JP3929808B2 - 放音装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気ギター用拡声装置に用いて好適な放音装置に係わり、特に、放音装置をスピーカキャビネットとして利用するだけでなく電気ギターの共鳴拡声体として使用可能な放音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電気ギター用拡声装置(以下、ギターアンプと記す)に用いられているキャビネット(エンクロージャー)は演奏される音楽内容に応じて使い分けがされている。
【0003】
即ち、後面開放箱型バフル及び密閉型バフル並びに位相反転型バフル構造のキャビネット等が用いられ、後面開放箱型バフルではスピーカの駆動能率が良く、音がスピーカの前方に飛び出し、明るく活力のある、アメリカン・サウンドの再生に向いている。一方この構造の欠点は低域の再生が不足するため、一般的にはアンプ側のイコライザで低域補正を行なっている。
【0004】
また、密閉型バフルはスピーカの駆動能率が悪く、ライブ等の大きな音の再生用に主に利用され、キャビネット内には30cm口径のスピーカを4本入れたものが殆どでブリティッシュ・ロック等のハードな音を出すミュージシャンの利用が多い。
【0005】
更に位相反転バフル型(バスレフ)は99%がベースギターアンプでの利用であり、低域再生時の不足をバスレフによって補強している。このバスレフ型のキャビネットはギターアンプとしての利用は全く無い、その理由は、ダクトから再生される低音の音質がスピーカから再生される音質と似つかないものと成りかねないためと思われる。
【0006】
従って、ギターアンプとしては殆どが後面開放箱型バフルか密閉バフル型が用いられている。
【0007】
また、この様なギターアンプのキャビネットを構成する木材は板厚が18mm乃至25mmと厚手で、外装は、傷等が付き難くするため一般のオーディオ・スピーカ装置と同様に不要な共振を避ける目的から布張り又は各種レーザ(ビニール・レーザ)張りと成し、キャビネットのコーナー部には金属製のコーナー金具で補強し、スピーカ及びアンプ回路等をキャビネットに内蔵させたものが多く利用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き、従来のギターアンプを通じて、放音すると、元の楽器、例えば電気ギターが生成する音響表現である、音色変化、響き、各方位への音放射が充分に再生されないと云う問題が生ずる。
【0009】
今、上述の問題をギター(通称、生ギター)と電気ギターについて考察すると、通常ギターでは木箱で構成した胴体を共鳴拡散体とし、単振動する弦が奏でる基本音と、胴体形状によって定まる倍音の含有率が時間的に減衰した合成音を含有する固有音色として、胴体から各方位に向けて倍音含有率の異なる、位相の異なる音が放射されて、ギター固有の響きを形成している。
【0010】
一方、電気ギターの場合は弦の振動は共鳴箱又は単板から成る共鳴体上で弦の下に置かれた振動電気変換器(ピックアップ)上を金属性弦が振動することで振動を電気信号に変換しギターアンプを介して楽音を放音しているので、ギターの様に共鳴拡散体と成る胴体から放射される楽器固有の音色変化、響き、各方位への音放射を表現することが難しく成っている。
【0011】
即ち、単一個所でピックアップした弦振動を単一方向に対して音響エネルギーとして放射しているため、生ギターの様な各部各所が各方位に各種放射している状況とは全く異なる音を音源として拡声していると言える。
【0012】
また、例え共鳴箱を持った電気ギターでも、その共鳴箱から再生される音は、ギターアンプから拡声される実際上の音よりかなり小さく成るので、その本来の表現をすべて再現する事は、不可能と言える。
しかし、電気ギターでピックアップした弦振動信号は、共鳴板により共振して合成された倍音含有音の影響を弦が受け、結果的には、生楽器に近い倍音変化や響きを電気信号としては持っている。
