JP3941398B2 - 車両の内装材構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両ルーフパネル側方のルーフサイド部の車室内乗員側に硬質部を有する機能部品ユニットが配設された車両の内装材構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば特開平11−78757号公報に記載されているように、車両ルーフパネル側方のルーフサイド部の車室内乗員側にカーテンエアバッグ(頭部保護エアバッグ装置)を設けたものが知られている。
【0003】
このカーテンエアバッグは、例えば、ルーフサイドレールに沿って車両前後方向に延設される布製袋状のエアバッグと、このエアバッグを折り畳み状態で収納し、所定膨張圧で展開させるケースと、所定の衝撃力が加わった時にガスを発生し噴出するインフレータと、噴出されたガスをエアバッグに導くチューブとのユニットとして形成されたものである。
【0004】
そして、このエアバッグユニットは、エアバッグを収納したケースが例えばルーフサイドレールのインナーパネルに取り付けられ、インフレータがサイドピラーに取り付けられ、車両側方から所定の衝撃力を受けた時に、インフレータからガスが噴出し、そのガスによってエアバッグが膨らんで、ケースの割れ目を押し開き、ウインドガラスに沿ってカーテン状にエアバッグが展開する。
【0005】
また、それとは別に、例えば特開平11−291847号公報に記載されているように、ルーフサイド部の車室内乗員側に、径方向に圧潰可能な筒状の衝撃吸収材を取り付けたものが従来から知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
カーテンエアバッグは、上述のように車両側方から所定の衝撃力を受けた時にエアバッグ袋体がカーテン状に展開し、それによって乗員の頭部を横方向から保護しようとするものであるが、従来、そうしたカーテンエアバッグが必ずしも有効に機能しない場合が少なくない。そして、そのようにカーテンエアバッグが有効に機能しない原因の一つに、車両が側方から衝撃を受けた時の乗員頭部の挙動とのミスマッチがある。
【0007】
車両側方から衝撃を受けた時の乗員頭部の挙動を解析すると、衝撃を受けた時、乗員頭部は横方向に移動するだけでなく上向きに移動する。そして、車両ルーフが低い場合には、上向きの移動によって頭部先端がルーフ面に当たり、その後、頭部が傾いて、斜め上方向に移動し、顎等がルーフサイド部の突出部分に当たるといった、2次衝突モードの衝撃が加わる。それに対し、カーテンエアバッグは、エアバッグ袋がルーフサイド部に配置されるが、そのエアバッグは衝撃と同時に膨らむもので、その膨らみ自体、カーテン状で、元々車室内方への膨らみが大きいものではなく、しかも、膨らむのは一瞬で、膨らんだ後は、瞬時に萎むため、2次衝突モードで顎等が当たった時には、エアバッグは萎み初めていて、衝撃吸収能力が落ちてしまっている。
【0008】
このように、カーテンエアバッグは2次衝突モードの衝撃に対してはタイミングがずれ、エアバッグとして有効に機能しない。また、その場合、カーテンエアバッグは有効に機能しないだけでなく、寧ろ不利なものとなる。
【0009】
つまり、エアバッグが萎み始め、衝撃吸収能力が落ちた後で、2次衝突モードで乗員頭部が斜め上方向に移動すると、顎等が金属等の硬質材料からなるエアバッグユニットのケース等に当たる状況となって、その衝撃を吸収できず、エアバッグユニットの存在が寧ろ不利となる。
【0010】
硬質部に乗員の顎等が当たる際の衝撃を吸収できない問題は、カーテンエアバッグに限るものではなく、カーテンエアバッグ以外の機能部品ユニットで硬質のものが、車両ルーフパネル側方のルーフサイド部の車室内乗員側に配設されている場合にも同様である。
【0011】
