JP2001045357A - レンズシステム - Google Patents

レンズシステム

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JP2001045357A
JP2001045357A JP11218809A JP21880999A JP2001045357A JP 2001045357 A JP2001045357 A JP 2001045357A JP 11218809 A JP11218809 A JP 11218809A JP 21880999 A JP21880999 A JP 21880999A JP 2001045357 A JP2001045357 A JP 2001045357A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズ装置又はコントローラに搭載された各種
機能に基づく制御の内容を、これらのレンズ装置又はコ
ントローラの制御部において取得し、この制御部におい
て各種制御を実行することにより、複数の制御が重複す
るような場合であっても、状況に応じた好適な制御を優
先的に行うことができるレンズシステムを提供する。 【解決手段】レンズ装置12のCPU50は、ズームコ
ントローラ26において指令されるサムリング26Aの
操作に基づく速度制御、ショット機能又はリミット機能
に基づく位置制御の内容をコントローラ信号としてズー
ムコントローラ26から取得する。そして、これらの制
御と画角補正機能に基づく制御とを所定の判定手順に従
ったCPU50の処理によって実行する。これにより、
例えば、ショット機能に基づいてズームレンズをショッ
ト位置に移動させた後に従来行うことができなかった画
角補正を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズシステムに係
り、特にテレビカメラに装着されるレンズ装置にコント
ローラを接続してズーム、フォーカス等の制御を行うレ
ンズシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ等に装着されるレンズ装置
には、外部のコントローラがケーブルにより接続され、
コントローラからの制御信号により、レンズ装置に搭載
されたズームレンズやフォーカスレンズ等の光学部材が
モータにより駆動されるようになっている。このように
外部のコントローラによってレンズ装置の制御が行われ
るレンズシステムにおいて、ズームレンズの制御は一般
にその移動速度を指令する速度制御信号により行われ
る。例えば、ズームコントローラに設けられた操作部材
(サムリング)をカメラマンが回動操作すると、その操
作量に応じたズーム速度を指令する速度制御信号がレン
ズ装置の制御部に送信され、レンズ装置の制御部の制御
によってその速度制御信号により指令されたズーム速度
でズームレンズがモータ駆動される。
【0003】従来、上述のようにカメラマンによる操作
部材の操作に基づくマニュアル制御の機能の他に、ショ
ット機能、リミット機能又は画角補正機能等に基づく位
置制御を行うことができるレンズシステムが知られてい
る。
【0004】ショット機能は、コントローラに設けられ
たショットスイッチをオンすると、指定したショット位
置にズームレンズが移動するというもので、その制御は
従来、コントローラにおいて行われている(例えば、特
開平8−334674号公報参照)。即ち、コントロー
ラにおいて、レンズ装置からズームレンズの現在位置が
取得され、そのズームレンズの現在位置とショット位置
との差に応じた速度を指令する速度制御信号がレンズ装
置の制御部に送信される。これにより、レンズ装置の制
御部は、ショット位置を認識することなく、操作部材の
操作に基づく速度制御信号が与えられたときと同様にそ
の速度制御信号に従ってズームレンズを駆動することで
ズームレンズがショット位置に移動する。
【0005】リミット機能は、コントローラに設けられ
たリミットスイッチをオンすると、指定したリミット位
置の範囲内にズームレンズの移動範囲が制限されるとい
うもので、その制御は、ショット機能と同様にコントロ
ーラにおいて行われる(例えば、特開平10−3919
3号公報参照)。即ち、コントローラの操作部材が操作
されている際に、コントローラにおいて、レンズ装置か
らズームレンズの現在位置が取得され、そのズームレン
ズの現在位置がリミット位置に近づく方向に移動してい
るときには、コントローラからレンズ装置の制御部に送
信される速度制御信号がズームレンズの現在位置とリミ
ット位置との差に応じた速度に制限され、また、ズーム
レンズの現在位置がリミット位置を越えた場合には、リ
ミット位置に戻るような速度制御信号がレンズ装置の制
御部に送信される。これにより、レンズ装置の制御部
は、リミット位置を認識することなく、コントローラか
ら与えられる速度制御信号に基づいてズームレンズを駆
動することで、ズームレンズがリミット位置の範囲内に
移動を制限される。
【0006】画角補正機能は、フォーカスレンズを移動
させた際には、フォーカスレンズの移動によって生じる
画角変動をズームレンズを移動させることによって防止
するというもので、その制御は、従来、レンズ装置にお
いて行われている(例えば、特開平10−282396
号公報参照)。即ち、コントローラからの制御信号に基
