JP3937467B2 - クロロメチルピリジン類の製造方法 - Google Patents

クロロメチルピリジン類の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はクロロメチルピリジン類の新規な製造方法及びそれらの製造のための新規な中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】
クロロメチルピリジン類はヒドロキシメチルピリジン類の、塩化チオニルとの反応により得られることは既知である(J.Heterocycl.Chem.16(1979),333-337;及び又、欧州特許出願公開第373 464号明細書を参照)。
【0003】
更に、クロロメチルピリジン類は、0℃と100℃の間の温度で、酸受容体、又は遊離基形成剤の存在下で、そして不活性希釈剤の存在下で塩素化される場合に得られることも既知である(欧州特許出願公開第260 485号及び同第458 109号明細書を参照)。
【0004】
更に、アルコキシメチルピリジン類はまた、適切な塩素化剤との反応により、クロロメチルピリジン類に転化されることができることも既知である(欧州特許出願公開第393 453号明細書を参照願いたい)。
【0005】
更に、クロロメチルピリジン類は、例えば、塩化水素の存在下で、ジアゾ化により、対応するアミノメチルピリジン類から得ることができることも既知である(特開平5−178 835号公報(JP 05 178835)を参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの既知の合成方法によると、達成することができる収率及び生成物の質が、必ずしも満足とは言えない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
今回、20℃と120℃の間の温度で、適当な場合には希釈剤の存在下で、一般式(I)
【0008】
【化6】
Figure 0003937467
【0009】
式中、
1は水素、ハロゲン又はアルキルを表す
のクロロメチルピリジン類は、
一般式(II)
【0010】
【化7】
Figure 0003937467
【0011】
式中、
1は水素、アルキル又は、場合によっては置換されているフェニルであり、
そして
1は前記の意味をもつ
のピリジン誘導体を、「フィルスマイヤー試薬」によって、すなわち、一般式(III)
【0012】
【化8】
Figure 0003937467
【0013】
式中、
2及びR3は同一かあるいは異なるものであり、そしてアルキル又はシクロアルキルを表すかあるいは一緒になってアルカンジイルを表す
のホルムアミド誘導体により、そして塩素化剤を用いて、反応させ、次いでその生成物を常法で後処理すると、良好な収率でそして高度の純度で得られることが見いだされた。
【0014】
驚嘆すべきことには、従来の当該技術分野の方法によると、一方ではNH基のホルミル化が予期され(例えば、J.C.S.Perkin I.pages 1537-1543(1981)を参照);そして他方では、塩素化剤として五塩化リン又は塩化スルホニルを使用しても「フォンブラウン反応」(JACS84,769-774(1962)を参照)による反応は起こらないが、本発明の方法によると、式(I)のクロロメチルピリジン類は、非常に良好な収率でそして高純度で得ることができる。
本発明は好適には式(I)(式中、X1は水素、塩素又はメチルを表す)のクロロメチルピリジン類に関し、それらは本発明による方法により製造することができる。
【0015】
例えば、出発物質として2,3−ジクロロ−5−アセトアミノメチルピリジンが使用され、そしてジメチルホルムアミド及び塩化オキサリルが、「フィルスマイヤー試薬」として使用される場合、本発明による方法における反応の過程は下記の式:
【0016】
【化9】
Figure 0003937467
【0017】
により略示することができる。
【0018】
式(II)は、本発明による方法において出発物質として使用されることができるピリジン誘導体の一般的な定義を提供する。式(II)において、X1は好適には、本発明により製造される式(I)の化合物の説明に関連して、X1に対して好適であるものとして記述された意味をもつ。R1は、好適には水素を表すか、あるいは1から4個の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝のアルキル(なかんずくメチル及びエチルのような)を表すか、あるいは、場合によっては、同一の又は異なる、1個から3個の置換基で置換されているフェニルを表し、ここで挙げられる置換基は、ハロゲン(なかんずく、フッ素又は塩素のような);1から4個の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝のアルキル(なかんずくメチル、エチル又はイソプロピルのような);それぞれ1から2個の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝の、アルコキシ及びアルキルチオ(なかんずく、メトキシ又はメチルチオのような);それぞれ1から2個の炭素原子及び1から5個の、同一の又は異なるハロゲン原子(フッ素及び塩素原子のような)をもつ、直鎖又は分枝の、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ及びハロゲノアルキルチオ(なかんずく、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はトリフルオロメチルチオのような);並びに、場合によっては塩素及び/又はメチルで置換されているフェニルである。
