JP3947856B2 - データ設定制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばSDH多重化端局装置等に適用されるデータ設定制御装置に関し、特にROM(読み出し専用メモリ)から初期設定を与えることにより動作し、通常動作時においては周辺回路から入力されるアラ−ム信号などの外部信号に応じて処理動作が変化する被制御回路に対し、アドレスとデ−タを用いたデ−タの設定制御を行なうデータ設定制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
LSIから被制御装置へバスを用いてデ−タ設定を行なうような場合、設計の自由度を高める手段として、外部インタフェ−スを用いて外部のROMから初期設定状態や設定内容を読み出し、これをて設定するようにした方式がある。
【0003】
図7は上記デ−タ設定方式を採用した従来のデ−タ設定制御装置の構成を示すブロック図であり、図8は当該装置で用いられるROMが有しているデ−タマップを示す図である。
【0004】
図7において、被制御回路1はメモリを有しており、初期設定を与えることにより動作し、かつ通常動作時には外部信号の変化に応じて動作変更をする回路である。ROM2は図8に示すデ−タマップをもつデータを格納した初期設定用の読み出し専用メモリである。アドレス生成部3はオッシレ−タとカウンタ等からなり、生成したアドレス4を被制御回路1に対してはアドレス指定を行なうために、またROM2に対しては所要デ−タを読み出すために出力する回路である。外部信号設定挿入部13は、アドレスを認識するデコ−ダを有し、ROM2からのROMデ−タ6とアドレス4に該当する外部信号8とを論理和し、設定デ−タ14を被制御回路1に対して出力する回路である。ここで外部信号8は周辺回路から入力されるアラ−ム等の信号である。
【0005】
上記装置においては、アドレス生成部3からROM2のデ−タを読み出すべくアドレス4が出力されると、ROM2から図8に示すようなデ−タマップをもつデータ、即ち被制御回路1の初期設定を行なうための初期設定デ−タ(ROMデ−タ6)が読み出される。このROM2から読み出された初期設定デ−タ(ROMデ−タ6)は、アラ−ム等の外部信号8がない場合には、外部信号挿入部13を通して、そのまま設定デ−タ14として被制御回路1へ出力される。アラ−ム等の外部信号8が発生した場合には、外部信号挿入部13においてROMデ−タ6と外部信号8とが論理和されたものが設定デ−タ14として被制御回路1へ出力される。かくして被制御回路1に対するデ−タ設定がなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のデ−タ設定制御装置においては、被制御回路1に動作変更を及ぼす外部信号8について、挿入するアドレスとビットの割り当てが、設計後の回路変更が行なえないLSI内に設定されている。
【0007】
このため、対象となる被制御回路1について、外部信号8を挿入するアドレスまたはビットの割り当てを変更したい場合、回路を作り直さなければならず、上記変更が極めて困難であった。
【0008】
本発明の目的は下記効果を奏するデ−タ設定制御装置を提供することにある。
(A))ROMの書き換えのみで、初期設定だけでなく外部信号の挿入位置をも任意に割り当てることができ、LSIの設計変更に柔軟に対応でき、被制御回路の設計自由度を高めることができる。
(B)新たにマッピング用の外付けROMを追加せずに、所要の装置を実現可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本発明によるデータ設定制御装置は、次のような特徴的な構成を備えている。
【0010】
(1)少なくとも被制御回路に対する初期設定デ−タと外部信号のマッピング情報とが書き込まれたROMと、このROMから所定のROMデ−タを読み出す共に、前記被制御回路のメモリに対し設定データを書き込むためのアドレスを生成して出力するアドレス生成部と、このアドレス生成部から出力されるアドレスの最下位ビットをトリガとして前記初期設定デ−タの保持を行なうデ−タ保持部と、前記ROMから特定の外部信号を示すmビットの外部信号選択ビットを読み出し、2m 本の外部信号のうち一つを選択する2m :1SELと、前記ROMから外部信号の挿入ビット位置を示すnビットの外部信号挿入位置ビットを読み出し、外部信号を挿入するビット位置を切り替える1:2n SELと、前記デ−タ保持部に保持されている初期設定デ−タと前記1:2n SELを通過した外部信号とを論理和して得た設定データを、前記被制御回路に与える外部信号挿入部と、を備えたデータ設定制御装置。
【0011】
(2)上記(1)に記載の装置であって、外部信号のマッピング情報は、外部信号の選択および挿入位置情報であるデータ設定制御装置。
