JP3946929B2 - 基板処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板(以下「基板」という)を処理液に浸漬して処理する基板処理装置において、基板を処理液から引き上げるに際して、基板保持用ガイドと基板との接触領域に残留する処理液を減少させることが可能な基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板を処理槽に貯留された処理液に浸漬して処理する基板処理装置が存在する。このような基板処理装置においては、フッ酸等の薬液および純水(以下、薬液および純水を総称して処理液とする)へのロット(バッチ処理を行うときの一組の複数の基板)の浸漬処理を繰り返し、基板表面の汚染物質を除去したり、基板表面の酸化膜をエッチングしたり、レジスト膜を剥離したりする一連の基板処理を達成している。
【0003】
図16は、処理槽161内に貯留された処理液Lに基板Wを浸漬させて処理する従来の基板処理装置の一例を示す図である。このような基板処理装置においては、基板保持用ガイド162により保持した状態の基板Wを所定の処理液Lに浸漬して処理を施した後、基板保持用ガイド162を処理槽に対して昇降させることにより、処理液Lから基板Wを引き上げる。ここにおいて、基板用ガイド162には、複数の基板Wを保持するための溝Gが設けられており、図17の側断面図に示すように、この溝Gにおいて基板Wの端を挟むことにより基板Wを保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、基板Wを処理液Lから引き上げるにあたって、基板保持用ガイド162と基板Wとが接触する領域(接触領域)R0(図17の破線で囲まれる領域)においては、処理液Lが残留してしまうという問題が存在する。そして、この接触領域R0における残留処理液は、様々な処理においてさらなる問題を発生させることになる。
【0005】
たとえば、所定の処理液から引き上げた後、IPA(イソプロピルアルコール)を供給して基板を乾燥させる処理を行う場合には、この残留処理液を完全に除去することが困難であり、また、その除去のためにはより多量のIPAの供給が必要になるなどの二次的な問題を発生させることになるという問題がある。あるいは、処理槽内の貯留薬液により薬液処理を施した基板を当該薬液から引き上げた後に、当該基板に対して純水リンス処理を行う場合には、この残留処理液(薬液)が純水リンス処理に悪影響を及ぼすなどの問題がある。
【0006】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、基板を処理液から引き上げるに際して、基板保持用ガイドと基板との接触領域に残留する処理液を減少させることが可能な基板処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の基板処理装置は、基板を処理液に浸漬して処理する基板処理装置であって、処理液を貯留する処理槽と、基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段を前記処理槽に対して昇降させることにより前記基板の浸漬状態と非浸漬状態とを切り替えることが可能な昇降手段と、を備え、前記基板保持手段は、互いに独立に基板を保持することが可能な第1の基板保持用ガイドと第2の基板保持用ガイドとを有しており、前記第2の基板保持用ガイドの駆動により、前記第2の基板保持用ガイドと前記基板保持手段に固定された前記第1の基板保持用ガイドとの相互間の高さ方向の相対位置を変更することによって、前記第1の基板保持用ガイドが第1の接触領域において基板に接触することにより前記基板を保持する状態と、前記第2の基板保持用ガイドが前記第1の接触領域よりも低い位置の第2の接触領域において基板に接触することにより前記基板を保持する状態とを切り換えることが可能であり、前記処理液に浸漬された基板を前記昇降手段を用いて当該処理液から引き上げるにあたって、前記基板の前記第1の接触領域が気液界面を通過する際には、前記第2の基板保持用ガイドが前記第1の基板保持用ガイドに対して相対的に上昇して前記第2の基板保持用ガイドが前記基板を持ち上げることによって、前記第2の基板保持用ガイドによる基板保持状態に移行して前記第1の基板保持用ガイドと前記基板との接触状態を解除し、前記基板の前記第2の接触領域が気液界面を通過する際には、前記第2の基板保持用ガイドが前記第1の基板保持用ガイドに対して相対的に下降することによって、前記第1の基板保持用ガイドによる基板保持状態に移行して前記第2の基板保持用ガイドと前記基板との接触状態を解除することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の基板処理装置は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記処理液からの引き上げにあたって、前記気液界面上方において有機溶媒の蒸気を供給することにより基板を乾燥させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
