JP3946844B2 - 印刷方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、版胴の外周面上に製版済みマスタを巻装して印刷を行う孔版印刷装置及び印刷方法に関し、詳しくは版胴の内周面にインキを供給するインキ供給機構の構造及び動作に関する。
【0002】
【従来の技術】
多孔性の支持円筒体に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複数層巻装した構成の回転自在な版胴と、熱可塑性樹脂フィルム(厚み1〜3μm程度のものが一般的である)に和紙繊維または合成繊維あるいは和紙と合成繊維とを混抄したものからなる多孔性支持体を貼り合わせたラミネート構造のマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィルム面をサーマルヘッドで加熱穿孔製版した後に版胴に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段より版胴の内周面にインキを供給して、プレスローラー等の押圧手段で印刷用紙を版胴に押圧することにより、版胴開孔部、マスタ穿孔部より滲出したインキを印刷用紙に転移させて印刷を行う感熱デジタル孔版印刷装置がよく知られている。
【0003】
上述の孔版印刷装置では、前の版(印刷済みの版)の印刷が終了した後に次の原稿での穿孔製版が行われ、版胴に自動的に巻装されて次の印刷に進むように構成されている。このように連続的に印刷が行われる場合には、版胴の支持円筒体とメッシュスクリーンとに十分な量のインキが保持されているので、新しいマスタが巻装されてもインキが確実に供給され、1枚目から良好な印刷物を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、印刷装置を長時間放置した後に、版胴に新しいマスタを巻装して印刷を行う場合には、版胴の支持円筒体及びメッシュスクリーンに保持されていたインキが蒸発し、また、マスタの多孔性支持体に吸収されることで減少し、新しく巻装されたマスタに対して良好な印刷画像が得られるだけのインキが供給されるまでに、所謂、版付け動作を何回も行い、数枚ないし数十枚の損紙が発生してしまうという問題点があった。
【0005】
この問題点を解決するため、長時間放置後に未製版のマスタを版胴に巻装し、版胴を回転させると共に未給紙状態で押圧手段を作動させ、支持円筒体及びメッシュスクリーンにインキを充填させる技術が特開平3−175081号公報に開示されているが、この技術では、未製版のマスタ及びマスタに供給された大量のインキが無駄になってしまうという問題点がある。
【0006】
本発明は、マスタやインキを無駄にすることなく、長時間放置後の印刷時においても1枚目から良好な印刷物を得ることができる孔版印刷装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、回転自在な版胴と、前記版胴と同方向に回転駆動され前記版胴の内周面にインキを供給するインキローラーと、前記版胴の内周面及び前記インキローラーの外周面に接触する第1の位置と、前記版胴の内周面及び前記インキローラーの外周面より離間する第2の位置とに移動自在であり、前記版胴及び前記インキローラーと同方向に回転駆動されるインキ補充ローラーとを具備し、前記インキ補充ローラーが前記インキローラーの配設位置よりも前記版胴の回転方向下流側に配設された孔版印刷装置を用いた印刷方法であって、前記インキ補充ローラーが第1の位置を占めた状態で排版動作を行った後に前記インキ補充ローラーを第2の位置に位置決めすることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の印刷方法において、さらに、前記放置時間あるいは前記温度が所定値を超えた場合に、前記インキ補充ローラーが第1の位置を占めた状態で、排版動作に先立ち前記版胴を空転させることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の印刷方法において、さらに、前記版胴の空転時における回転速度及び回転時間を前記放置時間あるいは前記温度と前記所定値との差に応じて制御することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載の印刷方法において、さらに、前記インキ補充ローラーが第1の位置を占める前に、前記インキローラーに対してインキを補給することを特徴とする。