【0013】
従って、本発明が解決しようとする課題はピックアップによって、振動電気変換された楽器音響信号を生ギターが本来持つ特徴である、倍音変化が豊かで、響きがあり、各方位への音響エネルギーの放射が豊かなギターアンプ(スピーカ及びキャビネット並びにアンプを含む)となる生楽器に近い音響再生が可能な放音装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
また、ギターアンプに用いられるキャビネットは上述の様に主に後面開放箱型バフル及び密閉型バフル並びにバスレフ型と成るが、キャビネットは堅固な厚手の木材から成る非共鳴部材で構成され、音響エネルギーはスピーカの取付中心点から同心円上に放音されるため、本来の生ギターの胴体から放音される様な放射音もなく、高域はキャビネット表面に被覆した布等で抑圧され、且つ倍音再生の少ない電気的再生音に近い楽音信号となって放音される。従って、本発明が解決しようとする第2の課題はキャビネット(エンクロージャー、スピーカボックス、ケーシング、筐体と同義語)に改良を加えて、キャビネットから各方位への音響放射を増加させ、高音域が吸収されず、高域(倍音)再生能力を向上させ、中低音域エネルギーを各方位に放射可能な放音装置を得ることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願請求項1に係る放音装置の発明は、キャビネットと、該キャビネットの前面板に装着した1個のスピーカと、該スピーカの略中心で、キャビネットの前面板と直交するように設けた仕切板と、を備え、この仕切板によって、キャビネット内を少なくとも2分割させ、2分割した一方のキャビネット領域には、その底面に第1の開口部が設けられ、2分割した他方のキャビネット領域には、その背面に第2の開口部が設けられ、このキャビネットの外側及び仕切板に木材を用い、その表面をラッカ等の塗料で鏡面仕上げして、キャビネット全体を共鳴拡声体とするとともに、キャビネットの前面板側の底面を床面に対して所定角度傾斜させることにより、この第1の開口部より中低音が放音され、第2の開口部より中高音が放音されるようにしたことを特徴としている。
【0019】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の放音装置におけるキャビネットの所定傾斜角度を略15°としたことを特徴としている。もちろん、15°丁度にしなければならないのではなく、略15°にすることにより、第1の開口部から中低音が効果的に放音されるのである。
【0020】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載した発明の放音装置において、キャビネットの底面に設けた第1の開口部は、スピーカの略真下に台形状に形成されており、該台形状の第1の開口部の面積は、前記スピーカの振動板の水平断面の80%に選択してなることを特徴としている。
【0021】
請求項1〜3に記載の放音装置によれば、1つのスピーカを内蔵したキャビネットから増加させた複数の音の放射口を介して、各方位への音響放射を増大させることで楽器と同様の豊かな倍音変化を有する位相の異なる音響エネルギーを放射するので放射能率が向上する。しかも、高調波成分をキャビネット表面で反射させ、キャビネットの軽量化を図り、キャビネットを共鳴体として機能させて高調波再生能率を向上させたので、音色変化、響き、各方位への音放射は生ギター等の楽器に近い音響再生が可能な放音装置が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の1形態例を示す原理的構成を図1及び図2を用いて説明する。
【0023】
図1(A)(B)は本発明の放音装置1のスピーカをバッフル板に取り付けた場合の正面図及び側断面図を示すものであり、図2(A)は本発明の放音装置の一部を断面とする正面図、図2(B)は図2(A)のA−A断面矢視図、図2(C)は本発明の放音装置の等価回路図である。
