JP3931745B2 - 免震支承装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物を支持すると共に、地震振動から免震する免震支承装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
免震支承装置としては、ゴム層と鋼鈑層とが交互に積層されている積層体を具備したものが知られているが、免震すべき振動方向を特定できないビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物用の免震支承装置では、免震特性に無方向性の円柱型の積層体が用いられる。
【0003】
ところで、円柱型の積層体では、水平方向の大きな変形においてその上面と下面との平面視における重なり合いの面積が小さい結果、耐座屈性能が劣ることになり、この耐座屈性能を向上させるためには、その径を大きくして大型にする必要があるが、ビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物用の免震支承装置では、橋梁と比較してその設置空間が制限されるために、積層体の水平方向の大型化は困難である。
【0004】
また、円柱型の積層体では、その積層体を構成するゴム層及び鋼鈑層を得るために、素材としての矩形のゴム板及び鋼板から円形のゴム板及び鋼板を得るために、使用しない無駄となる部分が素材に多く生じて素材の利用率が極めて低く、したがって、円柱型の積層体を具備した免震装置は割高となる。
【0005】
加えて、積層体は、通常、金型内でゴム板を加硫させてゴム板及び鋼板を互いに固着させて製造されるが、積層体が円柱型であると、種々の大きさの積層体を製造するには各積層体に対応した金型を準備しなければならず、斯かる点からも円柱型の積層体を具備した免震装置は割高となる。
【0006】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、小型でも耐座屈性能に優れて、しかも、容易に且つ安価に製造できる、ビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物用に好適な免震支承装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様のビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物用の免震支承装置は、弾性層と剛性層とが交互に積層されている積層体を具備しており、ここで、積層体は、平面視において実質的に多角形の外形を有している。
【0008】
第一の態様の免震装置によれば、積層体が平面視において多角形の外形を有しているために、円柱型の積層体と比較して、水平方向の大きな変形においてもその上面と下面との平面視における重なり合いの面積が大きい結果、小型でも優れた耐座屈性能を有することになり、加えて、素材としての矩形のゴム板及び鋼板等から無駄を少なくして弾性層と剛性層とのためのゴム板及び鋼板を得ることができる上に、積層体が多角柱であるために、円弧面を有しない金型でもって斯かる積層体をゴム板の加硫を介して製造できる結果、種々の大きさの積層体を容易に且つ安価に製造できる。
【0009】
本発明において、多角形は三角形以上を含むが、好ましくは本発明の第二の態様の免震装置のように、積層体は、平面視において実質的に正六角形の外形を有しており、より好ましくは本発明の第三の態様の免震装置のように、積層体は、平面視において実質的に内角の角度が互いに等しい八角形の外形を有している。
【0010】
第二又は第三の態様の免震装置によれば、積層体が平面視において実質的に正六角形又は内角の角度が互いに等しい八角形の外形を有しているため、換言すれば、積層体が実質的に正六角柱又は角部が互いに等しい角度をもった八角柱であるために、三角柱及び四角柱の積層体に比較して、免震効果の方向性が少なくなり、より好ましい免震効果を得ることができる。
【0011】
第三の態様の免震装置において、互いに平行な一対の辺は、この一対の辺に対して直交すると共に互いに平行な他の一対の辺間の距離をL1とすると、好ましくは本発明の第四の態様の免震装置のように、次式で表される長さLx1を有しており、
【数5】
また、より好ましくは本発明の第五の態様の免震装置のように、次式で表される長さLx1を有している。
【数6】
【0012】
また第四又は第五の態様の免震装置において、一対の辺に対して直交すると共に互いに平行な他の一対の辺は、この他の一対の辺に対して直交すると共に互いに平行な前記の一対の辺間の距離をL2とすると、好ましくは本発明の第六の態様の免震装置のように、次式で表される長さLx2を有しており、
【数7】
また、より好ましくは本発明の第七の態様の免震装置のように、次式で表される長さLx2を有している。
【数8】
【0013】
積層体が平面視において実質的に内角の角度が互いに等しい八角形の外形を有している場合において、免震効果の方向性を少なくするには、Lx1を
【数9】
に等しく、またLx2を
【数10】
に等しくすることが最も好ましいのであるが、Lx1を
【数11】
よりも小さく、またLx2を
【数12】
