JP3940566B2 - 車両の駆動制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主駆動輪と従駆動輪とをそれぞれ別個の駆動源により駆動させる車両の駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前輪と後輪とを異なる駆動源で駆動させる四輪駆動車が知られている。例えば、特開2000−94979号公報には、前輪をエンジンにより回転させる一方、後輪をモータにより回転させる、いわゆるハイブリッド式の四輪駆動車について記載されている。
また、この従来技術にあっては、エンジンの駆動を制御するエンジン制御部と、モータの駆動を制御するモータ制御部とが設けられ、エンジンとモータの一方を駆動させて前後輪の一方のみを駆動輪とした2輪駆動状態と、エンジンとモータの両方を駆動させて前後輪の両方を駆動輪とした4輪駆動状態とを形成可能に構成され、前後輪の駆動力・制動力の適正配分を可能として、操縦安定性の向上を可能とする技術について記載されている。
また、このように前後輪をエンジンとモータというような異なる駆動源で回転させる技術にあっては、前後輪の一方側の駆動源から、他方側の車輪へ駆動力を伝達するプロペラシャフトおよび前後輪の差動を許容するセンタデフを廃止することができ、車両重量の軽減を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術にあっては、エンジン・モータの各駆動源の駆動を制御する駆動制御手段は、車輪速や車体加速度やシフトポジションなどの車両状況信号やアクセル信号・ブレーキ信号を入力して、要求駆動力や要求制動力を求めて、エンジン・モータの駆動を制御する構成となっている。
しかしながら、仮に、シフトポジションを検出する手段などが故障すると、前輪と後輪との回転状態が不一致となるおそれがあり、この場合、トランスミッションなど駆動伝達手段や各駆動源に負荷がかかったり、運転者の操作と異なる車両挙動が生じたりするおそれがあった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、前輪と後輪との制御状態が不一致となるのを防止することにより、駆動伝達系や駆動源に過負荷がかかったり、運転者の操作と異なる車両挙動が生じたりするのを防止することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的と達成するため本発明は、変速機を介在させて主駆動輪を駆動する主駆動源と、従駆動輪を駆動する従駆動源と、前記変速機のシフト位置を検出するシフト位置センサを含む走行状態検出手段の検出に基づいて少なくとも従駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、を備えた車両の駆動制御装置において、前記従駆動源と従駆動輪との間に、両者間でトルク伝達が可能な状態と不可能な状態とに切り替えるクラッチが設けられ、前記シフト位置センサとは別に、運転者のシフト操作状態を検出するシフト信号モニタ手段が設けられ、前記駆動制御手段は、走行状態検出手段が検出するシフト位置と、シフト信号モニタ手段が検出するシフト位置とが不一致の場合は、前記クラッチを解放するフェイル制御を実行することを特徴とする手段とした。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の駆動制御装置において、前記従駆動源として電力による駆動するモータが用いられていることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両の駆動制御装置において、前記フェイル制御は、クラッチの解放に加えて従駆動源の駆動および駆動制御を停止させることであることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3いずれか1つに記載の車両の駆動制御装置において、前記シフト信号モニタ手段として、シフト位置が前進側であるか後退側であるかを判別する手段が設けられ、前記駆動制御手段は、前記フェイル制御を、検出される2つのシフト位置が前進側と後退側とで逆を示しているときに実行することを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3いずれか1つに記載の車両の駆動制御装置において、前記シフト信号モニタ手段として、シフト位置がニュートラル位置であるか否かを判別する手段が設けられ、前記駆動制御手段は、前記フェイル制御を、検出される2つのシフト位置が一方がニュートラル位置を示し他方がニュートラル位置を示さないときに実行することを特徴とする。
【0014】
【発明の作用および効果】
