JP3935985B2 - エチレンプロピレン共重合体製造用担持触媒系 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、懸濁液または気相、好ましくは懸濁液、の不均質型製法における、エチレンプロピレン(EP)エラストマーおよびエチレンプロピレンジエン(EPDM)ターポリマーの製造に使用できる、不活性固体マトリックス上に担持されたバナジウム系触媒成分に関する。
本発明の触媒成分を使用して得られるエラストマーは形態が優れているのが特徴であり、その重合方法は、反応器の汚れが実質的に無いか、または非常に少ないのが特徴である。
【0002】
EPエラストマーの製造に効果的な、バナジウム系の担持触媒を開示している最初の文献はGB−A−1,309,303である。エラストマー重合体は、IVB 、VBおよびVIB 族に属する金属のハロゲン化物および有機金属化合物を含んで成るツィーグラー−ナッタ型触媒の存在下で、モノマーの1種からなる液体媒体中で製造される。
GB−A 2,105,355は、気相におけるEPエラストマーの製造にバナジウム系の担持触媒を使用する方法を記載している。支持体は、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化チタン、およびケイ酸アルミニウムの様な無機酸化物および混合酸化物、カーボンブラック、ゼオライト、炭化ケイ素、マグネシウム、アルミニウムおよびケイ素を含む鉱物、例えばタルクやカオリン、から選択される。上記の不活性支持体は、好ましくは塩素化されたアルミニウムアルキル、およびバナジウム(III) または(V) の油溶性化合物で含浸する。モル比Al/Vは10/1〜200/1、好ましくは20/1〜60/1である。
US−A−5,002,916は、式
(A)[V3 O(RCO2 6 (ED)3 2 .V2 2 6 または
(B)V3 O(RCO2 6 (ED)3
(式中、Rはアルキル、シクロアルキル、アリールおよびハロアルキルから選択され、EDはアルキルおよび芳香族カルボン酸、エステル、ケトン、アミンおよびアルコールから選択され、Xは塩化物、臭化物、フッ化物およびRCO2 から選択される)
により表わされる、不活性マトリックス上に担持された触媒成分を記載している。
【0003】
しかし、英国および米国の両文献で提案されている溶液には幾つかの欠点がある。
事実、GB−A 2,105,355により提案されている溶液では、重合に必要なアルミニウムおよびバナジウムの両方が不活性支持体上に完全に堆積している。つまり、英国特許に記載されている担持触媒は、触媒の一成分ではなく、他の共触媒を使用しない真の触媒である。さらに、この文献で提案されている溶液は、液相ではなく、気相でしか重合に使用できない。
US−A−5,002,916に記載されている担持触媒成分に関する限り、成分が特に高価な原料を使用し、特に難しい製造方法を必要とし、その上、得られるエラストマー組成物がある程度の結晶化度を有するので不利である。
【0004】
ここで、上記の欠点を解決する、EPエラストマー製造用の触媒成分が開発された。
本発明は、液体モノマーの懸濁液中、バナジウム含有触媒および基本的にアルミニウムの有機化合物からなる共触媒の存在下で、および所望によりハロゲン化促進剤の存在下で行なう、エチレンとプロピレンおよび所望により他のジエンの重合方法であって、該バナジウム含有触媒が、不活性マトリックス上に担持され、かつ、
a)酸化状態が3〜5であるバナジウム化合物の炭化水素またはハロ炭化水素溶液で不活性支持体を含浸し、
b)所望により、工程(a)で得た含浸支持体から、工程(a)で使用した溶剤を除去し、
c)工程(a)または(b)のバナジウムで含浸した不活性材料を、一般式(I)Rn AlXm (式中、RはC1 〜C20アルキル基であり、Xはハロゲンであり、n+m=3であり、mは0〜2の整数である)を有する化合物の炭化水素溶液で処理し、工程(c)を不活性雰囲気中、好ましくはエチレンまたはアルファオレフィンの雰囲気中で行ない、工程(c)のアルミニウムと工程(a)のバナジウムのモル比が1/1〜6/1、好ましくは1.5/1〜3.0/1であり、
