JP3944768B2 - 車載用画像読み取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用画像読み取り装置に関する。詳しくは、撮影方向を速やかに変更することができ、または、近距離から遠距離までの目標物を鮮鋭に捕らえることができ、あるいは、距離に係わらず十分な大きさの被写体像を得ることができ、たとえば、車両のアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)システムや前車追従走行(Stop&Go)システムなどに用いて好適な車載用画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ACCシステムとは、設定した車速を一定に保つ従来のオート・クルーズ・コントロール機能に加え、先行車が存在した場合に、その先行車が、設定した車速よりも遅いときは、先行車の走行速度に応じて自車の速度制御を行い、必要な車間距離を保つ機能を持つ運転支援装置のことである。また、Stop&Goシステムとは、ACCシステム機能をさらに拡張し、先行車が停止した場合においても、必要な車間距離を保ちつつ自車両を停止させる機能と、先行車が発進した際にそれに追従して自動発進させる機能を持つ運転支援装置のことである。ただし、現状においては、停止は自動的に行うが、発進は運転者の意志に任せるのが一般的である。
【0003】
これらの運転支援装置にあっては、車両前方の状況把握が必要であり、従来より、ミリ波や赤外線レーザを用いた監視装置が用いられていた。しかし、これらの監視装置は電波や光などの電磁波媒体をパルスビームにして車両前方に照射し、その反射時間差に基づいて、車両前方の障害物の有無、その障害物までの距離並びに方位を検出する仕組みとなっていたため、広い範囲をサーチするためにビームをスキャンしなければならない、反射物体を識別できない、外乱(周囲の電波発生源や太陽光など)の影響を受けやすい等の不都合があった。また、ミリ波や赤外線レーザを用いた監視装置においては、通常、道路上の白線を検知できないため、自車が正規にレーン内を走行していることが判断できず、レーン内を走行しているものと想定して(みなして)先行車の判断等を行っている。
【0004】
これに対し、画像読み取り装置は、光学部を介して被写体の像を画像読み取り部の受光面に結像させ、その画像信号を毎秒数十フレームの周期で画像出力部から取り出すというものであり、人間の目に似た画像認識能力を持ち、広い範囲を一度に撮像できる、周囲の電波発生源や太陽光などの外乱を受けにくい、目標物の形を捕らえて識別することも可能である等のメリットがある上、さらに、その優れた画像認識性能は様々な用途(ビデオカメラ、モニタカメラ、ディジタルスチルカメラなど)で実証済みであり、しかも、画像読み取り部にCCD(Charge Coupled Diode)型やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型、広いダイナミックレンジの素子(対数変換型CMOSセンサ)などの二次元半導体イメージセンサを用いた画像読み取り装置は、小型軽量・低消費電力で安価に入手することができるなどの利点から、前記の監視装置(ミリ波や赤外線レーザによるもの)の代わりに運転支援装置に用いてきわめて都合のよいものである。
【0005】
ところで、かかる画像読み取り装置を、たとえば、車両前方のモニター装置として使用する場合、高速走行時にあっては十分遠方の状況を監視する一方、低速走行時には近くを監視することが求められる。こうした遠近両用要求に応えるためには、画像読み取り装置の画角を広くし、且つ、遠距離から近距離まで鮮鋭な画像(ピントの合った画像)が得られるようにしなければならない。一般に画角は光学部の焦点距離を短くするほど大きくなり、また、被写界深度は光学部のレンズ径(または絞り径)を小さくするほど深くなるから、上記の遠近両用要求に対する簡便な対策としては(1a)小口径で且つ(1b)短焦点の光学部を用いた画像読み取り装置とすればよい。
【0006】
しかし、このような光学部は(1a)により光量不足で良好な画質が得られないうえ、(1b)により目標物が遠方にあるほど小さく映し出されるという欠点がある。
【0007】