【0013】
【実施例】
図1は、本発明の第1の実施例を採用した孔版印刷装置の版胴の要部を示している。同図において、支軸1aに回転自在に支持された版胴1は、その周面に図示しないステージ部及びクランパーを有しており、その内部にはインキ供給手段2を有している。版胴1は、図示しない版胴駆動手段によって図の矢印方向に回転駆動される。また、版胴1の下方には、図示しない揺動手段によって揺動され、その外周面を版胴1の外周面に対して接離自在に設けられたプレスローラー10が配設されている。プレスローラー10は、印刷用紙Pを版胴1に圧接させ、印刷用紙Pに印刷画像を転写させる。
【0014】
インキ供給手段2は、インキローラー3、ドクターローラー4、インキ補充ローラー5から主に構成されている。支軸1aに固設された側板6,6間に回転自在に支持されたインキローラー3は、その外周面が版胴1の内周面と近接するように設置されており、図示しないインキ供給パイプより供給されたインキを版胴1の内周面に供給する。インキローラー3は、版胴駆動手段からの回転駆動力をギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段によって伝達されて、版胴1と同期して図の時計回り方向に回転駆動される。
【0015】
インキローラー3の近傍に配設されたドクターローラー4は、側板6,6間に回転自在に支持されており、版胴駆動手段からの回転駆動力を図示しない駆動力伝達手段によって伝達されて、インキローラー3とは逆方向に回転駆動される。ドクターローラー4は、その外周面とインキローラー3の外周面との間に僅かな隙間が生じるように配置され、インキローラー3の外周面との近接部において楔状のインキ溜まり7を形成している。インキ溜まり7のインキは、インキローラー3の外周面とドクターローラー4の外周面との隙間を通過し、インキローラー3の外周面上にインキ層を形成する。
【0016】
インキローラー3の版胴1の回転方向下流側にはインキ補充ローラー5が配設されている。インキ補充ローラー5は、その支軸5aの両端をアーム8,8の一端に回転自在に支持されており、支軸5aに接続されたモーター5bからの駆動力を受けてインキローラー3と同方向に回転駆動される。モーター5bの作動は、後述する制御手段19によって制御される。
【0017】
一端にインキ補充ローラー5を支持した板状部材であるアーム8は、その他端が曲折されて受け部8aが形成されている。また、アーム8のほぼ中央には長穴8bが、他端部には長穴8cが形成されている。各アーム8,8は、各側板6,6に外方に向けて植設されたピン9,9に長穴8bを、また、各側板6,6に設けられた軸受部材6a,6a(図3(図1を右方より見た図)参照)に回転自在に支持された支軸11に長穴8cをそれぞれ係合されることで、各側板6,6の外側に支持されている。
【0018】
支軸11の両端にはカム板12,12が、中程にはウォームホイール13がそれぞれ取り付けられている。円板状のカム板12は、その中心より偏心した位置を支軸11の端部に固着されており、その大径部の外周面を受け部8aに当接可能な位置に配設されている。アーム8は、他端の裏面に設けられた図示しないブラケットと側板6の裏面に設けられた図示しないブラケットとの間に張設された引張コイルバネ14の付勢力により、受け部8aを常時カム板12の外周面側に引き寄せられている。
【0019】
各側板6,6間の、ウォームホイール13の配設位置の近傍には、図示しない取付部材によって各側板6,6に固定されたステッピングモーター15が配設されている。ステッピングモーター15の出力軸には、ウォームホイール13と噛合するウォーム16が取り付けられている。
【0020】
ステッピングモーター15は、その作動によりカム板12を回動させることで、インキ補充ローラー5を第1の位置と第2の位置とに選択的に位置決めする。インキ補充ローラー5は、カム板12の大径部が受け部8aと当接しているときに、その外周面が引張コイルバネ14の付勢力に抗して版胴1の内周面及びインキローラー3の外周面より離間する、図1に示す第2の位置に位置決めされ、カム板12の大径部が受け部8aより離れたときに、その外周面が引張コイルバネ14の付勢力により版胴1の内周面及びインキローラー3の外周面に近付けられてこれらと当接し、カム板12の最小径部が受け部8aと対向したときに、引張コイルバネ14の所定の付勢力で版胴1の内周面及びインキローラー3の外周面に圧接する、図2に示す第1の位置に位置決めされる。カム板12の最小径部が受け部8aと対向したときには、両者間に僅かな隙間が生ずるように設定されている。ステッピングモーター15の作動は、後述する制御手段19によって制御される。
