JPH11150675A - リモート雲台システム - Google Patents

リモート雲台システム

Info

Publication number
JPH11150675A
JPH11150675A JP9317324A JP31732497A JPH11150675A JP H11150675 A JPH11150675 A JP H11150675A JP 9317324 A JP9317324 A JP 9317324A JP 31732497 A JP31732497 A JP 31732497A JP H11150675 A JPH11150675 A JP H11150675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographing
camera
shooting
shot
trajectory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9317324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4350174B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Kurita
和幸 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP31732497A priority Critical patent/JP4350174B2/ja
Publication of JPH11150675A publication Critical patent/JPH11150675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4350174B2 publication Critical patent/JP4350174B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の撮影ポイントを順に通過するようにカメ
ラの撮影位置を自動で移動させる連続ショット機能をリ
モート雲台システムに搭載し、連続ショットの連続撮影
動作において所望の複数の撮影ポイントを正確に撮影で
きるようにするとともに、その設定や実行を容易に行う
ことができるリモート雲台システムを提供する。 【解決手段】複数の所望のショットを順序を決めて登録
し、連続ショットの実行を指示すると、現在の撮影位置
から各ショットの位置を通過するように撮影軌道86が
求められ、その撮影軌道86に沿ってカメラの撮影位置
(撮影方向)が自動で移動する。また、その際、撮影軌
道86にスムージング処理をかけることによって直線的
でない滑らかな移動が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリモート雲台システ
ムに係り、特に雲台に搭載したカメラを自動動作させる
リモート雲台システムに関する。
【0002】
【従来の技術】リモート雲台システムは、カメラを雲台
に固定し、雲台コントローラによって雲台をパン・チル
ト動作させることによりカメラの撮影方向(撮影位置)
を移動させるとともに、雲台コントローラによってカメ
ラ(レンズ)のフォーカスやズーム等の撮影条件を調整
し、遠隔操作により撮影を行えるようにしたものであ
る。
【0003】このようなリモート雲台システムにおい
て、従来、ショット機能やトレース機能といったカメラ
の撮影位置や撮影条件を自動で制御する機能を搭載した
ものが知られている。ショット機能は、予めメモリに所
望の撮影位置、撮影条件を記憶させておけば、例えばス
イッチ(ショットスイッチ)の押下操作により現在の撮
影位置から登録した撮影位置にカメラを自動で移動させ
ることができ、同時に登録した撮影条件にカメラを自動
で調整することができるというものである。複数の撮影
位置、撮影条件を登録可能にしたものでは、例えば、登
録可能な数分のショットスイッチが雲台コントローラに
設けられ、各ショットスイッチを押すことによりそのシ
ョットスイッチに対応する撮影位置、撮影条件にカメラ
が自動で設定される。
【0004】また、トレース機能は、予め所定時間内の
カメラの動作をメモリに登録しておけば、トレース機能
を実行(例えば、トレーススイッチの押下操作)するこ
とによりその登録したカメラの動作が自動で再現される
というものである。これらのショット機能やトレース機
能を使用することにより、所望の撮影位置の画像を即座
に得ることができるとともに、所望の撮影動作を簡易に
再現することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周囲の風景
に複数の撮影したいポイントがある場合等に、映像を流
しながらカメラの撮影方向を移動させて各ポイントを順
に映し出したい場合がある。例えば、1台の監視カメラ
で複数の監視ポイントを撮影した場合等である。このよ
うな場合に、ショット機能でこれを行うときには、ポイ
ントとなる各撮影位置をメモリに登録しておき、各撮影
位置に対応するショットスイッチを順次撮影者が押すこ
とによってカメラを順次ポイントとなる撮影位置に移動
させることができる。また、トレース機能でこれを行う
ときには、各ポイントを通過するように予めカメラの撮
影位置を操作してこの撮影軌道をメモリに登録し、トレ
ーススイッチを押下して登録した撮影軌道を再現させ
る。
【0006】しかしながら、上述のようにショット機能
で行う場合には、各ポイントにカメラの撮影位置が到達
する度に撮影者がショットスイッチを押して次の撮影位
置を指定しなければならず操作に手間を要するととも
に、各ポイントで一度カメラの動作が停止してしまうた
め滑らかな撮影動作を実現するのが難しいという問題が
あった。
