JP3933266B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機、取り分けその外枠、遊技盤装着枠等の支持枠に、前枠、裏機構板等の開閉体を開閉及び着脱自在に枢着するヒンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機では、上下一対のヒンジを備えたヒンジ装置により外枠、遊技盤装着枠等の支持枠に、前枠、裏機構板等の開閉体を開閉及び着脱自在に枢着し、必要に応じて開閉体をそのヒンジ軸廻りに開閉し、また開閉体を支持体に対して着脱するようになっている。
この弾球遊技機に使用するヒンジ装置には、従来、特開平8−141180号公報、特開平9−47555号公報に記載のように、下側のヒンジのヒンジ軸をブラケットの孔に嵌合させた後、上側のヒンジのヒンジ軸をブラケットに対して側方から係脱させる形式のものがある。
即ち、特開平8−141180号公報に記載のヒンジ装置は、上側のブラケットを突出位置と起立位置との間で横軸廻りに回動自在に枢支すると共に、このブラケットを突出位置側に付勢するバネを設け、ブラケットを横軸廻りに上側に回動させた状態でその嵌合孔にヒンジ軸を嵌脱させるようにしている。
また特開平9−47555号公報に記載のヒンジ装置は、上側のブラケットの下側に、ヒンジ軸が側方から嵌脱自在に嵌合する嵌合凹部と、この嵌合凹部の開口側を開閉し且つ嵌合凹部内のヒンジ軸を離脱不能にロックするレバー付きのロック爪とを備え、ヒンジ軸を嵌合凹部に嵌合させる時に、ヒンジ軸が側方から当接してロック爪を開放して嵌合凹部に嵌合し、また解除する時にレバーによりロック爪を開放方向に操作するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のヒンジ装置は、下側のヒンジを結合した状態で上側のヒンジを側方から着脱できるので、開閉体を支持枠に着脱する際の取り扱いが容易である反面、上側のヒンジ構造が非常に複雑であり、製作コストがアップする欠点がある。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、上下の各ヒンジ構造が簡単で容易且つ安価に製作できると共に耐久性に優れ、しかも開閉体を容易且つ確実に枢着し着脱できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、支持枠1 に上下一対のヒンジ3,4 を介して開閉体2 を縦方向のヒンジ軸28,29 廻りに開閉及び着脱自在に枢着した弾球遊技機において、上下一対のヒンジ3,4 は、支持枠1 側に固定され且つヒンジ軸28,29 を有する固定ブラケット26,27 と、開閉体2 側に固定され且つ固定ブラケット26,27 により下側から支持される可動ブラケット30,31 とを備え、この上下一対の可動ブラケット30,31 の内、一方の可動ブラケット31に、この一方の可動ブラケット31に対応する一方のヒンジ軸29に対して上側から嵌脱自在に嵌合する嵌合孔40を形成し、他方の可動ブラケット30に、その上側近傍に突出する抜け止めブラケット 39 を一体に設け、他方の可動ブラケット 30 に、他方のヒンジ軸 28 の上端が抜け止めブラケット 39 の下側となるように開閉体 2 を持ち上げた状態のときに、他方の可動ブラケット30に対応する他方のヒンジ軸28に対して側方から嵌脱自在嵌合凹部41を形成し、抜け止めブラケット 39 に、開閉体 2 を下降させたときに嵌合凹部41に嵌合する他方のヒンジ軸28に対して上側から係脱自在に係合する抜け止め部42を設け、一方のヒンジ軸 29 は前記持ち上げ状態のときにも一方の嵌合孔 40 から抜けない長さを有するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。図1乃至図3において、1 は矩形枠状の外枠、2 は外枠1 の前側に配置された前枠で、上下一対の前上ヒンジ3 と前下ヒンジ4 とにより外枠1 に開閉及び着脱自在に枢着されている。なお、前枠2 は閉状態で外枠1 に施錠装置により施錠して固定される。前枠2 には、矩形孔状の窓孔5 が形成されると共に、窓孔5 の前側にガラス扉6 と開閉板7 とが上下に配置され、また窓孔5 の裏側に、この窓孔5 を取り囲むように遊技盤装着枠8 が設けられている。開閉板7 には、発射部に供給するための遊技球を貯留する上皿9 が装着されている。