づいてフォーカスレンズが移動したときに、レンズ装置
の制御部において、ズームレンズの現在位置と撮影画角
を一定にするズーム位置とが一致するようにズームレン
ズをフォーカスレンズと同時に駆動する。これにより、
フォーカス時において画角変動が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上述のようなショット機能やリミット機能を実行してい
る場合において、画角補正機能を有効に作動させること
ができないということが問題となっていた。即ち、コン
トローラにおいて行われるショット機能又はリミット機
能によってズームレンズがショット位置又はリミット位
置で停止しているときに、レンズ装置の制御部において
画角補正機能によりズームレンズを移動させると、コン
トローラにおいてズームレンズの位置がショット位置か
ら変位したと認識され、又は、場合によってリミット位
置を越えたと判断される。このため、レンズ装置の制御
部に対し、ズームレンズをショット位置、又はリミット
位置に戻すような速度指令信号がコントローラから送信
され、結局、ズームレンズがショット位置又はリミット
位置に戻され、画角補正機能が有効に作動しないことに
なる。
【0008】リミット機能に対しては、ズームレンズが
リミット位置を越えてまで画角補正を優先して行うこと
は望まれない場合が多いが、ショット機能に対しては、
ズームレンズがショット位置に移動して停止している場
合には、画角補正機能を優先し、ショット位置からでも
画角補正を行いたいという場合がある。
【0009】また、ショット機能又はリミット機能を画
角補正機能より優先することが好適と考える場合であっ
ても、上述のように各機能に基づく制御が重複して行わ
れるような状態では制御上問題があり、ショット位置や
リミット位置付近でのズームレンズの動きが悪くなると
いう問題があった。
【0010】このような問題は、従来、ショット機能、
リミット機能、画角補正機能等に基づく複数の制御が複
数の制御部、即ち、レンズ装置とコントローラの制御部
において、他方の制御部と全く独立して別々に行われて
いたことが原因となっている。1つの制御部でこれらの
制御を行う場合であっても複数の制御を同時に行うこと
はできないが、少なくとも状況に応じた好適な制御を優
先的に行うことは可能である。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、レンズ装置又はコントローラに搭載された機能
に基づく制御が複数重複して指令された場合に、状況に
応じた好適な制御を優先的に行わせることができるよう
にしたレンズシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、モータ制御により位置又
は速度が制御される移動レンズを搭載したレンズ装置
と、前記レンズ装置に接続される少なくとも1つのコン
トローラとから成り、前記レンズ装置が予め持っている
制御機能、又は前記コントローラに搭載された機能に基
づく前記移動レンズの制御を実行するレンズシステムに
おいて、前記機能に基づく前記移動レンズの制御の内容
を、前記レンズ装置又は前記コントローラに搭載された
制御部で取得し、該取得した制御の内容に基づいて前記
制御部によって前記移動レンズの制御を実行することを
特徴としている。
【0013】本発明によれば、レンズ装置が予め持って
いる制御機能又はコントローラに搭載された機能に基づ
く制御を、1つの制御部によって実行するようにしたた
め、複数の制御が重複して指令された場合において、状
況に応じていずれかの好適な制御を優先的に実行するこ
とができる。特に、ズームレンズの制御において、従
来、ショット機能に基づく制御によりズームレンズをシ
ョット位置に移動させるとズームレンズがそのショット
位置で停止して画角補正を行うことができなくなるとい
った不具合が本発明により容易に解消される。
【0014】また、本発明において、ショット機能に基
づく制御によりズームレンズをショット位置に移動させ
た後、又は、リミット機能に基づく制御によりズームレ
ンズをリミット位置に停止させた後に、ズームレンズが
これらのショット位置又はリミット位置にあるときは画
角補正を行わないようにした場合、現象としては従来の
制御と同様のものとなるが、本発明による場合には、従
来のようにショット機能又はリミット機能に基づく制御
と、画角補正機能に基づく制御とを同時に行うというも
のではなく、ショット機能又はリミット機能に基づく制
御を実行している間は、画角補正機能に基づく制御を実
行しないというものであるため、ショット位置やリミッ
ト位置の近傍でズームレンズの動きが悪くなるという不
具合も解消される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズシステムの好ましい実施の形態について詳説す
る。
【0016】図1は、本発明に係るレンズシステムが使
用されたテレビカメラの一実施の形態を示した斜視図で
ある。同図に示すようにテレビカメラ10は、レンズ装
置12とカメラ本体14から構成され、このテレビカメ
ラ10は、ペデスタルドリー16上の雲台18に支持さ
れる。雲台18には2本の操作ロッド22、23が延設
され、各操作ロッド22、23の端部には、それぞれズ
ーム速度等を操作するズームコントローラ26とフォー
