JP3929212B2 - 通信ネットワークシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信ネットワークシステム、特に、通信ネットワークに参加している企業にとって、容易に制御ができる加入者交換機を具える通信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通信ネットワーク事業には、各社の参入が認められている。通信ネットワーク事業は、言わば、多社混在の時代である。
【0003】
そこで、図5を参照して、従来構成における通信ネットワークの階層構造につき、説明する。図5は、従来構成における通信ネットワークの階層構造の典型的な一例を示す模式図である。
【0004】
この通信ネットワークは、A地域(以下、エリア100と言う。)内とB地域(以下、エリア102と言う。)内とを結ぶ通信ネットワークであって、X社及びY社の通信ネットワークによって構成されている。
【0005】
エリア100内には、複数個の加入者端末装置104がある。これらの加入者端末装置104の各々に対して、個別に、X社保有の加入者回線106の一端が接続されている。これらの加入者回線106の各々の他端は、それぞれ、X社保有の加入者交換機108に接続されている。
【0006】
又、エリア102内には、複数個の加入者端末装置110がある。これらの加入者端末装置110の各々に対して、個別に、X社保有の加入者回線112の一端が接続されている。これらの加入者回線112の各々の他端は、それぞれ、X社保有の加入者交換機114に接続されている。
【0007】
又、これらの加入者交換機108及び加入者交換機114間には、X社保有の中継交換機116及びY社保有の中継交換機118がある。X社保有の中継回線120は、加入者交換機108及び中継交換機116間を接続している。又、X社保有の中継回線122は、加入者交換機114及び中継交換機116間を接続している。又、Y社保有の中継回線124は、加入者交換機108及び中継交換機118間を接続している。又、Y社保有の中継回線126は、加入者交換機114及び中継交換機118間を接続している。
【0008】
次に、この従来構成における通信ネットワークの回線接続につき、説明する。
【0009】
例えば、加入者端末装置104同士の回線接続を行う場合において、送信元の加入者端末装置(以下、送信元端末装置と称する場合がある。)104がX社の電話サービスを利用するとき、送信元端末装置104−加入者回線106−加入者交換機108−加入者回線106−送信先の加入者端末装置(以下、送信先端末装置と称する場合がある。)104の経路で接続されるか、若しくは送信元端末装置104がY社の電話サービスを利用するとき、送信元端末装置104−加入者回線106−加入者交換機108−中継回線124−中継交換機118−中継回線124−加入者交換機108−加入者回線106−送信先端末装置104の経路で接続される。
【0010】
このように、送信元端末装置104が、X社の電話サービスを利用したとき、通話情報が通過する交換機は、加入者交換機108のみである。これに対して、送信元端末装置104が、Y社の電話サービスを利用したとき、通話情報が通過する交換機は、加入者交換機108及び中継交換機118である。よって、加入者端末装置104同士の回線接続を行う場合において、Y社の電話サービスを利用すると、中継交換機118を余計に使用することになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このことは、例えば、自局内試験(後述)を実施する際に、Y社にとって、極めて不利益である。なぜならば、Y社が自局内試験を実施する際に、複数個の交換機を使用する必要があるからである(上述の例では、加入者交換機108及び中継交換機118の計2個)。この結果、Y社にとって、コストが割り増しになる。
【0012】
このように、Y社が不利益になるのは、加入者交換機108の制御システムに起因する。この加入者交換機108は、上述のように、X社所有のものであって、Y社の社員は、この加入者交換機108(具体的には、加入者交換機108の内部にある呼制御装置)の制御をすることができない。逆に言えば、X社によって、この制御操作は独占されている。この結果、例えば、自局内試験を実施するに当たり、X社以外の電話会社は、少なくとも1個の中継交換機を使用することになり、その結果、多大な不利益を被るという問題があった。
【0013】
