JPH0680840U - 排気ガス制御バルブ - Google Patents

排気ガス制御バルブ

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JPH0680840U
JPH0680840U JP2292393U JP2292393U JPH0680840U JP H0680840 U JPH0680840 U JP H0680840U JP 2292393 U JP2292393 U JP 2292393U JP 2292393 U JP2292393 U JP 2292393U JP H0680840 U JPH0680840 U JP H0680840U
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JP
Japan
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exhaust pipe
valve body
butterfly valve
exhaust gas
exhaust
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Application number
JP2292393U
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English (en)
Inventor
紀元 小林
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気ガスが流通する排気系に適用される排気
ガス制御バルブにおいて、バタフライ弁体の排気管内壁
に対する食い込み固着の防止を図ること。 【構成】 排気管4に同一円周で内側に突出するビード
部4aを形成し、バタフライ弁体3を排気管内径より小
さくすると共に断面Z形状とし、バルブ全閉をビード部
4aとバタフライ弁体3による側面シールにより得る構
成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両排気系等に使用される排気ガス制御バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両排気系には、排気管をデュアルタイプとして一方の排気管に制御バ ルブを装着し、エンジン回転数に応じて排気管内の排気ガスの流れを制御し、エ ンジンの低回転時から高回転時における排気騒音の低減を図る排気ガス制御バル ブが装着されるようになってきている。
【0003】 この排気ガス制御バルブとしては、図5に示されるように、例えば、実開昭6 2ー76227号公報に記載のものが知られている。
【0004】 上記従来出典には、エンジン低回転時にバタフライ弁体101を介して排気ガ ス流路102を閉鎖し、また、エンジン高回転時にはバタフライ弁体101で排 気ガス流路102を開放をするようにしたものが示されている。
【0005】 なお、103は排気管、104はバタフライ弁体101が固定される回動軸であ り、この回動軸104には、バタフライ弁体101の全閉時、バタフライ弁体1 01が排気ガス圧等により開放しないように、図外のコイルスプリング等により 全閉方向に付勢力が付与されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、バタフライ弁体101の周端部が全 周にわたって鋭い角に形成されているため、排気管103とバタフライ弁体10 1との熱膨張差(排気管>バタフライ弁体)により、排気管103の内壁にバタ フライ弁体101が食い込み固着することがあるという問題があった。
【0007】 つまり、バルブ全閉時に排気管103が排気ガス熱で熱膨張して内径が拡大した 場合、内径の拡大分だけ回動余裕ができることで、全閉方向の付勢力にしたがっ てバタフライ弁体101が少し回動し、このバルブ回動によりバタフライ弁体1 01の周端部が排気管103の内壁に沿って移動する。
【0008】 そして、この状態で、エンジン停止等により排気管103の温度が低下し、排気 管103が熱収縮した場合、バタフライ弁体101の周端部が鋭い角に形成され ていることによる大きな接触抵抗によりバタフライ弁体101が排気管103の 内壁に沿って元の位置に戻る移動がみられない。
【0009】 このように、排気管103の内径の縮小に伴うバタフライ弁体101の追従がな いことで、図6に示すように、排気管103の内壁にバタフライ弁体101が食 い込み固着する。
【0010】 この結果、このバタフライ弁体101の食い込み固着力が大きい場合には、次に バルブを全開状態にしようとしても回動軸に固着力に打ち勝つ回動力を与えない 限りはバルブ全開にすることができない事態となってしまう。
【0011】 本考案は、上記のような問題に着目してなされたもので、その目的とするとこ ろは、排気ガスが流通する排気系に適用される排気ガス制御バルブにおいて、バ タフライ弁体の排気管内壁に対する食い込み固着の防止を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の排気ガス制御バルブでは、排気管に同一円周 で内側に突出するビード部を形成し、バタフライ弁体を排気管内径より小さくす ると共に断面Z形状とし、バルブ全閉をビード部とバタフライ弁体による側面シ ールにより得る手段とした。