遊技盤装着枠8 には、裏側から遊技盤10が着脱自在に嵌め込まれ、裏機構板11により後方から押圧した状態で保持されている。裏機構板11は遊技盤装着枠8 に上下一対の裏上ヒンジ12と裏下ヒンジ13とにより開閉及び着脱自在に枢着され、遊技盤装着枠8 内の遊技盤10を後方から押圧した状態で4個のロックレバー14により遊技盤装着枠8 側に締結されている。
【0006】
前枠2 には、開閉板7 の下側の前面に、上皿9 から溢流した遊技球を貯留する下皿15と、発射手段16の操作ハンドル17とが左右に配置されている。発射手段16は、操作ハンドル17の他に発射モータ18と打撃槌19とを備え、操作ハンドル17を回動操作した時に発射モータ18が作動し、発射部の遊技球を打撃槌19により打撃して遊技盤10側に発射させるようになっている。
裏機構板11には、遊技盤10の裏カバー20が嵌合する開口部21が形成されると共に、この開口部21の上側に賞球タンク22及びタンクレール23が、右側に払い出し手段24が、下側に制御ユニット25が夫々装着されている。
前上ヒンジ3 及び前下ヒンジ4 は、図4乃至図7に示すように、外枠1 に固定された固定ブラケット26,27 と、この固定ブラケット26,27 の前端部に上向きに固定されたヒンジ軸28,29 と、前枠2 に固定され且つ固定ブラケット26,27 により下側から支持される可動ブラケット30,31 とを夫々備えている。
【0007】
固定ブラケット26,27 は取り付け部32,33 を一体に備え、外枠1 から前方に突出するように、その取り付け部32,33 がネジで外枠1 に固定されている。なお、固定ブラケット26の取り付け部32は、外枠1 の上端左隅部を外側から補強するように、外枠1 の上枠部34と縦枠部35とに跨がって固定され、また固定ブラケット27の取り付け部33は、外枠1 の前横枠部36と縦枠部35とに跨がって内側に固定されている。ヒンジ軸28,29 は円柱状で、上端がテーパー状の截頭円錐形になっている。
可動ブラケット30,31 は取り付け部37,38 を一体に備え、前枠2 から前方に突出するように、その取り付け部37,38 がネジで前枠2 に固定されている。なお、可動ブラケット30は、その取り付け部37が前枠2 の左上端から裏側に跨がって固定されており、この可動ブラケット30の上側近傍に、可動ブラケット30と同様に前方に突出して配置された抜け止めブラケット39が設けられている。抜け止めブラケット39は、可動ブラケット30の取り付け部37に、その後端側から前側に屈曲するように一体に折り曲げ形成されている。
【0008】
可動ブラケット31は、その取り付け部38が前枠2 の左下端から裏側に跨がって固定され、この可動ブラケット31の前端部に、固定ブラケット27のヒンジ軸29に対して上側から嵌脱自在に嵌合する嵌合孔40が形成されている。
前上ヒンジ3 の可動ブラケット30の前端部には、前枠2 の左右方向の外側に向かって開口する嵌合凹部41が切り欠き形成されており、前枠2 が外枠1 に対して略直角になるように前枠2 を前方側に開放した時に、その嵌合凹部41がヒンジ軸28に対して側方から嵌脱自在に嵌合するようになっている。抜け止めブラケット39には、嵌合凹部41に嵌合したヒンジ軸28に対して上側から嵌脱自在に嵌合する嵌合孔42が形成され、この嵌合孔42により、ヒンジ軸28を係脱自在に係合するための抜け止め部が構成されている。
前上ヒンジ3 の固定ブラケット26の前端側と、可動ブラケット30の嵌合凹部41の開口側には、可動ブラケット30の嵌合凹部41にヒンジ軸28を嵌合させる時に、互いに干渉しないように可動ブラケット30を固定ブラケット26の上側に案内する案内部43,44 が傾斜状に設けられている。
【0009】
上下の固定ブラケット26,27 の上面間の間隔は、その固定ブラケット26,27 で可動ブラケット30,31 を下側から支持するように、上下の可動ブラケット30,31 の下面間の間隔と略同じになっている。また上下のヒンジ軸28,29 の長さは、上のヒンジ軸28の上端が抜け止めブラケット39の下面に当接するか、又は抜け止めブラケット39との間に若干の間隙をおいてその下側を通過する時にも、下のヒンジ軸29が可動ブラケット31の嵌合孔40から外れないように、下のヒンジ軸29が上のヒンジ軸28よりも若干長くなっている。
裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13は、図4、図10乃至図12に示すように、遊技盤装着枠8 に固定された固定ブラケット46,47 と、この固定ブラケット46,47 の後端部に上向きに固定されたヒンジ軸48,49 と、裏機構板11に固定され且つ固定ブラケット46,47 により下側から支持される可動ブラケット50,51 とを夫々備えている。
固定ブラケット46,47 はL字状に起立する取り付け部52,53 を一体に備え、遊技盤装着枠8 から後方に突出するように、その取り付け部52,53 がネジで遊技盤装着枠8 に固定されている。ヒンジ軸48,49 は円柱状で、上端がテーパー状の截頭円錐形になっている。
【0010】
可動ブラケット50,51 はL字状に起立する取り付け部54,55 を一体に備え、裏機構板11の一端縁から突出する上下一対の取り付け基部56,57に裏側からネジで着脱自在に固定されている。裏機構板11は合成樹脂製であって、一端側の上下方向の側部リブ58から側方に突出するように取り付け基部56,57が一体に形成されている。取り付け基部56,57 は、背壁部60と、この背壁部60の外周部分から前側に突出する周縁部61と、側部リブ58及び周縁部61を連結する中間リブ61a とを一体に備え、その周縁部61の下側に可動ブラケット50,51 が位置するように、背壁部60側に可動ブラケット50,51 の取り付け部54,55 がネジで固定されている。
各可動ブラケット50,51 には、裏機構板11の左右方向の外側に向かって開口する嵌合凹部62,63 が切り欠き形成されており、裏機構板11が遊技盤装着枠8 に対して略直角になるように裏機構板11を後方側に開放した時に、その嵌合凹部62,63 がヒンジ軸48,49 に対して側方から嵌脱自在に嵌合するようになっている。
【0011】
周縁部61の下端側は可動ブラケット50,51 に上側から当接しており、周縁部61の当接部分側に、嵌合凹部62,63 に嵌合したヒンジ軸48,49 に対して上側から嵌脱自在に嵌合する嵌合部64,65 が前側から切り欠き形成されている。なお、この嵌合部64,65 によって、ヒンジ軸48,49 を係脱自在に係合するための抜け止め部が構成されている。
各可動ブラケット50,51 の下側近傍には、この可動ブラケット50,51 と略平行に案内部材66,67 が配置されている。各案内部材66,67 は可動ブラケット50,51 の嵌合凹部62,63 にヒンジ軸48,49 が嵌合する時に、固定ブラケット46,47 が可動ブラケット50,51 の下側に入るように固定ブラケット46,47 を案内するためのもので、嵌合部64,65 の下側でヒンジ軸48,49 が嵌合凹部62,63 に嵌合し且つ固定ブラケット46,47 が可動ブラケット50,51 の下側に進入し得るだけの間隙をおいて可動ブラケット50,51 の下側に配置され、側部リブ58と取り付け基部56,57 の背壁部60とに一体に形成されている。なお、案内部材66,67 の先端側には、傾斜案内部66a,67a が形成されている。
上下の固定ブラケット46,47 の上面間の間隔は、その固定ブラケット46,47 で可動ブラケット50,51 を下側から支持するように、上下の可動ブラケット50,51 の下面間の間隔と略同じになっている。また両ヒンジ軸48,49 の長さは略同じになっている。
【0012】
上記構成のヒンジ構造を有する弾球遊技機において、外枠1 に上下一対の前上ヒンジ3 及び前下ヒンジ4 を介して前枠2 を装着する場合には、前枠2 を外枠1 に対して前側から略直角方向に向けた状態で前下ヒンジ4 側を結合し、その後に前上ヒンジ3 を側方から結合する方法を採る。
前下ヒンジ4 側を結合する場合には、前下ヒンジ4 の固定ブラケット27側のヒンジ軸29に対して可動ブラケット31の嵌合孔40を上側から合わせて、図8に示すように、その嵌合孔40にヒンジ軸29を嵌合させる。このため、前下ヒンジ4 を容易に結合できる。また前下ヒンジ4 の結合状態では、固定ブラケット27上に可動ブラケット31が当接し、この固定ブラケット27により前枠2 側の重を支持できるので、前上ヒンジ3 を結合する際に前枠2 容易に支えることができる。
