JP3943616B2 - バックグランド・モードでトランスペアレント動作を有するデータ・プロセッサ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に、データ・プロセッサに関し、さらに詳しくは、バックグランド・モードを有するデータ・プロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータ・システムは、中央処理装置(CPU),メモリおよび入力/出力周辺装置を有すると定義される。近年の集積回路技術の進歩により、従来のコンピュータ機能の多くを単一集積回路チップ上に集積可能になっている。チップが中央処理装置と、いくつかの周辺回路とを含む場合、「集積データ・プロセッサ」と呼ぶことができる。集積データ・プロセッサの一例として、モトローラ社から入手可能なMC68302集積マルチプロトコル・プロセッサ(Integrated Multiprotocol Processor)がある。チップがメモリを含む場合には、さらに高度なシステム集積を達成し、かかるチップは「マイクロコントローラ」と呼ばれることがあるが、マイクロコンピュータ,組み込み型(embedded)コントローラなどさまざまな名称で一般に知られている。マイクロコントローラの例として、モトローラ社から入手可能なMC68HC11マイクロプロセッサがある。いずれの集積データ・プロセッサおよびマイクロコントローラも、オンチップ・メモリおよび/または周辺装置をCPUと集積するためシステム集積モジュールとして知られる「グルー論理(glue logic)」回路を含む。
【0003】
高度な集積のため、集積データ・プロセッサおよびマイクロコントローラは、自動車エンジン・コントローラ,冷蔵庫,セルラ電話,リモート・コントローラなどの用途で理想的である。これらの用途で動作するソフトウェアを開発するため、ソフトウェアのフローを監視することは役立つ。この監視は、ソフトウェア・バグの検出を可能にし、一般にバックグランド・モード(background mode) として知られる診断モードにより達成できる。バックグランド・モードでは、データ・プロセッサは一連のソフトウェア命令によりシングル・ステップ処理される。各命令の後、CPUのレジスタの内容を調べて、ソフトウェアがこの内容にどのように影響したかを判断できる。また、レジスタを変更して、ソフトウェアに対する修正が動作に及ぼす影響を調べる機能を備えることも役立つ。
【0004】
一般に、データ・プロセッサは、バックグランド・モードに入らせる特定の状態を検出する回路も含む。これらの状態は、一般に、ブレークポイント(breakpoints) という。ブレークポイントは、例えば、ある特定のメモリ番地にアクセスするCPUまたはある特定のデータ・パターンを行うデータ・バスを監視することによって検出できる。ブレークポイントを検出した後、システム集積モジュールは、(例えば、割り込みを送出することによって)例外を強制実行する。例外に応答して、CPUはその動作に関する重要な情報をスタックに入れる。スタックされた情報により、CPUは、バックグランド・モードの終了後に、何もなかったかのように通常動作モードに戻ることができる。従って、バックグランド・モードに出入りすることは、一般にアプリケーションの動作に対してトランスペアレント(transparent) である。
【0005】
しかし、データ・プロセッサは他の周辺装置を内蔵しているので、CPUがバックグランド・モードからトランスペアレントに自動復帰することを保証することは十分ではない。チップ全体がトランスペアレントに動作することが望ましい。例えば、多くのデータ・プロセッサは、シリアル通信モジュールを内蔵する。これらのモジュールは、データを送受信し、送受信されたキャラクタなどの特定の条件の発生に基づいて、CPUに割り込む。CPUが割り込みを受信した後、ステータス・レジスタを読み、どのイベントが割り込みを起こしたのか調べる。
【発明が解決しようとする課題】
通常、ブレークポイント回路は、バックグランド・モードへのエントリを示す信号を与える。この信号により、周辺装置のクロックは停止され、一般にこれでトランスペアレント動作を維持するのに十分である。ときどきデバッグ・プロセス中に、周辺装置の状態を調べることが望ましい場合もある。しかし、周辺装置のステータス・レジスタを読むことにより、周辺装置の状態が変化する。通常動作モードに復帰すると、周辺装置の状態は、バックグランド・モードに入ったときの状態とは異なる。従って、周辺装置の状態を変更せずに調べることを可能にすることにより、バックグランド・モードでのトランスペアレントな動作を保証するデータ・プロセッサが必要とされる。この問題は、本発明によって解決され、その特徴および利点は、添付の図面とともに以下の説明からより明確に理解されよう。
【0006】
【実施例】
