JP5233725B2 - 電動車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動系にモータを有し、インバータとバッテリの間に2つのリレーを有するモータ回路を備えた電動車両の制御装置に関する。
従来、溶着検出回路等の専用の回路を付加することなく、バッテリの+側、−側のどちらのリレーが故障しているかを診断することを目的とするリレー溶着検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載されているリレー溶着の判定手法は、+側リレーと−側リレーが共にオン、かつ+側リレーに並列接続されたプリチャージリレーがオフの状態から、+側リレーとプリチャージリレーがオフ、かつ−側リレーがオンの状態である第1の状態に変更する。第1の状態における負荷回路側の電圧値が、予め決められた第1の時間経過後において予め決められた第1の値以上変化しない場合に、+側リレーを溶着と判定する。第1の状態から、+側リレーと−側リレーがオフ、かつプリチャージリレーがオンの状態である第2の状態に変更し、第2の状態における負荷回路側の電圧値が、予め決められた第2の時間経過後において予め決められた第2の値以上変化しない場合に、−側リレーを溶着と判定する。
特開2005-116485号公報
しかしながら、従来のリレー溶着検出装置にあっては、システムを緊急停止させるような故障が発生した際、部品保護の観点から高電圧リレーを直ちに遮断するが、このとき、モータ高電圧回路系を流れる電流の方向が、システム正常時に停止させる場合と逆方向になってしまうことが全く考慮されていないため、モータ高電圧回路に有する充電抵抗と半導体スイッチング素子を破損させる可能性がある、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、システムを停止させる故障が発生した際、モータ回路に有する充電抵抗と半導体スイッチング素子の破損を防止し、充電抵抗と半導体スイッチング素子の寿命延長を図ることができる電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電動車両の制御装置では、
駆動系に有するモータと、
前記モータに接続されるインバータとバッテリの間に設定され、前記インバータと前記バッテリの導通・非導通を切り替える第1リレーおよび第2リレーと、前記インバータの両端子間に接続された平滑コンデンサと、前記両リレーの何れか一方に対し並列に接続された充電抵抗および半導体スイッチング素子と、を有するモータ回路と、
車両停止要求が検出されると、前記平滑コンデンサの放電と前記リレーの遮断によりシステムを停止するシステム停止制御手段と、
を備えている。
この電動車両の制御装置において、
前記システム停止制御手段は、前記半導体スイッチング素子に逆向きに電流が流れ込まないシステム状態による正常時は、半導体スイッチング素子に並列接続されるリレーから先に遮断し、その後、半導体スイッチング素子の反対側のリレーを遮断し、半導体スイッチング素子に逆向きに電流が流れる可能性のあるシステム状態による異常時は、半導体スイッチング素子の反対側のリレーから先に遮断し、その後、半導体スイッチング素子に並列接続されるリレーを遮断する。
よって、本発明の電動車両の制御装置にあっては、システム停止制御手段において、システム状態が正常時か異常時かで、2つの第1リレーと第2リレーを遮断する順序が変えられる。
すなわち、少なくとも半導体スイッチング素子に並列に接続されるリレーを遮断した際、半導体スイッチング素子に逆向きに電流が流れる可能性のあるシステム状態による異常時は、半導体スイッチング素子の反対側のリレーから先に遮断することで、モータ回路を逆向きに電流が流れようとしても、リレーの位置にて逆向き電流の流れが遮断される。つまり、充電抵抗と半導体スイッチング素子の破損に至る電流経路の形成が阻止される。
この結果、システムを停止させる故障が発生した際、モータ回路に有する充電抵抗と半導体スイッチング素子の破損を防止し、充電抵抗と半導体スイッチング素子の寿命延長を図ることができる。
実施例1の制御装置が適用された後輪駆動によるFRハイブリッド車両(電動車両の一例)を示す全体システム図である。 実施例1の制御装置が適用されたFRハイブリッド車両におけるモータ/ジェネレータMGのモータ高電圧回路の一例を示すブロック図である。 実施例1の統合コントローラ10にて実行されるシステム停止制御処理の流れを示すフローチャートである。 異常時のシステム停止制御によりモータ高電圧回路に逆向き電流が流れる理由を示す説明図である。 実施例1の統合コントローラ10にて実行されるシステム起動制御におけるイグニッションSW・スタートSW・第1高電圧リレー・プリチャージFET・平滑コンデンサ電圧・第2高電圧リレーの各特性を示すタイムチャートである。 統合コントローラ10が検出する第2高電圧リレー32が遮断されてしまう異常の検出例を示す説明図である。 モータコントローラ2が検出する平滑コンデンサ33の過電圧の検出例を示す説明図である。 実施例1の統合コントローラ10にて実行されるシステム停止制御(正常時)における車両停止要求・第2高電圧リレー・平滑コンデンサ電圧・第1高電圧リレーの各特性を示すタイムチャートである。 実施例1の統合コントローラ10にて実行されるシステム停止制御(異常時)における車両停止要求・第1高電圧リレー・第2高電圧リレーの各特性を示すタイムチャートである。
