JP3942566B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラー電子写真記録装置における濃度センサの濃度補正及び色ずれセンサの防塵機構に関するものである。
従来のカラー画像形成装置は各色の画像形成部及びこれらに接して設けられる搬送ベルトのすぐ下に設けられた支持部材を有する。この支持部材には、搬送ベルトの進行方向に対して、左側色ずれセンサと、右側色ずれセンサとが搭載されている。左側色ずれセンサと、右側色ずれセンサは、左側端部及び右側端部における各色の画像間の位置ずれを検出する。また、両色ずれセンサの中間位置に、濃度センサが設けられている。しかし、これらの色ずれセンサ及び濃度センサは、搬送ベルトのすぐ下に配置されており、搬送ベルトとの間には、遮るものが何もなく、濃度センサ及び両色ずれセンサが、直接、搬送ベルトに対面していた。
特開2001−134041号公報(第4〜5頁、図1)
従来のカラー電子写真記録装置では、濃度センサの上面がむき出しなので、ゴミや塵が付着しやすく、特にベルトに付着したトナーが落下して濃度センサの受光面が汚れ、正常な濃度検出ができなくなってしまうという問題があった。また、濃度センサの出力は、センサ毎のばらつきがあって、同一の対象を測定しても、センサ出力に差があった。
本発明の画像形成装置は、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写して印刷を行う画像形成装置において、
カラー及びブラックのトナー像を形成する複数の画像形成部と、
各色のトナー像を担持するトナー担持体と、
トナー担持体上に担持されたトナー像の濃度を読み取る読取手段と、
前記読取手段と前記トナー担持体との間に設けられ、前記読取手段を遮蔽する遮蔽部材と、
前記遮蔽部材を、前記読取手段による読み取りを可能にする開状態、又は前記読取手段を遮蔽する閉状態のいずれかに切り替える開閉手段と、
前記読取手段の調整を行う調整手段とを有し、
前記読取手段は、発光量が調整可能な発光部と、受光量に応じた出力を有する第1の受光部及び第2の受光部を備え、前記第1の受光部は、前記発光部による発光光が前記トナー担持体の表面により拡散反射された拡散反射光を受光し、前記第2の受光部は、前記発光部による発光光が前記トナー担持体の表面により正反射された正反射光を受光するように配設され
前記第1の受光部は、トナー担持体に担持されたカラーのトナー像からの拡散反射光を受光することによりカラーのトナー像の濃度を読み取り、前記第2の受光部は、トナー担持体上に担持されたブラックのトナー像からの正反射光を受光することによりブラックのトナー像の濃度を読み取り
前記開閉手段により前記遮蔽部材が閉状態にあるとき、前記発光光に対する前記遮蔽部材からの拡散反射光に応じた前記第1の受光部の出力に基づいて、前記調整手段は、カラーのトナー像の濃度を読み取る際の前記発光光のカラー読取用発光量を決定し、
前記開閉手段により前記遮蔽手段が開状態にあるとき、前記発光光に対する前記トナー担持体の表面からの正反射光に応じた前記第2の受光部からの出力に基づいて、前記調整手段は、ブラックのトナー像の濃度を読み取る際の前記発光光のブラック読取用発光量を決定し、
カラーのトナー像の濃度を読み取るとき、前記発光部は、前記カラー読取用発光量を有する発光光を出射し、
ブラックのトナー像の濃度を読み取るとき、前記発光部は、前記ブラック読取用発光量を有する発光光を出射することを特徴とする
前記遮蔽部材は中間色の反射部材を有し、前記遮蔽部材が閉状態にあるとき、前記発光部からの発光光を前記第1の受光部に対して反射することを特徴とする。
前記反射部材は、前記トナー担持体の光反射率とは異なる光反射率を有し、
前記受光部の受光量により前記遮蔽部材の端部が通過したことを検知し、この検知結果に基づいて、前記開閉手段の動作を制御する制御部を有することを特徴とする。
記録媒体上に転写されたトナー像を定着する定着部と、
前記画像形成部を駆動する画像形成駆動部または前記トナー担持体を駆動するトナー担持体駆動部または前記定着部を駆動する定着駆動部の少なくともいずれか1つとを更に備え、
前記開閉手段は、前記いずれかの駆動部の駆動力により、前記遮蔽部材を開状態または閉状態に切り替えることを特徴とする。
前記開閉手段は、前記遮蔽部材を直進移動させることを特徴とする。
前記開閉手段は、前記いずれかの駆動部の駆動力を前記遮蔽部材に伝達する歯車列を有することを特徴とする。
前記遮蔽部材の前記開状態から前記閉状態への切り替え及び前記閉状態から前記開状態への切り替えが、前記遮蔽部材の第1の方向の移動または第1の方向と反対の第2の方向の移動によってそれぞれ行われ、
前記いずれかの駆動部に設けられた回転体の一定方向の回転を、前記遮蔽部材が前記第1の方向または前記第2の方向のいずれかに移動するよう、前記遮蔽部材に選択的に伝達する伝達手段を有することを特徴とする。
前記定着部はヒータを有し、
前記開閉手段は、前記ヒータの温度が所定値に達する前に、前記定着駆動部の駆動力を用いて前記遮蔽部材を開状態にすることを特徴とする。
前記定着駆動部はモータを有し、
記録媒体にトナー像を定着させるときは、前記モータを正回転させ、前記遮蔽部材を開閉するときは、前記モータを逆回転させることを特徴とする。
前記遮蔽部材に設けられ、前記読取手段に接触して前記開閉手段の切り替え動作に伴って、前記読取手段に付着した異物を除去する除去手段を更に有することを特徴とする。
前記読取手段からの信号に基き、前記像担持体上に静電潜像を形成する位置の補正と、前記像担持体上に形成される像の濃度の補正のうち、少なくともいずれか一方を行う補正手段を有することを特徴とする。本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、装置の大型化や価格上昇を抑制しつつ、色ずれ等の補正を安定して行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、センサに対して移動可能なシャッタを設け、センサが動作しないときは、シャッタによりセンサの上面を覆うので、センサの上面が汚れない。したがって、センサの出力に誤差が生じにくい。また、シャッタには清掃用部材が設けられている。シャッタがセンサに対して移動すると、清掃用部材がセンサの表面を清掃するので、センサの上面に塵埃などが堆積しない。
本発明によれば、読取手段へのトナー付着を回避でき、安定した色ずれ等の補正が可能になる。さらに、既存の駆動部の駆動力を利用して遮蔽部材の開閉を行うよう構成したので、開閉部材専用の駆動源を設ける必要がなく、装置の小型化及び装置価格の上昇を抑制できる。
実施の形態1
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を概略的に示す図である。この画像形成装置は、電子写真法を利用してカラー画像を形成するものであり、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンにそれぞれ対応した画像形成部2K,2Y,2M,2Cを配列した、いわゆるタンデム型の画像形成装置である。画像形成部2K,2Y,2M,2Cは、記録紙Pの搬送方向(図1に示される矢印A方向)に順に配列されている。なお、以下の説明では、図1における左側(すなわち、記録紙Pの搬送方向下流側)をF方向(前方)とし、図1における右側(すなわち、記録紙Pの搬送方向上流側)をR方向(後方)とする。
画像形成部2Kは、図中時計回りに回転する感光体ドラム(像担持体)20を有している。感光体ドラム20は、ドラムモータ419(図25)により回転駆動される。この感光体ドラム20の周囲には、帯電ローラ21、LEDヘッド22及び現像ユニット23が配置されている。現像ユニット23は、ブラックのトナーを収容するトナー収容容器23cを有しており、このトナー収容容器23c内には、現像ローラ23a及び供給ローラ23bが設けられている。感光体ドラム20の図中下側には、感光体ドラム20との間で記録紙Pを挟み込むように、例えばローラ状の部材である転写器(転写手段)24が設けられている。
帯電ローラ21は、感光体ドラム20の表面を一様に帯電させる。LEDヘッド22は、一様に帯電した感光体ドラム20の感光層を画像情報に応じて選択的に露光する。感光体ドラム20の感光層のうち、露光された部分は帯電電荷が除去され、露光されなかった部分は帯電電荷が残って静電潜像となる。現像ユニット23は、トナーを感光体ドラム20の静電潜像に付着させてトナー像を形成する。転写器24は、記録紙Pの背面からトナーと逆極性の電荷を与えることにより、感光体ドラム20の表面に形成されたトナー像を記録紙Pに転写する。
画像形成部2Y,2M,2Cは、いずれも、画像形成部2Kと同様に構成されている。但し、画像形成部2Y,2M,2Cの各現像ユニット23は、それぞれイエロー、マゼンタ及びシアンのトナーを収容している。
