカメラ制御装置(CCU)11へ伝送され、カメラ制御装置(CCU)11において、現在位置のポテンショメータの値から得られる現在位置(絶対位置)に旋回角度情報(相対データ)を加算して旋回動作を行わせている。
【0059】
この第4の実施形態は、カメラ制御装置(CCU)11自体は上下左右等のカメラ制御信号を実際の駆動電圧へ変換すること及びポテンショメータの値のA/D変換(絶対値換算)のみを行い、絶対角度データを絶対角度データ伝送ケーブル33によりシステム全体を制御する制御部(CONT)に伝送し(または操作器(OP)16がパソコン等を使用している場合には操作器(OP)16まで伝送し)、操作器(OP)16からの旋回角度情報の加算、比較等の演算を、制御部(CONT)が行い(または操作器(OP)16がパソコン等を使用している場合には操作器(OP)16自体が旋回角度情報の加算、比較等の演算を行い)、旋回が予定位置に到達するまでカメラ制御装置(CCU)11に対するカメラ制御信号即ち「上」「下」「左」「右」の旋回動作命令を送出し、旋回が予定位置に到達した場合に、カメラ制御装置に対する「上」「下」「左」「右」の旋回動作命令の送出を終了するものである。
【0060】
この第4の実施形態を、上述の第1乃至第3の実施形態と比較すると、カメラ制御部(CCU)11に依存する部分が小さく、ソフトウェアを含んだシステムで実現可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカメラ制御システムによれば、旋回操作において、操作スイッチを押し続ける必要がなく、容易に旋回操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1乃至第3の実施形態のシステム構成を示すブロック図。
【図2】 本発明の第1の実施形態における操作器の操作スイッチの配置を示す図。
【図3】 本発明の第2の実施形態における操作器の操作スイッチの配置を示す図。
【図4】 本発明の第3の実施形態における操作器の操作スイッチの配置を示す図。
【図5】 本発明の第4の実施形態のシステム構成を示すブロック図。
【図6】 従来の通常の制御方式によるカメラ制御システムの構成を示すブロック図。
【図7】 従来の通常の制御方式によるカメラ制御システムにおける操作器の操作スイッチの配置を示す図。
【図8】 従来のプリセット制御方式によるカメラ制御システムの構成を示すブロック図。
【図9】 従来のプリセット制御方式によるカメラ制御システムにおける操作器の操作スイッチの配置を示す図。
【符号の説明】
1…カメラ
2…ポテンショ付レンズ
3…カメラケース
4…同軸ケーブル
5…モニタ(MON)
6…ポテンショ付旋回装置
7…カメラ,レンズ,カメラケース制御ケーブル
8…レンズポテンショメータ用ケーブル
9…旋回装置制御ケーブル
10…旋回装置ポテンショメータ用ケーブル
11…カメラ制御装置(CCU)
12…制御データ伝送用ケーブル
13…相対角度データ伝送用ケーブル
14…制御部(CONT)
15…制御ケーブル
16…操作器(OP)
21…数値表示部
22…テンキー
23…機能指定操作スイッチ
24…デフロスタ/ワイパ操作スイッチ
25…フォーカス操作スイッチ
26…ズーム操作スイッチ
27…電源スイッチ
28…旋回操作スイッチ
29…角度指定操作スイッチ
30…方向指定操作スイッチ
31…プリセットスイッチ
32…方向・角度指定操作スイッチ
33…絶対角度データ伝送ケーブル
Claims (2)
- カメラの旋回動作を行わせるために設けられ、旋回角度が表示された複数個の操作スイッチからなる角度指定操作スイッチおよび旋回方向が表示された複数個の操作スイッチからなる方向指定操作スイッチと、前記カメラの旋回動作の微調整を行うために設けられ、旋回方向が表示された複数個の操作スイッチからなる旋回操作スイッチと、前記角度指定操作スイッチの内の一つの操作スイッチおよび前記方向指定操作スイッチの内の一つの操作スイッチが操作されたことによる情報に基づき前記カメラの旋回動作を制御するとともに、前記旋回操作スイッチの内の一つの操作スイッチが操作されている間、対応する方向に前記カメラを旋回させて旋回動作の微調整を行うように制御する制御手段とを備えたことを特徴とするカメラ制御システム。
- カメラの旋回動作を行わせるために設けられ、旋回方向と旋回角度が表示された複数個の操作スイッチからなる方向・角度指定操作スイッチと、前記カメラの旋回動作の微調整を行うために設けられ、旋回方向が表示された複数個の操作スイッチからなる旋回操作スイッチと、前記方向・角度指定操作スイッチの内の一つの操作スイッチが操作されたことによる情報に基づき前記カメラの旋回動作を制御するとともに、前記旋回操作スイッチの内の一つの操作スイッチが操作されている間、対応する方向に前記カメラを旋回させて旋回動作の微調整を行うように制御する制御手段とを備えたことを特徴とするカメラ制御システム。
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