尚、上述の自局内試験とは、電話会社によって実施される呼制御試験の一形態であって、新規加入者の加入者端末装置と、この加入者端末装置が接続されている加入者交換機に接続されている既加入者の端末装置との間における、発信及び着信試験である。
【0014】
又、上述の中継回線120〜126は、それぞれ、一般的に冗長構成であって、複数本(例えば、数千本)の回線から構成される。よって、例えば、ある1本の中継回線120が故障しても、他の中継回線120に切り換えることができる。この切換には、加入者交換機108(具体的には、加入者交換機108の内部にある記憶装置)内に予め入力されているトランスレータデータの変更が必要である。
【0015】
しかしながら、Y社保有の中継回線124が故障したとき、Y社の社員が、トランスレータデータを変更する迄の手続が著しく煩雑になるという問題があった。なぜならば、上述のように、Y社の社員は、この加入者交換機108を自由に制御できないからである。
【0016】
そこで、上述の諸問題を解決する為に、通信ネットワークに参加している企業にとって、容易に諸制御ができる加入者交換機を具える通信ネットワークシステムの出現が望まれていた。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この発明によれば、通信ネットワークシステムは、複数個の加入者端末装置と、一端がこの加入者端末装置に個別に接続された複数本の加入者回線と、これらの加入者回線の各々の他端が個別に接続された複数個の加入者交換機と、一端がこの加入者交換機に個別に接続された、複数の企業がそれぞれ複数本保有する中継回線と、これらの中継回線の各々の他端が個別に接続された、複数の企業が共同保有する中継交換機とを具える。この加入者交換機と、必要に応じて中継交換機とを使用して、送信元の加入者端末装置(以下、送信元端末装置と言う。)及び送信先の加入者端末装置(以下、送信先端末装置と言う。)の間の回線接続を成立させて、然る後、通話情報を伝送させる。この加入者交換機は、物理的に回線接続を行う回線接続装置と、この回線接続を制御する呼制御装置と、この制御に必要となるデータを保管している記憶装置とを具える。呼制御装置の内部は、複数の企業がそれぞれ管轄・利用できる、複数個の仮想呼制御装置に仮想的に分割されている。
【0018】
この発明の構成によれば、仮想呼制御装置毎に、個別に、回線接続の制御に係る設定をすることができる。
【0019】
信元端末装置が、この送信元端末装置が接続されている加入者交換機に接続されている送信先端末装置との回線接続を要求する場合は、この送信元端末装置は、複数の企業の中から何れか1社を指定し、然る後、この指定された企業が管轄・利用できる仮想呼制御装置は、回線接続装置に対して制御を行って、中継回線を使用せずに、この回線接続を行わせる。
【0020】
この発明の構成によれば、仮想呼制御装置を管轄・利用する企業にとって、例えば、自局内試験を実施する場合に、それぞれが使用する交換機は、加入者交換機1個のみで済む。
【0021】
、送信元端末装置が、この送信元端末装置が接続されている加入者交換機以外の加入者交換機に接続されている送信先端末装置との回線接続を要求する場合は、この送信元端末装置は、複数の企業の中から何れか1社を指定し、然る後、この指定された企業が管轄・利用できる仮想呼制御装置は、回線接続装置に対して制御を行って、この仮想呼制御装置に個別に予め割り当てられた、指定された企業が保有する中継回線を使用して、この回線接続を行わせる。
【0022】
この発明の構成によれば、加入者交換機間を接続する中継交換機は、1個だけで済む。すなわち、従来構成の通信ネットワークシステムのように、各企業が、それぞれ、独自の中継交換機を所有する必要がなくなる。
【0023】
又、上述の発明の実施に当たり、好ましくは、上述の記憶装置の内部は、複数の企業がそれぞれ独自に管轄・利用できる、複数個の仮想記憶装置に仮想的に分割されている。これらの仮想記憶装置の各々は、それぞれ、同一の企業がそれぞれ独自に管轄・利用できる、仮想呼制御装置と仮想的に個別に接続されている。この仮想呼制御装置は、この仮想呼制御装置に接続されている仮想記憶装置に保管されているデータを参照して、回線接続を制御する。
【0024】
