JP3747935B2 - 四輪駆動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、前後輪の何れか一方をエンジンで駆動し、前後輪の何れか他方には電動機を接続して当該車輪を駆動可能とした四輪駆動車両に関し、例えば主駆動輪をエンジンによって駆動し、従駆動輪を電動機で制駆動可能とするようにした四輪駆動車両に好適なものである。
このような四輪駆動車両としては、例えば前輪(以下、主駆動輪とも記す)をエンジンで駆動し、後輪(以下、従駆動輪とも記す)を電動機で補助駆動する所謂モータ四輪駆動車両において、前輪、即ち主駆動輪のスリップが大きいときには、電動機と後輪との間に介装されたクラッチを締結した上で電動機で後輪を駆動して四輪駆動状態とし、アクセルペダルの踏込み量が所定値以下になったら電動機による後輪の駆動を停止することにより、電動機駆動のハンチングを抑制防止するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平11−243604号公報
しかしながら、前記電動機と従駆動輪との間のクラッチが締結された状態で、電動機自身或いは電動機を駆動するインバータ等の駆動回路に故障を含む異常が発生した場合には、電動機の出力トルクが低下してエンジンの負荷が増大し、燃費が低下するという問題が生じる。
本発明は上記諸問題を解決するために開発されたものであり、電動機やそれを駆動するための駆動手段に異常が発生した場合でも燃費を確保することができる四輪駆動車両を提供することを目的とするものである。
上記諸問題を解決するため、本発明の四輪駆動車両は、主駆動輪をエンジンで駆動すると共に従駆動輪に電動機を接続して当該従駆動輪を駆動可能とした四輪駆動車両において、電動機やそれを駆動するための駆動手段に異常が発生した場合には、車輪と電動機との間に介装されたクラッチ等の締結手段を開放することを特徴とするものである。
而して、本発明の四輪駆動車両によれば、電動機やそれを駆動するための駆動手段に異常が発生した場合には、車輪と電動機との間に介装されたクラッチ等の締結手段を解放する構成としたため、エンジン負荷の増大を回避して燃費を確保することができる。また、エンジン駆動車輪速度と電動機接続車輪速度との車輪速度差が所定値以上であるときに、電動機又は駆動手段の何れか一方が異常であると判定することにより、電動機或いは駆動手段の異常を確実に検出することができる。
次に、本発明の四輪駆動車両の第1実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の車両の概略構成を示す図である。本実施形態では、左右前輪1L、1Rがエンジン2によって駆動され、左右後輪3L、3Rがモータ(電動機)4によって駆動可能となっていて、このモータ4を駆動することで四輪駆動状態となる車両の例である。
まず、構成について説明すると、図1に示すように、エンジン2の出力トルクTeが、トランスミッション及びディファレンスギヤ5を通じて左右前輪1L、1Rに伝達されるようになっている。また、エンジン2の回転トルクTeの一部は、無端ベルト6を介して発電機7に伝達される。
前記発電機7は、エンジン2の回転速度Neにプーリ比を乗じた回転速度Nhで回転し、4WDコントローラ8によって調整される界磁電流Ifhに応じてエンジン2に対し負荷となり、その負荷トルクに応じた電圧を発電する。その発電機7が発電した電力はジャンクションボックス10及びインバータ9を介してモータ4に供給可能となっている。前記モータ4の駆動軸は、減速機11及びクラッチ12を介して後輪3L、3Rに接続可能となっている。なお、本実施形態のモータ4は交流モータである。また、図中の符号13はデファレンスギヤを示す。
前記エンジン2の吸気管路には、例えばメインスロットルバルブとサブスロットルバルブとが介装されている。メインスロットルバルブは、アクセルペダルの踏込み量等に応じてスロットル開度が調整制御される。サブスロットルバルブは、ステップモータ等をアクチュエータとし、その回転角により開度が調整制御される。従って、サブスロットルバルブのスロットル開度をメインスロットルバルブの開度以下等に調整することによって、運転者のアクセルペダルの操作とは独立して、エンジンの出力トルクを減少させることができる。つまり、サブスロットルバルブの開度調整が、エンジン2による前輪1L、1Rの加速スリップを抑制する駆動力制御となる。