(d)所望により、工程(c)で得られるバナジウム含有触媒を分離および精製する
ことにより製造されたものである、ことを特徴とする方法に関する。
【0005】
不活性マトリックスの用語は、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化チタン、およびケイ酸アルミニウムの様な無機酸化物および混合酸化物、カーボンブラック、ゼオライト、炭化ケイ素、マグネシウム、アルミニウムおよびケイ素を含む鉱物、例えばタルクやカオリン、を意味する。不活性マトリックスの用語は、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体の様な不活性重合体支持体も意味する。
上記の不活性支持体は、平均直径が5〜400μ、好ましくは10〜120μである。実際、非常に大きな粒子は輸送し、溶剤中に分散させるのは困難であるし、非常に細かい粒子は回収するのが困難である。
不活性支持体は、錯体形成または化学結合により触媒を固定するための十分な場所を表面上に有する。不活性支持体は、高い表面積および試薬が触媒箇所に自由に到達できる様な多孔度を有するのが好ましい。したがって、10〜1000 m2 /gの表面積および0.1〜4ml/gの気孔率が好ましく、1.0〜2.5ml/gの気孔率がさらに好ましい。
好ましい実施態様では、不活性マトリックスはアルミナおよびシリカから選択されるが、シリカがさらに好ましい。
良く知られている様に、無機酸化物は、表面上に吸収された水を含むことがある。水は触媒にとって有害なので、不活性支持体を熱処理して含水量を非常に低い水準、通常は2000 ppm未満、好ましくは1000 ppm未満、に下げる必要がある。さらに、上記の支持体を何度も、排気し、乾燥した不活性気体、例えば窒素またはエチレン自体、で加圧することにより、支持体の細孔から微量の酸素を除去するのも好ましい。
【0006】
工程(a)ではバナジウム化合物を、炭化水素およびハロ炭化水素から選択された溶剤に溶解させるが、炭化水素溶剤の代表例は、トルエン、ベンゼン、ヘプタンであり、ハロ炭化水素の代表例はジクロロメタン、四塩化炭素、トリまたはテトラクロロエタンである。しかし、量がバナジウム化合物の溶解性を損なわなければ、他の溶剤または共溶剤、例えばエーテル、も使用できる。
好ましい実施態様では、溶剤はジクロロメタンである。
工程(a)で使用するバナジウム化合物は、バナジウムの原子価が3〜5である、炭化水素に可溶なバナジウム塩である。無論、これらのバナジウム化合物の混合物も使用できる。これらの化合物の例としては、
−−バナジルのトリハライド、アルコキシハライドおよびアルコキシド、例えばVOCl3 、VOCl2 (OBu)およびVO(OC2 5 3
−−バナジウムテトラハライドおよびバナジウムアルコキシハライド、例えばVCl4 およびVCl3 (OBu)、
−−バナジウムおよびバナジルのアセチルアセトン酸塩およびクロロアセチルアセトン酸塩、例えばV(AcAc)3 、VOCl2 (AcAc)、VO(AcAc)2 (ここでAcAcはアセチルアセトン酸塩である)、
−−ハロゲン化バナジウムとルイス塩基の錯体、例えばVCl3 .2THF(THFはテトラヒドロフランである)
があるが、これらに限定するものではない。
好ましい実施態様では、バナジウム化合物はアセチルアセトン酸V(III) である。
不活性支持体と反応するバナジウムの量は、ほとんどすべてマトリックス自体の上に吸着される。
工程(a)の最後で、不活性支持体のバナジウム含有量は、支持体1グラムあたりバナジウム0.01〜1mmol、好ましくは支持体1グラムあたりバナジウム0.1〜0.5mmolである。
【0007】
含浸操作(工程a)は、不活性支持体を、好ましくは攪拌しながら、バナジウム化合物の溶液と接触させることにより行なう。この作業は、一般的に温度10〜40℃で、濃度およびバナジウムの量に応じた時間で行ない、通常、不活性マトリックスを確実に含浸させるのに5分〜2時間で十分であるが、それより長くても不都合なことはない。工程(a)は、不活性気体の環境中、例えば窒素、アルゴンまたはヘリウムの雰囲気中、で行なう。
上記の工程(a)は、不活性支持体をバナジウムの溶液と接触させて行なうが、上記溶液の体積は、好ましくは不活性支持体の総気孔容積とほぼ同じである。