よりも小さくすると、弾性層及び剛性層のための素材において使用しない無駄となる部分が多く生じて素材の利用率が低くなって製造原価が割高となる。
【0014】
更に、Lx1をL1に等しくし、またLx2をL2に等しくすると、六角形又は四角形となり、免震効果の方向性の低減効果が少なくなるという八角形にした意義がなくなる。
【0015】
八角柱の積層体において弾性層及び剛性層の素材の利用率と免震効果の方向性の低減効果とに鑑みて、好ましいLx1及びLx2の範囲において、Lx1が
【数13】
であって、Lx2が
【数14】
である。
【0016】
本発明の第八の態様の免震装置では、一対の辺間の距離L2と他の一対の辺間の距離L1とは、互いに等しくなっており、斯かる免震装置によれば、全方位に関して免震効果を略均等に得ることができる。
【0017】
本発明において、弾性層及び剛性層の夫々は、積層体の平面視における外形と同一の外形を有していてもよいが、特に、剛性層は、好ましくは本発明の第九の態様の免震装置のように、平面視において、積層体の平面視における外形の内側において当該外形と実質的に相似な外形を有している。
【0018】
本発明の第十の態様の免震装置では、上記のいずれかの態様の免震装置において、積層体は、弾性層と剛性層とを取り囲んだ外被層を有しており、外被層を含んで積層体は、平面視において実質的に多角形の外形を有している。
【0019】
第十の態様の免震装置によれば、剛性層を外被層で保護できるために、剛性層を鋼板等の金属板で構成する場合には、剛性層の腐食等を防ぐことができる。
【0020】
本発明の第十一の態様の免震装置は、上記のいずれかの態様の免震装置において、弾性層と剛性層とを貫通した少なくとも一つの柱状孔に配された柱状の鉛を有している。
【0021】
第十一の態様の免震装置によれば、免震効果に加えて柱状の鉛によって減衰効果をも効果的に得ることができ、而して、地震等に起因して建物に伝達された水平振動を可及的に速やかに減衰させることができる。
【0022】
本発明の第十二の態様の免震装置は、上記の第一から第十のいずれかの態様の免震装置において、弾性層と剛性層とを貫通した複数の円柱状孔の夫々に配された円柱状の鉛を有している。
【0023】
第十二の態様の免震装置によれば、複数の円柱状の鉛を有しているために、複数の鉛でもって分散して地震等に起因して建物に伝達された水平振動を可及的に速やかに減衰させることができる結果、減衰効果をより効果的に得ることができる。
【0024】
第十二の態様の免震装置において、複数の円柱状孔の夫々は、本発明の第十三の態様の免震装置のように、その中心が積層体の平面視における多角形の外形を規定する辺の中央部と多角形の中心とを結ぶ線上に実質的に位置するように配されていても、本発明の第十四の態様の免震装置のように、その中心が積層体の平面視における多角形の外形の角部と多角形の中心とを結ぶ線上に実質的に位置するように配されていてもよい。
【0025】
第五及び第七の態様、特に第八の態様の免震装置においては、複数の円柱状孔の夫々は、好ましくは、その中心が積層体の平面視における多角形の外形を規定する辺のうちの一対の辺及び他の一対の辺に挟まれる他の二つの辺の夫々の中央部と多角形の中心とを結ぶ線上に実質的に位置するように配される。
【0026】
次に本発明及びその実施の形態を、図に示す例を参照して更に詳細に説明する。なお、本発明はこの例に何等限定されないのである。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1及び図2において、本例のビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物用の免震支承装置1は、天然又は合成ゴム等からなる複数の八角形の板状の弾性層2と鋼鈑等からなる複数の八角形の板状の剛性層3とが交互に積層されている積層体4を具備している。
【0028】
積層体4は、弾性層2及び剛性層3に加えて、弾性層2及び剛性層3の外周側に配されて弾性層2と剛性層3とを取り囲んでいると共に弾性層2に一体形成された外被層5を具備しており、天然又は合成ゴム等からなる外被層5を含んで特に図2に示すように平面視において実質的に多角形の外形、本例では、平面視において実質的に八個の角部6の内角の角度θが互いに等しい八角形の外形を有している。
【0029】
積層体4の平面視における八個の角部6の内角の角度θが実質的に全て互いに等しい図2に示す八角形の外形において、互いに平行な一対の辺21及び22は、この一対の辺21及び22に対して直交すると共に互いに平行な他の一対の辺23及び24間の距離をL1とすると、略0.7・L1に等しい長さLx1を有しており、一対の辺23及び24は、一対の辺23及び24に対して直交すると共に互いに平行な一対の辺21及び22間の距離をL2とすると、略0.7・L2に等しい長さLx2を有しており、本例では、長さLx1と長さLx2とは互いに等しくなっていると共に、距離L2と距離L1とは、互いに等しくなっており、また、一対の辺21及び22並びに一対の辺23及び24に挟まれる更に他の辺11、12、13及び14は、一対の辺21及び22並びに一対の辺23及び24の長さLx1及びLx2よりも短い長さを有している。辺11及び12は、互いに平行となっており、辺13及び14もまた、互いに平行となっている。
【0030】