そこで、上記とは逆に(2a)大口径で且つ(2b)中または長焦点の光学部を用いることにより、かかる欠点を解消した画像読み取り装置が知られている(たとえば、特開2000−127851号公報)。この公知の装置によれば、(2a)により十分な光量で良好な画質が得られ、しかも、(2b)により目標物が遠方にあっても大きく映し出すことができる。そして、前記の遠近両用要求(高速走行時にあっては十分遠方の状況を監視でき、低速走行時には近くを監視できること)については、画像読み取り装置の撮影方向を変更できる機構を組み込むことにより解決している。
【0008】
図7(a)は、その機構概念図である。この図において、1はテレビカメラ(画像読み取り装置に相当)である。テレビカメラ1は、角度変位機構2を介して不図示の車体に取り付けられており、この角度変位機構2は、モータ3と、それぞれ2個のウォーム歯車4、5及び平歯車6、7と、支軸8と、角変位軸9とによって構成されている。
【0009】
モータ3の出力軸は不図示の車体取り付け面に対してほぼ平行であり、その出力軸にはウォーム歯車4が取り付けられている。ウォーム歯車4は車体取り付け面から立設される支軸8の平歯車6に噛合し、支軸8には、角変位軸9の一端に取り付けられた平歯車7に噛合するウォーム歯車5が取り付けられている。また、角変位軸9は、テレビカメラ1の側面に固定されており、この角変位軸9の回転角を変えることにより、テレビカメラ1の撮影方向を変更できるようになっている。
【0010】
このような構成において、モータ3を回転させると、その回転力がウォーム歯車4から平歯車6、ウォーム歯車5及び平歯車7へと伝えられ、平歯車7と一体の角変位軸9の回転角が変更される結果、テレビカメラ1の撮影方向が上下に変えられる。
【0011】
角変位軸9の軸線方向は、不図示の車体取り付け面に対してほぼ平行であり、取り付け面が路面に対してはほぼ水平であるとするならば、図示の角度変位機構2は、テレビカメラ1の撮影方向を略水平よりも下向き(俯角方向)へ、または上向き(仰角方向)へと自由に変化させることができる。
【0012】
したがって、図7(b)に示すように、遠距離を監視する場合はテレビカメラ1の撮影方向を略水平にする(またはそれに近づける)一方、近距離を監視する場合は同撮影方向を下向きにすることにより、前記の遠近両用要求に応えることができる。このため、先の光学部の特徴(2a、2b)と相まって、たとえば、ACCシステムやStop&Goシステムなどの運転支援装置に用いて好適な画像読み取り装置とすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車載用画像読み取り装置にあっては、以下の問題点があった。
【0014】
(イ)テレビカメラ1の撮影方向を“機械的”に変更しているため、応答性が悪く、たとえば、遠近監視の切り換えに相応のタイムラグが発生するという問題点がある。
【0015】
(ロ)テレビカメラ1の被写界深度は、もっぱらその光学系のレンズ口径と絞りに依存して決定される。ピントの合った鮮鋭な画像を得るためには被写界深度を浅くしなければならない。しかし、そうすると今度は、目標物の前後に位置する背景や近景像がぼやけてしまう。通常のカメラ撮影(ポートレート撮影など)であれば、人物等の被写体にピントを合わせてそれ以外の像をぼやかせるという撮影テクニックは許されるが、ACCシステムやStop&Goシステムなどの監視用途の場合には許されない。必ずしも特定距離に位置する目標物だけが監視対象になるのではなく、その前後に位置する(または位置するかもしれない)他の目標物も常に監視対象に置かなければならないからである。こうした点を踏まえると、従来のテレビカメラ1における被写界深度は不本意ながらも「深く」設定せざるを得ず、したがって、テレビカメラ1の性能(解像度)を最大限に活かした鮮鋭な画像を得られないという問題点がある。
【0016】
(ハ)従来のテレビカメラ1で遠距離目標物と近距離目標物を撮影した場合、当然ながら近距離目標物よりも遠距離目標物の方が小さく映る。しかし、画像処理の点でターゲットとなる目標像はできるだけ大きく映し出されることが望ましく、かかる小さな像(遠距離目標物の像)を用いた画像処理は十分な精度が得られないという問題点がある。
【0017】
