JP5434865B2 - 電気自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車に関し、詳しくは、左右の駆動輪に連結されたドライブシャフトに動力を入出力可能な電動機と、電動機を駆動するインバータと、インバータにリレーを介して接続された充放電可能なバッテリと、インバータの端子間の電圧を平滑する平滑コンデンサと、電動機の回転停止を検出する回転停止検出手段と、車両の衝突が生じ電動機の回転停止が検出されたときにリレーがオフの状態で電動機へのd軸電流により平滑コンデンサに蓄えられた電荷が放電されるようインバータを制御する放電制御を実行する放電制御手段と、を備える電気自動車に関する。
従来、この種の電気自動車としては、左右の駆動輪に動力を出力するモータジェネレータと、モータジェネレータを駆動するインバータと、インバータに電力を供給するバッテリと、インバータに設けられた高電圧用の平滑コンデンサとを備え、車両の衝突が検知されたときには、制御によりパーキングロック状態としてから、モータジェネレータのゼロトルク制御(モータジェネレータからトルクを発生させることなくインバータを作動させる制御)を行なって平滑コンデンサに蓄えられた電荷を放電するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、上述の制御により、モータジェネレータの回転角センサなどの損傷のためにゼロトルク指令に反してモータジェネレータからトルクが出力されたとしても、車両が動くことのないようにしている。
特開2006−141158号公報
上述の車両では、車両の衝突が検知されたときの平滑コンデンサの放電制御により車両が動くことのないように、モータジェネレータの回転停止を確認してから、モータジェネレータからトルクが出力されないようにモータジェネレータにd軸電流を流す制御を行なうことが考えられる。この場合、車両の衝突の仕方や程度によっては、衝突が検知されてもモータジェネレータの回転停止までに時間を要し、平滑コンデンサの電荷が放電されるのが遅れる場合が生じる。
本発明の電気自動車は、車両の衝突が生じたときに平滑コンデンサに蓄えられた電荷が放電されるのが遅れるのを抑制することを主目的とする。
本発明の電気自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電気自動車は、
左右の駆動輪に連結されたドライブシャフトに動力を入出力可能な電動機と、前記電動機を駆動するインバータと、前記インバータにリレーを介して接続された充放電可能なバッテリと、前記インバータの端子間の電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記電動機の回転停止を検出する回転停止検出手段と、車両の衝突が生じ前記電動機の回転停止が検出されたときに前記リレーがオフの状態で前記電動機へのd軸電流により前記平滑コンデンサに蓄えられた電荷が放電されるよう前記インバータを制御する放電制御を実行する放電制御手段と、を備える電気自動車において、
前記ドライブシャフトが折損した状態であるか否かと前記左右の駆動輪が路面から浮いた状態であるか否かとを判定する状態判定手段
を備え、
前記放電制御手段は、前記車両の衝突が生じ前記電動機の回転停止が検出されないときでも、前記ドライブシャフトが折損した状態であるか又は前記左右の駆動輪が路面から浮いた状態であるかの少なくとも一方と判定されたときには、前記放電制御を実行する手段である、
ことを特徴とする。
この本発明の電気自動車では、車両の衝突が生じ電動機の回転停止が検出されないときでも、ドライブシャフトが折損した状態であるか又は左右の駆動輪が路面から浮いた状態であるかの少なくとも一方と判定されたときには、リレーがオフの状態で電動機へのd軸電流により平滑コンデンサに蓄えられた電荷が放電されるようインバータを制御する放電制御を実行する。車両の衝突によりドライブシャフトが折損した状態や左右の駆動輪が路面から浮いた状態のときには、電動機の回転停止が車両の衝突時から遅れることがあるが、電動機からトルクが出力されても車両の移動は生じない。したがって、車両の衝突が検出されると共に電動機の回転停止が検出されないときでも、これらの状態の少なくとも一方であると判定されたときには放電制御を実行することにより、放電制御の実行開始が遅れる、即ち、平滑コンデンサに蓄えられた電荷が放電されるのが遅れるのを抑制することができる。
