JP2999006B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2999006B2 JP3086123A JP8612391A JP2999006B2 JP 2999006 B2 JP2999006 B2 JP 2999006B2 JP 3086123 A JP3086123 A JP 3086123A JP 8612391 A JP8612391 A JP 8612391A JP 2999006 B2 JP2999006 B2 JP 2999006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は孔版印刷装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の孔版印刷装置は、図6に示すよう
であって、自身の中心軸線の周りに回転する多孔構造の
円筒状版胴7と、その外周面が上記円筒状版胴7の内周
面との間に微小のすき間を有するように設けられたイン
キ供給ローラ9と、該インキ供給ローラ9と対向して、
前記円筒状版胴7の外周面にプレスローラ16を設け、該
プレスローラ16を円筒状版胴7に押し付け、円筒状版胴
7とインキ供給ローラ9とを圧接させながら回転させイ
ンキだまり11のインキを円筒状版胴7の開孔部より供給
するものがあった。また図6において、1は原稿読取ユ
ニット、2は製版書込ユニット、3は感熱孔版原紙、4
はサーマルヘッド、5はプラテンローラ、6はカッタ、
8は原紙クランパ、10はドクターローラー、12は排版ユ
ニット、13は給紙台、14は印刷用紙、15は給紙搬送ロー
ラ、17は排紙搬送ベルト、18は排紙トレイをそれぞれ示
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の孔
版印刷装置では、製版の完了した新しい原紙を外周に巻
き付けた直後の円筒状版胴7を用いて印刷を開始する
と、最初はインキが充分に原紙に行き渡らないためにか
すれた画像になり、何枚目からでないと正常の画像が出
ないという問題があった。そこでこのような問題を解消
する方策として、通常「版付け」といわれている新しい
原紙を装着した直後に超低速で1枚だけ印刷を行い、こ
の印刷物は正式の印刷物として取り扱うことなく、また
印刷装置の枚数カウンタも作動しないようになっている
ことを行っており、それでも不十分の場合はさらにもう
1回版付けを行うというように厄介な操作を必要とし、
作業時間が無駄になるという問題がある。
【0004】また、別の問題として「長期放置後の画像
立上り」が悪いということがあった。印刷を終了した孔
版印刷装置は使用済原紙をその円筒状版胴7の外周面に
巻かれたままで、次の使用まで放置される。この放置時
間は印刷機を毎日使う場合でも、夜間の12時間、土、日
の休日をはさめば60時間以上になる。時には1週間以上
も放置される場合もある。このような長時間放置の後
に、新しい原紙を使用して印刷を再開するに際しては、
使用済原紙を排版し、円筒状版胴7に新しい原紙を巻い
て、印刷を開始しても最初は全く画像が出ず、時には10
枚以上も印刷してやっと正常な画像が得られるというこ
ともある。この問題を解消する方策は、使用済原紙を排
版したあと、円筒状版胴7に未製版の原紙3を巻いてそ
れから用紙14を通紙せずに円筒状版胴7の外周面に直接
プレスローラ16を押しつけながら10回転ほど回転させて
インキを十分に原紙ベース23に行き渡らせてから再び排
版して、次に新しい製版済原紙を巻いて印刷を開始する
という未製版原紙の無駄や、作業時間が無駄になるとい
う問題があった。
【0005】そこでこの発明の目的は前記のような従来
の孔版印刷装置のもつ「画像立上りが悪い」又は「長期
放置後の画像立上りが悪い」という問題を解決し、1版
分の原紙を無駄に使うことなく、版付け動作を何回も行
うこともなく、円筒状版胴7の内部に複雑なインキロー
ラ上下動機構を設けることなく、印刷の最初から良好な
印刷物が得られる孔版印刷装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、前記のような従来の孔版印刷装
置において、インキ供給ローラ9の外周面と円筒状版胴
7の内周面に接する位置に制御装置50からの指令で移動