シフト位置センサが故障した場合、従来は、駆動制御手段はこの故障した出力に基づいて従駆動源の駆動を制御していた。それに対して、本発明では、駆動制御手段において、シフト位置センサが検出するシフト位置と、それとは別に設けられたシフト信号モニタ手段が検出するシフト位置とを比較する。このようなシフト位置センサの故障時にあっては、この比較において、両シフト位置は不一致となるため、駆動制御手段は、クラッチを解放するフェイル制御を実行する。よって、従駆動源が誤ったシフト信号に基づいて駆動されても、このトルクは従動輪に伝達されることが無いとともに、従駆動源が従駆動輪の負荷になることもなく、変速機など駆動伝達手段や各駆動源に負荷がかかったり、運転者の操作と異なる車両挙動が生じたりすることがない。
【0015】
請求項3に記載の発明では、フェイル制御時には、クラッチの解放とともに、従駆動源の駆動が停止される。したがって、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、従駆動源が無負荷状態で駆動されるのを防止することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明では、シフト位置センサにおいて、実際はシフト位置が前進側であるのに後退を示す信号を出力したり、あるいはその逆に出力したりする故障が生じたときに、駆動制御手段において、シフト信号モニタ手段が検出するシフト位置と不一致となって、フェイル制御が実行されるもので、従駆動輪が主駆動輪と前後逆に回転することを確実に防止することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明では、シフト位置センサにおいて、実際はシフト位置がニュートラル位置であるのにニュートラル以外を示す信号を出力したり、あるいはその逆を出力したりする故障が生じたときに、駆動制御手段において、シフト信号モニタ手段が検出するシフト位置と不一致となって、フェイル制御が実行されるもので、運転者がニュートラルに操作しているのに従駆動輪が回転することを確実に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、本発明の車両の駆動制御装置を説明するにあたり、前輪を主駆動輪とし、後輪を従動輪とする四輪駆動車を例に挙げて説明するが、本発明を実施するにあたっては、主駆動輪を前輪と後輪のいずれにしてもよい。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の車両の駆動制御装置を示すシステム概要図である。
この実施の形態1は、特許請求の範囲の請求項1および2に記載の発明に対応しているもので、エンジン1の駆動力は、前側クラッチ2,前側変速機3およびディファレンシャル4を介して前輪(主駆動輪)FRWに伝達される構成となっている。なお、前側変速機3は、いわゆる自動変速機であって、エンジン1,前側クラッチ2,前側変速機3,ディファレンシャル4は、いわゆる前輪駆動車と同じに構成されている。
【0021】
また、エンジン1により駆動される発電機5が設けられ、かつ、この発電機5から供給される電流により駆動するモータ6が設けられている。さらに、このモータ6で発生した駆動力は、後側クラッチ7,後側変速機8およびディファレンシャル9を介して後輪(従駆動輪)RRWに伝達される構成となっている。なお、前記モータ6は、電磁石を有し、この電磁石への通電方向を切り替えることにより回転方向が切り替わる構成となっている。また、前記後側クラッチ7は、電磁石に通電して締結状態となり、通電を停止して解放状態となる構成となっている。
【0022】
前記エンジン1の駆動、発電機5の駆動、モータ6の駆動、および後側クラッチ7の断接はコントローラ10により行われる。このコントローラ10は、演算部10aと、エンジントルク量制御部10bと発電機発電制御部10cとモータトルク量制御部10dと駆動方向切替部10eとクラッチ締結制御部10fと電圧比較部10gと電流方向検出部10hを備えている。
【0023】
前記演算部10aは、入力信号として、車両データ通信から、自動変速機に設けられた図外のシフトスイッチからの信号であるATシフト信号、図外の車輪速センサからの信号に基づく車輪速を示す車輪速信号、図外のエンジン回転数センサが検出するエンジン回転数を示すエンジン回転信号、図外のスロットル開度センサが検出するスロットル開度を示すスロットル開度信号、図外のABS制御装置がABS制御を行っているか否かを示すABS信号、異常を示す図外の異常ランプを点灯させる信号であるフェイル信号、図外のTCS制御装置がTCS制御を行っているか否かを示すTCS信号を入力し、さらに、前記モータ6に通電する電気回路中に設けられている電圧比較部10gおよび電流方向検出部10hから、それぞれ通電方向を示す信号および通電量を示す信号を入力する。
【0024】
また、前記エンジントルク量制御部10bは、主駆動輪である前輪FRWの回転状態を制御すべくエンジン1の出力トルクを増減させるものであり、図外のスロットルの開度や燃料の噴射量などを変更する信号を出力する。
前記発電機発電制御部10cは、発電機5からモータ6へ供給する電流の制御を行うものである。
【0025】
前記モータトルク量制御部10dは、モータ6の出力トルクを調整するもので、モータ6への電流を調整する。
前記駆動方向切替部10eは、モータ6の回転方向、すなわち従駆動輪である後輪RRWの回転方向を切り替えるもので、モータ6に流す電流を切り替える信号を出力する。