以下、本発明の電動車両の制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の制御装置が適用された後輪駆動によるFRハイブリッド車両(電動車両の一例)を示す全体システム図である。
実施例1におけるFRハイブリッド車両の駆動系は、図1に示すように、エンジンEngと、フライホイールFWと、第1クラッチCL1と、モータ/ジェネレータMGと、第2クラッチCL2と、自動変速機ATと、プロペラシャフトPSと、ディファレンシャルDFと、左ドライブシャフトDSLと、右ドライブシャフトDSRと、左後輪RLと、右後輪RRと、を有する。なお、FLは左前輪、FRは右前輪である。
前記エンジンEngは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、エンジンコントローラ1からのエンジン制御指令に基づいて、エンジン始動制御やエンジン停止制御やスロットルバルブのバルブ開度制御やフューエルカット制御等が行われる。なお、エンジン出力軸には、フライホイールFWが設けられている。
前記第1クラッチCL1は、前記エンジンEngとモータ/ジェネレータMGの間に介装されたクラッチであり、第1クラッチコントローラ5からの第1クラッチ制御指令に基づいて、第1クラッチ油圧ユニット6により作り出された第1クラッチ制御油圧により、締結・スリップ締結(半クラッチ状態)・開放が制御される。この第1クラッチCL1としては、例えば、ダイアフラムスプリングによる付勢力にて完全締結を保ち、ピストン14aを有する油圧アクチュエータ14を用いたストローク制御により、スリップ締結から完全開放までが制御されるノーマルクローズの乾式単板クラッチが用いられる。
前記モータ/ジェネレータMGは、ロータに永久磁石を埋設しステータにステータコイルが巻き付けられた同期型モータ/ジェネレータであり、モータコントローラ2からの制御指令に基づいて、インバータ3により作り出された三相交流を印加することにより制御される。このモータ/ジェネレータMGは、高電圧バッテリ4からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することもできるし(以下、この動作状態を「力行」と呼ぶ)、ロータがエンジンEngや駆動輪から回転エネルギーを受ける場合には、ステータコイルの両端に起電力を生じさせる発電機として機能し、高電圧バッテリ4を充電することもできる(以下、この動作状態を「回生」と呼ぶ)。なお、このモータ/ジェネレータMGのロータは、ダンパーを介して自動変速機ATの変速機入力軸に連結されている。
前記第2クラッチCL2は、前記モータ/ジェネレータMGと左右後輪RL,RRの間に介装されたクラッチであり、ATコントローラ7からの第2クラッチ制御指令に基づいて、第2クラッチ油圧ユニット8により作り出された制御油圧により、締結・スリップ締結・開放が制御される。この第2クラッチCL2としては、例えば、比例ソレノイドで油流量および油圧を連続的に制御できるノーマルオープンの湿式多板クラッチや湿式多板ブレーキが用いられる。なお、第1クラッチ油圧ユニット6と第2クラッチ油圧ユニット8は、自動変速機ATに付設されるAT油圧コントロールバルブユニットCVUに内蔵している。
前記自動変速機ATは、例えば、前進7速/後退1速等の有段階の変速段を車速やアクセル開度等に応じて自動的に切り換える有段変速機であり、前記第2クラッチCL2は、専用クラッチとして新たに追加したものではなく、自動変速機ATの各変速段にて締結される複数の摩擦締結要素のうち、トルク伝達経路に設定される最適なクラッチやブレーキを選択している。そして、前記自動変速機ATの出力軸は、プロペラシャフトPS、ディファレンシャルDF、左ドライブシャフトDSL、右ドライブシャフトDSRを介して左右後輪RL,RRに連結されている。
実施例1のハイブリッド駆動系は、電気車両走行モード(以下、「EVモード」という。)と、ハイブリッド車走行モード(以下、「HEVモード」という。)と、駆動トルクコントロール走行モード(以下、「WSCモード」という。)等の走行モードを有する。
