JP2009202713A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009202713A
JP2009202713A JP2008046202A JP2008046202A JP2009202713A JP 2009202713 A JP2009202713 A JP 2009202713A JP 2008046202 A JP2008046202 A JP 2008046202A JP 2008046202 A JP2008046202 A JP 2008046202A JP 2009202713 A JP2009202713 A JP 2009202713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotation
clutch
detection sensor
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008046202A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Otsuka
英明 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2008046202A priority Critical patent/JP2009202713A/ja
Publication of JP2009202713A publication Critical patent/JP2009202713A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】エンジンと駆動モータとの間のトルク伝達を断続することがあっても、駆動モータの駆動制御を行うことが可能なモータ制御を提供する。
【解決手段】駆動モータ3の回転数を取得することなく駆動モータ3の回転状態を推定して所定の動作点となるように当該駆動モータ3を駆動制御した後に、上記クラッチで駆動モータ3と接続状態となっているエンジン1若しくは変速機5の回転軸の回転数を検出する回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較して駆動モータ3の回転状態に関わる位相差を学習して、上記回転検出センサからの回転信号を使用して駆動モータ3を駆動制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの回転軸に連結するモータで駆動輪を駆動可能なハイブリッド車両におけるモータ制御に関する。
ハイブリッド車両における従来のモータ制御方法としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。
すなわち、車両用駆動装置の構成として、エンジンの回転軸にモータの回転軸が連結し、そのモータの回転軸に変速機の回転軸が連結し、その変速機の回転軸に駆動輪が連結する構成がある。そして、特許文献1に記載のモータ制御装置は、回転センサ制御部、回転センサレス制御部、及び切替手段を備える。
回転センサ制御部は、モータ回転数の検出値と、モータへの供給電流の電流検出値とを基に、供給電流の回転センサ制御とを行う。回転センサレス制御部は、供給電流の電圧検出の電圧検出値と電流検出値を基に、供給電流の回転センサレス制御を行う。切替手段は、制御方式の切り替えを行う。即ち、モータ回転数が所定回転数以上と判定した場合には、回転センサ制御部によって制御し、モータ回転数が所定回数未満と判定した場合には、回転センサレス制御部によって制御するように、制御方式を切り替える。
これによって、所定回転数以上では制御性の高い回転センサ制御を行うことが出来る。
更に、モータ回転数の検出信号として、エンジンの回転数を検出する回転検出センサ(クランク角センサ)の検出信号を使用する。これによって、モータ回転軸の回転を直接検出する必要が無くなり、コスト低減に繋がる。
同様な技術として、特許文献2に記載の技術がある。
特許第3607960号公報 特開2002−325481号公報
モータの回転数を直接検出するレゾルバ等のモータ回転センサを廃止出来ることは、コスト低減に繋がる。
しかし、モータの制駆動力だけを車輪に伝達可能な構成の場合には、エンジンとモータとの間にクラッチを介装することとなる。そして、この場合には、クラッチを開放/締結する度に、モータの回転子位置と、エンジンクランク角センサの相対位置(認識している位相)が変わってしまうという課題がある。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、エンジンとモータとの間のトルク伝達を断続することがあっても、モータの駆動制御を行うことが可能なモータ制御を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、モータの回転数を取得することなくモータの回転状態を推定して所定の動作点となるように当該モータを駆動制御した後に、
上記クラッチでモータと接続状態となっているエンジン若しくは変速機の回転軸の回転数を検出する回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較してモータの回転状態に関わる位相差を学習して、上記回転検出センサからの回転信号を使用してモータを駆動制御する。