【0026】
前記クラッチ締結制御部10fは、電磁式の後側クラッチ7の締結および解放を行う信号、すなわち、ON信号/OFF信号の出力を切り替える。
【0027】
さらに、本実施の形態1にあっては、前側変速機3のシフト位置を検出して、そのシフト位置を示す信号を出力するシフト信号モニタ手段11が設けられている。
このシフト信号モニタ手段11として、本実施の形態1では、図外のシフトレバーの基端部に設けられてシフトレバーの位置に応じた信号を出力するシフトスイッチ、すなわち、既存のATシフト信号を出力するスイッチと同様の位置検出スイッチであって、前進ポジションとニュートラルポジションと後退ポジションとを検出可能に構成されたものが、既存のシフトスイッチ(ATシフト信号を出力するもの)とは別個に1系統追加して設定されている。
【0028】
本実施の形態1を含め、全ての実施の形態における駆動制御装置は、発進時を含む所定車速未満の低速域でのみエンジン1に加えてモータ6を駆動させて4輪駆動状態とし、所定車速以上の中・高速域では、エンジンのみを駆動させる制御を実行することを基本制御としているものである。よって、モータとしては、出力が比較的小さなものが用いられている。
【0029】
そこで、図2のフローチャートに基づいてコントローラ10によるこの基本制御について説明する。
まず、ステップ101では、車輪速を計算する。
次のステップ102では、前輪FRWと後輪RRWの車輪速差を計算する。
次のステップ103では、ステップ102の計算結果に基づいて、前輪FRWの車輪速が後輪の車輪速よりも大きいか否か、すなわち、主駆動輪である前輪にスリップが生じているか否か判断し、NOつまり前輪がスリップしていない場合には、ステップ113に進んで、後側クラッチ7をOFFとするとともに、モータ6を停止させて2輪駆動状態とする。
【0030】
一方、ステップ103において、YESすなわち前輪FRWがスリップしていると判断した場合には、ステップ104に続く処理と、ステップ108に続く処理とを並列に実行する。なお、この並列の処理は、時間的に同期させて実行させる。
【0031】
ステップ104では、前輪が後輪に対して所定以上の過大なスリップ状態であるか否か判断し、YESすなわち過大スリップ状態であるときには、ステップ105に進み、NOすなわち前輪のスリップ状態が過大でない場合には、そのままステップ101に戻る
ステップ105では、前輪トルク制限値を演算し、続くステップ106でエンジンTCS制御、すなわち前輪トルク制限値に基づいてエンジントルク量制御部10bから制御信号を出力して、前輪のスリップ状態が過大とならないようにエンジンの出力を制限する制御を実行し、これにより、前輪のトルクが低減される。なお、ステップ105およびステップ106における演算および制御は、本発明の要旨とするところではないので、詳細な説明は省略する。
【0032】
ステップ108では、車速が予め設定されている始動完了車速未満であるか否か判断し、NOすなわち車速が始動完了車速以上である場合には、前述のステップ113に進んで、2輪駆動状態とする。一方、ステップ108において、車速が始動完了車速よりも大きい場合には、ステップ109に進んで、AT シフト信号に応じた後輪トルク要求値であって前輪のスリップ状態を解消するのに必要な後輪トルクである後輪トルク要求値を演算し、続くステップ110で、この演算した後輪トルク要求量に応じて、モータトルク量制御部10dを作動させてモータ6の出力トルクを制御するとともに、駆動方向切替部10eによりモータ6の駆動方向、すなわち前進方向に駆動させるか後退方向に駆動させるかの切替を行う。なお、ステップ109の後輪トルク要求値演算については、本発明の要旨とするものではないので、詳細な説明は省略する。また、ステップ110のモータの制御についても、後述するフェイル制御以外は、本発明の要旨とするものではないので、詳細な説明は省略する。このステップ110の処理に基づいて、ステップ111において、後側クラッチ7を締結させるとともに、モータ6を駆動させて4輪駆動状態となり、かつ、後輪トルクが増大する。
【0033】
次に、ステップ110における制御の中で実行される、フェイル制御について図3のフローチャートにより説明する。
まず、ステップ131では、シフト信号モニタ手段11が出力する信号を読み込み、続くステップ132にでは、車両データ通信で得られるATシフト信号を読み込む。
次にステップ133では、ステップ131で得られたシフト位置と、ステップ132で得られたシフト位置、すなわち、両信号が示すシフト位置が、前進・ニュートラル・後退で一致しているか否かを比較し、両者が一致していればステップ134において制御開始判断ならびに制御継続判断を行って、ステップ131に戻る。
一方、ステップ133において、両シフト位置が相違していれば、ステップ135に進んで、ステップ118〜111の制御を停止し、続くステップ136において、後側クラッチ7を解放作動させるとともに、システム遮断、すなわちコントローラ10の制御を中止する。
【0034】