【0021】
また、版胴1の一方のフランジ1bの外側には、図4に示すように、切欠部17aを有するカム17が版胴1と一体的に回転自在に取り付けられている。切欠部17aは、版胴1を構成する図示しない多孔性支持板及びメッシュスクリーンの非開孔部と対応する角度に形成されている。カム17の近傍にはセンサー18が取り付けられている。センサー18はカム17を検知している間、後述する制御手段19にオン信号を出力する。
【0022】
図5は、第1の実施例に用いられる制御手段19の制御ブロック図を示している。図示しないCPU、ROM、RAM等を有する周知のマイクロコンピューターで構成された制御手段19は、孔版印刷装置に設けられた操作パネル20からの動作指令によりモーター5b及びステッピングモーター15の作動を制御する。操作パネル20上には、孔版印刷装置が長時間放置された後に印刷を行う場合に、インキ補充ローラー5を作動させる放置後印刷モードキーと、インキ補充ローラー5の作動回数を設定する回数設定キーとが割り付けられている。制御手段19は、放置後印刷モードキー及び回数設定キーが操作された後に操作パネル20上の製版スタートキーが押下されたときに、設定された回数分だけセンサー18からのオン信号を有効とし、センサー18からのオン信号が入力されている間はインキ補充ローラー5を上述の第1の位置に位置決めさせ、センサー18からのオン信号が途切れたときにインキ補充ローラー5を上述の第2の位置に位置決めさせると共に、設定された作動回数を1ずつ減算する。モーター5bは、製版スタートキー押下時に回転され、作動回数が0となったときに停止される。
【0023】
上記構成に基づき、以下に動作を説明する。
オペレーターにより、操作パネル20上の放置後印刷モードキーが操作されて放置後印刷モードとなり、回数設定キーが操作されてインキ補充ローラー5の作動回数が設定された後に図示しない製版スタートキーが押下されると、モーター5bが作動してインキ補充ローラー5の回転が開始されると共に、ステッピングモーター15が作動してインキ補充ローラー5を第1の位置に位置決めさせる。このモーター5b及びステッピングモーター15の作動に先立ち、図示しないインキポンプが作動し、インキ溜まり7のインキが、図2に二点鎖線で示す通常時よりもさらに多い、図2に破線で示す位置まで補給される。これにより、インキ補充ローラー5が第1の位置に位置決めされることで通常よりも多量に消費されるインキの不足を防止することができる。その後、図示しない排版手段が作動して版胴1の外周面より前版のマスタが剥離される。
【0024】
この排版時において、版胴1の図1における時計回り方向への回転に伴い、インキローラー3、ドクターローラー4、インキ補充ローラー5がそれぞれ回転する。インキ補充ローラー5はインキローラー3及び版胴1の内周面と圧接することで、インキローラー3の外周面からインキを殺ぎ落として版胴1の内周面に供給すると共に、版胴1を押圧して劣化した古いインキをマスタに押し込み、版胴1の周面上より除去させる。このとき、インキ補充ローラー5がインキローラー3の配設位置よりも版胴1の回転方向下流側に配設されているため、インキ補充ローラー5がインキローラー3側に移動することが防止され、インキローラー3に対しては余計な負荷がかからず、安定したインキ供給が行われる。
【0025】
そして、センサー18からのオン信号が途絶えると、ステッピングモーター15が作動してインキ補充ローラー5が第2の位置に位置決めされると共に作動回数が1減算される。その後、版胴1がホームポジションに位置決めされて排版動作が終了する。
【0026】
排版後、版胴1が回転駆動され、給版動作、版付け動作が順次行われる。この給版動作及び版付け動作時においても、インキ補充ローラー5がインキローラー3及び版胴1の内周面と圧接し、インキローラー3の外周面からインキを殺ぎ落として版胴1の内周面に供給する。
【0027】
版付け動作後、図示しない印刷スタートキーが押下されると、版胴1が回転駆動されて印刷動作が行われる。この印刷動作時においても、インキ補充ローラー5がインキローラー3及び版胴1の内周面と圧接し、インキローラー3の外周面からインキを殺ぎ落として版胴1の内周面に供給する。
【0028】