本発明によれば、エンジンとモータとの間を断続することがあっても、モータと接続している回転軸の回転数との位相差を学習してから、当該回転軸の回転を検出する回転検出センサの回転信号に基づき回転検出センサ制御を行う。これによって、モータの回転数を検出するセンサが不要であると共に、所定の精度でモータを駆動制御することが可能となる。
次に、本発明にかかる実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成を説明する概略図である。
すなわち、エンジン1の回転軸(クランクシャフト)に第1クラッチ2を介して駆動モータ3の回転軸(回転子3a)の一端部側が連結している。その駆動モータ3の回転軸の他端部側に、第2クラッチ4を介して変速機5の入力軸が連結している。変速機5の出力軸は、駆動輪6に連結する。
また、上記変速機5、第1及び第2クラッチ2,4に油圧を供給するオイルポンプ7を備える。そのオイルポンプ7には、ポンプ用モータ8が連結している。このポンプ用モータ8は、制駆動用コントローラ11からの指令によって、オイルポンプ7を駆動する。
また、上記エンジン1の回転軸(クランク軸)の回転を検出するエンジン用回転検出センサ9を備える。エンジン用回転検出センサ9は、検出した回転信号を制駆動用コントローラ11に出力する。また、変速機5の入力軸の回転を検出する変速機用回転検出センサ10を備える。変速機用回転検出センサ10は、検出した回転信号を制駆動用コントローラ11に出力する。
アクセルペダルの踏角を検出するアクセル踏角検出センサ16を備える。アクセル踏角検出センサ16は、検出したアクセル踏角の信号を制駆動用コントローラ11に出力する。
ブレーキペダルの踏角を検出するブレーキ踏角検出センサ17を備える。ブレーキ踏角検出センサ17は、検出したブレーキ踏角の信号を制駆動用コントローラ11に出力する。
また、車輪の回転数を検出する車輪速センサ18を備える。車輪速センサ18は、検出した信号を制駆動用コントローラ11に出力する。
上記駆動モータ3は、インバータ12を介してバッテリ13に接続している。インバータ12は、モータコントローラ14からの指令に応じて駆動モータ3への電流供給を制御する。
モータコントローラ14は、図2に示すように、回転検出センサレス駆動制御部14Aと、回転検出センサ駆動制御部14Bとを備える。
回転検出センサレス駆動制御部14Aは、駆動モータ3の回転数情報を取得することなく、所定の動作点となるように、インバータ12を制御して駆動モータ3を駆動する。なお、動作点は、回転数と駆動トルクとで特定される。すなわち、駆動モータ3の電圧波形若しくは電流波形(インバータ12に設定したセンサで読み取る)を検出し、その検出値によって駆動モータ3の回転子の位置を推定する。その推定した回転数に基づき所定の駆動となるように、インバータ12を制御する。図2における上側の波形が、モータの回転子の推定角度を示す。
回転検出センサ駆動制御部14Bは、位相学習部14Ba、および回転検出センサ駆動制御本体部14Bbを備える。回転検出センサ駆動制御部14Bは、作動すると、まず位相学習部14Baが作動する。
位相学習部14Baは、モータに接続する、変速機用回転検出センサ10若しくはエンジン用回転検出センサ9からの回転信号を入力する。ここで、回転信号には、360度の内の回転位置を示す基準信号がある。そして、図2に示すように、その基準信号Aを入力した時点における、推定している駆動モータ3の回転子3aの位相を、位相差θ1として学習する。
回転検出センサ駆動制御本体部14Bbは、学習した位相差θ1と回転検出センサからの回転信号に基づき、駆動モータ3の回転数と回転子3aの位相とを判定して、インバータ12を回転数制御することで、駆動モータ3を駆動する。回転数制御としてはベクトル制御が例示出来る。なお、駆動トルクはアクセル開度などに基づき演算して決定する。
エンジンコントローラ15は、制駆動用コントローラ11からのトルク指令となるように、スロットル開度などを調整する。
制駆動用コントローラ11は、各種センサからの信号に基づき、モータコントローラ14及びエンジンコントローラ15に駆動指令を出力する。
制駆動用コントローラ11は、図4に示すように、車両始動制御部11A、モータ駆動制御部11B、エンジン始動制御部11C、エンジン駆動部11D、及び回生制御部11Eを備える。なお、本実施形態では、所定車速以下の低速状態ではモータ駆動によって走行し、所定車速以上ではエンジン駆動によって走行するとする。
車両始動制御部11Aは、イグニッションがオンとなったことを検知するとポンプ用モータ8に作動指令を出力する。ポンプ用モータ8が作動することで、オイルポンプ7は油圧を発生し、発生した油圧を変速機5及びクラッチ2,4に供給する。続いて、車両始動制御部11Aは、第2クラッチ4において所定以上の油圧が発生可能な状態となったことを検知すると、第2クラッチ4に締結指令を出力する。これによって、第2クラッチ4が締結状態となる。すなわち、駆動モータ3の駆動力を、変速機5を介して駆動輪6に伝達可能な状態となる。なお、この状態では、第1クラッチ2は開放状態となっている。
車両始動制御部11Aの作動後、アクセル踏角検出センサ16からの信号に基づき、車両の発進指示を検出すると、モータコントローラ14に作動指令を出力する。このときの動作点として、図5に示すように、クリープ走行程度の駆動トルクとなる第1動作点とする。また、回転数を検出する回転検出センサとして、変速機用回転検出センサ10を使用する。