【0013】
前下ヒンジ4 を結合した後に、図7に示すように前上ヒンジ3 側の嵌合凹部41をヒンジ軸28側に向けた状態で、図8に示す如く可動ブラケット30を固定ブラケット26の上側になるように前下ヒンジ4 を支点として前枠2 全体を起こして行く。この時、固定ブラケット26及び可動ブラケット30の先端側には案内部43,44 があるので、固定ブラケット26と可動ブラケット30との先端同士が干渉することなく、可動ブラケット30を固定ブラケット26の上側に容易に載せることが可能である。
そして、可動ブラケット30が固定ブラケット26の上側になれば、図8に示すように可動ブラケット30又は抜け止めブラケット39の先端がヒンジ軸28の側面に当接するので、次に抜け止めブラケット39がヒンジ軸28の上端よりも上になるように前枠2 全体を若干持ち上げて、嵌合凹部41の開口側からヒンジ軸28を嵌合凹部41内に嵌合させる。
この時、ヒンジ軸28が嵌合凹部41開口側に入れば、ヒンジ軸28が抜け止めブラケット39の下側に入るので、その後は前枠2 側を持ち上げておく必要がなく、従って、ヒンジ軸28が嵌合凹部41の開口側に入るように僅かだけ前枠2 を持ち上げることにより、ヒンジ軸28を嵌合凹部41に容易に嵌め込むことができる。
また抜け止めブラケット39がヒンジ軸28の上側になるように前枠2 を若干持ち上げた時、及びヒンジ軸28の上端に抜け止めブラケット39が当接した状態の時には、前下ヒンジ4 の可動ブラケット31が固定ブラケット27から若干浮き上がるが、上側のヒンジ軸28に比べて下側のヒンジ軸29の長さが大になっているため、下側のヒンジ軸29が可動ブラケット31の嵌合孔40から外れるようなこともない。
【0014】
上側のヒンジ軸28が嵌合凹部41の開口側に嵌合して、そのヒンジ軸28の上端側に抜け止めブラケット39が当接すれば、前枠2 を外枠1 側に押すことによってヒンジ軸28が嵌合凹部41内へと進入して行く。そして、ヒンジ軸28が嵌合凹部41の内部に当接すると、ヒンジ軸28が抜け止めブラケット39の嵌合孔42に一致するので、前枠2 全体が上下のヒンジ軸28,29 に沿って下降して、図6及び図9に示すように、前上ヒンジ3 側のヒンジ軸28が抜け止めブラケット39の嵌合孔42に下側から嵌合し、ヒンジ軸28が嵌合凹部41から抜け出さないように抜け止めブラケット39によって抜け止めされると共に、上下の可動ブラケット30,31 が各固定ブラケット26,27 に当接して下側から支持されるので、前枠2 の装着が完了する。
外枠1 に枢着した前枠2 は、図7に仮想線で示すように、外枠1 の前側に当接する閉状態までヒンジ軸28,29 廻りに回動させた後、その閉状態で施錠装置により施錠して外枠1 に固定する。
前枠2 を取り外す場合には、逆の手順で行えば良い。
【0015】
このような構成のヒンジ装置を使用すれば、前枠2 を前上ヒンジ3 及び前下ヒンジ4 を介して外枠1 に容易且つ確実に着脱できる。しかも、前下ヒンジ4 は固定ブラケット27のヒンジ軸29に対して可動ブラケット31の嵌合孔40に上側から嵌脱する構造であり、また前上ヒンジ3 は固定ブラケット26のヒンジ軸28に可動ブラケット30の嵌合凹部41を側方から嵌脱し、その嵌合凹部41に嵌合したヒンジ軸28に上側から抜け止めの嵌合孔42を嵌脱する構造であるため、前上ヒンジ3 及び前下ヒンジ4 の構造を非常に簡単にできる。このため、従来に比較して前上ヒンジ3 及び前下ヒンジ4 を容易且つ安価に製作できると共に、前上ヒンジ3 及び前下ヒンジ4 の耐久性が向上する。
また前枠2 を装着した状態では、上下のヒンジ軸28,29 が可動ブラケット31及び抜け止めブラケット39の嵌合孔40,42 に嵌合しているので、ヒンジ軸28,29 廻りに前枠2 を容易且つ確実に開閉自在に枢支できる。
【0016】
更に前上ヒンジ3 には、その可動ブラケット30の上側近傍に抜け止めブラケット39を設けているが、この抜け止めブラケット39は可動ブラケット30の取り付け部37側に一体に折り曲げ形成しているので、両者を別々に設ける場合に比較して前上ヒンジ3 側の構造が簡単であり、その取り付けも容易にできる。