この発明の構成によれば、仮想呼制御装置及び仮想記憶装置を管轄・利用する企業にとって、例えば、それぞれが現在使用している中継回線を他の中継回線に変更させる場合に、それぞれの仮想記憶装置内のトランスレータデータを個別に変更すれば十分である。従って、各企業にとって、中継回線の変更に係る制御が容易になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、この発明の実施の形態につき説明する。なお、図は、この発明が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、従って、この発明は、図示例に限定されるものではない。
【0026】
「第1の実施の形態」
先ず、図1を参照して、この発明の第1の実施の形態における通信ネットワーク(以下、第1通信ネットワークと言う。)の階層構造につき、説明する。
【0027】
図1は、第1通信ネットワークの階層構造の典型的な一例を示す模式図である。
【0028】
この第1通信ネットワークは、A地域(以下、エリア10と言う。)内とB地域(以下、エリア12と言う。)内とを結ぶ通信ネットワークであって、X社及びY社の通信ネットワークによって構成されている。
【0029】
エリア10内には、複数個の第1加入者端末装置14がある。これらの第1加入者端末装置14の各々に対して、個別に、X社保有の第1加入者回線16の一端が接続されている。これらの第1加入者回線16の各々の他端は、それぞれ、X社保有の第1加入者交換機18に接続されている。
【0030】
又、エリア12内には、複数個の第2加入者端末装置20がある。これらの第2加入者端末装置20の各々に対して、個別に、X社保有の第2加入者回線22の一端が接続されている。これらの第2加入者回線22の各々の他端は、それぞれ、X社保有の第2加入者交換機24に接続されている。
【0031】
又、これらの第1加入者交換機18及び第2加入者交換機24間には、X社及びY社共同保有の中継交換機26がある。又、X社保有の複数本から成る第1中継回線28は、第1加入者交換機18及び中継交換機26間を接続している。又、Y社保有の複数本から成る第2中継回線30は、第1加入者交換機18及び中継交換機26間を接続している。又、X社保有の複数本から成る第3中継回線32は、第2加入者交換機24及び中継交換機26間を接続している。又、Y社保有の複数本から成る第4中継回線34は、第2加入者交換機24及び中継交換機26間を接続している。
【0032】
次に、第1加入者交換機18の内部構成につき、説明する。
【0033】
この第1加入者交換機18は、第1加入者回線16の各々との物理的な接続機能を有する第1回線接続装置36と、中継回線28及び中継回線30の各々との物理的な接続機能を有する第2回線接続装置38と、これらの第1回線接続装置36及び第2回線接続装置38に対して回線接続を制御する第1呼制御装置40と、この制御に必要となるデータを保管している第1記憶装置42と、第1回線接続装置36及び第2回線接続装置38を接続している第1内部回線44と、第1回線接続装置36及び第1呼制御装置40を接続している第2内部回線46と、第2回線接続装置38及び第1呼制御装置40を接続している第3内部回線48と、第1呼制御装置40及び第1記憶装置42を接続している第4内部回線50とを具える。
【0034】
上述した第1呼制御装置40及び第1記憶装置42は、それぞれ、コンピュータの一部分を構成していて、第1呼制御装置40は、CPU(中央演算処理装置)を利用して構成されており、また、第1記憶装置42は、メモリを利用して構成されている。この第1記憶装置42には、例えば、利用者データ(利用者の料金滞納等に関するデータ等)及びトランスレータデータ(現在使用する中継回線に係るデータ)が保管されている。
【0035】
上述の第1呼制御装置40の内部は、2個の第1仮想呼制御装置40A及び40Bに、仮想的に分割されている。すなわち、この第1呼制御装置40の内部が、機能的に分割されていて、換言すれば、物理的に分割されているわけではない。第1仮想呼制御装置40Aは、X社が管轄・利用できる。又、第1仮想呼制御装置40Bは、Y社が管轄・利用できる。つまり、Y社は、第1加入者交換機18を保有しているX社から、第1仮想呼制御装置40Bの管轄・利用権を取得している。
【0036】
次に、第2加入者交換機24の内部構成につき、説明する。
【0037】
この第2加入者交換機24は、第2加入者回線22の各々との物理的な接続機能を有する第3回線接続装置52と、中継回線32及び中継回線34の各々との物理的な接続機能を有する第4回線接続装置54と、これらの第3回線接続装置52及び第4回線接続装置54に対して回線接続を制御する第2呼制御装置56と、この制御に必要となるデータを保管している第2記憶装置58と、第3回線接続装置52及び第4回線接続装置54を接続している第5内部回線60と、第3回線接続装置52及び第2呼制御装置56を接続している第6内部回線62と、第4回線接続装置54及び第2呼制御装置56を接続している第7内部回線64と、第2呼制御装置56及び第2記憶装置58を接続している第8内部回線66とを具える。
