JP3933688B2 - 回転ディーゼル電気排気ガス再循環弁 - Google Patents

回転ディーゼル電気排気ガス再循環弁 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は内燃機関用の排気ガス再循環(EGR)に関し、かつ特に専用ではないが、ディーゼル機関における機関の排気ガスの再循環を制御するために特に有用である排気ガス再循環弁に関する。
発明の背景および要約
制御される機関排気ガスの再循環は、内燃機関から大気に排出される燃焼生成物中の窒素酸化物を減少させるために一般に使用される技術である。典型的な排気ガス再循環(EGR)装置はEGR弁を有しており、該弁は機関の運転状態に従って制御され、燃焼温度を制限し、それゆえに窒素酸化物の形成を減少させるように、燃焼するために機関に流入する導入燃料空気流れに再循環される機関の排気ガスの量を調整する。
ピントル型排気ガス再循環(EGR)弁が一般に使用されているが、弁通路の内部のピントルの存在のために、流れを導くために利用できる通路の面積が制限され、それゆえに、所定の流れに対して、通路の直径をピントルの存在を考慮して十分に大きくしなければならない。バタフライ型弁は、特にディーゼル機関に適用されるときに、ピントル型と比較してある利点を有する。
排気ガス再循環(EGR)弁が典型的なディーゼル機関において遭遇する種々の作動状態は、高い流量が最小限度に制限された状態で導かれなければならずかつ大きい圧力差が排気ガス再循環(EGR)弁の前後に発生することができる状態を含む。バタフライ型弁は、低流量に制限された作動状態を提供することができ、かつ該弁はその本来の力を平衡する性質のために該弁を横切る圧力差に対する感度がより低い。しかしながら、ディーゼル機関の用途にバタフライ型弁を十分に利用すると共に、すべての必要な作動状態を満足させるために、ある範囲の回転運動が必要である。バタフライ型弁は、通常、その望ましい特性を利用するために、全開位置と全閉位置との間で実質的に90°回転させなければならない。
このような運動は、弁に線形アクチュエータおよびリンク仕掛装置により伝達することができるが、リンク仕掛装置は、典型的には、複雑さおよびコストを増大し、かつある用途においては不利になることすらある。
弁の一つの既知の形態は、作動軸を経て運動を伝達する作動装置により作動するときに通路を通じての流体媒体の流れを制限するための弁ブレードが内部に配置された壁部で囲まれた通路を有する本体を含む欧州特許公開第604835号明細書に開示されている。この弁は、流れを制限するために弁ブレードと接続しているシール装置を備えている。
弁の別の一つの形態は、米国特許第4198940号明細書に開示されている。この特許は排気ガス再循環(EGR)弁を利用する排気ガス再循環装置を開示している。
そのうえ、既知のバタフライ弁が米国特許A−第4290615号明細書に開示されている。この米国特許は壁部で囲まれた通路内に配置された弁ブレードを備え、該弁ブレードは、弁の位置を選択的に制御するために、作動軸を経て回転トルクモータに作用する関係に連結されている。壁部で囲まれた通路は、さらに、弁ブレードをシールする役目をする壁部で囲まれた通路の内部のみぞ内に配置されたシールリングを含む。
排気ガス再循環(EGR)弁は、また、該弁が広範囲の極度の温度および腐食要素にさらされる場合に苛酷な運転環境に耐えることが可能でなければならない。政府の法規が典型的には自動車の機関の排気ガス再循環(EGR)装置に適用されているので、排気ガス再循環(EGR)弁は、また、このような法規が車両の機関の排気放出制御装置に適用可能である期間をも満足可能でなければならない。
バタフライ弁が全閉されているときに弁本体を貫通する通路の壁部に対する該弁のシールが時々極めて重要になることがある。そのうえ、バタフライ弁のみぞの内部のシールリングの位置もまた、この弁に確実なシールを行うために重要であり、かつシールリングが正しく位置決めされることを保証する場合に技術的な問題が発生する。
本発明によれば、内燃機関用排気ガス再循環(EGR)弁であって、本体と、再循環されるべき機関の排気ガスが前記本体に流入する入口と、前記入口に流入した機関の排気ガスを搬送するために前記本体を通じて延在する壁部で囲まれた通路と、機関の排気ガスが前記本体から前記の壁部で囲まれた通路を経て流出する出口と、前記の壁部で囲まれた通路の内部に配置された弁ブレードとを備え、前記弁ブレードは該弁ブレードの選択可能な位置と関係なくシール装置とシール可能に係合するように適合した周囲を有し、さらに、作動装置を備え、該作動装置は前記弁ブレードを前記作動装置により選択的に位置決めするために前記弁ブレードと作動軸により連結され、それにより前記選択可能な位置と関係なく排気ガスの流れを制御可能に制限する排気ガス再循環弁において、