本発明はこうした問題点を解消するためのもので、車両ルーフパネル側方のルーフサイド部の車室内乗員側に配設されたカーテンエアバッグ等の機能部品ユニットの硬質部に乗員の頭部が衝突した時の頭部衝撃、特に、車両側方から衝撃を受けた時の2次衝突モードによる頭部衝撃を吸収できる車両の内装材構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による車両の内装材構造は、車両ルーフパネル側方のルーフサイド部の車室内乗員側に硬質部を有するカーテンエアバッグ等の機能部品ユニットが配設されたものにおいて、その機能部品ユニットの近傍に、機能部品ユニットの硬質部よりも軟質で、機能部品ユニットの硬質部の車室内方端部よりも車室内側に突出した部分を具備する衝撃吸収部材を配設したものであり、特に、車両ルーフパネル側方のルーフサイド部の車室内乗員側に、所定の衝撃力が加わった時にガスを発生し噴出するインフレータと、折り畳み状態でケースに収納され車両が衝撃を受けて上記インフレータからガスが噴出した時に、そのガスによって膨らみ、車両のウインドガラスに沿って下方へカーテン状に展開するエアバッグを備えたエアバッグユニットが配設された車両の内装材構造であって、上記エアバッグユニットのエアバッグを収納するケースは、硬質で、上記インフレータからガスが噴出した時、そのガスによって膨らむエアバッグを上記ウインドガラスに沿って展開するよう下方向に開口し、上記ルーフサイド部の車室内乗員側で上記エアバッグユニットの下方近傍のルーフサイドレール側に、上記エアバッグユニットのケースよりも軟質で、ケースの車室内方端部よりも車室内側に突出した本体部分を具備するとともに、上記エアバッグユニットと対向する車室内側の面が、上記エアバッグユニットのケースの開口方向と略平行に下方へ該ケースの車室内方端部よりも車室内側に突出する位置まで延びて、上記エアバッグの展開時に上記ケースの開口方向に展開する該エアバッグの展開方向を略そのまま上記ウインドガラスに沿って下方へガイドするガイド面を構成し、エアバッグ展開後も上記本体部分が上記ケースの車室内方端部よりも車室内側に突出した状態を維持してエアバッグ展開後の2次衝突モードの衝撃を吸収可能な衝撃吸収部材が配設されたことを特徴とする。
【0013】
この場合、車両側方から衝撃を受けた時に乗員頭部が上向きに移動してルーフ面に当たった後、傾いて斜め上方向に移動し、顎等がルーフサイド部の突出部分に当たるよう挙動する2次衝突モードの頭部衝撃等、斜め上方向への頭部移動による機能部品ユニットとの衝突の際の頭部衝撃が、衝撃吸収部材によって吸収され、乗員安全性が向上する。
【0014】
上記内装材構造において、機能部品ユニットがルーフサイド部に沿って車両前後方向に延設されたものである場合には、衝撃吸収部材もまたルーフサイド部に沿って車両前後方向に延設されたものとするのがよく、そうすることで、頭部衝撃を確実に吸収できる。
【0015】
また、上記衝撃吸収部材は機能部品ユニットの下方に近接して配設され、その延長部がルーフサイド部を構成するルーフサイドレールのインナーパネルと機能部品ユニットとの隙間に入り込んだものとするのがよく、そうすることで、衝撃吸収部材の構成および配置の自由度が高まり、必要な衝撃吸収能力の確保が容易となる。
【0016】
また、上記機能部品ユニットと衝撃吸収部材は、ルーフサイド部においてルーフサイド部の車室内側を覆うトップシーリングに覆われるようにすることができ、そうすることで、ルーフサイド部での頭部衝撃の吸収と車室内の見栄えの両立を図ることができる。
【0017】
また、ルーフサイド部の車室内乗員側に設けられた上記機能部品ユニットが、車両が衝撃を受けた際に乗員と車体部材との間に展開するエアバッグを備えたエアバッグユニットすなわちカーテンエアバッグのユニットである場合、車両側方から衝撃を受けた時の乗員頭部の横方向への移動による頭部衝撃がエアバッグによる吸収されるとともに、乗員頭部が横方向移動と同時に上向きに移動してルーフ面に当たった後、傾いて斜め上方向に移動し、顎等がルーフサイド部の突出部分に当たるよう挙動する2次衝突モードの頭部衝撃が、衝撃吸収部材によって吸収される。したがって、ルーフサイド部のエアバッグによる横方向の衝撃吸収による乗員の保護と、2次衝突モードの衝撃に対する安全性の両立を図ることができる。
【0018】
また、このようにルーフサイド部のエアバッグユニットに対する2次衝突モードの頭部衝撃を吸収するために設ける衝撃吸収部材は、エアバッグユニットに近接して設けるのがレイアウト性有利であり、その場合に、上記衝撃吸収部材のエアバッグユニットと対向する側には、エアバッグの展開時にエアバッグの展開方向をガイドするガイド面を設けるのがよい。そうすることにより、衝撃部材をエアバッグユニットに近接して設けても、衝撃吸収部材のガイド面によって展開方向がガイドされることによって、エアバッグが常に適正な方向に展開するようにでき、エアバッグと衝撃吸収部材とによる安全性の確保と、レイアウト性の両立を図ることができる。