【0038】
上述した第2呼制御装置56及び第2記憶装置58は、それぞれ、コンピュータの一部分を構成していて、第2呼制御装置56は、CPU(中央演算処理装置)を利用して構成されており、また、第2記憶装置58は、メモリを利用して構成されている。この第2記憶装置58には、例えば、利用者データ及びトランスレータデータが保管されている。
【0039】
上述の第2呼制御装置56の内部は、2個の第2仮想呼制御装置56A及び56Bに、仮想的に分割されている。すなわち、この第2呼制御装置56の内部が、機能的に分割されていて、換言すれば、物理的に分割されているわけではない。第2仮想呼制御装置56Aは、X社が管轄・利用できる。又、第2仮想呼制御装置56Bは、Y社が管轄・利用できる。つまり、Y社は、第2加入者交換機24を保有しているX社から、第2仮想呼制御装置56Bの管轄・利用権を取得している。
【0040】
次に、図1に加えて、図2及び図3を参照して、この第1通信ネットワークの回線接続につき、説明する。
【0041】
図2及び図3は、それぞれ、第1通信ネットワークの回線接続及び回線切断の手順を示す流れ図(i)及び(ii)である。
【0042】
先ず、図2を参照して、送信元の第1加入者端末装置(以下、第1送信元端末装置とも言う。)14A及び送信先の第1加入者端末装置(以下、第1送信先端末装置とも言う。)14Bの回線接続を行う手順につき、説明する。尚、下記の各信号K11〜K51は、図1において、割愛している。
【0043】
尚、上述のように、第1回線接続装置36、第2回線接続装置38、第3回線接続装置52及び第4回線接続装置54は、それぞれ、外部からの制御を受けて初めて、物理的に、回線接続及び接続解除を行う。つまり、これらの装置36、38、52及び54は、外部から接続を要求する為の信号を受信して初めて、回線接続を行い、又、外部から接続解除を要求する為の信号を受信して初めて、接続解除を行う。又、これらの装置36、38、52及び54は、外部から接続ないし接続解除を要求する為の信号を受信していない場合は、回線接続か解除された状態になっている。例えば、第1送信元端末装置14Aが利用されていない(すなわち、第1送信元端末装置14Aの受話器が取られていない)状態では、第1回線接続装置36は、この第1送信元端末装置14Aを接続している第1加入者回線16Aと、第2内部回線46とを接続していない。
【0044】
第1送信先端末装置14Aの第1利用者P1(図1において図示せず。)が、Y社の電話サービスを利用する場合に、初めに、この第1利用者P1は、第1送信先端末装置14Aの受話器を取ると、この第1送信先端末装置14Aが、回線要求信号K11を発生させて、第1加入者回線16Aを経由して、第1回線接続装置36に送信する。この第1回線接続装置36は、回線要求信号K11に応答して、第1回線接続装置36及び第2内部回線46を接続させる。従って、この回線要求信号K11は、第2内部回線46を経由して、第1仮想呼制御装置40Aに送信される(S11)。
【0045】
次に、この第1仮想呼制御装置40Aは、この回線要求信号K11に応答して、第1記憶装置42内に予め記録されている、第1利用者P1に係る利用者データ(例えば、認証情報等)を検索する(S13)。この第1利用者P1に料金滞納等の問題が無ければ、この第1仮想呼制御装置40Aは、利用許可信号K13を発生させて、然る後、第2内部回線46−第1回線接続装置36−第1加入者回線16Aの経路で、第1加入者端末装置14Aに送信する。この場合は、第1利用者P1は、第1加入者端末装置14Aを利用できる(S15)。又、この第1利用者P1に料金滞納等の問題が有れば、この第1仮想呼制御装置40Aは、利用拒絶信号K15を発生させて、然る後、第2内部回線46−第1回線接続装置36−第1加入者回線16Aの経路で、第1加入者端末装置14Aに送信する。この場合は、第1利用者P1は、第1加入者端末装置14Aを利用できない(S17)。
【0046】
次に、第1送信元端末装置14Aが利用許可信号K13を受信した場合において、第1利用者P1は、第1送信先端末装置14Bの電話番号の前に、Y社を表す番号を付けて、ダイヤルすると、この第1加入者端末装置14Aは、ダイヤル選択信号K17を発生させて、第1加入者回線16A−第1回線接続装置36−第2内部回線46の経路を経由して、第1仮想呼制御装置40Bに送信する(S19)。