前記弁本体が軸線方向に端と端を接して配置されかつ内部にシールリングが配置された半径方向に内方に開口したみぞを協働して画成するそれぞれの軸線方向に延在する本体部分を備え、それにより前記シールリングの組立および取付けを容易にすることを特徴とする排気ガス再循環弁が提供される。
本発明はシール装置をバタフライ弁に組み込む場合のある不利点を認識し、かつそのようなシール装置のかわりに、通路の壁部のみぞ内に取り付けられたシールリングを備えている。シールリングをバタフライ弁に組み込むかわりにシールリングを通路の壁部に配置することにより、バタフライ弁の質量を最小限度にとどめることができ、それにより指令された位置の変化に対するバタフライ弁の改良された応答性が得られる。バタフライ弁に関するある機械加工作業もまた、回避される。しかしながら、シールリングを壁部のみぞ内に取り付ける作業は、シールリングをバタフライ弁に取り付ける複雑さがシールリングを弁本体に取り付けることに単に変更されないように実施されなければならず、特に回避されるべき作業は複雑な機械加工および組立作業である。
本発明の排気ガス再循環(EGR)弁においては、このみぞは、種々の部品を有利に組み立てるために弁本体の2つの軸線方向に端と端を接して接合された部分により協働して画成されている。シールリングおよびバタフライ弁は、組立工程の間に自動調心され、かつこの組立工程それ自体がシールリングおよび2つの組み合わされた部分を捕獲するために弁本体の2つの端と端を接する部分を一緒に取り付けることのみからなり、かつそれと同時にシーリリングに対するバタフライ弁の心出しが保証される。
本発明の弁の好ましい形態は、弁本体部分に対してアルミニウムまたはアルミニウム合金を使用し、かつスチールシールリングとアルミニウム弁本体との間に電池作用が発生する可能性を最小限度にとどめるために、それぞれのステンレススチール要素がシールリングと弁本体との間のみぞの各々の側に配置される。これらの要素の一つの要素は、軸線方向の弾力がシールリングに作用するように弾力で押圧されている。
回転トルクモータもまた、本発明の弁に独特の幾何学的な関係に有利に使用され、かつ弁本体の二部分からなる構造が本発明の弁にこの特徴を組み込むことを容易にしている。トルクモータは、その軸を45°回転することにより、バタフライ弁を全閉位置から流路を最小限度に制限する位置まで位置決めすることができる。
本発明のその他の特徴、利点および利益は、図面が添付された以下の説明および請求の範囲から理解されよう。これらの図面は、本発明を実施するために現時点で考えられる最良のモードによる本発明の現在での好ましい実施例を開示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を包含した排気ガス再循環(EGR)弁の第1実施例の長手方向横断面図である。
第2図は第1図の円2の拡大図である。
第3図は異なる作動位置を示す第1図の一部分の図である。
第4図はさらに異なる作動位置を示す第3図と同様な図である。
第5図は例示の目的のみのためにある細部を除外した第2実施例の長手方向断面図である。
第6図は異なる作動位置を示す第5図と同様な図である。
第7図は例示の目的のみのためにある細部を除外した第3実施例の長手方向断面図である。
好ましい実施例の説明
第1図および第2図は閉ざされた位置における本発明の排気ガス再循環弁10の第1実施例を示す。弁10は、一緒に連結された本体部分12a、12bを有する弁本体12と、バタフライ弁(butterfly)14と、該バタフライ弁を通常作動させるための作動機構16とを備えている。
本体12は、再循環させるべき機関の排気ガスが本体部分12aに流入する入口18と、それ自体の軸線22を有しかつ入口18に流入した機関の排気ガスを搬送するために本体12を通じて延在する壁部で囲まれた通路20と、前記通路20を通過した機関の排気ガスが本体部分12bから流出する出口24とを備えている。第1図および第2図は、機関の排気ガスが排気ガス再循環(EGR)弁10を通じて再循環されることが遮断されるように閉ざされた作動位置にあるバタフライ弁14を示す。通路20の壁部は、軸線22のまわりに円形であり、かつ軸線22はそれぞれの本体部分12a、12b内の通路20のそれぞれの部分が同軸をなすように一直線に延在している。バタフライ弁14は、中央領域14cと境接する円形の周囲14pを有する。円形のシールリング26が通路20の壁部内のみぞ28内に取り付けられ、かつ第1図および第2図はシールリング26に対して同心のシールする関係にある周囲14pを示す。