上述のようなフェイル制御を実施するコントローラ10を模式的に示すと、図4に示すブロック図のようになる。すなわち、コントローラ10は、シフト信号モニタ手段11からシフト信号を入力するとともに、双方向の車両データ通信を行う。そして、演算部10aでは、シフト信号モニタ手段11からのシフト信号と、ATシフト信号との一致不一致を判断し、両者が一致している場合には、正常に制御を実行するが、不一致の場合には、クラッチ締結制御部から後側クラッチ7を解放させる信号を出力させる。
【0035】
次に、実施の形態1の作動について説明する。
(基本制御)
本実施の形態1では、前輪速が後輪速よりも所定量を超えて、前輪FRWのスリップが過大になったときには、ステップ104→105→106の処理に基づいて、エンジンTCS制御を実行してエンジン1の駆動トルクを低減させる。これにより、前輪(主駆動輪)FRWのスリップが解消される。
【0036】
次に、前輪速が後輪速を上回っている状態において、車両が発進してから始動完了車速に達するまでの間、および、旋回時などのように始動完了車速未満の走行時にあっては、ステップ103→108→109→110の処理に基づいて、モータ制御を実行し、モータ6により後輪RRWを駆動させる。したがって、路面効率が良くなって、発進性や走行安定性が向上する。
【0037】
(フェイル制御)
次に、ATシフト信号を形成するセンサやその信号の処理手段が故障して、ATシフト信号が実際の前側変速機3のシフトポジションと異なるシフトポジションを示す信号を出力する場合における実施の形態1の作動について説明する。
(a)
まず、運転者が前側変速機3を操作して前進あるいは後退しようとしているときに、ATシフト信号として、実際のシフト位置とは相違して、進行方向とは逆方向を示す誤ったシフト信号が出力された場合について説明する。
この場合、前輪FRWの車輪速が後輪RRWの車輪速よりも大きくなって、このときの車速が始動完了車速よりも小さい場合、図2のフローチャートにおいて、ステップ101→102→103→108→109→110の処理に基づいて後輪トルク要求値に応じてモータ6の駆動を制御しようとする。すなわち、上述の誤ったATシフト信号がニュートラル以外のシフト位置を示しているときには、その信号に応じた後輪トルク要求値が算出されて、これに基づくモータ6の制御が行われる可能性がある。
【0038】
しかしながら、本実施の形態1にあっては、このとき、シフト信号モニタ手段11が示すシフト位置と、ATシフト信号とが相違していることから、ステップ110のモータ制御における、図3のフローチャートに示すフェイル制御において、ステップ131→132→133→135→136の流れとなって、システム遮断によりモータ6に対する制御が中止されるとともに、後側クラッチ7が解放される。
したがって、モータ6が故障による誤った情報であるATシフト信号に基づいて後輪RRWを前輪FRWの逆方向に駆動させることが無いとともに、後側クラッチ7が解放されることで、モータ6が後輪RRWの負荷になることもない。
よって、前輪FRWとエンジン1との間の駆動伝達系、および後輪RRWとモータ6との間の駆動伝達系に過大な負荷がかかったり、操縦安定性が悪化したりする不具合が生じることが無く、高いフェイル性能を得ることができる。
(b)
次に、運転者がニュートラルポジションに操作しているときに、上述と同様にATシフト信号として、ニュートラル以外の誤った信号が出力された場合について説明する。
この場合も、上述したのと同様に、ニュートラル以外のATシフト信号に基づいて、後輪トルク要求値が算出されて、これに基づくモータの制御が行われる可能性がある。
【0039】
しかしながら、本実施の形態1にあっては、このとき、シフト信号モニタ手段11が示すシフト位置と、ATシフト信号とが相違していることから、ステップ110のモータ制御における、図3のフローチャートに示すフェイル制御において、ステップ131→132→133→135→136の流れとなって、システム遮断によりモータ6に対する制御が中止されるとともに、後側クラッチ7が解放される。
したがって、運転者がニュートラルに操作しているのに、故障による誤った情報であるATシフト信号に基づいてモータ6が駆動されることが無いとともに、後側クラッチが解放されることで、その後の走行において、モータ6が後輪RRWの負荷になることもない。
さらにモータ6が無負荷状態にて駆動されることがないから、モータ6に過大な突入電流が長時間流されることがなく、モータ6の劣化およびモータ6の耐久性以上の回転数による駆動を防止することができる。
【0040】
また、以上は、ATシフト信号に異常が生じた場合について説明したが、シフト信号モニタ手段11に異常が生じてそのシフト信号が、本来のシフトポジションと異なるポジションを示すようになった場合にも、上述したのと同様に、ステップ133において不一致と判断され、制御停止が成されるとともに、後側クラッチ7が解放され、上述したのと同じ作動が成される。よって、高いフェイル性能を得ることができる。
【0041】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の車両の駆動制御装置について説明する。なお、実施の形態2について説明するにあたり、実施の形態1と共通の構成については説明を省略し、相違点のみ説明する。