【0012】
(3)上記(1)に記載の装置であって、被制御回路が1アドレス処理する時間内に、最下位ビットを利用してROMから初期設定デ−タを入力する処理と、上記ROMから外部信号のマッピング情報を読み込む処理とが行なわれるデータ設定制御装置。
【0013】
(4)上記(1)に記載の装置であって、1:2n SELは、一つのデコーダと三つのアンンド回路からなるデータ設定制御装置。
【0014】
(5)上記(1)に記載の装置であって、外部信号挿入部は、三つのオア回路からなるデータ設定制御装置。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態に係るデ−タ設定制御装置の構成を示すブロック図である。被制御回路1は、内部にメモリを有し、初期設定を与えることで動作し、通常動作時には外部信号8の変化に応じた動作変更を行なうLSI等からなる回路である。
【0016】
ROM2は少なくとも図5に示すようなデ−タマップをもつ2種類のデ−タ、すなわち被制御回路1に対する固定値の初期設定デ−タと、周辺回路から入力される外部信号8の割当を設定するための情報データとの2種類のデ−タが書き込まれている読み出し専用メモリである。
【0017】
アドレス生成部3は、オッシレ−タとカウンタ等からなり、被制御回路1に対する設定を行なうためのP本の設定アドレス15と、ROM2のデ−タを読み出すためのP+1本のアドレス4とを生成して出力する。ここで設定アドレス15は被制御回路1のメモリにアクセスするためのP本のアドレスであって、ROMアドレス4からLSB5を除いたアドレスである。
【0018】
デ−タ保持部7は、アドレス生成部3で生成されたアドレスの最下位ビットLSB5をトリガとして作動する。
【0019】
図2は上記デ−タ保持部7の具体的回路例を示す図である。図示の如くデ−タ保持部7はフリップフロップ回路からなり、LSB5が「0」の時はROMデ−タ6を取り込み、LSB5が「1」の時はROMデ−タ6の保持を行なう。
【0020】
図1に説明を戻す。2m:1SEL10は、ROM2から特定の外部信号を示すmビットの外部信号選択ビット9を読み出し、読み出した外部信号選択ビット9に従って最大2m 本の外部信号8のうちの一つを選択するセレクタである。ここで外部信号8は周辺回路から入力される設定デ−タ等を含んでいる。
【0021】
1:2n SEL12は、ROM2から外部信号8の挿入ビット位置(マッピング位置)を示すnビットの外部信号挿入位置ビット11を読み出し、外部信号8の挿入ビットの位置を切り替える。
【0022】
図3は1:2n SEL12の具体的回路例を示す図である。図示の如く、1:2n SEL12は一つのデコーダと三つのアンド回路からなり、ROMデ−タ6から読み出される外部信号挿入位置ビット11に従い、2m :1SEL10で選択された1本の外部信号を、最大2n のどのビットに挿入するかを選択するセレクタである。
【0023】
図1に説明を戻す。外部信号設定挿入部13は、デ−タ保持部7で保持しているROMデ−タ6と、1:2n SEL12を通過した外部信号との論理和を行ない、設定データ14を被制御回路1に与える。ここで設定デ−タ14は被制御回路1のメモリにアクセスする2n 本のデ−タである。
【0024】
図4は外部信号挿入部13の具体的回路例を示す図である。図示の如くこの外部信号設定挿入部13は三つのオア回路からなり、選択された外部信号入力と、デ−タ保持部7で保持されたROMデ−タを論理和して出力する回路である。
【0025】
アドレス生成部3で生成された、被制御回路1にデータを設定するためのP本の設定アドレス15と、ROM2のデ−タを読み出すためのP+1本のROMアドレス4とが出力されると、ROM2からROMデ−タ6が読み出される。このROMデ−タ6は、図5のデ−タマップに示されるように、ROMアドレス4の最下位ビットであるLSB5が「0」の時は、初期設定デ−タであり、LSB5が「1」の時は、外部信号8のマッピング情報である。上記初期設定デ−タは、LSB5が次の「0」になるまでの期間、デ−タ保持部7で保持される。
【0026】
LSB5が「1」になると、2m :1SEL10はROMデ−タ6から読み出されたmビットの外部信号選択ビット9に従い、最大2m 本の外部信号8から1本を選択する。
【0027】
同様に1:2n SEL12は、ROMデ−タ6から読み出されたnビットの外部信号挿入位置ビット11に従い、選択された外部信号8を、2n 本の設定デ−タ14のどこの位置(ビット)に挿入するかを選択する。
【0028】
外部信号設定挿入部13は、デ−タ保持部7で保持されていたROMデ−タ6(初期設定デ−タ)と1:2n SEL12を通過した外部信号8との論理和出力を設定デ−タ14として出力する。この設定デ−タ14は、LSB5を除くP本の設定アドレス15と並行して被制御回路1に入力し、データの設定が行なわれる。