図1は、本発明によるマイクロコントローラ10の形式のデータ・プロセッサを示す。マイクロコントローラ10は、集積回路マイクロコントローラであり、一般に、中央処理装置(CPU)12,システム集積モジュール14,ブレーク・モジュール15,回路のシリアル部16,ランダム・アクセス・メモリ(RAM)回路18,リード・オンリ・メモリ(ROM)回路20,別のメモリ回路22(例えば、EEPROM (electrically erasable programmable read only memory)),ポート論理回路24,外部バス・インタフェース回路26,回路のタイマ部28および直接メモリ・アクセス(DMA:direct memory access)回路30を含む。CPU12,システム集積モジュール14,ブレーク・モジュール15,シリアル部16,RAM18,ROM20,別のメモリ22,ポート論理回路24,外部バス・インタフェース26,タイマ回路28およびDMA30のそれぞれは、情報バス32に双方向に結合される。CPU12およびシステム集積モジュール14は、バス34を介して双方向に結合される。同様に、CPU12は,バス36を介してDMA30に結合される。
【0007】
システム集積モジュール14は、複数の集積回路ピン38を介して、マイクロコントローラ10の外部で信号を送受信できる。複数の集積回路ピンは、ここでは詳細に図示しない。シリアル部16は、複数の集積回路ピン40を介して、マイクロコントローラ10の外部で信号を送受信できる。この場合も、複数の集積回路ピンは詳細に図示しない。メモリの種類に応じて、別のメモリ22は、複数の集積回路ピン42(詳細に図示せず)を介して、マイクロコントローラ10の外部で信号を送受信してもよい。ポート論理回路24も、複数の集積回路ピン44を介して、マイクロコントローラ10の外部で信号を送受信できる。さらに、外部バス・インタフェース26は、複数の集積回路ピン46を介して、マイクロコントローラ10の外部で信号を送受信できる。タイマ部28も、複数の集積回路ピン48を介して、マイクロコントローラ10の外部で信号を送受信できる。図1は、マイクロコントローラ・ファミリ内の1つの可能なマイクロコントローラを示す。データ・プロセッサの同じファミリ内のマイクロコントローラは一般に複数の異なるオンボード周辺装置を有するので、マイクロコントローラ10は、本明細書で説明する発明の1つの実施例のみを提供する。例えば、マイクロコントローラ10の他の実施例は、ROM20,外部バス・インタフェース26またはDMA30を有していなくてもよい。さらに、他のコプロセッサもマイクロコントローラ10内で構成してもよい。実際、マイクロコントローラ10の他の実施例は、図1に示す実施例よりも少ない,多いまたは異なる周辺装置を有してもよい。さらに、図1に示す本発明の実施例では、マイクロコントローラ10は、16ビット・アドレスと、8ビット格納レジスタと、16ビット格納レジスタとを含む8ビット・マイクロコントローラである。
【0008】
図1に示す発明の実施例の動作中に、システム集積モジュール14は、マイクロコントローラ10の汎用コントローラとして用いられる。一般に、システム集積モジュール14は、動作をイネーブルおよびディセーブルし、タイミング制御を行い、マイクロコントローラ10の例外処理条件を実行するため、複数の制御情報を提供する。システム集積モジュール14は、バス34を介して中央処理装置12と、複数の集積回路ピン38を介して外部ユーザと、そして情報バス32を介してマイクロコントローラ10の残りの複数の構成要素のそれぞれと直接インタフェースする。
【0009】
ブレーク・モジュール15は、情報バス32に接続され、ブレークポイントの発生を検出する。ブレークポイントの検出に応答して、ブレーク・モジュール15は、システム集積モジュール14に対する「BKPT」と記されたブレーク信号をアクティブにする。信号BKPTに応答して、システム集積モジュール14は、ソフトウェア割り込み(SWI:software interrupt)命令をCPU12の命令レジスタ内に強制的に入れる。SWI命令を強制的に入れることにより、マイクロコントローラ10は、カレント命令の終了後にバックグランド・モードに入る。
【0010】
システム集積モジュール14は、好ましくは外部ブレーク入力信号にも応答して、外部エミュレータがマイクロコントローラ10をバックグランド・モードにさせることを可能にする。この場合、マイクロコントローラ10がバックグランド・モードに入るための条件は、2つのブレーク条件のORであり、これはアクティブ・ロー(active-low)BKPTと外部ブレーク信号との間の論理NANDとして実施される。この追加ブレーク信号源により、外部エミュレータは、データ・バス上で導通されるデータ,命令のシーケンスなどより広い範囲の条件についてマイクロコントローラ10をバックグランド・モードにすることができる。この追加ブレーク信号源についてはこれ以上説明しない。1つのブレーク信号源だけが必要なことが明白である。しかし、ブレーク・モジュール15は、マイクロコントローラ10がシングル・チップ・モードで動作しても、マイクロコントローラ10がバックグランド・モードに入ることを可能にし、従ってマイクロコントローラ10にブレーク・モジュール15を内蔵することが好ましい。