また、前記発電機7は、出力電圧を調整するための電圧調整器(レギュレータ)を備え、前記4WDコントローラ8によって界磁電流が調整されることで、エンジン2に対する発電負荷トルク及び発電電圧が制御される。
また、前記クラッチ12は、例えば湿式多板クラッチであって、4WDコントローラ8からの指令に応じて締結及び開放を行う。なお、本実施形態においては、締結手段としてのクラッチを湿式多板クラッチとしたが、例えばパウダークラッチやポンプ式クラッチであってもよい。
また、各車輪1L、1R、3L、3Rには、車輪速度センサ27FL、27FR、27RL、27RRが設けられている。各車輪速度センサ27FL、27FR、27RL、27RRは、対応する車輪1L、1R、3L、3Rの回転速度に応じたパルス信号を車輪速度検出値として4WDコントローラ8に出力する。
前記インバータ9及びジャンクションボックス10の構成を図2に示す。前記ジャンクションボックス10内には、インバータ9と発電機7とを接続・遮断するリレー17が設けられている。そして、このリレー17が接続されている状態で、発電機7から供給された電力は、インバータ9内で三相電流に変換されてモータ4を駆動する。このモータ4の駆動状態を制御するために、ジャンクションボックス10内には、発電電圧を検出する電圧センサ18、インバータ9の入力電流を検出するための電流センサ19、インバータ9への印加電圧を検出する電圧センサ20が設けられ、インバータ9内にも、当該インバータ9内で変換された各相の電流値を検出する電流センサ21が設けられ、モータ4には、回転子の位置を検出する位置センサ22が設けられている。
前記4WDコントローラ8は、例えばマイクロコンピュータ等の演算処理装置を備えて構成され、前記各車輪速度センサ27FL〜27RRで検出される車輪速度信号、ジャンクションボックス10内の電圧センサ18、電流センサ19、電圧センサ20の各出力信号、インバータ9内の電流センサ21の出力信号、モータ4の位置センサ22の出力信号及びアクセルペダル(不図示)の踏込み量に相当するアクセル開度が入力される。また、この4WDコントローラ8は、前記発電機7の発電制御、ジャンクションボックス10内のリレー17の制御、インバータ9によるモータ4の制御、減速機11とディファレンスギヤ13間のクラッチ12の締結制御を行う。発電機7の制御は、前記ジャンクションボックス10内の電圧センサ18で発電電圧を検出し、リレー17の接続中は、同じくジャンクションボックス10内の電流センサ19でインバータ入力電流を検出しながら行われる。インバータ9及びモータ4の制御は、前記ジャンクションボックス10内の電圧センサ20で検出されたインバータ印加電圧及びインバータ9内の電流センサ21で検出された各相の電流及び位置センサ22で検出された回転子の位置により、公知のベクトル制御によって、回転速度及び出力トルクの制御を行う。このとき、位置センサ22の入力から回転子の速度も算出される。なお、モータ4の制御を4WDコントローラとは別のコントローラで行う場合には、4WDコントローラによってもモータの駆動状態を監視するのがよい。
図3には、前記4WDコントローラ8内で行われる四輪駆動のための演算処理のフローチャートを示す。この演算処理は、例えばイグニッションスイッチONからイグニッションスイッチOFFまで、所定の制御周期毎に繰り返し行われる。
この演算処理では、まずステップS1で、例えば前記前輪1L、1Rの車輪速度センサ27FL、27FRで検出された前輪速度の平均値を走行速度と見なし、この走行速度が、例えば3km/h程度に設定された第1所定走行速度以上であるか否かを判定し、走行速度が第1所定走行速度以上である場合にはステップS2に移行し、そうでない場合にはステップS6に移行する。