<A.第1実施形態>
<A1.基板処理装置の全体構成>
図1は、本発明に係る基板処理装置1の全体構成を示す斜視図である。図示のように、この基板処理装置1は、未処理基板を収納しているカセットCSが投入されるカセット搬入部2と、このカセット搬入部2からのカセットCSが載置され内部から複数の基板(ロット)が同時に取り出される基板取出部3と、カセットCSから取り出された未処理基板が順次浸漬処理される基板処理部5と、浸漬処理後の複数の処理済み基板が同時にカセットCS中に収納される基板収納部7と、処理済み基板を収納しているカセットCSが払い出されるカセット搬出部8とを備える。さらに、装置の前側には、基板取出部3から基板収納部7に亙って基板移載搬送機構9が配置されており、浸漬処理前、浸漬処理中及び浸漬処理後のロットを一箇所から別の箇所に搬送したり移載したりする。
【0010】
カセット搬入部2は、水平移動、昇降移動及び垂直軸回りの回転が可能なカセット移載ロボットCR1を備え、カセットステージ2a上の所定位置に載置された一対のカセットCSを基板取出部3に移載する。
【0011】
基板取出部3は、昇降移動する一対のホルダ3a、3bを備える。そして、各ホルダ3a、3bの上面にはガイド溝が刻設されており、カセットCS中の未処理基板を垂直かつ互いに平行に支持することを可能にする。したがって、ホルダ3a、3bが上昇すると、カセットCS中から基板が押し上げられる。カセットCS上方に押し上げられた基板は、基板移載搬送機構9に設けられた搬送ロボットTRに受け渡され、水平移動後に基板処理部5に投入される。
【0012】
基板処理部5は、フッ酸等の薬液を貯留して薬液処理を行う薬液槽CBを備える薬液処理部52と、純水を貯留して水洗処理を行う水洗槽WBを有する水洗処理部54と、薬液または純水を貯留して単一槽内で各種の薬液処理や水洗処理を行う多機能槽MBを有する多機能処理部56とを備える。なお、本明細書においては、基板に何らかの処理を行う薬液槽CB、水洗槽WB、多機能槽MBを総称して処理用槽とする。
【0013】
基板処理部5において、薬液処理部52および水洗処理部54の後方側には、第1基板浸漬機構55が配置されており、これに設けた上下動及び横行可能なリフターLH1によって、搬送ロボットTRから受け取った基板を薬液処理部52の薬液槽CBに浸漬したり、水洗処理部54の水洗槽WBに浸漬したりする。リフターLH1は、薬液槽CBと水洗槽WBとの間で基板を搬送することが可能であるとともに、それら処理用槽に対して基板を昇降させることによって当該基板を処理用槽に貯留された処理液中に浸漬しまたはその処理液から離脱させることができる。
【0014】
また、多機能処理部56の後方側には、第2基板浸漬機構57が配置されており、これに設けた上下動可能なリフターLH2によって、搬送ロボットTRから受け取った基板を多機能処理部56の多機能槽MB内に支持する。リフターLH2は、基板を保持して多機能槽MBに当該基板を搬入するとともに多機能槽MBから当該基板を搬出する役割を担っており、多機能槽MBに対して基板を昇降させることによって当該基板を多機能槽MBに貯留された処理液中に浸漬しまたはその処理液から離脱させることができる。なお、52a、56aはリフターLH1、LH2にそれぞれ設けられた基板を支持するための基板受部を示す。
【0015】
また、多機能処理部56には、蓋58が設けられている。蓋58は、その下部に駆動機構(図示省略)を有しており、当該駆動機構によって多機能槽MBの上端部を開閉する開閉動作を行うことができる。蓋58は、多機能槽MBの上端部を閉鎖することにより、多機能槽MBに貯留された処理液への汚染物質の流入を防止するとともに、多機能槽MB内の雰囲気が外部に漏洩するのを防ぐ役割を有している。
【0016】
基板収納部7は、基板取出部3と同様の構造を有し、昇降可能な一対のホルダ7a、7bによって、搬送ロボットTRに把持された処理済み基板を受け取ってカセットCS中に収納する。
【0017】