【0047】
因みに、第1送信元端末装置14Aが利用拒絶信号K15を受信した場合において、第1仮想呼制御装置40Bは、第2内部回線46を経由して、第1回線接続装置36に対して、第1加入者回線16及び第2内部回線46間の接続を解除させる。
【0048】
次に、この第1仮想呼制御装置40Bは、このダイヤル選択信号K17に応答して、呼出信号K19を発生させて、然る後、第2内部回線46を経由して、第1回線接続装置36に送信する。呼出信号K19は、下記の複数の装置に対して個別に命令をする為の制御信号である。
【0049】
先ず、第1回線接続装置36は、この呼出信号K19に応答して、第2内部回線46及び第1加入者回線16Bを接続させる。この第1加入者回線16Bは、第1送信先端末装置14Bを接続してある。従って、この呼出信号K19は、第1回線接続装置36−第1加入者回線16Bの経路を経由して、第1加入者端末装置14Bに送信される(S21)。
【0050】
次に、この第1仮想呼制御装置40Bは、上述の呼出信号K19に応答して、第2内部回線46−第1回線接続装置36−第1加入者回線16Bの経路を経由して、第1加入者端末装置14Bが使用中か否か検索する(S23)。この第1仮想呼制御装置40Bは、第1加入者端末装置14Bが未使用中の場合は待機信号K21を発生させ、若しくは第1加入者端末装置14Bが使用中の場合は話中信号K23を発生させ、然る後、第2内部回線46、第1回線接続装置36及び第1加入者回線16Aを経由して、第1加入者端末装置14Aに送信する(S25、S27)。
【0051】
次に、第1加入者端末装置14Bが未使用中の場合において、この第1加入者端末装置14Bの第2利用者P2(図1において図示せず。)が受話器を取ると、この第1加入者端末装置14Bが、応答信号K25を発生させて、然る後、第1加入者回線16B−第1回線接続装置36−第2内部回線46の経路を経由して、第1仮想呼制御装置40Bに送信する(S29)。
【0052】
因みに、第1加入者端末装置14Bが使用中の場合において、第1加入者端末装置14Aの第1利用者P1が受話器を置く(すなわち、電話を切る)と、この第1加入者端末装置14Aは、第1加入者回線16A−第1回線接続装置36−第2内部回線46の経路を経由して、第1仮想呼制御装置40Bに対して、通話断念信号K70を送信する。第1仮想呼制御装置40Bは、通話断念信号K70に応答して、第1回線接続装置36に対して、第1加入者回線16A及び第2内部回線46間の接続を解除させる。
【0053】
次に、第1仮想呼制御装置40Bは、この応答信号K25に応答して、第1加入者端末装置14Aに待機信号K21を送信するのを停止するのと同時に、接続許可信号K27を発生させ、然る後、第2内部回線46を経由して、第1回線接続装置36に送信する。
【0054】
次に、第1回線接続装置36は、この接続許可信号K27に応答して、第1加入者回線16A及び第1加入者回線16Bを接続させる。これにより、第1加入者端末装置14A及び第1加入者端末装置14Bの接続が成立する(S31)。
【0055】
次に、例えば、第1利用者P1が第1加入者端末装置14Aの受話器を置く(すなわち電話を切る)と、この第1加入者端末装置14Aが、電話終了信号K29を発生させ、然る後、第1加入者回線16A−第1回線接続装置36−第2内部回線46の経路を経由して、第1仮想呼制御装置40Bに送信する(S33)。
【0056】
次に、第1仮想呼制御装置40Bは、この電話終了信号K29に応答して、回線切断信号K31を発生させ、然る後、第2内部回線46を経由して、第1回線接続装置36に送信する。
【0057】
次に、第1回線接続装置36は、回線切断信号K31に応答して、第1加入者回線16A及び第1加入者回線16Bを切断し、然る後、切断終了信号K33を発生させ、第1加入者回線16Bを経由して、第1加入者端末装置14Bに送信する。これにより、第1加入者端末装置14A及び第1加入者端末装置14Bの切断が成立する(S35)。
【0058】
尚、第1利用者P1が、X社の電話サービスを利用する場合における回線接続及び接続解除の工程は、第1仮想呼制御装置40Bを第1仮想呼制御装置40Aに置換して使用すれば、上述の工程と同一である。
【0059】
