JP3938197B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は被加熱物としてアルミニウムや銅などの高電気伝導率かつ低透磁率の材料からなる鍋を用いて調理する誘導加熱調理器などの誘導加熱装置に関し、特に、被加熱物である鍋が高周波磁束により浮き上がるのを防止する誘導加熱装置に関する。
誘導加熱コイルで高周波磁界を発生させ、電磁誘導による渦電流で鍋等の被加熱物を加熱する誘導加熱調理器において、アルミニウム製の被加熱物を加熱できるものが提案されている。
図4は従来の誘導加熱調理器の断面図である。トッププレート2は、誘導加熱調理器の外郭を構成する本体1の上部に設けられている。トッププレート2は例えば厚み4mmのセラミック材または結晶化ガラス等のような絶縁体で構成されている。鍋等の被加熱物3はトッププレート2上に載置される。また、トッププレート2の下方には加熱コイル(以下、コイル)4を有する誘導加熱部5が設けられている。インバータを有する駆動回路6はコイル4に高周波電流を供給し、コイル4は高周波磁界を発生して被加熱物3を誘導加熱する。
このような従来の誘導加熱調理器では、被加熱物3の底部に誘起される電流とコイル4の発生する磁界との相互作用で、被加熱物3の底部にコイル4から遠ざかろうとする反発力が生じる。被加熱物3が鉄などの抵抗率がある程度大きい高透磁率材料で作られている場合には、所望の加熱出力を得るために必要な電流値が少ないのでこの反発力は比較的小さい。また鉄などでは磁束が被加熱物3に吸収されるので、磁気的引力が働き、被加熱物3が浮き上がったりずれたりすることはない。
一方、被加熱物3がアルミニウムや銅など高電気伝導率かつ低透磁率の材料で作られている場合には、所望の加熱出力を得るためにコイル4に大電流を流して被加熱物3の底面に大電流を誘起させる必要がある。その結果、反発力が大きくなる。また、アルミニウムからなる被加熱物3には鉄などの高透磁率材料のような磁気的引力が働かない。そのため、コイル4の磁界と誘起電流の磁界との作用により被加熱物3にはコイル4から遠ざける方向に大きな力が働く。この力は被加熱物3に浮力として働く。被加熱物3の重量が軽い場合には、被加熱物3がこの浮力によりトッププレート2の載置面から浮き上がって移動する可能性がある。この傾向は銅よりも比重の小さいアルミニウムを使用した被加熱物の場合にさらに顕著にあらわれる。
図5Aはコイル4に流れる電流4Aの向きを被加熱物3の側からみた図であり、図5Bは、コイル4に流れる電流にもとづいて誘導により被加熱物3に生じる渦電流3Aを図5Aと同じ方向から見た図である。図5A,図5Bに示すように渦電流3Aはコイル4に流れる電流4Aと逆向きでかつ略同形状のループ状である。従って、この2つの環状の電流によって、コイル4の面積と実質的に同じ断面積の2つの磁石が同種の極同士、例えばN極とN極とを対向して置いたのと同じ状態になる。その結果、被加熱物3とコイル4との間には大きな反発力が生じる。
この現象は、被加熱物3の材料がアルミニウムや銅等の電気伝導率が高い物質である場合に顕著である。これに対して同じ低透磁率材料であっても、非磁性ステンレススチールでは、アルミニウムや銅よりも電気伝導率が低いので、コイル4に流す電流が少なくても十分な発熱が得られる。したがって、コイル4の発生する磁界は小さく、被加熱物3に流れる渦電流も小さく、そのため被加熱物3に作用する浮力は小さい。
このように、誘導加熱調理器においてアルミニウム製の被加熱物3を加熱すると被加熱物3に浮力が働き、被加熱物3が浮き上がり、調理が十分にできないことがある。この現象の対策として、特開2003−264054号公報は図4に示すように、コイル4とトッププレート2との間に、トッププレート2に密着して電気導体7を設ける構成を開示している。この構成では、コイル4から発生する磁界が、電気導体7と被加熱物3とに鎖交するため両者に誘導電流が発生する。この場合、電気導体7に誘導された誘導電流の発生する磁界と被加熱物3に誘導された誘導電流の発生する磁界との作用により、コイル4から発生する磁束が中央に集中しコイル4の等価直列抵抗が大きくなる。等価直列抵抗が大きくなるということは、被加熱物3とコイル4との磁気的結合が大きくなることを意味する。この磁気的結合が大きくなると少ないコイル4の電流で同じ熱量を被加熱物3に発生することが可能となり、かつ浮力が低減する。この浮力低減効果は、電気導体7のコイル4に対向する面積を大きくし、コイル4の等価直列抵抗を大きくすればするほど大きくなる。ここで等価直列抵抗とは、被加熱物3と電気導体7とを加熱状態と同様の配置で、加熱周波数近傍の周波数を使用して測定される、コイル4の入力インピーダンスにおける等価直列抵抗を意味する。