また、カセット搬出部8は、カセット搬入部2と同様の構造を有し、移動自在のカセット移載ロボットCR2を備え、基板収納部7上に載置された一対のカセットCSをカセットステージ8a上の所定位置に移載する。
【0018】
基板移載搬送機構9は、水平移動及び昇降移動が可能な搬送ロボットTRを備える。そして、この搬送ロボットTRに設けた一対の回転可能なハンド91、92よってロットを把持することにより、基板取出部3のホルダ3a、3bに支持された基板を基板処理部5の第1基板浸漬機構55に設けたリフターLH1側に移載したり、このリフターLH1側から隣りの第2基板浸漬機構57に設けたリフターLH2側に基板を移載したり、このリフターLH2側から基板収納部7のホルダ7a、7bに基板を移載したりする。
【0019】
<A2.処理用槽の構成>
次に、基板処理装置1に設けられている処理用槽の構成について説明する。ここでは、処理用槽の一例として多機能処理部56の多機能槽MBについて説明する。図2は、多機能槽MBの構成を示す図(側面図)である。多機能槽MBは、主として処理槽61、およびそれらに付随する注排液機構(処理液供給管69a(図4)など)によって構成されている。処理槽61は、多機能槽MBの主要部であり、純水または薬液(フッ酸等)を貯留することが可能であり、その処理液L中に基板Wを浸漬することによって基板Wの表面処理を進行させる槽である。また、処理槽61に供給される処理液Lは、処理槽61の上方から溢れ出て(オーバーフローして)、図示しない回収部により回収されて排出される。したがって、このオーバーフロー処理の際の処理液Lの液面(気液界面)Fは、処理槽61のオーバーフロー位置において一定に維持される。
【0020】
また、複数の基板Wは、基板保持機構Hによって保持された状態で、処理槽61に貯留される処理液Lに対して浸漬される。図3は、基板保持機構Hを表す斜視図である。基板保持機構Hは、第1の基板保持用ガイド(以下、「基板ガイド」とも称する)62と第2の基板保持用ガイド(以下、「補助ガイド」とも称する)63とを有している。ここでは、基板保持機構Hが4本の基板ガイド62(62a,62b,62c,62d)と2本の補助ガイド63(63a,63b)とを有する場合が示されている。
【0021】
4本の基板ガイド62a,62b,62c,62dは、それぞれ、基板Wの配列方向に延びており、その一端(図3の手前側)は板状部材68aに接続されており、他端(図3の奥側)は板状部材68bに接続されて固定されている。また、各基板ガイド62a,62b,62c,62dは、複数の基板Wを保持するための複数の溝Gを有しており、4本の基板ガイド62a,62b,62c,62dのみによって、基板Wを起立姿勢で保持することが可能である。
【0022】
また、補助ガイド63a,63bも、それぞれ、基板Wの配列方向に延びており、複数の基板Wを保持するための複数の溝Gを有している。したがって、2本の補助ガイド63a,63bのみによって、基板Wを起立姿勢で保持することが可能である。このように、基板ガイド62および補助ガイド63は、それぞれ、互いに独立に基板を保持することが可能である。
【0023】
さらに、補助ガイド63a,63bは、それぞれ、連結棒64を介して棒状部材65(65a,65b)に接続されて固定されている。また、棒状部材65は、板状部材68a,68bに設けられた軸受部に嵌挿されており、軸AX1を中心に回転することが可能である。また、図2に示すように、棒状部材65は、板状部材68bを貫通しており、連結棒66a(図4も参照)の一端に対して接続されている。また、連結棒66aの他端は凸部66bを有しており、この凸部66bは、背板67に設けられた所定形状の溝部(凹部)67b(図4)に対して挿入されている。
【0024】
また、板状部材68bは天板68dを介して昇降軸68cに接続されており、昇降軸68cはギアおよびモータなどの駆動機構により図の矢印AZ1の向きに移動する。したがって、昇降軸68cの昇降に伴って、板状部材68a,68b、基板ガイド62、補助ガイド63などを有する基板保持機構Hが一体的に昇降することになる。この昇降動作に伴って、基板保持機構Hによって保持された複数の基板Wは、その浸漬状態と非浸漬状態とを切り替えることができる。
【0025】