エンジン始動制御部11Cは、モータ駆動からエンジン駆動に切り替える移行処理を行う。エンジン始動制御部11Cは、モータ駆動からエンジン駆動に遷移すると判定すると、第1クラッチ2に半クラッチ状態(滑りを伴ってトルク伝動する状態)とする指令を出力すると共に、第2クラッチ4に締結指令を出力する。さらに同期をとって、図5に示す、動作点がエンジン始動用のトルクとなる第2動作点として、モータコントローラ14の回転検出センサレス駆動制御部14Aに作動指令を出力する。
ここで、モータ駆動での走行中においては、例えば、上記第1動作点と第2動作点の間の動作点となるように制御すればよい。
エンジン駆動部11Dは、エンジン1が始動したことを検知すると作動する。エンジン駆動部11Dは、回転検出センサをエンジン用回転検出センサ9として、モータコントローラ14の回転検出センサ駆動制御部14Bを作動させる。また、エンジンコントローラ15に駆動指令を出力する。続けて、第2クラッチ4に締結指令を出力する。
これによって、エンジン駆動による走行状態となる。
第2クラッチ4を締結したら、回転検出センサを変速機用回転検出センサ10として、モータコントローラ14の回転検出センサ駆動制御部14Bを作動させる。
回生制御部11Eは、ブレーキペダルの踏込みを検知して制動状態となったと判定し、且つ回生を行う状態と判定すると作動する。そして、第1クラッチ2に開放指令を出力すると共に、モータコントローラ14に回生モードで作動する信号を出力する。第1クラッチ2を開放することで、エンジン1をモータ3から切り離した状態となる。
この場合には、予め変速機用回転検出センサ10からの信号によって位相差の学習が行われているので、位相学習部14Baを行うことなく、回転検出センサ駆動制御本体部14Bbを回生モードとなるように制御する。
(動作)
動作の一例を、図9を参照して説明する。
イグニッションスイッチがオンとなると(ステップS10)、各クラッチ2,4に油圧を供給してクラッチが作動可能な状態となる(ステップS20)。そして、第2クラッチ4を締結状態(ステップS30)に変更することで駆動モータ3による駆動を可能とする(図1参照)。
続いて、発進指令を検出すると、駆動モータ3を回転検出センサレスで推定した回転状態に基づき第1動作点(図5参照)となるように駆動する(ステップS40,ステップS50)。その後に、変速機用回転検出センサ10からの回転信号に基づき、その回転信号の基準信号Aを取得したときの推定する回転子3aの位相を学習する(ステップS60)。そして、変速機用回転検出センサ10からの回転信号に基づき、駆動モータ3を回転数制御する(ステップS70,図6参照)。
更に、アクセル開度が大きくなるなど、モータ駆動からエンジン駆動に遷移することを検知すると(ステップS80)、第2クラッチ4を半クラッチ状態とすると共に第1クラッチ2を締結状態とする(ステップS90,ステップS100)。また、第1動作点よりも大きなエンジン始動用の第2動作点(図5参照)となるように、回転検出センサレスで、駆動モータ3を駆動制御する(ステップS110,図7参照)。
駆動モータ3を第2動作点で駆動制御するので、回転数及びトルクは大きくなるが、第2クラッチ4を半クラッチ状態の滑りを伴ったトルク伝達状態とすることで、適性な回転数の駆動力を変速機5を介して駆動輪6に伝達する事となる。
このとき、エンジン用回転検出センサ9からの指令値によって回転子3aの位相差θ2を学習することで(ステップS120)、エンジン用回転検出センサ9からの回転信号に基づき、駆動モータ3を回転数制御することが可能となる。
更に、エンジン1が始動したら、第2クラッチ4を締結してエンジン1によって駆動輪6を駆動することとなる(ステップS130、ステップS140、図8参照)。
このとき、変速機用回転検出センサ10からの指令値によって回転子3aの位相差θ3を学習することで(ステップS150)、変速機用回転検出センサ10からの回転信号に基づき、駆動モータ3を回転数制御することが可能となる。
ここで、第2クラッチ4を締結すると、変速機用回転検出センサ10からの指令値によって回転子3aの位相差θ3を学習して、変速機用回転検出センサ10からの回転信号に基づき、駆動モータ3を回転数制御する。したがって、上述のエンジン用回転検出センサ9からの指令値によって回転子3aの位相差θ2を学習して、エンジン用回転検出センサ9からの回転信号に基づき、駆動モータ3を回転数制御する処理を、省略しても良い。
また、この状態で制動操作が行われて、駆動モータ3が回生状態となる場合には(ステップS160)、第1クラッチ2を開放する(ステップS170)。このとき、変速機用回転検出センサ10からの回転信号に基づき、駆動モータ3を回転数制御しているので、回転子3aの位相差の再学習は不要である。
更に、モータ駆動に移行する場合には(ステップS180)、ステップS70に移行する。もっとも回転子の位相の再学習を行っても良い。
(本実施形態の効果)
(1)最初に、駆動モータ3の回転数を取得することなく駆動モータ3の回転状態を推定して所定の動作点となるように当該駆動モータ3を駆動制御する。その後に、駆動モータ3に接続している変速機5若しくはエンジン1に設けた回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較して駆動モータ3の回転子3aの位相差を学習して、上記回転検出センサからの回転信号を使用して駆動モータ3を駆動制御する。