弾性層2及び外被層5に加硫接着されている剛性層3は、平面視において、積層体4の平面視における外形の内側において当該外形と実質的に相似な外形、本例では平面視において八個の角部30の内角の角度θが実質的に互いに等しく且つ積層体4の平面視における外形よりも外被層5の厚み分tだけ小さい八角形の外形を有しており、最上位に配された厚肉の環状の補強板31と、最下位に配された厚肉の環状の補強板32と、補強板31と補強板32との間に配された複数枚の薄肉の環状の剛性板33とを具備しており、弾性層2は、鋼鈑等からなる補強板31、32及び剛性板33の間に配されている。
【0031】
以上の積層体4を具備した免震支承装置1は、積層体4の上面34及び下面35の補強板31及び32にボルト36等でもって取り付けられた取り付け板37及び38並びにアンカーボルト等を介して、取り付け板37側ではビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物の上部構造物に、取り付け板38側では基礎に固着されて、上部構造物と基礎との間に配される。
【0032】
そして免震支承装置1は、地震により生じる基礎の水平方向Hの振動を積層体4の水平方向Hの剪断変形でもって上部構造物に伝達しないようにして上部構造物を免震支持する。
【0033】
免震支承装置1では、積層体4が平面視において多角形である八角形の外形を有しているために、円柱型の積層体と比較して、水平方向Hの変形においてその上面34と下面35との平面視における重なり合いの面積が大きい結果、小型でも優れた耐座屈性能を有することになり、加えて、素材としての矩形のゴム板及び鋼板等から無駄を少なくして弾性層2と剛性層3とのためのゴム板及び鋼板等を得ることができる上に、積層体4が多角柱である八角柱であるために、円弧面を有した金型を用いないでも斯かる積層体4をゴム板の加硫を介して製造できる結果、種々の大きさの積層体4を容易に且つ安価に製造できる上に、水平方向Hの振動に対しての免震効果の方向性が少なくなり、優れた免震効果を得ることができ、加えて、剛性層3を外被層5で保護できるために、剛性層3の腐食等を防ぐことができる。
【0034】
また免震支承装置1では、辺21及び22が略0.7・L1に等しい長さLx1を有しており、辺23及び24が略0.7・L2に等しい長さLx2を有しているために、弾性層2及び剛性層3のための素材に対する好ましい利用率と免震効果の方向性の好ましい低減効果とを得ることができる。
【0035】
ところで、上記の免震支承装置1では、弾性層2の水平方向Hの内部剪断歪でもって水平方向Hの振動の減衰を得ることができるが、これに加えて、図3及び図4に示すように、弾性層2と剛性層3とを貫通した一つの柱状孔、本例では円柱状孔41に配された円柱状の鉛42を振動エネルギ吸収体として具備して免震支承装置1を構成し、積層体4の水平方向Hの変形と共に鉛42もまた水平方向Hに変形されるようにして、鉛42の水平方向Hの変形でもっても上部構造物の水平方向Hの振動エネルギを吸収して上部構造物の振動の可及的速やかな減衰を得るようにしてもよい。
【0036】
図3及び図4に示す免震支承装置1では、積層体4は、弾性層2、剛性層3及び外被層5に加えて、弾性層2及び剛性層3の内周側に配されていると共に弾性層2に一体になった円筒状の内被層45を具備しており、円柱状孔41は、天然又は合成ゴム等からなる内被層45の内周面46と剛性層3の補強板31及び32の内周面47及び48とによって規定されている。
【0037】
斯かる図3及び図4に示す免震支承装置1でも、積層体4が平面視において八角形の外形を有しているために、図1及び図2に示す免震支承装置1と同様の効果を得ることができる上に、鉛42でもって上部構造物の水平方向Hの振動エネルギを吸収して上部構造物の振動の可及的速やかな減衰を得ることができる。
【0038】
また図3及び図4に示す免震支承装置1でも、図1及び図2に示す免震支承装置1と同様に、辺21及び22が略0.7・L1に等しい長さLx1を有し、辺23及び24が略0.7・L2に等しい長さLx2を有し、しかも、長さLx1と長さLx2とが互いに等しいために、図1及び図2に示す免震支承装置1と同様に、弾性層2及び剛性層3のための素材に対する好ましい利用率と免震効果の方向性の好ましい低減効果とを得ることができる。
【0039】
なお、図3及び図4に示すように、取り付け板37及び38と補強板31及び32とに夫々嵌合された剪断キー部材51及び52をも介して免震支承装置1を上部構造物及び基礎に固定してもよい。
【0040】
また、上記の免震支承装置1では、一つの円柱状孔41を有した積層体4を用いたが、これに代えて、複数個、例えば図5及び図6に示すように四個の円柱状孔41を有した積層体4を用い、斯かる弾性層2と剛性層3とを貫通した各円柱状孔41に振動エネルギ吸収体として配された鉛42を具備して免震支承装置1を構成してもよい。
【0041】
図5及び図6に示す免震支承装置1では、円柱状孔41の夫々は、その中心O1が積層体4の平面視における八角形の外形を規定する辺11、12、13及び14の夫々の中央部61と多角形の中心O2とを結ぶ線62上に実質的に位置するように配されている。
【0042】