前記「EVモード」は、第1クラッチCL1を開放状態とし、モータ/ジェネレータMGの動力のみで走行するモードである。前記「HEVモード」は、第1クラッチCL1を締結状態とし、モータアシスト走行モード・走行発電モード・エンジン走行モードの何れかにより走行するモードである。前記「WSCモード」は、「HEVモード」からのP,N→Dセレクト発進時、あるいは、「EVモード」や「HEVモード」からのDレンジ発進時等において、モータ/ジェネレータMGの回転数制御により第2クラッチCL2のスリップ締結状態を維持し、第2クラッチCL2を経過するクラッチ伝達トルクが、車両状態やドライバー操作に応じて決まる要求駆動トルクとなるようにクラッチトルク容量をコントロールしながら発進するモードである。なお、「WSC」とは「Wet Start clutch」の略である。
次に、ハイブリッド車両の制御系を説明する。
実施例1におけるFRハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、高電圧バッテリ4と、第1クラッチコントローラ5と、第1クラッチ油圧ユニット6と、ATコントローラ7と、第2クラッチ油圧ユニット8と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10と、を有して構成されている。なお、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、第1クラッチコントローラ5と、ATコントローラ7と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10とは、情報交換が互いに可能なCAN通信線11を介して接続されている。
前記エンジンコントローラ1は、エンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情報と、統合コントローラ10からの目標エンジントルク指令と、他の必要情報を入力する。そして、エンジン動作点(Ne,Te)を制御する指令を、エンジンEngのスロットルバルブアクチュエータ等へ出力する。
前記モータコントローラ2は、モータ/ジェネレータMGのロータ回転位置を検出するレゾルバ13からの情報と、統合コントローラ10からの目標MGトルク指令および目標MG回転数指令と、他の必要情報を入力する。そして、モータ/ジェネレータMGのモータ動作点(Nm,Tm)を制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2では、高電圧バッテリ4の充電容量をあらわすバッテリSOCを監視していて、このバッテリSOC情報は、モータ/ジェネレータMGの制御情報に用いられると共に、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給される。
前記第1クラッチコントローラ5は、油圧アクチュエータ14のピストン14aのストローク位置を検出する第1クラッチストロークセンサ15からのセンサ情報と、統合コントローラ10からの目標CL1トルク指令と、他の必要情報を入力する。そして、第1クラッチCL1の締結・スリップ締結・開放を制御する指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVU内の第1クラッチ油圧ユニット6に出力する。
前記ATコントローラ7は、アクセル開度センサ16と、車速センサ17と、他のセンサ類18(変速機入力回転数センサ、インヒビタースイッチ等)からの情報を入力する。そして、Dレンジを選択しての走行時、アクセル開度APOと車速VSPにより決まる運転点がシフトマップ上で存在する位置により最適な変速段を検索し、検索された変速段を得る制御指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVUに出力する。なお、シフトマップとは、アクセル開度と車速に応じてアップシフト線とダウンシフト線を書き込んだマップをいう。上記自動変速制御に加えて、統合コントローラ10から目標CL2トルク指令を入力した場合、第2クラッチCL2のスリップ締結を制御する指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVU内の第2クラッチ油圧ユニット8に出力する第2クラッチ制御を行う。また、統合コントローラ10から変速制御変更指令が出力された場合、通常に変速制御に代え、変速制御変更指令にしたがった変速制御を行う。
前記ブレーキコントローラ9は、4輪の各車輪速を検出する車輪速センサ19と、ブレーキストロークセンサ20からのセンサ情報と、統合コントローラ10からの回生協調制御指令と、他の必要情報を入力する。そして、例えば、ブレーキ踏み込み制動時、ブレーキストロークBSから求められる要求制動力に対し回生制動力だけでは不足する場合、その不足分を機械制動力(液圧制動力やモータ制動力)で補うように、回生協調ブレーキ制御を行う。