これによって、レゾルバなどのモータ回転センサを廃止できることにより、原価低減を図ることが出来る。
また、モータ制御の最初に回転子3aの角度の推定値を用いても、接続している変速機5やエンジン1の回転軸に回転信号で回転子3aの位相差を学習した後に、接続している変速機5やエンジン1の回転軸の実角度を使用することで、駆動モータ3を回転数制御することが可能となる。
(2)主として、変速機5に設けた回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較して駆動モータ3の回転子3aの位相差を学習させる。
駆動モータ3は、エンジン1よりも変速機5と接続している状態の連続時間が長いことから、回転検出センサからの回転信号を使用した駆動モータ3の駆動制御を行う連続時間を長くすることが出来る。
(3)クラッチを締結する度に、回転子3aの位相差の再学習を行う。
クラッチでの滑りなどによる誤差の累積を、クラッチを締結する度にリセットすることが可能となる。即ち、誤差の累積を所定値以内に抑えることが出来る。
(4)駆動モータ3の回転数を取得することなく駆動モータ3の回転状態を推定してクリープ走行相当の動作点となるように当該駆動モータ3を駆動制御すると共に第2クラッチ4を接続状態とした後に、変速機5の回転軸の回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較して駆動モータ3の回転子3aの位相差を学習し、上記回転検出センサからの回転信号を使用して駆動モータ3を駆動制御する。
クリープ走行相当の動作点でセンサレスで制御した後に、回転子3aの位相差を学習して回転数を使用して回転検出センサ制御に移行する。これによって、滑らかにセンサレスでの制御から回転検出センサ制御に移行可能となる。
(5)駆動モータ3による駆動からエンジン1による駆動に切り替える際に、第2クラッチ4を半クラッチ状態に変更すると共に、第1クラッチ2を締結状態に変更し、且つ、駆動モータ3の回転数を取得することなく駆動モータ3の回転状態を推定してエンジン始動時のトルク相当の動作点となるように当該駆動モータ3を駆動制御してエンジン1を始動する。
これによって、モータ駆動からエンジン駆動への遷移をスムーズに行うことが可能となる。
(6)エンジン始動後に第2クラッチ4を接続状態に変更し、第2クラッチ4を締結状態としたら、変速機5の回転軸の回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較して駆動モータ3の回転子3aの位相差を再学習する。
これによって、駆動モータ3で回生制動する際には、駆動モータ3の回転子3aの位相差を再学習する必要が無い。
(変形例)
(1)上記実施形態では、駆動モータ3の回転数を検出するモータ用回転検出センサを省略する場合を例示している。これに代えて、駆動モータ3の回転数を検出するモータ用回転検出センサを装備する車両用駆動装置に適用しても構わない。
この場合には、モータ用回転検出センサが正常に作動している場合には、そのモータ用回転検出センサからの回転信号に基づいて駆動モータ3を駆動制御する。
断線その他によるモータ用回転検出センサの異常を検知したら、駆動モータ3の回転数を取得することなく、上述のように駆動モータ3の回転状態を推定して、非常用の第3動作点となるように当該駆動モータ3を駆動制御する。その後に、上記クラッチで駆動モータ3と接続状態となっているエンジン1若しくは変速機5の少なくとも一方の回転軸の回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較して駆動モータ3の回転子3aの位相差を学習し、上記一方の回転軸の回転検出センサからの回転信号を使用して駆動モータ3を駆動制御する。
上記第3動作点は、例えば上記第1動作点より若干大きな値に設定する。
このように制御することで、モータ用回転検出センサが故障しても、車両のモータ駆動による走行を確保することが出来る。
(2)上記実施形態では、オイルポンプ7を駆動するモータ8を別途装備する場合を例示している。これに代えて、駆動モータ3でオイルポンプ7を駆動する構成としても良い。
即ち、駆動モータ3の回転軸を、チェーンなどの伝動機構を介してオイルポンプ7の回転軸に接続しておく。そして、イグニッションがオンになったことを検知すると、油圧発生を確保できるだけのトルクに対応する第4動作点となるように、回転検出センサからの回転情報を取ることなく駆動モータ3を駆動制御し、油圧を発生させてから、第2クラッチ4を締結する。第4動作点は、例えば、上記第1動作点よりも若干小さい値としておく。
第2クラッチ4を締結したら、第1動作点で回転検出センサからの回転情報を取ることなく駆動モータ3を駆動制御する。
本発明に基づく実施形態に係る車両駆動装置のシステムの概要構成図である。 本発明に基づく実施形態に係るモータコントローラの構成を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係る推定するモータの回転数と、基準信号との関係を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係る制駆動コントローラの構成を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係る動作点を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係るモータ駆動の状態を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係るモータ駆動からエンジン駆動への移行を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係るエンジン駆動及び回生状態を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係る処理を説明する図である。