【0024】
図1の放音装置は略矩形状のバッフル板2の略中心位置にスピーカ3の口径に対応した開口部5が穿たれ有限のバッフル板にスピーカ3を開口部5と対向する様に固定し、更に、開口部5或はスピーカ3の振動板10の中心Oを通ってバッフル板2の垂直面と直交し、矩形状バッフル板2の短辺方向と平行になる様に仕切板4を固定し、少なくともバッフル板2を上下領域に2分割する。
【0025】
この状態でスピーカ3を駆動すればスピーカ3の開口部5から放射される同心円状の音響放射エネルギーの他にバッフル板2の仕切板4の下側の領域から少なくとも前方及び後方に放射される音響放射エネルギーFF1及びFB1と仕切板4の上側の領域から前方及び後方に放射される音響放射エネルギーFF2及びFB2を取り出すことが出来る。
【0026】
上述の説明では矩形バッフル板2を略中心で上下の2領域に分割したが矩形バッフル板2の長辺と平行に開口部5の中心O或はスピーカ3の中心Oを通ってバッフル板2の垂直面と直交する様に仕切板4を仮想線で示す様に固定し、スピーカ3を中心に左右の領域に2分割する様にすればスピーカ3の開口部5からの前方へ放射される音響放射エネルギーFF の他に少なくとも仕切板4の左側の領域からバッフル板2の左側端及び上下端を経て前方及び後方に放射される音響放射エネルギーと仕切板の右側の領域から放射される音響放射エネルギーを取り出すことが出来る。
【0027】
勿論、上述の横及び縦に十字状に設けた2つの仕切板4及び4によってバッフル板2を4分割する様に成せば仕切の無い場合に比べて1つのスピーカで放音を2倍に増加させることが可能となる。
【0028】
図2(A)(B)に示す放音装置1は通常のギターアンプと同様にキャビネット6を横長にし矩形状のバッフル板となる前面板7の中心位置に開口部5を形成しこの開口部5と対向する位置にスピーカ3を固定し、このスピーカ3の中心Oを通ってキャビネットの上下側板と平行で且つ前面板7及び背面板の垂直面と直交する様に仕切板4を固定して、キャビネットを上下二つの空間に仕切った上室11U及び下室11Dを形成する。
【0029】
勿論、仕切板4のスピーカ3が当接する部分はスピーカ3のフレーム等の形状に応じてなるべくスピーカ3の外形との間に隙間を生じない様に切り込まれている。
【0030】
下室11Dの底板にはスピーカ3の真下に第1の開口部8を穿ち、背面板は密閉状態とする。また、上室11Uの背面板には仕切板4に沿って溝状の第2の開口部9を穿って天板は密閉状態とし、略同一容積の上下室11U及び11Dを構成する。
【0031】
上述構成の放音装置1のスピーカ3に図2(C)の様に入力端a,bから所定の音響信号入力を加えて、スピーカ3を駆動した場合、スピーカ3の等価的動作は図2(C)の如く表すことが出来る。
【0032】
図2(C)に於いて、キャビネット6のバッフル板を構成する前面板7の開口部5を介して放射される所定時刻の所定周波数に於ける同心円状の前面音響放射エネルギーFF =fEとすると、下室11Dの第1の開口部8から下側に向けて放射される下面放射音響エネルギーFD はキャビネット6の前面板7側が所定角度持ち上げることで床を介して、前面側に放射される下向前面音響放射エネルギーFF1及び上室11Uの背面板に穿った第2の開口部9から放射される背面音響放射エネルギーFB2はスピーカ3の全放射エネルギーfEの半分で且つ逆相であるからFF1=FB2=−fE/2となる。
【0033】
仮に、第1及び第2の開口部から放射されるこれらエネルギーが前面音響放射エネルギーFF =fEと同相であればfE+|−fE/2|=1.5fEとなる。仮に逆相であればfE+(−fE/2)=0.5fEとなる。また遅れ波であれば和又は差分波となるが共に1.5fE>X>0.5fEとなるから、平均的にはX=1.0fEの放射エネルギーが第1及び第2の開口部8及び9より仮想的な2つの駆動スピーカ12D及び12Uより放射されていると考えてよい。