前記統合コントローラ10は、車両全体の消費エネルギーを管理し、最高効率で車両を走らせるための機能を担うもので、モータ回転数Nmを検出するモータ回転数センサ21や他のセンサ・スイッチ類22からの必要情報およびCAN通信線11を介して情報を入力する。そして、エンジンコントローラ1へ目標エンジントルク指令、モータコントローラ2へ目標MGトルク指令および目標MG回転数指令、第1クラッチコントローラ5へ目標CL1トルク指令、ATコントローラ7へ目標CL2トルク指令、ブレーキコントローラ9へ回生協調制御指令を出力する。
図2は、実施例1の制御装置が適用されたFRハイブリッド車両におけるモータ/ジェネレータMGのモータ高電圧回路の一例を示すブロック図である。以下、図2に基づいてモータ高電圧回路構成を説明する。
実施例1のモータ/ジェネレータMG(モータ)のモータ高電圧回路30(モータ回路)は、図2に示すように、前記インバータ3と前記高電圧バッテリ4(バッテリ)の間に設定されていて、第1高電圧リレー31(第1リレー)と、第2高電圧リレー32(第2リレー)と、平滑コンデンサ33と、充電抵抗34と、プリチャージFET35(半導体スイッチング素子)と、を有する。
前記インバータ3と前記高電圧バッテリ4の間には、並列接続により第1高電圧リレー31と第2高電圧リレー32を有し、インバータ3と高電圧バッテリ4の導通・非導通を切り替える。前記インバータ3のバッテリ端子間には、システム起動時に充電し、システム停止時に放電する平滑コンデンサ33が設けられている。また、第2高電圧リレー32には、並列に充電抵抗34とプリチャージFET35が接続されている。なお、充電抵抗34とプリチャージFET35については、第1高電圧リレー31側に並列接続したものであっても良い。
前記両高電圧リレー31,32とプリチャージFET35は、パワートレイン系の動作点の決定および車両システムの監視を行なう統合コントローラ10により操作される。
また、高電圧バッテリ3を監視するバッテリ監視ユニット36と、統合コントローラ10からの指令によってモータ/ジェネレータMGの回生・駆動電流を制御すると共に、平滑コンデンサ33の充放電を制御するモータコントローラ2と、を有する。
システム起動時には、モータ/ジェネレータMGを動作させるため、統合コントローラ10によって、第1高電圧リレー31、第2高電圧リレー32、プリチャージFET35を操作し、インバータ2の平滑コンデンサ33の充電を実施する。
また、システム停止時には、平滑コンデンサ33内の電荷を放電するため、統合コントローラ10は、第1高電圧リレー31、第2高電圧リレー32、プリチャージFET35を操作し、平滑コンデンサ33の放電を実施する。平滑コンデンサ33の放電は、モータコントローラ2による強制放電処理が動作する。このシステム停止時は、統合コントローラ10が運転者の意思、システムの状態を監視し、モータ/ジェネレータMCより強制放電可能状態の通知を受信すると、まず、プリチャージFET35に並列接続された第2高電圧リレー32を遮断する。次に、統合コントローラ10は、第2高電圧リレー32の遮断をモータコントローラ2に通知すると、モータコントローラ2は、平滑コンデンサ33を放電するための強制放電処理を実施する。そして、平滑コンデンサ33内に蓄えられた電荷が放電されるのを確認したら、統合コントローラ10は、もう片側の第1高電圧リレー31の遮断を実施する。
図3は、実施例1の統合コントローラ10にて実行されるシステム停止制御処理の流れを示すフローチャートである(システム停止制御手段)。以下、図3に示すフローチャートの各ステップについて説明する。なお、この演算は、一定周期毎(例えば、10ms)で演算される。
ステップS101では、統合コントローラ10が車両停止要求の受信の有無により、車両停止要求を検出したか否かを判断し、YES(車両停止要求の受信有り)の場合はステップS102へ進み、NO(車両停止要求の受信無し)の場合はステップS108へ進む。
ここでの車両停止要求とは、運転者の要求(イグニッションOFF)、または、システム異常による停止要求を指す。
ステップS102では、ステップS101での車両停止要求の受信有りとの判断に続き、インバータ3が強制放電できない故障による車両停止要求か否かを判断し、YES(システム故障発生時)の場合はステップS103へ進み、NO(システム正常時)の場合はステップS109へ進む。
ここで、故障の情報は、モータコントローラ2からの故障情報の通知や統合コントローラ10で検出したものである。また、インバータ3が強制放電できない故障とは、第2高電圧リレー32を先に遮断することによって、プリチャージFET35側に電流が流れる可能性のあるシステム故障発生時のことである。例えば、統合コントローラ10が検出する第2高電圧リレー32が遮断されてしまう異常、あるいは、モータコントローラ2が検出する平滑コンデンサ33の過電圧や強制放電を実施できない異常(例えば、トルクを制御するためのスイッチング制御ができない異常)等である。詳しくは、図6及び図7に基づいて後述する。