【0019】
また、上記内装材構造は、ルーフパネルの車室内乗員側にも衝撃吸収部材が配設され、上記ルーフサイド部側の衝撃吸収部材と上記ルーフパネル側の衝撃吸収部材と上記エアバッグユニットのエアバッグを収納するケース本体部分は、車室内側がトップシーリングで覆われ、上記ケース本体部分の車室内方端部は、上記トップシーリングから車室外方側に上記ルーフサイド部側および上記ルーフパネル側の両衝撃吸収部材の車室内方端部よりも大きく離間しているようにするのがよく、そうした場合に、衝撃を受けた時の最初の上向き移動による頭部先端の衝撃に対する安全性と、その後、頭部が傾いて斜め上方向に移動する時の顎部等の衝撃に対する安全性の両立を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本発明による車両の内装材構造の一例を示している。図1において、1は自動車で、自動車1のルーフパネル2の側方のルーフサイド部の車室乗員側には、車両前後方向にカーテンエアバッグ3が延設され、このカーテンエアバッグ3の下方に近接する配置で、サイド前側衝撃吸収部材4およびサイド後側衝撃吸収部材5が設けられている。図2はカーテンエアバッグ3の単体図、図3はサイド前側衝撃吸収部材4の単体図、図4はサイド後側衝撃吸収部材5の単体図である。
【0022】
カーテンエアバッグ3は、車両ルーフパネル2の側方のルーフサイド部を構成するルーフサイドレール6に沿って車両前後方向に延設される布製袋状のエアバッグ7(図1および図2では展開状態のエアバッグ7を二点鎖線で示している)と、ルーフサイドレール6に沿った形状で、前端部が車両のフロントピラー8(Aピラー)に沿って湾曲し、後端部がリアピラー9(Cピラー)に沿って曲折し、ルーフサイドレール6に沿ったケース本体部分に上記エアバッグ7を折り畳み状態で収納し、所定膨張圧で展開させるケース10と、このケース10の後端に接続され、所定の衝撃力が加わった時にガスを発生し噴出するインフレータ11と、噴出されたガスをエアバッグ7に導くようケース10内部に延設されたチューブ12との一体ユニットとして形成されたもので、ケース10の前端湾曲部には、この湾曲部の先端に一端が固定され他端がエアバッグ7の前端部に固定されたカーテンエアバッグテザー13(図1および図2ではエアバッグ展開時のカーテンエアバッグテザー13を二点鎖線で示している)が収納されている。
【0023】
図5は図1のA−A拡大断面図、図6は同B−B拡大断面図、図7は同C−C拡大断面図、図8は同D−D拡大断面図、図9は同E−E拡大断面図、図10は同F−F拡大断面図である。図5に示されるように、フロントピラー8はインナーパネル8aとアウターパネル8bとからなり、そのインナーパネル8aにカーテンエアバッグ3のケース10の前端(テザー部)が固定される。そして、このケース10前端部は、車室内側がAピラートリム14で覆われる。また、図6〜9に示されるように、ルーフサイドレール6はインナーパネル6aとアウターパネル6bとからなり、そのインナーパネル6aにケース10の本体部分が取り付けられる。そして、このケース10本体部分は、車室内側がトップシーリング15で覆われる。また、図10に示されるように、リアピラー9は車室内側のインナーパネル9aと外側のアウターパネル9bとからなり、そのリアピラー9のインナーパネル9aにインフレータ11が取り付けられる。そして、このインフレータ11は、ケース10の曲折した後端部と共に、車室内側がCピラートリム16で覆われる。
【0024】
ケース10は、下方が開口した逆さ樋状で剛性を有する金属製枠体(硬質部)で、その下方開口部が、中央に割れ目を有する合成樹脂製の蓋体10aで塞がれることにより、常時はその中にエアバッグ7を収容し、車両側方から所定の衝撃力を受けて、インフレータ9からガスが噴出した時に、そのガスによって膨らむエアバッグ7が蓋体10aの割れ目を押し開き、車両のウインドガラスに沿って、図1および図2に示すようにカーテン状に展開するよう構成されたものである。