前記ステップS2では、例えば前記前輪1L、1Rの車輪速度センサ27FL、27FRで検出された前輪速度の平均値から後輪3L、3Rの車輪速度センサ27RL、27RRで検出された後輪速度の平均値を減じた値を加速スリップ量とし、この加速スリップ量が所定値以上であるか否かを用いて前輪加速スリップの判定を行い、加速スリップ量が所定値以上である場合には前記ステップS6に移行し、そうでない場合にはステップS3に移行する。
前記ステップS6では、四輪駆動状態にすべきであると判定して4WDフラグをセットしてからステップS7に移行する。
前記ステップS7では、前記ステップS1と同様に、例えば前記前輪1L、1Rの車輪速度センサ27FL、27FRで検出された前輪速度の平均値を走行速度と見なし、この走行速度が、例えば30km/h程度に設定された第2所定走行速度以上であるか否かを判定し、走行速度が第2所定走行速度以上である場合には前記ステップS3に移行し、そうでない場合にはステップS8に移行する。
前記ステップS3では、前輪のみの二輪駆動状態にすべきであると判定して4WDフラグをクリアしてからステップS4に移行する。
前記ステップS4では、前記クラッチを開放する制御を行ってからステップS5に移行する。
前記ステップS5では、前記モータ4を停止し、前記ジャンクションボックス10内のリレー17を遮断(OFF)し、前記発電機7の発電を停止してからメインプログラムに復帰する。
一方、前記ステップS8では、前記発電機7による発電を開始し、前記ジャンクションボックス10内のリレー17を接続(ON)し、前記モータ4を駆動してからステップS9に移行する。
前記ステップS9では、前記発電機7による発電を制御すると共に、前記モータ4の駆動状態を制御してからステップS10に移行する。ちなみに、モータ4のモータトルク指令値は、前記加速スリップ量が大きいほど、大きく設定される。
前記ステップS10では、前記クラッチ12を締結する制御を行ってからメインプログラムに復帰する。
この演算処理によれば、エンジン2で駆動される主駆動輪である前輪1L、1Rが前記第1所定速度以上の回転速度で回転し、且つ主駆動輪である前輪1L、1Rが従駆動輪である後輪3L、3Rよりも加速スリップしている加速スリップ量が前記所定値以上であり、且つ車両の走行速度が前記第2所定速度未満である場合には、モータ4によって後輪3L、3Rを駆動する四輪駆動状態として、クラッチ12を締結すると共に発電機7の発電状態及びモータ4の駆動状態を制御する。これにより、例えば発進時、主駆動輪である前輪1L、1Rが加速スリップした場合、従駆動輪である後輪3L、3Rにも駆動力が付与されて、当該主駆動輪である前輪1L、1Rの加速スリップを抑制してスムーズに発進することが可能となる。
図4には、前記図3の演算処理と平行して前記4WDコントローラ8内で行われるフェイルセーフのための演算処理のフローチャートを示す。この演算処理も、前記図3の演算処理と同様に、例えばイグニッションスイッチONからイグニッションスイッチOFFまで、例えば10msec. 程度に設定された所定の制御周期毎にタイマ割込によって行われる。
この演算処理では、まずステップS11で、前記4WDフラグがセットされているか否かを判定し、当該4WDフラグがセットされている場合にはステップS12に移行し、そうでない場合にはメインプログラムに復帰する。
前記ステップS12では、後述のタイマがスタートされているか否かを判定し、当該タイマがスタートされている場合にはステップS14に移行し、そうでない場合にはステップS13に移行する。
前記ステップS13では、タイマのリセット並びにスタートが行われてから前記ステップS14に移行する。
前記ステップS14では、前記タイマのカウント値が予め設定された所定値(所定時間)以上であるか否かを判定し、当該タイマが所定値以上である場合にはステップS15に移行し、そうでない場合にはメインプログラムに復帰する。なお、このタイマカウント値の所定値とは、前記ステップS11で4WDフラグがセットされ、その結果、四輪駆動状態となり、前述のように従駆動輪である後輪3L、3Rに駆動力が付与されて、主駆動輪である前輪1L、1Rの加速スリップが収束又は略収束するための所要時間を検出するためのものである。