本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータ32を含む電気系の構成の概略を示す構成図である。 モータECU36により実行されるディスチャージ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2はモータ32を含む電気系の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、左右の駆動輪26a,26bにデファレンシャルギヤ24を介して連結されたドライブシャフト22に回転子が接続された同期発電電動機としてのモータ32と、モータ32を駆動するためのインバータ34と、二次電池として構成されたバッテリ40と、バッテリ40からの電力を昇圧してインバータ34側(以下、高電圧系という)に供給したり高電圧系からの電力を降圧してバッテリ40側(以下、低電圧系という)に供給する昇降圧コンバータ42と、バッテリ40と昇降圧コンバータ42との接続および接続の解除を行なうシステムメインリレー43と、モータ32の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ33からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータ32に印加される相電流などのモータ32やインバータ34の状態を検出する種々のセンサからの信号,高電圧系の電圧を平滑するコンデンサ44の電圧を検出する電圧センサ45からの電圧VH,低電圧系の電圧を平滑するコンデンサ46の電圧を検出する電圧センサ47からの電圧VLなどを入力すると共に、インバータ34をスイッチング制御することによってモータ32を駆動制御したり昇降圧コンバータ42をスイッチング制御することによって昇降圧コンバータ42を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)36と、左右の駆動輪に取り付けられた車輪速センサ26c,26dからの左右の駆動輪速Vl,Vrやバッテリ40の状態を検出する種々のセンサからの信号,イグニッションスイッチ51からのイグニッション信号,シフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサ52からのシフトポジション,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキポジション,車速センサ57からの車速V,車体(例えば、車両前方の中央部や両側部など)に取り付けられた加速度センサ58からの車両の加速度などを入力すると共にシステムメインリレー43をオンオフ制御して車両全体をコントロールするメイン電子制御ユニット(以下、メインECUという)50と、を備える。メインECU50とモータECU36とは、いずれも図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポートおよび通信ポートを備える。また、メインECU50とモータECU36とは、それぞれの通信ポートを介して互いに接続されており、各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。なお、モータECU36は、回転位置検出センサ33からの信号に基づいてモータ32の回転数Nmも演算している。
図2に示すように、インバータ34は、6つのトランジスタT11〜T16とトランジスタT11〜T16に逆方向に並列接続された6つのダイオードD11〜D16とにより構成されている。トランジスタT11〜T16は、高電圧系の電力ライン48の正極母線48aと負極母線48bとに対してソース側とシンク側になるよう2個ずつペアで配置されており、対となるトランジスタ同士の接続点の各々にモータ32の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。また、昇降圧コンバータ42は、2つのトランジスタT21,T22とトランジスタT21,T22に逆方向に並列接続された2つのダイオードD21,D22とリアクトルLとにより構成されている。2つのトランジスタT21,T22は、それぞれ高電圧系の電力ライン48の正極母線48aと負極母線48bとに接続されており、その接続点にリアクトルLが接続されている。リアクトルLと負極母線48bとにはそれぞれバッテリ40の正極端子と負極端子とが接続されている。モータECU36は、前述したように、インバータ34のトランジスタT11〜T16をスイッチングすることによってモータ32を駆動制御し、昇降圧コンバータ42のトランジスタT21,T22をスイッチングすることによって昇降圧コンバータ42を駆動制御する。