そこで本発明は、撮影方向を速やかに変更することができ、または、近距離から遠距離までの目標物を鮮鋭に捕らえることができ、あるいは、距離に係わらず十分な大きさの被写体像を得ることができ、たとえば、車両のACCシステムやStop&Goシステムなどに用いて好適な車載用画像読み取り装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明による車載用画像読み取り装置は、所定の周期で画像を生成出力する画像読み取り部と、被写体の像を前記画像読み取り部の受光面に結像させる光学部と、前記光学部に組み込まれ、前記光学部の光軸と直交する方向にシフトすることによって、前記画像読み取り部の画像読み取り方向のうちの俯角を変更可能なシフトレンズと、前記シフトレンズのシフト量を制御するシフト駆動部と、自車前方の車両の有無を判定する判定手段とを備え、前記シフト駆動部は、前記判定手段によって自車前方の車両有りが判定されなかったときには自車速が大きいときほど前記シフトレンズのシフト量を減少側に制御して前記俯角を小さくする一方、前記判定手段によって自車前方の車両有りが判定されたときには自車前方の車両を追尾するための追尾設定車速が大きいときほど前記シフトレンズのシフト量を減少側に制御して前記俯角を小さくすることを特徴とするものである。
【0019】
ここで、「シフトレンズ」としては、たとえば、特開平11−305277号公報に記載されたものを使用することができる。すなわち、この公報には、光学レンズと一緒にレンズ鏡筒に組み込まれ、その光学レンズの光軸直交方向に移動(シフト)して像ぶれを補正するための「補正レンズ」が記載されている。用途は異なるものの、光学部の光軸と直交する方向にシフト可能なシフトレンズとして利用することが可能である。
【0020】
この発明によれば、シフトレンズをシフト、すなわち、光学部の光軸と直交する方向にある量だけ移動(シフト)させると、車載用画像読み取り装置それ自体の撮影方向を全く変化させていないにも係わらず、撮影視野角が変化し、結局、従来の角度変位機構2(図7参照)を使用することなく、撮影方向の変更が行われる。
【0021】
しかも、そのシフト動作は、(テレビカメラ1の重さに比べて)遙かに軽いシフトレンズを駆動することにより行われるため、前記の従来技術(テレビカメラ1それ自体を駆動する)に比して格段に応答性がよく、たとえば、遠近切り換え時におけるタイムラグをほぼゼロないしは無視できる程度に少なくすることができる。
【0022】
したがって、撮影方向を速やかに変更することができ、たとえば、車両のACCシステムやStop&Goシステムなどに用いて好適な車載用画像読み取り装置を提供することができる。
【0028】
請求項記載の発明による車載用画像読み取り装置は、所定の周期で画像を生成出力する画像読み取り部と、被写体の像を前記画像読み取り部の受光面に結像させる光学部と、前記光学部に組み込まれ、前記光学部の光軸と直交する方向にシフトすることによって、前記画像読み取り部の画像読み取り方向のうちの俯角を変更可能なシフトレンズと、前記シフトレンズのシフト量を制御するシフト駆動部と、前記光学部に組み込まれたズームレンズと、前記ズームレンズのズーム量を制御するズーム駆動部と、前記光学部に組み込まれた、前記光学部の光軸と直交する線に対して任意の角度をなしてレンズ面を傾けることが可能なアオリレンズと、前記アオリレンズの傾き量を制御するアオリ駆動部と、自車前方の車両の有無を判定する判定手段とを備え、前記シフト駆動部は、前記判定手段によって自車前方の車両有りが判定されなかったときには自車速が大きいときほど前記シフトレンズのシフト量を減少側に制御して前記俯角を小さくする一方、前記判定手段によって自車前方の車両有りが判定されたときには自車前方の車両を追尾するための追尾設定車速が大きいときほど前記シフトレンズのシフト量を減少側に制御して前記俯角を小さくし、前記ズーム駆動部は、前記俯角が小さくなるほど前記光学部の焦点距離が大きくなるように制御を行い、前記アオリ駆動部は、前記アオリレンズの傾き角度を変化させる制御を行い、近い範囲を撮影する下部側領域の被写界深度が上側領域の被写界深度より深くなるように、補正を行うことを特徴とするものである。
【0029】
ここで、「ズームレンズ」とは、一の焦点距離から二の焦点距離までの間を連続的に変化させることができる可変焦点レンズのことである。最も単純なズームレンズの構成は、一対の正レンズ(凸レンズともいう)の間に1枚の負レンズ(凹レンズともいう)を入れたものである。正レンズの間隔を一定に保ちつつ、正レンズと負レンズの相対的な位置関係を変化させることにより、最小倍率から最大倍率までの間を無段階に任意に変化させることができる。