【0034】
本発明のキャビネット6の下室11Dに設けた第1の開口部8は従来の一定狭帯域周波数を中心とした共振を利用して位相反転し、前方に後面エネルギーを放射するバスレフ型を意味するものでなく、下室11D及び第1の開口部8を含めて、共鳴拡声体とし、楽器(電気ギター)が発生させた本来の生の音をスピーカ3が忠実に作り出したより多くのエネルギー、この場合は全エネルギーfEの半分のエネルギーfE/2を無限大バッフルを構成する床面にぶつけて、前方に放射させ、スピーカ3からの前面放射される音を補強するためのものである。
【0035】
上述の下室11Dの第1の開口部8から放射される音質について考察すると、本来キャビネット6内でスピーカ3が再生する音質は、スピーカ3が再生可能な全ての周波数を再生しているが、部屋15(図8参照)内の反射を経て、また第1の開口部8から無限大バッフルを構成する床18(図8参照)で反射するうちに、高域周波数は主に減衰し、その主な特徴である低域は高域の減衰率に対して相対的に低く、従って、高域に対して、低域及び中域成分が相対的に増強されて放射されている。
特に床18の面を無限大バッフルに利用する事により、低域再生(中域成分を含む)をその無限大バッフルの特徴から最大限に引き出す事が出来、正面よりスピーカ3が放射している本来の音響に加えてこの床18の面より放射される低(中)域エネルギーが加わる事により、より低域及び中域帯域を増強する効果を作り出している。
【0036】
また、上室11Uの第2の開口部9は、下室11Dの様に低域再生に有利な床18の面による無限大バッフルを持たない為に、主に低域増強の効果は持たない。
【0037】
然るに、上室11Uに設けた第2の開口部9からは仕切板4の上部がニトロ・セルロース・ラッカによる鏡面仕上げされているので、この仕上効果は、特に高域帯域が反射放射に対して相当な効果を有している。従って上室11Uの第2の開口部9からは主に下室11Dの第1の開口部8から放射される音質に対して相対的に高域(中域を含む)成分の多い周波数の音質放射が成される。
【0038】
また上室11Uの第2の開口部9からは、第2の開口部9の位置の構造からキャビネット6周囲へ音エネルギーの周り込みが多く発生し、上述した様にラッカの鏡面仕上げによって高音域の乱反射が促進され、本来楽器が持つ各方位への位相の異なる音響放射を達成している。
【0039】
上述の現象を電気的なスピーカの等価回路として記せば図2(C)の様に表すことが出来る。これらR,C1 ,C2 の値はキャビネットのサイズ形態で異なるから、放音装置を使用する者の目的により電気的等価回路の諸定数が求められることに成る。
【0040】
次に、図3乃至図6によって、本発明の1形態例を示すギターアンプの放音装置1の詳細な構成を説明する。図3は放音装置1の側断面図、図4は一部を断面とする背面図、図5は一部を断面とする底面図、図6は一部を断面とする仕切板の平面図である。尚図2(A)(B)との対応部分には同一符号を付す。
【0041】
図3乃至図6に於いて、キャビネット6は横長の直方体状に形成され、バッフル板を構成する矩形状の前面板7の中心にはスピーカ3の口径と略同径の開口部5が穿たれてスピーカ3を開口部5に対向させる様に固定されている。
キャビネット6は長方形状の板材から成る天板6U、底板6D、左右側板6L,6R、第1及び第2の背面板6B1 ,6B2 から成り、これら各板材を略箱型に木材で構成されている。
【0042】
本発明のキャビネット6に用いる材質は従来の18mm以上の米松単板とは異なり、厚みを14mm程度に選択したメルクシ松(ラオス松)集合材が用いられる。このメルクシ松集合材は軽い質量で共振周波数が分散しているのでキャビネット6をバイオリンの胴部と同様に最大振幅時に天板6U、底板6D、左右側板6L,6R、第1及び第2の背面板6B1 ,6B2 、後述する仕切板4等が適当に撓む様に設計している。
【0043】