【0019】
式(II)のピリジン誘導体は、いくつかの場合において(欧州特許出願公開第0 556 684号明細書を参照)公知である。未だに知られていない、そして同様に本発明が関連するピリジン誘導体は、式(IIa)
【0020】
【化10】
Figure 0003937467
【0021】
式中、
Xは水素、ハロゲン又はアルキルを表し、そして
Rはアルキル、又は場合によっては置換されているフェニルを表す
のピリジン誘導体である。
【0022】
式(IIa)の好適なピリジン誘導体は、式中
Xが水素、塩素又はメチルを表し、
Rが1から4個の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝アルキル(なかんずくメチル及びエチルのような)を表すか;
あるいは、
場合によっては同一の又は異なる置換基により、1個から3個まで置換されているフェニルを表し、その際、列記することができる置換基は:ハロゲン(なかんずくフッ素又は塩素のような);1から4個の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝のアルキル(なかんずくメチル及びエチルのような)であるか、
あるいは、
場合によっては同一の又は異なる置換基により、1個から3個まで置換されているフェニルを表し、その際列記することができる置換基は:ハロゲン(なかんずくフッ素又は塩素のような)、1から4個の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝のアルキル(なかんずくメチル、エチル又はイソプロピルのような);それぞれ1から2個の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝の、アルコキシ及びアルキルチオ(なかんずくメトキシ又はメチルチオ);それぞれ1から2個の炭素原子及び1から5個の、同一の又は異なるハロゲン原子(フッ素及び塩素原子のような)をもつ、直鎖又は分枝のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ及びハロゲノアルキルチオ(なかんずく、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はトリフルオロメチルチオ);並びに、場合によっては塩素及び/又はメチルで置換されているフェニルである。
【0023】
式(IIa)の新規なピリジン誘導体類は、反応補助剤の存在下で、そして適当な場合には希釈剤の存在下で、一般式(IV)
【0024】
【化11】
Figure 0003937467
【0025】
式中、
Xは前述の意味をもつ
のアミノメチルピリジン類を、一般式(V)
Cl−CO−R (V)
式中、
Rは前述の意味をもつ
の酸塩化物と、反応させる方法により得られる。
【0026】
式(IIa)のピリジン誘導体の製造方法の実施のための可能な希釈剤は、それらの反応に従来から使用されているすべての不活性有機溶媒である。好適に使用されることができる溶媒は、エステル類(酢酸メチル又は酢酸エチルのような)、及び更にエーテル類(ジエチルエーテル、メチル第四級ブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン及びジオキサンのような)、そして更に、ニトリル類(アセトニトリルのような)、並びに更に、場合によってはハロゲン化脂肪族、環状脂肪族及び芳香族炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン及びクロロベンゼンのような)である。
【0027】
式(IIa)のピリジン誘導体の製造方法を実施する際に可能な反応補助剤は、すべての従来の無機又は有機塩基である。好適に使用することができる塩基は、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、アミド、アルコラート、炭酸化物及び重炭酸化物、(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウム第四級ブチラート、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、重炭酸カリウム及び重炭酸ナトリウムのような)、及び更に第四級アミン(トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)又はジアザビシクロウンデセン(DBU)のような)である。
【0028】
反応温度は,式(IIa)のピリジン誘導体の製造方法を実施する際、実質的範囲内で変化することができる。該反応は一般的に0℃と120℃の間、好適には10℃と100℃の間の温度で実施される。
【0029】
式(IIa)のピリジン誘導体の製造方法の実施において、式(IV)のアミノメチルピリジン1モル当たり、一般的には1.0から3.0モル、好適には1.0から1.5モルの式(V)の酸塩化物、及び1.0から3.0モル、好適には
1.0から1.5モルの反応補助剤が使用される。該反応は従来一般的に使用されている方法により実施され、そして反応生成物は後処理され、そして単離される。
【0030】