カスを操作するフォーカスコントローラ28が取り付け
られるようになっている。
【0017】上記ズームコントローラ26は、ショット
ボックスとも呼ばれているもので、このズームコントロ
ーラ26には、サムリング26Aとスイッチパネル26
Bが設けられている。サムリング26Aは基準位置から
両方向に回動することができ、カメラマンはこのサムリ
ング26Aを左手の親指で回転操作して基準位置からの
回転量と回転方向を調整することによりレンズ装置12
に搭載されたズームレンズの移動速度及び移動方向を操
作することができる。ズームコントローラ26からは、
そのサムリング26Aの回転量及び回転方向に応じた速
度制御信号等がレンズ装置12に出力される。
【0018】スイッチパネル26Bは、ショット機能や
リミット機能を実行するために設けられたもので、ショ
ット機能はスイッチの押下操作によって所望の位置(シ
ョット位置)にズームレンズを自動で移動させる機能で
あり、リミット機能はワイド側とテレ側の所望の位置に
ズームレンズの移動範囲を制限する機能である。図2に
示すようにスイッチパネル26Bには、ショット機能に
関連して、カメラマンの押下操作によりショット実行を
指示するショットスイッチ32A、32B、32C、3
2Dが設けられ、各ショットスイッチ32A〜32Dに
対応してそのショット位置を設定するショット位置調整
ツマミ34A、34B、34C、34Dが設けられる。
また、ショット実行時にショット位置までのズームレン
ズの移動速度を設定するスピード調整ツマミ36が設け
られる。
【0019】また、スイッチパネル26Bには、リミッ
ト機能に関連して、カメラマンの押下操作によりワイド
側とテレ側についてのそれぞれのリミット機能を有効、
無効に切り替えるリミットスイッチ38A、38Bが設
けられ、各リミットスイッチ38A、38Bに対応して
ワイド側とテレ側のリミット位置を設定するリミット位
置調整ツマミ40A、40Bが設けられる。尚、これら
の機能に基づくズームの制御については後述する。
【0020】一方、図1に示した上記フォーカスコント
ローラ28には、回動自在のフォーカスリング28Aが
設けられている。カメラマンは、このフォーカスリング
28Aを右手で回転操作し、その回転位置を調整するこ
とにより、レンズ装置12に搭載されたフォーカスレン
ズの位置を操作することができる。フォーカスコントロ
ーラ28からはフォーカスリング28Aの回転位置に応
じた位置制御信号等がレンズ装置12に送信される。
【0021】尚、カメラ本体14の上面には、撮影中の
映像を確認するためのビューファインダー30が設置さ
れている。
【0022】図3は、本発明に係るレンズシステムの構
成を示したブロック図である。同図に示すように、レン
ズ装置12にはズームレンズ60、フォーカスレンズ8
0、アイリス100についての制御を統括的に処理する
CPU50が搭載される。このCPU50は、レンズ装
置12の所定のコネクタにズームコントローラ26やフ
ォーカスコントローラ28が接続された場合には、それ
らのコントローラ26、28から各種情報(コントロー
ラ情報)をRS485インターフェース86を介してシ
リアル通信により取得し、そのコントローラ情報等に基
づいてズームレンズ60、フォーカスレンズ80及びア
イリス100の制御を行う。
【0023】初めに、ズームレンズ60の制御について
説明すると、ズームレンズ60の制御については、上記
ズームコントローラ26のサムリング26Aの操作に基
づく速度制御(マニュアル制御機能に基づく制御)、ズ
ームコントローラ26のスイッチパネル26Bにおいて
指令されるショット機能若しくはリミット機能に基づく
位置制御、又は、レンズ装置12に搭載された画角補正
機能に基づく位置制御が行われる。
【0024】ズームコントローラ26のサムリング26
Aの操作に基づく速度制御の場合では、図3に示すよう
にズームコントローラ26において、サムリング26A
の操作量がCPU27によって検出され、その操作量に
応じたズームレンズ60の移動速度(ズーム速度)を指
令する速度制御信号がCPU27からRS485インタ
ーフェース86を介してCPU50に送信される。尚、
この速度制御信号は常時送信されるようにしてもよい
し、サムリング26Aの操作量に変化があったときのみ
送信されるようにしてもよい。
【0025】CPU50は、ズームコントローラ26か
ら速度制御信号を取得すると、その速度制御信号に基づ
いてズーム駆動用モータ56の回転速度(ズームレンズ
60の移動速度)を指令する制御信号をD/A変換器5
2に出力し、D/A変換器52でその制御信号をアナロ
グ信号に変換してズーム制御回路54に与える。
【0026】ズーム制御回路54は、上述のようにCP
U50から制御信号が与えられると、ズーム駆動用モー
タ56の実際の回転速度をタコジェネレータ58から取
得する。そして、CPU50からの制御信号によって指
令されたズーム駆動用モータ56の回転速度と実際のズ
ーム駆動用モータ56の回転速度との差分が0となるよ
うにズーム駆動用モータ56に電圧を印加する。これに
より、ズーム駆動用モータ56がCPU50からの指令
された回転速度で回転し、ズームレンズ60がズームコ
ントローラ26のサムリング26Aによって指令された
速度で移動する。