以上のように、電気導体7を用いる構成ことにより浮力が低減されるので、アルミニウムなどの高電気伝導率を有しかつ低透磁率材料からなる被加熱物3を誘導加熱して調理することが実用的に可能となる。
しかしながら実際の使用では、被加熱物3の浮きを全く無視することができず、鍋等の被加熱物3と調理物との合計重量が一定の重量より重くなるように制限する必要がある。
この問題を解決するために、電気導体7の面積を大きくし、さらに浮力を小さくすることが実用的であると考えられる。すなわち、コイル4の等価直列抵抗を大きくする。具体的には、コイル4に対応する電気導体7の中央部における開口部の大きさを、トッププレート2に当接してその温度を検知する温度検知部8に必要な空間だけにすることが考えられる。これにより、電気導体7の面積を増やし浮力を低減することができる。
また、実際には鍋の底面が完全な平面である場合は少なく、わずかな反りを有するのが普通である。すなわち底が凹になり、内側に対して凸になっているような凹反り鍋が用いられている。
しかしながら、電気導体7を設けて、反りのある鍋を誘導加熱する場合、鍋の底がコイル4から遠ざかる。このため、コイル4の中心付近において磁束は鍋に鎖交しにくくなり電気導体7に鎖交する磁束が多くなって、電気導体7の内周側の発熱量が大きくなる。このため、電気導体7の中心付近の温度上昇が異常に早くなる。また、凹そりのある部分は鍋底とトッププレート2との間に空間があるため、電気導体7の熱がトッププレート2を介して鍋底に伝熱され難いため温度上昇がさらに速くなる。また電気導体7が高温になると、コイル4の出力を低減し、電気導体7の発熱を抑え、電気導体7の高温の熱がコイル4などに悪影響を及ぼさないようにする必要がある。このため、例えば、電気導体7の温度を測定し、測定温度が高くなると加熱出力を停止又は抑制する。したがって、温度上昇速度が速いと早い時期からコイル4の出力が抑制制御されて調理に時間がかかりすぎたり、あるいは調理ができなかったりする。そのため、電気導体7の中心部から所定の距離の間には電気導体7を設けることができず、その分浮力を低減できない。
なお、特開平07−249480号公報、特開平07−211443号公報、あるいは特開平07−211444号公報には、本願発明と同様の電気導体が記載されている。しかしながらこれらの発明に係る誘導加熱装置は、アルミニウム若しくは銅またはこれらと略同等以上の電気伝導率を有する被加熱物を誘導加熱可能な加熱コイルを具備していない。すなわち、鉄等の磁性体やステンレスなどの比較的抵抗率が大きい材料からなる被加熱物を誘導加熱する場合に、これらの公報に開示された電気導体は浮力低減効果をほとんど発揮しない。
本発明の誘導加熱装置は、加熱コイルと電気導体とを有する。加熱コイルは、アルミニウム若しくは銅またはこれらと同等以上の電気伝導率を有する被加熱物を誘導加熱可能である。電気導体は、加熱コイルと被加熱物との間に設けられ、加熱コイルの発生する磁界により被加熱物に与えられる浮力を低減する。この電気導体は加熱コイルと対向して設けられ、加熱コイルの中央部に対向する開口部と、この開口部に開口しかつ外周部とは隔離された溝部と、加熱コイル巻線に沿って帯状に加熱コイルを覆う帯状部と、前記帯状部の内側に設けられ溝部をはさんで歯部が櫛状に設けられた櫛状部とを有し、歯部の存在しない場合に比べ加熱コイルの等価直列抵抗を大きくする。この構成により、電気導体の浮力低減効果と加熱効率とが大きくなるとともに、電気導体の発熱が大きくなるのが抑制される。
本発明によれば、アルミニウムのような高電気伝導率で低透磁率からなる被加熱物の浮きが低減されるとともに、凹反り鍋のような鍋底が凹となっているような被加熱物でも電気導体の内周部の温度上昇が抑えられるので使用しやすく、利便性の高い誘導加熱装置が得られる。