式(IV)のアミノメチルピリジン類は既知であるか(例えば、米国特許第5 300 650号、欧州特許出願公開第0 579 970号明細書を参照)、あるいはそれらはそれらの明細書に記載の既知の方法により得ることができる。
【0031】
式(IV)の酸塩化物は有機化学で一般的に知られている化合物である。
【0032】
式(IIa)の新規なピリジン誘導体もまた、式(IV)のアミノメチルピリジン類を、一般的に知られている方法で、対応する無水物と反応させることにより得ることができる。
【0033】
式(III)は更に、本発明による方法において、出発物質として使用することができる、ホルムアミド誘導体の一般的な定義を提供する。式(III)において、R2及びR3は同一の又は異なるものであり、そして好適には1から6個の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝アルキル(なかんずくメチル、エチル、n−もしくはi−プロピル又はi−、s−もしくはt−ブチルのような)を表すか;あるいは更に、3から6個の炭素原子をもつシクロアルキル(なかんずくシクロペンチル又はシクロヘキシルのような)を表すか;あるいは、一緒になって、2から6個の炭素原子をもつアルカンジイル(なかんずくブタン−1,4−ジイル又はペンタン−1,5−ジイルのような)を表す。
【0034】
挙げられる式(III)のホルムアミド誘導体の例は:N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジプロピルホルムアミド、N,N−ジブチルホルムアミド、N−シクロヘキシル−N−メチルホルムアミド及びN,N−ジシクロヘキシルホルムアミド、である。
【0035】
N,N,−ジメチルホルムアミド及びN,N−ジブチルホルムアミドが特に好適なホルムアミド誘導体として挙げることができる。
【0036】
式(III)のホルムアミド誘導体は既知の有機合成化合物である。
【0037】
本発明による方法は、塩素化剤を使用することにより実施される。従来の塩素化剤、例えば塩化ホスホリル(オキシ塩化リン)、五塩化リン、ホスゲン、塩化オキサリル、塩化チオニル、ペルクロロブタン酸塩化物、ジクロロベンゾジオキソール、塩化N,N−ジメチルクロロメチルインモニウム又は塩化N,N−ジエチルクロロメチルインモニウムが、ここで使用されることができる。
【0038】
ホスゲンが本発明による方法における塩素化剤として特に好適である。
【0039】
本発明による方法を実施するための可能な希釈剤は従来の有機溶媒である。これらは、なかんずく、脂肪族、脂環式もしくは芳香族の、場合によってはハロゲン化されている炭化水素(例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、塩化メチレン、クロロホルム及び四塩化炭素のような);エーテル類(ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン又はエチレングリコールジメチルもしくはジエチルエーテルのような);ニトリル類(アセトニトリル、プロピオニトリル又はブチロニトリルのような);アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドのような);スルホキシド類(ジメチルスルホキシドのような)、並びにスルホン類(テトラメチレンスルホンのような)を含む。
【0040】
クロロベンゼン、アセトニトリル及びブチロニトリルが、特に好適な希釈剤として挙げられる。
【0041】
反応温度は本発明による方法の実施の際、実質的な範囲内で変化させることができる。該反応は一般的に−30℃と+150℃の間の温度で、好適には−10℃と+120℃の間の温度で実施され、そして該反応は初期相においては−10℃と+40℃の間で実施され、その後は+20℃と120℃の間で実施される。しかし、該反応はまた、直接高温で実施され、そして前記「フィルスマイヤー試薬」がインシトゥで生成されることもできる。
【0042】
本発明による方法は、一般的に常圧下で実施される。しかし、該方法は高圧もしくは減圧下で−一般的に0.1バールから10バールで、実施されることも可能である。
【0043】
本発明による方法を実施する際、式(II)のピリジン誘導体1モルに対して、一般的には1と10モルの間、好適には1.5と5.0モルの間、なかんずく
2.0と4.0モルの間の塩素化剤が、そして、1と10モルの間、好適には
2.0と4.0モルの間の式(III)のホルムアミド誘導体が使用される。
【0044】
該反応の成分は、本発明による方法の実施の際、相互にいずれかの所望の順序で反応させることができる。
【0045】
本発明による方法の好適な態様においては、式(III)のホルムアミド誘導体及び塩素化剤が最初に希釈剤中に混合され、次いで式(II)のピリジン誘導体が−10℃と+50℃の間の温度で計量添加される。次いで該反応は、高温で1時間以上撹拌することにより終結される。
【0046】
後処理の方法は従来の方法で実施される。例えば、該混合物は水で該容量の2から3倍に希釈される。該水性相は、例えば水酸化ナトリウム溶液のような塩基の添加により2及び7の間のpHにされ、次いで溶媒により抽出され、そして次いでこの溶媒は減圧下で完全に留去される。残渣として残る粗生成物は更に従来の方法により精製される;しかし、それはそのままそれに続く反応のためのものとして使用されることもできる。蒸気蒸留による単離もまた可能である。