【0027】以上のサムリング26Aの操作に基づく速
度制御については、サムリング26Aの操作が中立位置
(センター)でない場合、即ち、サムリング26Aが操
作されている場合には、CPU50はショット機能と画
角補正機能に対して優先して行うが、リミット機能に対
しては優先して行わないようにしている。従って、リミ
ット機能が有効となっている場合には、サムリング26
Aの操作にかかわらずそのリミット位置を超えるような
ズームレンズ60の移動は規制される。
【0028】ズームコントローラ26のスイッチパネル
26Bにおいて指令されるショット機能に基づく位置制
御の場合では、図2で説明したようにズームコントロー
ラ26のスイッチパネル26Bに設けられたショットス
イッチ32A〜32Dのいずれかが押下されるとショッ
ト機能に基づく制御が実行され、そのショット位置は、
これらのショットスイッチ32A〜32Dに対応して設
けられたショット位置調整ツマミ34A〜34Dによっ
て設定される。また、ショット位置に移動するときの速
度はスイッチパネル26Bに設けられたスピード調整ツ
マミ36によって設定される。これらのショットスイッ
チ32A〜32D、ショット位置調整ツマミ34A〜3
4D、及びスピード調整ツマミ36の状態はズームコン
トローラ26のCPU27によって検出され、それぞれ
スイッチ情報、ショット位置情報、スピード情報として
RS485インターフェース86を介してCPU50に
送信される。即ち、ショット機能に基づく制御の内容が
これらのスイッチ情報、ショット位置情報、スピード情
報によってCPU50に送信される。尚、これらの情報
は、状態が変化したときのみ送信されるようにしてもよ
いし、常時送信されるようにしてもよい。
【0029】CPU50は、上述のようにして取得した
スイッチ情報により、いずれかのショットスイッチ32
A〜32Dが押下されたことを検知すると、その押下さ
れたショットスイッチに対応するショット位置調整ツマ
ミ34A〜34Dの設定位置をショット位置情報から取
得し、その設置位置に基づいてズームレンズ60を移動
させるべき目標位置を定める。そして、CPU50は、
ズームレンズ60の現在位置をポテンショメータ62か
らA/D変換器64を介して取得し、ズームレンズ60
の目標位置と現在位置との差分を求め、その差分が0と
なるような方向で且つその差分に応じた速度を指令する
制御信号をD/A変換器52に出力し、D/A変換器5
2でその制御信号をアナログ信号に変換してズーム制御
回路54に与える。
【0030】但し、CPU50は、このような制御信号
によってズーム制御回路54に速度を指令する際に、ズ
ームコントローラ26から取得したスピード情報に基づ
いてスイッチパネル26Bのスピード調整ツマミ36に
よって設定された速度を検出し、ズーム制御回路54に
指令する速度がそのスピード調整ツマミ36によって設
定された速度を越えないように制限する。
【0031】これにより、上述したズーム制御回路54
の処理と同様の処理によりズームレンズ60がショット
位置に移動し、その位置で停止する。
【0032】以上のショット機能に基づく位置制御につ
いては、ズームコントローラ26のサムリング26Aが
中立位置にあるときには、CPU50はそのサムリング
26Aの操作に基づく制御に対して優先して行う。ま
た、画角補正機能に基づく制御に対しては原則として優
先して行うが、ズームレンズ60をショット位置に移動
させた後、そのショット位置で停止させている状態にお
いては、画角補正機能に基づく制御を優先する。即ち、
ショット実行によってショット位置にズームレンズ60
を停止させている場合において、フォーカスコントロー
ラ28の指令によりフォーカスレンズ80を移動させた
ときには、画角補正機能に基づく制御により画角を一定
にする位置にズームレンズを移動させる。尚、このよう
にズームレンズがショット位置で停止しているときに画
角補正を行うことは従来のレンズシステムでは行うこと
ができなかった制御である。
【0033】一方、リミット機能に基づく制御に対して
はショット機能に基づく制御を優先して行わず、ショッ
ト位置がリミット位置の外側となる場合には、ズームレ
ンズ60はリミット位置で停止する。
【0034】ズームコントローラ26のスイッチパネル
26Bにおいて指令されるリミット機能に基づく位置制
御の場合では、図2で説明したようにズームコントロー
ラ26のスイッチパネル26Bに設けられたリミットス
イッチ38A、リミットスイッチ38Bがそれぞれオン
されるとワイド側とテレ側についてのリミット機能が有
効となり、そのワイド側とテレ側のリミット位置は、そ
れぞれリミットスイッチ38A、リミットスイッチ38
Bに対応して設けられたリミット位置調整ツマミ40
A、リミット位置調整ツマミ40Bによって設定され
る。これらのリミットスイッチ38A、38B、及びリ
ミット位置調整ツマミ40A、40Bの状態は、ズーム
コントローラ26のCPU27によって検出され、それ
ぞれスイッチ情報、リミット位置情報としてRS485
インターフェース86を介してCPU50に送信され
る。即ち、リミット機能に基づく制御の内容がこれらの
スイッチ情報、リミット位置情報によってCPU50に
送信される。尚、これらの情報は、状態が変化したとき
のみ送信されるようにしてもよいし、常時送信されるよ
うにしてもよい。