遊技盤装着枠8 に上下一対の裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13を介して裏機構板11を装着する場合には、図13及び図14に示すように、裏機構板11を遊技盤装着枠8 に対して後方から略直角方向に向けた状態で、その裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13を略同時に結合する方法を採る。
【0017】
先ず図13に示すように裏機構板11側の各可動ブラケット50,51 に形成された嵌合凹部62,63 を遊技盤装着枠8 側の各固定ブラケット46,47 のヒンジ軸48,49 側に向けると共に、上下の各案内部材66,67 の高さを各固定ブラケット46,47 の下側に合わせて、その状態で裏機構板11を遊技盤装着枠8 側へと移動させる。
すると各固定ブラケット46,47 の先端が可動ブラケット50,51 と案内部材66,67 との間に進入するので、固定ブラケット46,47 側のヒンジ軸48,49 が可動ブラケット50,51 の嵌合凹部62,63 の開口側に嵌合する。この時、各案内部材66,67 側に固定ブラケット46,47 の先端側が当接するようにすれば、各固定ブラケット46,47 が傾斜案内部66a,67a に案内されて、各ヒンジ軸48,49 の上端が取り付け基部56,57の周縁部61の下端側、又は可動ブラケット50,51 と干渉することもなく可動ブラケット50,51 と案内部材66,67 との間に進入する。従って、各ヒンジ軸48,49 を可動ブラケット50,51 の嵌合凹部62,63 に側方から容易に嵌合させることができる。
そして、各ヒンジ軸48,49 が各可動ブラケット50,51 の嵌合凹部62,63 の内端に当接した後、裏機構板11全体をヒンジ軸48,49 に沿って若干下降させると、各ヒンジ軸48,49 を取り付け基部56,57の嵌合部64,65 に嵌合して、ヒンジ軸48,49 が嵌合凹部62,63 から抜け出さないように嵌合部64,65 によって抜け止めされると共に、上下の可動ブラケット50,51 が各固定ブラケット46,47 に当接して下側から支持されるので、裏機構板11の装着が完了する。
【0018】
遊技盤装着枠8 に嵌め込んだ遊技盤10を固定する場合には、裏機構板11をヒンジ軸48,49 廻りに回動させて遊技盤装着枠8 に裏側から当接させた後、この裏機構板11をロックレバー14により遊技盤装着枠8 に締結し固定する。
裏機構板11を取り外す場合には、逆の手順で行えば良い。
このような構成のヒンジ装置を使用すれば、裏機構板11を裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13を介して遊技盤装着枠8 に容易且つ確実に着脱できる。しかも、裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13は、ヒンジ軸48,49 を備えた固定ブラケット46,47 と、嵌合凹部62,63 を備えた可動ブラケット50,51 と、この可動ブラケット50,51 の上側で取り付け基部56,57側に形成された嵌合部64,65 とを備えた構造であるため、裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13の構造を共に非常に簡単にできる。このため、従来に比較して裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13を容易且つ安価に製作できると共に、裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13の耐久性が向上する。
また裏機構板11を遊技盤装着枠8 に枢着した状態では、上下のヒンジ軸48,49 が可動ブラケット50,51 の嵌合凹部62,63 及び取り付け基部56,57の嵌合部64,65 に嵌合しているので、ヒンジ軸48,49 廻りに裏機構板11を容易且つ確実に開閉自在に枢支できる。
【0019】
更に裏機構板11側には各可動ブラケット50,51 の下側に間隔を置いて案内部材66,67 を設け、この各案内部材66,67 により各固定ブラケット46,47 を案内するようにしているので、各固定ブラケット46,47 のヒンジ軸48,49 を可動ブラケット50,51 の嵌合凹部62,63 に容易に嵌合させることができ、装着時の取り扱いが非常に容易である。