キャビネット6内には図3及び図6に示す様な仕切板4が固定される。この仕切板4は開口部5或はスピーカ3の中心Oを通り、天板6U及び底板6Dと平行に、且つ前面板7及び第1の背面板6B2 並びに左右側板6L,6Rの内側面と直交する様に固定され、略同一容積を有する上室11Uと下室11Dから成る2つの空間に分割する。
【0044】
仕切板4は図6に示す様に略長方形状の仕切板4の前端部をスピーカ3のフレーム12に沿って略漏斗状の切込部13が形成されている。この切込部13とスピーカ3のフレーム12との隙間14はなるべく小さくとる様にし、最大5mm以下に抑える様に成されている。
【0045】
キャビネット6の底板6Dは図3及び図5に示す様にスピーカ3の真下に第1の開口部8が穿たれる。この第1の開口部8の形状は、底辺が前面板7側に上辺が背面板6B2 側になる漏斗状の等脚台形と成され、大きな面積(例えば底辺25cm×上辺20cm×高さ5cm)を有する。
【0046】
上述の等脚台形を有する第1の開口部8の面積は使用されるスピーカに依存し、略30cmの口径を有するスピーカ3の振動板10の水平断面積の約80%に相当する。この場合、振動板10の水平断面積と同一以上に大きく(例えば150%以上)なると放射エネルギーの放射速度が遅くなり、第1の開口部8から放射されるエネルギー中に高音成分を含有する様になる。一方、振動板10の水平断面積の約50%程度に第1の開口部8の面積を小さくすると、バスレフと同様の効果を生ずることを確認している。本発明は上述した様にバスレフとして機能させるのではなく、放射スピードが早く、共振周波数範囲を広くなる様に音響放射エネルギーの絞り効果を得る目的に用いられる。
【0047】
下室11Dの背面は図3及び図4に示す様に底板6Dと同一厚の第2の背面板6B2 によって、仕切板4から下段を後面密閉する様に成されている。実際には図4に示す様に左右側板6L,6R近傍で仕切板4より突出した左右突出部16L及び16Rが形成されている。
【0048】
更に、上室11Uは図3及び図4に示す様に天板6Uは仕切板4と同一厚の板材で覆うと共に仕切板4に沿って第2の開口部9を第1の背面板6B1 に形成する。
【0049】
第2の開口部9の開口形状は左右側板6L及び6R近傍で狭く、中心部で幅広の略長方形状と成される。この第2の開口部9を得るため第2の背面板6B2 よりやや薄手の長方形状板材の下端に突出部16L及び16Rと対向する左右位置に突出部17L及び17Rを形成して上室11Uで得られた略1.0fEの音響放射エネルギーを第2の開口部9から放射する様に成されている。この様にキャビネット6の背面側からみて、左右側板6L及び6R近傍で狭く、中心部で広く成された形状とする理由はスピーカ3の中心部ではマグネットや下側ヨークの為に左右側板6L及び6R側より第2の開口部9に放射される放射エネルギーF B2 が小さくなる為と左右側板6L及び6R近傍で放射される放射エネルギーF B2 の絞り効果を高めるためのものである。
【0050】
また、上述のキャビネット6を構成する天板6U、左右側面板6L及び6R、底板6Dの外表面並びに仕切板4の上面(上室11U側)及び上室11Uの内壁にはニトロ・セルロース・ラッカを塗布して鏡面に仕上げる様に成すことで、バイオリンの胴体と同様にキャビネット6の周辺に囲い込んだ高音域を反射させ、倍音再生を可能とし、高域再生能力を向上させている。
【0051】
更に、第1及び第2の開口部8及び9を構成する周辺部やキャビネット6を構成する天板6U、底板6D、左右側面板6L及び6Rの各辺縁には所定のRを形成し、音響放射エネルギーの乱反射効果を平滑化する配慮も成されている。
【0052】
次に、図7及び図8を用いて、本発明の一実施例を示す放音装置を詳記する。図7は使用状態を示す側断面図、図8は音波放射状態を説明するための概略図である。
【0053】