【0035】CPU50は、スイッチ情報により、リミ
ットスイッチ38A、38Bのいずれか一方又は両方が
オンされたことを検知すると、そのオンされたリミット
スイッチに対応するリミット位置調整ツマミ40A、4
0Bの設定位置を上記リミット位置情報から取得し、そ
の設定位置に基づきワイド側若しくはテレ側、又は、そ
の両方のリミット位置を設定する。リミットスイッチ3
8A、38Bのいずれか一方、又は両方がオンされてい
ない場合には、そのオンされていない側のリミット位置
をワイド端又はテレ端(ワイド端又はテレ端はメカ端で
ある)に設定する。そして、CPU50は、上記サムリ
ング26Aの操作、ショット機能、又は画角補正機能に
基づきズームレンズ60を移動させているときにおい
て、その移動方向のリミット位置を目標位置として定め
る。このようにして目標位置を定めると、CPU50
は、上記サムリング26Aの操作等に基づく制御により
移動しているズームレンズ60の現在位置をポテンショ
メータ62からA/D変換器64を介して取得し、上述
のようにして定めた目標位置とその現在位置との差分を
求める。そして、その差分が所定値より小さくなると
(ズームレンズ60の位置がリミット位置の所定距離以
内に近づくと)、その差分に応じた速度となるように、
ズーム制御回路54に与える制御信号の指令する速度を
制限する。これにより、サムリング26Aの操作等にか
かわらずズームレンズ60がリミット位置の近傍で減速
され、リミット位置を超えない位置で停止する。尚、C
PU50は、ズームレンズ60がリミット位置よりも外
側(ズームレンズ60がワイド側のリミット位置よりも
更にワイド側、又は、テレ側のリミット位置よりも更に
テレ側)にあるときには、ショット機能に基づく位置制
御と同様にズームレンズ60をリミット位置に移動させ
る制御を行う。
【0036】以上のリミット機能に基づく位置制御につ
いては、リミット機能が有効となっているときにはCP
U50は他のすべての制御に優先して行う。即ち、リミ
ット位置を越えた位置にズームレンズ60が存在するこ
とはなく、また、リミット機能が有効となったとき等
に、ズームレンズ60がリミット位置の外側に位置して
いる場合にはズームレンズ60はリミット位置まで移動
し、リミット位置で停止する。
【0037】画角補正機能に基づく位置制御の場合につ
いては、例えば、レンズ装置12等に設けられた所定の
スイッチがオンにされるとその画角補正機能が有効とさ
れる。このとき、CPU50は、ズームレンズ60の位
置とフォーカスレンズ80の位置とをそれぞれポテンシ
ョメータ62、82からA/D変換器64、84を介し
て取得する。そして、後述するようにフォーカスレンズ
80をフォーカスコントローラ28からの指示に基づい
て移動させたときには、そのフォーカスレンズ80の移
動位置に対して撮影画角を一定にするズームレンズ60
の位置を目標位置として定める。この撮影画角を一定に
するズームレンズ60の位置は、予め、フォーカスレン
ズ80の移動前後における位置及びズームレンズ60の
移動前の位置に対して導出可能なように数値データとし
て所定のメモリに記憶され、又は数式によって算出され
るようになっている。このようにして目標位置を定める
とCPU50は、その目標位置とズームレンズ60の現
在位置との差分を求め、その差分が0となる方向で且つ
差分に応じた速度を指令する制御信号をD/A変換器5
2に出力し、D/A変換器52でその制御信号をアナロ
グ信号に変換してズーム制御回路54に与える。これに
より、上述したズーム制御回路54の制御によりズーム
レンズ60がフォーカスレンズ80の移動に伴う画角変
動を防止する位置に移動する。
【0038】以上の画角補正機能に基づく位置制御につ
いては、ズームコントローラ26のサムリング26Aが
中立位置にある場合、又は、ショット機能の実行により
ズームレンズ60がショット位置に移動した後の場合の
ように、ズームレンズ60が停止している場合にはCP
U50は原則として他の制御に優先して行う。但し、リ
ミット位置を超えてズームレンズ60を移動させるよう
な画角補正の制御は行わない。
【0039】次にフォーカスの制御について説明する。
フォーカスの制御は、図1に示したフォーカスコントロ
ーラ28のフォーカスリング28Aの操作に基づいて行
われる。フォーカスリング28Aの操作は、フォーカス
コントローラ28のCPU29によって検出され、その
操作位置に応じたフォーカス位置への移動を指令する位
置制御信号がCPU29からRS485インターフェー
ス86を介してCPU50に送信される。
【0040】CPU50は、フォーカスコントローラ2
8からその位置制御信号を取得すると、その位置制御信
号が指令するフォーカス位置を目標位置とする。また、
フォーカスレンズ80の現在位置をポテンショメータ8
2からA/D変換器84を介して取得する。そして、フ
ォーカスレンズ80の目標位置と現在位置との差分が0
となる方向で且つその差分に応じた速度を指令する制御
信号をD/A変換器72に出力し、D/A変換器72で
その制御信号をアナログ信号に変換してフォーカス制御
回路74に与える。
【0041】フォーカス制御回路74は、上述のように
CPU50から出力された制御信号を取得すると、フォ
ーカス駆動用モータ76の実際の回転速度をタコジェネ
レータ78から取得する。そして、CPU50からの制