図1は本発明の実施の形態における誘導加熱装置の電気導体の平面図であり、図2は同誘導加熱装置の断面図である。トッププレート12は誘導加熱装置の外郭を構成する本体11の上部に設けられている。トッププレート12は例えば厚み4mmのセラミック材または結晶化ガラス等のような絶縁体から構成される。鍋等の被加熱物13はトッププレート12上に載置される。被加熱物13はアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金など高電気伝導率で、低透磁率の材質である。
トッププレート12の下方には加熱コイル(以下、コイル)14を有する誘導加熱部15が設けられている。インバータを有する駆動回路16はコイル14に40kHz〜100kHzの高周波電流を供給し、コイル14は高周波磁界を発生し被加熱物13の底面を誘導加熱する。コイル14の発生する磁界により被加熱物13に与えられる浮力を低減する電気導体17は、中央部に開口部18を有する円環状の形状をしており、開口部18の周囲には櫛状部19が設けられている。すなわち開口部18は、コイル14の中央部に対向している。電気導体17はコイル14に対向し、トッププレート12の下面に接着または機械的に密着固定されている。すなわち、電気導体17はコイル14とトッププレート12との間に設けられている。言い換えると、電気導体17はコイル14と被加熱物13との間で、コイル14と対向して設けられている。温度センサ35は電気導体17の開口部18内でトッププレート12の下面に固定され、トッププレート12あるいは被加熱物13の温度を検知する。
以下、本実施の形態の特徴である電気導体17について説明する。電気導体17は被加熱物13と同様にアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金またはカーボンなどのような高電気伝導率で、低透磁率の材料から構成されている。すなわち、電気導体17はアルミニウムと銅とのいずれかと同等以上の電気伝導率と、それらのいずれかと同等以下の透磁率とを有する。本構成では厚みが1mmのアルミニウムが用いられている。これは、以下の理由からである。
コイル14からの磁束を遮蔽する場合に必要な厚みは浸透深さδ以上必要である。本構成の場合のように、コイル14に流れる電流の周波数は70kHzであれば、材質がアルミニウムの場合、浸透深さδは0.3mm程度となる。従って、電気導体17の厚みを浸透深さ以上にすれば、誘導電流が反対側に発生せず、浮力低減の効果が大きくなる。電気導体17の厚みを浸透深さよりもやや大きく約1mm程度にすると十分な浮力低減の効果が得られることが実験により確認されている。したがって、原理的には、加熱に使用する高周波電流の浸透深さより電気導体17の厚みを大きくすれば良い。
図1において、円環状の電気導体17の開口部18、すなわち円環の内周部20と円環の外周部21とに亘るスリット22が、対称に2個所設けられている。すなわち円環を等分に2分割した電気導体17A、17Bが対称的に配列されて1つの円環状の電気導体17を構成している。なお、分かり易くするために図1では内周部20が点線で示されている。そして、この円環の中心30とコイル14の中心とがほぼ一致するように配置されている。
電気導体17には櫛状部19と帯状部27が設けられている。帯状部27はコイル14を、コイル14の巻線に略沿って帯状に覆い、被加熱物13に対して働く浮力を低減する。また、櫛状部19は点線の内側を示している。すなわち、櫛状部19は、内周部20と櫛状部19の外周部23とで囲まれた部分に形成されている。櫛状部19は帯状部27からコイル14中心方向に突出するように、互いに溝部25をはさんで形成された歯部24を有する。すなわち、櫛状部19は櫛状の凹凸部、すなわち、歯部24と内周部20に開口するとともに外周部21からは隔離された溝部25とより構成されている。そして溝25は円環の中心30より放射状に設けられている。櫛状部19は帯状部27の浮力低減効果にさらに浮力低減効果を加えて浮力低減効果を大きくする。
以上のように構成された誘導加熱装置について、以下、その動作、作用について説明する。