記録紙Pを搬送するベルト(トナー担持体)1は、いわゆる無端ベルトであり、一対のローラ25,26の間に掛け渡されている。ローラ25,26は、画像形成部2K,2Y,2M,2Cの転写器24を挟むようにそれぞれ設けられている。ローラ25,26は、いずれも、軸方向がベルト116の幅方向と一致するように配置されている。ローラ25,26のうち、ローラ25は、ベルト駆動モータ417(図25)により回転駆動されるベルト駆動ローラである。ベルト駆動ローラ25の回転によりベルト116はA方向に移動する。
ベルト駆動ローラ25の図中左側には、記録紙Pを加圧及び加熱してトナー像を定着させる定着装置(定着部)16が配置されている。定着装置16は、ヒータ415(図25)を内蔵した定着ローラ16aと、この定着ローラ16aとの間で記録紙Pを挟み込むプレスローラ16bと、定着ローラ16aを回転させる駆動力を供給する定着モータ416(図25)と、定着モータ416の駆動力を定着ローラ16aに伝達する機構(例えば、歯車列)とを有している。定着装置16の図中左側には、記録紙Pを、画像形成装置の上部に設けられた排出部19に案内する2組の排出ローラ対17,18が設けられている。
画像形成装置の下部には、記録紙Pを収容する収容部10が設けられている。収容部10の図中右側には、記録紙Pを収容部10の外に送り出す小径の補助ローラ12及び大径の給紙ローラ13が並んで配置されている。補助ローラ12及び給紙ローラ13は、給紙モータ478(図25)により回転駆動される。収容部10の補助ローラ12側には、記録紙Pの先端を補助ローラ12及び給紙ローラ13に押し当てるための傾斜板11が設けられている。収容部10から画像形成部2Kに至る記録紙Pの搬送路には、記録紙Pを搬送する2組の搬送ローラ対14,15が設けられている。
画像形成装置には、記録紙Pの通過を検知する記録紙センサ27a〜27dが設けられている。記録紙センサ27a,27bは、搬送ローラ対14,15のそれぞれ上流側(記録紙搬送方向の上流側)に配置されている。記録紙センサ27cは、ローラ26の上流側に配置され、記録紙センサ27dは、定着装置16の下流側に配置されている。
ベルト駆動ローラ25の近傍には、色ずれ検出用のパターン(トナー像)を光学的に検出する色ずれセンサ(読取手段)3a,3bが設けられている。色ずれセンサ3a,3bは、ベルト駆動ローラ25の下側に、ベルト116の幅方向両端部に対向するように配置されている。これらの色ずれセンサ3a,3bは、画像形成部2K,2Y,2M,2Cによりベルト116に転写された色ずれ検出用のパターンを検出する。色ずれセンサ3a,3bは、いずれも、発光素子と受光素子とを有している。発光素子は、ベルト116上に形成された色ずれ検出用のパターンに光を照射する。受光素子は、パターンからの反射光を検出して、反射光の強度に応じた電圧信号を出力する。
また、ベルト駆動ローラ25の近傍には、濃度センサ(読取手段)6が設けられている。濃度センサ6は、画像形成部2K,2Y,2M,2Cによりベルト116に転写された濃度検出用のパターン(トナー像)を光学的に検出する。濃度センサ6は、ベルト駆動ローラ25の下側に、ベルト116の中央部に対向するように配置されている。濃度センサ6は、画像形成部2K,2Y,2M,2Cによりベルト116に転写された色ずれ濃度検出用のパターンを検出する。濃度センサ6は、発光素子と受光素子とを有している。発光素子は、ベルト116上に形成された濃度検出用のパターンに光を照射する。受光素子は、パターンからの反射光を検出して、反射光の強度に応じた電圧信号を出力する。
図2は、定着器側から見た、センサユニット114とベルトユニット113を示す部分斜視図である。図3は、定着器側から見た、センサユニット114とベルトユニット113を示す部分正面図である。センサユニット114は、ベルトユニット113の真下で、搬送ベルト116に対向するように配置されている。センサユニット114の左右端部には、左側基板107と右側基板108が左右対象に設けられ、中央部には、画像の濃度を検出するための濃度センサ4が取り付けられている。濃度センサ4の上方には後述のキャリブレーション用のシート17が設けられている。
図4は、図1の搬送ベルト116側から矢印E方向にみたセンサユニット114の平面図であり、シャッタ102が閉じている状態を示す。左側基板107と右側基板108は支持部材103に固着されている。左側基板107と右側基板108上には、左側色ずれセンサ105と右側色ずれセンサ106とが、それぞれ、搭載され、上方へ剥き出しの状態で配設されている。支持部材103の中央部には、基板110に搭載された濃度センサ104(図5)がシャッタ102に向けて配置されている。ソレノイド101は、図示しない装置の一部に固定されている。圧縮ばね109の一端109bは、図示しない装置の一部に固定され、他端109aはソレノイド101のレバー101aに係合して、シャッタ102を図4の矢印Fの方向に付勢している。濃度センサ104と搬送ベルト116の間には、仮想線で示すシャッタ102が設けられ、このシャッタ102が、レバー101aの先端101bに係合していて、図示しないガイドによって、矢印F及びG方向に摺動可能となっている。ソレノイド101が通電されると、レバー部101aの先端101bは、圧縮ばね109の付勢力に抗して、図4のシャッタ102を矢印G方向に、移動させることができる。
図5は、図1の搬送ベルト116側から矢印E方向にみたセンサユニット114の平面図であり、シャッタ102が開いている状態を示す。装置の電源を投入すると、上記シャッタ102の上方に設けられたベルトユニット113が駆動される。電源投入から所定の時間が経過すると、ソレノイド101が通電されて、レバー101aを吸着する。ソレノイド101に吸着されて、レバー部101aが、図5に示す位置まで変位するので、シャッタ102が矢印G方向へ移動し、濃度センサ104が露出する。
濃度センサ104と対向するシャッタ102の面上には、濃度センサのキャリブレーションに使用するシート117が貼付されていて、このシート117が基準となる反射材として作用する。濃度センサ104がこのシート117を検出したときの出力値を基準値とする。図6は、(a)カラー用キャリブレーションの場合について、濃度センサ104から出力される光の進行方向を示す。カラー用キャリブレーションを行う場合は、シャッタ102を閉じて、濃度センサ104にシート117を対向させる。本実施の形態では、濃度センサ104の光源としてLEDを使用する。光源から出た光(実線)は、カラーキャリブレーション用のシート117の表面で反射される。濃度センサ104の面104aがシート117の表面に対して角度θをなすように、濃度センサ104を取り付けられている。これにより、光源から出射された光は正反射して、ブラック用センサ104bに入射し、乱反射して、カラー用センサ104cに入射する。キャリブレーションの基準反射材としては、カラートナーのセンサ出力用にはマンセルカラーチップ(N6)を用いる。
図6(b)は、ブラック用キャリブレーションの場合について、濃度センサ104から出力される光の進行方向を示す。ブラック用キャリブレーションを行う場合は、シャッタを開き、濃度センサ104に搬送ベルトを対向させる。この場合も、濃度センサ104の面104aが、搬送ベルト116の表面に対して角度θをなしている。これにより、光源から出射された光は、搬送ベルト116の表面で正反射して、ブラック用センサ104bに入射する。搬送ベルト116は、ボリイミド等の樹脂からなるフィルムであり、表面は滑らかで、光沢がある。搬送ベルトは、拡散反射を得にくいので、カラー用キャリブレーションには適さない。したがって、カラー用キャリブレーションに適した拡散反射が得られるような基準シートとしてシート117を採用している。
図7は濃度センサ104への光入力とセンサ出力の関係を示す。画像の濃度を検出する際は、LEDの出力光が、搬送ベルト116上に形成された画像により反射され、濃度センサ104の受光素子により検出される。したがって、濃度センサ104の出力信号は、画像の濃度に比例したアナログ信号である。濃度が低い(すなわち、白に近い)ほど反射光が多いので、センサ出力が大きい。濃度が高い(すなわち、黒に近い)ほどセンサ出力は小さい。制御部118(図9)は、このアナログ信号を受信してデジタル信号に変換し、画像の濃度を知る。しかし、濃度センサ104の受光素子の濃度対出力特性は、同型のセンサであっても、個々のセンサを比較した場合、例えば、図7に示すようにセンサAとセンサBのように、互いに、出力特性が異なる(ばらつきがある)場合がある。このばらつきは、センサ毎の特性ばらつき、センサの周囲温度の差、取り付け位置の誤差等に起因する。したがって、同一の画像の濃度を検出した場合でも、センサ毎に出力差がある。そこで、画像の濃度値を正しく知るには、後述のように、濃度センサ104の受光素子の出力をキャリブレーションしておく必要がある。