【0007】また、上述のようにトレース機能で行う場
合には、メモリに登録したカメラの撮影動作が忠実に再
現されるため、撮影動作をメモリに登録する際には各ポ
イントを通過するようにカメラの撮影位置を的確に移動
させるとともに、各ポイントでピントやズームを的確に
調整する必要がある。しかし、熟練のカメラマンであっ
てもこのような操作を正確に実現することは困難であ
り、繰り返し登録のやり直しを行う場合が少なくないと
いう問題があった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、複数の撮影ポイントを一連の撮影動作で正確に
自動撮影できるようにし、且つ、該撮影動作の設定、実
行を容易に行うことができるリモート雲台システムを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、雲台に搭載されたカメラの撮影位置をコン
トローラによって制御するリモート雲台システムにおい
て、カメラを所望の撮影位置に設定した状態において該
撮影位置の登録を指示する登録指示手段と、前記登録指
示手段によって指示された撮影位置を複数記憶する記憶
手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数の撮影位置
を通過するカメラの撮影軌道を求める撮影軌道算出手段
と、連続ショットの実行を指示する連続ショット指示手
段と、前記連続ショット指示手段によって連続ショット
の実行が指示されると、前記撮影軌道算出手段によって
算出された撮影軌道に従ってカメラの撮影位置を自動で
移動させる制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】本発明によれば、複数の撮影位置を記憶手
段に予め記憶し、これらの撮影位置を順次通過するよう
にカメラの撮影軌道を決定し、連続ショットの実行が指
示されると、この撮影軌道に従ってカメラを自動で移動
させる。これにより、連続撮影動作において所望の複数
の撮影ポイントを確実且つ正確に撮影できるとともに、
その設定や実行を容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るリモート雲台システムの好ましい実施の形態について
詳説する。図1は本発明に係るリモート雲台システムの
一実施の形態を示す全体構成図である。同図に示すよう
にリモート雲台システムは、リモート雲台10(以下、
単に雲台10という。)と、雲台コントローラ12とか
ら構成される。雲台10は、図示しないカメラを収納す
るハウジング14と、カメラをパンニング及びチルティ
ングさせる雲台本体16とから構成される。ハウジング
14はカメラの撮影レンズに対向する前面に透明の保護
ガラス(前面ガラス)18を有し、この前面ガラス18
を介してハウジング14内部からハウジング14の外部
の映像をカメラにより撮影する。
【0012】ハウジング14は雲台本体16から延設さ
れたチルト軸に支持されている。このチルト軸は雲台本
体16に内蔵されたチルトモータによって回転駆動さ
れ、ハウジング14内に収納されたカメラをチルティン
グさせる。また、雲台本体16は図示しない据付台上に
固定されたパン軸19によって支持され、このパン軸1
9は雲台本体16に内蔵されたパンモータによって回転
駆動され、カメラをパンニングさせる。
【0013】雲台コントローラ12は、雲台10にケー
ブルを介して接続される(雲台10が例えば遠隔地に設
置されている場合には一般回線等を介して接続され
る)。雲台コントローラ12には、図2の平面図に示す
ように各種操作部材が設けられる。尚、図3は雲台コン
トローラ12の側面図を示す。図2に示す操作桿(ジョ
イスティック)20を上下左右に操作すると、雲台10
を上下左右にパン・チルト動作させることができ、フォ
ーカスつまみ22、ズームつまみ24を回転操作すると
カメラ(レンズ)のフォーカス、ズームを調整すること
ができるようになっている。また、雲台コントローラ1
2には各種押下スイッチが設けられ、同図に示す符号2
6は連続スタート/ストップ(S/S)スイッチ、符号
28は連続実行用メモ(CONT MEMO )スイッチ、符号3
0は直線/スムージング選択(D/S)スイッチ、符号
32は登録消去(CLR)スイッチ、符号34はページ
A〜ベージDまでのページ選択スイッチ、符号36はシ
ョット1からショット10までのショットNoスイッチ
である。符号38はショットスピードつまみである。
尚、これらのスイッチ、つまみの操作については後述す
る。
【0014】図4は、上記リモート雲台システムのシス
テム構成を示したブロック図である。同図に示すように
雲台コントローラ12は、各種情報の入出力を管理する
とともに各種演算を行う演算部50を備え、演算部50
はCPU52及びI/Oユニット54を有している。C
PU52は、ROM56に格納されている制御プログラ
ムに従って各種演算処理を実行し、I/Oユニット54
を介して上記雲台コントローラ12の上記各種操作部材
58(操作桿20、各種つまみ22、24、38、各種
スイッチ26〜36)の操作信号を検出するとともに、
I/Oユニット54を介してこの操作信号に基づく各種
制御信号(デジタル信号)を雲台10(或いはカメラ)
に出力する。
【0015】雲台10では、I/Oユニット54から出
力された上記制御信号をD/Aコンバータ60によって
アナログ信号に変換した後、サーボアンプ62に入力す
る。尚、上記制御信号は、カメラのフォーカス、ズーム
を制御する制御信号と、雲台10のパンニング、チルテ
ィングを制御する制御信号とからなり、各種類の制御信
号はパラレル信号として各種類に対応したフォーカスD
/Aコンバータ60A、ズームD/Aコンバータ60
B、チルトD/Aコンバータ60C、パンD/Aコンバ