トッププレート12上に被加熱物13を載置し、電源を投入するとコイル14からの磁束により被加熱物13が誘導加熱される。このときコイル14からの磁束は電気導体17と鎖交し、電気導体17に誘導電流が発生する。隣り合う渦電流はその接触部分で流れる方向が反対となるため打ち消し合い、結局、誘導電流は電気導体片17A,17Bの帯状部27を流れる周回電流31Aとなる。本実施の形態では電気導体17の内周側に櫛状部19が設けられているため、周回電流31Aは櫛状部19を避け外縁部23に沿って流れる。これは周回電流31Aが歯部24に回り込むより回り込まない方が、抵抗が小さいため流れやすくなるためと考えられる。すなわち、櫛状部19が、溝部25をはさんで櫛状に設けられた歯部24からなる構成を有することより、電気導体17を流れる周回電流が開口部18周辺を流れるのを確実に阻止することができる。なお後述するように歯部24の幅が広いときには、周回電流31Aが回り込んでくるので、その幅は小さくする必要がある。また、櫛状部19においても同様に歯部24内を周回する周回電流31Bが生じるが、歯部24の幅が小さいため鎖交する磁束が少なく、誘導される渦電流の電流値は小さくそれによる発熱は小さい。したがって、櫛状部19における誘起電流による発熱は周回電流31Bによる発熱が支配的である。すなわち、この部分の温度上昇は、櫛状部19がない場合に比べて著しく低く抑えられる。このように溝部25は開口部18周囲に発生する誘導電流による発熱を制限する。
一方、櫛状部19において、発熱量は上記のように大幅に抑制される。またコイル14の磁束は櫛状部19の歯部24の存在により、コイル14の中心方向に集められ、等価的に被加熱物13とコイル14との磁気結合が大きくなる。この結果、等価直列抵抗が大きくなり浮力低減効果も大きくなる。
以下、本実施の形態における具体的な構成例について述べる。図1に示すように、電気導体17は、外径180mm、内径すなわち開口部18の大きさである内周は60mmで、厚み1mmのアルミニウムの板からなる。そして、外周と内周とに亘って幅10mmのスリット22が対称に2ヶ所設けられている。すなわち、同じ電気導体片を2個設けた構成となっている。
また、内周部20附近の温度上昇を低減するために櫛状部19が設けられている。すなわち、開口部18の周辺である、電気導体17の内周部20に櫛状の凹凸部が設けられている。図1は、見やすくするために、溝部25を8個、歯部(凸部)24を9個設けた構成を示している。電気導体片17A,17Bの凹部に相当する溝部25の数を40個とすると両端を含め凸部に相当する歯部24は41個となる。溝部25の幅を1mm、長さを25mmとし、溝部25を、円環状に、コイル14の中心を中心とした放射状に設ける。このとき、歯部24の幅は外周部方向に向かって大きくなる。この構成は、図7に示す電気導体51と比較すると、電気導体51の帯状部(円環部)から中心方向に25mmに相当する部分に櫛状部19を設けていることに相当する。
図6に示す電気導体41は、図1において櫛状部19がないものに相当する。電気導体51は、外径180mm、内径110mmであるので、電気導体41は電気導体51に比べ、面積が約40%大きい。
次に、試験用のアルミニウム製基準平鍋を用いて加熱コイルの等価直列抵抗を測定した結果について、電気導体41を用いた場合を、電気導体51を用いた場合に対して比較する。また、この基準平鍋を用いて誘導加熱装置を約2kWの入力電力を得るように動作させて実験した結果についても述べる。等価直列抵抗は1.82Ωに対し2.21Ωと約21%大きく、浮力は440gに対し340gと約23%小さく、浮力低減効果が大きい。また、加熱コイルの温度上昇値は154Kに対し140Kと14K低い。また、熱効率も約2%高い。
また、試験用のアルミニウム製基準凹反り鍋を用いて、上記と同条件で電気導体の内周部の温度が350℃に達するまでの時間を測定すると、電気導体51では220secであるのに対して、電気導体41では96secである。350℃に達するまでの温度が小さいということは温度上昇が速いということを意味する。例えば、電気導体41、及び電気導体51を安全のため所定の温度以下にするために出力の抑制制御を行う。このような場合、電気導体41を用いる場合は、電気導体51を用いた場合よりも、加熱コイルの出力の抑制制御を開始する時間が早く、平均加熱出力が小さいので調理終了までに要する時間が長くなる。
次に電気導体17と電気導体41と比較する。電気導体17の面積は電気導体41の面積より溝分だけ少なくなるために、電気導体41に比べて10%減少し、等価直列抵抗は5%減少し、浮力は15%増加し、浮力低減効果は少し低減する。しかしながら、基準凹反り鍋を用いた実験において、電気導体17の内周部20の温度が350℃に達するまでの時間は458secと電気導体41を使用した場合に比して大幅に長い。なお、熱効率、加熱コイルの温度上昇値はほとんど変わらない。