図8は、濃度を検出する濃度検出回路の構成を示す。濃度センサ104内部のLEDが発光し、その光が搬送ベルト116上の像により反射されて濃度センサ104内の受光器に入る。受光器は、カラー用とブラック用の2系統がある。LSIは、LEDに流す電流を設定するためのデジタルデータDAOを、クロックDACLKにより、D/A変換器DACへ出力し、ローディング信号DALD1によりローディングする。D/A変換器DACは、入力されたデジタル信号からアナログ信号を生成し、LED駆動回路に印加する。濃度センサ104の各出力は、OPAMPを利用したローパスフィルタを介して、CPUの10ビットADC(チャンネル0)で読みこむ。D/A変換器DACは、8ビットにて、256段階(0−5V)のLED電流を設定できるデジタルデータDAOを生成する。設定値の上限は、4.5Vとする。設定値と電圧との関係は、出力電圧=5×DAC設定値/256により与えられ、出力レベル最大時のD/A変換器の設定値=(4.5/5)×256≒230となる。すなわち、出力レベル最大時のD/A変換器DAC設定値は、十進法で表現すると230であり、16進法で表現するとE6である。
濃度センサ104の出力のキャリブレーションは下記のように行う。D/A変換器DACのデジタル出力を、変化させて、LEDの発光量を変化させる。この光は、キャリブレーションシート(カラーの場合)又はベルト(黒の場合)により反射されて、濃度センサ104により検出され、アナログ信号として、制御部に受信される。LEDを点灯する直前の濃度センサ104の出力値VからV+ΔVcal±Vになるまで、D/A変換器のデジタル出力を00から0Aずつ段階的に変化させ、V+ΔVcal±VになったときのD/A変換器のデジタル出力値を記録しておく。ここで、V+ΔVcalは、センサ出力が直線的に変化できる最大値付近にとると、センサ出力が直線的に変化する領域を有効に使用できる。しかし、最大値付近に取らなくてもかまわない。このセンサ出力が得られる光量が得られるように、LEDの電流値を決める。すなわち、V+ΔVcal±Vとなるときの電流値を与えるD/A変換器のデジタル出力値を記録しておき、装置の動作時には、このデジタル値により、LEDの電流値を設定する。したがって、濃度センサ毎に暗出力がばらついても、センサ出力が直線的に変化する領域を有効に使用して濃度を検出できる。したがって、基準の濃度に対応するセンサ出力と、実際の像の濃度に対応するセンサ出力との比の形で、実際の像の濃度を知ることができる。
図9は、本実施の形態に係わる装置の制御ブロック図である。CPU等で構成される制御部118は、装置全体の動作を制御するプログラムを実行する。制御部118は、シャッタ駆動部119に制御信号を送り、図4と図5に示すソレノイド101を介してシャッタ102を開閉駆動する。また、制御部118は図5に示す濃度センサ104から検出信号を受信して、後述のキャリブレーションや濃度補正を実行する。また、左側色ずれセンサ105と右側色ずれセンサ106からの検出信号に基づいて、画像形成部の駆動部120を駆動して、左右の色ずれを修正する。更に、キャリブレーションや濃度補正が終了してから、各画像形成ユニットY、M、C、Kへ制御信号を送出して、印刷動作を実行する。
図10は、本実施の形態に係わる装置の全体的な動作を示すフローチャートである。ステップS1において、装置の電源が投入される。ステップS2において、シャッタ102を閉じた状態で、濃度センサ104のキャリブレーションを行い、濃度センサ104のカラーに関する感度のばらつきに起因するセンサ104の出力誤差をなくす。シャッタ102を開いた状態で濃度センサ104のキャリブレーションを行い、濃度センサ104のブラックに関する感度のばらつきに起因する出力誤差を校正する。ステップS3において、シャッタ102を開いて、濃度補正を実行する。すなわち、ベルト上に基準トナー像を形成し、この基準トナー像の濃度を検出する。検出された濃度を基準にして、各画像形成ユニットでの画像形成条件を変更し、画像濃度の補正を行い所望の濃度に設定する。また、左右の色ずれを修正する。すなわち、搬送ベルト116上に各色のトナー像を重ねて形成する。支持部材103の両端に取り付けられた色ずれセンサ105と106が上記各色のトナー像を検知する。検出した色ずれの量に基づいて、各色の像の間に生じた位置ずれを検出し、各色の画像形成部による像形成のタイミング等を調整して、位置ずれを補正する。ステップS4において、シャッタ102を閉じて、印刷指令を待つ。
以上詳細に説明したように、本発明の実施例によれば、シャッタ102にキャリブレーション用のシート117を貼り付けて、このシャッタ102を濃度センサ104の上方でスライドするようにしたので、搬送ベルト116上に形成した画像の濃度補正を、より正確に行えるという効果がある。
図11は、カラートナー使用時における濃度センサ104のキャリブレーションの手順を示すフローチャートである。図12は、キャリブレーションの各ステップと、対応するD/A変換器DACの設定値の関係を示す。
ノイズの影響を避けるために、キャリブレーションはモータが停止した状態で行う。濃度センサ104の出力には、カラートナーのセンサ出力Vとブラックトナーのセンサ出力Vとがある。マンセルカラーチップN6を、キャリブレーション用シート117として使用して、カラーのキャリブレーションを行う。また、搬送ベルト116の表面を基準にして、ブラックのキャリブレーションを行う。
図7に示すセンサAを使用した場合を例にとって、カラーのキャリブレーションの例を説明する。図11のステップS1にて、電源を投入し、キャリブレーション用のシート117を、濃度センサ104と対向する位置まで移動させる。シート117は濃度センサ104のシャッタ102の裏面に貼りつけてあり、シャッタ102を閉じれば、濃度センサ104によりシート117の濃度が測定できる機構になっている。ステップS2において、濃度センサ104のLEDを発光させない場合の値(すなわち暗出力)として、00をD/A変換器DACに出力し、このときの濃度センサ104の出力Vを、V1として記憶する。ステップS3及びS4において、V>V+ΔVCALCとなるまで、D/A変換器DACの設定値を0Aずつ大きな値で増加させる。ステップS5及びS6において、Vが、V+ΔVCALC±Vの範囲内となるまで、D/A変換器DACの設定値を01ずつ小さな値で減らす。Vは後述のキャリブレーションマージン電圧である。ステップS7において、VがV+ΔVCALC±Vの範囲内となったときのD/A変換器DACの設定値DscをEEPROMに記憶し、カラートナーの濃度測定時には、この値を出力して濃度センサのLEDを発光させる。キャリブレーション用のシート117は、各色共通のシートとして使用されるので、色は、グレー等の中間色を用いるとよい。
図7に示すセンサAを使用した場合を例にとって、ブラックのキャリブレーションの例を説明する。図13は、ブラックトナー使用時における濃度センサ104のキャリブレーションの手順を示すフローチャートである。ステップS1において、図1に示すクリーニングブレードによって、搬送ベルト116上に付着しているトナーを掻き落とす。シャッタが開き、搬送ベルトの表面を濃度センサ104に対向させて、キャリブレーションターゲットをセットする。キャリブションの基準としての搬送ベルト116は、高い光の反射率を有する部材で構成されている。ステップS2において、D/A変換器DACに00をセットした場合の濃度センサ104の出力Vを、Vとして記憶する。ステップS3及びS4において、V>V+ΔVCALBとなるまで、D/A変換器DACの設定値を0Aずつ大きな値で増加させる。ここで、ΔVCALBは、濃度センサ104の出力が、暗出力から飽和出力となるまでの間で、直線的に変化する範囲内の値である。ステップS5及びS6において、V=V+VCALB±Vの範囲内となるまで、D/A変換器DACの設定値を01ずつ小さな値で減らす。ステップS7において、V=V+VCALB±Vの範囲内となったときのD/A変換器DACの設定値DsbをEEPROMに記憶し、ブラックトナーの濃度測定時には、この値を出力して濃度センサのLEDを発光させる。
画像濃度は、温度や湿度などの環境条件により変動する。濃度補正を行って、この画像濃度を環境条件に関係無く所定の濃度レベルとなるように調整する。したがって、定期的に搬送ベルト116上に濃度測定用パターンを印刷し、このパターンの濃度を測定する。経時変化や動作環境の変化等に伴って画像の濃度が変化した場合に、現像電圧及びヘッド光量を変化させることにより画像の濃度を調整する。
使用する濃度センサ104(例えば、GP2TC2、シャープ製)は、1つの赤外線LEDと2つの受光用ホトダイオードとを内臓する。2つのホトダイオードの取り付け角度は、図6に示すように、それぞれ鏡面反射光(黒色トナー用)及び拡散反射光(カラートナー用)を受光しやすいような値に設定されている
図14は、濃度補正の手順を示すフローチャートである。ステップS1において、各色のトナー像を搬送ベルト116上に順次形成する。ブラック用のセンサ104bが、ブラックのトナー像の濃度を検出し、カラーセンサ用のセンサ104cが、カラーのトナー像の濃度を検出する。すなわち、ブラックのトナー像検出時には、D/A変換器DACの値を、キャリブレーション時に決定されたDsbに設定してLEDを発光させ、ブラックのトナー像の濃度を読み取る。ブラック以外のカラーのトナー像検出時には、D/A変換器DACの値を、キャリブレーション時に決定されたDscに設定してLEDを発光させ、カラーのトナー像の濃度を読み取る。ステップS2において、濃度検出値に基づいて、各プロセスユニットの画像形成条件を変更し、所望の濃度になるように、対応するトナー画像の濃度を補正する。画像形成条件は、例えば、現像バイアスを調整したり、露光手段の露光量の調整をすることにより変更する。このうち、露光手段の露光量の調整は、他の条件に影響を与えないので最も簡単に実行できる。