【0030】
この発明によれば、ズームレンズの倍率を変化させることにより、たとえば、遠距離目標物を手前に引き寄せてその像を大きくすることができる。
【0031】
したがって、距離に係わらず十分な大きさの被写体像を得ることができ、たとえば、車両のACCシステムやStop&Goシステムなどに用いて好適な車載用画像読み取り装置を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
【0033】
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の概念図である。図1(a)において、テレビカメラ10は、CCDなどの二次元半導体メージセンサを画像読み取り部11として実装する本体部12と、その本体部12の前面に取り付けられた光学部13と、光学部13に組み込まれたシフト部14のシフト動作を駆動するシフト駆動部15とから構成されている。
【0034】
このテレビカメラ10は、不図示の取り付け部材によって車体に取り付けられており、全体として発明の要旨に記載の車載用画像読み取り装置に相当する。すなわち、テレビカメラ10は、光学部13を介して取り込まれた車両周辺の任意方向の画像を撮像し、その画像信号(撮像信号ともいう)を所定の周期(一般に毎秒数十フレームの周期)で、画像読み取り部11から任意の車両搭載システム(たとえば、冒頭で説明したACCシステムやStop&Goシステムなど)に出力することができるものである。
【0035】
ここで、光学部13は、不図示の光学レンズ(光軸Lに沿って入射する被写体の像を画像読み取り部11の受光面に集光して結像させるものであり、一般に写真レンズともいう。複数枚のレンズで構成されることが多い。)を有することはもちろんのこと、本発明の特徴とする点は、かかる光学レンズの前または後ろ若しくはレンズ間にシフト部14を介在させ、そのシフト部14のシフト動作を、シフト駆動部15によって駆動制御するようにしたことにある。
【0036】
図1(b)及び(c)において、シフト部14は、少なくとも1枚のシフトレンズ16を有している。このシフトレンズ16は、シフト駆動部15からの駆動力を受けて光学部13の光軸Lと直交する方向Fa、Fbに面移動(シフト)可能な状態でシフト部14に実装されている。そして、そのシフト方向とシフト量をシフト駆動部15により制御することにより、図1(d)に示すように、光学部13の実際の光軸Lと設計上の光軸Lzとの間に任意の角度θ1を持たせることができるようになっている。シフトレンズ16のシフト量と角度θ1の間には、次式▲1▼の関係がある。
シフト量=K・sinθ1 ・・・・▲1▼
ただし、Kはシフトレンズ16に固有の定数
【0037】
図1(d)において、点P1は、画像読み取り部11の受光面の中心位置を表しており、光学部13の実際の光軸Lは、この点P1を通る仮想の線(一点鎖線)で示されている。いま、図示の例では、光学部13の実際の光軸Lと設計上の光軸Lzとの間に0度以上の角度θ1が与えられている。これは、シフトレンズ16を方向Faへある量だけシフトさせたからである。図1(b)及び(c)に示す二つのレンズ位置(シフトレンズ16a、16b)は、それぞれFa方向とFb方向にある量だけシフトさせた状態を表している。このうちの一方の状態(この例ではシフトレンズ16a)にあるとき、(d)に示すように、光学部13の実際の光軸Lと設計上の光軸Lzとの間に任意の角度θ1が与えられる。
【0038】
このような状態では、あたかもテレビカメラ10の撮影方向を下向き(設計上の光軸Lzが実際の光軸Lに一致する方向)に変化させたのと同様となり、結局、テレビカメラ10それ自体の向きを変えていないにも係わらず、撮影視野角(撮影方向)を角度θ1だけ変化させることができる。
【0039】
したがって、従来の角度変位機構2(図7参照)を使用せずに、撮影方向の変更を行うことができる。しかも、そのシフト動作は、テレビカメラ10の重さに比べて遙かに軽いシフトレンズ16を駆動することにより行われるため、前記の従来技術(テレビカメラ10それ自体を駆動する)に比して格段に応答性を改善でき、たとえば、遠近切り換え時におけるタイムラグをほぼゼロないしは無視できる程度に少なくすることができる。