【0011】
マイクロコントローラ10において、DMA30は、マイクロコントローラ10の内部のメモリと複数の周辺装置(図示せず)との間のデータの直接通信を可能にする。DMA30は、ユーザが高速メモリ・アクセス方法を必要とする場合、マイクロコントローラ10上で任意に構成してもよい。直接メモリ・アクセスの利用および構成は、データ処理技術分野で周知であり、これ以上詳しく説明しない。
【0012】
タイマ部28は、自走(self-running)16ビット・カウンタに基づく複数のタイミング機能を実行する。複数の集積回路ピン48によってイネーブルされると、タイマ部28は入力捕捉(input-capture) 機能,出力比較(output-compare)機能,リアルタイム割り込みまたはコンピュータ適正動作ワッチドッグ(computer operating properly watchdog)機能を実行すべく機能できる。これらの各機能の実施および利用はデータ処理技術分野で周知であり、これ以上詳しく説明しない。
【0013】
外部バス・インタフェース26は、外部ユーザまたは外部周辺装置とマイクロコントローラ10との間のアドレスおよびデータ値の送受信を制御する。外部バス・インタフェース26は、情報バス32を介して複数のアドレスおよびデータ値をマイクロコントローラ10の残りの部分に通信する。外部バス・インタフェース回路の利用および構成はデータ処理技術分野で周知であり、これ以上詳しく説明しない。
【0014】
ポート論理回路24は、複数の集積回路ピン44のそれぞれの動作および機能を制御する。ポート論理回路24は、第1動作モードで汎用入力/出力ピンとして機能するように、複数の集積回路ピン44を構成する。第2動作モードでは、ポート論理回路24は、複数の集積回路ピン44のそれぞれを利用して、多重化アドレスおよびデータ情報を通信する。ポート論理回路の利用および構成はデータ処理技術分野で周知であり、これ以上詳しく説明しない。
【0015】
RAM18,ROM20および別のメモリ22は、マイクロコントローラ10の適正動作のために必要な情報を格納すべく機能する。さらに、ユーザ・プログラムで指定されれば、他のデータおよびアドレス値もそこに格納してもよい。マイクロコントローラにおけるメモリの利用および構成は当技術分野で周知であり、これ以上詳しく説明しない。
【0016】
シリアル部16は、マイクロコントローラ10と外部ユーザまたは外部周辺装置との間でシリアル・デジタル・データを通信する。シリアル・デジタル・データおよび適切な制御信号は、複数の集積回路ピン40を介して通信される。シリアル部16は、本発明によりその状態がバックグランド・モードに維持される周辺装置の例を示し、シリアル部16については以下の図5で詳しく説明する。
【0017】
CPU12は、マイクロコントローラ10の動作中に、CPU12の命令セットからの特定の命令からなるプログラムを実行する。さまざまなマイクロプロセッサおよびマイクロコントローラ命令セットは当技術分野で周知であり、本発明によるマイクロコントローラはさまざまな命令セットで動作できることが明白である。従って、CPU12の特定の命令セットについてはこれ以上詳しく説明しない。
【0018】
図2は、本発明を理解するのに役立つ、図1のマイクロコントローラ10のシステム集積モジュールの一部のブロック図を示す。図2から、システム集積モジュール14は、条件決定回路(conditioning circuit)49,「SIM BREAKPOINT STATUS REGISTER」と記されたレジスタ50,「SIM BREAK FLAG CONTROL REGISTER」と記されたレジスタ52,論理回路54を含むことがわかる。
【0019】
条件決定回路49は、ブレーク・モジュール15から信号BKPTを受ける第1入力端子と、「CTMBKPT」と記された信号を受ける第2入力端子と、「LAST」と記された信号を受ける第3入力端子と、「IBREAK」と記された信号を情報バス32に与える出力端子とを有する。条件決定回路49は、内部ブレーク条件(ブレーク・モジュール15が信号BKPTをアクティブにすることによる)、または入力信号CTMBKPTをアクティブにすることによる外部ブレーク条件のいずれかを認識する論理回路である。条件決定回路49は、信号BKPTまたはCTMBKPTのいずれかのアクティブ化に応答して信号IBREAKをアクティブにし、信号IBREAKは、信号LASTのアクティブ化によって示されるように命令境界(instruction boundary)に同期される。アクティブのとき、信号LASTは、カレント・クロック・サイクルが命令の最後のクロック・サイクルであることを示す。バックグランド・モードを出る場合、ブレーク・モジュール15および外部ブレーク・モジュールの両方は、割り込み復帰(RTI:return from interrupt )命令の最後のサイクルまで、それぞれのブレークポイント信号を非アクティブにすることを遅らせる。RTI命令を検出する別の論理は図2に図示しない。