図15と図16は実施の形態1の改変例を示す平面図である。この改変例は、シャッタ112の形状のみが実施の形態1と異なり、他の構成は従来技術と同様なので説明は省略する。すなわち、シャッタ112が閉じた時、シャッタ112の両端部112a、112bがそれぞれ左側色ずれセンサ105と右側色ずれセンサ106とを覆う。装置の電源を投入すると、ソレノイド101が通電されてレバー101aを吸着し、シャッタ112が開く。その後、濃度補正や色ずれ補正が実行される。濃度補正や色ずれ補正が終了すると、ソレノイド101の通電が切れ、シャッタ112が閉じる。
上記改変例によれば、シャッタ112が閉じた時、シャッタ112の両端部112aと、112bが、それぞれ、左側色ずれセンサ105と右側色ずれセンサ106とを覆うので、色ずれ補正の終了後に、ベルトに付着したトナーが各色ずれセンサの表面に落下するのを防止できるという効果がある。
実施の形態2
図17は、実施の形態2を示す斜視図である。図18は、ブレードとセンサカバーとの位置関係を示す側面図である。左側色ずれセンサ225と右側色ずれセンサ226に、左側センサカバー221と右側センサカバー222がかぶせられる。左側センサカバー221と右側センサカバー222は透明なプラスチック材料からなる成形品であり、支持部材227に係止されている。
一方、シャッタ228の端部228aと228bは、それぞれ、左側センサカバー221と右側センサカバー222とに対面している。端部228aには、左側ブレード223が一定の角度でセンサカバー221に向かって延伸するように固着される。左側ブレード223の先端は、一定の角度でセンサカバー221を弾性的に押圧する。また、端部228bには、右側ブレード224が一定の角度でセンサカバー222に向かって延伸するように固着される。右側ブレード224の先端は、一定の角度でセンサカバー222を弾性的に押圧する。装置の電源を投入すると、実施例1の改変例の場合と同様に、シャッタ228がスライドし、色ずれ補正が行われる。シャッタの開閉動作が行われるたびに、左側ブレード223と右側ブレード224はそれぞれ左側センサカパ―221と右側センサカバー222の表面を擦る。左右ブレード223と224の摺動作用により、色ずれセンサの表面に付着したトナーを除去できる。
実施の形態3
図19は、実施の形態3の要部を示す斜視図である。支持部材331の支点部331aと331bに、シャフト332が回転可能に挿通してあり、シャフト332の両端付近には、左ギア336と右ギア337が固着される。シャフト332の一方の端には電磁クラッチ335が設けられている。電磁クラッチ335のギア部335aは、アイドルギヤ334を介して、モータ333のギヤ333aと噛合している。
一方、支持部材331の一方の端部には、実施の形態2と同様に、左側基板340に色ずれセンサ342と左側センサカバー344が取り付けられており、他方の端部には、右側基板41に色ずれセンサ343及び右側センサカバー345が取り付けられている。前記シャフト332の両端に固着された左ギヤ336と右ギヤ337は、それぞれ、左側ブレード346を固着した左ラック338と、右側ブレード347を固着した右ラック339とに噛み合っている。左ラック338と右ラック339は図示せぬガイドにより案内され、矢印H及びK方向に摺動可能となっている。
先ず電源を投入すると、モータ333が駆動を始める。次にクラッチ335を通電すると、ギア335aとシャフト332が固着状態になる。したがって、モータ333の回転が、ギア334とクラッチギア335aを介してシャフト332に伝達されるので、左ギヤ336と右ギヤ337が回転する。左ギヤ336と右ギヤ337の回転により、左側ラック338と右側ラック339が矢印H及びK方向に摺動するので、実施の形態2と同様に、左側ブレード346と右側ブレード347が、それぞれ、左側センサカバー344と右側センサカバー345の表面を擦る。モータ333の正転及び逆転によりブレード346と347の摺動方向が変わる。
実施の形態3では、実施の形態2で用いたソレノイド101の代わりにモータ333を使用しているので、他の駆動用に使用するモータを兼用することができ、ソレノイド101を不要とし、安価な装置を提供できる。
また、図1に示されるように、実施の形態3の画像形成装置には、色ずれセンサ及び濃度センサを使用しないときに、これらのセンサを覆うシャッタ及びその開閉機構(図1に破線で示す構成30)が備えられている。
実施の形態4
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、カラーのキャリブレーション用のシートをシャッタに設けるとともに、カラー用のキャリブレーション及び濃度センサのキャリブレーションを行う。図20及び図21はそれぞれ、図1に示された構成30(すなわち、色ずれセンサ403a,403b及び濃度センサ406を覆うシャッタ及びその開閉のための構成)を示す斜視図及び分解斜視図である。色ずれセンサ403a,403b及び濃度センサ406を支持するフレーム404は、ベルト駆動ローラ25(図1)の軸方向に長い支持板440を有している。支持板440の長手方向両端には、互いに平行な一対の側板441a,441bが取り付けられている。
図21に示すように、支持板440の長手方向両端部における下端から後方に底部447a,447bが延び、底部447a,447bの後端から上方に鉛直部448a,448bが延び、鉛直部448a,448bの上端から後方にセンサ支持部442a,442bが延びている。色ずれセンサ403a,403bは、検出面(発光素子及び受光素子が形成された面)を上に向けた状態で、取り付け板430a,430bに取り付けられている。これらの取り付け板板430a,430bは、センサ支持部442a,442bの下側にネジ432a,432bにより固定されており、色ずれセンサ403a,403bは、センサ支持部442a,442bに形成された孔部を貫通して上方に突出している。
支持板440の長手方向略中央部における下端から後方に底部444a,444bが延び、底部444a,444bの後端から上方に鉛直部445a,445bが延び、底部444a,444b及び鉛直部445a,445bに濃度センサ406が取り付けられている。
側板441a,441bは、ベルト駆動ローラ25(図1)が軸受(図示せず)を介して装着されるローラ装着部443a,443bを有している。側板441aには、後述する歯車列を保持する歯車支持フレーム455(図20)が取り付けられている。
側板441a,441bの間には、色ずれセンサ403a,403b及び濃度センサ406を覆うシャッタ(遮蔽部材)405が設けられている。シャッタ405は、ベルト駆動ローラ25(図1)の軸方向に延びた軸線を中心とした円筒の一部をなす壁部450と、この壁部450の軸線方向における両端部に形成された扇形状部451a,451bとを有している。扇形状部451a,451bは、側板441a,441bに略対向している。扇形状部451a,451bには、互いに同軸の支軸部452a,452bが形成されている。支軸部452aは、歯車支持フレーム455に形成された係合孔446a(図20)に係合し、支軸部452bは、側板441bに形成された係合孔446bに係合している。
次に、シャッタ405を開閉するための構成について説明する。図22(a)及び22(b)は、シャッタ405が閉位置にあるときの構成30を示す斜視図及び側面図である。図23(a)及び23(b)は、シャッタ405が開位置にあるときの構成30を示す斜視図及び側面図である。図22(a)及び22(b)に示すように、シャッタ405が閉位置にあるときには、壁部450が色ずれセンサ403a,403b及び濃度センサ406とベルト116との間に位置する。一方、図23(a)及び23(b)に示すように、シャッタ405が開位置にあるときには、壁部450がセンサ403a,403b及び濃度センサ406(図20)とベルト116との間から退避する。
シャッタ405の回動は、ベルト駆動ローラ25(図1)の駆動力を利用して行われる。図22(a)に示すように、シャッタ405の扇形状部451aの外周に沿って、セクタ歯車である第1歯車461が一体に形成されている。第1歯車461と同軸に、この第1歯車461よりも半径の小さいセクタ歯車である第2歯車462が一体に形成されている。第1歯車461及び第2歯車462の中心軸線は、上記の支軸452aの中心軸線Oと一致している。
図22(c)に模式的に示すように、第1歯車461の中心軸線Oについての中心角度aは、第2歯車462の中心軸線Oについての中心角度bとほぼ同じである。但し、第1歯車461及び第2歯車462は、中心軸線Oを中心として、第1歯車461が第2歯車462よりも図中時計回り方向に変位するよう構成されている。