しかも、抜け止め用の嵌合部64,65 を取り付け基部56,57の周縁部61の下端側に、案内部材66,67 を側部リブ58に夫々一体に形成しているので、裏機構板11を合成樹脂材料により成形する時に、抜け止め用の嵌合部64,65 と案内部材66,67 とを容易に成形でき、その製作が非常に容易である。
なお、抜け止め用の嵌合部64,65 と案内部材66,67 は、裏機構板11と一体の合成樹脂製であるが、前枠2 に比較して裏機構板11を開閉する頻度が少ないので、別段問題はない。
【0020】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、前枠2 を外枠1 に枢着する前上ヒンジ3 及び前下ヒンジ4 と同様の構成を、裏機構板11を遊技盤装着枠8 に枢着する裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13側に採用しても良いし、逆に裏機構板11を遊技盤装着枠8 に枢着する裏上ヒンジ12及び裏下ヒンジ13と同様の構成を、前枠2 を外枠1 に枢着する前上ヒンジ3 及び前下ヒンジ4 側に採用しても良い。
前上ヒンジ3 と前下ヒンジ4 は、逆の構造にしても良い。
また裏上ヒンジ12、裏下ヒンジ13側の抜け止め部を構成する嵌合部64,65 は、板金製の抜け止めブラケットに形成しても良い。案内部材66,67 は板金製として、可動ブラケット50,51 と共に取り付け基部56,57に取り付けても良い。
案内部43,44 は、固定ブラケット26側又は可動ブラケット30の一方側にのみ設けても良い。
裏上ヒンジ12、裏下ヒンジ13の抜け止め部は、嵌合部64,65 により構成する他、嵌合凹部62,63 の上側でその開口側を閉鎖する部材を設け、その部材で構成しても良い。
更に支持枠として外枠1 及び遊技盤装着枠8 を、開閉体として前枠2 及び裏機構板11を夫々例示したが、これら以外のものでも同様に実施できる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、上下一対のヒンジ3,4 は、支持枠1 側に固定され且つヒンジ軸28,29 を有する固定ブラケット26,27 と、開閉体2 側に固定され且つ固定ブラケット26,27 により下側から支持される可動ブラケット30,31 とを備え、この上下一対の可動ブラケット30,31 の内、一方の可動ブラケット31に、この一方の可動ブラケット31に対応する一方のヒンジ軸29に対して上側から嵌脱自在に嵌合する嵌合孔40を形成し、他方の可動ブラケット30に、その上側近傍に突出する抜け止めブラケット 39 を一体に設け、他方の可動ブラケット 30 に、他方のヒンジ軸 28 の上端が抜け止めブラケット 39 の下側となるように開閉体 2 を持ち上げた状態のときに、他方の可動ブラケット30に対応する他方のヒンジ軸28に対して側方から嵌脱自在嵌合凹部41を形成し、抜け止めブラケット 39 に、開閉体 2 を下降させたときに嵌合凹部41に嵌合する他方のヒンジ軸28に対して上側から係脱自在に係合する抜け止め部42を設け、一方のヒンジ軸 29 は前記持ち上げ状態のときにも一方の嵌合孔 40 から抜けない長さを有するため、上下の各ヒンジ構造が簡単で容易且つ安価に製作できると共に耐久性に優れ、しかも開閉体を容易且つ確実に枢着し着脱できる。
また他方の固定ブラケット26及び/又は他方の可動ブラケット30に、他方の可動ブラケット30の嵌合凹部41に他方のヒンジ軸28を嵌合させるときに該他方の可動ブラケット30を方の固定ブラケット26の上側に案内する案内部43,44 を設けているので、一方のヒンジ4 を支点として他方のヒンジ3 の可動ブラケット30を固定ブラケット26側に容易に案内でき、他方のヒンジ3 を容易に結合できる。
【0022】