図7の放音装置1はキャビネット6の底板6Dの前部に折り畳み自在に脚15を枢着し、脚15を開脚した時のキャビネット6の底板6Dと床18間の角度θ=15°と成る様に選択する。また、キャビネット6を構成する天板6U及び底板6Dの短辺方向の長さを変えて、第1の背面板6B1 は前面板7とは平行ではない構成として第2の開口部9から放射される中高域の周り込みを高める様に成されている。
【0054】
キャビネット6を2分割する仕切板4の上室11Uと下室11Dの空間の容積は略等しくなる様に選択され、底板6Dの奥行寸法(矩形状の短辺)=240mm、長辺=520mm、キャビネット6の高さ=375mmでキャビネット6及び仕切板4を構成するメルクシ松集合材厚は14mmと成されている。
【0055】
前面板7に取り付けられる1個のスピーカ3の口径は30cmで動電型のスピーカが選択される。
【0056】
底板6Dに穿たれる第1の開口部8の等脚台形の底辺は260mm、上辺は210mm、高さは50mmで底辺位置はスピーカ3のフレーム取付位置から40mm後退した位置から開口している。
【0057】
仕切板4のスピーカ3のフレーム12に沿って形成した漏斗状の切込部13とフレーム12間の隙間は3mmと成し、第1の背面板6B1 と仕切板4間に形成した第2の開口部9の幅広部の長さは372mm×幅77mmであり、左右側面板6L及び6R近傍に形成した幅狭部の長さは夫々60mm×幅37mmに選択されている。
【0058】
上述の放音装置1を所定の部屋19の所定位置に開脚状態でスピーカ3の開口部5を床11Dから15°上向きに配置した状態の放音図を図8に示す。
【0059】
図8の放音装置1でスピーカ3を駆動した場合、スピーカ3の開口部5を介して斜め上方に正面0°、±15°で示す同心円状の音響エネルギーが放射され、±30°の放射波は床18と天井20で反射される。通常のギターアンプのスピーカ3では周波数特性は160Hz〜2000Hzで80〜100Hz程度に低域共振周波数f0 を有し高域及び低域レベルを上昇させる様な周波数特性補正が成されている。
【0060】
また、下室11Dの第1の開口部8からの例えば1.0fEの放射エネルギーを有する中、低倍音を床18に反射させた−15°の床反射波が得られる。この場合、第1の開口部8から放射される低域倍音は床18を無限大バッフルとして前方の聴視者側に到達する。
【0061】
一方、上室11Uの第1の背面板6B1 に穿った第2の開口部9からは上室11Uの天板6Uと仕切板4間で反射された、例えば1.0fEの放射エネルギーを有する中、高音域を壁面21や天井20で反射された壁面反射波−Aや壁面・天井反射波−B等がより前方の聴視者側に音響放射される。
【0062】
本発明では上述の様にスピーカ3の開口部5及び第1及び第2の開口部8及び9から放射される音の位相は、同位相波、逆位相波、遅延波が空間(部屋19)に放射されて合成された最終合成波を聴視者が聞いて、楽器(放音装置1)が作り出した音色としてとらえる立場に立脚している。
【0063】
本発明によればスピーカ3の正面、第1及び第2の開口部の3ヶ所から音響エネルギー放射を行ない合わせてラッカ等でキャビネット6の外表面や仕切板4を鏡面仕上げしたので各方位への音響放射を促進することが出来て、放音装置1から生成される音響は、楽器と同様に豊かな倍音変化を持ち、かつ位相の異なる音響を各方位へ効率良く反射し、総合的には、楽器同様、音場表現が豊かなスピーカ3を利用した放音装置1として利用出来る特徴を有する。
【0064】
上述の本発明では仕切板4でキャビネット6内の空間を上室11Uと下室11Dに2分割した場合を説明したが、仕切板4とスピーカ3のフレーム12との間にはどうしても隙間14を発生する。また、フレーム12と振動板10との間にも隙間を有するため当然上室11Uと下室11D間では空気の出入りが出来るが、スピーカ3の振幅が最大振幅に近づく程、上室11Uと下室11Dの空気移動は、エアーカーテンと同じ様に少なくなり、実質的に上下2段分割使用は可能となる。
【0065】
つまり大きな音を出している時は、スピーカ3の通常振幅が大きいので、それにより作り出される空気の運動力(キャビネット6に対して前後運動力)が上室11Uと下室11Dの隙間14を通り抜ける空気の移動力より勝ると考えられる。