【0013】 すなわち、排気管の管断面中心を通る位置に挿通配置された回動軸と、前記回 動軸に固定されたバタフライ弁体と、前記バタフライ弁体が固定された回動軸に 対し全閉方向に付勢力を付与するばね部材とを備えた排気ガス制御バルブにおい て、前記排気管に、回動軸が配置される同一円周上位置で内側に突出するビード 部を形成し、前記バタフライ弁体の外径を排気管内壁に対しクリアランスを確保 した径に設定すると共に、バタフライ弁体の軸直交断面形状をビード部に対して 側面シールによりバルブ全閉を得るZ形状としたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
バルブ全閉は、断面Z形状のバタフライ弁体の外周部側面と、排気管に形成さ れたビード部の立ち上り側面とが互いに面接触し、その接触力がばね部材による 付勢力により与えられるという側面シールにより得られる。
【0015】 そして、バルブ全閉時に排気管が排気ガス熱で熱膨張して内径が拡大したり、ま た、排気管が熱収縮して内径が縮小しても、その熱影響による排気管内径の変化 は側面シールの接触面積の増減により吸収される。
【0016】 このように、側面シールによりバルブ全閉を得ると共に、バタフライ弁体の外径 を予め排気管内壁に対しクリアランスを確保した径に設定しているため、排気管 の内壁にバタフライ弁体が食い込み固着するのが防止される。
【0017】 また、バタフライ弁体の外周角部と排気管の内壁との線シールによりバルブ全 閉を得る従来の排気ガス制御バルブの場合、バルブ全閉からバルブを開く場合、 強い接触抵抗に対抗する大きな力を必要とするが、側面シールによりバルブ全閉 を得る本考案の排気ガス制御バルブの場合、ばね部材による付勢力に対抗する小 さな力だけで容易にバルブを開くことができる。
【0018】 さらに、バタフライ弁体を平板形状とした場合、側面シールを得るにはビード 部を回動軸を境にして片側部分と片側部分とで管軸方向にオフセットした段違い ビード部を形成する必要があるのに対し、バタフライ弁体の断面をZ形状にした ため、ビード部は直線的にしてよく、排気管の加工が容易となる。
【0019】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0020】 まず、構成を説明する。
【0021】 図1は本考案実施例の排気ガス制御バルブの全体断面図、図2は図1のA−A 断面図である。
【0022】 図1において、1は排気ガス制御バルブ、2は回動軸、3はバタフライ弁体、 4は排気管である。
【0023】 前記回動軸2は、排気管4の管断面中心を通る位置に挿通配置されている。
【0024】 ここで、排気管4とは、テールパイプ等の排気系に直接用いられる管の意味とバ ルブユニット構成とした場合のように排気系に取り付けられるバルブケースの意 味との両方を含む。
【0025】 前記バタフライ弁体3は、回動軸2に止めネジ5により固定され、図2に示す ように、その外径を排気管4の内壁に対しクリアランスcを確保した径に設定し ていると共に、その軸直交断面形状を後述するビード部4aに対して側面シール によりバルブ全閉を得るZ形状としている。
【0026】 つまり、バタフライ弁体3は、図3に示すように、排気流路のうち回動軸部分を 含む図中上半分をバルブ全閉時に覆う第1弁体3aと、排気流路のうち回動軸部 分を除く図中下半分をバルブ全閉時に覆う第2弁体3bと、両弁体3a,3bを ビード部4aの幅で連結する連結部3cと、前記第1弁体3aに形成されたネジ 穴3d,3dを有して構成されている。
【0027】 前記排気管4には、回動軸2が配置される同一円周上位置で内側に突出するビ ード部4aが形成されている。そして、このビード部4aには、図4に示すよう に、回動軸2を挿通する軸穴4b,4cと、軸受ケース6,7を固定するフラッ ト部4d,4eが形成されている。
【0028】 前記回動軸2の排気管4に対する支持は、排気管4に固定された軸受ケース6 ,7に設けられた軸受8,9により回動自在な両端支持としている。なお、この 軸受8,9は、例えば、カーボン等により形成されている。
【0029】 前記回動軸2の排気管4から突出した軸部には、牽引板13及びバネ受け14 が配置され、両者の間には、バタフライ弁体3が固定された回動軸2に対し全閉 方向に付勢力を付与するコイルスプリング15(ばね部材に相当)が設けられて いる。そして、牽引板13に固着される突起部16には、図示しないアクチュエ ータに一端を連結されるワイヤー17の他端が連結されている。
【0030】 次に、作用を説明する。
【0031】 [バルブ全閉時] バルブ全閉は、図2に示すように、断面Z形状のバタフライ弁体3の外周部側 面と、排気管4に形成されたビード部4aの立ち上り側面とが互いに面接触し、 その接触力がコイルスプリング15による付勢力により与えられるという側面シ ールにより得られる。
【0032】 そして、バルブ全閉時に排気管4が排気ガス熱で熱膨張して内径が拡大したり、 また、排気管4が熱収縮して内径が縮小しても、その熱影響による排気管内径の 変化は側面シールの接触面積(オーバーラップ代)の増減により吸収される。
【0033】 このように、側面シールによりバルブ全閉を得ると共に、バタフライ弁体3の外 径を予め排気管内壁に対しクリアランスcを確保した径に設定しているため、排 気管4の内壁にバタフライ弁体3が食い込み固着するのが防止される。