図22(b)に示すように、第2歯車462には、歯車支持フレーム455により回転可能に支持された第3歯車463が係合している。第1歯車461及び第3歯車463の何れかに択一的に係合するように、回転軸方向(すなわち、中心軸線Oの方向)に直進移動可能な第4歯車(移動歯車)464が設けられている。この第4歯車464は、図22(a)に示すソレノイド467の磁性体よりなるスライドシャフト467aの先端に固定されており、スライドシャフト467aと共に直進移動する。第4歯車464には、歯車支持フレーム455により回転可能に支持された第5歯車465が係合しており、この第5歯車465には、ベルト駆動ローラ25(図1)の軸部に取り付けられた第6歯車466が係合している。これらの歯車461〜466は、ベルト駆動ローラ25の回転をシャッタ405に伝達するものである。
図24(a)及び24(b)は、上述した歯車461〜466よりなる歯車列の作用を示す模式図である。図24(a)に示すように、ソレノイド(選択手段)467により駆動される第4歯車464が突出位置にあるときには、この第4歯車464は、第1歯車461に係合している。このとき、ベルト駆動ローラ(回転体)25に取り付けられた第6歯車466の回転は、第5歯車465及び第4歯車464という2つの歯車を経て、シャッタ405に形成された第1歯車461に伝達される。これにより、第1歯車461は第6歯車466と反対の方向に回転し、シャッタ405は開位置から閉位置に回動する。一方、図24(b)に示すように、第4歯車464が退避位置にあるときには、この第4歯車464は、第3歯車463に係合している。このとき、ベルト駆動ローラ25に取り付けられた第6歯車466の回転は、第5歯車465、第4歯車464及び第3歯車463という3つの歯車を経て、シャッタ405に形成された第2歯車462に伝達される。これにより、第1歯車461は第6歯車466と同じ方向に回転し、シャッタ405は閉位置から開位置に回動する。
なお、シャッタ405が開位置から閉位置に回動したときには、図22(b)に示すように、第1歯車461は第4歯車464から外れる位置まで回動するため、この状態では、ベルト駆動ローラ25の回転はシャッタ405には伝達されない。但し、第2歯車462と第3歯車463とは係合しているため、第4歯車464が退避方向に移動して第3歯車463に係合すると、ベルト駆動ローラ25の回転が再びシャッタ405に伝達されるようになる。一方、シャッタ405が閉位置から開位置に回動したときには、図23(b)に示すように、第2歯車462は第3歯車463から外れる位置まで回動するため、この状態では、ベルト駆動ローラ25の回転はシャッタ405には伝達されない。但し、第1歯車461は、第4歯車464が突出方向に移動したときに係合可能な位置にあり、第4歯車464が突出方向に移動して第1歯車461に係合すると、ベルト駆動ローラ25の回転が再びシャッタ405に伝達されるようになる。
図25は、画像形成装置の制御系を示すブロック図である。画像形成装置の制御部412は、上述した色ずれセンサ403a,403b、濃度センサ406及び記録紙センサ27a〜27dのほか、コマンド・画像処理部411に接続されている。コマンド・画像処理部411は、インターフェース101を介して外部のコンピュータから入力されたコマンド及び画像データを処理する。制御部412は、また、LED制御部413、高圧制御部414及びヒータ415に接続され、これらを制御する。LED制御部413は、画像形成部2K,2Y,2M,2Cの各LEDヘッド22の制御を司る。高圧制御部414は、画像形成部2K,2Y,2M,2Cにおける帯電電圧、現像バイアス電圧及び転写バイアス電圧等の制御を司る。制御部412は、さらに、定着ローラ16bを回転駆動する定着モータ(定着駆動部)416、ベルト駆動ローラ25を回転駆動するベルト駆動モータ(トナー担持体駆動部)417、給紙ローラ13等を回転させる給紙モータ418、各画像形成部2K,2Y,2M,2Cにおける感光体ドラム20を回転させるドラムモータ(画像形成駆動部)419K,419Y,419M,419Cを駆動制御する。
次に、このように構成された画像形成装置の動作について説明する。画像形成装置の制御部412は、画像形成装置の電源を投入した後(又は現像ユニット23若しくは転写器24を交換した後に)、定着ローラ16aのヒータ415の加熱を開始し、次いで、シャッタ405を開位置に回動させる処理を行う。
すなわち、制御部412は、まず、図24(b)に示すように、ソレノイド467を駆動して第4歯車464を退避方向に移動させ、この第4歯車464を第3歯車463に係合させる。次いで、制御部412は、ベルト駆動モータ417(図25)を駆動し、ベルト駆動ローラ25を回転させる。ベルト駆動ローラ25が回転すると、ベルト116がA方向(図1)に移動する。さらに、ベルト駆動ローラ25に取り付けられた第6歯車466の回転が、第5歯車465、第4歯車464及び第3歯車463を経由して、シャッタ405に形成された第2歯車462に伝達され、これによりシャッタ405は閉位置から開位置に回動する。制御部412は、シャッタ405が開位置に回動した後もベルト駆動モータ417の駆動を継続し、ベルト駆動ローラ25の回転を継続する。
シャッタ405を開位置に回動させたのち、制御部412は、色ずれ補正処理を行う。すなわち、制御部412は、LED制御部413及び高圧制御部414を駆動し、画像形成部2K,2Y,2M,2Cにより色ずれ検出用のトナー像を形成し、転写器24によりベルト116の幅方向両端近傍に色ずれ検出用のパターンを順に転写する。次いで、色ずれセンサ403a,403bが、ベルト116に形成されたパターンを検出する。黒色トナーで形成されたパターンの光反射率、イエロートナーで形成されたパターンの光反射率、マゼンタトナーで形成されたパターンの光反射率、シアントナーで形成されたパターンの光反射率、及びベルト116表面の光反射率は、異なる。このため、色ずれセンサ403a,403bのそれぞれは、ベルト116上に形成された色ずれ検出用のパターンの位置及び色に応じた波形の電圧信号を出力する。制御部412は、色ずれセンサ403a,403bから出力された電圧信号を受信し、受信した電圧信号に基づいてベルト116上に形成された各パターンのずれ量を検出し、検出されたずれ量に応じて、画像形成部2K,2Y,2M,2Cにおけるトナー像の形成タイミングを調整する。この調整は、画像形成部2K,2Y,2M,2Cの各LEDヘッド22による静電潜像の形成タイミングの調整により行われる。すなわち、制御部412は、主走査方向及び副走査方向(すなわち、ベルト116の幅方向及び進行方向)における各色のパターンのずれを補正するために、各LEDヘッド22による走査位置及び走査開始タイミングを調整する。
色ずれ補正処理が完了したのち、制御部412は、シャッタ405を閉位置に回動させる処理を行う。すなわち、制御部100は、図24(a)に示すように、ソレノイド467を駆動して第4歯車464を突出方向に移動させ、第1歯車461に係合させる。これにより、ベルト駆動ローラ25に取り付けられた第6歯車466の回転は、第5歯車465及び第4歯車464を経て、シャッタ405に形成された第1歯車461に伝達され、シャッタ405は開位置から閉位置に回動する。
なお、必要な場合には、濃度補正処理が実行される。濃度補正処理は、例えば、累積印刷枚数が一定値に達したときに実行される。この濃度補正処理においては、制御部412は、LED制御部413及び高圧制御部414を駆動し、画像形成部2K,2Y,2M,2Cにより濃度検出用のトナー像を形成し、転写器24によりベルト116の幅方向中央部に濃度検出用のパターンを順に転写する。次いで、濃度センサ4066が、ベルト116に形成されたパターンを検出する。濃度センサ406は、ベルト116上に形成された濃度検出用のパターンの位置及び濃度に応じた波形の電圧信号を出力する。制御部412は、濃度センサ406から出力される電圧信号に応じて、画像形成部2K,2Y,2M,2Cの各現像ユニット23に、現像パラメータ等を調整する指示を送信する。
シャッタ405を閉位置に移動させたのち、外部のコンピュータ等からの指示に基づき、画像形成処理が行われる。すなわち、制御部412は、定着モータ416及びベルト駆動モータ417を駆動して、定着ローラ16a及びベルト駆動ローラ25を回転させ、さらに、ドラムモータ419K,419Y,419M,419Cを駆動して、各画像形成部2K,2Y,2M,2Cの感光体ドラム20、帯電ローラ21、現像ローラ23a及び供給ローラ23bを回転させる。制御部412は、さらに、給紙モータ418を駆動して、給紙ローラ13を回転させ、記録紙Pを収容室10外に送り出す。収容室10から送り出された記録紙Pは、搬送ローラ対14,15を経てベルト116に保持され、A方向に搬送される。さらに、制御部412は、高圧制御部414を駆動し、各画像形成部2K,2Y,2M,2Cの帯電ローラ21及び現像ローラ23aに電圧を印加する。
記録紙Pの先端が所定の位置を通過すると、制御部412は、コマンド・画像処理部411から画像形成部2KのLEDヘッド22に、ブラックの画像データを送信する。画像形成部2Kでは、LEDヘッド22が感光体ドラム20を露光し、静電潜像を形成する。この静電潜像には、現像ローラ23aによりトナーが付着し、ブラックのトナー像が形成される。記録紙Pの先端が、画像形成部2Kの転写器24上に達したところで、高圧制御部414が転写器24に転写バイアス電圧を印加し、感光体ドラム20の表面に形成されたブラックのトナー像が記録紙Pに転写される。同様に、画像形成部2Y,2M,2Cにおいても、イエロー、マゼンタ及びシアンのトナー像が記録紙Pに転写される。