【0042】
この実施の形態2は、請求項3に記載の発明に対応しているもので、実施の形態1との相違点は、フェイル制御の処理の流れが一部異なることにある。
図5は、実施の形態2におけるフェイル制御の流れを示すフローチャートで、実施の形態1との相違点は、ステップ135に続くステップ236において、後側クラッチを解放するのに加えて、モータトルク量制御部の出力を停止させてモータの駆動を停止するようにした点である。
したがって、実施の形態1で説明した(a)の場合、および(b)の場合には、図5のフローチャートに示すフェイル制御において、ステップ131→132→133→135→236の流れとなって、後側クラッチが解放され、モータ6の制御が停止され、かつ、システム遮断れる。
よって、(a)の場合において、運転者の操作に応じた前輪FRWの回転とは逆方向に後輪RRWが駆動することがなく、また、運転者がニュートラルに操作しているときに後輪RRWが回転することもない。
【0043】
図6は上記実施の形態2の車両の駆動制御装置にコントローラ10を示すブロック図であって、演算部10aは、シフト信号モニタ手段11から得られるシフト信号と、車両データ通信により得られるATシフト信号とが不一致の場合には、クラッチ締結制御部10fにおいて後側クラッチ7を解放させる信号を出力させるとともに、モータトルク量制御部10dからモータ6を駆動させる信号の出力を停止させる。
したがって、運転者の操作意図とは異なる後輪RRWの回転が成されるのを、より確実に防止することができる。
【0044】
(実施の形態3)
実施の形態3は、請求項4に記載の発明に対応しているもので、シフト信号モニタ手段11として実施の形態1とは異なる手段を用いたものである。他の構成や作用は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態3では、シフト信号モニタ手段11が、コントローラ10の演算部10aに含まれている。このシフト信号モニタ手段11は、エンジン1の図外のクランク角センサからの信号および車輪速を入力し、両者を比較して、ギヤ比を算出する手段を用いている。すなわち、ギヤ比を算出すれば、それが前進段か後退段かを判定することができる。したがって、実施の形態3のシフト信号モニタ手段11は、前進段であるか後退段であるかを検出する。
【0045】
よって、実施の形態3では、実施の形態1で述べた(a)の場合、すなわち、実際の前進および後退の状態と、ATシフト信号が示す前進および後退の状態とが相違する場合に、後側クラッチ7を解放させるとともにシステム遮断を行って前後輪が異なる方向に回動するのを防止することができる。
【0046】
(実施の形態4)
この実施の形態4は、請求項4に記載の発明に対応しているもので、実施の形態3と同様に、シフト信号モニタ11の他の例を示している。
すなわち、実施の形態4では、シフト信号モニタ11は、図外の前後加速度センサおよび車輪速センサの検出に基づいて、前進、後退を判別する構成となっている。
したがって、実施の形態3と同様に、実施の形態1で述べた(a)の場合、すなわち、実際の前進および後退の状態と、ATシフト信号が示す前進および後退の状態とが相違する場合に、後側クラッチ7を解放させるとともにシステム遮断を行って、前後輪が異なる方向に回動するのを防止することができる。
【0047】
(実施の形態5)
次に、実施の形態5は、請求項6に記載の発明に対応しているもので、以下、実施の形態5について説明するにあたり、実施の形態1との相違点について説明する。まず、図7のブロック図により構成の相違点について説明する。本実施の形態5にあっては、実施の形態1で説明した(a)の前輪FRWと後輪RRWとの逆回転を防止するもので、実施の形態5における駆動方向切替部510eは、その切替作動がコントローラ10の演算部10aの出力ではなく、シフト信号モニタ手段としてのリバーススイッチ511からの出力により行うようになっている。
【0048】
図8は、この実施の形態5における要部の回路図であって、前記リバーススイッチ511は、図外のシフトレバーを後退ポジションとしたときのみ閉じてHi出力を行う。
このリバーススイッチ511の出力はデジタル入力回路512に入力されて反転され、遅延回路513に伝達されるとともに、シフト信号モニタ手段からの信号として演算部10aに入力される。
また、遅延回路513にあっては、デジタル入力回路512の出力が所定の遅れ時間を持たされた後、駆動方向切替部510eに伝達される。
この駆動方向切替部510eは、図示のように1組のリレースイッチ514を有し、リバーススイッチ511が図示のように解放されている状態では、モータ6に対して矢印PDで示す方向である正転方向(この正転により後輪RRWは前進方向に回転するものとする)に通電する状態となっているのに対して、リバーススイッチ511が投入されると、リレースイッチ514が切り替わり、矢印MDで示す逆転方向(この逆転により後輪RRWは後退方向に回転するものとする)に通電する状態に切り替わる。