ステップS103では、ステップS102でのシステム故障発生時であるとの判断に続き、第1高電圧リレー31を遮断する指令を出力し、ステップS104へ進む。
ステップS104では、ステップS103での第1高電圧リレー31の遮断指令出力に続き、第1高電圧リレー31が遮断したか否かを判断し、YES(第1高電圧リレー31の遮断終了)の場合はステップS105へ進み、NO(第1高電圧リレー31の遮断中)の場合はステップS104の判断を繰り返す。
ここで、第1高電圧リレー31が遮断したかどうかの判断は、リレーの応答時間相当経過することで判断するようにしても良い。
ステップS105では、ステップS104での第1高電圧リレー31の遮断終了の判断に続き、第2高電圧リレー32を遮断する指令を出力し、ステップS106へ進む。
ステップS106では、ステップS105での第2高電圧リレー32の遮断指令出力に続き、第2高電圧リレー32が遮断したか否かを判断し、YES(第2高電圧リレー32の遮断終了)の場合はステップS107へ進み、NO(第2高電圧リレー32の遮断中)の場合はステップS106の判断を繰り返す。
ここで、第2高電圧リレー32が遮断したかどうかの判断は、リレーの応答時間相当経過することで判断するようにしても良い。
ステップS107では、ステップS106での第2高電圧リレー32の遮断終了の判断に続き、統合コントローラ10のシャットダウン処理を実施し、エンドへ進む。
ステップS108では、ステップS101での車両停止要求の受信無しとの判断に続き、統合コントローラ10による通常制御(例えば、正常時のシステム起動制御等)を実行し、エンドへ進む。
ステップS109では、ステップS102でのシステム正常時であるとの判断に続き、正常時のシステム停止制御(第2高電圧リレー32の遮断→平滑コンデンサ33の放電→第1高電圧リレー31の遮断)を実行し、エンドへ進む。
次に、作用を説明する。
まず、「異常時のシステム停止制御により逆向き電流が流れる理由」の説明を行い、続いて、実施例1のFRハイブリッド車両の制御装置における作用を、「正常時のシステム起動制御作用」、「逆向きに電流が流れる異常検出作用」、「正常時のシステム停止制御作用」、「異常時のシステム停止制御作用」、「第2高電圧リレーの溶着診断作用」に分けて説明する。
[異常時のシステム停止制御により逆向き電流が流れる理由]
以下、図4を用いて、異常時のシステム停止制御により逆向き電流が流れる理由を説明する。
車両を緊急停止させる故障が発生した際、統合コントローラは、部品保護の観点から、高電圧リレーを直ちに遮断する場合がある。そこで統合コントローラが通常通り、プリチャージFETに並列接続された第2高電圧リレーから即遮断を実施すると、図4の点線矢印Aに示すような系で電流が流れ、充電抵抗およびプリチャージFET(平滑コンデンサを充電するために設けられた半導体のスイッチ素子)を破損する可能性がある。
例えば、モータコントローラの故障時は、モータコントローラの自己保護機能が働き、IGBTのゲートを遮断する。特に、運転時に、IGBTのゲートの遮断が実施されると、誘起電圧が発生し、高電圧バッテリの電圧より、平滑コンデンサの電圧が高くなる可能性がある。なお、「IGBT(=絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)Insulated Gate Bipolar Transistorの略」とは、電流を制御するスイッチング素子で、ゲートを遮断すると電流がカットされる。
したがって、高電圧バッテリの電圧が平滑コンデンサの電圧より高い正常時にシステム停止する場合の電流の流れ方向に対し、故障による異常時にシステム停止する場合には、平滑コンデンサ側から充電抵抗、プリチャージFET側に、正常時の電流の流れ方向と逆向きの電流が流れ込む可能性が大きくなる。
また、統合コントローラは、第2高電圧リレーの遮断を実施した後、平滑コンデンサの電荷が放電されていくことをモニタすることで、第2高電圧リレーの溶着診断を実施している。つまり、平滑コンデンサの電圧低下により溶着診断を実施するもので、電圧低下が確認されると、「溶着無し」と診断する。
しかし、モータコントローラに故障が発生し、IGBTのゲート遮断が実施されてしまうと、モータコントローラが強制放電フェーズに移行できない。つまり、モータコントローラの強制放電機能を失陥してしまう。その際に本診断を実施してしまうと、第2高電圧リレーが溶着していないにもかかわらず、第2高電圧リレーの溶着と誤診断してしまう。
[正常時のシステム起動制御作用]
以下、図3及び図5を用いて、正常時のシステム起動制御作用を説明する。
FRハイブリッド車両のシステムは、統合コントローラ10を中心に構成され、統合コントローラ10によって、システムの統合制御を実施している。以下に統合コントローラ10の主な役割を示す。