作動機構16は、バタフライ弁14の中央領域14cが固定された軸30を備えている。周囲14pが図示した閉鎖位置においてシールリング26でシールするために同一平面上にありかつ円形であるが、中央領域14cは非円形の穴32を画成する形状を有する。穴32内には、軸30の適合した非円形の遠位端部30aが挿入されている。バタフライ弁14は軸端部30aに取り付けられ、それにより軸30のそれ自体の軸線34のまわりの回転位置決めによりバタフライ弁14が作動しかつ排気ガスが取付部を通じて漏洩しないようになっている。軸線34は軸線22と実質的に交差しているが、バタフライ弁14が図示したように閉ざされているときに、本体部分12aを通じて延在する軸線22の部分に対して実質的に約70°をなしかつ周囲14pの平面に対して実質的に約20°をなして斜めに延在している。シールリング26が軸線22に対して実質的に直角をなしているので、該シールリングは、閉ざされたバタフライ弁14のように、軸線34に対して実質的に約20°の角度をなして配置されている。
第1図において矢印36の方向に見た場合に、軸30が時計回りの方向に回転運動を行うときに、バタフライ弁14が開く。第3図は部分的に開いた位置におけるバタフライ弁14を示しかつ第4図は最大限度に開いた位置におけるバタフライ弁14を示す。最大限度に開いた位置においては、周囲14pの平面は、軸線22に実質的に平行であり、かつバタフライ弁14は流れに対して実質的に最小限度の制限を与える。第1図の閉弁位置(すなわち、バタフライ弁が通路20を閉塞する場合の流れを最大限度に制限する位置)から流れを最小限度に制限する第3図の位置までのバタフライ弁14の合成運動(compound motion)が軸線34のまわりの軸30の実質的に45°の回転に応じてなされる。
このような範囲の運動を必要なトルク、速度および精度により発生することができる電気機械式アクチュエータは、回転トルクモータである。作動機構16はこのようなアクチュエータ38を備えている。本体部分12aの外部は、軸30を軸支しかつトルクモータ38を取り付ける役目をする一体の取付部材40を備えている。取付部材40は部分12aおよび12bの接合部に最も近くに配置された基部42と、円形のリム46に終端するために軸線34と同軸をなす基部42から外方にフレアが付けられたほぼ円錐台形の壁部44とを備えている。肩部が形成された通し穴が基部42を通じて延在しかつブッシング48を所定位置に保持する役目を有する。軸30がブッシング48を経て軸線34のまわりに回転運動を行うために軸支されている。軸30はその取付部からバタフライ弁14までブッシング48を通じて延在しかつ壁部44の内部で終端している。軸30のブッシング48および該ブッシングを通しての通路は、排気ガスが壁部44の内部まで通過することができないように流体密になっている。
トルクモータ38は、取付部材40のリム46に嵌合するリム50を有するハウジングを備えている。保持リング52がトルクモータ38をリム46上に確実に保持している。トルクモータ38は、通常のコイル54と、軸線34と同軸であるトルクモータの軸線のまわりに通常の電機子58を位置決めするために組み合わされた固定子構体56とを備えており、それゆえに同様に符号を付けてある。電機子58は、固定子構体56に対して軸線方向に保持されかつ軸線34のまわりに回転位置決めするために軸支された軸60を含む。ねじりばね62が軸線34のまわりの軸60を第1図の閉弁位置にあるバタフライ弁14に相当する位置まで弾性で偏位させるために固定子構体56と軸60との間に作用するために軸60の外側端部に最も近くに配置されている。電流が(図示していない電気端子を経て)コイル54に次第に増大するように供給されると、次第に増大する電磁トルクが電機子58に作用し、それにより電機子58、それゆえに、軸60が次第に軸線34のまわりに回転する。この増大するトルクは、ばね62の増大する逆トルクによる抵抗をうけ、その結果、電機子58がコイル54に供給された電流により決定された軸線34のまわりの位置において最終的に停止する。従って、軸60の回転位置は、コイル54に供給された電流の関数であり、かつこの電流は、典型的には、一つまたはそれ以上のアルゴリズムによる関連したセンサからの機関管理コンピュータ処理データを含む機関制御系により検出された種々の作動状態により決定される。機関管理コンピュータにトルクモータの位置フイードバックを供給するために、位置センサ64がトルクモータハウジングの遠隔端部に取り付けられかつ軸60の遠隔端部に作用するように結合されている。