上述の第1通信ネットワークの構成によれば、第1加入者交換機18に接続されている第1送信元及び送信先端末装置14A及び14B間の回線接続を行う場合において、X社及びY社は、それぞれ、1個の交換機(第1加入者交換機18)を使用すれば済むので、X社及びY社にとって、この回線接続に係る操作は、容易かつ効率的である。従って、例えば、X社及びY社にとって、自局内試験の操作も、容易になる。
【0060】
一方、従来構成における通信ネットワークの構成によれば、Y社は、この回線接続を行う場合において、2個の交換機を使用する必要があるので、Y社にとって、不利益であった。
【0061】
従って、この第1通信ネットワークを使用すれば、この第1通信ネットワークに参加している企業にとって、容易に、同一の第1加入者交換機18に接続されている第1送信元端末装置14A及び第1送信先端末装置14B間の回線接続を行うことができる。
【0062】
次に、図3を参照して、第1送信元端末装置14A及び送信先の第2加入者端末装置(以下、第2送信先端末装置と称することがある。)20Aの回線接続を行う手順につき、説明する。尚、この手順の初期の工程は、図2におけるS11〜S19と同一内容であるから、その説明を省略する。
【0063】
次に、この第1仮想呼制御装置40Bは、このダイヤル選択信号K17に応答して、先ず、第1記憶装置42内に予め入力されているトランスレータデータを検索して、複数本の第2中継回線30及び複数本の第4中継回線34の中から、回線接続に使用する為の、1本の第2中継回線30A及び1本の第4中継回線34Aを把握し、然る後、呼出信号K19を発生させ、第3内部回線48を経由して、第2回線接続装置38に出力する(S41)。下記の呼出信号K19は、複数の装置に対して個別に命令をする為の制御信号である。
【0064】
先ず、この第2回線接続装置38は、呼出信号K19に応答して、第3内部回線48及び第2中継回線30Aを接続させて、然る後、この呼出信号K19を、第2中継回線30Aを経由して、中継交換機26に送信する。
【0065】
次に、この中継交換機26は、この呼出信号K19に応答して、第2中継回線30A及び第4中継回線34Aを接続させて、然る後、この呼出信号K19を、第4中継回線34Aを経由して、第4回線接続装置54に送信する。
【0066】
次に、この第4回線接続装置54は、この呼出信号K19に応答して、第4中継回線34A及び第7内部回線64を接続させて、然る後、この呼出信号K19を、第7内部回線64を経由して、第2仮想呼制御装置56Bに送信する。
【0067】
次に、この第2仮想呼制御装置56Bは、この呼出信号K19に応答して、この呼出信号K19を、第6内部回線62を経由して、第3回線接続装置52に送信する。
【0068】
次に、この第3回線接続装置52は、この呼出信号K19に応答して、第6内部回線62及び第2加入者回線22Aを接続させる。この第2加入者回線22Aは、第2送信先端末装置20Aを接続している。従って、この呼出信号K19は、第3回線接続装置52−第2加入者回線22Aの経路を経由して、第2加入者端末装置20Aに送信される(S43)。
【0069】
次に、この第2仮想呼制御装置56Bは、第6内部回線62−第3回線接続装置52−第2加入者回線22Aの経路を経由して、第2加入者端末装置20Aが使用中か否か検索する(S45)。この第2仮想呼制御装置56Bは、この第2加入者端末装置20Aが未使用中の場合は待機信号K21を発生させ、若しくは第2加入者端末装置20Aが使用中の場合は話中信号K23を発生させ、然る後、第7内部回線64−第4回線接続装置54−第4中継回線34A−中継交換機26−第2中継回線30A−第2回線接続装置38−第3内部回線48−第1仮想呼制御装置40B−第2内部回線46−第1回線接続装置36−第1加入者回線16Aの経路を経由して、第1加入者端末装置14Aに送信する(S47、S49)。
【0070】
次に、第2加入者端末装置20Aが未使用中の場合において、この第2加入者端末装置20Aの第3利用者P3(図1において図示せず。)が受話器を取ると、この第2加入者端末装置20Aは、応答信号K25を発生させ、然る後、第2加入者回線22A−第3回線接続装置52−第6内部回線62−第2仮想呼制御装置56B−第7内部回線64−第4回線接続装置54−第4中継回線34A−中継交換機26−第2中継回線30A−第2回線接続装置38−第3内部回線48の経路で、第1仮想呼制御装置40Bに送信する(S51)。
【0071】