この様に操作することにより、工程(a)の後、湿っているが、流動性の粉体が得られるので、これを乾燥させるか、そのまま使用することができる。はるかに大量の溶液を使用することもできるが、その場合はこれを乾燥させる。
工程(a)を行なった時、こうして得られた分散液はそのまま工程(c)に使用できるか、あるいは工程(a)で得た固体から溶剤を除去することができる(工程b)。これは通常の技術、例えば固体の濾過およびそれに続く乾燥により、あるいは工程(a)で得た含浸固体の単なる乾燥により、行なうことができる。
【0008】
工程(a)における様に、工程(c)も不活性雰囲気中で行なう。しかし、好ましい実施態様では、工程(c)はエチレンの雰囲気中、または液体または気体の形態のエチレンとアルファ−オレフィンの混合物中で行ない、支持体顆粒を単独重合体または共重合体の層で覆い、それによって予備重合した触媒を得る。
工程(c)で使用できる一般式(I)Rn AlXm (式中、RはC1 〜C20アルキル基であり、Xはハロゲンであり、n+m=3であり、mは0〜2の整数である)を有する化合物の中で、Al(C2 5 2 Cl、Al(C2 5 )Cl2 の様な塩化アルキルアルミニウムが特に効果的であり、塩化ジエチルアルミニウム(DEAC)が最も好ましい。
工程(c)で得られる触媒成分は、そのままでも重合工程に使用できるが、通常の分離および精製技術、例えば濾過および洗浄、で分離し、精製するのが好ましい。
【0009】
こうして工程(c)の最後で製造された触媒成分は、EP共重合体の製造で、一般式(I)の共触媒と共に使用する。上記の共触媒は、工程(c)で使用したアルミニウムの有機化合物と同じでも異なっていてもよい。共触媒としては、塩化ジアルキルアルミニウム、特に塩化ジエチルアルミニウムが特に有用である。共触媒とバナジウムのモル比は、5〜1000、好ましくは9〜60である。
共重合工程では、本発明の担持触媒および共触媒と共に、当業者には明らかな様に、触媒反応活性剤も使用するのが好ましい。これらの活性剤は、通常、塩素化有機化合物、例えばトリクロロ酢酸エチル、ペルクロロクロトン酸n−ブチル、ジクロロマロン酸ジエチル、四塩化炭素およびクロロホルム、の群に属する。活性剤とバナジウムのモル比は0/1〜1000/1、好ましくは0.5/1〜40/1、より好ましくは1/1〜10/1である。
【0010】
本発明の製法は、エチレンと高級アルファ−オレフィンの共重合に関する。
本発明の方法は、懸濁液中で、重合体が基本的に不溶である反応媒体(液相または気相、好ましくは液相)中で行なう。好ましい実施態様では、反応媒体は一般的にコモノマーの1種からなり、これに、プロパン、ブタン、ペンタンまたはヘキサンの様な飽和炭化水素または芳香族炭化水素、好ましくはプロパンを希釈剤として加える。
重合温度は−5℃〜65℃、好ましくは25〜50℃に維持する。接触時間は10分〜6時間、好ましくは30分〜1時間である。
重合は一般的に、分子量のモデレーターまたは調整剤として作用する水素の存在下で、総圧5〜10バール、好ましくは8〜30バールで、4を超える、好ましくは20を超えるエチレン分圧と水素分圧の比率で操作することにより行なう。しかし、分子量調整剤として他の成分、例えばジエチル亜鉛、を使用することができる。
本発明の方法により得られるエラストマー共重合体は、35〜85重量%、好ましくは45〜75重量%のエチレンを含み、ムーニー粘度、125℃でML1+4、が5〜120、好ましくは15〜90である。
高級アルファ−オレフィンの用語は、炭素原子数が3〜10のアルファ−オレフィン、例えばプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1である。特に、本発明の方法はエラストマー性のエチレン−プロピレン共重合体に関する。
【0011】
当業者には公知の様に、エチレンおよび高級アルファ−オレフィンは、他のモノマーと共重合し、エラストマーターポリマー(EPDM)を形成することができる。これらのターモノマーは、当業者には公知の様に、
−−直鎖を有するジエン、例えば1,4−ヘキサジエンおよび1,6−オクタジエン、