に抜け止めブラケット39に、抜け止め部としての嵌合孔42を形成しているので、簡単な構造で上下を確実に枢支できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の背面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の開状態の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機のヒンジ部分の分解縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す前ヒンジ部分の分解斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す前ヒンジ部分の平面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す前ヒンジ部分の結合前の断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す前ヒンジ部分の結合過程の断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す前ヒンジ部分の結合状態の断面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示す裏ヒンジ部分の縦断面図である。
【図11】本発明の一実施形態を示す裏ヒンジ部分の横断面図である。
【図12】本発明の一実施形態を示す裏ヒンジ部分の分解斜視図である。
【図13】本発明の一実施形態を示す裏ヒンジ部分の結合過程の横断面図である。
【図14】本発明の一実施形態を示す裏ヒンジ部分の結合過程の縦断面図である。
【符号の説明】
1 外枠(支持枠)
2 前枠(開閉体)
3 前上ヒンジ
4 前下ヒンジ
8 遊技盤装着枠(支持枠)
28,29,48,49 ヒンジ軸
26,27,46,47 固定ブラケット
30,31,50,51 可動ブラケット
40 嵌合孔
41,62,63 嵌合凹部
42 嵌合孔(抜け止め部)
43,44 案内部
39 抜け止めブラケット
11 裏機構板(開閉体)
12 裏上ヒンジ
13 裏下ヒンジ
64,65 抜け止め部
66,67 案内部材

Claims (3)

  1. 支持枠(1) に上下一対のヒンジ(3)(4)を介して開閉体(2) を縦方向のヒンジ軸(28)(29)廻りに開閉及び着脱自在に枢着した弾球遊技機において、上下一対のヒンジ(3)(4)は、支持枠(1) 側に固定され且つヒンジ軸(28)(29)を有する固定ブラケット(26)(27)と、開閉体(2) 側に固定され且つ固定ブラケット(26)(27)により下側から支持される可動ブラケット(30)(31)とを備え、この上下一対の可動ブラケット(30)(31)の内、一方の可動ブラケット(31)に、この一方の可動ブラケット(31)に対応する一方のヒンジ軸(29)に対して上側から嵌脱自在に嵌合する嵌合孔(40)を形成し、他方の可動ブラケット(30)に、その上側近傍に突出する抜け止めブラケット (39) を一体に設け、他方の可動ブラケット (30) に、他方のヒンジ軸 (28) の上端が抜け止めブラケット (39) の下側となるように開閉体 (2) を持ち上げた状態のときに、他方の可動ブラケット(30)に対応する他方のヒンジ軸(28)に対して側方から嵌脱自在嵌合凹部(41)を形成し、抜け止めブラケット (39) に、開閉体 (2) を下降させたときに嵌合凹部(41)に嵌合する他方のヒンジ軸(28)に対して上側から係脱自在に係合する抜け止め部(42)を設け、一方のヒンジ軸 (29) は前記持ち上げ状態のときにも一方の嵌合孔 (40) から抜けない長さを有することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 他方の固定ブラケット(26)及び/又は他方の可動ブラケット(30)に、他方の可動ブラケット(30)の嵌合凹部(41)に他方のヒンジ軸(28)を嵌合させるときに該他方の可動ブラケット(30)を方の固定ブラケット(26)の上側に案内する案内部(43)(44)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. け止めブラケット(39)に、抜け止め部としての嵌合孔(42)を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
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