御信号によって指令されたフォーカス駆動用モータ76
の回転速度と実際のフォーカス駆動用モータ76の回転
速度との差分が0となるようにフォーカス駆動用モータ
76に電圧を印加する。これにより、フォーカス駆動用
モータ76がCPU50からの指令された回転速度で回
転し、フォーカスレンズ80がフォーカスコントローラ
28によって指令されたフォーカス位置に移動する。
【0042】次にアイリスの制御について説明すると、
CPU50は、アイリス100の位置(絞り径)を示す
位置制御信号がカメラ本体14から与えられると(尚、
アイリス100の位置制御信号は、ズームコントーラ2
6、フォーカスコントローラ28等のコントローラから
与えられる場合もある)、その位置制御信号が示す位置
を目標位置とし、また、アイリス100の現在位置(絞
り径)をポテンショメータ102からA/D変換器10
4を介して取得する。そして、アイリス100の目標位
置と現在位置の差分を求め、その差分が0となる方向で
且つその差分に応じた速度を指令する制御信号をD/A
変換器92に出力し、D/A変換器92でその制御信号
をアナログ信号に変換してアイリス制御回路94に与え
る。
【0043】アイリス制御回路94は、上述のようにC
PU50から出力された制御信号を取得すると、アイリ
ス駆動用モータ94の実際の回転速度をタコジェネレー
タ98から取得する。そして、CPU50からの制御信
号によって指令されたアイリス駆動用モータ96の回転
速度と実際のアイリス駆動用モータ96の回転速度との
差分が0となるようにアイリス駆動用モータ96に電圧
を印加する。これにより、アイリス駆動用モータ96が
CPU50からの指令された回転速度で回転され、アイ
リス100の絞り径が変更される。
【0044】次に、上記CPU50におけるズームの制
御に関する処理手順について図4のフローチャートを用
いて説明する。まず、CPU50は、レンズ装置12に
接続されたズームコントローラ26がデジタルかアナロ
グかを判別する(ステップS10)。デジタルのズーム
コントローラは、図3のように速度制御信号等の各種情
報をデジタル信号のシリアル通信によりCPU50に送
信するものである。一方、アナログのズームコントロー
ラは、ズーム速度等の指令をアナログの電圧信号の電圧
値で行うものである。CPU50は、所定のコマンドを
ズームコントローラ26に送信し、そのコマンドに対す
るズームコントローラ26からの応答があればデジタル
と判定し、応答がなければアナログと判定する。アナロ
グと判定した場合にはアナログのズームコントローラ用
の処理を行うが(ステップS12)、ここではその処理
についての説明は省略する。
【0045】一方、デジタルのズームコントローラと判
定した場合には、通信によりズームコントローラ26か
らコントローラ情報を読み込む(ステップS14)。こ
のコントローラ情報は、上述のように、サムリング26
Aの操作に基づく速度制御信号(速度制御信号情報)、
スイッチパネル26Bにおけるショットスイッチ32A
〜32D及びリミットスイッチ38A、38Bの状態を
示すスイッチ情報、ショット位置調整ツマミ34A〜3
4Dの設定位置を示すショット位置情報、リミット位置
調整ツマミ40A、40Bの設定位置を示すリミット位
置情報、スピード調整ツマミ36の設定位置を示すスピ
ード情報から成る。
【0046】そして、CPU50は、コントローラ情報
によって取得した速度制御信号からサムリング26Aが
中立位置(センター)にあるか否かを判定する(ステッ
プS16)。このときNO、即ち、サムリング26Aが
操作されていると判定した場合には、リミット位置を考
慮してサムリング26Aの操作に基づくズームレンズ6
0の速度制御を行う(ステップS18)。即ち、上記ス
イッチ情報からリミット機能が有効となっていると判断
したときには、上記リミット位置情報によりそのリミッ
ト位置を設定し、リミット機能が無効となっていると判
断したときにはメカ端をリミット位置に設定し、これら
のリミット位置を越えないようにズームレンズ60をサ
ムリング26Aの操作に基づいて移動させる。
【0047】一方、ステップS16においてサムリング
26Aがセンターと判定した場合、次いでCPU50
は、ズームレンズ60の位置がリミット位置より内側か
否かを判定する(ステップS20)。もし、NOと判定
した場合には、リミット処理を行う(ステップS2
2)。即ち、ズームレンズ60がリミット位置の外側に
ある場合にはズームレンズ60をリミット位置まで移動
させて停止させる。
【0048】一方、ステップS20においてYES、即
ち、ズームレンズ60がリミット位置より内側にあると
判定した場合には、次に、ショット中か否かを判定する
(ステップS24)。ここでいうショット中とは、ショ
ットスイッチ32A〜32Dのいずれかがオンされたの
ち、ズームレンズ60がショット位置に移動し停止する
までの間をいう。NOと判定した場合にはズームレンズ
60は停止しているため、フォーカスレンズ80を移動
させたときには、リミット位置を考慮して画角補正の処
理を行う(ステップS26)。即ち、リミット位置を越
えない範囲において撮影画角を一定にする位置にズーム
レンズ60を移動させる(ステップS24)。
【0049】一方、ステップS24において、YESの
場合には、リミット位置を考慮してショット処理を行う