ータ60Dに入力された後、各種類に対応したフォーカ
スサーボアンプ62A、ズームサーボアンプ62B、チ
ルトサーボアンプ62C、パンサーボアンプ62Dに入
力される。
【0016】サーボアンプ62、即ち、フォーカスサー
ボアンプ62A、ズームサーボアンプ62B、チルトサ
ーボアンプ62C、パンサーボアンプ62Dは、上記制
御信号によって作動し、それぞれフォーカス機構64A
の駆動モータ、ズーム機構64Bの駆動モータ、パン機
構64Cの駆動モータ(パンモータ)、チルト機構64
Dの駆動モータ(チルトモータ)を駆動する。
【0017】これにより、雲台コントローラ12からの
制御信号に従って雲台10がパン・チルト動作しカメラ
の撮影位置(撮影方向)が移動するとともに、カメラの
フォーカス位置、ズーム位置(撮影条件)が移動する。
尚、上記雲台10のパン・チルト制御、カメラのフォー
カス、ズーム制御は、連続ショット機能(連続ショット
機能については後述する。)によって自動で制御される
場合と、操作桿20、フォーカスつまみ22及びズーム
つまみ24によってマニュアルで操作される場合とがあ
り、マニュアルで操作される場合には、同図に示すよう
に操作桿20、フォーカスつまみ22及びズームつまみ
24の操作信号がそのままD/Aコンバータ60に入力
され、これによってサーボアンプ62が作動するように
なっている。
【0018】また、上記I/Oユニット54には、雲台
10のフォーカスポテンショメータ66A、ズームポテ
ンショメータ66B、チルトポテンショメータ66C、
パンポテンショメータ66Dからそれぞれフォーカス位
置、ズーム位置、チルト位置(チルティング角度)、パ
ン位置(パンニング角度)を示す信号が入力される。こ
れらの信号は、連続ショット機能を実行する際に必要と
なる各ショットの撮影位置、撮影条件を雲台コントロー
ラ12に登録する場合に使用され、雲台コントローラ1
2の操作部材58の操作によって登録が指示されると、
そのとき入力されたこれらの信号の情報がRAM57に
記憶されるようになっている。
【0019】次に上記リモート雲台システムに搭載され
た連続ショット機能について説明する。連続ショット機
能は、複数の所望の撮影位置(パン・チルト角度)及び
撮影条件(フォーカス、ズーム位置等)を予め順序を決
めて登録しておけば、これらの登録した撮影位置を順序
通りに通過させ、且つ、各撮影位置において上記撮影条
件を満たすように、雲台10及びカメラを自動で動作さ
せることができる機能である。
【0020】例えば図5に示すように、ある風景80に
対して、ショット1からショット4まで撮影位置(パン
・チルト角度)及び撮影条件(フォーカス、ズーム位
置)を登録したとする。尚、同図の各ショットを示す枠
(画角枠81、81、…)はズーム倍率によって決定さ
れる画角を示す。この場合に、所望の撮影位置(撮影開
始位置)において連続ショットの実行を指示すると、雲
台10が雲台コントローラ12の自動制御によって同図
の撮影軌道82に示すように撮影開始位置からショット
1、ショット2、ショット3を通過し、ショット4まで
移動する。また、このとき撮影条件であるフォーカス位
置、ズーム位置も各ショット1〜ショット4において登
録されたフォーカス位置、ズーム位置となるように撮影
位置の移動距離に対して線形的に変化する。尚、ズーム
の変化については、同図において画角枠81の対角点の
直線的な拡大縮小によって表されている。
【0021】上記各ショットの撮影位置及び撮影条件の
登録は、雲台コントローラ12のショット1からショッ
ト10までのショットNoスイッチ36に対応させてR
AM57(図4参照)に記憶させることができるように
なっている。登録の手順については後述するが、これら
のショットNoスイッチ36に撮影位置及び撮影条件を
登録しておき、連続スタート/ストップスイッチ26を
オンすることにより、上述のように雲台10及びカメラ
を連続動作させてショット1からショット10までの撮
影位置及び撮影条件を順に再現させることができる。
【0022】尚、ページ選択スイッチ34によってペー
ジA〜ページDの何れかを選択して各ページに対してシ
ョット1からショット10までの登録を行うことが可能
である。従って、4通りの連続ショットの動作を予め登
録しておくことができる。また、上記連続ショット機能
において、上記撮影位置の移動軌道(撮影軌道)及び撮
影条件の動作軌道(フォーカス位置やズーム位置の移動
軌道)にスムージング処理をかけることができる。尚、
このスムージング処理をかけるモードをスムージング移
動モードといい、上記図5に示したように各撮影位置を
直線的に移動させるモードを直線移動モードという。
【0023】スムージング移動モードによって連続ショ
ットを実行した場合、図6に示すように各ショットの位
置において撮影位置の移動が滑らかに行われるようにな
る。即ち、直線移動モードのように各ショット間を直線
で連結するのではなく、図6に示すように滑らかに連続
する曲線(撮影軌道86)によって各ショット位置を連
結する。具体的には、パンニング角度、チルティング角
度のそれぞれについて各ショット位置におけるパンニン
グ角度又はチルティング角度を通る曲線をスプライン補
間によって独立に求めることによって上記撮影軌道が得
られる。尚、撮影軌道にスムージング処理をかける方法
はこれに限らない。
【0024】また、上記撮影軌道だけでなく撮影条件の
動作軌道についても同様の処理によってショット間の撮
影条件の動作軌道が滑らかに移動するようになってい
る。即ち、フォーカス位置やズーム位置が極端に異なる
方向に変化しないようになっている。尚、上記直線移動
モードとスムージング移動モードの切り替えは、雲台コ
ントローラ12の直線/スムージング選択(D/S)ス
イッチ30によって切り替えられるようになっている。