画像形成部2K,2Y,2M,2Cを通過した記録紙Pは、定着装置16に搬送される。定着装置16では、定着ローラ16aとプレスローラ16bとの間で記録紙Pが加熱及び加圧され、記録紙P上に各色のトナー像が定着する。定着装置16によりトナー像が定着された記録紙Pは、排出ローラ対17,18を経て、排出部19に排出される。
以上説明したように、実施の形態4の画像形成装置においては、色ずれセンサ403a,403bを用いた色ずれ検出時及び濃度センサ406を用いた濃度検出時にのみシャッタ405を開放し、それ以外の期間には色ずれセンサ403a,403b及び濃度センサ406をシャッタ405により覆うように構成した。このため、装置内に浮遊するトナーが色ずれセンサ403a,403b及び濃度センサ406に付着する機会を少なくでき、その結果、色ずれ補正及び濃度補正を安定して行うことができる。
また、ベルト駆動ローラ25の回転を利用してシャッタ405の開閉を行うよう構成したので、シャッタ405を開閉するための専用の駆動源が不要になる。ソレノイド467を設けてはいるが、第4歯車464(図24)を直進移動させるだけの駆動力を有していればよいため、小型のソレノイドで十分である。従って、装置の大型化及び価格上昇を抑制することができる。
なお、実施の形態4では、ベルト駆動モータ417の駆動力を利用してシャッタ405を駆動するようにしたが、定着モータ416や他のモータ(例えば、ドラムモータ419K,419Y,419M,419C)の駆動力を利用してシャッタ405を駆動してもよい。また、実施の形態4の説明では、記録紙を搬送するベルト116が色ずれ又は濃度検出用のトナー像を担持すると説明したが、他の構成も可能である。すなわち、各感光体で形成されたトナー像をベルト(中間転写体)上に順次重ね合わせ、このベルト上に重ね合わせたトナー像を一括して記録紙に転写する中間転写方式の画像形成装置において、当該ベルトが色ずれ又は濃度検出用のトナー像を担持するようにしてもよい。
実施の形態5
本実施の形態5においても、実施の形態1と同様に、カラーのキャリブレーション用のシートをシャッタに設けるとともに、カラー用のキャリブレーション及び濃度センサのキャリブレーションを行う。図26は、実施の形態5に係る画像形成装置の構成を概略的に示す図である。図26において、図1の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図26に示されるように、実施の形態5の画像形成装置には、機構31が備えられている。機構31は、色ずれセンサ503a,503b及び濃度センサ506を覆うシャッタ及びその開閉のための駆動機構を有する。
図27、図28及び図29は、図26に示された構成31を示す斜視図、分解斜視図及び平面図である。本実施の形態において、色ずれセンサ503a,503b及び濃度センサ506を支持するフレーム507は、ベルト駆動ローラ25(図8)の軸方向と平行に延びる支持板570を有しており、この支持板570の長手方向両端から後方に、側部571a,571bが延びている。側部571a,571bには、ベルト駆動ローラ25が軸受(図示せず)を介して装着されるローラ装着部572a,572bが形成されている。
図28に示すように、支持板570の長手方向両端部における下端から底部573a,573bが延び、底部573a,573bの後端から上方に鉛直部574a,574bが延び、鉛直部574a,574bの上端から後方にシャッタ支持部575a,575bが延びている。シャッタ支持部575a,575bの内側に隣接して、これらシャッタ支持部575a,575bよりも低い位置に、センサ支持部576a,576bがそれぞれ形成されている。
実施の形態4と同様、色ずれセンサ503a,503bは、検出面を上に向けた状態で、取り付け板板530a,530bに取り付けられている。取り付け板板530a,530bは、センサ支持部576a,576bの下側にネジ532a,532bにより固定されている。色ずれセンサ503a,503bは、センサ支持部576a,576bに形成された孔部を貫通して上方に突出している。なお、色ずれセンサ503a,503bの上面及び側面は、センサ支持部576a,576b上に設けられたアクリル樹脂等よりなる透明のカバー579a,579bによって覆われている。
支持板570には、また、実施の形態4と同様に構成された底部544a,544b及び鉛直部545a,545bが形成されており、これら底部544a,544b及び鉛直部545a,545bには、濃度センサ506が支持されている。
シャッタ支持部575a,575bには、色ずれセンサ503a,503b及び濃度センサ506を覆うシャッタ(遮蔽部材)508が支持されている。このシャッタ508は、ベルト駆動ローラ25(図26)の軸方向に長く、シャッタ支持部575a,575b上で水平に支持される板状の水平部580と、この水平部580の前端(支持板570側の端部)において下方に屈曲し、支持板570と平行に延びた鉛直部581とを有している。水平部580の長手方向両端には、開口部582a,582bが形成されており、この開口部582a,582bには前後方向に延びたレール583a,583bが形成されている。これらレール583a,583bは、シャッタ支持部575a,575bに形成された案内部材577a,577bに係合しており、これによりシャッタ508が前後方向に摺動案内されている。また、シャッタ508の鉛直部581と支持板570との間には、シャッタ508を支持板570から離れる方向に(すなわち後方に)付勢するコイルバネ578が設けられている。
シャッタ508の水平部580には、開口部582a,582bの内側にそれぞれ隣接して、略四角形の開口部584a,584bが形成されている。また、シャッタ508の水平部580の長手方向中央部には、略四角形の開口部584cが形成されている。シャッタ508が、図11に示す第1の位置(開位置)にあるときには、開口部584a,584bが色ずれセンサ503a,503bの上方に位置し、開口部584cが濃度センサ506の上方に位置する。一方、シャッタ508が後方に移動すると、シャッタ508の水平部580における開口部以外の部分が、色ずれセンサ503a,503b及び濃度センサ506を覆う。
なお、図28に示すように、開口部584c,584bの近傍には、シリコンゴム等の弾性体からなるブレード589a,589bが、色ずれセンサ503a,503bのカバー579a,579bの上面にそれぞれ接触するように取り付けられている。シャッタ508の移動に伴って、ブレード589a,589bが透明カバー579a,579bの上面に接触しながら移動し、透明カバー579a,579bの上面に付着した異物を除去するよう構成されている。
図36(a)及び36(b)は、シャッタ508の開閉のための駆動系を示す図であり、この駆動系の各歯車をピッチ円により表したものである。シャッタ508の底部585には、前後方向に延びたラック586が取り付けられている。フレーム507の下側には、ラック586に係合するように、ピニオン587が設けられている。ピニオン587は、フレーム507に取り付けられた図示しない支持部材によって回転可能に支持されている。
シャッタ508の開閉は、定着ローラ16aを回転駆動する定着モータ516の駆動力を利用して行う。定着モータ516の出力軸には、モータ歯車592が取り付けられている。このモータ歯車592に係合するように、主歯車592が設けられている。主歯車592と同軸に、この主歯車592よりも径の小さい小径歯車593が一体形成されている。主歯車592及び小径歯車593は、共通の軸Sにより回転可能に支持されている。小径歯車593に係合するように、揺動レバー599に支持された揺動歯車594及び揺動歯車595が設けられている。揺動レバー599は、長尺状の部材を略中央部で屈曲させた形状を有し、その略中央部を上記の軸Sが貫通し、この軸Sを中心として揺動可能となっている。揺動レバー599の両端には、揺動歯車594,595を支持するための支軸部594a,595aが突出形成されている。揺動レバー599の時計回り方向及び反時計回り方向の揺動範囲を規制する位置に、ストッパーピン599a,599bがそれぞれ設けられている。
図30(a)に示すように、定着モータ516が図中時計回り(正方向)に回転すると、その出力軸に取り付けられたモータ歯車591が図中時計回りに回転し、これに係合する主歯車592は図中反時計回りに回転する。主歯車592と一体形成された小径歯車593も、図中反時計回りに回転する。小径歯車593と揺動歯車594,595との係合、及び揺動歯車594,595と支軸594a,595aとの間の摩擦により、揺動レバー599が図中反時計回りに揺動する。揺動レバー599が図中反時計回りに揺動したときに揺動歯車594が係合する位置に、定着ローラ16a(図8)を回転させるための定着ローラ駆動歯車597が設けられている。この定着ローラ駆動歯車597には、排出ローラ対17,18を回転させるための排出ローラ駆動歯車598が係合している。