【0020】
レジスタ50,52は、CPU12のアドレス・スペースに現れる、さらに詳しくは、システム集積モジュール14の動作に関連するレジスタを含むアドレス・スペースの一部に現れるメモリ・マップド・レジスタ(memory-mapped register)である。レジスタ50は、SIMブレーク/ストップ/ウェート(SBSW)ビット51として知られるビットを有する。SBSWビット51は、ブレーク割り込みから出た後にリターン・ツー・ウェート(return to wait)またはストップ・モードを必要とするアプリケーションで有用である。バイナリ1に設定されると、SBSWビット51は、ストップまたはウェート・モードがブレーク割り込みによって抜け出たことを示す。バイナリ0にクリアされると、SBSWビット51は、ストップまたはウェート・モードがブレーク割り込みによって抜け出なかったことを示す。このビットは、バイナリ0をレジスタ50のビット位置1に書き込むことによってクリアされる。ストップ・モードおよびウェート・モードは、Smith et al.による1988年5月31日に発光された米国特許第4,748,559号 "Apparatus for Reducing Power Consumed by a Static Microprocessor" で教示されるように、マイクロコントローラ10を低電力で動作させることを可能にするモードである。
【0021】
レジスタ52は、ブレーク・ポイント・クリア・フラグ・イネーブル(BCFE)ビット53として知られるビットを有する。BCFEビット53は、デフォルトでリセット時にバイナリ0でクリアされるが、それ以降は変更可能である。レジスタ52は、BCFEビット53の状態を表す信号を論理回路54の入力に伝える出力を有する。BCFEビット53は、ソフトウェアがバックグランド・モード中に周辺装置の状態に影響を与えることができるかどうかを決定する読み出し可能,書き込み可能なビットである。バイナリ1に設定されると、BCFEビット53は、ソフトウェアがバックグランド・モード中に周辺装置の状態を変更することを可能にする。例えば、BCFEビット53が設定されると、周辺装置のステータス・レジスタに対するアクセスは、一部のビットまたはすべてのビットをクリアすることが許される。バックグランド・モード中にステータス・ビットをクリアする場合、CFEビット53をバイナリ1に設定しなければならない。バイナリ0にクリアされると、BCFEビット53は、バックグランド・モード中にステータス・ビットはクリア可能でないことを表す。
【0022】
論理回路54は、NANDゲート56,57およびインバータ58,59を含む。NANDゲート56は、レジスタ52に接続されBCFEビット52を表す論理信号を受ける第1入力端子と、ブレーク・モジュール15から信号BKPTを受ける第2入力端子と、出力端子とを有する。NANDゲート57は、NANDゲート56の出力端子に接続された第1入力端子と、信号BKPTを受ける第2入力端子と、出力端子とを有する。インバータ58は、NANDゲート57の出力端子に接続された入力端子と、出力端子とを有する。インバータ59は、インバータ58の出力端子に接続された入力端子と、「ICLRFLGEN」と記された信号を情報バス32に与える出力端子とを有する。論理回路54は、BCFEビット53が設定される場合に、バックグランド・モード中に信号ICLRFLGENをアクティブにすべく動作する。従って、BCFEビット53により、ユーザは信号ICLRFLGENを受ける周辺装置に対するアクセスがその状態を変更することが許されるかどうかを判断できる。
【0023】
図3は、図1のマイクロコントローラ10のブレーク・モジュール15のブロック図を示す。ブレーク・モジュール15は、「BREAK STATUS/CONTROL REGISTER」と記されたレジスタ60を含む。レジスタ60は、ブレーク・イネーブル(BRKE)ビット61と、ブレーク・アクティブ(BRKA)ビット62とを含む読み出し可能,書き込み可能なメモリ・マップド・レジスタである。BRKEビット61は、ブレーク・アドレス・レジスタ一致で、ブレークをイネーブルする読み出し可能,書き込み可能なビットである。バイナリ1に設定されると、BRKEビット61は、16ビットのアドレス一致で信号BKPTの生成をイネーブルする。バイナリ0にクリアされると、BRKEビット61は、16ビットのアドレス一致で信号BKPTの生成をディセーブルする。BRKEビット61は、ブレーク・ルーチンを出る前に論理0を書き込むことによってクリアでき、リセット時に自動的にクリアされる。BRKAビット62は、ブレーク・アドレス一致を検出した後にブレーク・モジュール15によってバイナリ1に設定される読み出し可能,書き込み可能なステータス・ビットである。このビットは、ブレーク・ルーチンを出る前に論理0に書き込むことによってバイナリ0にクリアできる。また、このビットはリセット時にもクリアされる。