図5及び図6に示す免震支承装置1でも、積層体4が平面視において八角形の外形を有しているために、先に述べた免震支承装置1と同様の効果を得ることができる上に、辺21及び22が略0.7・L1に等しい長さLx1を有し、辺23及び24が略0.7・L2に等しい長さLx2を有し、しかも、長さLx1と長さLx2とが互いに等しいために、先に述べた免震支承装置1と同様の効果を得ることができる上に、減衰効果をより効果的に得ることができる。
【0043】
なお、図5及び図6に示す免震支承装置1において、円柱状孔41の夫々を、その中心O1が積層体4の平面視における八角形の外形を規定すると共に長さLx1及びLx2を有した辺21、22、23及び24の夫々の中央部と多角形の中心O2とを結ぶ線上に実質的に位置するように配してもよい。
【0044】
上記の免震支承装置1では、積層体4が平面視において実質的に八角形の外形を有しているが、これに代えて、図7及び図8に示すように、積層体4が、平面視において実質的に正六角形の外形を有していてもよい。図7及び図8に示す免震支承装置1では、積層体4は、弾性層2と剛性層3とを貫通した六個の円柱状孔41を有しており、円柱状孔41の夫々は、その中心O1が積層体4の平面視における正六角形の外形の角部71と正六角形の中心O2とを結ぶ線72上に実質的に位置するように配されており、斯かる円柱状孔41の夫々に鉛42が配されている。
【0045】
図7及び図8に示す免震支承装置1では、図9に示すように、円柱状孔41の夫々を、その中心O1が積層体4の平面視における六角形の外形を規定すると共に互いに同じ長さを有した全ての辺73の夫々の中央部74と六角形の中心O2とを結ぶ線75上に実質的に位置するように配し、斯かる円柱状孔41の夫々に鉛42を配してもよい。
【0046】
図7から図9に示す免震支承装置1でも上記の免震支承装置1と同様の効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、小型でも耐座屈性能に優れて、しかも、容易に且つ安価に製造できる、ビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物用に好適な免震支承装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい例の断面説明図である。
【図2】図1に示す例の積層体の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態の好ましい他の例の断面説明図である。
【図4】図3に示す例の積層体の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の断面説明図である。
【図6】図5に示す例の積層体の平面図である。
【図7】本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の断面説明図である。
【図8】図7に示す例の積層体の平面図である。
【図9】図7に示す例の積層体の変形例の平面図である。
【符号の説明】
1 免震支承装置
2 弾性層
3 剛性層
4 積層体
Claims (8)
- 弾性層と剛性層とが交互に積層されている積層体を具備していると共に、ビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物用の免震支承装置であって、積層体は、平面視において実質的に内角の角度が互いに等しい八角形の外形を有しており、積層体の平面視における八角形の外形において、互いに平行な一対の辺は、この一対の辺に対して直交すると共に互いに平行な他の一対の辺間の距離をL1とすると、0.6・L1≦Lx1≦0.98・L1の式で表される長さLx1を有しており、一対の辺に対して直交すると共に互いに平行な他の一対の辺は、この他の一対の辺に対して直交すると共に互いに平行な前記の一対の辺間の距離をL2とすると、0.6・L2≦Lx2≦0.98・L2の式で表される長さLx2を有している免震支承装置。
- 一対の辺間の距離L2と他の一対の辺間の距離L1とは、互いに等しくなっている請求項1に記載の免震支承装置。
- 剛性層は、平面視において、積層体の平面視における外形の内側において当該外形と実質的に相似な外形を有している請求項1又は2に記載の免震支承装置。
- 積層体は、弾性層と剛性層とを取り囲んだ外被層を有しており、外被層を含んで積層体は、平面視において八角形の外形を有している請求項1から3のいずれか一項に記載の免震支承装置。
- 弾性層と剛性層とを貫通した少なくとも一つの柱状孔に配された柱状の鉛を有している請求項1から4のいずれか一項に記載の免震支承装置。
- 弾性層と剛性層とを貫通した複数の円柱状孔の夫々に配された円柱状の鉛を有している請求項1から4のいずれか一項に記載の免震支承装置。
- 複数の円柱状孔の夫々は、その中心が積層体の平面視における八角形の外形を規定する辺の中央部と八角形の中心とを結ぶ線上に実質的に位置するように配されている請求項6に記載の免震支承装置。
- 複数の円柱状孔の夫々は、その中心が積層体の平面視における八角形の外形の角部と八角形の中心とを結ぶ線上に実質的に位置するように配されている請求項6又は7に記載の免震支承装置。
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