また、撮影位置の移動速度はショットスピードつまみ3
8によって所望速度に設定できるようになっている。
【0025】このように連続ショット機能を用いること
により、雲台10及びカメラの連続撮影動作において所
望の複数のショットを撮り逃がすことなく正確に撮影す
ることができるとともに、各ショット位置で動作が停止
することなく雲台10及びカメラの撮影動作を滑らかに
行うことができる。また、単に直線的に撮影位置及び撮
影条件を変化させるのではなく上述のようにスムージン
グ移動モードによってこれらの変化を滑らかに行えるよ
うにしたことによって躍動感のある映像を提供すること
ができる。
【0026】次に上記各ショットの登録手順を図7のフ
ローチャートを用いて説明する。まず連続実行用メモス
イッチ28がオンかオフかを判定する(ステップS1
0)。オフの場合にはこの処理を終了する。一方、連続
実行用メモスイッチ28がオンとなった場合には、以
下、ショットの登録を実行する。この場合、まず、登録
済みのショットNoスイッチ36のLEDを点灯させ、
未登録のショットNoスイッチ36のLEDを消灯させ
る(ステップS12)。これにより、ショット1からシ
ョット10までのうちどのショットNoが登録済みか未
登録かを容易に判断できる。
【0027】次いで、ショットNoスイッチ36が押下
されたか否かを判定する(ステップS14)。即ち、シ
ョット1〜10のショットNoスイッチ36のいずれか
が押下されたか否かを判定する。いずれのショットNo
スイッチ36の押下も検出されない場合にはステップS
10に戻る。一方、ショットn(nは1〜10)のショ
ットNoスイッチ36が押下されたことを検出した場合
には、次に、CLRスイッチ32がオンされたか否かを
判定する(ステップS16)。CLRスイッチ32がオ
フの場合には、ショットnに対応させて現在のズーム位
置、フォーカス位置、パンニング角度、チルティング角
度をショットデータとしてRAM57に登録する。即
ち、現在の撮影位置及び撮影条件をショットnとして登
録する(ステップS18)。一方、CLRキー32がオ
ンされた場合には、ショットnに対応するショットデー
タをRAM57から消去する。
【0028】以上の処理を繰り返し実行し、ショット1
からショット10までのショットデータを登録する
(尚、ショット1からショット10まで全て登録する必
要はない)。ステップS10において連続実行用メモス
イッチ28がオフされると以上の処理を終了する。次に
連続ショットを実行する場合の手順を図8に示すフロー
チャートを用いて説明する。まず、連続スタート/スト
ップスイッチ26が押下されたか否かを判定する(ステ
ップS30)。押下されれば連続ショットを実行するた
め以下の処理を行う。この場合、まず、直線/スムージ
ング選択スイッチ30の押下、非押下によって直線移動
モードかスムージング移動モードかを判定する(ステッ
プS32)。直線移動モードが選択された場合には、シ
ョット1からショットn(nは登録されたショットの最
大値)までのパンニング角度、チルティング角度、ズー
ム位置、フォーカス位置のそれぞれの軌道を作成する
(ステップS34)。
【0029】一方、スムージング移動モードが選択され
た場合にはショット1からショットn(nは登録された
ショットの最大値)までのパンニング角度、チルティン
グ角度、ズーム位置、フォーカス位置それぞれにスムー
ジング処理をかけた軌道を作成する(ステップS3
6)。次に、撮影経路の全長を計算した後(ステップS
38)、ショットスピードつまみ38によって設定され
るショットスピードを検出し、全実行時間を算出する
(ステップS40)。
【0030】次いで、パンニング角度、チルティング角
度、ズーム位置、フォーカス位置それぞれの時間経過に
よる移動速度変化のデータを作成する(ステップS4
2)。以上、上記データを作成すると、そのデータに従
い、雲台10及びカメラに制御信号を出力し、連続ショ
ットを実行する(ステップS44)。連続ショットを実
行している間、連続スタート/ストップスイッチ26が
押下された否かを検出し(ステップS46)、もし、押
下された場合には、移動が途中であっても強制的に連続
ショットを終了させる。一方、連続スタート/ストップ
スイッチ26が押下されない場合には連続ショットによ
ってカメラが終了撮影位置まで移動したか否かを判定し
(ステップS48)、カメラが終了撮影位置まで移動し
た場合には連続ショットを終了する。
【0031】以上、上記実施の形態では、連続ショット
を実行するとカメラのフォーカス位置やズーム位置等の
撮影条件も自動で制御するようにしたが、撮影条件につ
いては必ずしも自動で制御する必要はない。また、上記
実施の形態では、ショットNoスイッチ36のショット
番号順に各ショットを連結して撮影軌道等を作成するよ
うにしたが、登録したショットの番号を任意に変更して
各ショットの連結順序を変更できるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るリモー
ト雲台システムによれば、複数の撮影位置を記憶手段に
予め記憶し、これらの撮影位置を順次通過するようにカ
メラの撮影軌道を決定し、連続ショットの実行が指示さ
れると、この撮影軌道に従ってカメラの撮影位置を自動
で移動させるようにしたため、連続撮影動作において所
望のショットを撮り逃がすことなく正確に撮影すること
ができるとともに、各ショット位置で動作が停止するこ
となく撮影動作を滑らかに行うことができる。また、単
に直線的に撮影位置を移動させるのではなく撮影軌道に
スムージング処理を施すことによって撮影位置を移動を
更に滑らかに行うことができ、躍動感のある映像を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るリモート雲台システムの