なお、モータトルク量制御部510dは、演算部10aからの出力に応じた電流をモータ6に通電可能とする。
【0049】
本実施の形態5にあっては、コントローラ10による基本制御は、実施の形態1で図2に示した制御と同様であり、また、コントローラ10によるフェイル制御も、実施の形態1で図3に示した流れと同様である。
【0050】
次に、実施の形態5の作動について説明する。
(基本制御)
基本制御において、実施の形態1では、駆動方向切替部10eとクラッチ締結制御部10fとの作動の両方を演算部10aの出力により行っていたが、実施の形態5にあっては、駆動方向切替部510eはシフト信号モニタ手段であるリバーススイッチ511からの出力により直接切り替わる。
【0051】
(フェイル制御)
ATシフト信号において、前進であるのに後退と示す信号が出力される、あるいはその逆に後退であるのに前進と示す信号が出力される異常が発生した場合、演算部10aでは、ATシフト信号とリバーススイッチ511からの信号の相違に基づいて後側クラッチ7が解放される。
また、駆動方向切替部510eは、リバーススイッチ511の出力に応じた状態に切り替わっているため、仮にモータトルク量制御部510dが作動したとしても、後輪RRWが前輪FRWの回転方向と反対方向に回転されることはない。
【0052】
また、演算部10aに異常が生じた場合でも、駆動方向切替部510eが実際のシフト操作状態とは異なる方向に切り替わることが無くなり、演算部10aに異常が発生しても後輪RRWが前輪FRWと異なる方向に駆動することが無くなる。
【0053】
次に、シフト信号モニタ手段としてのリバーススイッチ511に異常が生じた場合、上記とは逆に、駆動方向切替部510eが実際のシフト操作状態とは異なる方向に切り替わるおそれがある。
しかし、この場合、遅延回路513を設けているため、この、駆動方向切替部510eにおいて切替作動は、リバーススイッチ511に異常が発生した時点よりも所定の遅れをもってなされる。
したがって、リバーススイッチ511の異常により駆動方向切替部510eにおいて切替作動が成されるよりも前の時点で演算部10aによるフェイル制御により後側クラッチ7の解放とシステム遮断が成され、後輪RRWが前輪FRWと反対方向に回転されることはない。
【0054】
(実施の形態6)
次に、実施の形態6について説明する。この実施の形態6は、請求項5およびに記載の発明に対応しており、以下、実施の形態6について説明するにあたり実施の形態1との相違点について説明する。まず、図9のブロック図により実施の形態1との相違点について説明する。本実施の形態6は、実施の形態において(b)で説明した前側変速機3がニュートラルのときにモータ6が駆動しないようにしたものである。本実施の形態6にあっては、シフト信号モニタ手段として、前側変速機3がニュートラルポジションであるときに投入され、それ以外では開状態となるニュートラルスイッチ611が設けられている。また、モータトルク量制御部610eは、ニュートラルスイッチ611の開閉状態に応じて、ニュートラル以外のポジションのときに限りモータ6に向けて駆動信号を出力可能な状態に切り替わり、ニュートラルポジションでは、モータ6に向けて駆動信号を不可能な状態に切り替わるように構成されている。また、クラッチ締結制御部610fは、ニュートラルスイッチ611の開閉状態に応じて、ニュートラル以外のポジションのときに限り後側クラッチ7を締結可能な状態とし、ニュートラルポジションでは、後側クラッチ7を締結不可能な状態に切り替わるように構成されている。
【0055】
図10は上記モータトルク量制御部610eおよびクラッチ締結制御部610fの詳細を示す回路図である。
これらの作動を説明すると、前側変速機3がニュートラル以外のポジションではニュートラルスイッチ611が開放されており、このとき、図においてAで示す位置ではHiとなっている、デジタル入力回路612では反転されて図においてBの位置ではLoとなっている。この場合、図においてC,Dの位置では、演算部10aの出力がそのまま出力されることになり、モータトルク量制御部610eの出力(Eの位置)も、演算部10aの出力がそのまま成され、必用に応じてモータ6が駆動される。同様に、クラッチ締結制御部610fにおいても、演算部10aの出力がそのまま成され、必用に応じて後側クラッチ7の締結・開放が成される。
【0056】
一方、前側変速機3がニュートラルのポジションではニュートラルスイッチ611が投入されており、このとき、図においてAで示す位置ではLoとなっている、デジタル入力回路612では反転されて図においてBの位置ではHiとなっている。この場合、図においてCの位置ではHi,Dの位置ではLoとなり、モータトルク量制御部610eの出力(Eの位置)がLoとなって、モータ6を駆動させることができないとともに、クラッチ締結制御部610fの出力(Fの位置)がHiとなって、クラッチ7を締結することができなくなる。
【0057】
実施の形態6にあってはフェイル制御が実施の形態1と異なるから、次に、この実施の形態6のフェイル制御を図11のフローチャートにより説明する。