−−分枝鎖を有する非環式ジエン、例えば5−メチル−1,4−ヘキサジエン、3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン、3,7−ジメチル−1,7−オクタジエン、ジヒドロミルセンおよびジヒドロサイメン、
−−単一の環を有する脂環式ジエン、例えば1,4−シクロヘキサジエン、1,5−シクロオクタジエン、1,5−シクロドデカジエン、
−−縮合および橋かけ脂環を有するジエン、例えばメチルテトラヒドロインデン、ジシクロペンタジエン、ビシクロ−(2,2,1−)−ヘプタ−2,5−ジエン、アルケニル、アルキリデン、シクロアルケニルおよびシクロアルキリデンノルボルネン、例えば5−メチレン−2−ノルボルネン(MNB)、5−エチルインデン−2−ノルボルネン(ENB)、5−プロペニル−2−ノルボルネン、5−イソプロペニル−2−ノルボルネン、5−(4−シクロペンテニル)2−ノルボルネン、5−シクロヘキシリデン−2−ノルボルネン
から選択することができる。
これらの共重合体の製造に一般的に使用される非共役ジエンの中で、張力がかかった環中に少なくとも1個の二重結合を含むジエンが好ましい。最も好ましい第三のモノマーは5−エチルインデン−2−ノルボルネン(ENB)である。
オートクレーブの汚れが非常に少ないことに加えて、本発明の製法により、同じ組成で、先行技術の共重合体よりも結晶化度の低い共重合体を製造することができる。
【0012】
下記の実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例
試薬はすべて商業的に製造されており、溶剤および液体活性剤は窒素中で脱気し、アルミナまたは分子篩で無水化した。アルミニウムの有機化合物は、ヘキサン中の希釈溶液で使用した。
下記の実施例で得られた共重合体は下記の様にして特性試験した。
A)組成および反応性の比率:これらの特性は、Perkin Elmer FTIR 分光光度計1760モデルを使用し、厚さ0.2mmのフィルムの形態の、重合体の赤外分析により測定した。
プロピレン含有量は、波長4390および4255cm-1の吸光度比を測定し、標準重合体で校正した校正曲線を使用して決定した。
1 *r2 の積は、文献(European Polymer Journal、4、107〜114頁)に記載されている分光法により決定した。
B)MLムーニー粘度(1+4):これはASTM D1646−87の方法により、100および125℃で測定した。
C)共重合体の結晶化度に相関する融解熱は、Perkin Elmer DSC7 測定器を使用し、不活性雰囲気中、走査速度20℃/分でDSCにより測定した。
D)重合反応器の汚れは、反応媒体を蒸発させた後、重合の最後における生成物の形態を観察することにより決定した。
粒子が存在しない場合、区分は“D”とする。
重合体が重合体材料中に融解した粒子の形態で存在する場合、区分は“C”とする。
重合体が個別の、ただし付着した粒子の形態で存在する場合、区分は“B”とする。
粒子が分離した、自由に流動する粒子の形態で存在する場合、区分は“A”とする。
【0013】
比較例1−エチレンプロピレン共重合
液体プロピレン830グラムを、完全に水を除去した、プロペラ攪拌機を備えた2.8dm3 オートクレーブの中に入れた。このオートクレーブをサーモスタットで約40℃に調整し、3.5バール過剰圧に達するまでエチレンで飽和させ、次いでさらに0.1バール過剰になるまで水素で飽和させた。オートクレーブの上部における総圧は19.1バールであった。
DEAC(塩化ジエチルアルミニウム)3.24mmolを含むヘキサン溶液、次いでアセチルアセトン酸バナジウム(III) 0.0625mmolおよびトリクロロ酢酸エチル0.468mmolをトルエンに溶解させた溶液をオートクレーブに入れた。
総圧を一定に維持するためにエチレンを連続的に供給しながら、反応を一定温度で行なった。
40分後、反応が完了した時、モノマーを蒸発させ、オートクレーブを開いた。汚れ区分“D”。
バナジウム1グラムあたり15kgの重合体に相当する48グラムの重合体が回収された。特性は表1に示す。
【0014】
比較例2
A)触媒の前処理