また、電気導体17と電気導体51とを比較する。電気導体17は電気導体51に比べて面積は約25%、等価直列抵抗は約15%増加し、浮力は10%低減され、浮力低減効果が増加している。また、電気導体17の内周部の温度が350℃に達するまでの時間は2倍以上長い。
以上より本実施の形態による構成では、電気導体51を使用した場合よりも浮力が低減されるとともに、電気導体の内周部の温度上昇が低く抑えられる。また、電気導体41を使用した場合と比較すると、浮力低減効果は若干小さくなるが開口部18周辺の温度上昇は大幅に小さくなる。そのため、例えば、電気導体の温度を測定して所定以下に制御するように出力を抑制する制御を行う場合には、制御すべき温度に達するまでの時間が長くなる。すなわち、強火で長時間誘導加熱することができる。したがって、調理時間を短縮したり、調理性能を向上したりすることができると共に、凹反り鍋に対する制限も緩和され、使い勝手が良くなる。
なお、本実施の形態では電気導体17にスリット22を2箇所に設けた場合を示したがこれに限定されるものではなく、例えばスリット22を設けなくてもよい。この場合、スリット22の面積がない分、電気導体17の面積が増加し、等価直列抵抗が大きくなり浮力低減効果は大きくなる。また、電気導体17は1個なので製造時の取り扱いが容易となる。一方、周回電流は電気導体17全体を周回するので電流値が大きくなり発熱が大きくなる可能性があるので設計には注意が必要である。
また、スリット22を1個設けても良い。この場合、周回電流が小さくなるため発熱は低減されるが、浮力の低減効果はスリット22がない場合に比べて減少する。また、スリット22部分の近傍においては他の部分に比べて浮力の低減効果は小さいので、被加熱物13に加わる浮力が全体に亘って一様でなくなる。
したがって本実施の形態のようにスリット22の数を2箇所、またはそれ以上設けることが好ましい。このようにすると周回電流が分断されて小さくなり、それによる発熱は小さくなる。また、複数のスリット22を対称的に配置することがさらに好ましい。このようにすれば被加熱物13に加わる浮力が一様になる。
一方、スリット22の数を多くすると、電気導体17の面積が小さくなり等価直列抵抗が小さくなる。このため、スリット22がない場合やスリット22が少ない場合に比べて浮力の低減効果は小さくなる。以上のようにスリットの数の増減には一長一短があり、設計に配慮する必要がある。
また、本実施の形態では円環状の電気導体17が用いられている。ここで円環状とは、実質的に円還状という意味であり、図1に示すように電気導体17を取り付けるために外径の一部が凸状になっている場合も円環とする。このように電気導体17はコイル14と中心が略一致した円環形状であることが好ましく、これによりコイル14をバランスよく覆うことができ、被加熱物13に生じる浮力を均一にしやすい。
なお、本実施の形態の構成例では円環の外径を180mmとしているが、これに限定されない。家庭で用いられる誘導加熱装置の加熱コイルの外径は鍋径に対応して180mm前後であるので、これとほぼ対応した大きさの160〜200mmが妥当である。
また、内径の大きさは、外径の大きさにより異なるが、検討結果によると実用的には外径の25〜55%が好適であり、好ましくは30〜45%である。このような大きさにすることにより、トッププレート12に当接する温度センサ35の取り付けに支障をきたすことなく、浮力が低減される。また、本実施の形態では、電気導体17を円環状としているがこれに限定されるものではなく、内外周とも円形でなく他の形、例えば多角形であってもよい。電気導体17の内外径や形状は周囲の部品などを考慮し設計で配慮すればよい。
また、櫛状部19には電気導体17を周回する周回電流が流れ込まないようにするとともに、櫛状部19自体の周回電流を小さくする必要がある。そのためには、凹部である溝部25の合計面積を少なくし、凸部である歯部24の個々の幅を小さくすることが好ましい。歯部24の面積を小さくすることにより、渦電流の発生が抑えられ、歯部24内に生じる周回電流が小さくなるからである。検討結果では、歯部24の大きさは実用的には0.5〜10mmが好適で、好ましくは1〜6mmである。0.5mmより小さくなると生産性が低下する。10mmを超えると周回電流の回り込みが生じるとともに、歯部24内で発生し歯部内を回遊する電流が大きくなり発熱が大きくなる。