【0029】
図6はROMデータ6、設定デ−タ14、等を含む各部の動作タイミングを示すタイムチャ−トである。図6に示すように、被制御回路1は設定デ−タ14におけるC部分でデ−タの取り込みを行なっている。
【0030】
このように本実施形態においては、アドレス生成部3のLSB5を用いて、被制御回路1で動作する1アドレス時間内に、ROM2からの初期設定デ−タと、外部信号マッピング情報とを取り込むようにしたので、外部信号8のマッピング情報を任意に変更することが可能となる上、新たにマッピング用の外付けROMを追加せずに実現可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、下記のような作用効果を奏するデ−タ設定制御装置を提供できる。
(a)LSI外部のROM(読み出し専用メモリ)へ外部信号の挿入位置を示す信号を書き込むようにしたので、ROMの書き換えのみで、初期設定だけでなく外部信号の挿入位置をも任意に割り当てることができ、LSIの設計変更に柔軟に対応でき、被制御回路の設計自由度を高めることができる。
(b)被制御回路が1アドレス処理する時間内に、最下位ビット(LSB5)を利用してROMに初期設定デ−タと外部信号のマッピング情報の2種類のデ−タを読み込むようにしているため、新たにマッピング用の外付けROMを追加せずに所要装置を実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るデ−タ設定制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るデ−タ設定制御装置のデータ保持部の具体的回路例を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るデ−タ設定制御装置の1:2n SELの具体的回路例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るデ−タ設定制御装置の外部信号挿入部の具体的回路例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るデ−タ設定制御装置のROMがもつデ−タマップを示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るデ−タ設定制御装置の各部の動作タイミングを示す図である。
【図7】従来例に係るデ−タ設定制御装置の構成を示すブロック図である。
【図8】従来例に係るデ−タ設定制御装置のROMのデ−タマップを示す図である。
【符号の説明】
1 被制御回路
2 ROM
3 アドレス生成部
4 ROMアドレス
5 LSB(最下位ビット)
6 ROMデ−タ
7 データ保持部
8 外部信号
9 外部信号選択ビット
11 外部信号挿入位置ビット
12 1:2n SEL
13 外部信号設定挿入部
14 設定データ
15 設定アドレス
Claims (5)
- 少なくとも被制御回路に対する初期設定デ−タと外部信号のマッピング情報とが書き込まれたROMと、
このROMから所定のROMデ−タを読み出す共に、前記被制御回路のメモリに対し設定データを書き込むためのアドレスを生成して出力するアドレス生成部と、
このアドレス生成部から出力されるアドレスの最下位ビットをトリガとして前記初期設定デ−タの保持を行なうデ−タ保持部と、
前記ROMから特定の外部信号を示すmビットの外部信号選択ビットを読み出し、2m 本の外部信号のうち一つを選択する2m :1SELと、
前記ROMから外部信号の挿入ビット位置を示すnビットの外部信号挿入位置ビットを読み出し、外部信号を挿入するビット位置を切り替える1:2n SELと、
前記デ−タ保持部に保持されている初期設定デ−タと前記1:2n SELを通過した外部信号とを論理和して得た設定データを、前記被制御回路に与える外部信号挿入部と、
を備えたことを特徴とするデータ設定制御装置。 - 外部信号のマッピング情報は、外部信号の選択および挿入位置情報であることことを特徴とする請求項1に記載のデータ設定制御装置。
- 被制御回路が1アドレス処理する時間内に、最下位ビットを利用してROMから初期設定デ−タを入力する処理と、上記ROMから外部信号のマッピング情報を読み込む処理とが行なわれることを特徴とする請求項1に記載のデータ設定制御装置。
- 1:2n SELは、一つのデコーダと三つのアンンド回路からなることを特徴とする請求項1に記載のデータ設定制御装置。
- 外部信号挿入部は、三つのオア回路からなることを特徴とする請求項1に記載のデータ設定制御装置。
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