【0025】
サイド前側衝撃吸収部材4は合成樹脂製で、図3に示されるように多連棚状に壁面を組み合わせて圧潰可能な軟質構造としたものである。サイド後側衝撃吸収部材5も同様に合成樹脂製で、図4に示されるようにやはり多連棚状に壁面を組み合わせて圧潰可能な軟質構造としたものである。
【0026】
これらサイド前側衝撃吸収部材4とサイド後側衝撃吸収部材5は、ベルトリーチャー17の取付部近傍とドアロック用のストライカー18の取付部近傍を避ける配置で設けられる。
【0027】
すなわち、サイド前側衝撃吸収部材4は、図1に示されるようにルーフサイドレール6に沿ってカーテンエアバッグ3のケース7本体部分の前端近傍からベルトリーチャー17の取付部近傍まで延びる配置で、カーテンエアバッグ3のケース7の下方に近接して設けられる。また、サイド前側衝撃吸収部材4は、図6に示されるように、本体部分がカーテンエアバッグ3のケース10よりも車室内側に突出するとともに、上方延長部がルーフサイドレール6のインナーパネル6aとカーテンエアバッグ3のケース7との隙間に入り込んだ状態で配置され、ルーフサイドレール6のインナーパネル6aに取り付けられる。そして、サイド前側衝撃吸収部材4の車室内側の面は、エアバッグ7の展開時にエアバッグ7の展開方向をガイドするガイド面を構成する。
【0028】
また、サイド後側衝撃吸収部材5は、図1に示されるようにルーフサイドレール6に沿ってドアロック用のストライカー18の取付部近傍からカーテンエアバッグ3のケース7本体部分の後端近傍まで延びる配置で、カーテンエアバッグ3のケース7の下方に近接して設けられ、図9に示されるようにやはり本体部分がカーテンエアバッグ3のケース10よりも車室内側に突出するとともに、上方延長部がルーフサイドレール6のインナーパネル6aとカーテンエアバッグ3のケース7との隙間に入り込んだ状態で配置され、ルーフサイドレール6のインナーパネル6aに取り付けられる。そして、サイド後側衝撃吸収部材5の車室内側の面は、やはりエアバッグ7の展開時にエアバッグ7の展開方向をガイドするガイド面を構成する。
【0029】
これらサイド前側衝撃吸収部材4およびサイド後側衝撃吸収部材5は、車室内側がカーテンエアバッグ3のケース10本体部分と共にトップシーリング15で覆われる。
【0030】
また、図示の例では、図6〜9に示されるようにルーフパネル2の車室内乗員側のルーフインシュレーター19の内側に、上記サイド前側衝撃吸収部材4およびサイド後側衝撃吸収部材5と同様の軟質構造に形成された合成樹脂製のルーフ衝撃吸収部材20が配設されている。
【0031】
こうした構成により、車両衝突時等に車両側方からの衝撃により乗員頭部が横方向へ移動してウインドガラス等と衝突する際の頭部衝撃がカーテンエアバッグ3によって吸収されるとともに、乗員頭部が斜め上方向へ移動した時のカーテンエアバッグ3のケース10との衝突による頭部衝撃、特に、車両側方から衝撃を受けた時に乗員頭部が上向きに移動してルーフ面に当たった後、傾いて斜め上方向に移動し、顎等がルーフサイド部に当たるよう挙動する所謂2次衝突モードの頭部衝撃が、サイド前側衝撃吸収部材4およびサイド後側衝撃吸収部材5によって吸収され、また、車両側方から衝撃を受けた時の最初の上向き移動によるルーフパネル2との衝突の衝撃がルーフ衝撃吸収部材20によって吸収され、乗員安全性が向上する。図6および図9において、一点鎖線は、2次衝突モードにより傾いた乗員頭部がルーフサイド部に当たる状態を示している。
【0032】
なお、図示の例は、衝撃吸収部材によってカーテンエアバッグのケースとの衝突による乗員頭部の衝撃を吸収するようにしたものであるが、本発明は、カーテンエアバッグ以外の機能部品ユニットが車両ルーフパネル側方のルーフサイド部に配設される場合に、それら機能部品ユニットの硬質部との衝突による頭部衝撃を衝撃吸収部材により吸収する態様で実施することもできる。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の車両の内装材構造によれば、車両ルーフパネル側方のルーフサイド部の車室内乗員側に配設されたカーテンエアバッグ等の機能部品ユニットの硬質部に乗員の頭部が衝突した時の頭部衝撃、特に、車両側方から衝撃を受けた時の2次衝突モードによる頭部衝撃を吸収するようにでき、乗員安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係る車両の内装材構造を示す車両内部の概略側面図である。