【0040】
その結果、撮影方向を速やかに変更することができるようになり、たとえば、車両のACCシステムやStop&Goシステムなどに用いて好適な車載用画像読み取り装置を提供することができる。
【0041】
次に、他の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、前記の第1の実施の形態の構成要素と共通する部分については同一の符号を付し、前記の第1の実施の形態の図面を参照しながら説明するものとする。
【0042】
<第2の実施の形態>
図2及び図3は、第2の実施の形態の概念図である。図2(a)において、光学部13にはアオリ部20が設けられており、このアオリ部20にはアオリレンズ21が実装されている。アオリレンズ(ティルトレンズともいう)21は冒頭で説明した“アオリ操作”、すなわち、蛇腹付きの中判カメラなどで以前から行われてきた撮影テクニックを機構的に実現できるようにしたものである。アオリレンズ21は、光学部13の光軸Lと直交する線22に対するレンズの傾き(角度θ2)を任意に変更できるようにアオリ部20に揺動可能に取り付けられており、アオリレンズ21の傾き(角度θ2)は、アオリ駆動部23によって制御される。
【0043】
ここで、アオリ操作について詳しく説明する。一般的に小型カメラはレンズ面とフィルム面(本実施の形態では画像読み取り部11の受光面24;以下、受光面24で説明する)が平行になっており、レンズの光軸は受光面24上の中心点と垂直に交わるように固定されている。“アオリ”とは、それらの関係を意図的に崩して、レンズやフィルムを上下左右や斜めに移動したり回転させたりする操作のことをいう。レンズ部分で行われるアオリには、(I)光学レンズと受光面24との平行を保ったまま、レンズの光軸に直角方向(上下や左右)に移動するアオリ(シフトアオリまたはライズとフォールアオリ)と、(II)レンズと受光面24との平行を崩して、上下左右に傾けて角度を変化させるアオリ(ティルトまたはスウィングアオリ)の二種類がある。
【0044】
本実施の形態のアオリレンズ21は(II)に相当するものである。なお、前記の実施の形態におけるシフトレンズ16(図1参照)も広義にはアオリレンズの一種(上記の(I)に相当する)であるが、本明細書では、アオリレンズ21との混同を避けるために“シフト”レンズと称することとし、シフトレンズ16については敢えてアオリの用語を使用しないものとする。
【0045】
本実施の形態におけるアオリレンズ21は、ティルトまたはスウィングアオリ(上記のII)を行うためのものである。すなわち、光学部13の光軸Lと直交する線22とのなす角度θ2をアオリ駆動部23によって駆動制御することにより、受光面24の像に生じる被写界深度を補正する。
【0046】
被写界深度(鮮鋭度の深度または焦点深度ともいう)とは、被写体にピントを合わせたときに、同時にピントが合う被写体前後の範囲のことをいう。これは、人間の眼は明視の距離(それ以上近づけると像がぼやけて認識できなくなる距離;およそ25cm)において、およそ1分以下の角(視角)を張る物体を区別できないため、特定の位置にピントを合わせたとしても、その前後で視角1分の像を形成する物体についても同様にピントが合っていると誤認するからであり、その誤認の範囲を被写界深度という。被写界深度は、写真レンズの焦点距離、そのレンズ径及び絞りの値によって一義的に決定される(ほかにもレンズの鏡面収差の程度もあるが、前記の二つが支配的である)。焦点距離が短いほど、あるいは、レンズ径(または絞り値)が小さいほど、被写界深度は大きくなる(ピントの合う範囲が大きくなる)。カメラにあまり近くない物体については、被写界深度の大きさは焦点距離の二乗に逆比例する。
【0047】
アオリレンズ21の傾き角度θ2(ティルト角ともいう)は、既述のとおり、光学部13の光軸Lと直交する線22とのなす角度である。アオリ操作を行わない場合、θ2=0度である。図中の波線で示すアオリレンズ21aは、θ2を0度以上の任意の値(便宜的にα度)にしたときのアオリレンズ21の位置を示しており、図示の波線で示すアオリレンズ21aはアオリ操作後のアオリレンズ21の状態を表している。アオリレンズ21の傾き(θ2)と焦点距離(f)の間には、次式▲2▼の関係がある。
傾き(θ2)=C・f ・・・・▲2▼