前記ステップS15では、前記平均前輪速度と平均後輪速度との差からなる加速スリップ量が所定値A以上であるか否かを判定し、当該加速スリップ量が所定値A以上である場合にはステップS17に移行し、そうでない場合にはステップS16に移行する。前記所定値Aは、例えば図5の制御マップに従って、車両の走行速度、この場合には前記平均前輪速度に基づき、当該走行速度が大きいほど大きく設定する。このステップS15は、前記ステップS11での4WDフラグ判定の結果、四輪駆動状態であり、且つ前記タイマによって四輪駆動状態開始から所定時間が経過しているので、主駆動輪である前輪1L、1Rの加速スリップは収束又は略収束状態にあるはずである。従って、前記加速スリップ量は、厳密には主駆動輪である前輪1L、1Rの加速スリップ量ではなく、相対的に従駆動輪である後輪3L、3Rがロック傾向になっているスリップ量を示す。同様に、前記平均前輪速度は略車両の走行速度に等しい。四輪駆動状態で、従駆動輪である後輪3L、3Rがロック傾向のスリップ状態になるのは、モータ4或いはインバータ9の故障、即ち異常である可能性が高い。例えばインバータ9の故障によってモータ4の端子間が短絡すると、従駆動輪である後輪3L、3Rに制動力がかかり、ロック傾向のスリップ状態になる。従って、前記所定値Aは、モータ4或いはインバータ9の異常検出のための閾値となる。但し、前後輪の速度差、即ち前記加速スリップ量は、例えば高速走行時において、路面状況の急激な変動によって大きく変動する恐れがあるので、走行速度、即ち平均前輪速度が大きいほど、所定値Aを大きく設定してモータ4或いはインバータ9の異常の誤検出を回避する。一方、低速走行時には、前後輪の速度差がさほど大きくなることはないので、所定値Aを小さく設定してモータ4或いはインバータ9の異常を確実に検出できるようにした。
前記ステップS16では、前記平均後輪速度の微分値等から得られる後輪加減速度の絶対値が所定値B以上であるか否かを判定し、当該後輪加減速度の絶対値が所定値B以上である場合には前記ステップS17に移行し、そうでない場合にはメインプログラムに復帰する。この所定値Bは、例えば図6の制御マップに従って、前述したモータトルク指令値に基づき、当該モータトルク指令値が所定値以下の領域では一定値とし、所定値以上の領域では当該モータトルク指令値が大きいほど大きく設定する。このステップS16も、前記ステップS11での4WDフラグ判定の結果、四輪駆動状態であり、且つ前記タイマによって四輪駆動状態開始から所定時間が経過しているので、主駆動輪である前輪1L、1Rの加速スリップは収束又は略収束状態にあるはずである。このような四輪駆動状態で、前述のように、例えばインバータ9の故障によってモータ4の端子間が短絡すると、従駆動輪である後輪3L、3Rに制動力がかかり、ロック傾向のスリップ状態になる。この後輪3L、3Rの制動の状態を前記後輪加減速度の絶対値、即ち従駆動輪(電動機接続車輪)の減速度(減速加速度)として検出すれば、前記所定値Bは、モータ4或いはインバータ9の異常検出のための閾値となる。但し、モータトルク指令値が大きい領域では、例えば摩擦係数の低い路面で、前記主駆動輪である前輪1L、1Rの加速スリップに対し、タイムラグをもって、従駆動輪である後輪3L、3Rが加速スリップする恐れがある。そのため、モータトルク指令値が大きい領域では、所定値Bを大きく設定してモータ4或いはインバータ9の異常の誤検出を回避する。なお、モータ4の端子が短絡した際の従動輪の加減速度の絶対値(即ち減速度の絶対値)は、モータトルク指令値が大きいときのスリップによる従動輪の加減速度の絶対値(即ち加速度の絶対値)よりも十分に大きいため、所定値Bはモータ4短絡時の加減速度の絶対値よりも小さく且つモータトルク指令値が大きいときの従動輪の加減速度の絶対値よりも大きい値に設定される。一方、モータトルク指令値が小さい領域では、従駆動輪である後輪3L、3Rがタイムラグをもって加速スリップする恐れはないので、所定値Bを小さく設定してモータ4或いはインバータ9の異常を確実に検出できるようにした。