符号の説明
1 エンジン
2 第1クラッチ
3 モータ
3a 回転子
4 第2クラッチ
5 変速機
6 駆動輪
7 オイルポンプ
8 ポンプ用モータ
9 エンジン用回転検出センサ
10 変速機用回転検出センサ
11 制駆動用コントローラ
11A 車両始動制御部
11B モータ駆動制御部
11C エンジン始動制御部
11D エンジン駆動部
11E 回生制御部
12 インバータ
13 バッテリ
14 モータコントローラ
14A 回転検出センサレス駆動制御部
14B 回転検出センサ駆動制御部
14Ba 位相学習部
14Bb 回転検出センサ駆動制御本体部
15 エンジンコントローラ
16 アクセル踏角検出センサ
17 ブレーキ踏角検出センサ
18 車輪速センサ
A 基準信号
θ1〜θ3 位相差

Claims (6)

  1. エンジンの回転軸に第1クラッチを介してモータの回転軸が連結し、そのモータの回転軸に第2クラッチを介して変速機の回転軸が連結する車両駆動装置におけるモータ制御装置において、
    モータの回転数を取得することなくモータの回転状態を推定して所定の動作点となるように当該モータを駆動制御した後に、
    上記クラッチが締結状態となってモータと接続状態となっているエンジン若しくは変速機の回転軸の回転数を検出する回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較してモータの回転子の位相差を学習して、上記回転検出センサからの回転信号を使用してモータを駆動制御することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 上記クラッチのうち開放状態となっていたクラッチが締結状態に変更すると、その締結によってモータに接続したエンジン若しくは変速機の回転軸の回転検出センサからの回転信号に基づき、上記位相差の再学習を行うことを特徴とする請求項1に記載したモータ制御装置。
  3. エンジンに第1クラッチを介してモータが連結し、そのモータに第2クラッチを介して変速機が連結する車両駆動装置におけるモータ制御装置において、
    モータの回転数を取得することなくモータの回転状態を推定してクリープ走行相当の動作点となるように当該モータを駆動制御すると共に第2クラッチを締結状態とし、その後に、変速機の回転軸の回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較してモータの回転子の位相差を学習して、上記回転検出センサからの回転信号を使用してモータを駆動制御することを特徴とするモータ制御装置。
  4. モータによる駆動からエンジンによる駆動に切り替える際に、
    第2クラッチを半クラッチ状態に変更すると共に第1クラッチを締結状態に変更し、且つ、モータの回転数を取得することなくモータの回転状態を推定してエンジン始動時のトルク相当の動作点となるように当該モータを駆動制御してエンジンを始動することを特徴とする請求項3に記載したモータ制御装置。
  5. エンジン始動後に第2クラッチを締結状態に変更し、第2クラッチを締結状態としたら、変速機の回転軸の回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較してモータの回転子の位相差を再学習することを特徴とする請求項4に記載したモータ制御装置。
  6. エンジンに第1クラッチを介してモータが連結し、そのモータに第2クラッチを介して変速機が連結し、上記モータの回転軸の回転を検出するモータ回転検出センサを備える車両駆動装置におけるモータ制御装置において、
    モータ回転検出センサの故障を検知すると、モータの回転数を取得することなくモータの回転状態を推定して所定の動作点となるように当該モータを駆動制御した後に、
    上記クラッチでモータと接続状態となっているエンジン若しくは変速機の回転軸の回転検出センサからの回転信号と、上記推定する回転状態とを比較してモータの回転子の位相差を学習して、上記モータと接続状態となっている回転軸の回転検出センサからの回転信号を使用してモータを駆動制御することを特徴とするモータ制御装置。