・運転者の操作、車両システム状態に応じて、運転者が望む最適な運転モードを選択する。
・最適な運転状態を実現するため、各アクチュエータ(高電圧リレー、DC/DCコンバータ等)を制御し、エンジン・高電圧モータ(MG)へのトルク配分を算出し、各ECUへ指令を送信する。
・車両システムの監視を実施し、フェールセーフ走行への切り替えや警告灯の点灯を実施する。
このFRハイブリッド車両にて、走行前にイグニッションスイッチを入れると、図3のフローチャートにおいて、ステップS101→ステップS108→エンドへと進む流れが繰り返され、以下の手順を経過して、ハイブリッドシステムを起動し、走行可能モードに遷移する(図5参照)。
(1) 運転者が運転意思を示す動作を示したのを統合コントローラ10が検知する(イグニッション信号ONかつスタート信号ON:時刻t1)。
(2) 統合コントローラ10は高電圧リレーを接続しても問題ないと判定したら、まず第1高電圧リレー31を接続する(時刻t2)。
(3) 第1高電圧リレー31の接続が完了したら、プリチャージFET35を接続し、インバータ3の平滑コンデンサ33の充電を実施する(時刻t3)。
(4) 平滑コンデンサ33の充電が完了したら、統合コントローラ10は第2高電圧リレー32を接続する(時刻t4)。
(5) 第2高電圧リレー32の接続が完了したら、第2高電圧リレー32へのプリチャージFET35の接続を遮断する。この状態で高電圧投入が完了する(時刻t5)。
(6) 高電圧投入が完了し、走行しても問題ないと統合コントローラ10が判断したら、走行可能モードに遷移する。
したがって、走行前にイグニッションスイッチを入れると、第1高電圧リレー31の接続→プリチャージFET35の接続→平滑コンデンサ33の充電→第2高電圧リレー32の接続→プリチャージFET35の接続遮断、という手順を経過して、ハイブリッドシステムを起動させることができる。
[逆向きに電流が流れる異常検出作用]
以下、図6及び図7を用いて、逆向きに電流が流れる異常検出作用を説明する。
まず、統合コントローラ10が検出する第2高電圧リレー32が遮断されてしまう異常の検出例について説明する。
統合コントローラ10は、第2高電圧リレー32を駆動すると同時に、接続状態をモニタしている。例えば、第2高電圧リレー32を接続したい時には、CPU10aのリレー駆動指令のポートをHiして、電流を駆動回路10b(リレーソレノイド)に流し出す。
その際に、CPU10aの入力ポートのリレー駆動状態をモニタし、電流が流れていないと判断できたら、第2高電圧リレー32と統合コントローラ10を接続するハーネスが断線していると判断する。言い換えると、統合コントローラ10の意図に反して、第2高電圧リレー32が遮断されてしまう異常と判断する。
次に、モータコントローラ2が検出する平滑コンデンサ33の過電圧の検出例について説明する。
モータコントローラ2は、平滑コンデンサ33の状態をセンサにてモニタしている。そして、平滑コンデンサ33の状態が、モータ・インバータの動作保証電圧を上回った場合、モータコントローラ2は統合コントローラ10に対して、過電圧であることを送信する。統合コントローラ10は、モータコントローラ2より、過電圧を受信したら、高電圧リレーを遮断する。
その際、第2高電圧リレー32から遮断すると、平滑コンデンサ33の電圧が、高電圧バッテリ4の電圧より高くなり、プリチャージFET35側に電流が流れこむ可能性がある。この状態を防ぐため、統合コントローラ10は、第1高電圧リレー31から遮断する。
[正常時のシステム停止制御作用]
以下、図3及び図8を用いて、正常時のシステム停止制御作用を説明する。
車両の走行後、正常な車両停止要求を検出すると、図3のフローチャートにおいて、ステップS101→ステップS102→ステップS109→エンドへと進む流れが繰り返され、以下の手順を経過して、ハイブリッドシステムを停止(シャットダウン)する(図8参照)。
(1) 統合コントローラ10は、車両システムの停止要求を検知する。ここでの停止要求とは、運転者の車両停止意思(イグニッションOFF)または、車両停止しなくてはならない故障が発生時である(時刻t6)。
(2) 統合コントローラは、インバータが強制放電できる状態であると判定したら、第2高電圧リレーを遮断し、MCに通知する(時刻t7)。
(3) モータコントローラ2は、第2高電圧リレー32の遮断を受信すると、強制放電状態に移行する(時刻t7〜t8)。
(4) 統合コントローラ10は、平滑コンデンサ33の電荷が低下していくことを確認したら、第1高電圧リレー31を遮断する(時刻t8)。
(5) 第1高電圧リレー31の遮断が終了したら、統合コントローラ10のシャットダウン処理に移行する。
したがって、プリチャージFET35に逆向きに電流が流れ込まない正常なシステム状態の時には、車両停止要求を検出すると、プリチャージFET35に並列接続される第2高電圧リレー32から遮断し、平滑コンデンサ33の電荷低下を確認したら、第1高電圧リレー31を遮断する、という手順により、正常時のシステム停止を行うことができる。