これにより、上下に分割仕切りされたそれぞれの空間は、それぞれ100%密閉された状態では無いが、通常駆動時には70から80%の密閉率を持つと予測される。
【0066】
上述の図7で説明した放音装置のスピーカ3を駆動し、所定空間内で放音させて試聴した場合
イ)大きな位相の乱れは、無い。
ロ)第1及び第2の開口部の両端からよりエネルギー放射が有る。
ハ)その放射空気は、3から4Hzの揺らぎを持っている。
ニ)キャビネット6から3,4m離れた通常の演奏位置では、低域から中域にかけて確かに補正、増強されている。
ホ)床面がジュータンより板張りの方が効果が有る。
ヘ)開放口をふさぐと、全く効果が出ない。
ト)また15度の傾斜角度で最も楽器的な豊かな音を再生するが15度を上下しても、最大効果点の変化はない。
ニトロ・セルロース・ラッカによる鏡面仕上げにより;
チ)放射された音波がキャビネットの外周を回る時に心地よい高域の響き=乱反射を起こす。
リ)仕切板上段、上面もまた、後部に放射される音響エネルギーの半分を効率良く後部に反射放射して、(設置される環境にもよるが)音場形成をより“楽器の響き”として助長している。
【0067】
従って、従来の布張りまたは各種レザー張りされ高域反射を極力抑えた従来のギターアンプと比較して、本発明の放音装置1は、楽器としての十分な響きを再生している。
【0068】
上述の構成ではキャビネット6内を上下、或は左右に2分割した場合について説明したが、図9乃至図11によって、本発明の他の形態例の放音装置を詳記する。
【0069】
図9(A)(B)は一部を断面とする正面図及び側断面図であり、キャビネット4内を4分割した場合であり、1個のスピーカ3の中心Oを通って天板6Uと底板6Dと平行で、且つ左右側板6L,6Rの内面と直交する様に固定した第1の仕切板4と同じくスピーカ3の中心Oを通って、左右側板6L,6Rと平行で、且つ天板6U及び底板6D内壁面と直交する第2の仕切板23を正面からみて十字状に固定し、キャビネット6内を第1象限乃至第4象限の空間領域に分割し、第1及び第2象限の上室側の第1の背面板6B1 に夫々第2の開口部9a及び9bを形成し、第3象限及び第4象限の空間領域を有する下室の底板6Dに夫々、第1の開口部8a及び8bを形成したものである。この構成ではスピーカ3の正面からの放射音の他に背面板6B1 からの2つの放射音及び底板からの2つの放射音を取り出し、これら放音信号を空間内で合成させることが可能と成る。
【0070】
図10(A)は一部を断面とする正面図、図10Bは図10(A)のA方向の一部を断面とする矢視図であり、キャビネット6の形状を正立方体形状と成したものである。
【0071】
図10(A)(B)では仕切板4は図10(A)の対角線に2分割し上下(或は左右)に三角柱状の空間領域を形成し、夫々の底面6D及び背面6B1 に第1及び第2の開口部8及び9を形成した場合である。この場合、図10(A)の仮想線で示す様に2枚の仕切板4をX字状に対角線に沿って配設し、4等分して三角柱状の第1乃至第4象限空間28a〜28dを形成し、第3空間28cの左側板に第1の開口部8を形成する様にしてもよい。
【0072】
図11は円筒状のキャビネット6の前面板7に1個のスピーカ3を固定し、4枚の仕切板4a,4b,4c,4dで円筒状のキャビネット6の空間領域を8等分したものであり、各空間領域の側壁側に第1の開口部8a乃至8hを形成し背面板6Bに第2の開口部9a乃至9hを形成し、計17個所から音響放射を行なう様になしたものである。
【0073】
図11(B)はドーム状のキャビネットをドーム部で上下に仕切って、ドーム部25内の容積空間と円筒部26の容積空間を異ならせた場合を示している。
【0074】
上述の構成ではギターアンプの放音装置について詳記したが、本発明はCD等を再生するスピーカボックスに適用し、音響放射と倍音再生特性を持った響きが豊かなスピーカボックスとしコンサートホール等が持つ音楽的表現豊かな響きを再現させる様にしてもよい。