ただし、Cはアオリレンズ21に固有の定数
【0048】
θ2=α度のとき、アオリレンズ21aの上端側(図面に対して)は画像読み取り部11の受光面24から遠ざかり、下端側は同受光面24に接近する。この場合の受光面24における被写界深度は面内一律ではなく、上端側から下端側にかけて線形的な増大変化を呈する。すなわち、アオリレンズ21aの上端側で最小の被写界深度(両端矢印付き線25a参照)、下端側で最大の被写界深度(両端矢印付き線25d参照)となり、上端側から下端側にかけて線形的な変化傾向を示すことになる(両端矢印付き線25a〜25d参照)。
【0049】
図3は、アオリレンズ21を路面に向けて角度αだけ傾けたとき(θ2=α)の車両前方の監視画像イメージを示す図である。この例の場合、画像26の上部側には遠距離の被写体、たとえば、前方を走行中の車両の後部像27(以下「前車」という)や走行路境界線28(以下「白線」という)が映し出されており、また、下部側には近距離の被写体(たとえば、近い範囲の白線29)が映し出されている。先に説明したとおり、アオリレンズ21の角度θ2を任意の角度(α)にすると、画像26の上部側の被写界深度が浅くなり、一方、下部側の被写界深度が深くなり、且つ、その間の被写界深度が線形的な変化傾向を示すから、図示の例の場合の画像26は、遠距離から近距離までの全ての被写体(前車27、白線28及び29)について、ピントの合った鮮鋭な象を得ることができる。
【0050】
<第3の実施の形態>
図4及び図5は、第3の実施の形態の概念図である。図4(a)において、テレビカメラ30は、CCDなどの二次元半導体メージセンサを画像読み取り部31として実装する本体部32と、その本体部32の前面に取り付けられた光学部33と、光学部33に組み込まれたズームレンズ34のズーム動作を駆動するズーム駆動部35と、本体部32のチルト角(特に水平方向を0度とした場合の0度以下のチルト角;すなわち俯角)を駆動する俯角駆動部36と、ズーム駆動部35や俯角駆動部36を制御する制御部37とから構成されている。
【0051】
ここで、俯角駆動部36は、たとえば、冒頭で説明した従来技術の角度変位機構2(図7参照)を用いてもよい。しかし、応答性の面で、前記の第1実施の形態におけるシフト部14(図1参照)を使用することが望ましい。すなわち、光学部33にシフト部14を組み込み、そのシフト動作を俯角駆動部36で制御することが望ましい。
【0052】
また、図示のズームレンズ34は、間隔を固定した一対の正レンズ38、39の間に位置移動可能に挿入されたものを示しているが、これは、説明の便宜上、ズームレンズの基本的な構成を図示しているに過ぎない。
【0053】
制御部37は、以下の特性(第1及び第2の特性)に基づいて、テレビカメラ30の撮影方向(シフト部14によって変更可能な俯角θ1)と、ズームレンズ34のズーム倍率(焦点距離)を制御する。第1の特性は俯角θ1と車速の関係である。図4(b)はその制御特性図であり、図示の特性線40は車速が上がるほど俯角θ1が小さくなるように設定されている。なお、図示の例では特性線40を線形としているが、それに限定されない。非線形であってもよい。第2の特性は焦点距離f(ズームレンズ34のズーム倍率に相当)と俯角θ1の関係である。図4(c)はその制御特性図であり、図示の特性線41は俯角θ1が小さくなるほど焦点距離fが大きくなるように設定されている。なお、この例においても特性線41を線形としているが、それに限定されない。非線形であってもよい。
【0054】
これら二つの特性線40、41(第1及び第2の特性)を組み合わせることにより、高速になるほど、テレビカメラ30の撮影方向が水平方向(俯角θ1=0度)に近づき、それに伴って焦点距離f(ズームレンズ34のズーム倍率)が大きくなるという合成特性が得られる。
【0055】
図5は、かかる合成特性の効果を示す概念図である。図5(a)は低速時の画像42、図5(b)は高速時の画像43を示している。低速時の画像42には、自車前方の近距離像(たとえば、自車走行帯の左右白線44、45)が映し出されており、撮影方向が下向きのため、この画像42に前車46は映し出されていない。一方、高速走行時の画像43には、前車47とその走行帯の左右白線48、49が映し出されており、撮影方向がほぼ水平のため、この画像43に自車前方の近距離像は映し出されていない。
【0056】