壁部44は、軸60の回転運動を軸30に伝達する(couple)ために設置されるべきクリップ66を提供する開口部65を備え、それによりトルクモータ38がバタフライ弁14の位置決めの完全な制御を行う。それぞれの軸60、30に対するクリップ66の接続は、から動きがせいぜい無視できる程度になりかつ微微たる程度になるように極めて正確である。
本発明の別の特徴は、シールリング26を通路20の壁部に取り付ける方法に関する。それぞれの軸線方向に延在する本体部分12a,12bは、軸線方向に端と端とを接して配置されかつ半径方向に内方に開口したみぞ28を協働して画成している。みぞ28の内部には、前記シールリング26が配置されている。みぞ28は、本体部分12a,12bのそれぞれの対向した軸線方向に面した壁面28a、28bを備えている。このみぞは、半径方向に内方に面した壁面28cを有する。壁面28cは、シールリング26の外径よりも僅かに大きい円形の直径上に配置されている。みぞ28に2つの円形リング67、68を加えることにより、排気ガス再循環弁10の構成部分を一緒に組み立てる工程の間にシールリング26それ自体をみぞ28の内部に位置決めすることができる。リング67は、壁面28aとシールリング26のそれぞれの軸線方向に面する端面26aとの間に配置され、一方、リング68は壁面28bとシールリング26のそれぞれの軸線方向に面する端面26bとの間に配置されている。本体部分12a,12bは、好ましくは、アルミニウムまたはアルミニウム合金製であるので、リング67、68は、スチールシールリング26とアルミニウム弁本体12との間に電池作用が起きる可能性を減らすためにステンレススチール製である。
リング68には、該リングを本体部分12aの円形みぞ72内に配置する軸線方向に延在するフランジ70が形成されている。みぞ72は本体部分12bに向かって軸線方向に開口しかつ軸線22と同軸をなしている。みぞ72もまた、軸線22に対してみぞ28の半径方向に外方に隔置されている。リング68は、フランジ70からシールリング26の半径方向に重なり合う端面26bまで半径方向に内方に延在しかつ弾力により反対側のシールリング面26aをリング67に押圧しかつリング67をみぞの表面28aに押圧するための弾性を有する。
2つの本体部分12a、12bを組み立てるために端と端を接して一緒に移動するときに、シールリング26およびバタフライ弁14が自動調心される。みぞ72のさらに半径方向に外側には、排気ガスが2つの組み立てられた本体部分12a、12bの間から漏洩しないように接合流体(joint fluid)を液密にするためのシール76が設けられている。
第5図および第6図は、軸線22の部分22a、22b、22cが同一直線上にない実施例を示す。該実施例では、壁部で囲まれた通路20が同一直線上にない軸線22の部分22a、22b、22cを形成する曲げ部分を備えている。シールリング26およびみぞ28は、曲げ部分内に配置されかつ曲げ部分の軸線部分22aは、軸線部分22b、22cに対して実質的に45°をなしている。第5図は閉弁位置を示し、かつ第6図は開弁位置を示す。円形のバタフライブレード14が該ブレードの直径上に配置された軸線14xのまわりに45°回転することが理解できよう。トルクモータ38は、ブレードの回転軸線14xと同軸をなす軸を有することができかつ該軸はブレードと直接に結合され、かつ2つの本体部分12a、12bの間の接続部は、排気ガスの漏洩を導くことなく、トルクモータからブレードまでの接続部の通過を可能にするために好適に変更されている。シールリングは、第5図および第6図にその細部を明確に示していないが、第1実施例に記載したシールリングと同様な態様で取り付けられている。
第7図は、軸線22が一直線をなしているが、みぞ28が通路20の内側のまわりに延在する円形の突起部80内に配置された第3実施例を示す。第7図は、前述した二つの実施例と同様に、端と端を接して接合された2つの本体部分12a、12bと、組立の間にシールリングに対するバタフライブレードの自動調心を行うみぞ28の内部のシールリング26の装着台とを利用している。トルクモータが第5図および第6図についてまさに記載した態様と類似の態様で同じ45°の回転をバタフライ弁に伝達するために使用される。
本発明の現在好ましい実施例を例示しかつ記載したが、本発明の原理を次の特許請求の範囲に該当するその他の構造に実施することができることは理解されよう。

Claims (8)

  1. 内燃機関用排気ガス再循環(EGR)弁(10)であって、
    本体(12)と、
    再循環されるべき機関の排気ガスが前記本体(12)に流入する入口(18)と、