【0047】
本発明による方法により製造されることができる式(I)のクロロメチルピリジン類は、生物学的に活性な化合物、例えば殺虫剤、の製造のための中間体として使用することができる(欧州特許出願公開第163 855号及び同第192060号明細書を参照)。
【0048】
【実施例】
(実施例1)
【0049】
【化12】
Figure 0003937467
【0050】
2−クロロ−5−ベンゾイルアミノピリジン(実施例IIa−2を参照)
4.95g(0.02モル)及びジメチルホルムアミド4.4g(0.06モル)を、ブチロニトリル20ml中に溶解する。次いでホスゲン6.6gを冷却しないで通過させる。次いで該混合物を50℃で5時間、そして115℃で1時間加熱する。
【0051】
冷却後、該混合物を氷水上に注ぎ込み、塩化メチレンで3回抽出する。併合された有機相を乾燥させ濃縮する。残渣として残る黒色の油をバルブ管(油ポンプ減圧器(oil pump vacuum);ジャケット温度70−80℃)中で蒸留することにより精製する。
【0052】
融点35−36℃の2−クロロ−5−クロロメチルピリジン1.8g(理論値の55.6%)が得られる。
【0053】
(実施例2)
【0054】
【化13】
Figure 0003937467
【0055】
2−クロロ−5−アセトアミノメチルピリジン(実施例IIa−1を参照)37g(0.2モル)及びジメチルホルムアミド44g(0.06モル)を、アセトニトリル200mlに溶解する。塩化オキサリル76g(0.06モル)を15℃で滴下し、次いで該混合物を80℃に加熱する。これをこの温度で18時間撹拌し、冷却しそして氷水上に注入する。該混合物を塩化メチレンで3回抽出した後、該有機相を乾燥し、濃縮する。黒色の油24gが得られそして、蒸留により精製される。融点35−36℃の2−クロロ−5−クロロメチルピリジン23.4g(理論値の72.2%)が得られる。
【0056】
(実施例3)
【0057】
【化14】
Figure 0003937467
【0058】
この反応は実施例2と同様に実施されるが、塩化オキサリル76gの代わりに、ホスゲン60gが使用される。
【0059】
融点35−36℃の2−クロロ−5−クロロメチルピリジン24.2g(理論値の74.7%)が得られる。
【0060】
式( II a)の前駆物質の製造
(実施例IIa−1)
【0061】
【化15】
Figure 0003937467
【0062】
2−クロロ−5−アミノメチルピリジン28.5g(0.2モル)及びトリエチルアミン22.2g(0.22モル)を、酢酸エチル300mlに溶解する。次いで塩化アセチル16.5g(0.21モル)を冷却しながら20℃で滴下する。その後該混合物を一晩撹拌し、水で2回洗浄し、乾燥し濃縮する。
【0063】
2−クロロ−5−アセトアミノメチルピリジン30.5g(理論値の83%)が、融点76−77℃の淡黄色結晶として得られる。
【0064】
(実施例IIa−2)
【0065】
【化16】
Figure 0003937467
【0066】
2−クロロ−5−アミノメチルピリジン14.25g(0.1モル)及びトリエチルアミン11.1g(0.11モル)を、塩化メチレン150mlに溶解する。次いで塩化ベンゾイル14.8g(0.105モル)を約20℃で滴下し、次いで該混合物を室温で1晩撹拌する。それを水で3回洗浄し、該有機相を乾燥し濃縮する。融点118−120℃をもつ白色の結晶として、2−クロロ−5−ベンゾイルアミノピリジン24.6g(理論値の99.8%)が得られる。

Claims (2)

  1. 一般式(I)
    Figure 0003937467
    式中、
    1は水素、ハロゲン又はアルキルを表す
    のクロロメチルピリジン類の製造方法であって、
    20℃と120℃の間の温度で、適当な場合には希釈剤の存在下で、一般式(II)
    Figure 0003937467
    式中、
    1は水素、アルキル又は、場合によっては置換されているフェニルであり、そして
    1は前記の意味をもつ
    のピリジン誘導体を、一般式(III)
    Figure 0003937467
    式中、
    2及びR3は同一かあるいは異なるものであり、そしてアルキル又はシクロアルキルを表すか、あるいは一緒になってアルカンジイルを表す
    のホルムアミド誘導体により、そして塩素化剤を用いて、反応させることを特徴とする方法。
  2. 1 が、水素原子を表すか、またはメチルもしくはエチル基を表すか、または未置換のフェニル基を表すか、またはフッ素、塩素、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びトリフルオロメチルチオからなる群より選ばれる同一もしくは異なる1、2もしくは3個の置換基により置換されたフェニル基を表し、そしてR 2 及びR 3 が、同一もしくは異なり、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n,i,s−もしくはt−ブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すか、またはR 2 及びR 3 が一緒になって、1 , 4−ブタンジイルまたは1 , 5−ペンタンジイルを表す、請求項1記載の方法。
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