図4は、多機能槽MBの構成を示す正面図である。図4に示すように、補助ガイド63(63a,63b)、連結棒64、棒状部材65、および連結棒66aは、互いに固定されており、これらは一体となって軸AX1を中心に回転することができる。また、背板67には、左右に対称形状の2つの溝部(凹部)67bが設けられており、この2つの凹部67bの間隔は、その一部において広くなっている構成を有している。したがって、後述するように、基板保持機構Hの上昇に伴って、連結棒66aの凸部66bがこの凹部67bの形状に従って案内されて上方向に移動し、2つの凹部67bの間隔が比較的広くなっている部分に到達すると、連結棒66aが図4の矢印AR1の向きに移動し、これに伴い補助ガイド63a,63bは図4の矢印AR2の向きに移動する。このとき、補助ガイド63a,63bが上昇して、基板Wは補助ガイド63a,63bのみによって保持される。また、再び、2つの凹部67bの間隔が比較的狭くなっている部分に到達すると、連結棒66aが矢印AR1の逆向きに移動し、これに伴い補助ガイド63a,63bは矢印AR2の逆向きに移動する。このとき、補助ガイド63a,63bが下降して、基板Wは基板ガイド62a,62b,62c,62dのみによって保持される。
【0026】
このように、昇降軸68cの昇降動作と連結棒66aの揺動動作とを組み合わせることにより、基板ガイド62と補助ガイド63との相互間の高さ方向(鉛直方向)における相対位置を変更することが可能である。
【0027】
図5は、基板ガイド62および補助ガイド63と基板Wとの位置関係を示す図である。図5においては、基板Wが基板ガイド62によって保持されている場合が示されている。
【0028】
図5に示すように、基板ガイド62(62a,62b,62c,62d)は、第1の接触領域R1(R11,R12,R13,R14)において基板Wに接触することにより基板Wを保持している。また、補助ガイド63(63a,63b)は、図5においては基板Wとは接触していないものとして示されているが、上述した動作により、第2の接触領域R2(R21,R22)において基板Wに接触することにより基板Wを保持することが可能である。ここで、接触領域R2は、接触領域R1よりも下方に存在する。言い換えれば、接触領域R1の高さ方向(鉛直方向(Z方向))における位置は、接触領域R2の高さ方向の位置よりも低くなっている。
【0029】
このように、基板保持機構Hにおいては、基板ガイド62と補助ガイド63との相互間の高さ方向の相対位置を変更することにより、基板ガイド62が第1の接触領域R1において基板Wに接触することにより基板Wを保持する状態と、補助ガイド63が第1の接触領域R1よりも低い位置の第2の接触領域R2において基板Wに接触することにより基板Wを保持する状態とを切り換えることが可能である。
【0030】
<A3.基板の引き上げ動作>
つぎに、基板Wの引き上げ動作について説明する。ここでは、処理槽61において純水によるリンス処理を行った後、基板保持機構Hを用いて、処理液L(純水)に浸漬された基板Wを処理液Lから引き上げるに際して、図4のIPA供給管69bを用いてIPA(イソプロピルアルコール)を蒸気の状態で供給することにより、基板Wの表面を乾燥させる処理を行う場合について説明する。このIPAの供給は、処理液Lの液面(気液界面)F(図4)の上方に引き上げられた基板Wの表面に対して行われ、好ましくは液面(気液界面)Fの直上付近において行われる。
【0031】
図6は、前工程の純水リンス処理の終了時点の状態を示す概念図である。この状態においては、基板Wは、基板保持機構Hの4本の基板ガイド62a,62b,62c,62dによって保持されている。この状態から上記の昇降機構を用いて基板保持機構Hを上昇させる動作を開始する。この上昇動作は、IPA供給管69b(図4)からのIPAの供給を伴いつつ行われる。
【0032】
図7は、基板保持機構Hの上昇に伴って、基板ガイド62a,62b,62c,62dによって保持された基板Wが所定の位置にまで到達した状態を示す図であり、連結棒66aの凸部66bは、凹部67bの屈曲部B1に到達している。ただし、この状態においては、基板ガイド62a,62b,62c,62dによる基板Wとの接触領域R1(R11,R12,R13,R14)は、未だ、いずれも気液界面Fの下方位置に存在する。
【0033】
そして、基板保持機構Hがさらに上昇を続けると、この上昇動作に伴って、連結棒66aの凸部66bは屈曲部B1に沿って移動するため、連結棒66aは軸AX1を中心に揺動運動をして矢印AR1の向きに移動する。これに伴い、補助ガイド63(63a,63b)は、基板ガイド62(62a,62b,62c,62d)に対して相対的に上方(矢印AR2の向き)に移動し、基板Wはこれらの補助ガイド63a,63bによって保持される。この際、この補助ガイド63a,63bは、基板ガイド62a,62b,62c,62dによって保持されていた基板Wを持ち上げることによって基板Wを保持する。
【0034】