【0024】
また、ブレーク・モジュール15は、BREAK ADDRESS REGISTER HIGHと記されたレジスタ63,8ビット比較器64,8ビット比較器65,BREAK ADDRESS REGISTER LOWと記されたレジスタ66および制御ブロック67を含む、16ビット・アドレス一致で信号BKPTをアクティブにする回路も含む。レジスタ63、66は、それぞれ一致アドレスの8ビット・ロー部分およびハイ部分を収容する読み出し可能,書き込み可能なレジスタである。比較器64は、「A15:8」と記されたバス・アドレスのハイ部分を受ける第1入力と、レジスタ63に接続された第2入力と、A15:8とレジスタ63の内容との間の一致に応答してアクティブになる出力とを有する。比較器65は、「A7:0」と記されたバス・アドレスのロー部分を受ける第1入力と、レジスタ66に接続された第2入力と、A7:0とレジスタ66の内容との間の一致に応答してアクティブになる出力とを有する。制御ブロック67は、比較器64の出力に接続された第1入力と、比較器65の出力に接続された第2入力と、信号LASTを受ける第3入力と、信号BKPTを与える出力とを有する。制御ブロック67は、RTI命令の最後で、BRKEビット61が設定され、かつ両方の入力がアクティブの場合に、信号BKPTをアクティブにし、また信号LASTに応答して信号BKPTを非アクティブにする。信号BKPTをアクティブにするのと同時に、制御ブロック67はBRKAビット62を設定する。
【0025】
バックグランド・モード中の動作について、図1のマイクロコントローラ10の理解に役立つタイミング図を示す図4においてより明確に説明する。図4において、横軸は時間を表す。2つの時点をそれぞれ「t1」,「t2」と表す。時間t1前では、マイクロコントローラ10は通常動作モードである。このモードは、信号BKPTが論理ハイで非アクティブであることによって表される。信号IBREAKは、論理ローで非アクティブである。カレントCPU命令サイクルの終了で生じる時間t1で、システム集積モジュール14は信号IBREAKをアクティブにする。従って、時間t1と時間t2との間で、マイクロコントローラ10はバックグランド・モードとなる。信号ICLRFLGENは、マイクロコントローラ10が通常動作モードのとき、論理ハイでアクティブである。バックグランド・モード中に、信号ICLRFLGENは、BCFEビットの状態に依存する論理状態を有する。BCFEビットがクリアされる(バイナリ0)場合、論理回路54は信号ICLRFLGENを論理ローで非アクティブにする。従って、信号ICLRFLGENを受ける任意の周辺装置におけるレジスタを調べても、この周辺装置はその状態を変更しない。しかし、バイナリ1にリセットした後に、ユーザがBCFEビット52を設定すると、信号ICLRFLGENはバックグランド・モード中に論理ハイでアクティブになり、周辺装置のレジスタを読み出す試みにより、論理状態が変化する。
バックグランド・モード中のトランスペアレント周辺装置動作の例
バックグランド・モードで周辺装置の状態を維持できるマイクロコントローラ10の能力については、特定の例により最もよく理解される。図5は、図1のマイクロコントローラ10のシリアル部16のブロック図を示す。シリアル部16は、信号ICLRFLGENを利用して、バックグランド・モード中に周辺装置の状態を維持できる3つの方法を示す。まず第1に、シリアル部16のステータス・レジスタ内のいくつかの制御ビットは、これらを読み出すことに応答してクリアされる。信号ICLRFLGENは、これらのビットが読み出された後でバックグランド・モード中にクリアされるかどうか、あるいはこれらのビットが以前の状態を維持するかどうかを決定する。第2に、ステータス・レジスタを読み出すことは、他の制御ビットを即刻クリアしない。むしろ、これらのステータス・ビットを読み出す行為は、クリア機構を装備する(arm) ;クリアは、ある別の条件が発生したときに完了する。この機構の例として、別のレジスタへの書き込みがある。信号ICLRFLGENにより、ステータス・レジスタを読み出す行為でクリア機構を装備しないことができる。第3に、別のレジスタに書き込むことにより、ステータス・レジスタ内のビットがクリアされることがある。しかし、信号ICLRFLGENにより、この他のレジスタへの書き込みがステータス・レジスタを変更しないことができる。