アセチルアセトン酸バナジウム(III) 0.153mmolを含むトルエン溶液10cm3 をDEAC 0.306mmol(モル比Al/V=2)と、尾付き試験管中、窒素雰囲気中で磁気攪拌しながら予備接触させた。
B)液体プロピレン913グラムを、完全に水を除去した、プロペラ攪拌機を備えた3.3dm3 オートクレーブの中に入れた。
このオートクレーブをサーモスタットで約40℃に調整し、3.5バール過剰圧に達するまでエチレンで飽和させ、次いでさらに0.1バール過剰になるまで水素で飽和させた。オートクレーブの上部における総圧は18.8バールであった。
DEAC 2.52mmolを含むヘキサン溶液、続いて予め調製した、バナジウム0.0459mmolを含む溶液のアリコートを、トリクロロ酢酸エチル0.36mmolをトルエンに溶解させた溶液と共にオートクレーブに入れた。総圧を一定に維持するためにエチレンを連続的に供給しながら、反応を一定温度で行なった。60分後、モノマーを蒸発させ、オートクレーブを開いた。汚れ区分“D”。
バナジウム1グラムあたり重合体17.9kgの収量に相当する42グラムの重合体が回収された。特性は表1に示す。
【0015】
実施例3
A)触媒の製造
予め真空中、650℃で4時間脱水したシリカ5.1グラムを、窒素雰囲気中、機械的に攪拌しながら、支持体の細孔の容積にほぼ等しい体積のトルエンにアセチルアセトン酸バナジウム(III) 2.66mmolを溶解させた溶液で徐々に含浸させた。
30分間攪拌後、DEAC6.64mmolをヘキサン50cm3 に溶解させた溶液を迅速に加えた。室温で約25分間攪拌した後、混合物全体を放置してデカンテーションした。液体は完全に無色であった。この様にして分離した固体を真空中で乾燥させ、バナジウム含有量1.98%の粉末6.8グラムが得られた。
B)エチレンおよびプロピレンの共重合
DEAC4.3mmol、続いて工程(a)で製造し、ヘキサン25ml中に分散させた触媒0.2グラムおよび活性剤0.79mmolを供給した以外は、比較例2と同じ手順を行なった。
60分後、モノマーを蒸発させ、オートクレーブを開いた。区分“C”。
バナジウム1グラムあたり重合体20.1kgの収量に相当する80グラムの重合体が回収された。特性は表1に示す。
【0016】
実施例4
A)予備重合触媒の製造
窒素中、650℃で4時間脱水したシリカ5.2グラムを、エチレンで加圧し、機械的に攪拌しながら、支持体の細孔の容積にほぼ等しい体積のトルエン中にアセチルアセトン酸バナジウム(III) 2.74mmolを含む溶液で徐々に含浸させた。
30分間攪拌後、DEAC6.9mmolをヘキサン50mlに溶解させた溶液を迅速に加えた。この混合物を室温で約120分間放置した後、デカンテーションした。液体は完全に無色であった。液体を分離し、2回洗浄し、真空中で乾燥させ、バナジウム1.8%を含む粉末7.82グラムを得た。
B)エチレンおよびプロピレンの共重合
DEAC4.3mmol、続いて工程(a)で製造し、ヘキサン25cm3 中に分散させた触媒0.222グラムおよび活性剤0.78mmolを供給した以外は、比較例2と同じ手順を行なった。
60分後、モノマーを蒸発させ、オートクレーブを開いた。区分“B”。
バナジウム1グラムあたり重合体19.3kgの収量に相当する77グラムの重合体が回収された。特性は表1に示す。
【0017】
実施例5
液体プロピレン908グラムを、完全に水を除去した、プロペラ攪拌機を備えた3.3dm3 オートクレーブの中に入れた。このオートクレーブをサーモスタットで約40℃に調整し、4バール過剰圧に達するまでエチレンで飽和させ、さらに0.1バール過剰圧の水素を加えた。オートクレーブの上部における総圧は19.5バールであった。
DEAC4.56mmolを含むヘキサン溶液、次いでトリクロロ酢酸エチル0.84mmolを含むヘキサン中に実施例4の触媒0.236グラムを分散させた液を入れた。総圧を一定に維持するためにエチレンを連続的に供給しながら、反応を一定温度で行なった。
60分後、モノマーを蒸発させ、オートクレーブを開いた。汚れ区分“B”。
バナジウム1グラムあたり14.4kgの重合体に等しい61グラムの重合体が回収された。特性は表1に示す。
【0018】
実施例6
A)予備重合触媒の製造