し、所定の時間だけ保持されて圧接するインキ補充ロー
ラ31を有することを特徴とするものである。そして上記
インキ補充ローラ31がインキ供給ローラ9の外周面と円
筒状版胴7の内周面とに接して回転駆動され、更に、前
記制御装置50はインキ補充ローラ31の外周面がインキ供
給ローラ9の外周面と円筒状版胴7の内周面とに圧接し
た状態に保持される時間、又は、円筒状版胴7が回転す
る回転数を、孔版印刷装置が使用されずに放置された時
間間隔に応じて、変更設定するようになっている。
【0007】
【作用】上述のように、この発明においては、新しい印
刷原紙を円筒状版胴7に巻付けた場合、又は長時間放置
した後使用済原紙を排版し、円筒状版胴7に新しい製版
済原紙を巻いて印刷しようとする場合、制御装置50から
の指令により、インキ補充ローラ31を円筒状版胴7の内
周面とインキ供給ローラ9の外周面に圧接する位置に移
動し、所定の時間圧接回転駆動できるように保持する。
又、上記制御装置50はインキ補充ローラ31の外周面がイ
ンキ供給ローラ9の外周面と円筒状版胴7の内周面とに
圧接した状態に保持される時間、又は円筒状版胴7が回
転する回転数を、孔版印刷装置が使用されずに放置され
た時間間隔に応じて変更設定し、インキ補充ローラ31が
インキ供給ローラ9の外周面と円筒状版胴7に圧接して
回転させ、インキを孔版原紙3に供給する。
【0008】
【実施例】図面に示すこの発明において、前記従来のも
のと同様の場合には同一の符号を引用して説明を省略
し、主として異なる部分について説明する。
【0009】この発明は図1に示すように、アーム32を
インキローラユニット側板33に設けられた支点軸34を中
心にして揺動可能に取付ける。インキ補充ローラ31は該
アーム32の一方の先端に、自身の中心軸46により回転可
能に設ける。アーム32の他方の一部に、アーム32をカム
37の方向に引張るスプリング41の一方を取付け、スプリ
ング41の他端はインキローラユニット側板33に係止す
る。又、アーム32の他方の端部にはストッパ42、アーム
位置検出センサ48、およびカムフォロア35を設ける。更
にインキローラユニット側板33にカム軸36を設け、該軸
に回転可能にカム37を固着し、該カム37とカムフォロア
35を係合させる。上記カム37はウォームホイール40とカ
ム軸36に一体にして取付け、ウォームホイール40はウォ
ームギヤ39と噛合し、ウォームギヤ39はモータ38の回転
軸に固着する。又、歯車43はインキ供給ローラ軸39に固
着し、インキ供給ローラユニット側板33に軸着されたア
イドル歯車44と噛合させ、アイドル歯車44はインキ補充
ローラ31の支持軸46に固着された歯車45と噛合させてい
る。又、この発明の装置には制御装置50を設ける。
【0010】つぎに、この発明の制御装置について図
4、図5を参照して説明する。インキ補充ローラ31が図
1のように圧接された状態で円筒状版胴7を何回回転さ
せるかは、この発明の孔版印刷装置に具備された制御装
置のメモリに入力されており、放置時間を印刷終了セン
サの出力とタイマにより制御装置で演算し変更し設定し
ている。上記タイマはバッテリーバックアップされてお
り放置時間を計測する。この発明の孔版印刷装置のスタ
ートスイッチをONすると(図4 51、図5 64)、制御
装置の指令はモータ38を作動させ、インキ補充ローラ31
をを前述のように円筒状版胴面に圧接して、円筒状版胴
7の回転開始に備える。又、インキポンプを作動させ、
インキだまりにインキを供給する(図4 52,53、図5
67,68)。そのときプレスローラ16は作動せず、円筒状
版胴7とは離れた状態を保持して、円筒状版胴7を制御
装置で設定した回数だけ回転させる(図4 54,55,5
6、図5 69)。これらの条件はあらかじめメモリーに入
力記憶させてある。放置された時間があらかじめ設定さ
れている時間以内であれば、円筒状版胴7はあらかじめ
設定された回転を行う。その間インキ補充ローラ31もイ
ンキ供給ローラ9と円筒状版胴7とに圧接され回転駆動
してインキを強制的に円筒状版胴の開孔部21に供給す
る。放置時間が上記設定時間以上の場合は、放置時間に
応じて円筒状版胴7の回転数又はインキ補充ローラ31の
圧接回転駆動する時間を制御装置が演算し、変更して設