【0026】
図5を参照して、シリアル部16は、送信データ・レジスタ81,シフト・レジスタ82,受信データ・レジスタ83,ピン制御論理ブロック84,「SPICONTROL REGISTER」と記されたレジスタ85,「SPI STATUS AND CONTROL REGISTER」と記されたレジスタ86およびシリアル周辺インタフェース(SPI)制御ブロック88を含むことがわかる。送信データ・レジスタ81は、「D7:0」と記された情報バス32のデータ部分から8ビットデータ要素を受ける入力と、シフト・レジスタ82の入力に接続された8ビット出力とを有する8ビット・レジスタである。シフト・レジスタ82も、受信データ・レジスタ83の入力に接続された8ビット出力を有する。シフト・レジスタ82は、ピン制御論理ブロック84の出力端子に接続されたシリアル入力端子と、ピン制御論理ブロック84の入力端子に接続されたシリアル出力端子とを有する。従って、シフト・レジスタ82は、シリアル部16の送信部および受信部の両方と機能する。送信動作の場合、シフト・レジスタ82は送信すべき1バイトのデータを受け、一度に1ビットだけデータをピン制御論理ブロック84にシフト・アウトする。受信動作の場合、シフト・レジスタ82は、ピン制御論理ブロック84からシリアル・データ・ストリームを受けて、数バイトのデータを形成し、これは受信データ・レジスタ83に格納される。受信データ・レジスタ83も、信号D7:0を情報バス32に与える出力を有する。
【0027】
ピン制御論理ブロック84は、集積回路ピン40に接続される。集積回路ピン40は、シリアル部16のレジスタおよび論理ブロックとともに、シリアル周辺インタフェース(SPI)を形成する。集積回路ピン40の機能を以下の表1に示す。
【0028】
【表1】
SPI CONTROL REGISTER85は、8制御ビットを格納するメモリ・マップド・レジスタである。レジスタ85は、SPI制御ブロック88に接続され、シリアル部16の動作を制御する出力を有する。これらの各ビットの機能について、以下の表2で説明する。
【0029】
【表2】
さらに、SPI STATUS AND CONTROL REGISTER86は、シリアル部16のステータスに関連する6ビットを含み、これらを以下の表3に示す。
【0030】
【表3】
一般に、SPI制御ブロック88は、シリアル部16の動作を制御する順序論理ブロックである。動作の一部は、データの送信または受信の信号に関する。この目的のため、SPI制御ブロック88は、4ビットの出力端子を含み、この4ビット出力端子は、2つの割り込み要求信号をCPU12に与え(一方は送信レジスタ81がフルであることを示し、他方は受信レジスタ83がエンプティであることを示す)、2つのDMAサービス要求信号をDMA30に与える(一方は送信レジスタ81がフルであることを示し、他方は受信レジスタ83がエンプティであることを示す)。
【0031】
さらに、SPI制御ブロック88は、信号ICLRFLGENに応答して、マイクロコントローラ10がバックグランド・モードに入ったときにシリアル部16の状態を維持する機構を提供する。異なるビットに対するICLRFLGENの影響を以下の表4に示す。
【0032】
【表4】
DMA30がレジスタ86を読み出す場合(およびDMAS=1)、ビットSPRFおよびSPTEは、装備機構なしにクリアされる。しかし、ステータス・レジスタ・クリアおよび装備機構は、信号ICLRFLGENに基づいて条件的に保持できる可能な状態の一例にすぎない。
【0033】
さらに、周辺装置は、信号ICLRFLGENによって決定されるように、バックグランド・モード中にその状態に影響を及ぼすかどうかを局所的に決定できる。例えば、シリアル部16は、特定の状態変化について信号ICLRFLGENに応答するかどうかを決定するため、追加制御ビットを含んでもよい。このステータス・ビットが設定されると、シリアル部16は信号ICLRFLGENに応答して、バックグランド・モード中に状態を選択的に変更する。すなわち、シリアル部16は、信号ICLRFLGENがバックグランド中にアクティブの場合にのみ、特定の状態変化を許す。このステータス・ビットがクリアされると、シリアル部16は、信号ICLRFLGENがアクティブかどうかにかかわらず、バックグランド・モード中に状態変化を許す。シリアル部16では、この制御ビットはレジスタ86の未使用ビット位置に入れることができる。別の例では、タイマ部28が信号ICLRFLGENに応答すべきかどうかのこの「局所」判定を行うことが望ましいことがある。この機構は、追加レベルの柔軟性を提供し、一部の用途で望ましい場合がある。この局所制御ビットは、周辺装置内の一部の状態変化のみを制御することに留意されたい。