また、歯部24同士の間、すなわち、溝部25の幅は、検討結果では実用的には0.5〜3mmが好適で、好ましくは1〜2mmである。0.5mmより小さくなると製造するのが難しくなり、3mmを超えると面積の減少が大きくなり、等価直列抵抗が減少するからである。また、本実施の形態では溝部25の幅を一定としているがこれに限定されるものでなく、例えば歯部24の幅を一定にしても良いし、そのほか任意の形状にしても良い。また、櫛のように複数の同一形状の歯部24と溝部25とを規則正しく配列する必要はなく、形状を変えあるいは不規則に配列してもよい。さらに、本実施の形態では溝部25または歯部24を円環の中心を中心として放射状に配列している。これにより、電気導体17は製造しやすいとともに、浮力が効率よく低減される。しかしながら、これに限定されるものではない。内周部20に開口を有するのであれば任意の方向に配置していても構わない。
櫛状部19における凹凸部は本実施の形態の形状に限定されるものではなく、本発明の主旨にかなう構成であればどのような構成であっても良い。
本実施の形態ではスリット22の幅は10mmとして説明しているが、これに限定されない。スリット22は電気導体17の外周部21と開口部18とに亘っているため、誘導加熱時に、スリット22の両側の電気導体片17A,17B間に高電圧が誘起される。特に、スリット22が1個の場合にその誘起電圧がさらに大きい。一方、歯部24の長さが短くかつ帯状部27で歯部24が接続されている。そのため溝部25をはさんで形成された歯部24間に誘起される電圧は、スリット22間に誘起される電圧より小さく、かつ歯部24間の間隔も安定して維持される。したがって、溝部25の幅は、スリット22の幅より小さくすることが可能である。製造上、または部品の管理上の問題が生じない範囲で溝部25の幅を小さくして、浮力低減効果あるいは等価直列抵抗を小さくするようにすることが好ましい。なお、スリット22あるいは溝部25に樹脂を挿入あるいは充填してもよく、その場合には形状が安定する。
なお、本実施の形態では櫛状部19を円環の開口部18である内周部20のみに設ける場合について述べたが、これに限定されるものではない。櫛状部を内周部20と内周部20以外の位置に設けても内周部20に設けた櫛状部19ついては同様な効果が得られる。また、内周部20に限らずある特定の位置、例えば、外周または外周の一部の発熱を抑制したい場合は、その部分に本実施の形態の櫛状部19を用いれば効果が得られる。
また、電気導体17は、トッププレート12に接していなくてもよい。例えば、コイル14あるいはコイル14を保持する支持部材の上に電気導体17を載置してもよい。このようにしてトッププレート12から離間してあるいは絶縁部材を介してトッププレート12に押し付け保持するようにしてもよい。ただしこの場合には、電気導体17で発生した熱をトッププレート12に伝導にて放熱する作用が小さくなる。
次に、本発明の実施の形態における他の構成について説明する。図3は本発明の実施の形態における他の誘導加熱装置の断面図である。このように電気導体17とコイル14との間に断熱材26を設けることがさらに好ましい。これにより、電気導体17からコイル14への熱移動が低減される。したがって、コイル14の温度上昇が抑えられ、信頼性が向上する。また、コイル14への熱移動が減少する分、被加熱物13への熱移動が増加し熱効率が向上する。これらにより、加熱時間が短縮され、調理性能が向上する。
なお、断熱材26としては、ガラスやセラミックなどの無機繊維の織布または不織布を用いた耐熱性の断熱材や、マイカからなる断熱材が用いられる。または、それらを用いて空気を閉じ込め、空気を断熱材としてもよい。
本発明によれば、アルミニウムのような高電気伝導率で低透磁率からなる被加熱物の浮きが低減されるとともに、凹反り鍋のような鍋底が凹となっているような被加熱物でも使用しやすく、利便性の高い誘導加熱装置が得られる。
本発明の実施の形態における誘導加熱装置の電気導体の平面図 本発明の実施の形態における誘導加熱装置の断面図 本発明の実施の形態における他の誘導加熱装置の断面図 従来の誘導加熱装置の断面図 Aは従来の誘導加熱装置の加熱コイルに流れる電流を示す図、Bは従来の誘導加熱装置を用いたとき被加熱物に流れる電流を示す図 従来の誘導加熱装置における電気導体の平面図 従来の誘導加熱装置における電気導体の平面図