図8は、このような状態(すなわち補助ガイド63による保持状態)を示す図である。基板ガイド62a,62b,62c,62dによる基板保持状態が解除され(言い換えれば、基板ガイド62a,62b,62c,62dと基板Wとの接触状態が解除され)、基板Wは、これらの補助ガイド63a,63bによってのみ保持されている。
【0035】
このような保持状態に移行した後、基板保持機構Hのさらなる上昇動作に伴って、基板Wと基板ガイド62a,62bとの接触領域R1(R11,R12)が気液界面Fを通過する。図9は、図8における気液界面F付近の拡大図である。図9に示すように、基板ガイド62a,62bと基板Wとの接触領域R1(R11,R12)が気液界面Fを通過する際においては、各基板ガイド62a,62bは、基板Wに接触していない(図10も参照)。したがって、図10の断面図に示すように、基板ガイド62と基板Wとが接触する部分(溝G)に処理液が残留することを防止できる。
【0036】
引き続き基板保持機構Hによる上昇動作が進行し、基板Wにおける基板ガイド62c,62dとの接触領域が気液界面Fを通過する。図11および図12は、基板Wと基板ガイド62c,62dとの接触領域が気液界面Fを通過する場合を示す図である。図11に示されるように、この際、基板Wは、引き続き、補助ガイド63c,63dのみによって保持される。すなわち、基板ガイド62a,62b,62c,62dによる基板保持状態が解除された状態(言い換えれば、基板ガイド62a,62b,62c,62dと基板Wとの接触状態が解除された状態)で、これらの補助ガイド63a,63bのみによって保持されている。図12は、図11における気液界面F付近の拡大図である。図12に示すように、基板ガイド62c,62dと基板Wとの接触領域R1(R13,R14)が気液界面Fを通過する際においても、各基板ガイド62c,62dは、基板Wに接触していない。したがって、上述したように、基板ガイド62と基板Wとが接触する部分(溝G)に処理液が残留することを防止できる(図10参照)。
【0037】
このようにして、気液界面Fが基板Wの接触領域R1(R11,R12,R13,R14)を通過した後、さらに基板保持機構Hが上昇すると、今度は、連結棒66aの凸部66bが、凹部67bの屈曲部B2(図13参照)に到達する。
【0038】
そして、基板保持機構Hがさらに上昇を続けると、図13に示すように、この上昇動作に伴って、連結棒66aの凸部66bは、屈曲部B2に沿って移動するため、連結棒66aは軸AX1を中心に揺動運動をして、矢印AR3の向き(矢印AR1の逆向き)に移動する。また、これに伴い、補助ガイド63(63a,63b)は、基板ガイド62(62a,62b,62c,62d)に対して相対的に下方(矢印AR4の向き)に移動し、これらの補助ガイド63a,63bによる基板Wの保持状態が解除され、基板ガイド62(62a,62b,62c,62d)による基板Wの保持状態へと移行する。
【0039】
図14は、このような保持状態を示す拡大図である。この際、補助ガイド63(63a,63b)の基板ガイド62(62a,62b,62c,62d)に対する相対的な下降動作に応じて、補助ガイド63a,63bによって持ち上げられていた基板Wが所定距離だけ下降する。これに伴い、基板Wは、再び、基板ガイド62a,62b,62c,62dによって保持された後、さらに補助ガイド63a,63bが下降することにより、補助ガイド63a,63bによる基板保持状態が解除(言い換えれば、補助ガイド63a,63bと基板Wとの接触状態が解除)される。すなわち、基板Wはこれらの基板ガイド62a,62b,62c,62dによってのみ保持される状態になる。
【0040】
ここにおいて、基板ガイド62a,62b,62c,62dが基板Wとの接触状態に戻る際においては、上述のIPA蒸気の供給によって、既に基板Wの溝Gには処理液(純水)がほとんど残留しない状態(理想的には全く残留していない状態)となっている。
【0041】
そして、このような保持状態に移行した後、基板保持機構Hのさらなる上昇動作に伴って、基板Wと補助ガイド63a,63bとの接触領域R2(R21,R22)が気液界面Fを通過する。図14に示すように、補助ガイド63a,63bと基板Wとの接触領域R2(R21,R22)が気液界面Fを通過する際においては、各補助ガイド63a,63bは、基板Wに接触していない。したがって、基板Wと接触する部分に処理液が残留することを防止できる。
【0042】