【0034】
本発明の1つの態様では、システム集積モジュール(14)は、制御信号をアクティブにすることにより、周辺回路(16)を制御して、複数の状態間の遷移を防ぎ、周辺回路(16)は、制御信号を受ける制御入力をさらに有する。
【0035】
本発明の別の態様では、システム集積モジュール(14)は、レジスタ(52)からなり、このレジスタ(52)は、ブレーク・クリア・フラグ・イネーブル・ビット(53)を格納し、システム集積モジュール(14)を選択的にイネーブルして、バックグランド・モードで周辺回路(16)の複数の状態間の遷移を制御する。
【0036】
本発明のさらに別の態様では、データ・プロセッサは、情報バス(32)およびブレーク・モジュール(15)をさらに含んで構成される。情報バス(32)は、中央処理装置(12)と、周辺回路(16)と、システム集積モジュール(14)とに結合され、中央処理装置(12),周辺回路(16)およびシステム集積モジュール(14)のそれぞれの間で信号を伝達する。ブレーク・モジュール(15)は、情報バス(32)に結合された入力と、ブレーク信号を与える出力とを有する。ブレーク信号は、データ・プロセッサ(10)がバックグランド・モードに入ることを表す。
【0037】
本発明のさらに別の態様では、周辺回路(16)は、周辺回路(16)が制御信号に応答して、バックグランド・モード中に複数の状態の少なくとも2つの間で遷移を行うかどうかを決定する少なくとも1つの制御ビットを有する制御レジスタ(86)を含む。
【0038】
本発明のさらに別の態様では、データ・プロセッサ(10)は、中央処理装置(12)に結合された第2周辺回路(28)をさらに含んで構成され、この第2周辺回路(28)は、第2周辺回路(28)が制御信号に応答して、バックグランド・モード中に複数の状態の間で遷移するかどうかを決定する少なくと1つの制御ビットを有する制御レジスタを含む。
【0039】
本発明のさらに別の態様では、周辺回路(16)は、シリアル周辺インタフェースからなり、システム集積モジュール(14)は、ステータス・レジスタの少なくとも1ビットの変更を禁止することにより、シリアル周辺インタフェースを制御すべくバックグランド・モードで動作する。
【0040】
本発明のさらに別の態様では、制御する段階は、周辺回路(16)の制御レジスタ(86)における制御ビットにさらに応答して、周辺回路(16)を制御して、バックグランド・モード中に複数の状態間の遷移をディセーブルする段階からなる。
【0041】
本発明について好適な実施例の観点から説明してきたが、本発明は多くの点で修正でき、本発明には上記で具体的に図説した実施例以外の実施例もあることが当業者に明らかである。バックグランド・モードで選択的に変更または維持できる特定の周辺状態は、実施例ごとに異なる。トランスペアレント・バックグランド・モードを実施するために用いられる信号のアクティブ論理状態は反転してもよい。さらに、本発明によるデータ・プロセッサは、(オンチップ・メモリを有する)マイクロコントローラでもよく、少なくとも1つのオンチップ周辺回路を有する集積データ・プロセッサでもよい。さらに、使用される周辺回路の種類は、実施例ごとに異なる。情報バス32は16ビット・アドレス・バスおよび8ビット・データ・バスを含むが、アドレス・バスおよびデータ・バスの大きさは実施例ごとに異なる。従って、特許請求の範囲は、発明の真の精神および範囲に入る発明のすべての修正を網羅するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマイクロコントローラの形式のデータ・プロセッサを示すブロック図である。
【図2】図1のマイクロコントローラのシステム集積モジュールを示すブロック図である。
【図3】図1のマイクロコントローラのブレーク・モジュールを示すブロック図である。
【図4】図1のマイクロコントローラの理解荷役立つタイミング図である。
【図5】本発明の理解に役立つ、図1のシリアル部の一部を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 マイクロコントローラ(データ・プロセッサ)
12 中央処理装置(CPU)
14 システム集積モジュール
15 ブレーク・モジュール
16 シリアル部
18 RAM回路
20 ROM回路
22 別のメモリ
24 ポート論理回路
26 外部バス・インタフェース
28 タイマ部
30 直接メモリ・アクセス(DMA)
32 情報バス
34,36 バス
38,40,42,44,46,48 集積回路ピン
49 条件決定回路
50 レジスタ
51 SBSWビット
52 レジスタ
53 BCFEビット
54 論理回路
56,57 NANDゲート
58,59 インバータ
60 レジスタ
61 ブレーク・イネーブル(BRKE)ビット
62 ブレーク・アクティブ(BRKA)ビット