定する。これらの回転が終了した後、制御装置からの指
令でモータ38を駆動し、インキ補充ローラ31を円筒状版
胴7の内面から離す(図4 57、図5 68)。ついで排版
を行い、製版および給版巻付けを行い、一枚の版付け印
刷を行い、指定枚数の印刷を行う(図4 58,59,60,6
1、図5 69)。指定枚数の印刷が終ると印刷終了検知セ
ンサの出力(図563)により、タイマはカウントを開始
し、放置時間の測定を行い、次の印刷スタートに備える
(図4 62、図563)。
【0011】
【発明の効果】この発明は上述のようであって、インキ
供給ローラ外周面と円筒状版胴の内周面に接する位置
に、制御装置からの指令によりインキ補充ローラを移動
し、所定の時間だけ保持してインキを供給するので、い
わゆる「版付け」という操作を行い、それでも不十分の
場合にはさらにもう1回版付けを行うというような厄介
な操作を必要とせず、印刷用紙や作業時間を無駄にする
ことが無く、又、長期放置後に印刷しようとする場合に
も、使用済原紙を排版し、円筒状版胴に別の新しい未製
版の原紙を円筒状版胴に巻いて、プレスローラを押し付
けて何回も回転させてから、その未製版の原紙を再び排
版して、次に新しい製版済原紙を巻いて印刷開始すると
いう原紙や作業時間の無駄も無く、新しい製版済原紙に
よる印刷開始から良好な印刷物を得ることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の孔版印刷装置の実施例の一部縦断面
図である。
【図2】同上の通常印刷又は放置中の一部縦断面図であ
る。
【図3】同上の円筒状版筒部の部分縦断面図である。
【図4】同上の制御装置のフロー図である。
【図5】同上の制御システムのブロック図である。
【図6】従来の孔版印刷装置の概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 原稿読取りユニット 2 製版書込みユニット 3 感熱孔版原紙 4 サーマルヘッド 5 プラテンローラ 6 カッタ 7 円筒状版胴 8 クランパ 9 インキ供給ローラ 10 ドクターローラ 11 インキだまり 12 排紙ユニット 13 給紙台 14 印刷用紙 15 給紙搬送コロ 16 プレスローラ 17 排紙搬送ベルト 18 排紙トレイ 21 開孔 22 スクリーン層 23 ベース 24 ポリエステルフィルム 31 インキ補充ローラ 32 アーム 33 インキローラユニット側板 34 支点軸 35 カムフォロア 36 カム軸 37 カム 38 モータ 39 ウォームギヤ 40 ウォームホイール 41 スプリング 42 ストッパ 43 歯車 44 アイドル歯車 45 歯車 46 支持軸 47 長穴 48 アーム位置検知センサ 49 インキ供給ローラ軸 50 制御装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に孔版印刷用原紙を巻付け、自身
    の中心軸の周りに回転する多孔構造の円筒状版胴と、該
    円筒状版胴の内周面に接触可能なインキ供給ローラと、
    該インキ供給ローラと対向して、前記円筒状版胴の外周
    面にプレスローラを設けた孔版印刷装置において、イン
    キ供給ローラ外周面と円筒状版胴の内周面に接する位置
    に制御装置からの指令で移動し、所定の時間だけ保持さ
    れて圧接するインキ補充ローラを有することを特徴とす
    る孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 インキ補充ローラがインキ供給ローラ外
    周面と円筒状版胴内周面とに圧接して回転駆動されるこ
    とを特徴とする請求項1の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 制御装置はインキ補充ローラの外周面が
    インキ供給ローラ外周面と円筒状版胴内周面とに圧接し
    た状態に保持される時間、又は円筒状版胴が回転する回
    転数を、孔版印刷装置が使用されずに放置された時間間
    隔に応じて変更設定することができることを特徴とする
    請求項1の孔版印刷装置。
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