一方、図30(b)に示すように、定着モータ516が図中反時計回り(逆方向)に回転すると、その出力軸に取り付けられたモータ歯車592が図中反時計回りに回転し、これに係合する主歯車592は図中時計回りに回転する。主歯車592と一体形成された小径歯車593も、図中時計回りに回転する。これにより、揺動レバー599が図中時計回りに揺動する。揺動レバー599が図中時計回りに揺動したときに揺動歯車594が係合する位置に、駆動歯車596が設けられている。この駆動歯車596は、上述したピニオン587と、軸596a(図28)を介して一体に連結されている。
次に、このように構成された画像形成装置の動作について説明する。画像形成装置の制御部512は、画像形成装置の電源を投入した後(又は現像ユニット23等を交換した後に)、定着ローラ16aのヒータ515の加熱を開始し、次いで、シャッタ5を閉位置から開位置に移動させる処理を行う。
すなわち、制御部512は、図30(a)に示すように定着モータ516を一旦図中時計回りに回転させ、揺動レバー599を図中反時計回りに揺動させてストッパーピン599bに当接させる。次いで、制御部512は、図30(b)に示すように、定着モータ516を図中反時計回り方向に一定のパルス数だけ回転させ、揺動レバー599を図中時計回りに揺動させてストッパーピン599aに当接させる。これにより、揺動歯車594が駆動歯車596に係合する。
揺動歯車594と駆動歯車596との係合により、定着モータ516の駆動力が、モータ歯車591、主歯車592、小径歯車593、揺動歯車594、駆動歯車596、ピニオン587及びラック586を介して、シャッタ508に伝達される。定着モータ516がさらに図中反時計回りに回転すると、シャッタ508は、コイルバネ578の付勢力に抗して、前方(図12(B)における右方向)に移動する。これにより、シャッタ508の開口部584a,584bが色ずれセンサ503a,503bの上方に位置する。また、シャッタ508の開口部584cが濃度センサ506の上方に位置する。
なお、制御部512による定着モータ516の回転制御は、モータパルス数のみに基づくいわゆるオープンループ制御である。最初に揺動レバー599をストッパーピン599bに当接させるようにしたのは、揺動レバー599を一旦初期位置に移動させるためである。
シャッタ508を閉位置に移動したのち、制御部512は、実施の形態4で説明したように、色ずれ補正処理を実行する。色ずれ補正処理が実行されている間は、定着モータ516の回転は行わない。
図30(a)と図30(b)は、実施の形態5に係る画像形成装置におけるシャッタを開閉するための駆動系を示す図である。色ずれ補正処理を完了したのち、制御部512は、シャッタ508を閉位置に移動させる処理を行う。すなわち、制御部512は、図30(a)に示すように、定着モータ516を図中時計回りに回転させる。シャッタ508は、コイルバネ578の付勢力により、後方(図30(a)における左方向)に移動する。シャッタ508が閉位置に移動すると、色ずれセンサ503a,503b及び濃度センサ506は、シャッタ508の開口部以外の部分により覆われる。この状態で、コイルバネ578は延びきった状態になり、駆動歯車596と揺動歯車594との間には付勢力が作用しなくなるので、揺動歯車594が駆動歯車596から離間し、揺動レバー599が図中反時計回りに揺動する。これにより、揺動歯車595が定着ローラ駆動歯車597に係合し、定着ローラ16a及び排出ローラ17,18が回転を開始する。なお、第1の実施の形態と同様、必要に応じて、濃度補正処理が行われる。
なお、図30(a)及び30(b)に示すように、シャッタ508の開閉に伴い、シャッタ508に取り付けられた弾性体のブレード589a,589bが、透明カバー579a,579bの上面に接触しつつ移動して異物を除去する。これにより、シャッタ508の開口部584a,584b等から侵入したトナーが透明カバー579a,579bに付着したとしても、ブレード589a,589bにより除去される。
シャッタ508を開閉する上記の処理は、ヒータ515の通電開始後、ヒータ515が一定温度(約100℃)に達するまでの時間内に行う。ヒータ515が一定温度に達したのち、定着ローラ16aの温度が均一化するように定着ローラ16aを所定時間回転させ、その後、画像形成処理を開始する。このようにすれば、ヒータ515が一定温度に達した後、速やかに画像形成処理を開始することができるからである。
以上説明したように、実施の形態5の画像形成装置においては、色ずれセンサ503a,503bを用いた色ずれ検出時及び濃度センサ506を用いた濃度検出時にのみシャッタ508を開放し、それ以外の期間には色ずれセンサ503a,503b及び濃度センサ506をシャッタ508により覆うように構成した。このため、装置内に浮遊するトナーが色ずれセンサ503a,503b及び濃度センサ506に付着する機会を少なくでき、その結果、色ずれ補正及び濃度補正を安定して行うことができる。
また、定着モータ516の駆動力を利用してシャッタ508の開閉を行うよう構成したので、シャッタ508の開閉のための専用の駆動源が不要になる。従って、装置の大型化及び価格上昇を抑制することができる。
加えて、定着ローラ16aの加熱を開始してから一定温度に達するまでの間にシャッタ508の開閉を行うよう構成したので、記録紙Pへの画像形成を速やかに開始することができる。
また、定着モータ516が一の方向に回転しているときには、定着モータ516の駆動力が定着ローラ16aに伝達され、定着モータ516が反対方向に回転しているときには、定着モータ516の駆動力がシャッタ508に伝達されるよう構成したので、定着モータ516の回転方向を切り替えるだけで動力伝達系統を切り替えることができる。そのため、動力伝達系統を切り替えるための駆動源(ソレノイド等)が不要になる。
なお、実施の形態5では、定着モータ516の駆動力を利用してシャッタ508を駆動するようにしたが、ベルト駆動モータ106や他のモータ(例えば、ドラムモータ519K,519Y,519M,519C)の駆動力を利用してシャッタ508を駆動してもよい。また、実施の形態5は、第1の実施の形態と同様、中間転写方式の画像形成装置にも適用することができる。
実施の形態6
本実施の形態6においても、実施の形態1と同様に、カラーのキャリブレーション用のシートをシャッタに設けるとともに、カラー用のキャリブレーション及び濃度センサのキャリブレーションを行う。図31は、実施の形態6に係るシャッタ608及びその開閉のための構成を示す図であり、シャッタ608の開閉のための各歯車をピッチ円で表したものである。本実施の形態では、シャッタ608を開位置に移動させる際の定着モータ616の回転制御方法が実施の形態5と異なっている。その他の構成は、実施の形態5と同様である。
すなわち、本実施の形態6では、シャッタ608の裏面608aに、ベルト116の表面(例えば黒色)と異なる反射率を持つ例えば白色のシールを貼る。これにより、色ずれセンサ603a,603bは、シャッタ608の裏面608aに対向しているときとベルト116に対向しているときとで異なるレベルの信号を出力するようになる。従って、シャッタ608が閉位置から開位置に移動し、シャッタ608の開口部684a,684bの端縁が色ずれセンサ603a,603b上を通過すると、色ずれセンサ603a,603bの出力が変化する。従って、制御部612は、色ずれセンサ603a,603bの出力の変化から、シャッタ608の開口部684a,684bの端縁が色ずれセンサ603a,603b上を通過したことを検知する。制御部612は、色ずれセンサ603a,603bの出力変化に基づき、シャッタ608の開口部684a,684bの端縁が色ずれセンサ603a,603b上を通過したことを検知したのち、一定のパルス数だけ定着モータ616を回転させて停止する。
実施の形態6によれば、色ずれセンサ603a,603bの出力変化により、シャッタ608が閉位置から開位置までの所定の位置を通過したことを検知し、それに基づいて定着モータ616の回転を制御しているので、定着モータ616の回転をオープンループ制御する場合に比較して、シャッタ608を正確に開位置に移動させることが可能になる。
特に、定着モータ616の回転をオープンループ制御する場合、揺動レバー699を一旦初期位置(ストッパーピン699bに当接する位置)に移動させる必要があるが、本実施の形態では、初期位置に移動させる必要がないため、シャッタ608を開位置に移動させる処理を短時間で行うことができる。