【0075】
また、キャビネットの形状については例えばバイオリン等の楽器と同一形状を有するものとし、キャビネットが有する形状で定まる倍音生成機能、各方位放射機能、響き機能を利用する様にしてもよい。この場合、本発明の仕切板をバイオリンの力木等に対応させることが可能と成る。
【0076】
【発明の効果】
本発明の放音装置によれば
a)単一のスピーカを上下、左右等で仕切ることで少なくとも2領域の空間領域に分割可能で分割空間領域から中高域及び中低域を拡散増強させた放音装置を得ることが出来る。
b)床面から15度の角度で持ち上げられた、第1の床面開放口から音響エネルギーを前面に向けて放射し、スピーカ前面から放射される本来の音を補正、増強することが出来る。
c)天板、左右側板の外周及び仕切板上面をニトロ・セルロース・ラッカ鏡面仕上げし、高域の反射放射効率をより高め、楽器本来が持つ倍音再生を誘発し、楽器の固有音色を再生することが出来る。
d)背面板に設けた開口部からは、仕切板を反射板として、後部の壁面等へより音響エネルギーを放射して“楽器の本来持つ音場”再生を増強することが出来る等の特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放音装置の1形態例を示す正面及び一部側断面図である。
【図2】本発明の放音装置の一形態例を示す一部を断面とする正面図及び側断面図並びに等価回路図である。
【図3】本発明の放音装置の一形態例を示す一部を断面とする側面図である。
【図4】本発明の放音装置の一形態例を示す一部を断面とする底面図である。
【図5】本発明の放音装置の一形態例を示す一部を断面とする仕切板を示す平面図である。
【図6】本発明の放音装置の一形態例を示す一部を断面とする背面図である。
【図7】本発明の放音装置の一実施例を示す一部を断面とする側面図である。
【図8】本発明の放音装置の放音状態説明図である。
【図9】本発明の放音装置の他の形態例を示す一部を断面とする正面図及び側面図である。
【図10】本発明の放音装置の更に他の形態例を示す一部を断面とする正面図及び側面図である。
【図11】本発明の放音装置の更に他の形態例を示す一部を断面とする正面図である。
【符号の説明】
1‥‥放音装置、2‥‥バッフル板、3‥‥スピーカ、4‥‥仕切板、5‥‥開口部、6‥‥キャビネット、7‥‥前面板、8‥‥第1の開口部、9‥‥第2の開口部、10‥‥振動板、11U‥‥上室、11D‥‥下室

Claims (3)

  1. キャビネットと、
    該キャビネットの前面板に装着した1個のスピーカと、
    該スピーカの略中心で、前記キャビネットの前面板と直交するように設けた仕切板と、を備え、
    前記仕切板によって、前記キャビネット内は少なくとも2分割され、前記2分割された一方のキャビネット領域には、その底面に第1の開口部が設けられ、
    前記2分割された他方のキャビネット領域には、その背面に第2の開口部が設けられ、
    前記キャビネットの外側及び前記仕切板に木材を用い、その表面をラッカ等の塗料で鏡面仕上げして、前記キャビネット全体を共鳴拡声体とし
    前記キャビネットの前面板側の底面を床面に対して所定角度傾斜させることにより、
    前記第1の開口部より中低音が放音され、前記第2の開口部より中高音が放音されるようにしたことを特徴とする放音装置。
  2. 前記キャビネットの所定傾斜角度は15°であることを特徴とする請求項1に記載の放音装置。
  3. 前記キャビネットの底面に設けた第1の開口部は、前記スピーカの略真下に台形状に形成され、該台形状の第1の開口部の面積は、前記スピーカの振動板の水平断面の80%に選択してなることを特徴とする請求項1または2に記載の放音装置。
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