ステップ601では、シフト信号モニタ手段としてのニュートラルスイッチ611から信号を読み込む。
次のステップ602では、シフト信号がニュートラルポジション(N)か、それ以外かを判断し、ニュートラルポジション(N)の場合には、ステップ603に進んで、基本制御自体を停止する。
一方、ステップ602において、シフト信号がニュートラルポジション(N)以外の場合は、ステップ604に進んで、ATシフト信号を読み込み、さらにステップ605に進んで、シフト信号とATシフト信号とが一致しているか否か判断し、一致している場合には、ステップ606に進んで、制御開始あるいは制御継続を行う。
【0058】
また、ステップ605において、シフト信号とATシフト信号とが不一致の場合、ステップ607に進んで基本制御を停止し、さらにステップ608に進んで、クラッチ締結制御部610fにより後側クラッチ7の解放を行い、かつ、モータトルク量制御部610eによりモータ6への出力を停止させて、システム遮断を行う。
【0059】
次に、実施の形態6の作動について説明する。
【0060】
前側変速機3をニュートラルポジションとすると、ステップ601→602→603の流れとなって、制御が停止され、モータ6により後輪RRWが駆動されることがない。
また、ニュートラルスイッチ611の出力によりモータトルク量制御部610eとクラッチ締結制御部610fとが、モータ6に駆動信号を出力できない状態にするとともに、後側クラッチ7を締結しない状態に切り替わる。
【0061】
したがって、このニュートラル状態においてATシフト信号に異常が生じ、他のポジションである信号を出力されて、演算部10aが前進あるいは後退させる制御を実行しようとしても、上述のようにモータ6および後側クラッチ7の作動ができない状態になっており、前進あるいは後退することはない。
【0062】
また、ニュートラルスイッチ611に異常が発生した場合には、図11に示す流れのフェイル制御において、シフト位置の不一致に基づいて制御停止と後側クラッチ7の切り離しおよびモータ6の制御停止が成される。したがって、この場合も、ニュートラルポジションに操作しているのにニュートラルスイッチ611が故障してこれを検出できずに、モータ6および後側クラッチ7が駆動可能な状態になっていても、前進あるいは後退されることはない。
【0063】
(実施の形態7)
次に、図12のブロック図により請求項6に記載の発明に対応した実施の形態5の変形例である実施の形態7について説明する。この実施の形態7は、実施の形態1で述べた(a)の前輪FRWと後輪RRWとが逆に回転するのを防止することを目的とするものであり、この実施の形態7にあっては、実施の形態5で示した構成に加えて、モータ6から後輪RRWへのトルク伝達系路に途中に、相対的に位相の異なる信号を出力する2個の回転センサ71,72からの信号を入力して、その位相の相違により後輪RRWが前進方向に回転しているか後退方向に回転しているかを判別するモータモニタ73を設けている。
【0064】
次に、コントローラ10の演算部10aにおけるフェイル制御について図13のフローチャートにより説明する。
ステップ701では、シフト信号モニタ手段としてのリバーススイッチ511からの信号を読み込み、次のステップ702では、ATシフト信号を読み込む。
次のステップ703では、ステップ701と702で読み込んだ信号において、前後方向が一致しているか否か判断し、不一致の場合にはステップ704および705において、制御を停止するとともに、後側クラッチ7を切り離し、モータ6の制御を停止した後、システムを遮断する。
【0065】
ステップ703において、検出信号の前後方向が一致している場合にはステップ706に進んで、シフトポジションが前後のいずれであるかを決定した後、ステップ707に進んで、モータモニタ73が検出する回転方向を読み込み、次のステップ708において、ステップ706で得られたシフト方向とステップ707で得られたモータ6の回転方向とを比較し、両者が不一致であればステップ704以降のフェイル制御を実行し、両者が一致していればステップ709に進んで制御開始および継続の判断を行った後、ステップ701に戻る。
【0066】
したがって、この実施の形態7にあっては、実施の形態5と同じ作用効果が得られるのに加え、モータ6の実際の回転方向をモータモニタ73により検出してシフト信号との比較し不一致の場合には後側クラッチ7を開放させ、モータ6を停止させ、システムの遮断を行うようにしたため、演算部10aが故障したりモータ6それ自体が故障したりして、モータ6がシフトポジションと異なる方向に回転しようとした場合にも、これを回避することができる。
【0067】
なお、モータモニタ73としては、上述した回転センサ71,72を用いる方法の他、モータ6の回転方向を決める界磁コイルの電流方向をモニタする手段や、この界磁コイルの両端の電圧をモニタして、電流方向を確認するようにすれば、回転センサなどの付加無く安価に検出を行うことができる。
あるいは、モータ6の内部の界磁コイルの両端の電圧をモニタして電流方向を確認することでも、モータ6(従動輪)の回転方向を検出することができる。
【0068】