符号の説明
1 本体
2 トッププレート
3 被加熱物
3A 渦電流
4 加熱コイル
4A 電流
5 誘導加熱部
6 駆動回路
7 電気導体
8 温度検知部
11 本体
12 トッププレート
13 被加熱物
14 加熱コイル
15 誘導加熱部
16 駆動回路
17 電気導体
18 開口部
19 櫛状部
20 内周部
21 外周部
22 スリット
23 櫛状部外周部
24 歯部(凸部)
25 溝部(凹部)
26 断熱材
27 帯状部
30 中心
31A、31B 周回電流
35 温度センサ
41、51 電気導体
42 開口部
43 スリット

Claims (14)

  1. アルミニウムと、銅と、アルミニウムと銅と同等以上の電気伝導率を有する低透磁率材料とのいずれかからなる被加熱物を誘導加熱可能な加熱コイルと、
    前記加熱コイルと前記被加熱物との間で前記加熱コイルと対向して設けられ、前記加熱コイルの中央部に対向する開口部を有すると共に、前記開口部に開口しかつ外周部から隔離されて形成され、前記開口部周囲に発生する誘導電流による発熱を制限する溝部を有し、前記加熱コイルの発生する磁界により前記被加熱物に与えられる浮力を低減する電気導体と、を備え、前記電気導体は、前記加熱コイル巻線に沿って帯状に前記加熱コイルを覆う帯状部と、前記帯状部の内側に設けられ前記溝部をはさんで歯部が櫛状に設けられた櫛状部を有し、前記歯部の存在しない場合に比べ前記加熱コイルの等価直列抵抗を大きくする誘導加熱装置。
  2. 前記電気導体は外周部と前記開口部とに亘る少なくとも1つのスリットを有する、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  3. 前記スリットの幅は前記溝部の幅より大きい、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  4. 前記スリットは複数のスリットの1つであり、前記複数のスリットが対称的に設けられた、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  5. 前記電気導体は円環形状に形成または配列され、前記電気導体の中心と前記加熱コイルの中心とが一致している、
    請求項に記載の誘導加熱装置。
  6. 円環形状の前記電気導体の外径が160mm以上200mm以下で、前記開口部の内径が前記外径の25%以上55%以下である、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  7. 前記開口部の内径が前記外径の30%以上45%以下である、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  8. 前記歯部の幅は0.5mm以上10mm以下である、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  9. 前記歯部の幅は1mm以上6mm以下である、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  10. 前記溝部の幅は0.5mm以上3mm以下である、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  11. 前記溝部の幅は1mm以上2mm以下である、
    請求項記載の誘導加熱装置。
  12. 前記溝部は前記開口部の中心より放射状に設けられた、
    請求項1記載の誘導加熱装置。
  13. 前記電気導体と前記加熱コイルとの間に設けられた断熱材と、をさらに備えた、
    請求項1記載の誘導加熱装置。
  14. 外郭を構成する本体と、
    前記被加熱物を載置し、前記本体の上部に設けられたトッププレートと、をさらに備え、
    前記加熱コイルは、前記トッププレートの下方に設けられ、前記電気導体は前記加熱コイルと前記トッププレートとの間に設けられた、
    請求項1記載の誘導加熱装置。
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