    機関排気ガスが前記本体(12)を出て行く出口(24)と、
    前記本体(12)を通じて延在する壁部で囲まれた通路(20)にして、前記入口(18)を前記出口(24)に接続し、軸線(22;22a、22b、22c)の回りに形成されている壁部で囲まれた通路(20)と、
    前記壁部で囲まれた通路(20)の内部に配置された弁ブレード(14)にして、中央領域(14c)と周囲(14p)とを備えた弁ブレード(14)と、
    前記壁部で囲まれた通路(20)を通る排気ガス流を制御するために前記弁ブレード(14)の複数の位置を選択する作動装置(16)にして、軸線(34)を有した作動軸(30)を有し、該軸は前記弁ブレード(14)に連結されていて、前記作動装置(16)の前記軸線(34)は前記壁部で囲まれた通路(20)の前記軸線(22)と角度を成し、前記作動装置(16)は、前記弁ブレード(14)を軸線(14x)回りに最大開位置と閉位置との間で回転させるために、前記軸(30)を該軸の軸線回りにほぼ45度の角度範囲で回転させる作動装置(16)と、
    前記壁部で囲まれた通路(20)中に形成された溝(28、80)内に取り付けられたシール装置(26、67、68)にして、前記弁ブレードが閉位置にある時前記弁ブレード(14)の前記周囲(14p)をシールするシール装置(26、67、68)とを有したEGR弁において、
    前記本体(12)が、前記壁部で囲まれた通路(20)の前記軸線(22;22a、22b、22c)に沿って軸線方向に端と端を接して配置されかつ前記シール装置(26、67、68)が配置される半径方向内方に開口した溝(28;80)を協働して画成する2つの本体部分(12a、12b)を備え、
    前記溝(28;80)が、前記2つの本体部分(12a、12b)にそれぞれ形成された軸線方向に対向した壁面(28a、28b)を有し、
    前記シール装置(26、67、68)が、シールリング(26)と、該シールリング(26)を前記溝(28;80)内に位置決めする2つの環状リング(67、68)とを有し、
    前記環状リング(67、68)のそれぞれが前記軸線方向に対向した壁面(28a、28b)と前記シールリング(26)の軸線方向端面(26a、26b)との間にそれぞれ配置され、
    前記環状リング(67、68)の一方(68)が、前記シールリング(26)の前記軸線方向端面(26a)の一方を前記環状リング(67、68)の他方(67)に弾性的に付勢し、それにより、前記環状リング(67、68)の他方(67)が前記軸線方向に対向した壁面(28a、28b)の一方(28a)に押圧されていることを特徴とする、排気ガス再循環弁。
  2. 前記作動装置(16)の前記軸線(34)と前記壁部で囲まれた通路(20)の前記軸線(22)との間の前記角度がほぼ70度である、請求の範囲第1項に記載の排気ガス再循環弁。
  3. 前記壁部で囲まれた通路(20)の前記軸線(22)が直線であり、前記シールリング(26)が該軸線(22)に対してほぼ直角に配置されている、請求の範囲第1項又は第2項に記載の排気ガス再循環弁。
  4. 前記壁部で囲まれた通路(20)が、同一直線上にない軸線部分(22a、22b、22c)を形成する曲げ部分を有し、前記溝(28)が前記曲げ部分に形成されている、請求の範囲第1項又は第2項に記載の排気ガス再循環弁。
  5. 前記本体部分(12a、12b)がアルミニウムまたはアルミニウム合金であり、前記環状リング(67、68)がステンレススチールである、請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の排気ガス再循環弁。
  6. 前記溝(28)が、前記壁部で囲まれた通路(20)の周りに延在する円形の突起部(80)には位置されている、請求の範囲第3項に記載の排気ガス再循環弁。
  7. 機関の排気ガスが前記本体部分(12a、12b)の間の前記壁部で囲まれた通路(20)外に漏洩しないように、前記本体部分(12a、12b)の間をシールするための、前記溝(28)の半径方向外方に配置されたシール装置(76)をさらに備えている、請求の範囲第1項から第6項のいずれか1項に記載の排気ガス再循環弁。
  8. 前記作動装置(16)が前記壁部で囲まれた通路(20)の外側に配置された回転トルクモータ(38)を備え、前記作動軸(30)が前記回転トルクモータ(38)から前記壁部で囲まれた通路(20)の中に延在する、請求の範囲第1項から第7項のいずれか1項に記載の排気ガス再循環弁。
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