以上、図面により実施の形態について説明してきたが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態では、主駆動源としてエンジン1を用いた例を示したが、モータなど他の駆動手段を用いてもよい。
また、実施の形態では、主駆動輪を前輪、従駆動輪を後輪としたが、前後逆にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の車両の駆動制御装置を示すシステム概要図である。
【図2】実施の形態1の基本制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】実施の形態1のフェイル制御の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1におけるコントローラを模式的に示すブロック図である。
【図5】実施の形態2におけるフェイル制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】実施の形態2におけるコントローラを示すブロック図である。
【図7】実施の形態5におけるコントローラを示すブロック図である。
【図8】実施の形態5における要部の回路図である。
【図9】実施の形態6におけるコントローラを示すブロック図である。
【図10】実施の形態6のモータトルク量制御部およびクラッチ締結制御部を示す回路図である。
【図11】実施の形態6のフェイル制御の流れを示すフローチャートである。
【図12】実施の形態7におけるコントローラを示すブロック図である。
【図13】実施の形態7のフェイル制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 前側クラッチ
3 前側変速機
4 ディファレンシャル
5 発電機
6 モータ
7 後側クラッチ
8 後側変速機
9 ディファレンシャル
10 コントローラ
10a 演算部
10b エンジントルク量制御部
10c 発電機発電制御部
10d モータトルク量制御部
10e 駆動方向切替部
10f クラッチ締結制御部
10g 電圧比較部
10h 電流方向検出部
10h 電流方向検出部
11 シフト信号モニタ手段
71,72 回転センサ
73 モータモニタ
510d モータトルク量制御部
510e 駆動方向切替部
511 リバーススイッチ
512 デジタル入力回路
513 遅延回路
514 リレースイッチ
610e モータトルク量制御部
610f クラッチ締結制御部
611 ニュートラルスイッチ
612 デジタル入力回路
FRW 前輪
RRW 後輪

Claims (5)

  1. 変速機を介在させて主駆動輪を駆動する主駆動源と、
    従駆動輪を駆動する従駆動源と、
    前記変速機のシフト位置を検出するシフト位置センサを含む走行状態検出手段の検出に基づいて少なくとも従駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、
    を備えた車両の駆動制御装置において、
    前記従駆動源と従駆動輪との間に、両者間でトルク伝達が可能な状態と不可能な状態とに切り替えるクラッチが設けられ、
    前記シフト位置センサとは別に、運転者のシフト操作状態を検出するシフト信号モニタ手段が設けられ、
    前記駆動制御手段は、走行状態検出手段が検出するシフト位置と、シフト信号モニタ手段が検出するシフト位置とが不一致の場合は、前記クラッチを解放するフェイル制御を実行することを特徴とする車両の駆動制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の駆動制御装置において、
    前記従駆動源として電力による駆動するモータが用いられていることを特徴とする車両の駆動制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両の駆動制御装置において、
    前記フェイル制御は、クラッチの解放に加えて従駆動源の駆動および駆動制御を停止させることであることを特徴とする車両の駆動制御装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1つに記載の車両の駆動制御装置において、
    前記シフト信号モニタ手段として、シフト位置が前進側であるか後退側であるかを判別する手段が設けられ、
    前記駆動制御手段は、前記フェイル制御を、検出される2つのシフト位置が前進側と後退側とで逆を示しているときに実行することを特徴とする車両の駆動制御装置。
  5. 請求項1ないし3いずれか1つに記載の車両の駆動制御装置において、
    前記シフト信号モニタ手段として、シフト位置がニュートラル位置であるか否かを判別する手段が設けられ、
    前記駆動制御手段は、前記フェイル制御を、検出される2つのシフト位置が一方がニュートラル位置を示し他方がニュートラル位置を示さないときに実行することを特徴とする車両の駆動制御装置。
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