そして、設定された作動回数が消化されると、ステッピングモーター15が作動されてインキ補充ローラー5が第2の位置に位置決めされると共に、モーター5bの作動が停止されてインキ補充ローラー5の回転が停止される。なお、設定された作動回数が「1」の場合は、インキ補充ローラー5は排版動作終了時に、「2」の場合は給版動作終了時に、「3」の場合は版付け動作終了時にそれぞれ第2の位置に位置決めされることとなる。この一連の動作のフローチャートを、作動回数を「5」に設定した場合を例として図6に示す。
【0029】
上述の構成によれば、版胴1からの劣化インキの除去と、版胴1への新しいインキの供給とを確実に行うことができ、さらに印刷中にも版胴1の内周面よりインキが強制的に押し出されるので、長時間放置された後に印刷を行う場合でも1枚目から良好な画像を得ることができる。
【0030】
図7は、本発明の第2の実施例を採用した孔版印刷装置の版胴の要部を、図8は、本発明の第2の実施例に用いられる制御手段22の制御ブロック図をそれぞれ示している。この第2の実施例は第1の実施例と比べると、インキの温度を検出する温度センサー21を有する点、制御手段19に代えて制御手段22を用いる点、操作パネル20に代えてタイマー23を有する操作パネル24を用いる点において相違している。
【0031】
インキの温度の代用として、版胴1の内部温度を検知する温度センサー21は、側板6の内側に取り付けられており、後述する制御手段22に温度情報を出力する。温度センサー21としては、版胴1の内部温度を検知するものの他、インキ溜まり7の温度を検知するものを用いてもよく、インキの温度としてインキ温度を直接検知するものの方がインキの挙動を正確に把握することができる。
【0032】
操作パネル24は、前回の印刷動作終了後より製版スタートキーが押されるまでの時間である孔版印刷装置の放置時間を計時するタイマー23と、図示しない放置後印刷モードキーとを有している。タイマー23は、制御手段22が有する構成としてもよい。なお、インキ補充ローラー5の作動回数を設定する回数設定キーは有していない。
【0033】
制御手段22は、操作パネル24上の放置後印刷モードキーが操作された後に製版スタートキーが押下されたときに、タイマー23の計時時間及び温度センサー21からの温度情報に応じてインキ補充ローラー5の作動回数を演算して設定し、設定された作動回数分だけセンサー18からのオン信号を有効とすると共に、センサー18からのオン信号が入力されている間はインキ補充ローラー5を上述の第1の位置に位置決めさせ、センサー18からのオン信号が途切れたときにインキ補充ローラー5を上述の第2の位置に位置決めさせると共に、設定された作動回数を1ずつ減算する。モーター5bは、製版スタートキー押下時に回転され、作動回数が0となったときに停止される。
【0034】
このような構成とすることにより、孔版印刷装置の放置時間及び温度に応じて制御手段22がインキ補充ローラー5の作動回数を自動的に設定するので、装置放置後の印刷開始時及び/またはインキの粘度が高くなる低温時等に、印刷開始時から印刷用紙に良好な画像を形成することができると共に、オペレーターの判断によるインキ補充ローラー5の作動回数の不足あるいは過多を防止することで、結果的に第1の実施例に比較して良好な画像の印刷物が得られるまでの時間(以下、ファーストプリントタイムと呼ぶ)を短縮することができる。
【0035】
この第2の実施例では、タイマー23からの計時時間情報及び温度センサー21からの温度情報に応じてインキ補充ローラー5の作動回数を演算したが、何れか一方の情報を基に作動回数を演算する構成としてもよい。
【0036】
第2の実施例の変形例として、制御手段22の動作プログラムに閾値を設け、タイマー23の計時時間あるいは温度センサー21の検知温度がこの閾値を超えた場合に、排版動作に先立って、インキ補充ローラー5を第1の位置に位置決めした状態で版胴1を所定時間だけ回転させてもよい。このときの版胴1の回転数は60r.p.m.以上が望ましく、高速回転させることでインキ補充ローラー5の作動回数を短縮させることができる。
【0037】
このような構成とすることにより、版胴1からの劣化インキの除去及び版胴1への新しいインキの供給を効果的に行うことができると共に、排版動作に先立ってインキ補充ローラー5を作動させて版胴1の空転を行っても、結果的にファーストプリントタイムを短縮することができる。この変形例の、排版動作に先立って版胴1を高速で空転させ、さらに印刷動作にまでわたってインキ補充ローラー5の圧接を行う動作のフローチャートを図9に示す。
【0038】