実施例の電気自動車20は、基本的には、メインECU50とモータECU36とによって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。メインECU50では、まず、アクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度と車速センサ57からの車速とに応じて走行のためにドライブシャフト22に要求される要求トルクを設定し、バッテリ40を充放電することができる最大電力としての入出力制限の範囲内で要求トルクをモータ32のトルク指令に設定し、設定したトルク指令をモータECU36に送信する。モータECU36では、モータ32のトルク指令を受信すると、モータ32の回転数Nmと受信したトルク指令とに基づいてインバータ34に印加すべき高電圧系の目標電圧を設定し、モータ32が設定したトルク指令で駆動されるようインバータ34をスイッチング制御すると共に、高電圧系の電圧VHが設定された目標電圧になるよう昇降圧コンバータ42をスイッチング制御する。実施例の電気自動車20は、こうした制御により、バッテリ40の入出力制限の範囲内でアクセル開度に応じた要求トルクをドライブシャフト22に出力して走行する。
また、実施例の電気自動車20は、衝突時に車両の安全性を高めるためにメインECU50とモータECU36とによって実行される以下に説明する制御を実行する。メインECU50では、例えば加速度センサ58からの加速度が衝突判定用の閾値や図示しないエアバッグなどの安全装置を作動するための閾値を超えたときなどに車両の衝突が生じたと判定し、車両の衝突を判定するとシステムメインリレー43をオフとしてバッテリ40を車両の電気系から切り離すと共に車両の衝突が生じた旨を示す衝突信号(例えば、初期値としての値0に対して値1に設定された衝突判定フラグや放電要求フラグなど)をモータECU36に送信する。モータECU36は、衝突信号を受信すると、基本的には、昇降圧コンバータ42を駆動停止すると共にインバータ34を一旦駆動停止し、モータ36の回転数Nmの絶対値が回転停止と判定可能な値として予め定められた停止判定回転数Nmstop以下であると判定したときに、モータ32にd軸方向への電流を流すことにより固定子のコイルが発熱するようインバータ34のスイッチング制御を行なうことによって、高電圧系のコンデンサ44および低電圧系のコンデンサ46に蓄えられた電荷を放電する。モータ32が回転停止しているときにはモータ32にd軸電流が流れてもトルクは出力されないが、モータ32が回転しているときにはモータ32にd軸電流が流れるとドライブシャフト22とデファレンシャルギヤ24を介して駆動輪26a,26bにトルクが出力されて車両が移動することがある。コンデンサ44,46を放電する前にモータ36の回転停止を待つのは、こうした車両の移動により運転者や乗員に違和感を与えないようにするためである。
次に、こうして構成された電気自動車20の動作、特に車両の衝突が生じたときにコンデンサ44,46に蓄えられた電荷を放電(ディスチャージ)する際の動作について説明する。図3は、実施例のモータECU36により実行されるディスチャージ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンはメインECU50から衝突信号を受信したときに実行される。
ディスチャージ制御ルーチンが実行されると、モータECU36の図示しないCPUは、まず、昇降圧コンバータ42を駆動停止すると共にインバータ34を駆動停止し(ステップS100)、回転位置検出センサ33からの信号に基づいて演算されたモータ32の回転数NmをメインECU50から通信により入力し(ステップS110)、モータ32の回転数Nmの絶対値を前述の停止判定回転数Nmstopと比較する処理を実行する(ステップS120)。モータ32の回転数Nmの絶対値が停止判定回転数Nmstop以下のときには、コンデンサ44,46を放電する制御によっても車両の移動は生じないと判断し、モータ32にd軸電流が流れてコンデンサ44,46の電荷が放電されるようインバータ34のスイッチング制御を行なって(ステップS150)、ディスチャージ制御ルーチンを終了する。