63,66 レジスタ,
64,65 8ビット比較器
67 制御ブロック
81 送信データ・レジスタ
82 シフト・レジスタ
83 受信データ・レジスタ
84 ピン制御論理ブロック
85,86 レジスタ
88 シリアル周辺インタフェース(SPI)制御ブロック
Claims (3)
- バックグランド・モードでトランスペアレント動作を有し、通常動作モードも有するデータ・プロセッサ(10)であって:
命令を実行し、メモリにアクセスする中央処理装置(12);
前記中央処理装置(12)に結合され、複数の状態を有する周辺回路(16)であって、前記データ・プロセッサが前記通常動作モードにある間に前記周辺回路に所定のアクセスを実行する前記中央処理装置に応答して第1状態と第2状態との間で遷移を行う周辺回路(16);および
前記周辺回路(16)に結合され、かつバックグランド・モードで動作して、前記周辺回路(16)を制御し、前記中央処理装置が前記所定のアクセスを実行するときに前記第1状態と前記第2状態との間の遷移を防ぐシステム集積モジュール(14);
によって構成され、
前記データ・プロセッサ(10)は、バックグランド・モード中に前記周辺回路(16)の状態を維持し、
前記システム集積モジュールは、制御信号をアクティブにすることにより前記第1状態と前記第2状態との間の遷移を防ぐように前記周辺回路を制御するユーザ制御されたビットを有し、前記周辺回路はさらに、前記制御信号を受ける制御入力を有する、
ことを特徴とするデータ・プロセッサ。 - 通常動作モードと、バックグランド・モードとを有する集積回路マイクロコントローラ(10)であって:
命令を実行し、メモリにアクセスする中央処理装置(12)であって、情報バス(32)に結合される中央処理装置(12);
前記情報バス(32)に結合され、それぞれが複数の状態を有する少なくとも1つの周辺回路(16,24,28,30)であって、前記少なくとも1つの周辺回路(16,24,28,30)のそれぞれは、前記通常動作モードにおいて前記周辺回路にアクセスする前記中央処理装置に応答して前記複数の状態間で遷移を行う少なくとも1つの周辺回路(16,24,28,30);および
バックグランド・モードで動作して、前記少なくとも1つの周辺回路(16,24,28,30)のそれぞれを制御して、前記複数の状態の間の遷移を防ぐ論理回路を含むシステム集積モジュール(14);
によって構成され、
前記集積回路マイクロコントローラ(10)は、バックグランド・モード中に前記少なくとも1つの周辺回路(16,24,28,30)の状態を維持し、
前記システム集積モジュールは、制御信号をアクティブにすることにより前記第1状態と前記第2状態との間の遷移を防ぐように前記少なくとも1つの周辺回路のそれぞれを制御するユーザ制御されたビットを備えたレジスタ(52)を有し、さらに、前記少なくとも1つの周辺回路のそれぞれが、前記制御信号を受ける制御入力を有する、
ことを特徴とする集積回路マイクロコントローラ。 - バックグランド・モードでデータ・プロセッサ(10)をトランスペアレントに動作する方法であって:
バス(32)に接続されたシステム集積モジュール(14)のレジスタ(52)に、ユーザ制御されたブレーク・クリア・フラグ・イネーブル・ビット(53)を格納する段階であって、前記ブレーク・クリア・フラグ・イネーブル・ビット(53)は、バス(32)に接続された周辺回路(16)の状態がバックグランド・モードで影響を受けるかどうかを表し、前記周辺回路の前記状態は、前記周辺回路が通常動作モードのときに常に影響を受ける、段階;
バス(32)に接続された中央処理装置(12)でブレークポイント条件を検出する段階であって、前記ブレークポイント条件により、データ・プロセッサ(10)は前記通常動作モードを去ってバックグランド・モードに入る、段階;
前記ブレーク・クリア・フラグ・イネーブル・ビット(53)が第1論理状態の場合に、前記ブレークポイント条件を検出する前記段階に応答して、システム集積モジュール(14)が制御信号をアクティブにし、また前記ブレーク・クリア・フラグ・イネーブル・ビット(53)が第2論理状態の場合に、前記ブレークポイント条件を検出する前記段階に応答して、前記制御信号を非アクティブに維持する段階;および
前記制御信号をシステム集積モジュール(14)から周辺回路(16)の入力に接続することにより、バックグランド・モード中に複数の状態の間の遷移を選択的に妨げるために、前記周辺回路(16)を選択的に制御する段階であって、前記制御信号がアクティブのときに前記周辺回路の前記状態がバックグランド・モードに影響されることがあり得ず、前記制御信号が非アクティブのときに前記周辺回路の前記状態が前記バックグランド・モードに影響され得る、段階;
によって構成されることを特徴とする方法。
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