かかる二つの画像42、43の違いは、撮影方向(俯角)とズーム倍率にある。前記の二つの特性により、低速走行時の画像42については、大きな俯角θ1(つまり路面側を指向した下向き)で、且つ、小さなズーム倍率(小さな焦点距離f)が適用され、一方、高速走行時の画像43については、逆に、小さな俯角θ1(つまり水平方向またはそれに近い方向)で、且つ、大きなズーム倍率(大きな焦点距離f)が適用される。
【0057】
したがって、低速走行時には比較的広画角の近距離画像を得ることができる一方、高速走行時には狭画角の遠距離画像を得ることができ、車速の高低に係わらず、目標物を所望の大きさで捕らえることができるという作用が得られる。その結果、特に遠距離目標物を拡大して捕捉することができ、たとえば、ACCシステムやStop&Goシステムにおける画像処理の精度向上に寄与できるという格別の効果を奏することができる。
【0058】
次に、以上の実施の形態の車両への適用例を説明する。
図6は、ACCシステムに適用して好ましい制御特性図及びその制御フローチャートを示す図である。まず、図6(a)において、制御特性の左縦軸は焦点距離f(図4のズームレンズ34のズーム倍率に相当)、右縦軸は道路面角度(図4の俯角駆動部36によって制御されるテレビカメラ30の撮影方向;すなわち俯角θ1に相当)、横軸は車速であり、ACCシステムは、横軸の車速を、運転者によって手動設定された所望値に維持する。
【0059】
ここで、特性図に記載された二つの特性線(俯角特性線Aと焦点距離特性線B)は、上記の実施例(特に第三の実施の形態)の思想に従うものである。すなわち、俯角特性線Aは車速が上がるほど小さくなり、焦点距離特性線Bは車速が上がるほど大きくなるというものである。
【0060】
図6(b)において、ACCシステムで定速走行の車速を設定すると(ステップS11)、次に、その設定車速に対応した俯角θ1と焦点距離fを上記の特性図よりルックアップする(ステップS12)。たとえば、設定車速をV1とすると、俯角A1と焦点距離B1をルックアップし、テレビカメラ30の俯角とズーム倍率をそれぞれA1、B1に制御する。そして、前方車両の有無を判定し(ステップS13)、前方車両がいなければステップS12を繰り返す一方、前方車両が存在する場合は、次に、その前方車両の追尾モードに入るために、追尾設定車速V2を演算して、その車速V2に対応した俯角A2と焦点距離B2をルックアップし、テレビカメラ30の俯角とズーム倍率をそれぞれA2、B2に制御(ステップS14)した後、再びステップS13を繰り返す。
【0061】
したがって、この適用例においては、ACCシステムによる定速走行制御時に、前車の有無に応じた適切な俯角と焦点距離をテレビカメラ30に与えることができ、ACCシステムの制御精度を高めることができるという効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、シフトレンズをシフト、すなわち、光学部の光軸と直交する方向にある量だけ移動(シフト)させると、車載用画像読み取り装置それ自体の撮影方向を全く変化させていないにも係わらず、撮影視野角が変化し、結局、従来の角度変位機構2(図7参照)を使用することなく、撮影方向の変更が行われる。
【0063】
しかも、そのシフト動作は、(テレビカメラ1の重さに比べて)遙かに軽いシフトレンズを駆動することにより行われるため、前記の従来技術(テレビカメラ1それ自体を駆動する)に比して格段に応答性がよく、たとえば、遠近切り換え時におけるタイムラグをほぼゼロないしは無視できる程度に少なくすることができる。
【0064】
したがって、撮影方向を速やかに変更することができ、たとえば、車両のACCシステムやStop&Goシステムなどに用いて好適な車載用画像読み取り装置を提供することができる。
【0065】
また、アオリレンズの傾き、すなわち、光学部の光軸とのなす角度をある量だけ変化(アオリ操作)させると、画像読み取り部で生成された画像の被写界深度に線形的な変化作用が得られる。詳しくは、アオリレンズと画像読み取り部の受光面との間の距離が遠ざかるほど被写界深度が浅くなり、逆に、接近するほど被写界深度が深くなるという作用が得られる。このため、たとえば、アオリレンズを路面に指向する方向に傾けた場合は、遠距離目標物に対して浅い被写界深度を、また、近距離目標物に対して深い被写界深度を適用することができ、結局、遠距離から近距離までのあらゆる目標物に対してピントの合った良好な鮮鋭度の画像を得ることができる。