[異常時のシステム停止制御作用]
以下、図3及び図9を用いて、異常時のシステム停止制御作用を説明する。
車両の走行後、インバータ3が平滑コンデンサ33を強制放電できない故障による異常な車両停止要求を検出すると、図3のフローチャートにおいて、ステップS101→ステップS102→ステップS103へ進み、ステップS103にて第1高電圧リレー31を遮断する。そして、ステップS104にて第1高電圧リレー31の遮断完了が判断されるとステップS105へ進み、ステップS105にて第2高電圧リレー32を遮断する。そして、ステップS106にて第2高電圧リレー32の遮断完了が判断されるとステップS107→エンドへと進み、ハイブリッドシステムを停止(シャットダウン)する。
すなわち、異常時のハイブリッドシステムの停止制御は、以下に示す手順を経過して行われる(図9参照)。
(1) 統合コントローラ10は、車両システムの停止要求を検知する。ここでの停止要求とは、運転者の車両停止意思(イグニッションOFF)または、車両停止しなくてはならない故障が発生時である(時刻t9)。
(2) 統合コントローラ10は、車両停止要求のうち、プリチャージFET35側に電流が流れる可能性のあるシステム故障を検出したら、第1高電圧リレー31を遮断する(時刻t10)。
(3) 第1高電圧リレー31の遮断が完了したら、第2高電圧リレー32を遮断する(時刻t11)。
(4) 第2高電圧リレー32の遮断が完了したら、統合コントローラ10のシャットダウン処理に移行する。
すなわち、少なくともプリチャージFET35に並列に接続される第2高電圧リレー32を遮断した際に、プリチャージFET35に逆向きに電流が流れる可能性のあるシステム停止時には、第1高電圧リレー31と第2高電圧リレー32の遮断する順序を、正常時のシステム停止の場合とは異ならせている。つまり、プリチャージFET35に逆向きに電流が流れる可能性のあるシステム停止時には、プリチャージFET35の反対側の第1高電圧リレー31から先に遮断し、その後、プリチャージFET35に並列接続される第2高電圧リレー32を遮断するようにしている。
したがって、充電抵抗34とプリチャージFET35に逆向きに電流が流れる可能性がある場合、充電抵抗34とプリチャージFET35の破損を確実に防止でき、充電抵抗34とプリチャージFET35の寿命が延び、モータ高電圧回路30の耐久信頼性を確保することができる。
[第2高電圧リレーの溶着診断作用]
統合コントローラ10は、上記のように、システム停止制御において、第2高電圧リレー32の遮断を実施した後、平滑コンデンサ33の電荷が放電されていくことをモニタすることで、第2高電圧リレー32の溶着診断を実施している。
これに対し、実施例1では、正常時のシステム停止制御では、第2高電圧リレー32の遮断→平滑コンデンサ33の電荷低下確認→第1高電圧リレー31の遮断、という手順とし、平滑コンデンサ33の電荷低下により溶着診断を実施している。
しかし、プリチャージFET35の反対側の第1高電圧リレー31から先に遮断する場合には、平滑コンデンサ33の電圧低下を判断せずに、第1高電圧リレー31の遮断が完了したら、直ちに第2高電圧リレー32を遮断している。つまり、少なくともプリチャージFET35に並列に接続される第2高電圧リレー32を遮断した際に、プリチャージFET35に逆向きに電流が流れる可能性のあるシステム停止時には、平滑コンデンサ33の電圧低下による溶着診断の実施を禁止している。
したがって、正常時のシステム停止制御において、平滑コンデンサ33の電荷低下により溶着診断の実施を確保しながら、異常時のシステム停止制御において、平滑コンデンサ33の電荷低下による溶着診断の実施を禁止することで、例えば、モータコントローラ2に故障が発生し、IGBTのゲート遮断が実施されてしまうような場合に第2高電圧リレー32が溶着であると誤診断してしまうことを防止することができる。
また、実施例1では、システム停止時に第2高電圧リレー32の溶着診断を実施できなかった際は、次回のシステム起動時にシステム異常を検出してなければ、次回のシステム起動時に第2高電圧リレー32の溶着診断を実施するようにしている。
したがって、システム停止制御時にノイズ等により一時的にシステム異常状態と判定されるような場合、走行前のシステム起動時に、溶着診断による第2高電圧リレー32の故障を検出することができる。なお、システム起動時には、システム停止時とは逆に、平滑コンデンサ33の電圧上昇により溶着診断を実施するもので(図5参照)、電圧上昇が確認されると、「溶着無し」と診断する。
次に、効果を説明する。