また、オープンループ方式で定着モータ616の回転を制御する場合、揺動レバー699にかかる摩擦負荷の変動や、揺動歯車694が駆動歯車696に係合する際のがたつき等により、シャッタ608の停止位置がばらつく可能性がある。そのため、色ずれ補正時に開口部684a,684bを色ずれセンサ603a,603b上に確実に位置させるためには、シャッタ608の停止位置のばらつきを考慮して、開口部684a,684bを大きく形成しなければならない。これに対し、本実施の形態では、シャッタ608が所定の位置を通過したことを検知し、それに基づいて定着モータ616の回転を制御しているので、シャッタ608の停止位置のばらつきが極めて少なく、それだけ開口部684a,684bを小さく形成することができる。すなわち、開口部684a,684bからのトナーの侵入を抑制する(密閉性を高める)ことができる。なお、実施の形態6は、実施の形態4と同様、中間転写方式の画像形成装置にも適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を概略的に示す図である。 定着器側から見た、センサユニットとベルトユニットを示す部分斜視図である。 定着器側から見た、センサユニットとベルトユニットを示す部分正面図である。 図1の搬送ベルト側から矢印E方向にみたセンサユニットの平面図であり、シャッタが閉じている状態を示す。 図1の搬送ベルト側から矢印E方向にみたセンサユニットの平面図であり、シャッタが開いている状態を示す。 キャリブレーションの際に濃度センサから出力される光の進行方向を示し、(a)はカラー用キャリブレーションの場合を示し、(b)は、ブラック用キャリブレーションの場合を示す。 濃度センサへの光入力とセンサ出力の関係を示す。 濃度を検出する濃度検出回路の構成を示す。 本実施の形態に係わる装置の制御ブロック図である。 本実施の形態に係わる装置の全体的な動作を示すフローチャートである。 カラートナー使用時における濃度センサのキャリブレーションの手順を示すフローチャートである。 キャリブレーションの各ステップと、対応するD/A変換器の設定値の関係を示す。 ブラックトナー使用時における濃度センサのキャリブレーションの手順を示すフローチャートである。 濃度補正の手順を示すフローチャートである。 本発明に係わる実施の形態1の改変例を示す平面図である。 本発明に係わる実施の形態1の改変例を示す平面図である。 実施の形態2を示す斜視図である。 ブレードとセンサカバーとの位置関係を示す側面図である。 実施の形態3の要部を示す斜視図である。 図1に示された実施の形態4の構成を示す斜視図である。 図1に示された構成を示す分解斜視図である。 シャッタが閉位置にあるときの構成を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は第1歯車と第2歯車の位置関係を示す図である。 シャッタが開位置にあるときの構成を示し、(a)は斜視図(b)は側面図である。 (a)及び(b)は、歯車列の作用を示す模式図である。 画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態5に係る画像形成装置の構成を概略的に示す図である。 図26に示された構成を示す斜視図である。 図26に示された構成を示す分解斜視図である。 図26に示された構成を示す平面図である。 実施の形態5に係る画像形成装置におけるシャッタを開閉するための駆動系を示す図である。 実施の形態6に係るシャッタ及びその開閉のための構成を示す図である。
符号の説明
2K、2Y、2M、2C 画像形成部、
25 搬送ベルト駆動用のローラ
102、112 シャッタ(遮蔽部材)、
104、 406、506 濃度センサ(読取手段)、
105 左側色ずれセンサ、
106 右側色ずれセンサ、
111 ソレノイド(開閉手段)、
112、228、405、508 シャッタ、
116 搬送ベルト(トナー担持体)、
117 キャリブレーション用のシート(反射部材)、
118 制御部(調整手段)。

Claims (11)

  1. 像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写して印刷を行う画像形成装置において、
    カラー及びブラックのトナー像を形成する複数の画像形成部と、
    各色のトナー像を担持するトナー担持体と、
    トナー担持体上に担持されたトナー像の濃度を読み取る読取手段と、
    前記読取手段と前記トナー担持体との間に設けられ、前記読取手段を遮蔽する遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材を、前記読取手段による読み取りを可能にする開状態、又は前記読取手段を遮蔽する閉状態のいずれかに切り替える開閉手段と、
    前記読取手段の調整を行う調整手段とを有し、
    前記読取手段は、発光量が調整可能な発光部と、受光量に応じた出力を有する第1の受光部及び第2の受光部を備え、前記第1の受光部は、前記発光部による発光光が前記トナー担持体の表面により拡散反射された拡散反射光を受光し、前記第2の受光部は、前記発光部による発光光が前記トナー担持体の表面により正反射された正反射光を受光するように配設され
    前記第1の受光部は、トナー担持体に担持されたカラーのトナー像からの拡散反射光を受光することによりカラーのトナー像の濃度を読み取り、前記第2の受光部は、トナー担持体上に担持されたブラックのトナー像からの正反射光を受光することによりブラックのトナー像の濃度を読み取り
    前記遮蔽部材が閉状態にあるとき、前記発光光に対する前記遮蔽部材からの拡散反射光に応じた前記第1の受光部の出力に基づいて、前記調整手段は、カラーのトナー像の濃度を読み取る際の前記発光光のカラー読取用発光量を決定し、
    前記遮蔽手段が開状態にあるとき、前記発光光に対する前記トナー担持体の表面からの正反射光に応じた前記第2の受光部からの出力に基づいて、前記調整手段は、ブラックのトナー像の濃度を読み取る際の前記発光光のブラック読取用発光量を決定し、
    カラーのトナー像の濃度を読み取るとき、前記発光部は、前記カラー読取用発光量を有する発光光を出射し、
    ブラックのトナー像の濃度を読み取るとき、前記発光部は、前記ブラック読取用発光量を有する発光光を出射することを特徴とする画像形成装置
  2. 前記遮蔽部材は中間色の反射部材を有し、前記遮蔽部材が閉状態にあるとき、前記発光部からの発光光を前記第1の受光部に対して反射することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記遮蔽部材に設けられた前記反射部材は、前記トナー担持体の光反射率とは異なる光反射率を有し、
    前記受光部の受光量により前記遮蔽部材の端部が通過したことを検知し、この検知結果に基づいて、前記開閉手段の動作を制御する制御部を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体上に転写されたトナー像を定着する定着部と、
    前記画像形成部を駆動する画像形成駆動部または前記トナー担持体を駆動するトナー担持体駆動部または前記定着部を駆動する定着駆動部の少なくともいずれか1つとを更に備え、
    前記開閉手段は、前記いずれかの駆動部の駆動力により、前記遮蔽部材を開状態または閉状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記開閉手段は、前記遮蔽部材を直進移動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記開閉手段は、前記いずれかの駆動部の駆動力を前記遮蔽部材に伝達する歯車列を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記遮蔽部材の前記開状態から前記閉状態への切り替え及び前記閉状態から前記開状態への切り替えが、前記遮蔽部材の第1の方向の移動または第1の方向と反対の第2の方向の移動によってそれぞれ行われ、
    前記いずれかの駆動部に設けられた回転体の一定方向の回転を、前記遮蔽部材が前記第1の方向または前記第2の方向のいずれかに移動するよう、前記遮蔽部材に選択的に伝達する伝達手段を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着部はヒータを有し、
    前記開閉手段は、前記ヒータの温度が所定値に達する前に、前記定着駆動部の駆動力を用いて前記遮蔽部材を開状態にすることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  9. 前記定着駆動部はモータを有し、
    記録媒体にトナー像を定着させるときは、前記モータを正回転させ、前記遮蔽部材を開閉するときは、前記モータを逆回転させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  10. 前記遮蔽部材に設けられ、前記読取手段に接触して前記開閉手段の切り替え動作に伴って、前記読取手段に付着した異物を除去する除去手段を更に有することを特徴とする請求項1に画像形成装置。
  11. 前記読取手段からの信号に基き、前記像担持体上に静電潜像を形成する位置の補正と、前記像担持体上に形成される像の濃度の補正のうち、少なくともいずれか一方を行う補正手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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