JP2008046202A 2008-02-27 2008-02-27 モータ制御装置 Pending JP2009202713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046202A JP2009202713A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 モータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046202A JP2009202713A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 モータ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009202713A true JP2009202713A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41145413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008046202A Pending JP2009202713A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 モータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009202713A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9714028B1 (en) 2016-06-30 2017-07-25 Hyundai Motor Company Hybrid vehicle and method of controlling engine clutch thereof
CN107740825A (zh) * 2017-11-10 2018-02-27 特百佳动力科技有限公司 用于机械离合器的控制装置及其控制方法
CN110466499A (zh) * 2018-05-10 2019-11-19 现代自动车株式会社 用于驱动混合动力车辆的方法和系统
KR20200124361A (ko) * 2019-04-23 2020-11-03 현대자동차주식회사 차량 모터 제어 시스템 및 방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9714028B1 (en) 2016-06-30 2017-07-25 Hyundai Motor Company Hybrid vehicle and method of controlling engine clutch thereof
KR101798524B1 (ko) * 2016-06-30 2017-11-16 현대자동차주식회사 하이브리드 자동차 및 그 엔진 클러치 제어 방법
CN107740825A (zh) * 2017-11-10 2018-02-27 特百佳动力科技有限公司 用于机械离合器的控制装置及其控制方法
CN107740825B (zh) * 2017-11-10 2023-10-13 特百佳动力科技股份有限公司 用于机械离合器的控制装置及其控制方法
CN110466499A (zh) * 2018-05-10 2019-11-19 现代自动车株式会社 用于驱动混合动力车辆的方法和系统
KR20200124361A (ko) * 2019-04-23 2020-11-03 현대자동차주식회사 차량 모터 제어 시스템 및 방법
KR102706241B1 (ko) 2019-04-23 2024-09-12 현대자동차주식회사 차량 모터 제어 시스템 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4155461B2 (ja) 電動車両駆動制御装置及び電動車両駆動制御方法
JP4135107B2 (ja) ハイブリッド車用駆動装置及びその制御方法
JP5321442B2 (ja) 車両制御システムおよび車両制御方法
EP2774822B1 (en) Vehicle control apparatus
JP6032784B2 (ja) ハイブリッド車両の変速ギヤ段が故障したときの車両駆動源制御方法
JP2010105649A (ja) ハイブリッド車両のクラッチ特性補正方法
JP2008113541A (ja) 車両およびその制御方法
JP4775511B2 (ja) 車両の制御装置
JP5892315B2 (ja) ハイブリッド車両のクラッチ制御装置
JP2009202712A (ja) 車両用駆動装置及び車両用駆動方法
JP2012131435A (ja) 車両用動力制御装置
JP2013023207A (ja) ハイブリッド車両の坂道でのバック防止制御方法
JP2016199157A (ja) 車両
JP2009202713A (ja) モータ制御装置
JP2008126863A (ja) モータ駆動車両用制御装置及びモータ駆動車両
JP2009248912A (ja) 車両およびその制御方法
JP5212001B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置及び制御方法
JP5391702B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3746507B2 (ja) 電気自動車の駆動制御装置
JP4785888B2 (ja) 変速機の制御システム
JP3940566B2 (ja) 車両の駆動制御装置
JP2015055163A (ja) 車両
JP3767504B2 (ja) 車両の制御装置
KR102555514B1 (ko) 병렬형 하이브리드 차량의 모터 제어 장치 및 그것의 모터 고장 진단 방법
JP7519547B2 (ja) 電動車両の駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100917