窒素中、650℃で4時間脱水したシリカ5.09グラムを、窒素で加圧し、機械的に攪拌しながら、支持体の細孔の容積にほぼ等しい体積のジクロロメタン中にアセチルアセトン酸バナジウム(III) 2.50mmolを含む溶液で含浸させた。
10分間攪拌後、触媒を乾燥させた。
次いでエチレンで飽和させ、DEAC6.25mmolをヘキサン50cm3 に入れた液を迅速に加えた。この混合物を室温で約60分間反応させた後、デカンテーションした。液体は完全に無色であった。液体を分離した後、固体を減圧乾燥させ、バナジウム1.8%を含む粉末6.75グラムを得た。
B)エチレンおよびプロピレンの共重合
液体プロピレン810グラムを、完全に水を除去した、プロペラ攪拌機を備えた円筒形の2.8dm3 オートクレーブの中に入れた。このオートクレーブをサーモスタットで約40℃に調整し、4バール過剰圧に達するまでエチレンで飽和させ、さらに0.1バール過剰圧の水素を加えた。オートクレーブの上部における総圧は19.6バールであった。
DEAC5.4mmolを含むヘキサン溶液、次いでトリクロロ酢酸エチル0.7mmolを含むヘキサン中に予め製造した触媒0.255グラムを含む液を入れた。総圧を一定に維持するためにエチレンを連続的に供給しながら、反応を一定温度で行なった。
60分後、モノマーを蒸発させ、オートクレーブを開いた。汚れ区分は、表面上に存在する粒子が容易に分離されるという意味で“A/B”であった。
バナジウム1グラムあたり20kgの重合体に等しい92グラムの重合体が回収された。特性は表1に示す。
【0019】
実施例7
A)予備重合触媒の製造
窒素中で4時間脱水したシリカ5.21グラムを、窒素をポンプで供給し、機械的に攪拌しながら、ジクロロメタン中にアセチルアセトン酸バナジウム(III) 1.95mmolを含む溶液で含浸させた。
この混合物を窒素気流中、40℃で30分間攪拌して蒸発させた。
次いで大気圧のエチレンで飽和させ、DEAC4.87mmolをヘキサン50mlに入れた液を迅速に加えた。ただちに装置が室温で約230分間真空になるのが観察され、次いで混合物をデカンテーションした。液体は完全に無色であった。液体を減圧乾燥させ、バナジウム1.34%を含む粉末7.44グラムを得た。
B)エチレンおよびプロピレンの共重合
液体プロピレン790グラムを、完全に水を除去した、プロペラ攪拌機を備えた円筒形の2.8dm3 オートクレーブの中に入れた。このオートクレーブをサーモスタットで約40℃に調整し、5バール過剰圧に達するまでエチレンで飽和させ、さらに0.1バール過剰圧の水素を加えた。オートクレーブの上部における総圧は20.5バールであった。
DEAC5.7mmolを含むヘキサン溶液、次いでトリクロロ酢酸エチル0.9mmolを含むヘキサン中に予め製造した触媒0.45グラムを含む液を入れた。総圧を一定に維持するためにエチレンを連続的に供給しながら、反応を一定温度で行なった。
60分後、モノマーを蒸発させ、オートクレーブを開いた。汚れ区分は、表面上に存在する粒子が容易に分離されるという意味で“A/B”であった。
バナジウム1グラムあたり21.1kgの重合体に等しい127グラムの重合体が回収された。特性は表1に示す。
Figure 0003935985
【0020】
エチレン66.8〜62.3重量%の組成範囲で、本発明の方法により、それぞれ1.07%、0.34%および0.92%(実施例4、5および6)の結晶化度が得られることに注意すべきである。これらの値は、US−A−5,002,916の実験の部分に示されている様に、融解熱を272 j/gで割ることにより決定した。
エチレン61.4%〜66.4%の組成に関して、US−A−5,002,916は4.6%〜8.2%の結晶化度を得ている。より詳しくは、US−A−5,002,916は、下記の結果を得ている。
−−エチレン66.4%で、7.5%の結晶化度が得られ、
−−エチレン65.7%で、8.2%の結晶化度が得られ、
−−エチレン61.7%で、4.6%の結晶化度が得られ、
−−エチレン61.4%で、6.5%の結晶化度が得られる。
【0021】
比較例8
GB−A−2,105,355に記載されている触媒を製造する。