【0034】 [バルブ開時] 図2に示すバルブ全閉状態からバルブを開く時、接触面を引き離すという接触 抵抗ゼロによりバタフライ弁体3を動かすことのできる側面シールによりバルブ 全閉を得るようにしているため、コイルスプリング15による付勢力に対抗する 小さな力を回動軸2に与えるだけで容易にバルブを開くことができる。
【0035】 つまり、バタフライ弁体の外周角部と排気管の内壁との線シールによりバルブ全 閉を得る従来の排気ガス制御バルブの場合、バルブ全閉からバルブを開く場合、 強い接触抵抗に対抗する大きな力を必要とする。
【0036】 [排気管加工] 排気管4の加工を行なう場合、バタフライ弁体3の断面をZ形状にしたため、 ビード部4aは直線的にしてよく、排気管4の加工が容易となる。
【0037】 つまり、バタフライ弁体を平板形状とした場合、実開昭58−86431号公報 の第6図に記載されているように、側面シールを得るにはビード部を回動軸を境 にして片側部分と片側部分とで管軸方向にオフセットした段違いビード部を形成 する必要があり、この場合、排気管の加工において、作業が困難で多大な工数を 要する。
【0038】 次に、効果を説明する。
【0039】 (1)排気ガスが流通する排気系に適用される排気ガス制御バルブ1において、 排気管4に同一円周で内側に突出するビード部4aを形成し、バタフライ弁体3 を排気管内径より小さくすると共に断面Z形状とし、バルブ全閉をビード部4a とバタフライ弁体3による側面シールにより得る構成としたため、バタフライ弁 体3の排気管4の内壁に対する食い込み固着の防止を図ることができる。
【0040】 (2)食い込み固着防止の解決手法としてバルブ全閉を側面シールにより得る手 法を採用したため、小さな力で容易にバルブ開閉を行なうことができる。
【0041】 (3)バタフライ弁体3の断面をZ形状にし、排気管4側に形成するビード部4 aを同一円周による直線的内側突出によるものとしたため、排気管4の加工を容 易に行なうことができる。
【0042】 以上、実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成は実施例に限られる ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があっても 本考案に含まれる。
【0043】
【考案の効果】
以上説明してきたように本考案にあっては、排気ガスが流通する排気系に適用 される排気ガス制御バルブにおいて、排気管に同一円周で内側に突出するビード 部を形成し、バタフライ弁体を排気管内径より小さくすると共に断面Z形状とし 、バルブ全閉をビード部とバタフライ弁体による側面シールにより得る構成とし たため、バタフライ弁体の排気管内壁に対する食い込み固着の防止を図ることが できると共に、容易なバルブ開閉性及び排気管加工性を達成することができると いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の排気ガス制御バルブの全体断面図であ
る。
【図2】実施例バルブのバルブ全閉状態を示す図1のA
ーA断面図である。
【図3】実施例バルブのバタフライ弁体を示す斜視図で
ある。
【図4】実施例バルブの排気管を示す斜視図である。
【図5】従来形状のバタフライ弁体を取り付けた排気管
の一部切欠縦断面図である。
【図6】従来形状のバタフライ弁体の排気管固着状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 排気ガス制御バルブ 2 回動軸 3 バタフライ弁体 4 排気管 4a ビード部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管の管断面中心を通る位置に挿通配
    置された回動軸と、 前記回動軸に固定されたバタフライ弁体と、 前記バタフライ弁体が固定された回動軸に対し全閉方向
    に付勢力を付与するばね部材とを備えた排気ガス制御バ
    ルブにおいて、 前記排気管に、回動軸が配置される同一円周上位置で内
    側に突出するビード部を形成し、 前記バタフライ弁体の外径を排気管内壁に対しクリアラ
    ンスを確保した径に設定すると共に、バタフライ弁体の
    軸直交断面形状をビード部に対して側面シールによりバ
    ルブ全閉を得るZ形状としたことを特徴とする排気ガス
    制御バルブ。
JP2292393U 1993-04-30 1993-04-30 排気ガス制御バルブ Pending JPH0680840U (ja)

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JP (1) JPH0680840U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342828A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Honda Motor Co Ltd 排気制御弁
CN113339120A (zh) * 2020-02-14 2021-09-03 株式会社三国 车辆的排气阀装置

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JP2001342828A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Honda Motor Co Ltd 排気制御弁
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