一方、モータ32の回転数Nmの絶対値が停止判定回転数Nmstopより大きいときには、コンデンサ44,46を放電する制御によって車両の移動が生じるおそれがあると判断し、ドライブシャフト22が折損している状態のときに値1が設定されるシャフト折損フラグFsと左右の駆動輪26a,26bの両方が路面から浮いた状態のときに値1が設定される駆動輪浮き状態フラグFdとをメインECU50から通信により入力し(ステップS130)、入力したシャフト折損状態フラグFsと駆動輪浮き状態フラグFdとを調べる(ステップS140)。ここで、シャフト折損状態フラグFsは、実施例では、メインECU50により設定されるフラグであり、車輪速センサ26c,26dからの左右の駆動輪速Vl,Vrの絶対値が共に回転停止と判定可能な値として予め定められた停止判定回転数Nrlstop以下であり且つモータECU36から入力したモータ32の回転数Nmの絶対値が前述の停止判定回転数Nmstopより大きい回転数として予め定められた回転判定回転数Nmrot以上のとき、即ち、左右の駆動輪26a,26bが共に回転停止しているがモータ32の回転数Nmの大きさが比較的大きいときに値1が設定され、駆動輪26a,26bの少なくとも一方が回転しているか又はモータ32の回転数Nmの大きさが回転判定回転数Nmrot未満のときには値0が設定されるものとした。また、駆動輪浮き状態フラグFdは、実施例では、メインECU50により設定されるフラグであり、モータECU36からインバータ34を駆動停止した旨を示す信号を入力し且つ左右の駆動輪26a,26bの両方の空転によるスリップの発生が判定されているとき、即ち、駆動輪26a,26bへの動力の伝達が遮断されているにも拘わらず駆動輪26a,26bのスリップの発生が判定されているときに値1が設定され、駆動輪26a,26bに動力が伝達されているか又は左右の駆動輪26a,26bの少なくとも一方にスリップが発生していないときには値0が設定されるものとした。駆動輪26a,26bのスリップの判定は、例えば、車輪速センサ26c,26dからの駆動輪速Vl,Vrの単位時間あたりの変化量としての駆動輪加速度ΔVl,ΔVrがスリップ発生を判定可能な値として予め定められた閾値以上のときにスリップの発生を判定するなど種々の手法により行なうことができる。なお、駆動輪浮き状態フラグFdについては、駆動輪26a,26bのサスペンションのストローク量(例えば、ストローク量を検出する図示しないセンサからの値など)がその最大値を示すときに値1を設定したり、駆動輪26a,26bのサスペンションと車体との間のダンパの図示しない油圧センサからの値が閾値未満を示すとき(例えば、負圧を示す状態のとき)に値1を設定したりするなどとしてもよい。
入力したシャフト折損状態フラグFsが値1であるか又は駆動輪浮き状態フラグFdが値1であるかの少なくとも一方のときには、コンデンサ44,46を放電する制御によっても車両の移動は生じないと判断し、モータ32にd軸電流が流れてコンデンサ44,46の電荷が放電されるようインバータ34のスイッチング制御を行なって(ステップS150)、ディスチャージ制御ルーチンを終了する。シャフト折損状態フラグFsおよび駆動輪浮き状態フラグFdが共に値0のときには、ステップS110の処理に戻り、モータ32の回転数Nmの絶対値が停止判定回転数Nmstop以下になるのを待ってからモータ32にd軸電流を流すインバータ34の制御を行なって(ステップS110〜S150)、ディスチャージ制御ルーチンを終了する。車両の衝突時にドライブシャフト22が折損すると、ドライブシャフト22の空転によりモータ32の回転停止が遅れることがあるが、モータ32からトルクが出力されてもそのトルクは駆動輪26a,26bには伝達されない。また、車両の衝突時に駆動輪26a,26bが路面から浮いた状態のときには、駆動輪26a,26bの空転によりモータ32の回転停止が遅れることがあるが、モータ32からトルクが出力されてもそのトルクにより車両の移動は生じない。したがって、車両の衝突時にモータ32が回転停止していないときでも、シャフト折損フラグFsが値1のときや駆動輪浮き状態フラグFdが値1のときにはモータ32にd軸電流を流すことでコンデンサ44,46を放電することにより、車両の衝突から遅れてコンデンサ44,46が放電されるのを抑制することができる。この結果、高電圧系の電圧をより迅速に低下させることができるものとなる。