シリカ(前の試料で使用したものと同じ)1グラムおよび無水ヘキサン100ccを真空中、磁気攪拌しながら100ccの尾付き試験管中に入れた。
次いでDEAC 0.24グラム(2mmol)を加え、混合物を30分間穏やかに攪拌した。次いで、自由に流動する粉体が得られるまで溶剤を室温で蒸発させた。
アセチルアセトン酸バナジウム(III) 0.1mmolを無水トルエン10ccに溶解させた溶液を加えた(モル比Al/V=20)。
この混合物を30分間攪拌し、次いで、自由に流動する触媒が得られるまで溶剤を室温で蒸発させた。
こうして、バナジウム0.0051グラムを含む触媒1.2グラムが得られた。
こうして得られた触媒を、DEACを洗浄(約0.7mmol)にのみ使用し、予め製造した触媒全部を使用した以外は、実施例6と同じ条件下で試験した。
バナジウム1グラムあたり重合体0.59kgの収量に相当する3.0グラムの共重合体しか得られなかった。
【0022】
比較例9
比較例8と同じ方法で、合成に、最終比率Al/V=52になる様に、より多量のAl−アルキルを使用して触媒を製造した。
こうして得た触媒を前の例と同じ条件下で試験し、バナジウム1グラムあたり重合体0.69kgの収量に相当する3.5グラムの重合体を得た。
比較例8および9は、GB−A−2,105,355に記載されている、気相における共重合には有効な触媒が、塊状重合には効果的ではないことを示している。

Claims (8)

  1. 液体モノマーの懸濁液中、バナジウム含有触媒および基本的にアルミニウムの有機化合物からなる共触媒の存在下で、および所望により塩素化有機化合物の存在下で行なう、エチレンとプロピレンおよび所望により他のジエンとの重合方法であって、該バナジウム含有触媒が、無機酸化物または無機酸化物の混合物からなる不活性支持体上に担持され、かつ、
    a)酸化状態が3〜5である、炭化水素に可溶なバナジウム化合物の炭化水素またはハロ炭化水素溶液で、含水量2000ppm未満の不活性支持体を含浸して、不活性支持体1グラムあたりバナジウム0.01〜1mmolを含む、含浸不活性支持体を得て、
    b)所望により、工程(a)で得た前記含浸不活性支持体から、工程(a)で使用した溶剤を除去し、
    c)工程(a)または(b)のバナジウムで含浸した不活性支持体を、一般式(I)Rn AlXm (式中、RはC1 〜C20ア ルキル基であり、Xはハロゲンであり、n+m=3であり、mは0〜2の整数である)を有する化合物の炭化水素溶液で処理し、前記工程(c)を、エチレン雰囲気中、またはエチレンとアルファ−オレフィンとの混合物雰囲気中で行ない、工程(c)の式(I)で表されるアルミニウムと工程(a)の溶液に含有されるバナジウムのモル比が1/1〜6/1であり、
    (d)所望により、工程(c)で得られるバナジウム含有触媒を分離および精製することにより製造されたものであり、
    前記バナジウム化合物が、バナジルのトリハライド、アルコキシハライドおよびアルコキシド、バナジウムテトラハライドおよびバナジウムアルコキシハライド、バナジウムおよびバナジルのアセチルアセトン酸塩およびクロロアセチルアセトン酸塩、ならびに、ハロゲン化バナジルとルイス塩基の錯体から選択されるものである、ことを特徴とする方法。
  2. 工程(a)のバナジウム化合物がバナジウム(III) の形態にある、請求項1に記載の方法。
  3. V(III) の化合物がアセチルアセトン酸バナジウムである、請求項2に記載の方法。
  4. 工程(a)の溶剤がジクロロメタンである、請求項1に記載の方法。
  5. 不活性支持体がシリカである、請求項1に記載の方法。
  6. 一般式(I)を有する化合物が塩化ジエチルアルミニウムである、請求項1に記載の方法。
  7. 工程(c)の式(I)で表されるアルミニウムと、工程(a)の溶液に含有されるバナジウムのモル比が1.5/1〜3.0/1である、請求項1に記載の方法。
  8. 工程(a)または(b)の最後で、含浸不活性支持体のバナジウム含有量が、不活性支持体1グラムあたりバナジウム0.1〜0.5mmolである、請求項7に記載の方法。
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