以上のように、この実施形態においては、処理液Lに浸漬された基板Wを処理液Lから引き上げるにあたって、基板の第1の接触領域R1(R11,R12,R13,R14)が気液界面Fを通過する際には、補助ガイド63(63a,63b)による基板保持状態に移行することにより、基板ガイド62(62a,62b,62c,62d)と基板Wとの接触状態を解除する。また、基板の第2の接触領域R2(R21,R22)が気液界面Fを通過する際には、基板ガイド62(62a,62b,62c,62d)による基板保持状態に移行することにより、補助ガイド63(63a,63b)と基板との接触状態を解除する。したがって、各基板ガイド62および補助ガイド63のそれぞれは、気液界面Fの通過時において基板Wと接触していない。これにより、基板保持用ガイド(基板ガイド62および補助ガイド63)と基板Wとの接触領域に残留する処理液を減少させること(最も理想的には残留処理液が存在しない状態にすること)が可能である。
【0043】
また、IPAの引き上げ乾燥処理において、上述した動作を適用することにより、各基板保持用ガイド(基板ガイド62および補助ガイド63)と基板Wとの接触領域において処理液が残存しないので、当該接触領域を乾燥させるために、より多くの量のIPA蒸気を供給する必要が無くなり、供給すべきIPA蒸気の量を抑制することができる。
【0044】
なお、基板ガイド62および補助ガイド63は、基板Wの処理時において、処理槽61に貯留された処理液Lに浸漬されているため、これらの基板ガイド62および補助ガイド63を洗浄するための洗浄専用槽を別個に設ける必要はない。
【0045】
<B.変形例など>
上記実施形態においては、基板保持機構Hの上昇動作に同期させて、(連結棒66aの)凸部66bを(背板67に設けられた)凹部67bに沿って案内することによって、補助ガイド63a,63bと基板ガイド62a,62b,62c,62dとの高さ方向の相対移動を実現していたが、これに限定されない。2種類の基板保持用ガイド(基板ガイド62および補助ガイド63)の相互間の相対運動を実現することにより、いずれか一の種類の基板保持用ガイドで基板Wを保持する状態を実現できればよく、たとえば、図15の基板保持機構H2のように、3本の補助ガイド63(63c,63d,63e)を突き上げ部材PUの上端部に設け、基板ガイド62a,62b,62c,62dを昇降させる昇降駆動機構とは別個に設けた昇降駆動機構により、この突き上げ部材PUの補助ガイド63を基板ガイド62に対して相対的に昇降させてもよい。より具体的には、基板ガイド62a,62b,62c,62dの上昇動作に伴い、補助ガイド63の昇降速度を変化させることなどにより、基板ガイド62a,62b,62c,62dと補助ガイド63c,63d,63eとの相対位置関係を変更し、上述したような、いずれか一方の基板保持用ガイド(基板ガイド62または補助ガイド63)で基板Wを保持する状態を実現することができる。
【0046】
また、上記実施形態においては、純水から基板Wを引き上げた後、IPA(イソプロピルアルコール)を供給して基板Wを乾燥させる処理を行う場合について説明したが、このような処理に限定されない。たとえば、処理槽内の貯留薬液により薬液処理を施した基板を当該薬液から引き上げた後に、当該基板に対して純水リンス処理を行う場合にも適用可能である。この場合には、溝Gにおいて処理液(薬液)が残留することに起因して後工程の純水リンス処理において生じ得る悪影響を排除することができる。あるいは、処理槽内の所定の薬液により基板Wに対する薬液処理を行った後、その基板Wを別の薬液に浸漬する処理を行う場合にも適用することが可能である。
【0047】
さらに、上記実施形態においては、有機溶媒の蒸気として、IPA(イソプロピルアルコール)の蒸気を用いる場合を例示したが、これ以外の有機溶媒(たとえばエタノールやメタノールなど)の蒸気を用いてもよい。
【0048】
また、上記実施形態においては、多機能槽MBにおいて本発明を適用したが、他の処理用槽、すなわち、薬液槽CBや水洗槽WBに対して本発明を適用してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の基板処理装置によれば、処理液に浸漬された基板を昇降手段を用いて処理液から引き上げるにあたって、基板の第1の接触領域が気液界面を通過する際には、第2の基板保持用ガイドが第1の基板保持用ガイドに対して相対的に上昇して第2の基板保持用ガイドが基板を持ち上げることによって、第2の基板保持用ガイドによる基板保持状態に移行して第1の基板保持用ガイドと基板との接触状態を解除し、基板の第2の接触領域が気液界面を通過する際には、第2の基板保持用ガイドが第1の基板保持用ガイドに対して相対的に下降することによって、第1の基板保持用ガイドによる基板保持状態に移行して第2の基板保持用ガイドと基板との接触状態を解除する。したがって、各基板保持用ガイドは、気液界面通過時において基板と接触していない。これにより、基板保持用ガイドと基板との接触領域に残留する処理液を減少させることが可能である。