【0066】
したがって、近距離から遠距離までの目標物を鮮鋭に捕らえることができ、たとえば、車両のACCシステムやStop&Goシステムなどに用いて好適な車載用画像読み取り装置を提供することができる。
【0067】
また、ズームレンズの倍率を変化させることにより、たとえば、遠距離目標物を手前に引き寄せてその像を大きくすることができる。
【0068】
したがって、距離に係わらず十分な大きさの被写体像を得ることができ、たとえば、車両のACCシステムやStop&Goシステムなどに用いて好適な車載用画像読み取り装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に対応する実施の形態の概念図である。
【図2】第2の発明に対応する実施の形態の概念図である。
【図3】アオリレンズ21を路面に向けて角度αだけ傾けたときの車両前方の監視画像イメージを示す図である。
【図4】第3の発明に対応する実施の形態の概念図である。
【図5】第3の発明に対応する実施の効果説明図である。
【図6】ACCシステムに適用して好ましい制御特性図及びその制御フローチャートを示す図である。
【図7】従来の画像読み取り装置の撮影方向変更機構を示す構成図である。
【符号の説明】
10 テレビカメラ(車載用画像読み取り装置)
11 画像読み取り部
13 光学部
15 シフト駆動部
16 シフトレンズ
21 アオリレンズ
23 アオリ駆動部
30 テレビカメラ(車載用画像読み取り装置)
34 ズームレンズ
35 ズーム駆動部

Claims (2)

  1. 所定の周期で画像を生成出力する画像読み取り部と、
    被写体の像を前記画像読み取り部の受光面に結像させる光学部と、
    前記光学部に組み込まれ、前記光学部の光軸と直交する方向にシフトすることによって、前記画像読み取り部の画像読み取り方向のうちの俯角を変更可能なシフトレンズと、
    前記シフトレンズのシフト量を制御するシフト駆動部と、
    自車前方の車両の有無を判定する判定手段とを備え、
    前記シフト駆動部は、前記判定手段によって自車前方の車両有りが判定されなかったときには自車速が大きいときほど前記シフトレンズのシフト量を減少側に制御して前記俯角を小さくする一方、
    前記判定手段によって自車前方の車両有りが判定されたときには自車前方の車両を追尾するための追尾設定車速が大きいときほど前記シフトレンズのシフト量を減少側に制御して前記俯角を小さくすることを特徴とする車載用画像読み取り装置。
  2. 所定の周期で画像を生成出力する画像読み取り部と、
    被写体の像を前記画像読み取り部の受光面に結像させる光学部と、
    前記光学部に組み込まれ、前記光学部の光軸と直交する方向にシフトすることによって、前記画像読み取り部の画像読み取り方向のうちの俯角を変更可能なシフトレンズと、
    前記シフトレンズのシフト量を制御するシフト駆動部と、
    前記光学部に組み込まれたズームレンズと、
    前記ズームレンズのズーム量を制御するズーム駆動部と、
    前記光学部に組み込まれた、前記光学部の光軸と直交する線に対して任意の角度をなしてレンズ面を傾けることが可能なアオリレンズと、
    前記アオリレンズの傾き量を制御するアオリ駆動部と、
    自車前方の車両の有無を判定する判定手段とを備え、
    前記シフト駆動部は、前記判定手段によって自車前方の車両有りが判定されなかったときには自車速が大きいときほど前記シフトレンズのシフト量を減少側に制御して前記俯角を小さくする一方、前記判定手段によって自車前方の車両有りが判定されたときには自車前方の車両を追尾するための追尾設定車速が大きいときほど前記シフトレンズのシフト量を減少側に制御して前記俯角を小さくし、
    前記ズーム駆動部は、前記俯角が小さくなるほど前記光学部の焦点距離が大きくなるように制御を行い、
    前記アオリ駆動部は、前記アオリレンズの傾き角度を変化させる制御を行い、近い範囲を撮影する下部側領域の被写界深度が上側領域の被写界深度より深くなるように、補正を行うことを特徴とする車載用画像読取装置。
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