さらに、計時時間と閾値との差、あるいは検知温度と閾値との差に基づいて、空転時の回転速度や回転時間を制御するように構成してもよい。これによれば、版胴1からの劣化インキの除去と版胴1への新しいインキの供給とを最短時間で行うことができ、より一層ファーストプリントタイムを短縮することができる。
【0039】
上記各実施例及び変形例では、インキ補充ローラー5の外周面を所定の付勢力によって版胴1の内周面及びインキローラー3の外周面に圧接させて回転させる構成としたが、所定の付勢力を付与せず、単に当接させた状態で回転させる構成を採用してもよい。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、版胴からの劣化インキの除去と、版胴への新しいインキの供給とを確実に行うことができ、さらに印刷中にも版胴の内周面よりインキが強制的に押し出されるので、長時間放置された後に印刷を行う場合でも1枚目から良好な画像を得ることができる。
【0043】
請求項2記載の発明によれば、版胴の周面上からの劣化インキの除去及び版胴の周面への新しいインキの供給を効果的に行うことができると共に、ファーストプリントタイムをさらに短縮することができる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、版胴からの劣化インキの除去と版胴への新しいインキの供給とを最短時間で行うことができ、より一層ファーストプリントタイムを短縮することができる。
【0045】
請求項4記載の発明によれば、インキ補充ローラーが第1の位置に位置決めされることで通常よりも多量に消費されるインキの不足を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す孔版印刷装置の版胴の要部側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する孔版印刷装置の版胴の要部側面図である。
【図3】本発明の第1の実施例を説明する孔版印刷装置の版胴の要部正面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に用いられるセンサーを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例に用いられる制御手段のブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例を示す孔版印刷装置の版胴の要部側面図である。
【図8】本発明の第2の実施例に用いられる制御手段のブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施例の変形例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 版胴
3 インキローラー
5 インキ補充ローラー

Claims (4)

  1. 回転自在な版胴と、
    前記版胴と同方向に回転駆動され、前記版胴の内周面にインキを供給するインキローラーと、
    前記版胴の内周面及び前記インキローラーの外周面に接触する第1の位置と、前記版胴の内周面及び前記インキローラーの外周面より離間する第2の位置とに移動自在であり、前記版胴及び前記インキローラーと同方向に回転駆動されるインキ補充ローラーとを具備し、
    前記インキ補充ローラーが前記インキローラーの配設位置よりも前記版胴の回転方向下流側に配設された孔版印刷装置を用いた印刷方法であって、
    前記インキ補充ローラーが第1の位置を占めた状態で排版動作を行った後に前記インキ補充ローラーを第2の位置に位置決めすることを特徴とする印刷方法。
  2. 請求項1記載の印刷方法において、
    前記放置時間あるいは前記温度が所定値を超えた場合に、前記インキ補充ローラーが第1の位置を占めた状態で、排版動作に先立ち前記版胴を空転させることを特徴とする印刷方法。
  3. 請求項2記載の印刷方法において、
    前記版胴の空転時における回転速度及び回転時間を前記放置時間あるいは前記温度と前記所定値との差に応じて制御することを特徴とする印刷方法。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の印刷方法において、
    前記インキ補充ローラーが第1の位置を占める前に、前記インキローラーに対してインキを補給することを特徴とする印刷方法。
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