一実施の形態を示す全体構成図である。
【図2】図2は、雲台コントローラの平面図である。
【図3】図3は、雲台コントローラの側面図である。
【図4】図4は、本発明に係るリモート雲台システムの
構成を示したブロック図である。
【図5】図5は、連続ショット機能における直線移動モ
ードの説明に用いた説明図である。
【図6】図6は、連続ショット機能におけるスムージン
グ移動モードの説明に用いた説明図である。
【図7】図7は、各ショットの登録手順を示したフロー
チャートである。
【図8】図8は、連続ショットを実行する際の手順を示
したフローチャートである。
【符号の説明】
10…リモート雲台(雲台) 12…雲台コントローラ 26…連続スタート/ストップスイッチ 28…連続実行用メモスイッチ 32…登録消去スイッチ 36…ショットNoスイッチ 50…演算部 52…CPU 57…RAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雲台に搭載されたカメラの撮影位置をコ
    ントローラによって制御するリモート雲台システムにお
    いて、 カメラを所望の撮影位置に設定した状態において該撮影
    位置の登録を指示する登録指示手段と、 前記登録指示手段によって指示された撮影位置を複数記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記複数の撮影位置を通過す
    るカメラの撮影軌道を求める撮影軌道算出手段と、 連続ショットの実行を指示する連続ショット指示手段
    と、 前記連続ショット指示手段によって連続ショットの実行
    が指示されると、前記撮影軌道算出手段によって算出さ
    れた撮影軌道に従ってカメラの撮影位置を自動で移動さ
    せる制御手段と、 を備えたことを特徴とするリモート雲台システム。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、撮影位置を記録すると
    ともに該撮影位置におけるカメラの撮影条件を記憶し、
    前記制御手段は、カメラの撮影位置を前記撮影軌道に従
    って移動させるとともに、カメラの撮影条件を前記記憶
    手段に記憶した各撮影位置における撮影条件となるよう
    に変化させることを特徴とする請求項1のリモート雲台
    システム。
  3. 【請求項3】 前記撮影軌道算出手段は、前記撮影軌道
    を各撮影位置を結ぶ直線で求めることを特徴とする請求
    項1のリモート雲台システム。
  4. 【請求項4】 前記撮影軌道算出手段は、前記撮影軌道
    にスムージング処理を施したことを特徴する請求項3の
    リモート雲台システム。
JP31732497A 1997-11-18 1997-11-18 リモート雲台システム Expired - Fee Related JP4350174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31732497A JP4350174B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 リモート雲台システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31732497A JP4350174B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 リモート雲台システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11150675A true JPH11150675A (ja) 1999-06-02
JP4350174B2 JP4350174B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=18086948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31732497A Expired - Fee Related JP4350174B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 リモート雲台システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4350174B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001103456A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視カメラ装置
JP2002290789A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Mitsubishi Electric Corp 自動巡回監視方法および監視用ビデオカメラの制御方法
JP2003274273A (ja) * 2002-03-19 2003-09-26 Mitsubishi Electric Corp 監視カメラ装置
JP2004266877A (ja) * 2004-06-25 2004-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視カメラ装置
JP2006337276A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Mitsutoyo Corp 画像測定方法及びシステム
US7151558B1 (en) 1999-08-31 2006-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Monitor camera system and auto-tracing implementation method using the same