前記ステップS17では、モータ4或いはインバータ9が異常であると判定してからステップS18に移行する。
前記ステップS18では、前記モータ4と従駆動輪である後輪3L、3Rとの間に介装されたクラッチ12を解放してからステップS19に移行する。
前記ステップS19では、前記4WDフラグをクリアしてからステップS20に移行する。
前記ステップS20では、前記モータ4を停止し、前記ジャンクションボックス10内のリレー17を遮断(OFF)し、前記発電機7の発電を停止してからメインプログラムに復帰する。
この演算処理によれば、モータ4或いはインバータ9、即ちモータ駆動手段に異常が検出されたら、後輪3L、3Rとモータ4との間のクラッチ(締結手段)12を解放するようにしたため、クラッチ解放後はエンジン2への負荷の増加がなく、燃費を確保することが可能となる。
また、エンジン2によって駆動される前輪1L、1Rの平均前輪速度とモータ4によって駆動される後輪3L、3Rの平均後輪速度との差、即ち加速スリップ量が前記所定値A以上であるときに、モータ4或いはインバータ9が異常であると判定することにより、モータ4或いはインバータ9の異常を確実に検出することができる。
また、モータ4によって駆動される後輪3L、3Rの平均後輪速度がエンジン2によって駆動される前輪1L、1Rの平均前輪速度以上であるときに、モータ4或いはインバータ9が異常であると判定することにより、モータ4或いはインバータ9の異常を確実に検出することができる。
また、四輪駆動状態で走行速度に等しい又はほぼ等しい平均前輪速度(エンジン駆動車輪速度)に基づいて、前記モータ4によって駆動される後輪3L、3Rの平均後輪速度のロック傾向のスリップ量の所定値Aを設定することにより、モータ4或いはインバータ9の異常を正確且つ確実に検出することができる。
また、モータ4によって駆動される後輪3L、3Rの加減速度の絶対値(電動機接続車輪減速度)が所定値B以上であるときに、モータ4或いはインバータ9が以上であると判定することにより、モータ4或いはインバータ9の異常を確実に検出することができる。
また、モータトルク指令値に基づいて、モータ4によって駆動される後輪3L、3Rの加減速度絶対値の所定値Bを設定することにより、モータ4或いはインバータ9の異常を正確且つ確実に検出することができる。
また、クラッチ12が締結されてから所定時間後に、モータ4或いはインバータ9の異常を検出することとしたため、エンジン2によって駆動される前輪1L、1Rの加速スリップが収束或いは略収束し、前後輪の速度差等を用いて、モータ4或いはインバータ9の異常を確実に検出することができる。
なお、前記第1実施形態では、モータ4で駆動される後輪3L、3Rの平均後輪速度のエンジン2で駆動される前輪1L、1Rの平均前輪速度に対する速度差が所定値A以上であるか、或いはモータ4で駆動される後輪3L、3Rの車輪加減速度の絶対値、即ち減速度が所定値B以上であるかの何れの場合にも、モータ4或いはインバータ9が異常であると判定することとしたが、二つの条件を所謂アンド条件で重合するようにすれば、モータ或いはインバータ9の異常をより一層正確且つ確実に検出することができる。
次に、本発明の四輪駆動車両の第2実施形態について説明する。この実施形態の車両の概略構成は、前記第1実施形態の図1のものと同様である。本実施形態のインバータ9及びモータ4の具体的な構成を図7に示す。このインバータ9は、前記交流モータ9に三相電力を供給するために、U相上アームのスイッチング素子34UU、U相下アームのスイッチング素子35UL、V相上アームのスイッチング素子34VU、V相下アームのスイッチング素子35VL、W相上アームのスイッチング素子34WU、W相下アームのスイッチング素子35WLを備え、前記第1実施形態と同様にモータ4の各相の電流を検出する電流センサ21を備えると共に、本実施形態では、各相の短絡電流センサ33U、33V、33Wを備える。また、前記第1実施形態と同様に、位置センサ22によってモータ4の回転子の回転位置を検出する。