【0050】
請求項2に記載の基板処理装置によれば、各基板保持用ガイドと基板との接触領域において処理液が残存しないので、当該接触領域を乾燥させるためにより多量の有機溶媒の蒸気を供給する必要が無くなり、供給すべき有機溶媒の蒸気の量を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板処理装置1の全体構成を示す斜視図である。
【図2】多機能槽MBの構成を示す図(側面図)である。
【図3】基板保持機構Hを表す斜視図である。
【図4】多機能槽MBの構成を示す正面図である。
【図5】基板ガイド62および補助ガイド63と基板Wとの位置関係を示す図である。
【図6】純水リンス処理(前工程)の終了時点の状態を示す概念図である。
【図7】基板保持機構Hの上昇に伴う動作を説明するための図である。
【図8】基板Wと基板ガイド62a,62bとの接触領域が気液界面Fを通過する場合を示す図である。
【図9】図8における気液界面F付近の拡大図である。
【図10】引き上げ処理の際における基板Wと基板ガイド62(または補助ガイド63)との接触状態を示す側断面図である。
【図11】基板Wと基板ガイド62c,62dとの接触領域が気液界面Fを通過する場合を示す図である。
【図12】図11における気液界面F付近の拡大図である。
【図13】基板Wと補助ガイド63a,63bとの接触領域が気液界面Fを通過する場合を示す図である。
【図14】図13における気液界面F付近の拡大図である。
【図15】変形例に係る基板保持機構Hを説明する概念図である。
【図16】従来の基板処理装置の一例を示す図である。
【図17】従来の引き上げ処理の際における基板Wと基板用ガイドとの接触状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置
5 基板処理部
56 多機能処理部
61 処理槽
62,62a〜62d 基板ガイド(第1の基板保持用ガイド)
63,63a〜63e 補助ガイド(第2の基板保持用ガイド)
69a 処理液供給管
69b IPA供給管
F 気液界面
G 溝
H,H2 基板保持機構
L 処理液
MB 多機能槽
R0,R1,R2 接触領域
W 基板
Claims (2)
- 基板を処理液に浸漬して処理する基板処理装置であって、
処理液を貯留する処理槽と、
基板を保持する基板保持手段と、
前記基板保持手段を前記処理槽に対して昇降させることにより前記基板の浸漬状態と非浸漬状態とを切り替えることが可能な昇降手段と、
を備え、
前記基板保持手段は、互いに独立に基板を保持することが可能な第1の基板保持用ガイドと第2の基板保持用ガイドとを有しており、前記第2の基板保持用ガイドの駆動により、前記第2の基板保持用ガイドと前記基板保持手段に固定された前記第1の基板保持用ガイドとの相互間の高さ方向の相対位置を変更することによって、前記第1の基板保持用ガイドが第1の接触領域において基板に接触することにより前記基板を保持する状態と、前記第2の基板保持用ガイドが前記第1の接触領域よりも低い位置の第2の接触領域において基板に接触することにより前記基板を保持する状態とを切り換えることが可能であり、
前記処理液に浸漬された基板を前記昇降手段を用いて当該処理液から引き上げるにあたって、前記基板の前記第1の接触領域が気液界面を通過する際には、前記第2の基板保持用ガイドが前記第1の基板保持用ガイドに対して相対的に上昇して前記第2の基板保持用ガイドが前記基板を持ち上げることによって、前記第2の基板保持用ガイドによる基板保持状態に移行して前記第1の基板保持用ガイドと前記基板との接触状態を解除し、前記基板の前記第2の接触領域が気液界面を通過する際には、前記第2の基板保持用ガイドが前記第1の基板保持用ガイドに対して相対的に下降することによって、前記第1の基板保持用ガイドによる基板保持状態に移行して前記第2の基板保持用ガイドと前記基板との接触状態を解除することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置において、
前記処理液からの引き上げにあたって、前記気液界面上方において有機溶媒の蒸気を供給することにより基板を乾燥させることを特徴とする基板処理装置。
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