JP2015204525A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 キヤノン株式会社 情報処理装置、提示方法、及びプログラム
JP2018164220A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 サクサ株式会社 撮影制御装置及びプログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7151558B1 (en) 1999-08-31 2006-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Monitor camera system and auto-tracing implementation method using the same
JP2001103456A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視カメラ装置
JP2002290789A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Mitsubishi Electric Corp 自動巡回監視方法および監視用ビデオカメラの制御方法
JP2003274273A (ja) * 2002-03-19 2003-09-26 Mitsubishi Electric Corp 監視カメラ装置
JP2004266877A (ja) * 2004-06-25 2004-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視カメラ装置
JP2006337276A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Mitsutoyo Corp 画像測定方法及びシステム
JP4634868B2 (ja) * 2005-06-03 2011-02-16 株式会社ミツトヨ 画像測定方法及びシステム
JP2015204525A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 キヤノン株式会社 情報処理装置、提示方法、及びプログラム
JP2018164220A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 サクサ株式会社 撮影制御装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4350174B2 (ja) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5523783A (en) Pan head control system for TV camera
JP4032404B2 (ja) 操作装置
JP2001004903A (ja) テレビレンズシステム
JPH11150675A (ja) リモート雲台システム
JP2001124979A (ja) 光学装置、光学装置駆動ユニットおよびカメラシステム
JP4981343B2 (ja) 雲台システム
JP3413573B2 (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JPS6257372A (ja) 撮影用部材の電動駆動装置
JPH0268507A (ja) カメラの動作制御装置
JP3397544B2 (ja) カメラ制御装置、表示装置及び表示方法
JP3526882B2 (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JPH06276423A (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JP4284430B2 (ja) レンズ操作装置
JP3251342B2 (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JP2000013646A (ja) リモコン雲台システム
JPH08223607A (ja) 立体カメラ用レンズ制御装置
JP3251319B2 (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JP4013041B2 (ja) モータ制御装置
JP2639112B2 (ja) マクロ機構付テレビレンズ
JP2001045357A (ja) レンズシステム
JPH05268508A (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JPH0758989A (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JP3251341B2 (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JPH05268507A (ja) テレビカメラの遠隔制御装置
JP3328423B2 (ja) テレビカメラ駆動用サーボ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061004

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061228

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080307

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees