JP3939561B2 - ヒトのケラチン繊維のブリーチ用微粉状組成物 - Google Patents

ヒトのケラチン繊維のブリーチ用微粉状組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP3939561B2
JP3939561B2 JP2002027490A JP2002027490A JP3939561B2 JP 3939561 B2 JP3939561 B2 JP 3939561B2 JP 2002027490 A JP2002027490 A JP 2002027490A JP 2002027490 A JP2002027490 A JP 2002027490A JP 3939561 B2 JP3939561 B2 JP 3939561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
hydrogen peroxide
total weight
aqueous hydrogen
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002027490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002241250A (ja
Inventor
ルグラン フレデリック
ミルカン ジャン−マリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2002241250A publication Critical patent/JP2002241250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3939561B2 publication Critical patent/JP3939561B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/08Preparations for bleaching the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/22Peroxides; Oxygen; Ozone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8105Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8111Homopolymers or copolymers of aliphatic olefines, e.g. polyethylene, polyisobutene; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/86Polyethers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブリーチに適した媒体中に、少なくとも1つの過酸素化塩と少なくとも1つの脂肪鎖を有する少なくとも1つの非イオン性及び/又はアニオン性両親媒性ポリマーを含有するヒトのケラチン繊維、より詳細には毛髪をブリーチする微粒状組成物において、nが3から9の範囲の式C10n[( 20n ) +2 ]の少なくとも1つのポリデセンを10%未満の重量でまた含むことを特徴とする組成物に関する。
本発明はまたヒトのケラチン繊維をブリーチするための組成物の調製における上記パウダーの使用と、上記パウダーの調製方法と、それを使用するケラチン繊維をブリーチする方法にも関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
ヒトのケラチン繊維、より特定的には毛髪は、「メラニン」色素を酸化することによってブリーチされ、この色素の溶解と部分的又は全体的除去がなされる。
毛髪をブリーチするために、過硫酸、過ホウ酸及び過炭酸アンモニウム又はアルカリ金属のような過酸素化試薬を含み、使用時に水性過酸化水素組成物と組み合わされるブリーチ用パウダーが一般に使用されている。
過酸素化塩と過酸化水素は酸性媒体中で比較的安定であるので、十分な酸素の生成を達成するために塩基性pHでそれらを活性化させることがしばしば必要である。よって、ブリーチ用パウダーにアルカリ化合物、例えば尿素、アンモニウム塩(塩化、硫酸、リン酸又は硝酸アンモニウム)及びアルカリ金属又はアルカリ土類金属のケイ酸塩、リン酸塩又は炭酸塩、特にメタケイ酸アルカリ金属を加えることが一般的に行われている。
【0003】
ヘアケア化粧品では、この水性過酸化水素組成物は40容量を超える力価を有してはいけない。
しかし、美容院では、微粉状ブリーチ用組成物のブリーチ性能を増大させるために、あるヘアスタイリストは、化粧品用途には処方されていない40容量を超える力価を持つ過酸化水素水溶液を使用する気になるかもしれない。
これらの慣行は明らかに危険であり、顧客の快適さと安全性を脅かす恐れがある:しかして、本出願人はこのためにこれらのあり得る慣行を防止する手段を探していた。
よって、本出願人は、高容量(40容量を超える)の水性過酸化水素組成物と共には使用することができない新規なブリーチ用パウダーを探していた。
ブリーチ用パウダーは、その取り扱い、輸送及び保管の間にダストを生じる傾向を有していることが知られている;それらが構成されている化合物(過硫酸及びケイ酸アルカリ金属)が腐食性で目、気道及び粘膜に刺激性であるので、パウダー粒子を被覆することによりそれらをより粗いサイズの粒子に凝集する例えば油又は液状ロウのような水に実質的に不溶性である様々な化合物をスプレー法によってパウダー上に付着させることによってダストのレベルを減少させることが提案されている。欧州特許第560088号はそのような方法を記載している。
【0004】
ダストの量を低減するために、本出願人は室温で水溶性である液状無水ポリマー、例えばポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコール(仏国特許第2716804号)又はポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンのようなタイプのブロック及び/又はランダムブロック線形ポリマー(欧州特許第663205号)から選択されるものを使用することをまた過去に提案した。
更に、顔又はブリーチされることになる領域の外側に流れ落ちないようにブリーチ用製品を毛髪への塗布に局在化させるために、一般的な水溶性増粘ポリマーのような増粘剤、例えばセルロース誘導体、デンプン誘導体、架橋ポリアクリル酸又はアルギン酸塩で、あるいは増粘シリカでブリーチ用組成物を増粘又はゲル化させることが一般に行われている。
【0005】
これらの一般的な増粘剤は時間が経つと組成物の粘度を減少させるので、本出願人は最近になって、所望のブリーチングを得るのに必要な時間高粘度を維持することができ、少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオン性両親媒性ポリマーと標準的な水溶性増粘剤を組み合わせることからなる増粘系を使用することを仏国特許第2788974号で提案した。
更に、ブリーチ処理はしばしば腐食性で毛髪に好ましくない化粧品特性、例えばもつれのほぐし難さ、不快感又は固く(coase)、重い(dull)毛髪、特に繊維の劣化を生じさせるので、本出願人は非イオン性及び/又は両親媒性ポリマーとカチオン性又は両性直接付着(substantive)ポリマーの組み合わせを使用してこの劣化を顕著に抑えることを仏国特許第2788976号において提案した。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
しかして、この点について鋭意研究を行ったところ、本出願人は、保管時に安定していて、40容量以下の水性過酸化水素組成物とのみ混合することができ、容易に適用され、ブリーチすることが望まれない毛髪領域に流れたり拡散したりしないで適用され、毛髪を粗くしないで強く均一なブリーチ結果を生じる均一で安定し、使用準備の整ったブリーチ組成物を生成することができる新規なブリーチ用パウダーを発見した。
本出願人は、換言すれば、40容量を超える力価を有する水性過酸化水素組成物との本発明に係るこの新規なブリーチ用パウダーの混合物は不均一で不安定であり、流れ落ちたりブリーチされることが意図されていなかった毛髪領域に広がることがなく簡単な又は十分に正確な適用を可能にするものではなかったと言明する:更にそれらは不均一な毛髪ブリーチ効果をもたらし、毛髪を固いままにした。
本発明に係る新規のブリーチ用パウダーは無水であり、また非揮発性であるという利点を有しており、すなわち、ダスト(又は微粉)がなく、換言すれば、粒径分布は65ミクロン以下のサイズ(微粉含量)の粒子重量が一般に5%以下、好ましくは2%未満、より詳細には1%未満であるようなものである。
これらの発見が本発明の基礎を形成している。
【0007】
よって、本発明の一主題は、ブリーチに適した媒体中に、少なくとも1つの過酸素化塩と少なくとも1つの脂肪鎖を有する少なくとも1つの非イオン性及び/又はアニオン性両親媒性ポリマーを含有するヒトのケラチン繊維、より詳細には毛髪をブリーチするための微粒状組成物において、nが3から9、より好ましくは3から7の範囲の式C10n[( 20n ) +2 ]の少なくとも1つのポリデセンを10%未満、好ましくは5%未満、より特定的には0.5%から2%の重量でまた含むことを特徴とする組成物である。
本発明の他の主題は、40容量以下の力価を持つ水性過酸化水素組成物と上記パウダーを使用時に混合することにより、ヒトのケラチン繊維、より特定的には毛髪をブリーチするための使用準備が整った組成物の調製における上記パウダーの使用である。
本発明の目的に対して、「使用準備が整った組成物」という表現はケラチン繊維に非変性形態で適用されるための組成物を、つまりパウダーと水性過酸化水素組成物の即時混合から得られることを意味している。
本発明の目的に対して、「無水」とは水含量が5重量%未満、好ましくは1重量%未満、より好ましくは0.5重量%未満であるパウダーを意味している。
本発明はまた本発明に係る記載した使用準備が整ったブリーチ用組成物を使用して、ヒトのケラチン繊維、より詳細には毛髪をブリーチする方法に関する。
しかし、本発明のその他の特徴、側面、目的及び利点は以下の説明と実施例を読むと更により明らかになるであろう。
【0008】
少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオン性両親媒性ポリマー
これらは、次のものから選択される:
(1) 少なくとも1つの脂肪鎖を有する基で変性されたセルロース類で、例えば; − 少なくとも1つの脂肪鎖を有する基、例えばアルキル基が好ましくはC−C22であるアルキル、アリールアルキル又はアルキルアリール基又はそれらの混合物で変性されたヒドロキシエチルセルロース類、例えばアクアロン社(Aqualon)から販売されている製品であるナトロゾール・プラス・グレード(Natrosol Plus Grade)330CS(登録商標)(C16アルキル)、又はベロール・ノーベル社(Berol Nobel)から販売されている製品であるベルモコル(Bermocoll)EHM100(登録商標)、
− ポリアルキレングリコールアルキルフェニルエーテル基で変性されたもの、例えばアメルコール社(Amerchol)から販売されている製品であるアメルコール・ポリマーHM-1500(登録商標)(ポリエチレングリコール(15)ノニルフェニルエーテル)、
を挙げることができる。
(2) 少なくとも1つのC〜C22の脂肪鎖を有する基で変性されたヒドロキシプロピルグア類、例えばローディア社(Rhodia)から販売されている製品であるジャガー(Jaguar(登録商標))XC-95/3(C14アルキル鎖)、ランベルティ社(Lamberti)から販売されている製品であるイスアフロー(Esaflor(登録商標))HM22(C22アルキル鎖)、及びローン・プーラン社(Rhone-Poulenc)から販売されている製品であるRE210-18(登録商標)(C14アルキル鎖)及びRE205-1(C20アルキル鎖)。
【0009】
(3) 脂肪鎖を有する疎水性モノマーとビニルピロリドンのコポリマー、例えば:
− I.S.P.社から販売されている製品であるアンタロン(Antaron(登録商標))V216又はガネックス(Ganex(登録商標))V216(ビニルピロリドン/ヘキサデセンのコポリマー)、
− I.S.P.社から販売されている製品であるアンタロン(登録商標)V220又はガネックス(登録商標)V220(ビニルピロリドン/エイコセンのコポリマー)、
を挙げることができる。
(4) 少なくとも1つの脂肪鎖を有する両親媒性ポリマーと、C−Cアルキルメタクリラート又はアクリラートのコポリマー。
(5) 少なくとも1つの脂肪鎖を有する疎水性モノマーと親水性のメタクリラート又はアクリラートのコポリマー、例えばポリエチレングリコールメタクリラート/ラウリルメタクリラートのコポリマー。
(6) 少なくとも1つの脂肪鎖を有するアミノプラストエーテル骨格を持つポリマー、例えばスド-シミー社(Sud-Chemie)から販売されているピュアー・シックス(Pure Thix(登録商標))化合物。
(7) 通常はポリオキシエチレン化された親水性ブロックと、脂肪族配列だけ及び/又は環状脂肪族及び/又は芳香族配列でありうる疎水性ブロックをその鎖中に共に含むポリウレタンポリエーテル類。
【0010】
好ましくは、ポリウレタンポリエーテル類は、6から30の炭素原子を含み、親水性ブロックによって分けられた少なくとも2本の炭化水素系親油性鎖を含み、炭化水素系鎖はペンダント鎖又は親水性ブロックの末端にある鎖である。特に一又は複数のペンダント鎖を設けることが可能である。さらに、ポリマーは親水性ブロックの一方の末端又は両末端に炭化水素鎖を含みうる。
ポリウレタンポリエーテル類は多ブロックの形態、特にトリブロックの形態とすることができる。疎水性配列は、鎖の各末端にあるか(例えば、親水性中心ブロックを含むトリブロックコポリマー)、または両末端と鎖中に分散されている(例えばマルチブロックコポリマー)。これらの同じポリマーはまたグラフトポリマー又はスターバーストポリマーでもよい。
脂肪鎖非イオン性ポリウレタンポリエーテル類は、親水性ブロックが50〜1000個のオキシエチレン化基を含むポリオキシエチレン化鎖であるトリブロックコポリマーでありうる。非イオン性ポリウレタンポリエーテル類は、その名称の由来であるウレタン結合を親水性ブロック間に含む。
広義には、脂肪鎖非イオン性ポリウレタンポリエーテル類としてまた特徴付けられるものは、その親水性ブロックが他の化学結合によって親油性ブロックに結合しているものである。
【0011】
本発明において使用しうる脂肪鎖非イオン性ポリウレタンエーテル類の例としては、サーボ・デルデン社(Servo Delden)からのSer-Ad FX1100(登録商標)を挙げることができ、これは「ステアレス(Steareth)-100/PEG-136/HMDIコポリマー」なる欧州及び米国INCI名で知られているコポリマーである。
レオックス社(Rheox)によって市販されている尿素官能基を持つレオレート(Rheolate)(登録商標)205、あるいはレオレート(登録商標)208、204又は212あるいはアクリゾール(Acrysol(登録商標))RM184も使用できる。
またアクゾ社(Akzo)の製品であるC1214アルキル鎖を含むエルファコス(Elfacos(登録商標))T210及びC18アルキル鎖を含むエルファコス(登録商標)T212を挙げることができる。
本発明において使用しうるポリウレタンポリエーテル類は、特にG.Fonnum,J.Bakke及びFk.Hansen‐Colloid Polym.Sci. 271,380-389(1993)の文献に述べられているものである。
少なくとも1つのC10〜C20脂肪鎖を含むポリウレタンポリエーテル類と少なくとも1つのC〜C22脂肪鎖を含む基で変性されたヒドロキシプロピルグアー類が特に好ましい。
【0012】
少なくとも1つの脂肪鎖を有するアニオン性両親媒性ポリマー類
本発明において使用される少なくとも1つの脂肪鎖を有するアニオン性両親媒性ポリマー類は、
− 遊離カルボン酸官能基又は遊離あるいは部分的もしくは全体的に中和されたスルホン酸官能基を有するエチレン性不飽和を含む一又は複数のモノマーから誘導された親水性単位、及び
− 疎水性側鎖を有するエチレン性不飽和を含む一又は複数のモノマーから誘導された疎水性単位、及び場合によっては、
− 一又は複数のポリ不飽和モノマー、
を含んでなる架橋又は非架橋ポリマー類である。
【0013】
(I) カルボン酸官能基を有するエチレン性不飽和を含むモノマー(類)は、エタクリル酸、メタクリル酸及びアクリル酸、好ましくはメタクリル酸とアクリル酸及びその混合物から選択される。
疎水性側鎖を有するエチレン性不飽和を含むモノマー(類)は(i)不飽和カルボン酸の脂肪アルキルエステル類又は(ii)アリル脂肪アルキルエーテル類とできる。
(i) 不飽和カルボン酸の脂肪アルキルエステル類は、例えばエタクリル酸、メタクリル酸及び/又はアクリル酸C10−30、好ましくはC12−22アルキルから選択される。これらは、例えばアクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸デシル、アクリル酸イソデシル及びアクリル酸ドデシル、並びに対応するメタクリレート、すなわちメタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸イソデシル及びメタクリル酸ドデシルを包含する。
(ii) 本発明のアニオン性両親媒性ポリマー類の疎水性単位を形成するアリル脂肪アルキルエーテル類は、次の式
(I) CH=CR'CHOB
[上式中、R'は水素原子又はCHを示し、Bはエチレンオキシ基を示し、nは0又は1〜100の範囲の整数であり、Rは8〜30の炭素原子、好ましくは10〜24の炭素原子、さらに好ましくは12〜18の炭素原子を有するアルキル、アリールアルキル、アリール、アルキルアリール及びシクロアルキル基から選択される炭化水素系基を示す]
に相当する。より好適である式(I)の一単位はR'が水素原子を示し、nが10に等しく、Rがステアリル(C18)基を表す単位である。
【0014】
上記架橋モノマーは少なくとも2つの非共役重合性二重結合を含む化合物である。例としては、ジアリルフタレート、アリル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレート、メチレンビスアクリルアミド、ポリアリルスクロース又はポリアリルペンタエリトリトールを挙げることができる。
上述したタイプのアニオン性両親媒性ポリマー類は、例えば米国特許第3915921号及び同第4509949号((メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸C10−30アルキルのコポリマー)又は欧州特許第0216479号((メタ)アクリル酸とアリル脂肪アルコールエーテル類のコポリマー)において記載され調製されている。
挙げることができる好ましいポリマーの例は:
− アクリル酸とメタクリル酸C10−30アルキルの架橋ポリマー、例えばグッドリッチ社から販売されているカルボポール(Carbopol(登録商標))ETD2020;
− アクリル酸とアクリル酸C10−30アルキルの架橋ポリマー、例えばグッドリッチ社からカルボポール(登録商標)1382、ペミュレン(Pemulen(登録商標))TR1及びペミュレン(登録商標)TR2なる名称で販売されているポリマー;
− メタアクリル酸/アクリル酸エチル/オキシエチレン化メタクリル酸ステアリル(55/35/10)ターポリマー;
− (メタ)アクリル酸/アクリル酸エチル/25EOオキシエチレン化ベヘニルメタクリレートのターポリマー、及び
− メタクリル酸/アクリル酸エチル/ステアレス-10アリルエーテル架橋ターポリマー、である。
【0015】
(II) 遊離あるいは部分的にもしくは全体的に中和した形態でスルホン基を含む少なくとも1つのエチレン性不飽和モノマーを親水性単位と少なくとも1つの疎水性部分を有する両親媒性ポリマーは、例えば本出願人によって仏国特許出願第0016954号及び同第0100328号に記載されており、その内容は本発明の一体部分を形成する。
これらのなかでは、より詳細には、水酸化ナトリウムで中和された2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)/n-ドデシルアクリルアミドコポリマー、ジェナポール(Genapol(登録商標))T-250の25重量%のアクリレート単位とNHで中和された75重量%のAMPS単位とからなるメチレンビスアクリルアミドで架橋されたコポリマー、ジェナポール(登録商標)T-250の10重量%のメタクリレート単位とNHで中和された90重量%のAMPS単位とからなるアリルメタクリレートで架橋されたコポリマー、又はジェナポール(登録商標)T-250の20重量%のメタクリレート単位とNHで中和された80重量%のAMPS単位とからなるアリルメタクリレートの架橋コポリマーを挙げることができる。
本発明に係るブリーチ用パウダーにおいて、少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオン性及び/又はアニオン性両親媒性ポリマー(類)は、ブリーチ用パウダーの全重量に対して約0.01%から30%、好ましくは約0.01%から15%の範囲の重量割合で存在しうる。
【0016】
nが3から9の範囲の式C10n[( 20n ) +2 ]のポリデセン
これらの化合物は米国化粧品・トイレタリー・香料協会のCTFA辞典1997年第7版の「ポリデセン」とまた米国及び欧州の同じINCI名に相当する。
これらはポリ-1-デセン類の水素化生成物である。
これらの化合物のなかで、特に本発明において詮索されるものは、式中、nが3から7の範囲にあるものである。
好ましくは、例として、アモコ化学社(Amoco Chemical)によってシルクフロ(Silkflo(登録商標))366NFポリデセンなる名称で販売されている製品を挙げることができる。
本発明に係るブリーチ用パウダーにおいて、ポリデセン(類)は、非揮発性パウダーの全重量に対して10%未満、好ましくは5%未満、より実際的には約0.5%から2%の範囲の重量割合で存在する。
【0017】
過酸素化塩
上述したように、過硫酸、過ホウ酸及び過炭酸アンモニウム又はアルカリ金属及び過酸化マグネシウム、及びこれら化合物の混合物から選択される。
過硫酸塩が好適に使用され、そのなかで、主に過硫酸ナトリウム及びカリウムが使用される。
本発明に係るブリーチ用パウダーにおいて、過酸素化塩(類)は該パウダーの全重量に対して約20%から70%、好ましくは約30%から60%の範囲の重量割合で存在しうる。
【0018】
アルカリ剤
既に上述したこれらのアルカリ剤(尿素、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のケイ酸塩、リン酸塩又は炭酸塩、特にアルカリ金属メタケイ酸塩、又はアンモニア前駆体、例えばアンモニウム塩)は無水ブリーチ用パウダー中にブリーチ用パウダーの全重量に対して約0.01%から40%、好ましくは約0.1%から30%の重量割合で存在しうる。
一変形態様では、それらは水性過酸化水素組成物と共に使用される時点で混合される水性組成物中に存在しうる。
【0019】
水溶性増粘ポリマー
また、本発明に係るブリーチ用パウダーはこのようなポリマーを含みうる。
本発明において、それらは、本発明の少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオン性及び/又はアニオン性両親媒性ポリマー以外の、化粧品の分野で一般的に使用される合成又は天然由来の任意の水溶性ポリマーを包含する。
合成ポリマーの例としては、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、非架橋ポリ-2-アクリルアミドプロパンスルホン酸、例えばセピック社(SEPPIC)からシミュゲル(Simugel)EG(登録商標)の名称で販売されている製品、架橋ポリ-2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、クラリアント社(Clariant)よってホスタセリン(Hostacerin)AMPS(登録商標)のブランド名で販売されているアンモニア水で部分的に中和され架橋されたポリ-2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、米国特許第4540510号に記載されている非架橋ポリ-2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のヒドロキシルアルキルセルロースエーテル又はポリ(エチレンオキシド)との相乗増粘効果を持つ混合物、又は本出願人の仏国特許出願第0014416号に記載されているようなホスタセリンAMPS(登録商標)/スタビレーゼ(Stabileze)QM(登録商標)の混合物(ISP社市販)のような(C-C)アルキルビニルエーテルと無水マレイン酸の架橋コポリマーとの好ましくは架橋されたポリ(メタ)アクリルアミド(C-C)アルキルスルホン酸の相乗増粘効果を持つ混合物を挙げることができる。
【0020】
本発明で使用可能な天然由来の増粘ポリマーは、好ましくは少なくとも1つの糖単位を有するポリマー、すなわち、非イオン性グアーガム類;微生物由来のバイオ多糖ガム類(バイオポリサッカライドガム)、例えばスクレログルカン又はキサンタンガム;植物滲出液から得られるガム類、例えばアラビアガム、ガティガム、カラヤガム、トラガカントガム、カラゲナンガム、カンテン及びキャロブガム(イナゴマメガム);ペクチン類;アルギナート類;デンプン類;ヒドロキシ(C-C)アルキルセルロース類及びカルボキシ(C-C)アルキルセルロース類である。
本発明の目的において、「糖単位」という表現は、単糖類部分(すなわち単糖類又は配糖体又は単糖)又はオリゴ糖類部分(異なっていてもよい単糖類単位の結合により形成される短鎖)又は多糖類部分[異なっていてもよい単糖類単位からなる長鎖、すなわちポリホロシド類(polyholosides)又はポリオシド類(polyosides)(ホモポリオシド類又はヘテロポリオシド類)]を示すものである。また糖単位は、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アシルオキシ又はカルボキシル基で、アルキル基は1〜4の炭素原子を含むもので置換することもできる。
非イオン性のグアーガム類は、変性したもの又は未変性のものであってよい。未変性のグアーガム類は、例えばグッドリッチ社(Goodrich)からグアーゲル(Guargel(登録商標))D/15の名称で、またユニペクチン社(Unipectine)からヴィドガム(Vidogum)GH175の名称で、メイホール社(Meyhall)からジャガー(Jaguar(登録商標))Cの名称で販売されている製品である。
【0021】
変性された非イオン性グアーガム類はC-Cヒドロキシアルキル基で特に変性される。
ヒドロキシアルキル基としては、例えばヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシブチル基を挙げることができる。これらのグアーガム類は従来からよく知られているものであり、例えばヒドロキシプロピル基で変性されたグアーガムを得るためには、対応のアルケンオキシド、例えばプロピレンオキシドをグアーガムと反応させることにより調製することができる。
グアーガム中に存在する遊離ヒドロキシル官能基の数により消費されるアルキレンオキシド分子の数に相当するヒドロキシアルキル化度は、好ましくは0.4〜1.2の範囲にある。
このようなヒドロキシアルキル基で変性されていてもよい非イオン性のグアーガム類は、例えばローン・プーラン社(Rhone-Poulenc)(メイホール社)からジャガー(Jaguar(登録商標))HP8、ジャガー(登録商標)HP60及びジャガー(登録商標)HP120、ジャガー(登録商標)DC293及びジャガー(登録商標)HP105の商品名で、又はアクアロン社(Aqualon)からガラクタソール(Galactasol(登録商標))4H4FD2の名称で販売されている。
微生物由来のバイオサッカライドガム類、例えばスクレログルカン又はキサンタンガム、植物滲出液から得られるガム類、例えばアラビアガム、ガティガム、カラヤガム、トラガカントガム、カラゲナンガム、カンテンガム及びキャロブガム、ヒドロキシアルキルセルロース類及びカルボキシメチルセルロース類、ペクチン類、アルギナート類及びデンプン類は、従来からよく知られているものであり、特にロバート・エル・デイビッドソンにより、マグローヒル社から出版(1980)された「水溶性ガムと樹脂のハンドブック」と題された書籍に記載されている。
【0022】
これらのガムとして、スクレログルカン類はサノフィ・バイオ工業(Sanofi Bio Industries)によりアクチガム(Actigum(登録商標))CSなる名称で販売されている製品、特にアクチガム(登録商標)CS11、及びアルバン・ミュラー・インターナショナル社によりアミゲル(Amigel(登録商標))なる名称で販売されている製品が挙げられる。他のスクレログルカン類、例えば仏国特許出願第2633940号においてグリオキサールで処理されているものを使用することができる。
キサンタン類はナトラスイート・ケルコ社(Nutrasweet Kelco)によってケルトロール(Keltrol(登録商標))、ケルトロール(登録商標)T、ケルトロール(登録商標)TF、ケルトロール(登録商標)BT、ケルトロール(登録商標)RD及びケルトロール(登録商標)CGなる名称で、又はローディア・シミー社(Rhodia Chimie)によってローディケア(Rhodicare(登録商標))S及びローディケア(登録商標)Hなる名称で販売されている製品が挙げられる。
デンプン誘導体としては、例えばアベベ社(Avebe)によりプリモゲル(Primogel(登録商標))なる名称で販売されている製品を挙げることができる。
ヒドロキシ(C-C)アルキルセルロース類は、より詳細にはヒドロキシエチルセルロース類、例えばアメルコール社(Amerchol)からセロサイズ(Cellosize(登録商標))QP3L、セロサイズ(登録商標)QP4400H、セロサイズ(登録商標)QP30000H、セロサイズ(登録商標)HEC30000A及びセロサイズ(登録商標)・ポリマーPCG10、又はハーキュレス社(Hercules)からナトロゾール(Natrosol(登録商標))250HHR、ナトロゾール(登録商標)250MR、ナトロゾール(登録商標)250M、ナトロゾール(登録商標)250HHXR、ナトロゾール(登録商標)250HHX、ナトロゾール(登録商標)250HR及びナトロゾール(登録商標)HX、又はヘキスト社(Hoechst)からチロース(Tylose(登録商標))H1000の名称で販売されているものである。
【0023】
またヒドロキシ(C-C)アルキルセルロース類は、より詳細にはヒドロキシプロピルセルロース、例えばアクアロン社からクリューセル(Klucel(登録商標))EF、クリューセル(登録商標)H、クリューセル(登録商標)LHF、クリューセル(登録商標)MF及びクリューセル(登録商標)Gの名称で販売されている製品である。
好ましく使用されるカルボキシ(C-C)アルキルセルロース類はカルボキシメチルセルロースであり、アクアロン社からブラノース(Blanose(登録商標))7M8/SF、ブラノース(登録商標)・ラフィニー(Raffinee)7M、ブラノース(登録商標)7LF、ブラノース(登録商標)7MF、ブラノース(登録商標)9M31F、ブラノース(登録商標)12M31XP、ブラノース(登録商標)12M31P、ブラノース(登録商標)9M31XF、ブラノース(登録商標)7H、ブラノース(登録商標)7M31及びブラノース(登録商標)7H3SXF、又はハーキュレス社からアクアソルブ(Aquasorb(登録商標))A500及びアンバーガム(Ambergum(登録商標))1221、又はモンテロ社(Montello)からセロゲン(Cellogen(登録商標))HP810A及びセロゲン(登録商標)HP6HS9、又はアヴェベ社(Avebe)からプリメローズ(Primellose(登録商標))の名称で販売されている製品を挙げることができる。
水溶性増粘剤は、本発明の微粉状組成物中に存在する場合、該組成物の全重量に対して5%以下、好ましくは3%以下の重量割合で存在する。
【0024】
その他のアジュバント
無水ブリーチ用パウダーが保管の間に周囲の湿度で劣化するのを防止するために、それに例えばコロイダルシリカ、又は疎水性もしくは親水性の性質のヒュームドシリカのようなシリカ等の吸湿剤を、ブリーチ用パウダーの全重量に対して3%以下の重量割合で加えることができる。
本発明に係るブリーチ用パウダーはまたクレーのようなフィラー、ビニルピロリドンのなバインダー、ポリオールステアレート又はアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属ステアレートのような滑沢剤(lubricants)、及びまた酸素の発生を制御する薬剤、例えば炭酸マグネシウム又は酸化マグネシウム、着色剤あるいはマット効果剤、例えば酸化チタン、あるいはアニオン性、非イオン性又は両性界面活性剤を含んでいてもよい。
本発明に係るブリーチ用パウダーは、当業者によく知られており、仏国特許第2788974号及び同第2788976号、そして以下に記載されている無水カチオン性又は両性コンディショニングポリマーを含んでいてもよい。
【0025】
カチオン性ポリマー
本発明の目的のために、「カチオン性ポリマー」という表現は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を含む任意のポリマーを指す。
本発明において使用することができるカチオン性ポリマーは、毛髪の美容的性質を改善するものとしてそれ自体既に知られている任意のもの、すなわち、特に欧州特許出願公開第337354号及び仏国特許第2270846号、同第2383660号、同第2598611号、同第2470596号及び同第2519863号に記載されたものから選択することができる。
好ましいカチオン性ポリマーは、主ポリマー鎖の一部を形成するか、又はそこに直接結合した側方置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含むものから選択される。
使用されるカチオン性ポリマーは、一般に約500〜5x10、好ましくは約10〜3x10の数平均分子量を有する。
【0026】
カチオン性ポリマーとしては、より詳細には、第ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ4級アンモニウム型のポリマーを挙げることができる。
これらは、公知の生成物である。これらは特に仏国特許第2505348号及び同第2542997号に記載されている。上記ポリマーとしては、次のものを挙げることができる:
(1) 次の式:
【化1】
Figure 0003939561
Figure 0003939561
Figure 0003939561
Figure 0003939561
[上式中、
は、同一でも異なっていてもよく、水素原子又はCH基を示し、
Aは、同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子、好ましくは2又は3の炭素原子のアルキル基、又は1〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を示し、
、R、Rは、同一でも異なっていてもよく、1〜18の炭素原子を有するアルキル基又はベンジル基、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキル基を示し、
及びRは、同一でも異なっていてもよく、水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル又はエチルを表し、
Xは無機又は有機酸から誘導されたアニオン、例えばメトスルファートアニオン又はハロゲン化物、例えば塩化物又は臭化物を示す]
の単位の少なくとも1つを有する、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されたホモポリマー又はコポリマー。
【0027】
ファミリー(1)のコポリマーは、更に、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、窒素が低級(C−C)アルキルで置換されたアクリルアミドとメタクリルアミド、アクリル酸又はメタクリル酸又はそのエステル、ビニルラクタム、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、ビニルエステルのファミリーから選択されるコモノマーから誘導される一又は複数の単位を含んでいてもよい。
しかして、ファミリー(1)のこれらのコポリマーとしては、
− 硫酸ジメチル又はジメチルハライドで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドのコポリマー;
− 例えば欧州特許出願公開第080976号に記載されている、アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマー;
− アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルファートのコポリマー;
− ビニルピロリドン/アクリル酸又はメタクリル酸ジアルキルアミノアルキルのコポリマーで第4級化された又は第4級化されていないもの。これらのポリマーは仏国特許第2077143号及び同第2393573号に詳細に期されている;
− メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンのターポリマー;
− ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンのコポリマー;及び
− 第4級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマー、
が挙げられる。
【0028】
(2) 仏国特許第1492597号に記載された第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル誘導体。これらのポリマーはまたCTFA辞典においてトリメチルアンモニウム基により置換されたエポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの第4級アンモニウムとして定義されている。
(3) 第4級アンモニウム水溶性モノマーがグラフトしたセルロース誘導体又はセルロースコポリマーのようなカチオン性セルロース誘導体で、特に米国特許第4131576号に記載されているもの、例えば、特にメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウム塩がグラフトしたヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセルロース。
【0029】
(4) より詳細には米国特許第3589578号及び同第4031307号に記載されたカチオン性多糖類、例えばカチオン性トリアルキルアンモニウム基を含むグアーガム。2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変性されたグアーガムが例えば使用される。
(5) 酸素、硫黄又は窒素原子あるいは芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基と、ピペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。このようなポリマーは、特に、仏国特許第2162025号及び同第2280361号に記載されている。
【0030】
(6) 特に、酸化合物とポリアミンの重縮合により調製される水溶性ポリアミノアミド類;これらのポリアミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和の二無水物、二不飽和誘導体、ビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム(bis-azetidinium)、ビスハロアシルジアミン、ビスアルキルハライドで、もしくは、ビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジアミン、ビスアルキルハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又は二不飽和誘導体と反応性である二官能化合物の反応の結果生じたオリゴマーで架橋され得;架橋剤は、ポリアミノアミドの1アミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;これらのポリアミノアミド類は、アルキル化されるか、それらが一又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化され得る。このようなポリマーは、特に仏国特許第2252840号及び同第2368508号に記載されている。
(7) ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミンを縮合させ、続いて二官能剤でアルキル化して得られるポリアミノアミド誘導体。例えば、アルキル基が1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル又はプロピルを示す、アジピン酸/ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンのポリマーを挙げることができる。このようなポリマーは、特に仏国特許第1583363号に記載されている。
これらの誘導体として、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げることができる。
【0031】
(8) 3〜8の炭素原子を有する、飽和した脂肪族のジカルボン酸及びジグリコール酸から選択されるジカルボン酸と、少なくとも1つの第2級アミン基と2つの第1級アミン基を含むポリアルキレンポリアミンとを反応させて得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸のモル比は、0.8:1〜1.4:1であり;そこで得られるポリアミノアミドは、ポリアミノアミドの第2級アミンに対して、0.5:1〜1.8:1のモル比のエピクロロヒドリンと反応させたものである。このようなポリマーは、特に米国特許第3227615号及び同第2961347号に記載されている。
【0032】
(9) アルキルジアリルアミン又はジアルキルジアリルアンモニウムのシクロポリマー、例えば、次の式(V)又は(VI):
【化2】
Figure 0003939561
Figure 0003939561
[上式中、k及びtは0又は1であり、k+tの合計は1であり;Rは、水素原子又はメチル基を示し;R及びRは、互いに独立して、1〜8の炭素原子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、低級C-Cアミドアルキル基を示すか、又はRとRは、それが結合している窒素原子と共同して、複素環基、例えばピペリジニル又はモルホリニルを示してもよく;RとRは、互いに独立して、好ましくは1〜4の炭素原子を有するアルキル基を示し;Yは、アニオン、例えば臭化物、塩化物、アセタート、ボラート、シトラート、タートラート、ビスルファート、二亜硫酸塩、スルファート又はホスファートである]
に相当する単位を、鎖の主な構成要素として含むホモポリマー又はコポリマー。これらのポリマーは、特に、仏国特許第2080759号、及びその追加特許証第2190406号に記載されている。
【0033】
(10) 次の式(VII):
【化3】
Figure 0003939561
{上式中、
10、R11、R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族(arylaliphatic)基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又はR10、R11、R12及びR13は、共同して又は別々に、それらが結合する窒素原子と共に、窒素以外の第2のヘテロ原子を含んでいてもよい複素環を形成するか、又はR10、R11、R12及びR13は、R14がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、-CO-O-R14-D又は-CO-NH-R14-D基又はニトリル、エステル、アシル、アミド基で置換される、直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し;
及びBは、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳香環が主鎖に結合され又はインターカレートされて含有されていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し、
は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;
、R10及びR12は、それらが結合する2つの窒素原子と共にピペラジン環を形成可能で;Aが直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、Bは更に(CH)-CO-D-OC-(CH)-基を示し、ここで、nは1から100、好ましくは1から50であり、Dは:
a)式:-O-Z-O-のグリコール残基[該式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素系基、又は次の式:
-(CH-CH-O)-CH-CH-
-[CH-CH(CH)-O]-CH-CH(CH)-
(上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜4の任意の数を示す)
の一つに相当する基を示す];
b)ビス二級ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体;
c)式:-NH-Y-NH-のビス一級ジアミン残基[上式中、Yは、次の式:
-CH-CH-S-S-CH-CH-
で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素系基を示す];
d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基;
を示す}
に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジアンモニウムポリマー。
好ましくは、Xはアニオン、例えば塩化物又は臭化物である。
【0034】
これらのポリマーは、一般的に1000〜100000の数平均分子量を有する。
この種のポリマーは、特に、仏国特許第2320330号、同第2270846号、同第2316271号、同第2336434号及び同第2413907号、及び米国特許第2273780号、同第2375853号、同第2388614号、同第2454547号、同第3206462号、同第2261002号、同第2271378号、同第3874870号、同第4001432号、同第3929990号、同第3966904号、同第4005193号、同第4025617号、同第4025627号、同第4025653号、同第4026945号、及び同第4027020号に記載されている。
【0035】
更に詳細には、次の式(VIII):
【化4】
Figure 0003939561
[上式中、
10、R11、R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、約1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
に相当する繰り返し単位からなるポリマーを使用することができる。
【0036】
(11) 次の式(IX):
【化5】
Figure 0003939561
[上式中、pはおよそ1〜6の整数であり、Dはなにもないか、rが4又は7に等しい数を表す基-(CH)-CO-を表し、Xはアニオンである]
の繰り返し単位からなるポリ4級アンモニウムポリマー。
このようなポリマーは、米国特許第4157388号、同第4702906号及び同第4719282号に記載された方法に従って調製することができる。これらは特に欧州特許公開第122324号に記載されている。
(12) ビニルピロリドンとビニルイミダゾールポリマーの第4級ポリマー。
(13) CTFA辞典で「ポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミン」なる名称で呼ばれている製品のようなポリアミン類。
【0037】
(14) メタクリロイルオキシ(C-C)アルキルトリ(C-C)アルキルアンモニウム塩の架橋したポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルが単独重合し、又は塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドとが共重合し、単独重合又は共重合に続いて、オレフィン性不飽和を含む化合物、特にメチレンビスアクリルアミドで架橋することにより得られるポリマー。より詳細には、鉱物性油に50重量%の前記ポリマーを含む分散液の形態での、アクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドの架橋コポリマー(重量比:20/80)を使用することができる。この分散液は、アライド・コロイヅ(Allied Colloids)社から「サルケア(Salcare)(登録商標)SC92」の名称で市販されている。また、鉱物性油又は液状エステル中に約50重量%のホモポリマーを含むメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドの架橋ホモポリマーを使用することもできる。これらの分散液は、アライド・コロイヅ社から「サルケア(登録商標)SC95」及び「サルケア(登録商標)SC96」の名称で市販されている。
本発明において使用可能な他のカチオン性ポリマーは、ポリアルキレンイミン類、特に、ポリエチレンイミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を含むポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘導体である。
【0038】
両性ポリマー
本発明において使用することができる両性ポリマーは、Kが少なくとも1つの塩基性窒素原子を含むモノマーから誘導される単位を表し、Mが一又は複数のカルボン酸又はスルホン酸基を含む酸性モノマーから誘導される単位を表すか、あるいはKとMがカルボキシベタイン又はスルホベタインの双性イオン性モノマーから誘導される基を表すK及びM単位がポリマー鎖中にランダムに分布したポリマーから選択することができ;KとMはまたアミン基の少なくとも1つが炭化水素系基を介して結合したカルボン酸基又はスルホン酸基を担持する第1級、第2級、第3級又は第4級アミン基を含むカチオン性ポリマー鎖を表すか、あるいはKとMがカルボン酸基の1つが一又は複数の第1級又は第2級アミン基を含むポリアミンと反応させられたα,β-ジカルボン酸エチレン単位を含むポリマー鎖の一部を形成する。
【0039】
特に好適である上記の定義に相当する両性ポリマーは、次のポリマーから選択される:
(1) より特定的にはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、α-クロロアクリル酸のようなカルボン酸基を担持するビニル化合物から誘導されたモノマーと、より特定的にはアクリル酸及びメタクリル酸ジアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド及びアクリルアミドのような少なくとも1つの塩基性原子を含む置換ビニル化合物から誘導された塩基性モノマーの共重合から得られるポリマー。このような化合物は米国特許第3836537号に記載されている。アクリル酸ナトリウム/アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマーをまた挙げることができる。
ビニル化合物はまたジメチルジアリルアンモニウムクロリドのようなジアルキルジアリルアンモニウム塩を挙げることができる。
【0040】
(2) a) 窒素上にアルキル基が置換されたアクリルアミド又はメタクリルアミドから選択される少なくとも1種のモノマー、
b) 一又は複数の反応性カルボン酸基を含む少なくとも1種の酸性コモノマー、及び
c) メタクリル酸ジメチルアミノエチルの硫酸ジメチル又はジエチルでの第4級化生成物及びアクリル及びメタクリル酸の第1級、第2級、第3級及び第4級アミン置換基を含むエステルのような少なくとも1種の塩基性コモノマー、
から誘導される単位を含むポリマー。
本発明において最も特に好ましいN-置換アクリルアミド又はメタクリルアミドは、アルキル基が2〜12の炭素原子を含む群で、より詳細にはN-エチルアクリルアミド、N-tert-ブチルアクリルアミド、N-tert-オクチルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、N-デシルアクリルアミド、N-ドデシルアクリルアミド並びに対応するメタクリルアミドである。
酸性コモノマーは、より詳細には、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸及びフマル酸並びにマレイン酸又はフマル酸無水物又は酸の1〜4の炭素原子を有するアルキルモノエステルから選択される。
好適な塩基性コモノマーは、アミノエチル、ブチルアミノエチル、N,N'-ジメチルアミノエチル、N-tert-ブチルアミノエチルのメタクリラートである。
【0041】
(3) 一般式:
【化6】
Figure 0003939561
[上式中、R19は、飽和ジカルボン酸、エチレン性不飽和を有するモノ-又は脂肪族ジカルボン酸、これらの酸の1〜6の炭素原子を有する低級アルカノールのエステルから誘導された二価の基又はビス第1級又はビス第2級アミンとの上記酸のいずれかの付加から誘導される基を表し、またZはビス第1級、モノ-又はビス第2級ポリアルキレン-ポリアミンの基を示し、好ましくは、
a) 60〜100モル%の割合の、次の基:
【化7】
Figure 0003939561
{上式中、x=2及びp=2又は3、あるいはx=3及びp=2で、この基はジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン又はジプロピレントリアミンから誘導されるもの;
b) 0〜40モル%の割合の、上記の基(XI){ここで、x=2及びp=1で、エチレンジアミンから誘導されたものあるいはピペラジン:
【化8】
Figure 0003939561
から誘導された基である}
c) 0〜20モル%の割合の、ヘキサメチレンジアミンから誘導された基-NH-(CH)-NH-で、これらのポリアミノアミンは、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、及びビス不飽和誘導体から選択された二官能性架橋剤を添加することにより、ポリアミノアミドの1アミン基当たり0.025〜0.35モルの架橋剤によって架橋され、アクリル酸、クロロ酢酸又はアルカンサルトン又はその塩によってアルキル化されたもの]のポリアミノアミドから誘導された部分的又は完全にアルキル化及び架橋されたポリアミノアミド。
不飽和カルボン酸は、好ましくは6〜10の炭素原子を有する酸、例えばアジピン酸、2,2,4-トリメチルアジピン酸及び2,4,4-トリメチルアジピン酸、テレフタル酸、及びアクリル酸、メタクリル酸及びイタコン酸のようなエチレン性二重結合を持つ酸から選択される。
アルキル化に使用されるアルカンスルトンは、好ましくはプロパンスルトン又はブタンスルトンで、アルキル化剤の塩は好ましくはナトリウム又はカリウム塩である。
【0042】
(4) 次の式:
【化9】
Figure 0003939561
[上式中、R20はアクリラート、メタクリラート、アクリルアミド又はメタクリルアミド基のような重合性不飽和基を表し、yとzは1〜3の整数を表し、R21とR22は水素原子、メチル、エチル又はプロピルを表し、R23とR24は水素原子又はR23とR24中の炭素原子の合計が10を越えないようなアルキル基を表す]
の双性イオン性単位を含むポリマー。
このような単位を含むポリマーは、アクリル酸又はメタクリル酸ジメチル又はジエチルアミノエチル又はアクリル酸又はメタクリル酸アルキル、アクリルアミド又はメタクリルアミド又は酢酸ビニルのような非双性イオン性モノマーから誘導される単位をまた含むことができる。
例としては、メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルカルボキシメチルアンモニオエチルのコポリマー、例えばサンド社からダイアフォーマー(DIAFORMER)Z301なる名称で販売されている製品を挙げることができる。
【0043】
(5) 次の式(XIII)、(XIV)及び(XV):
【化10】
Figure 0003939561
Figure 0003939561
Figure 0003939561
[上式中、単位(XIII)は0〜30%の割合で存在し、単位(XIV)は5〜50%の割合で、単位(XV)は30〜90%の割合で存在しており、この単位(XV)において、R25は次の式:
【化11】
Figure 0003939561
{ここで、qは0又は1を示し、q=0の場合、R26、R27及びR28は、同一でも異なってもよく、それぞれ、水素原子、メチル、ヒドロキシル、アセトキシ又はアミノ残基、モノアルキルアミン残基又はジアルキルアミン残基で、一又は複数の窒素原子が介在されていてもよいか、及び/又は一又は複数のアミン、ヒドロキシル、カロボキシル、アルキルチオ又はスルホン酸基で置換されていてもよいもの、又はアルキル基がアミノ残基を担持するアルキルチオ残基を表し、この場合R26、R27及びR28基の少なくとも1つは水素原子であり;
あるいはq=1の場合、R26、R27及びR28はそれぞれ水素原子を表す}の基を表す]
に相当するモノマー単位を含むキトサンから誘導されたポリマー並びに塩基又は酸とこれらの化合物により形成された塩。
【0044】
(6) N-カルボキシブチルキトサン又はN-カルボキシメチルキトサンのようなキトサンのN-カルボキシアルキル化から誘導されたポリマー。
(7) 次の一般式(XVI):
【化12】
Figure 0003939561
[上式中、R29は水素原子、CHO、CHCHO又はフェニル基を表し、R30は水素又は低級アルキル基、例えばメチル又はエチルを表し、R31は水素又は低級アルキル基、例えばメチル又はエチルを表し、R32は低級アルキル基、例えばメチル又はエチルあるいは式:-R33-N(R31){ここで、R33は-CH-CH、-CH-CH-CH-あるいは-CH-CH(CH)-基を表し、R31は上述の意味を有する}に相当する基、並びにこれらの基の高次のホモログで6までの炭素原子を含むものを表し、rは分子量が500と6000000の間、好ましくは1000と1000000の間となるような値を表す]
に相当するポリマーは、例えば仏国特許第1400366号に記載されている。
【0045】
(8) a) 次の式:
-D-X-D-X-D- (XVII)
[上式中、Dは基:
【化13】
Figure 0003939561
を示し、Xは符号E又はE'を示し、E又はE'は同一でも異なっていてもよく、未置換でもヒドロキシル基で置換されていてもよく、さらに酸素、窒素又は硫黄原子、1〜3の芳香族環及び/又は複素環を含んでいてもよい主鎖中に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状の鎖を持つアルキレン基である二価の基を示し;酸素、窒素及び硫黄原子は、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニウム、アルキルアミン又はアルケニルアミン基、又はヒドロキシル、ベンジルアミン、アミンオキシド、第4級アンモニウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び/又はウレタン基の形態で存在している]
の少なくとも1つの単位を含む化合物へのクロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムの作用により得られるポリマー;
b) 次の式:
-D-X-D-X- (XVIII)
[上式中、Dは基:
【化14】
Figure 0003939561
を示し、Xは符号E又はE'を示し、少なくとも一回はE'を示し;Eは上に示した意味を有し、E'は未置換か一又は複数のヒドロキシル基で置換され、さらに一又は複数の窒素原子を含む主鎖中に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状の鎖を持つアルキレン基である二価の基を示し、窒素原子が、酸素原子が介在していてもよいアルキル鎖で置換され、一又は複数のカルボキシル官能基又は一又は複数のヒドロキシル官能基を必ず含んでおり、クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムとの反応でベタイン化されている]
から選択される-D-X-D-X-型両性ポリマー。
【0046】
(9) 例えばN,N-ジメチルアミノプロピルアミンのようなN,N-ジアルキルアミノアルキルアミンでの半アミド化又はN,N-ジアルカノールアミンでの半エステル化により部分的に変性された(C−C)アルキルビニルエーテル/マレイン酸無水物のコポリマー。これらのコポリマーは、またビニルカプロラクタムのような他のビニルコモノマーを含んでいてもよい。
【0047】
本発明において使用できる全てのカチオン性又は両性ポリマーのなかでも、次のものが特に好ましい:
(i) カチオン性ポリマーとして、
− メルク社(Merck)によってメルクアット(Merquat(登録商標))100DRYなる名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー;
− カルゴン社(Calgon)によりメルクアット(登録商標)2200の名称で販売されているアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー;
− 仏国特許第2270846号に調製され記載されたポリ(第4級アンモニウム)タイプのポリマーで、以下の式(W):
【化15】
Figure 0003939561
の繰り返し単位からなり、特にゲル透過クロマトグラフィーにより測定した重量平均分子量が9500〜9900の間のものと;
以下の式(U):
【化16】
Figure 0003939561
の繰り返し単位からなり、特にゲル透過クロマトグラフィーにより測定した重量平均分子量が約1200であるもの;
− ファミリー(11)で、Xが塩素を示す式(IX)のポリ(4級アンモニウム)タイプのポリマーで、特に重量平均分子量が100000未満、好ましくは50000以下のもの;
(ii) 両性ポリマーとして、
− カルゴン(Calgon)社からメルクアット(Merquat(登録商標))280ドライの名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸(80/20)コポリマー(CTFA名:ポリクオータニウム(Polyquaternium)22);
− カルゴン社からメルクアット(登録商標)295ドライの名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸(95/5)コポリマー(CTFA名:ポリクオータニウム22);
− カルゴン社からメルクアット(登録商標)2001の名称で販売されているメタクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド、アクリル酸及びアクリル酸エチルのコポリマー(CTFA名:ポリクオータニウム47);及び
− カルゴン社からメルクアット(登録商標)プラス3330ドライの名称で販売されているアクリルアミド/ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸のターポリマー(CTFA名:ポリクオータニウム39)。
カチオン性及び/又は両性ポリマーが本発明の微粉状組成物に存在する場合、それらは該組成物の全重量に対して20%以下、好ましくは8%以下の重量割合で存在する。
【0048】
本発明に係るブリーチ用パウダーの調製
本発明において、ブリーチ用パウダーは、過酸素化塩、アルカリ剤、アニオン性及び/又は非イオン性両親媒性ポリマー、及び場合によっては水溶性増粘ポリマーとシリカからなるパウダー混合物に上述の式のポリデセンの所望量を単に添加することにより、調製される。
【0049】
水性過酸化水素組成物
本発明に係る水性過酸化水素組成物は40容量を超える力価を持たず、その力価は2から40容量の範囲とできる。
該組成物は専ら化粧用途に処方され、好ましくはこの目的に対して知られた形で次のものを含む:
(i) 水性過酸化水素組成物の全重量に対して約0.1%から10%、好ましくは約0.1%から5%の範囲の全重量割合で、少なくとも1つの任意のタイプ、つまり非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両性又は双性イオン性の界面活性剤で、その少なくとも1つがアニオン性又は非イオン性であるものか、
(ii) 又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して約1.5%から40%、好ましくは約1.5%から20%の範囲の全重量割合で、異なったHLB[親水性親油性バランス]値を持つ2つの非イオン性界面活性剤で、少なくとも1つがグリフィンスケールで5以下であるものの少なくとも組み合わせ;
[グリフィンは刊行物J. Soc. Cosm. Chem. 1954 (5巻), 249-256頁に定義され、又はHLB値は実験的に決定され、「Galenica 5: Dispersed systems - Volume I - Surface agents and emulsions - Chapter IV - Notions of HLB and of critical HLB, p153-194 - paragraph 1.1.2 Determination of HLB experimentally, p164-180」と題する著者F. Puisieux及びM. Seillerによる書籍に記載される]
(iii) 又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して約1%から30%、好ましくは約1.5%から15%の範囲の全重量割合で、グリフィンスケール5以下のHLB[親水性親油性バランス]値を持つ非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤の少なくとも組み合わせ;
(iv) 又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して約0.1%から10%、好ましくは約0.1%から5%の範囲の重量割合で、その化学的性質に関わらず少なくとも1つの増粘ポリマーで;
上記ポリマーは場合によっては水性過酸化水素組成物の全重量に対して約0.1%から10%、好ましくは約0.1%から5%の範囲の重量割合で、任意のタイプの界面活性剤と組み合わされる。
【0050】
この増粘ポリマーは、例えば、既に上述した水溶性増粘ポリマー、少なくとも1つの脂肪鎖を有し、そのイオン性が臨界的ではない、つまり非揮発性の微粉状組成物に対して上述したもののような非イオン性又はアニオン性のタイプ、又は以下に記載されるもののようなカチオン性又は両性タイプでありうる両親媒性ポリマーから選択される。
過酸化水素組成物は水性であるので、非イオン又はアニオンタイプの両親媒性ポリマーは水系溶液又はディスパージョンの形態であってもよいことは言うまでもない。
これは、例えば脂肪鎖非イオン性ポリウレタンポリエーテル類、例えば、
− ローム・アンド・ハース社(Rohm & Haas)からのアキュリン(Aculyn(登録商標))44及びアキュリン(登録商標)46[アキュリン46は、マルトデキストリン(4%)と水(81%)のマトリックス中に15重量%の濃度の、150又は180モルのエチレンオキシドを含むポリエチレングリコール、ステアリルアルコール及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアネート)(SMDI)の重縮合物であり;アキュリン44は、プロピレングリコール(39%)と水(26%)の混合物中に35重量%の濃度の、150又は180モルのエチレンオキシドを含むポリエチレングリコール、デシルアルコール及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアネート)(SMDI)の重縮合物である];
− 水中に20%の固形含量で販売されている、C20アルキル鎖とウレタン結合を含むローム・アンド・ハース社の製品DW1206B;
− レオックス社から販売されている製品であるレオレート(登録商標)255、レオレート(登録商標)278及びレオレート(登録商標)244、あるいはローム・アンド・ハース社から販売されている製品であるDW1206F及びDW1206J、
の場合にしかりである。
【0051】
これはまた、脂肪鎖アニオン性両親媒性ポリマー類、例えば、
− アライドコロイド社(Allied Colloids)からサルケア(Salcare(登録商標))SC80及びサルケア(登録商標)SC90なる名称で販売されているメタクリル酸、アクリル酸エチル、ポリエチレングリコール(10EO)ステアリルエーテル(ステアレス10)の架橋ターポリマーで、メタクリル酸、アクリル酸エチル及びステアレス-10-アリルエーテルの架橋ターポリマー(40/50/10)の水性30%エマルジョンである;
− メタクリル酸/アクリル酸メチル/エトキシル化(40EO)ベヘニルジメチル-メタ-イソプロペニルベンジルイソシアネートの25%水性分散液で、欧州特許出願第0173109号の実施例3に記載されているもの、
の場合にしかりである。
少なくとも1つの脂肪鎖を有し両性タイプの両親媒性ポリマーとしては、特に少なくとも1つの非環状カチオン性単位を有するものが挙げられる。更により特定的には、好適なものは、モノマーの全モル数に対して、1モル%から20モル%、好ましくは1.5モル%から15モル%、より特定的には1.5モル%から6モル%の脂肪鎖含有モノマーを有するかそれから調製されるものである。
【0052】
好適な両性両親媒性ポリマーは、
1) 式(Ia)又は(Ib):
【化17】
Figure 0003939561
Figure 0003939561
[上式中、RとRは、同一でも異なっていてもよく、水素原子又はメチル基を表し、R、R及びRは、同一でも異なっていてもよく、1から30の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状のアルキル基を表し、
ZはNH基又は酸素原子を表し、
nは2から5の整数であり、
は有機又は無機酸から誘導されたアニオン、例えばメトスルファートアニオン又は塩化物もしくは臭化物のようなハロゲン化物である]
の少なくとも1つのモノマー;
2) 式(II):
−CH=CR−COOH (II)
[上式中、RとRは、同一でも異なっていてもよく、水素原子又はメチル基を表す]の少なくとも1つのモノマー;
及び
3) 式(III):
−CH=CR−COXR (III)
[上式中、RとRは、同一でも異なっていてもよく、水素原子又はメチル基を表し、Xは酸素又は窒素原子を示し、Rは1から30の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状アルキル基を示す]の少なくとも1つのモノマー;
を有するか、又はこれらを共重合させることにより調製され、ここで式(Ia)、(Ib)又は(III)のモノマーの少なくとも1つは少なくとも1つの脂肪鎖を有している。
【0053】
式(Ia)及び(Ib)のモノマーは好ましくは、
− ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、
− ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、
− ジメチルアミノプロピルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリレート、
− ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、
からなる群から選択され、これらのモノマーは場合によっては例えばハロゲン化C-Cアルキル又は硫酸C-Cジアルキルで第4級化されてもよい。
より特定的には、式(Ia)のモノマーは、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド及びメタクリルアミドプロピルトリメチロールアンモニウムクロリドから選択される。
【0054】
式(II)のモノマーは好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸及び2-メチルクロトン酸からなる群から選択される。より特定的には、式(II)のモノマーはアクリル酸である。
式(III)のモノマーは好ましくはアクリル酸又はメタクリル酸C12-C22、より特定的にはC16-C18アルキルからなる群から選択される。
脂肪鎖両性ポリマーを構成するモノマーは好ましくは既に中和及び/又は第4級化されている。
カチオン電荷/アニオン電荷の数の比は好ましくは約1に等しい。
両性両親媒性ポリマーは、好ましくは、1モル%から10モル%、より好ましくは1.5モル%から6モル%の脂肪鎖含有モノマー(式(Ia)、(Ib)又は(III)のモノマー)を含む。
両性両親媒性ポリマーの重量平均分子量は500から50000000、好ましくは10000から5000000の範囲でありうる。
両性両親媒性ポリマーはまた他のモノマー、例えば非イオン性モノマー、特にアクリル酸又はメタクリル酸C-Cアルキルを含んでいてもよい。
本発明に係る両性両親媒性ポリマーは例えば国際公開第98/44012号に記載され調製されている。
これらのポリマーとして、好適なものはアクリル酸/(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/メタクリル酸ステアリルのターポリマーである。
【0055】
少なくとも1つの脂肪鎖を有しカチオンタイプの両親媒性ポリマーとしては、特に、
(I)− 特に、
− 少なくとも1つの脂肪鎖、例えば少なくとも8の炭素原子を有するアルキル、アリールアルキル又はアルキルアリール基又はその混合物を有する基で修飾された第4級化セルロース;
− 少なくとも1つの脂肪鎖、例えば少なくとも8の炭素原子を有するアルキル、アリールアルキル又はアルキルアリール基又はその混合物を有する基で修飾された第4級化ヒドロキシエチルセルロース、
を含む第4級化セルロース誘導体から選択されるもの、を挙げることができる。
上記第4級化セルロース又はヒドロキシエチルセルロースが持つアルキル基は好ましくは8から30の炭素原子を有する。アリール基は好ましくはフェニル、ベンジル、ナフチル又はアントリル基を示す。
-C30脂肪鎖を有する第4級化アルキルヒドロキシエチルセルロースの例としては、アメルコール社(Amerchol)から販売されている製品であるクアトリソフト(Quatrisoft(登録商標))LM200、クアトリソフト(登録商標)LM-X529-18-A、クアトリソフト(登録商標)LM-X529-18-B(C12アルキル)及びクアトリソフト(登録商標)LM-X529-8(C18アルキル)、及びクロダ社(Croda)から販売されている製品であるクロダセル(Crodacel(登録商標))QM、クロダセル(登録商標)QL(C12アルキル)及びクロダセル(登録商標)QS(C18アルキル)を挙げることができる。
【0056】
(II)− 非環状アミノ側基を含む第4級化又は非第4級化ポリアクリレート類から選択されるもので、例えばステアレス20(ポリオキシエチレン化(20)ステアリルアルコール)のようなタイプの疎水性基を有するもの。
アミノ側鎖を含むポリアクリレートの例としては、ナショナル・スターチ社(National Starch)から販売されているポリマーである8781-124B又は9492-103を挙げることができる。
(III)− 仏国特許出願第0009609号において本出願人により記載されたカチオン性会合性ポリウレタンのファミリーから選択されるもの;これらは以下の一般式(XIX):
R-X-(P)-[L-(Y)]-L'-(P')-X'-R' (XIX)
[上式中、
R及びR'は、同一でも異なっていてもよく、疎水性基又は水素原子を表し;
X及びX'は、同一でも異なっていてもよく、疎水性基を含んでいてもよいアミン官能基を有する基、あるいは基L"を表し;
L、L'及びL"は、同一でも異なっていてもよく、ジイソシアネートから誘導された基を表し;
P及びP'は、同一でも異なっていてもよく、疎水性基を有していてもよいアミン官能基を有する基を表し;
Yは親水性基を表し;
rは1から100の間、好ましくは1から50の間、特に1から25の間の整数であり、
n、m及びpはそれぞれ互いに独立して0と1000の間である]
により表され得、該分子は少なくとも1つのプロトン化又は第4級化アミン官能基と少なくとも1つの疎水性基を含む。
【0057】
これらのポリウレタンの好適な一実施態様では、唯一の疎水性基は鎖末端の基R及びR'である。
カチオン性会合性ポリウレタンの好適な一ファミリーは、
RとR'が共に独立して疎水性基を表し、
XとX'がそれぞれ基L"を表し、
nとpが1と1000の間であり、
L、L'、L"、P、P'、Y及びmは上記の意味を有する、上記の式(XIX)に相当するものである。
カチオン性会合性ポリウレタンの他の好適なファミリーは、
RとR'が共に独立して疎水性基を表し、XとX'がそれぞれ基L"を表し、nとpが0であり、L、L'、L"、Y及びmが上記の意味を有する式(XIX)に相当するものである。
nとpが0であるということは、これらのポリマーが、重縮合中にポリマー中に導入される、アミン官能基を含むモノマーから誘導される単位を有していないことを意味する。これらのポリウレタン類のプロトン化アミン官能基は鎖末端の過剰のイソシアネート官能基の加水分解と、これに続く疎水性基を含むアルキル化剤、つまりRとR'が上述のものでQがハロゲン化物、硫酸塩等々のような脱離基を示すRQ又はR'Qタイプの化合物での形成された第1級アミン官能基のアルキル化から生じる。
【0058】
カチオン性会合性ポリウレタンの更に他の好適なファミリーは、
RとR'が共に独立して疎水性基を表し、
XとX'が共に独立して第4級アミンを有する基を表し、
nとpが0であり、
L、L'、Y及びmが上記の意味を有する、式(XIX)に相当するものである。
カチオン性会合性ポリウレタンの数平均分子量は好ましくは400と500000の間、特に1000と400000の間、理想的には1000と300000の間である。
「疎水性基」なる用語はP、O、N又はSのような一又は複数のヘテロ原子を含んでいてもよい飽和又は不飽和で直鎖状もしくは分枝状の炭化水素系鎖を含む基又はポリマー、あるいはペルフルオロもしくはシリコーン鎖を含む基を意味する。炭化水素系基を表す場合には、疎水性基は少なくとも10の炭素原子、好ましくは10から30の炭素原子、特に12から30の炭素原子、より好ましくは18から30の炭素原子を有する。
優先的には、炭化水素系基は単官能化合物から誘導される。
【0059】
例を挙げると、疎水性基は脂肪アルコール、例えば、ステアリルアルコール、ドデシルアルコール又はデシルアルコールから誘導されうる。それはまた炭化水素系ポリマー、例えばポリブタジエンを表してもよい。
X及び/又はX'が第3級又は第4級アミンを有する基を示す場合、X及び/又はX'は次の式の1つを表しうる:
【化18】
Figure 0003939561
[上式中、
は、飽和又は不飽和環を有していてもよい1から20の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状アルキレン基、又はアリーレン基を表し、又は炭素原子の一又は複数は場合によってはN、S、O及びPから選択されるヘテロ原子で置換され得;
とRは、同一でも異なっていてもよく、直鎖状もしくは分枝状のC-C30アルキルもしくはアルケニル基又はアリール基を表し、炭素原子の少なくとも1つは場合によってはN、S、O及びPから選択されるヘテロ原子で置換され得;
は生理的に許容できる対イオンである]
【0060】
基L、L'及びL"は次の式:
【化19】
Figure 0003939561
[上式中、
Zは-O-、-S-又は-NH-を表し;
は、飽和又は不飽和環を有していてもよい1から20の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状アルキレン基、又はアリーレン基を表し、炭素原子の一又は複数は場合によってはN、S、O及びPから選択されるヘテロ原子で置換され得る]
の基を表す。
アミン基を有する基P及びP'は次の式:
【化20】
Figure 0003939561
[上式中、
とRは上述のRと同じ意味を有し;
、R及びRはRとRと同じ意味を有し;
10は、N、O、S及びPから選択される一又は複数のヘテロ原子を含んでいてもよい直鎖状もしくは分枝状の、飽和であってもよいアルキレン基を表し、
は生理的に許容可能な対イオンである]
の少なくとも1つを表してもよい。
【0061】
Yの意味に関しては、「親水性基」なる用語はポリマー又は非ポリマーの水溶性基を意味する。
例を挙げると、それらがポリマーではない場合、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールを挙げることができる。
本発明の好適な実施形態では、それらが親水性ポリマーである場合、例えばポリエーテル類、スルホン化ポリエステル類、スルホン化ポリアミド類又はこれらのポリマーの混合物を挙げることができる。親水性化合物は優先的にはポリエーテル、特にポリ(エチレンオキシド)又はポリ(プロピレンオキシド)である。
本発明に係る式(XIX)のカチオン性会合性ポリウレタンは、置換活性水素を含む官能基を持つ様々な化合物とジイソシアネートから形成される。置換活性水素を含む官能基はアルコール、一級又は二級アミン又はチオール官能基であり、それぞれジイソシアネート官能基との反応後に、ポリウレタン類、ポリ尿素及びポリチオ尿素を生じる。本発明における「ポリウレタン類」という用語はこれら三種のポリマー、つまりポリウレタン類自体、ポリ尿素及びポリチオ尿素、並びにそのコポリマーを包含する。
【0062】
式(XIX)のポリウレタンの調製に関与する第1のタイプの化合物はアミン官能基を含む少なくとも1つの単位を有する化合物である。この化合物は多官能性であってもよいが、該化合物は好ましくは二官能性である。つまり、好適な一実施態様では、この化合物は例えばヒドロキシル、一級アミン、二級アミン又はチオール官能基に担持された2つの置換活性水素原子を含む。多官能性化合物のパーセントが低い多官能性及び二官能性化合物の混合物がまた使用できる。
上述したように、この化合物はアミン官能基を含む1つを越える単位を有しうる。この場合、それは、アミン官能基を含む単位の繰り返しを有するポリマーである。この種の化合物は次の式:
HZ-(P)-ZH
又は
HZ-(P')-ZH
[上式中、Z、P、P'、n及びpは上述の通りである]の1つによって表すことができる。
アミン官能基を含む化合物の例としては、N-メチルジエタノールアミン、N-tert-ブチルジエタノールアミン及びN-スルホエチルジエタノールアミンを挙げることができる。
【0063】
式(XIX)のポリウレタンの調製に関連する第2の化合物は、式:
O=C=N−R−N=C=O
[上式中、Rは上記の通りである]に相当するジイソシアネートである。
例を挙げると、メチレンジフェニルジイソシアネート、メチレンシクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ブタンジイソシアネート及びヘキサンジイソシアネートを挙げることができる。
式(XIX)のポリウレタンの調製に関連する第3の化合物は、式(XIX)のポリマーの末端疎水性基を形成するための疎水性化合物である。
この化合物は疎水性基と置換活性水素を含む官能基、例えばヒドロキシル、一級又は二級アミン又はチオール官能基を含む官能基からなる。
例を挙げると、この化合物は脂肪アルコール、例えば特にステアリルアルコール、ドデシルアルコール又はデシルアルコールでありうる。この化合物がポリマー鎖を有する場合、それは例えばヒドロキシル化された水素化ポリブタジエンでありうる。
【0064】
式(XIX)のポリウレタンの疎水性基はまた少なくとも1つの三級アミン単位を有する化合物の三級アミンの第4級化から生じうる。よって、疎水性基は第4級化剤を介して導入される。この第4級化剤は、RとR'が上述のものでQがハロゲン化物、硫酸塩等々のような脱離基を表すタイプRQ又はR'Qの化合物である。
カチオン性会合性ポリウレタンはまた親水性配列を有する。この配列はポリマーの調製に関与している第4の化合物によって提供される。この化合物は多官能性でありうる。それは好ましくは二官能性である。多官能性化合物のパーセントが低い混合物を持つことがまた可能である。
置換活性水素を含む官能基はアルコール、一級又は二級アミン又はチオール官能基である。この化合物は置換活性水素を含むこれらの官能基の1つを持つ鎖末端で終端するポリマーでありうる。
例を挙げると、それらがポリマーではない場合、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールを挙げることができる。
それらが親水性ポリマーである場合、例えばポリエーテル類、スルホン化ポリエステル類及びスルホン化ポリアミド類、又はこれらのポリマーの混合物を挙げることができる。親水性化合物は好適にはポリエーテル、特にポリ(エチレンオキシド)又はポリ(プロピレンオキシド)である。
式(XIX)中のYと命名した親水性基は任意のものである。特に、第4級又はプロトン化アミン官能基を含む単位が、水溶液中のこの種のポリマーに必要な可溶性又は水分散性を提供するのに十分である。親水性基Yの存在が任意のものであるけれども、カチオン性会合性ポリウレタン類がそのような基を有していることが好ましい。
【0065】
(IV)− カチオン性ポリビニルラクタム類から選択されるもので、そのファミリーは仏国特許出願第0101106号に本出願人により記載されている。
上記ポリマーは、
−a) ビニルラクタム又はアルキルビニルラクタムタイプの少なくとも1つのモノマー;
−b) 以下の構造(I)又は(II):
【化21】
Figure 0003939561
Figure 0003939561
[上式中、
Xは酸素原子又は基NRを示し、
とRは互いに独立して、水素原子又は直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し、
は直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し、
、R及びRは互いに独立して、水素原子、直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル基又は式(III):
−(Y)−(CH-CH(R)-O)−R (III)
基を示し、
Y、Y及びYは、互いに独立して、直鎖状又は分枝状のC-C16アルキレン基を示し、
は、水素原子又は直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基又は直鎖状又は分枝状のC-Cヒドロキシアルキル基を示し、
は、水素原子又は直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル基を示し、
p、q及びrは互いに独立して、値0か値1の何れかを示し、
mとnは互いに独立して0から100の範囲の整数を示し、
xは1から100の範囲の整数を示し、
Zは有機又は無機酸アニオンを示し、
但し、
− 置換基R、R、R又はRは直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル基を示し、
− m又はnがゼロ以外であれば、qは1に等しく、
− m又はnがゼロに等しいならば、pとqは0に等しい]
の少なくとも1つのモノマー;
を含む。
【0066】
本発明に係るカチオン性ポリ(ビニルラクタム)ポリマーは架橋していても非架橋でもよく、またブロックポリマーであってもよい。
好ましくは式(I)のモノマーの対イオンZはハライドイオン、ホスフェートイオン、メトスルファートイオン及びトシレートイオンから選択される。
好ましくは、R、R及びRは互いに独立して水素原子又は直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル基を示す。
より好ましくは、モノマーb)が式(I)のモノマーであって、より好ましくはmとnは0に等しい。
ビニルラクタム又はアルキルビニルラクタムモノマーは好ましくは構造(IV):
【化22】
Figure 0003939561
[上式中、
sは3から6の範囲の整数を示し、
は水素原子又はC-Cアルキル基を示し、
10は水素原子又はC-Cアルキル基を示し、
但し、基RとR10の少なくとも1つが水素原子を示す]
の化合物である。
更により好ましくは、モノマー(IV)はビニルピロリドンである。
【0067】
本発明に係るカチオン性ポリ(ビニルラクタム)ポリマーはまた一又は複数の更なるモノマー、好ましくはカチオン性又は非イオン性モノマーを含みうる。
より特定的に好ましい化合物としては、少なくとも、
a) 式(IV)の1つのモノマー、
b) 式(I)の1つのモノマーで、式中、p=1、q=0、R及びRが互いに独立して水素原子又はC-Cアルキル基を示し、RはC-C24アルキル基を示すもの、
c) 式(II)のモノマーで、式中、R及びRが互いに独立して水素原子又はC-Cアルキル基を示すもの、
を含むターポリマーが挙げられる。
更により好ましくは、重量で40%から95%のモノマー(a)、0.1%から55%のモノマー(c)及び0.25%から50%のモノマー(b)を含むターポリマーが使用される。このようなポリマーは国際公開第00/68282号に記載されている。
【0068】
カチオン性ポリ(ビニルラクタム)ポリマーとして、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド/ドデシルジメチルメタクリルアミドプロピルアンモニウムトシレートのターポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド/ココイルジメチルメタクリルアミドプロピルアンモニウムトシレートのターポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド/ラウリルジメチルメタクリルアミドプロピルアンモニウムトシレート又はクロリドのターポリマーが特に使用される。
カチオン性ポリ(ビニルラクタム)ポリマーの重量平均分子量は好ましくは500から20000000の間である。これはより特定的には200000と2000000の間、更により好ましくは400000から800000の間である。
【0069】
5以下のHLB値を持つオキシアルキレン化非イオン性界面活性剤
これらの界面活性剤としては、非限定的に、
− 2モル以下のEOを含むオキシエチレン化アルキルフェノール類、
− EO/PO比が0.71を越えるEO/PO縮合物、
− 5モル以下のEOを含むオキシエチレン化植物油、
− 2モル以下のEOを含むオキシエチレン化脂肪アルコール類、
− 好ましくは8から18の炭素原子を含む脂肪アルコール類と脂肪アルコールエステル類、
− 好ましくは8から18の炭素原子を含む脂肪アミド類、
を挙げることができる。
【0070】
アニオン性、非イオン性、両性、双性イオン性もしくはカチオン性タイプの界面活性剤:
アニオン性界面活性剤
本発明において、単独で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類;アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート類;(C-C24)アルキルスルホスクシナート類、(C-C24)アルキルエーテルスルホスクシナート類、(C-C24)アルキルアミドスルホスクシナート類;(C-C24)アルキルスルホアセタート類;(C-C24)アシルサルコシナート類;及び(C-C24)アシルグルタマート類、の塩類(特にアルカリ金属塩、特にナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)を挙げることができる。また(C-C24)アルキルポリグリコシドカルボン酸エステル類、例えばアルキルグルコシドシトラート類、アルキルポリグリコシドタートラート類及びアルキルポリグリコシドスルホスクシナート類;アルキルスルホスクシナマート類;アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類で;これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは12〜20の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すものを使用することができる。また、使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸、例えばオレイン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸の塩、ヤシ油酸又は水素化ヤシ油酸;アシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることもできる。さらに、アルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩類、特に2〜50のアルキレンオキシド基、特にエチレンオキシド基を有するもの、及びそれらの混合物を挙げることもできる。
【0071】
非イオン性界面活性剤(類):
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物(これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されている、エム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面活性剤ハンドブック(Handbook of Surfactants)」(1991年、116-178頁)を参照)である。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化された、例えば8〜18の炭素原子を含有する脂肪鎖を有するアルキルフェノール類、アルファ-ジオール類又はアルコール類から選択することができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数が特に2〜50の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミン類;2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル類、スクロースの脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル類、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、及びアミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミンオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。
【0072】
両性又は双性イオン性界面活性剤:
両性又は双性界面活性剤は、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜18の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも1種の水可溶化アニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
アミン誘導体としては、それぞれ、次の式:
-CONHCHCH-N(R)(R)(CHCOO-)
[上式中、Rは、加水分解されたヤシ油中に存在する酸R-COOHのアルキル基、又はヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Rはβ-ヒドロキシエチル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];
及び
'-CONHCHCH-N(B)(C)
[上式中、Bは、-CHCHOX'を示し、Cは、z=1又は2である-(CH)-Y'を示し、
X'は、-CHCH-COOH基又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、
'は、加水分解されたアマニ油又はヤシ油中に存在する酸R-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C、C11又はC13アルキル基、C17アルキル基及びそのイソ形、又は不飽和C17基を示す];
の構造を有し、アンホカルボキシグリシナート類(Amphocarboxyglycinates)及びアンホカルボキシプロピオナート類(Amphocarboxypropionates)の名称で、CTFA辞典、第3版、1982年に分類され、米国特許第2528378号及び同第2781354号に記載され、ミラノール(Miranol)の名称で販売されている製品を挙げることができる。
これらの化合物は、ココアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホプロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホ二プロピオン酸及びココアンホ二プロピオン酸の名称でCTFA辞典、第5版、1993年に分類されている。
例を挙げると、ローディア・シミー社によってミラノールC2M濃縮物なる商品名で販売されているココアンホ二酢酸塩を挙げることができる。
【0073】
カチオン性界面活性剤:
カチオン性界面活性剤として、特に(非限定的列挙)、ポリオキシアルキレン化されていてもよい、第1級、第2級又は第3級脂肪アミンの塩;第4級アンモニウム塩、例えばテトラアルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又はアルキルピリジニウムクロリドもしくはブロミド;イミダゾリン誘導体;又はカチオン性のアミンオキシド類を挙げることができる。
【0074】
水性過酸化水素組成物は好ましくはアルカリ金属又はアルカリ土類金属ピロリン酸塩、アルカリ金属又はアルカリ土類金属スズ酸塩、フェナセチン又はオキシキノリン酸塩、例えば硫酸オキシキノリン塩から選択される少なくとも1つの安定化剤を好ましくは含む。より好適には、場合によっては少なくとも1つのピロリン酸塩と組み合わされる少なくとも1つのスズ酸塩を使用できる。
水性過酸化水素組成物は好ましくは7未満のpHを有している。
酸性pHは、過酸化水素が組成物中で安定であることを確かなものにする。
それは、酸性化剤、例えば塩酸、酢酸、エチドロン酸、リン酸、乳酸又はホウ酸によって得ることができ、何れかの塩基性化剤、例えばアンモニア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、1,3-ジアミノプロパン、アンモニウム又はアルカリ金属炭酸(水素)塩、有機炭酸塩、例えば炭酸グアニジン、あるいはアルカリ金属水酸化物を添加することによって常套的に調節でき、もちろん、これらの化合物は単独又は混合物の形態を取ることができる。
【0075】
水性過酸化水素組成物はまた防腐剤、着色剤、香料、消泡剤及び金属イオン封鎖剤、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)又は五ナトリウムペンテテート(pentasodium pentetate: CTFA名)を含んでいてもよい。
言うまでもなく、当業者であれば、本発明に係る微粉状ブリーチ用組成物又は使用準備が整ったブリーチ用組成物に本来的に伴う有利な特性が、考えられる添加によって悪影響を受けないか、実質的に受けないように留意して、任意成分の更なる化合物を選択するであろう。
使用準備が整ったブリーチ用組成物のpHは一般に4から12の間である。それは好ましくは7から11.5の間、更により好ましくは8から11の間である。
【0076】
好ましくは、本発明に係るブリーチ方法は、40容量を超えない力価を有する水性過酸化水素組成物と本発明に係る微粉状組成物を使用時に混合し、本発明に記載されたように、このようにして得られた使用準備が整ったブリーチ用組成物を、ブリーチされる乾いた又は湿ったヒトのケラチン繊維の領域に適用し、組成物を、好ましくはおよそ1から60分、より好ましくは10から45分の、さらし時間の間作用させ、繊維を洗い流し、ついで場合によってはシャンプーで洗浄し、ついでそれを再び洗い流してそれを乾燥させることを含んでなる。
本発明の主題はまたヒトのケラチン繊維、より特定的には毛髪をブリーチするための多区画装置又はキットにおいて、少なくとも2つの区画を有し、その1つが上述の微粉状組成物を含み、他方が40容量を超えない力価を持つ水性過酸化水素組成物を含むことを特徴とする装置又はキットである。
本発明の主題はまた上記微粉状組成物を調製する方法であって、上述のポリデセンを微粉状組成物の他の成分(過酸素化塩、両親媒性ポリマー、アルカリ剤及び様々な他のアジュバント)の予め形成された混合物と、例えば約25℃の雰囲気温度で単に混合することを含む方法である。
【0077】
【実施例】
本発明を例証する具体的な実施例を以下に記載するが、決して発明を限定する性質のものではない。
実施例1:
毛髪をブリーチするための以下の無水の非揮発性微粉状組成物を調製した(量はグラムで表す):
【表1】
Figure 0003939561
【0078】
1.組成物(A)のサンプルの保管時の安定性の評価
上記の組成物Aのサンプルの経時的な保管時の安定性を、45℃で2ヶ月の保管の前後(それぞれT1及びT2)における過硫酸ナトリウムと過硫酸カリウムの含有量を測定することにより評価した。[これらの加速された保管条件により通常の保管条件下でのサンプルの安定性を予測することが可能になる]。
過硫酸ナトリウムと過硫酸カリウムの含有量は、meq/gで表され、過マンガン酸カリウム溶液を使用して酸性媒体中で硫酸第一鉄の存在下で酸化還元電位アッセイにより決定した。
しかして45℃で2ヶ月後の過硫酸ナトリウムと過硫酸カリウムの損失(P)は次の計算式によって決定した:
(P)=100*[(T1−T2)/T1]
この損失(P)が5%未満である場合、サンプルは通常の保管条件下で良好な安定性を有していると考えられる。
しかしてサンプル(A)の保管安定性を45℃にて2ヶ月後に調べた;結果は次の通りである:
【表2】
Figure 0003939561
これから、本発明に係る微粉状ブリーチ用組成物(A)は非常に良好な保管安定性を示すものと結論される。
【0079】
2.組成物(A)の粒子サイズの測定
粒子サイズの測定はRetsch AS 200 Digit粒度分布測定器(振動高:1.25mm/スクリーニング時間:5分)を使用して組成物(A)のサンプルについて実施した。
【表3】
Figure 0003939561
本発明に係る組成物(A)は63ミクロン未満の直径を持つ微細粒子を含んでいない。
【0080】
3.組成物(A)の使用前の安定化された水性過酸化水素組成物との混合
調製した2つの混合物を使用前に比較した:
− 本発明に係る、安定化された30容量の水性過酸化水素組成物(B)と組成物(A)の混合物と、
− 本発明に係るものではない、化粧用途のために処方されていない(170容量)安定化された水性過酸化水素組成物(Ba)と同じ組成物(A)の混合物。
組成物(B)と(Ba)は以下にまとめる:(量はグラム%で表す)
【表4】
Figure 0003939561
混合物(A)(B)及び(A)(Ba)を、45gの安定化された水性過酸化水素組成物(B)又は(Ba)と30gの非揮発性微粉状組成物(A)を混合させることにより調製した。
【0081】
4.結果:
各混合物(A)(B)及び(A)(Ba)を毛髪に適用してそれをブリーチした。
混合物(A)(Ba)は不均質で不安定であった。流れることなく簡単な又は十分に正確な塗布はできず、ブリーチされるべきでなかった毛髪領域に広がった。この混合物は不均質な毛髪のブリーチ効果をもたらし、毛髪を粗くしたままであった。
混合物(A)(B)は均質で、適用が容易で、十分に増粘していて、ブリーチされるべきであった毛髪領域に正確な塗布ができた。この混合物は強く均質な毛髪のブリーチ効果をもたらすと同時に、毛髪を混合物(A)(Ba)の場合よりも粗さが少ない状態にした。
組成物(A)は、化粧品用途に処方されていない水性過酸化水素組成物(Ba)によるよりも本発明に係る安定化された水性過酸化水素組成物(B)での方が、より大なる希釈が可能になることがまた見いだされた。
【0082】
実施例2:
1.以下の微粉状で無水の非揮発性毛髪ブリーチ用組成物(C)、(D)、(E)、(F)及び(G)を調製した:
(量はグラムで表す)
【表5】
Figure 0003939561
【0083】
2.以下の安定化された水性過酸化水素組成物(H)、(I)、(J)、(K)及び(L)をまた調製した:
(量はグラムで表す)
【表6】
Figure 0003939561
【0084】
3.以下の使用準備が整ったブリーチ用組成物(C)(H)、(D)(L)、(E)(J)、(F)(K)及び(G)(I)をついで調製した:
− 30gの微粉状組成物(C)+60gの過酸化水素組成物(H)、
− 30gの微粉状組成物(D)+40gの過酸化水素組成物(L)、
− 30gの微粉状組成物(E)+45gの過酸化水素組成物(J)、
− 30gの微粉状組成物(F)+40gの過酸化水素組成物(K)、
− 30gの微粉状組成物(G)+40gの過酸化水素組成物(I)、
このようにして得られた本発明に係る使用準備が整ったブリーチ用組成物は均質で、適用が簡単で、十分に増粘していて、ブリーチされるべきである毛髪領域に正確に塗布することできた。これらの混合物は強く均質なブリーチ効果をもたらすと同時に、毛髪を固いままにすることはなかった。
【0085】
比較目的では、微粉状組成物(C)又は(D)又は(E)又は(F)又は(G)の各々の30gと実施例1のパラグラフ3に記載した過酸化水素組成物(Ba)の30gとからの調製した使用準備が整ったブリーチ用組成物(C)(Ba)、(D)(Ba)、(E)(Ba)、(F)(Ba)及び(G)(Ba)は、不均質で余りに不安定であった。これらは流れることなく簡単な又は十分に正確な塗布はできず、ブリーチされるべきでなかった毛髪領域に広がった。これらは不均質な毛髪のブリーチ効果をもたらし、毛髪を粗くしたままであった。
また、微粉状組成物(C)、(D)、(E)、(F)及び(G)は非揮発性で保管時に安定であった。また、それらは、化粧品用途に処方されていない水性過酸化水素組成物(Ba)によるよりも、本発明に係る安定化された水性過酸化水素組成物(H)、(I)、(J)、(K)及び(L)での方が、より大なる希釈が可能であった。

Claims (19)

  1. なくとも1つの過酸素化塩と少なくとも1つの脂肪鎖を有する少なくとも1つの非イオン性及び/又はアニオン性両親媒性ポリマーとを含有するヒトのケラチン繊維をブリーチする微粉状組成物において、nが3から9の範囲の式C10n[( 20n ) +2 ]の少なくとも1つのポリデセンを10%未満の重量で更に含み、
    前記少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオン性両親媒性ポリマーが、少なくとも1つのC からC 22 の脂肪鎖を有する基で変性されたヒドロキシプロピルグアー類と少なくとも1つのC 10 からC 20 の脂肪鎖を有するポリウレタンポリエーテル類から選択されるものであり;
    前記少なくとも1つの脂肪鎖を有するアニオン性両親媒性ポリマーが、アクリル酸とC 10−30 アルキル ( メタ ) アクリレートの架橋ポリマーから選択されるものである、
    とを特徴とする組成物。
  2. ポリデセンの式においてnが3から7の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. ポリデセンが組成物の全重量に対して5%未満の重量で存在することを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
  4. ポリデセンが組成物の全重量に対して0.5%から2%の範囲の重量で存在することを特徴とする請求項3に記載の組成物。
  5. 少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオン性及び/又はアニオン性両親媒性ポリマーが、組成物の全重量に対して0.01重量%から30重量%の範囲の量で使用されることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の組成物。
  6. 上記ポリマーが組成物の全重量に対して0.01重量%から15重量%の範囲の量で使用されることを特徴とする請求項に記載の組成物。
  7. 合成又は天然由来の少なくとも1つの水溶性ポリマーを組成物の全重量に対して5重量%以下の量で更に含有することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の組成物。
  8. 少なくとも1つのシリカを組成物の全重量に対して3重量%以下の量で更に含むことを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の組成物。
  9. 少なくとも1つのカチオン性及び/又は両性ポリマーを上記組成物の全重量に対して20%以下の重量割合で更に含むことを特徴とする請求項1ないしのの何れか1項に記載の組成物。
  10. 過酸素化塩が組成物の全重量に対して20%から70%の範囲の重量割合で存在することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の組成物。
  11. 少なくとも1つの40容量を超えない力価を持つ水性過酸化水素組成物と、少なくとも1つの請求項1ないし10に記載の微粉状組成物とを使用時に混合することにより得られることを特徴とする、ヒトのケラチン繊維をブリーチするための使用準備が整った組成物
  12. 水性過酸化水素組成物の過酸化水素力価が2から40容量の範囲であることを特徴とする請求項11に記載の組成物
  13. 水性過酸化水素組成物が、
    (i)水性過酸化水素組成物の全重量に対して0.1%から10%の範囲の全重量割合の、少なくとも1つがアニオン性又は非イオン性である少なくとも1つの界面活性剤か;
    (ii)又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して1.5%から40%の範囲の全重量割合の、少なくとも1つが5未満である、異なったHLB値を持つ2つの非イオン性界面活性剤の少なくとも1つの組み合わせ;
    (iii)又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して1%から30%の範囲の全重量割合の、5以下のHLB値を持つ非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤の少なくとも1つの組み合わせ;
    (iv)又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して0.1%から10%の範囲の重量割合の、なくとも1つの増粘ポリマーを含み;
    上記増粘ポリマーが、水性過酸化水素組成物の全重量に対して0.1%から10%の範囲の重量割合で存在する界面活性剤と組み合わされてもよいことを特徴とする請求項11又は12に記載の組成物
  14. 少なくとも1つの40容量を超えない力価を持つ水性過酸化水素組成物と、少なくとも1つの請求項1ないし10に記載の微粉状組成物とを使用時に混合することからなることを特徴とする、ヒトのケラチン繊維をブリーチするための使用準備が整った組成物の調製方法
  15. 水性過酸化水素組成物の過酸化水素力価が2から40容量の範囲であることを特徴とする請求項14に記載の調整方法
  16. 水性過酸化水素組成物が、
    (i)水性過酸化水素組成物の全重量に対して0.1%から10%の範囲の全重量割合の、少なくとも1つがアニオン性又は非イオン性である少なくとも1つの界面活性剤か;
    (ii)又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して1.5%から40%の範囲の全重量割合の、少なくとも1つが5未満である、異なったHLB値を持つ2つの非イオン性界面活性剤の少なくとも1つの組み合わせ;
    (iii)又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して1%から30%の範囲の全重量割合の、5以下のHLB値を持つ非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤の少なくとも1つの組み合わせ;
    (iv)又は水性過酸化水素組成物の全重量に対して0.1%から10%の範囲の重量割合の、なくとも1つの増粘ポリマーを含み;
    上記増粘ポリマーが、水性過酸化水素組成物の全重量に対して0.1%から10%の範囲の重量割合で存在する界面活性剤と組み合わされてもよいことを特徴とする請求項14又は15に記載の調整方法
  17. ヒトのケラチン繊維をブリーチするための方法において、請求項14ないし16の何れか1項に記載された方法により40容量を超えない力価を有する水性過酸化水素組成物と請求項1ないし13の何れか1項に記載の微粉状組成物を使用時に混合し、このようにして得られた使用準備が整ったブリーチ用組成物を、ブリーチされる乾いた又は湿ったヒトのケラチン繊維の領域に適用し、組成物を、1から60分の、さらし時間の間作用させ、繊維を洗い流し、ついでャンプーで洗浄し、ついでそれを再び洗い流してそれを乾燥させることを含んでなることを特徴とする方法。
  18. ヒトのケラチン繊維をブリーチするための多区画装置又はキットにおいて、少なくとも2つの区画を有し、その1つが請求項1ないし13の何れか1項に記載の微粉状組成物を含み、他方が40容量を超えない力価を持つ水性過酸化水素組成物を含むことを特徴とする装置又はキット。
  19. ヒトのケラチン繊維をブリーチするための微粉状組成物を調製する方法において、請求項1ないし4の何れか1項に記載のポリデセンを請求項1ないし13の何れか1項に記載された微粉状組成物の他の成分の予め形成された混合物と単に混合することを含んでなることを特徴とする方法。
JP2002027490A 2001-02-02 2002-02-04 ヒトのケラチン繊維のブリーチ用微粉状組成物 Expired - Lifetime JP3939561B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0101431 2001-02-02
FR0101431A FR2820312B1 (fr) 2001-02-02 2001-02-02 Composition pulverulente pour la decoloration des fibres keratiniques humaines

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002241250A JP2002241250A (ja) 2002-08-28
JP3939561B2 true JP3939561B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=8859555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002027490A Expired - Lifetime JP3939561B2 (ja) 2001-02-02 2002-02-04 ヒトのケラチン繊維のブリーチ用微粉状組成物

Country Status (22)

Country Link
US (2) US20020157193A1 (ja)
EP (1) EP1228751B1 (ja)
JP (1) JP3939561B2 (ja)
KR (1) KR100514460B1 (ja)
CN (1) CN1193733C (ja)
AR (1) AR033417A1 (ja)
AT (1) ATE359760T1 (ja)
AU (1) AU777054B2 (ja)
BR (1) BR0200359A (ja)
CA (1) CA2370057C (ja)
CZ (1) CZ2002396A3 (ja)
DE (1) DE60219537T2 (ja)
DK (1) DK1228751T3 (ja)
ES (1) ES2284793T3 (ja)
FR (1) FR2820312B1 (ja)
HU (1) HUP0200378A2 (ja)
MX (1) MXPA02001185A (ja)
NZ (1) NZ516946A (ja)
PL (1) PL208005B1 (ja)
PT (1) PT1228751E (ja)
RU (1) RU2226090C2 (ja)
ZA (1) ZA200200877B (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101810521B (zh) * 2001-08-27 2015-05-13 辛尼科有限责任公司 饱满装置和方法
US20040117031A1 (en) * 2001-08-27 2004-06-17 Stack Richard S. Satiation devices and methods
US6675809B2 (en) 2001-08-27 2004-01-13 Richard S. Stack Satiation devices and methods
US6845776B2 (en) * 2001-08-27 2005-01-25 Richard S. Stack Satiation devices and methods
FR2848105B1 (fr) 2002-12-06 2006-11-17 Oreal Composition de teinture d'oxydation pour fibres keratiniques comprenant un alcool gras, un colorant d'oxydation, un polymere associatif et un alkyl sulfate en c14-c30.
FR2848108A1 (fr) * 2002-12-09 2004-06-11 Oreal Compositions oxydantes contenant un melange de polymeres dont au moins un copolymere a base d'acrylamide et d'acide 2-acrylamido-2-methylpropane sulfonique
FR2848109B1 (fr) * 2002-12-09 2005-03-04 Oreal Compositions oxydantes contenant un melange de polymeres dont au moins un copolymere a base d'acide acrylique ou d'acrylate d'alkyle eventuellement hydroxyle et d'acide 2-acrylamido-2-methylpropane sulfonique
US7022144B2 (en) * 2002-12-09 2006-04-04 L'oreal Oxidizing compositions containing a mixture of polymers including at least one copolymer based on acrylamide and 2-acrylamido-2-methylpropanesulphonic acid
US20040181883A1 (en) * 2002-12-20 2004-09-23 Frederic Legrand Pasty anhydrous composition for simultaneously bleaching and dyeing human keratin fibers comprising at least one peroxygenated salt, at least one alkaline agent, at least one inert organic liquid and at least one cationic direct dye; process using such a compound; and kit comprising such a compound
FR2848843B1 (fr) * 2002-12-20 2005-07-01 Oreal Composition anhydre pateuse pour la decoloration et la coloration simultanee des fibres keratiniques humaines.
JP4073385B2 (ja) * 2003-09-29 2008-04-09 ホーユー株式会社 毛髪脱色剤組成物及び染毛剤組成物
US20050191251A1 (en) * 2003-12-29 2005-09-01 L'oreal Anhydrous bleaching paste comprising at least one ceramide-type compound and method using it
FR2864444B1 (fr) * 2003-12-29 2006-02-03 Oreal Pate anhydre de decoloration comprenant au moins un compose de type ceramide et procede la mettant en oeuvre
JP2006111606A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Minoru Kobayashi 光触媒含有頭髪用組成物
FR2892625B1 (fr) * 2005-10-28 2011-04-01 Oreal Composition cosmetique comprenant un amidon o-carboxymethyle, un agent co-epaississant et un agent de conditionnement ou de fixation, et son utilisation en tant que produit de soin capillaire
FR2904767A1 (fr) * 2006-08-10 2008-02-15 Oreal Composition comprenant un agent oxydant et un polymere acrylamide / halogenure de dialkyldiallylammonium / acide carboxylique vinylique a fort taux d'acide carboxylique vinylique
FR2904772B1 (fr) * 2006-08-10 2010-11-12 Oreal Composition comprenant un agent oxydant et un polymere acrylamide / halogenure de diakyldiallylammonium / acide carboxylique vinylique a fort taux d'acrylamide
CN101547681B (zh) * 2006-09-29 2011-12-28 联合碳化化学及塑料技术有限责任公司 用于个人护理产品的季铵化纤维素醚
FR2907001B1 (fr) * 2006-10-12 2012-12-14 Seppic Sa Agent de decoloration ; procede pour sa preparation et utilisation pour decolorer les cheveux et blanchir les dents
FR2940067B1 (fr) * 2008-12-19 2011-02-25 Oreal Composition oxydante pour le traitement des fibres keratiniques comprenant un polymere cationique, un amide gras et un agent-oxygene
EP2468242A1 (en) * 2010-12-27 2012-06-27 KPSS-Kao Professional Salon Services GmbH Bleaching composition comprising magnesium salt
US8623339B2 (en) 2012-03-20 2014-01-07 Artec Chemical Company Limited Hair bleaching composition and method for producing same
FR2994654A1 (fr) * 2012-08-23 2014-02-28 Oreal Composition de decoloration des fibres keratiniques sous forme comprimee avec persulfate et polymere amphotere
FR3028753B1 (fr) * 2014-11-24 2018-01-05 L'oreal Gel aqueux ou hydroalcoolique de phyllosilicates synthetiques a titre d'agent viscosant, matifiant et/ou homogeneisant d'application
CN107708653A (zh) * 2015-07-17 2018-02-16 株式会社Duoh合伙企业 脱色助剂及脱色剂
DE102016217184A1 (de) * 2016-09-09 2018-03-15 Henkel Ag & Co. Kgaa Tensidhaltige Oxidationsmittelzusammensetzungen in Verpackungen aus Sperrschicht-Folien II
WO2018179390A1 (ja) 2017-03-31 2018-10-04 株式会社コーセー ポリウレタンゲル組成物及びその利用
DE102018123526A1 (de) * 2018-09-25 2020-03-26 Henkel Ag & Co. Kgaa Reduzierte Haarschädigung während der Blondierung durch Einsatz von einem biologisch abbaubaren Komplexbildner
EP3815671A1 (en) 2019-10-31 2021-05-05 Kao Germany GmbH Bleaching composition

Family Cites Families (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2271378A (en) * 1939-08-30 1942-01-27 Du Pont Pest control
US2273780A (en) * 1939-12-30 1942-02-17 Du Pont Wax acryalte ester blends
US2261002A (en) * 1941-06-17 1941-10-28 Du Pont Organic nitrogen compounds
US2388614A (en) * 1942-05-05 1945-11-06 Du Pont Disinfectant compositions
US2375853A (en) * 1942-10-07 1945-05-15 Du Pont Diamine derivatives
US2454547A (en) * 1946-10-15 1948-11-23 Rohm & Haas Polymeric quaternary ammonium salts
US2528378A (en) * 1947-09-20 1950-10-31 John J Mccabe Jr Metal salts of substituted quaternary hydroxy cycloimidinic acid metal alcoholates and process for preparation of same
US2781354A (en) * 1956-03-26 1957-02-12 John J Mccabe Jr Imidazoline derivatives and process
US2961347A (en) * 1957-11-13 1960-11-22 Hercules Powder Co Ltd Process for preventing shrinkage and felting of wool
US3227615A (en) * 1962-05-29 1966-01-04 Hercules Powder Co Ltd Process and composition for the permanent waving of hair
US3206462A (en) * 1962-10-31 1965-09-14 Dow Chemical Co Quaternary poly(oxyalkylene)alkylbis(diethylenetriamine) compounds
FR1400366A (fr) 1963-05-15 1965-05-28 Oreal Nouveaux composés pouvant être utilisés en particulier pour le traitement des cheveux
FR1492597A (fr) 1965-09-14 1967-08-18 Union Carbide Corp Nouveaux éthers cellulosiques contenant de l'azote quaternaire
CH491153A (de) 1967-09-28 1970-05-31 Sandoz Ag Verfahren zur Herstellung von neuen kationaktiven, wasserlöslichen Polyamiden
DE1638082C3 (de) * 1968-01-20 1974-03-21 Fa. A. Monforts, 4050 Moenchengladbach Verfahren zum Entspannen einer zur Längenmessung geführten, dehnbaren Warenbahn
SE375780B (ja) 1970-01-30 1975-04-28 Gaf Corp
IT1035032B (it) 1970-02-25 1979-10-20 Gillette Co Composizione cosmetica e confezione che la contiente
US4013787A (en) * 1971-11-29 1977-03-22 Societe Anonyme Dite: L'oreal Piperazine based polymer and hair treating composition containing the same
FR2280361A2 (fr) 1974-08-02 1976-02-27 Oreal Compositions de traitement et de conditionnement de la chevelure
LU64371A1 (ja) * 1971-11-29 1973-06-21
US3986825A (en) * 1972-06-29 1976-10-19 The Gillette Company Hair coloring composition containing water-soluble amino and quaternary ammonium polymers
GB1394353A (en) 1972-06-29 1975-05-14 Gillette Co Hair treating composition
FR2368508A2 (fr) 1977-03-02 1978-05-19 Oreal Composition de conditionnement de la chevelure
US4172887A (en) * 1973-11-30 1979-10-30 L'oreal Hair conditioning compositions containing crosslinked polyaminopolyamides
LU68901A1 (ja) 1973-11-30 1975-08-20
US4277581A (en) * 1973-11-30 1981-07-07 L'oreal Polyamino-polyamide crosslinked with crosslinking agent
US3874870A (en) * 1973-12-18 1975-04-01 Mill Master Onyx Corp Microbiocidal polymeric quarternary ammonium compounds
US4025627A (en) * 1973-12-18 1977-05-24 Millmaster Onyx Corporation Microbiocidal polymeric quaternary ammonium compounds
US3929990A (en) * 1973-12-18 1975-12-30 Millmaster Onyx Corp Microbiocidal polymeric quaternary ammonium compounds
DK659674A (ja) 1974-01-25 1975-09-29 Calgon Corp
IT1050562B (it) 1974-05-16 1981-03-20 Oreal Agente cosmetico a base di polimeri quaternizzati
US5196189A (en) * 1974-05-16 1993-03-23 Societe Anonyme Dite: L'oreal Quaternized polymer for use as a cosmetic agent in cosmetic compositions for the hair and skin
US3915921A (en) * 1974-07-02 1975-10-28 Goodrich Co B F Unsaturated carboxylic acid-long chain alkyl ester copolymers and tri-polymers water thickening agents and emulsifiers
US4005193A (en) * 1974-08-07 1977-01-25 Millmaster Onyx Corporation Microbiocidal polymeric quaternary ammonium compounds
US3966904A (en) * 1974-10-03 1976-06-29 Millmaster Onyx Corporation Quaternary ammonium co-polymers for controlling the proliferation of bacteria
US4025617A (en) * 1974-10-03 1977-05-24 Millmaster Onyx Corporation Anti-microbial quaternary ammonium co-polymers
US4026945A (en) * 1974-10-03 1977-05-31 Millmaster Onyx Corporation Anti-microbial quaternary ammonium co-polymers
US4027020A (en) * 1974-10-29 1977-05-31 Millmaster Onyx Corporation Randomly terminated capped polymers
US4001432A (en) * 1974-10-29 1977-01-04 Millmaster Onyx Corporation Method of inhibiting the growth of bacteria by the application thereto of capped polymers
US4025653A (en) * 1975-04-07 1977-05-24 Millmaster Onyx Corporation Microbiocidal polymeric quaternary ammonium compounds
AT365448B (de) * 1975-07-04 1982-01-11 Oreal Kosmetische zubereitung
CH599389B5 (ja) 1975-12-23 1978-05-31 Ciba Geigy Ag
US4031307A (en) * 1976-05-03 1977-06-21 Celanese Corporation Cationic polygalactomannan compositions
LU76955A1 (ja) 1977-03-15 1978-10-18
CA1091160A (en) 1977-06-10 1980-12-09 Paritosh M. Chakrabarti Hair preparation containing vinyl pyrrolidone copolymer
US4223009A (en) * 1977-06-10 1980-09-16 Gaf Corporation Hair preparation containing vinyl pyrrolidone copolymer
US4157388A (en) * 1977-06-23 1979-06-05 The Miranol Chemical Company, Inc. Hair and fabric conditioning compositions containing polymeric ionenes
LU78153A1 (fr) * 1977-09-20 1979-05-25 Oreal Compositions cosmetiques a base de polymeres polyammonium quaternaires et procede de preparation
US4131576A (en) * 1977-12-15 1978-12-26 National Starch And Chemical Corporation Process for the preparation of graft copolymers of a water soluble monomer and polysaccharide employing a two-phase reaction system
FR2470596A1 (fr) * 1979-11-28 1981-06-12 Oreal Composition destinee au traitement des fibres keratiniques a base de polymeres amphoteres et de polymeres cationiques
US4543370A (en) 1979-11-29 1985-09-24 Colorcon, Inc. Dry edible film coating composition, method and coating form
FR2471777A1 (fr) * 1979-12-21 1981-06-26 Oreal Nouveaux agents cosmetiques a base de polymeres polycationiques, et leur utilisation dans des compositions cosmetiques
US4327751A (en) * 1980-02-05 1982-05-04 Clairol Incorporated Hair bleaching composition containing solid polyolefin polymer and method for hair bleaching
LU83349A1 (fr) * 1981-05-08 1983-03-24 Oreal Composition sous forme de mousse aerosol a base de polymere cationique et de polymere anionique
EP0080976B1 (de) 1981-11-30 1986-09-24 Ciba-Geigy Ag Gemische aus quaternären, polymeren Ammoniumsalzen auf Acrylbasis, aus quaternären, mono- bis oligomeren Ammoniumsalzen und aus Tensiden, deren Herstellung und Verwendung in kosmetischen Mitteln
US5139037A (en) * 1982-01-15 1992-08-18 L'oreal Cosmetic composition for treating keratin fibres, and process for treating the latter
LU83876A1 (fr) 1982-01-15 1983-09-02 Oreal Composition cosmetique destinee au traitement des fibres keratiniques et procede de traitement de celles-ci
LU84708A1 (fr) * 1983-03-23 1984-11-14 Oreal Composition epaissie ou gelifiee de conditionnement des cheveux contenant au moins un polymere cationique,au moins un polymere anionique et au moins une gomme de xanthane
EP0122324B2 (en) 1983-04-15 1993-02-03 Miranol Inc. Polyquaternary ammonium compounds and cosmetic compositions containing them
US4509949A (en) * 1983-06-13 1985-04-09 The B. F. Goodrich Company Water thickening agents consisting of copolymers of crosslinked acrylic acids and esters
US4540510A (en) * 1984-02-13 1985-09-10 Henkel Corporation Synergistic thickener mixtures of amps polymers with other thickeners
US4514552A (en) 1984-08-23 1985-04-30 Desoto, Inc. Alkali soluble latex thickeners
AU612965B2 (en) 1985-08-12 1991-07-25 Ciba Specialty Chemicals Water Treatments Limited Polymeric thickeners and their production
US4719282A (en) * 1986-04-22 1988-01-12 Miranol Inc. Polycationic block copolymer
LU86429A1 (fr) 1986-05-16 1987-12-16 Oreal Compositions cosmetiques renfermant un polymere cationique et un polymere anionique comme agent epaississant
MY105119A (en) 1988-04-12 1994-08-30 Kao Corp Low irritation detergent composition.
FR2633940B3 (fr) 1988-07-05 1991-07-12 Sanofi Sa Scleroglucane traite au glyoxal et son procede d'obtention
DE4207475A1 (de) 1992-03-10 1993-09-16 Goldwell Ag Mittel zum blondieren von menschlichen haaren und verfahren zu dessen herstellung
FR2715065B1 (fr) * 1994-01-14 1996-04-26 Oreal Compositions cosmétiques pour la décoloration des cheveux, procédé de synthèse et utilisation.
FR2716804B1 (fr) * 1994-03-02 1996-04-05 Oreal Compositions cosmétiques pour la décoloration des cheveux, procédé de préparation et utilisation.
FR2745493B1 (fr) * 1996-03-01 1998-04-24 Oreal Composition anhydre sous forme de poudre et utilisation d'un ester comme liant de poudres
US5879670A (en) 1997-03-31 1999-03-09 Calgon Corporation Ampholyte polymers for use in personal care products
FR2767473B1 (fr) * 1997-08-25 2000-03-10 Oreal Compositions cosmetiques contenant un copolymere bloc silicone polyoxyalkylene amine et un agent conditionneur et leurs utilisations
FR2788976B1 (fr) 1999-01-29 2003-05-30 Oreal Composition anhydre de decoloration de fibres keratiniques comprenant l'association d'un polymere epaississant hydrosoluble et d'un polymere amphiphile non ionique comportant au moins une chaine grasse
FR2788974B1 (fr) * 1999-01-29 2001-03-30 Oreal Composition anhydre de decoloration des fibres keratiniques comprenant l'association de polymeres amphiphiles anioniques et/ou non ioniques comportant au moins une chaine grasse et de polymeres substantifs cationiques ou amphoteres
FR2788971B1 (fr) 1999-02-03 2001-04-13 Oreal Compositions cosmetiques contenant une huile cationique et un agent conditionneur et leurs utilisations
FR2795313B1 (fr) 1999-06-25 2001-11-23 Oreal Compositions cosmetiques contenant un polymere amphotere et un agent conditionneur et leurs utilisations
US6540791B1 (en) * 2000-03-27 2003-04-01 The Procter & Gamble Company Stable alkaline hair bleaching compositions and method for use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
CN1193733C (zh) 2005-03-23
AU777054B2 (en) 2004-09-30
US7220285B2 (en) 2007-05-22
BR0200359A (pt) 2002-10-08
CN1375274A (zh) 2002-10-23
AU1476102A (en) 2002-08-08
PL208005B1 (pl) 2011-03-31
DE60219537D1 (de) 2007-05-31
EP1228751B1 (fr) 2007-04-18
ES2284793T3 (es) 2007-11-16
CA2370057A1 (fr) 2002-08-02
MXPA02001185A (es) 2004-05-21
NZ516946A (en) 2003-09-26
DK1228751T3 (da) 2007-08-06
FR2820312B1 (fr) 2003-05-02
CZ2002396A3 (cs) 2002-09-11
HU0200378D0 (en) 2002-04-29
RU2226090C2 (ru) 2004-03-27
EP1228751A1 (fr) 2002-08-07
HUP0200378A2 (hu) 2003-04-28
JP2002241250A (ja) 2002-08-28
DE60219537T2 (de) 2007-10-25
AR033417A1 (es) 2003-12-17
ATE359760T1 (de) 2007-05-15
US20020157193A1 (en) 2002-10-31
PT1228751E (pt) 2007-07-12
FR2820312A1 (fr) 2002-08-09
KR100514460B1 (ko) 2005-09-13
US20060191081A1 (en) 2006-08-31
CA2370057C (fr) 2008-04-22
KR20020064682A (ko) 2002-08-09
ZA200200877B (en) 2002-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3939561B2 (ja) ヒトのケラチン繊維のブリーチ用微粉状組成物
JP4251470B2 (ja) 脂肪鎖を有する非イオン性の両親媒性ポリマーと水溶性の増粘ポリマーを組合せて含有するケラチン繊維の脱色用無水組成物
US7803355B2 (en) Anhydrous paste for bleaching human keratin fibers
CN1331457C (zh) 即用漂白组合物、其制备方法以及漂白方法
US20050201960A1 (en) Pulverulent composition for bleaching human keratin fibers
JP4187641B2 (ja) ヒトのケラチン繊維を同時に脱色及び染色するペースト状の無水組成物
US20030077237A1 (en) Pulverulent composition for bleaching human keratin fibers
US6641618B1 (en) Ready-to-use aqueous composition for bleaching keratin fibers, comprising a combination of a water-soluble solvent and a nonionic and/or anionic amphiphilic polymer comprising at least one fatty chain
US20010021376A1 (en) Bleaching composition for keratin fibers, comprising a combination of two polyurethane polyethers
US7066965B2 (en) Bleaching composition for keratinous fibers comprising an associate polyurethane
MXPA00001033A (en) Aqueous composition for bleaching keratin fibers, especially hair, includes combination of water-soluble solvent and nonionic amphiphilic polymer with at least one fatty chain

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050201

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060725

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3939561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term