(ステップS28)。即ち、リミット位置を越えない範
囲でショット位置にズームレンズ60を移動させる。
【0050】以上の処理手順によれば、リミット機能に
基づく制御が最優先され、次いでサムリング26Aが操
作されている場合には、サムリング26Aの操作に基づ
く制御がショット機能及び画角補正機能よりも優先され
る。サムリング26Aが操作されていない場合には、シ
ョット機能と画角補正機能とでは原則としてショット機
能が優先されるが、ショット機能によってズームレンズ
60がショット位置に移動して停止しているときには画
角補正機能に基づく制御が許容される。
【0051】尚、上記処理手順では上述のようにショッ
ト機能によってズームレンズ60がショット位置に移動
して停止しているときには画角補正機能に基づく制御が
許容されるが、ショット位置に移動して停止していると
きには画角補正機能に基づく制御が行われないようにし
てもよい。即ち、ショット機能に基づく制御を画角補正
機能に基づく制御よりも常に優先とし、ショット機能に
よってズームレンズ60がショット位置に停止している
ときはフォーカスレンズ80が移動して画角が変動して
もズームレンズ60がショット位置から移動しないよう
にしてもよい。
【0052】また、レンズ装置12又はズームコントロ
ーラ26に搭載された各機能に基づく制御をレンズ装置
12のCPU50において処理するようにしたため、上
記処理手順で示した各制御の優先順位に限らず、他の任
意の優先順位で各制御を行うようにすることは容易に可
能である。
【0053】以上、上記実施の形態では、レンズ装置1
2のCPU50において、ズームコントローラ26にお
いて指令されるサムリング26Aの操作、ショット機
能、リミット機能に基づく制御の内容をコントローラ情
報によって取得し、これらの制御及び画角補正機能に基
づく制御が重複して指令されるような場合にはCPU5
0において図4に示したような判定処理により好適な制
御を実行するようにしたが、このCPU50と同様の処
理をズームコントローラ26のCPU27において行う
ようにしてもよい。この場合には、CPU27は、レン
ズ装置12から画角補正機能に基づく制御の内容を取得
する。
【0054】また、上記実施の形態では、ズームの制御
に関して1つのコントローラ(ズームコントローラ2
6)をレンズ装置12に接続した場合について説明した
が、ズームの制御に関して複数のコントローラを接続し
た場合においても、上記実施の形態と同様に、レンズ装
置又はいずれかのコントローラに搭載された1の制御部
(CPU)において、レンズ装置又は各コントローラに
搭載された各種機能に基づく制御の内容を取得し、その
制御部によって各機能に基づく制御を実行させるように
すれば、上記実施の形態と同様に、レンズ装置又は各コ
ントローラで指令される複数の制御が重複した場合にお
いて、状況に応じた好適な制御を実行することができ
る。
【0055】また、上記実施の形態では、ズームコント
ローラ26のサムリング26Aの操作に基づくマニュア
ル制御の機能、ショット機能、リミット機能が搭載さ
れ、レンズ装置12に画角補正機能が搭載されている場
合について説明したが、本発明はこれらの機能に限ら
ず、これらの機能と異なる機能が搭載されている場合に
ついても同様に適用できる。
【0056】また、上記実施の形態では、レンズ装置1
2に接続されるズームコントローラ26はある決まった
機能を搭載したものであるが、近年においては、レンズ
装置12にコンピュータを接続して、コンピュータにお
いて各種レンズ、絞りのレンズ制御を行うことができる
ものも使用されるようになっている。コンピュータでは
レンズ制御に関する各種機能を後から追加、変更等をす
ることが容易であると共に、図4に示したような各機能
間での優先順位を考慮した処理手順を任意に変更するこ
とも容易であるため、レンズ装置12にコンピュータが
接続された場合には、コンピュータにおいてレンズ装置
12又は他のコントローラに搭載された各機能に基づく
制御の内容を取得し、コンピュータにおいてレンズ制御
の処理を行うようにすると好適である。
【0057】また、上記実施の形態では、ズームの制御
に関して説明したが、本発明はフォーカス、アイリス、
エクステンダー等の他の光学部材の制御についても同様
に適用することができる。例えば、フォーカスコントロ
ーラ28に、フォーカスリング28Aによるマニュアル
フォーカスの機能と上述と同様のショット機能を搭載
し、一方、レンズ装置12に、フォーカスコントローラ
28によるマニュアルフォーカスの後に高精度で合焦さ
せるためのオートフォーカスの機能を搭載した場合にお
いて、マニュアルフォーカスの後にはオートフォーカス
を実行するが、ショット機能の実行によってフォーカス
レンズ80がショット位置に移動した後にはオートフォ
ーカスを作動させないといった制御を行う場合でも本発
明の適用により容易に実現できる。
【0058】また、上記実施の形態では、レンズ装置1
2とこれに接続されるコントローラがデジタルのシリア
ル通信を行う機能を有する場合について説明したが、本
発明は、アナログで信号を伝送するものであっても同様
に適用できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
システムによれば、レンズ装置が予め持っている制御機