実施例1のFRハイブリッド車両の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 駆動系に有するモータ(モータ/ジェネレータMG)と、前記モータに接続されるインバータ3とバッテリ(高電圧バッテリ4)の間に設定され、前記インバータ3と前記高電圧バッテリ4の導通・非導通を切り替える第1リレー(第1高電圧リレー31)および第2リレー(第2高電圧リレー32)と、前記インバータ3の両端子間に接続された平滑コンデンサ33と、両高電圧リレー31,32の何れか一方に対し並列に接続された充電抵抗34および半導体スイッチング素子(プリチャージFET35)と、を有するモータ回路(モータ高電圧回路30)と、車両停止要求が検出されると、前記平滑コンデンサ33の放電と前記両リレーの遮断によりシステムを停止するシステム停止制御手段と、を備えた電動車両(FRハイブリッド車両)の制御装置において、前記システム停止制御手段(図3)は、前記半導体スイッチング素子に逆向きに電流が流れ込まないシステム状態による正常時は、半導体スイッチング素子に並列接続されるリレー(第2高電圧リレー32)から先に遮断し、その後、半導体スイッチング素子の反対側のリレー(第1高電圧リレー31)を遮断し、半導体スイッチング素子に逆向きに電流が流れる可能性のあるシステム状態による異常時は、半導体スイッチング素子の反対側のリレー(第1高電圧リレー31)から先に遮断し、その後、半導体スイッチング素子に並列接続されるリレー(第2高電圧リレー32)を遮断する。
このため、システムを停止させる故障が発生した際、モータ回路(モータ高電圧回路30)に有する充電抵抗34と半導体スイッチング素子(プリチャージFET35)の破損を防止し、充電抵抗34と半導体スイッチング素子(プリチャージFET35)の寿命延長を図ることができる。
以上、本発明の電動車両の制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、第2高電圧リレー32を先に遮断することによって、プリチャージFET35側に電流が流れる可能性のあるシステム故障の検出例として、統合コントローラ10が検出する第2高電圧リレー32が遮断されてしまう異常と、モータコントローラ2が検出する平滑コンデンサ33の過電圧異常や強制放電を実施できない異常(例えば、トルクを制御するためのスイッチング制御ができない異常)等とする例を示した。しかし、システム故障としては、これ以外に、例えば、モータコントローラ2−統合コントローラ10間の通信異常や、電圧センサ等の故障で、統合コントローラ10が車両状態を判断できない時、等も含まれる。
実施例1では、FRハイブリッド車両のハイブリッドシステムに本発明のシステム停止制御を適用した例を示したが、例えば、FFハイブリッド車両や電気自動車や燃料電池車等の他の電動車両に対しても本発明のシステム停止制御を適用することができる。要するに、駆動系にモータを有し、インバータとバッテリの間に2つのリレーを有するモータ回路を備えた電動車両であれば適用できる。
Eng エンジン
MG モータ/ジェネレータ(モータ)
AT 自動変速機
CL1 第1クラッチ
CL2 第2クラッチ
RL 左後輪
RR 右後輪
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 高電圧バッテリ(バッテリ)
5 第1クラッチコントローラ
6 第1クラッチ油圧ユニット
7 ATコントローラ
8 第2クラッチ油圧ユニット
9 ブレーキコントローラ
10 統合コントローラ
30 モータ高電圧回路(モータ回路)
31 第1高電圧リレー(第1リレー)
32 第2高電圧リレー(第2リレー)
33 平滑コンデンサ
34 充電抵抗
35 プリチャージFET(半導体スイッチング素子)

Claims (1)

  1. 駆動系に有するモータと、
    前記モータに接続されるインバータとバッテリの間に設定され、前記インバータと前記バッテリの導通・非導通を切り替える第1リレーおよび第2リレーと、前記インバータの両端子間に接続された平滑コンデンサと、前記両リレーの何れか一方に対し並列に接続された充電抵抗および半導体スイッチング素子と、を有するモータ回路と、
    車両停止要求が検出されると、前記平滑コンデンサの放電と前記両リレーの遮断によりシステムを停止するシステム停止制御手段と、
    を備えた電動車両の制御装置において、
    前記システム停止制御手段は、前記半導体スイッチング素子に逆向きに電流が流れ込まないシステム状態による正常時は、半導体スイッチング素子に並列接続されるリレーから先に遮断し、その後、半導体スイッチング素子の反対側のリレーを遮断し、半導体スイッチング素子に逆向きに電流が流れる可能性のあるシステム状態による異常時は、半導体スイッチング素子の反対側のリレーから先に遮断し、その後、半導体スイッチング素子に並列接続されるリレーを遮断することを特徴とする電動車両の制御装置。
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