【図2】上記実施の形態の一例におけるカーテンエアバッグの単体図である。
【図3】上記実施の形態の一例におけるサイド前側衝撃吸収部材の単体図である。
【図4】上記実施の形態の一例におけるサイド後側衝撃吸収部材の単体図である。
【図5】図1のA−A拡大断面図である。
【図6】図1のB−B拡大断面図である。
【図7】図1のC−C拡大断面図である。
【図8】図1のD−D拡大断面図である。
【図9】図1のE−E拡大断面図である。
【図10】図1のF−F拡大断面図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 ルーフパネル
3 カーテンエアバッグ
4 サイド前側衝撃吸収部材
5 サイド後側衝撃吸収部材
6 ルーフサイドレール
6a インナーパネル
7 エアバッグ
10 ケース
11 インフレータ
15 トップシーリング
20 ルーフ衝撃吸収部材

Claims (5)

  1. 車両ルーフパネル側方のルーフサイド部の車室内乗員側に、所定の衝撃力が加わった時にガスを発生し噴出するインフレータと、折り畳み状態でケースに収納され車両が衝撃を受けて上記インフレータからガスが噴出した時に、そのガスによって膨らみ、車両のウインドガラスに沿って下方へカーテン状に展開するエアバッグを備えたエアバッグユニットが配設された車両の内装材構造であって、
    上記エアバッグユニットのエアバッグを収納するケースは、硬質で、上記インフレータからガスが噴出した時、そのガスによって膨らむエアバッグを上記ウインドガラスに沿って展開するよう下方向に開口し、
    上記ルーフサイド部の車室内乗員側で上記エアバッグユニットの下方近傍のルーフサイドレール側に、上記エアバッグユニットのケースよりも軟質で、ケースの車室内方端部よりも車室内側に突出した本体部分を具備するとともに、上記エアバッグユニットと対向する車室内側の面が、上記エアバッグユニットのケースの開口方向と略平行に下方へ該ケースの車室内方端部よりも車室内側に突出する位置まで延びて、上記エアバッグの展開時に上記ケースの開口方向に展開する該エアバッグの展開方向を略そのまま上記ウインドガラスに沿って下方へガイドするガイド面を構成し、エアバッグ展開後も上記本体部分が上記ケースの車室内方端部よりも車室内側に突出した状態を維持してエアバッグ展開後の2次衝突モードの衝撃を吸収可能な衝撃吸収部材が配設されたことを特徴とする車両の内装材構造。
  2. 上記エアバッグユニットと上記衝撃吸収部材とが上記ルーフサイド部に沿って車両前後方向に延設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の内装材構造。
  3. 上記衝撃吸収部材の延長部が上記ルーフサイド部を構成するルーフサイドレールのインナーパネルと上記エアバッグユニットとの隙間に入り込んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の内装材構造。
  4. 上記エアバッグユニットと上記衝撃吸収部材は、上記ルーフサイド部において該ルーフサイド部の車室内側を覆うトップシーリングに覆われていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の内装材構造。
  5. ルーフパネルの車室内乗員側にも衝撃吸収部材が配設され、上記ルーフサイド部側の衝撃吸収部材と上記ルーフパネル側の衝撃吸収部材と上記エアバッグユニットのエアバッグを収納するケース本体部分は、車室内側がトップシーリングで覆われ、上記ケース本体部分の車室内方端部は、上記トップシーリングから車室外方側に上記ルーフサイド部側および上記ルーフパネル側の両衝撃吸収部材の車室内方端部よりも大きく離間していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の内装材構造。
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