以上説明した実施例の電気自動車20によれば、車両の衝突が生じたときにモータ32の回転停止が判定されないときでも、ドライブシャフト22が折損した状態を示すシャフト折損フラグFsが値1のときや左右の駆動輪26a,26bが路面から浮いた状態を示す駆動輪浮き状態フラグFdが値1のときには、システムメインリレー43がオフの状態でモータ32にd軸電流を流すことによって高電圧系のコンデンサ44および低電圧系のコンデンサ46の電荷が放電されるようインバータ34を制御するから、車両の衝突が生じたときにコンデンサ44,46に蓄えられた電荷が放電されるのが遅れるのを抑制することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、駆動輪26a,26bが「左右の駆動輪」に相当し、ドライブシャフト22が「ドライブシャフト」に相当し、モータ32が「電動機」に相当し、インバータ34が「インバータ」に相当し、コンデンサ44が「平滑コンデンサ」に相当し、モータ32の回転数Nmの絶対値が停止判定回転数Nmstop以下であるか否かを判定する図3のディスチャージ制御ルーチンのステップS120の処理を実行するモータECU36が「回転停止検出手段」に相当し、シャフト折損状態フラグFsの値と駆動輪浮き状態フラグFdの値とを判定する図3のディスチャージ制御ルーチンのステップS140の処理を実行するモータECU36が「状態判定手段」に相当し、車両の衝突が生じモータ32の回転停止が判定されたときにシステムメインリレー43がオフの状態でモータ32にd軸電流を流してコンデンサ44の電荷が放電されるようインバータ34を制御し、車両の衝突が生じモータ32の回転停止が判定されないときでもシャフト折損状態フラグFsが値1であるか又は駆動輪浮き状態フラグFdが値1であるかの少なくとも一方のときにはシステムメインリレー43がオフの状態でモータ32にd軸電流を流してコンデンサ44の電荷が放電されるようインバータ34を制御する、図3のディスチャージ制御ルーチンのステップS150の処理を実行するモータECU36が「放電制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電気自動車の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22 ドライブシャフト、24 デファレンシャルギヤ、26a,26b 駆動輪、26c,26d 車輪速センサ、32 モータ、33 回転位置検出センサ、34 インバータ、36 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、40 バッテリ、42 昇降圧コンバータ、43 システムメインリレー、44,46 コンデンサ、45,47 電圧センサ、48 電力ライン、48a 正極母線、48b 負極母線、50 メイン電子制御ユニット(メインECU)、51 イグニッションスイッチ、52 シフトポジションセンサ、54 アクセルペダルポジションセンサ、56 ブレーキペダルポジションセンサ、57 車速センサ、58 加速度センサ、D11〜D16,D21,D22 ダイオード、T11〜T16,T21,T22 トランジスタ、L リアクトル。

Claims (1)

  1. 左右の駆動輪に連結されたドライブシャフトに動力を入出力可能な電動機と、前記電動機を駆動するインバータと、前記インバータにリレーを介して接続された充放電可能なバッテリと、前記インバータの端子間の電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記電動機の回転停止を検出する回転停止検出手段と、車両の衝突が生じ前記電動機の回転停止が検出されたときに前記リレーがオフの状態で前記電動機へのd軸電流により前記平滑コンデンサに蓄えられた電荷が放電されるよう前記インバータを制御する放電制御を実行する放電制御手段と、を備える電気自動車において、
    前記ドライブシャフトが折損した状態であるか否かと前記左右の駆動輪が路面から浮いた状態であるか否かとを判定する状態判定手段
    を備え、
    前記放電制御手段は、前記車両の衝突が生じ前記電動機の回転停止が検出されないときでも、前記ドライブシャフトが折損した状態であるか又は前記左右の駆動輪が路面から浮いた状態であるかの少なくとも一方と判定されたときには、前記放電制御を実行する手段である、
    ことを特徴とする電気自動車。
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