能又はコントローラに搭載された機能に基づく制御を、
1つの制御部によって実行するようにしたため、複数の
制御が重複して指令された場合において、状況に応じて
いずれかの好適な制御を優先的に実行することができ
る。特に、ズームレンズの制御において、従来、ショッ
ト機能に基づく制御によりズームレンズをショット位置
に移動させるとズームレンズがそのショット位置で停止
して画角補正を行うことができなくなるといった不具合
が本発明により容易に解消される。
【0060】また、本発明において、ショット機能に基
づく制御によりズームレンズをショット位置に移動させ
た後、又は、リミット機能に基づく制御によりズームレ
ンズをリミット位置に停止させた後に、ズームレンズが
これらのショット位置又はリミット位置にあるときは画
角補正を行わないようにした場合、現象としては従来の
制御と同様のものとなるが、本発明による場合には、従
来のようにショット機能又はリミット機能に基づく制御
と、画角補正機能に基づく制御とを同時に行うというも
のではなく、ショット機能又はリミット機能に基づく制
御を実行している間は、画角補正機能に基づく制御を実
行しないというものであるため、ショット位置やリミッ
ト位置の近傍でズームレンズの動きが悪くなるという不
具合も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るレンズシステムが使用さ
れたテレビカメラの一実施の形態を示した斜視図であ
る。
【図2】図2は、ズームコントローラのスイッチパネル
に配置された操作部材の構成を示した構成図である。
【図3】図3は、本発明に係るレンズシステムの一実施
の形態を示したブロック図である。
【図4】図4は、CPU50におけるズームの制御に関
する処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
26…ズームコントローラ、26A…サムリング、26
B…スイッチパネル、28…フォーカスコントローラ、
30…ビューファインダ、32A〜32D…ショットス
イッチ、34A〜34D…ショット位置調整ツマミ、3
8A、38B…リミットスイッチ、40A、40B…リ
ミット位置調整ツマミ、27、29、50…CPU、5
4…ズーム制御回路、60…ズームレンズ、56…ズー
ム駆動用モータ、80…フォーカスレンズ、100…ア
イリス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ制御により位置又は速度が制御さ
    れる移動レンズを搭載したレンズ装置と、前記レンズ装
    置に接続される少なくとも1つのコントローラとから成
    り、前記レンズ装置が予め持っている制御機能、又は前
    記コントローラに搭載された機能に基づく前記移動レン
    ズの制御を実行するレンズシステムにおいて、 前記機能に基づく前記移動レンズの制御の内容を、前記
    レンズ装置又は前記コントローラに搭載された制御部で
    取得し、該取得した制御の内容に基づいて前記制御部に
    よって前記移動レンズの制御を実行することを特徴とす
    るレンズシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御部において実行すべき制御が同
    時に複数重複した場合において、前記制御部は、予め決
    められた判定処理によりいずれか1の制御を実行するこ
    とを特徴とする請求項1のレンズシステム。
  3. 【請求項3】 前記移動レンズの制御は、ズームレンズ
    の制御であり、前記レンズ装置が予め持っている制御機
    能は画角補正機能であると共に、前記コントローラに搭
    載された機能はショット機能又はリミット機能であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2のレンズシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記ショット機能に基づ
    く制御により前記ズームレンズがショット位置に移動し
    て停止しているときには、前記画角補正機能に基づく制
    御を実行可能にすることを特徴とする請求項3のレンズ
    システム。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記画角補正機能に基づ
    く制御を実行することにより、前記ズームレンズが前記
    リミット機能に基づくリミット位置よりも外側に移動す
    るような場合には、前記画角補正機能に優先して前記リ
    ミット機能に基づく制御を実行することを特徴とする請
    求項3のレンズシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012145931A (ja) * 2010-12-20 2012-08-02 Canon Inc レンズ装置及びそれを有するカメラシステム
JP2015001716A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 オリンパス株式会社 撮影機器及びその制御方法

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