ここで、発電機4の出力、即ちインバータ9の入力電圧は、三相交流を全波整流した、リップルのある直流である。そして、内蔵された各スイッチング素子34UU〜35WLが各々スイッチングすることにより、三相交流をモータ4に与えて回転トルクを発生させる。その場合、相電流センサ20及び回転子位置センサ21の出力を用いて周知のベクトル制御を行うことにより、モータ4の回転制御を行う。なお、インバータ9には電解コンデンサを設けてもよい。
図8に、本実施形態におけるインバータ異常検出装置のブロック図を示す。ここでは、前記各相の短絡電流センサ33U〜33Wのうち、U相の短絡電流センサ33Uについて代表して説明する。この短絡電流センサ33Uの出力はローパスフィルタ36を通して比較器37に入力される。この比較器37では、前記ローパスフィルタ36からの入力と所定電流Cとを比較し、その比較結果をインバータ異常検出部38に出力する。
図9aには、前記発電機7からインバータ9に印加される電圧信号を、図9bには、正常な状態の短絡電流センサ33Uの電流値を示す。インバータ9に印加される電圧は、前述のように、発電機7の三相交流を全波整流した形で供給されるので、リップルのある直流波形となる。リップルの周波数は発電機7の回転速度に応じて決まる。一方、正常な状態でモータ4を駆動しているインバータ9の下アームの各短絡電流センサ33Uには、図9bのようなパルス状の電流が流れる。パルスの周期は、スイッチングの周波数による。各短絡電流センサ33Uの出力をローパスフィルタ36に通すと、ほとんどの高周波成分が除去され、信号レベルは図9bに二点差線で示すような小さいものとなる。従って、前記所定電流Cの値を、このローパスフィルタ36の出力値より大きい値にしておけば、前記インバータ異常検出部38は、ローパスフィルタ36の出力値が所定電流Cより小さいときには正常であると判定できる。
しかし、インバータ9の上下アームが短絡すると、短絡電流が流れる。短絡電流の値は発電機7の容量に依存する。一方、モータ4の巻線間が短絡状態となると、巻線にブレーキ電流が流れてブレーキがかかる。この場合、前記各短絡電流センサ34Uに流れる電流は、短絡状態となるので、図9cに示すようになる。この場合のローパスフィルタ36の出力値は、高周波成分を除去しても、直流分が残存するので、信号レベルは図9cに二点差線で示すような大きいものとなる。このときのローパスフィルタ36の出力値は、前記所定電流Cより大きいので、前記インバータ異常検出部38ではインバータ9が異常であると判定することができる。
このようにインバータ異常検出部38でインバータ9の異常が検出されたら、前記第1実施形態と同様に、クラッチ12を開放し、更に発電機7を停止する。なお、前記ローパスフィルタに代えて、積分器や平均値回路を用いることもできる。また、前記図8に示すブロック図を演算処理によって構成することも可能である。
従って、本実施形態では、前記第1実施形態の効果に加えて、前記短絡電流センサ33Uで検出されたインバータ9の下アームの電流値に基づいて、当該インバータ9の異常を検出することにより、モータ回転速度が減少する以前に異常を検出することが可能となるので、エンジン負荷の増加を迅速且つ確実に防止することができる。
また、前記短絡電流センサ33Uで検出された電流の直流成分をローパスフィルタ36で抽出し、その抽出された直流成分と所定電流Cとに基づいて、インバータ9の異常を検出することにより、インバータ9の異常を正確且つ確実に検出することができる。なお、ローパスフィルタ36で抽出される直流成分は、モータ4の回転速度に依存するので、前記所定電流Cをモータ回転速度に応じて設定することにより、より一層正確にインバータ9の異常を検出することができる。
なお、前記各実施形態では、発電機7の発電した電力でモータ4を駆動して四輪駆動を構成する場合で説明しているが、本発明はこれに限定されない。即ち、モータ4を個別のバッテリで駆動するように構成してもよい。この場合には、発電機7が発電した電力を他の負荷装置に供給して、当該負荷装置で消費するようにすればよい。
また、前記実施形態では、各演算処理を行うためにマイクロコンピュータ等の演算処理装置を用いたが、同様の演算処理が可能であれば適宜の演算器を組み合わせて用いてもよい。
本発明の四輪駆動車両の第1実施形態を示す概略構成図である。 図1のジャンクションボックス及びモータの構成の説明図である。 図1の4WDコントローラで行われる四輪駆動制御のための演算処理のフローチャートである。 図1の4WDコントローラで行われるフェイルセーフのための演算処理のフローチャートである。 図4の演算処理に用いられる制御マップである。 図4の演算処理に用いられる制御マップである。 本発明の四輪駆動車両の第2実施形態を示すジャンクションボックス及びモータの構成の説明図である。 図7の短絡電流センサからの出力を用いたインバータ異常検出装置のブロック図である。 図8の異常検出装置の作用の説明図である。
符号の説明
1L、1Rは前輪(エンジン駆動車輪)
2はエンジン
3L、3Rは後輪(モータ接続車輪)
4はモータ(電動機)
7は発電機
8は4WDコントローラ
9はインバータ(駆動手段)
10はジャンクションボックス
11は減速機
12はクラッチ(摩擦要素)
17はリレー
18は電圧センサ
19は電流センサ
20は電圧センサ
21は電流センサ
22は位置センサ
27FL〜27RRは車輪速度センサ
33U〜33Wは短絡電流センサ
34UU〜34WLはスイッチング素子
36はローパスフィルタ
37は比較器
38はインバータ異常検出部

Claims (6)

  1. 前後輪の何れか一方を駆動するエンジンと、前後輪の何れか他方に接続されて当該車輪を駆動可能な電動機と、前記電動機と前後輪の何れか他方との間に介装された締結手段と、前記電動機を駆動制御する駆動手段と、車両の走行状態に応じて前記電動機の駆動状態及び締結手段の作動状態を制御する制御手段と、前記電動機及び駆動手段の少なくとも何れか一方の異常を検出する異常検出手段と、前記エンジンによって駆動される車輪の回転速度を検出する第1車輪速度検出手段と、前記電動機に接続された車輪の回転速度を検出する第2車輪速度検出手段と、前記第1車輪速度検出手段で検出されたエンジン駆動車輪速度と第2車輪速度検出手段で検出された電動機接続車輪速度との速度差を検出する車輪速度差検出手段とを備え、前記異常検出手段は、前記車輪速度差検出手段で検出された車輪速度差が所定値以上であるときに、前記電動機及び駆動手段の少なくとも何れか一方が異常であると判定し、前記制御手段は、前記異常検出手段で電動機及び駆動手段の少なくとも何れか一方の異常が検出されたときには、前記締結手段を解放することを特徴とする四輪駆動車両。
  2. 前記異常検出手段は、前記車輪速度差検出手段で検出された車輪速度差が所定値以上で且つ前記第1車輪速度検出手段で検出されたエンジン駆動車輪速度が第2車輪速度検出手段で検出された電動機接続車輪速度以上であるときに、前記電動機及び駆動手段の少なくとも何れか一方が異常であると判定することを特徴とする請求項に記載の四輪駆動車両。
  3. 前記異常検出手段は、前記第1車輪速度検出手段で検出されたエンジン駆動車輪速度に基づいて前記車輪速度差の所定値を設定することを特徴とする請求項に記載の四輪駆動車両。
  4. 前記第2車輪速度検出手段で検出された電動機接続車輪速度の減速度を検出する車輪減速度検出手段を備え、前記異常検出手段は、前記車輪速度差検出手段で検出された車輪速度差が所定値未満であっても、前記車輪減速度検出手段で検出された電動機接続車輪減速度が所定値以上であるときに、前記電動機及び駆動手段の少なくとも何れか一方が異常であると判定することを特徴とする請求項乃至の何れか一項に記載の四輪駆動車両。
  5. 前記異常検出手段は、前記制御手段で設定される電動機の出力トルク指令値に基づいて前記電動機接続車輪減速度の所定値を設定することを特徴とする請求項に記載の四輪駆動車両。
  6. 前記異常検出手段は、前記締結手段が締結された所定時間後に、前記電動機及び駆動手段の異常検出を開始することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の四輪駆動車両。
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