因みに、第2加入者端末装置20Aが使用中の場合において、第1加入者端末装置14Aの第1利用者P1(図示せず。)が受話器を置く(すなわち、電話を切る)と、この第1加入者端末装置14Aは、第1加入者回線16A−第1回線接続装置36−第2内部回線46−第1仮想呼制御装置40B−第3内部回線48−第2回線接続装置38−第2中継回線30A−中継交換機26−第4中継回線34A−第4回線接続装置54−第7内部回線64の経路を経由して、第2仮想呼制御装置56Bに対して、通話断念信号K70を送信する。第1仮想呼制御装置40Bは、この通話断念信号K70に応答して、第1回線接続装置36に対して、第1加入者回線16A及び第2内部回線46間の接続を解除させる。又、第2仮想呼制御装置56Bは、上述の通話断念信号K70に応答して、第3回線接続装置52に対して、第2加入者回線22A及び第6内部回線62間の接続を解除させる。
【0072】
次に、第1仮想呼制御装置40Bは、この応答信号K25に応答して、待機信号K21を第1加入者端末装置14Aに送信するのを停止するのと同時に、第1接続許可信号K35を発生させ、第2内部回線46を経由して第1回線接続装置36に送信する。又、これと同時に、この第1仮想呼制御装置40Bは、この応答信号K25に応答して、第2接続許可信号K37を発生させ、第3内部回線48を経由して第2回線接続装置38に送信する。
【0073】
一方、第2仮想呼制御装置56Bは、上述の応答信号K25に応答して、第3接続許可信号K39を発生させ、第6内部回線62を経由して第3回線接続装置52に送信する。これと同時に、この第2仮想呼制御装置56Bは、上述の応答信号K25に応答して、第4接続許可信号K41を、第7内部回線64を経由して第4回線接続装置54に送信する。
【0074】
次に、第1回線接続装置36は、第1接続許可信号K35に応答して、第1加入者回線16A及び第1内部回線44を接続させる。又、第2回線接続装置38は、第2接続許可信号K37に応答して、第1内部回線44及び第2中継回線30Aを接続させる。又、第3回線接続装置52は、第3接続許可信号K39に応答して、第2加入者回線22A及び第5内部回線60を接続させる。又、第4回線接続装置54は、第4接続許可信号K41に応答して、第5内部回線60及び第4中継回線34Aを接続させる。これにより、第1加入者端末装置14A及び第2加入者端末装置20A間の接続が成立し、通話が始まる(S53)。
【0075】
次に、例えば、第1利用者P1が第1加入者端末装置14Aの受話器を置く(すなわち電話を切る)と、この第1加入者端末装置14Aは、電話終了信号K29を発生させ、然る後、第1加入者回線16A−第1回線接続装置36−第2内部回線46の経路を経由して、第1仮想呼制御装置40Bに送信する(S55)。
【0076】
次に、第1仮想呼制御装置40Bは、この電話終了信号K29に応答して、第1回線切断信号K43を発生させて、第2内部回線46を経由して第1回線接続装置36に送信する。又、これと同時に、この第1仮想呼制御装置40Bは、上述の電話終了信号K29に応答して、第2回線切断信号K45を発生させて、第3内部回線48を経由して第2回線接続装置38に送信する。又、これと同時に、この第1仮想呼制御装置40Bは、上述の電話終了信号K29に応答して、回線切断要求信号K47を、第3内部回線48−第2回線接続装置38−第2中継回線30A−中継交換機26−第4中継回線34A−第4回線接続装置54−第7内部回線64の経路で、第2仮想呼制御装置56Bに送信する。
【0077】
次に、この第2仮想呼制御装置56Bは、回線切断要求信号K47に応答して、第3回線切断信号K49を発生させ、然る後、第6内部回線62を経由して第3回線接続装置52に送信する。これと同時に、この第2仮想呼制御装置56Bは、第4回線切断信号K51を発生させ、然る後、第7内部回線64を経由して第4回線接続装置54に送信する。
【0078】
次に、第1回線接続装置36は、第1回線切断信号K43に応答して、第1加入者回線16A及び第1内部回線44と、第1加入者回線16A及び第2内部回線46とを、それぞれ切断する。又、第2回線接続装置38は、第2回線切断信号K45に応答して、第1内部回線44及び第2中継回線30と、第1内部回線44及び第3内部回線48とを、それぞれ切断する。又、第3回線接続装置52は、第3回線切断信号K49に応答して、第2加入者回線22A及び第5内部回線60と、第2加入者回線22A及び第6内部回線62とをそれぞれ切断すると共に、切断終了信号K33を発生させて、然る後、第2加入者回線22Aを経由して、第2加入者端末装置20Aに送信する。これにより、第1加入者端末装置14A及び第2加入者端末装置20Aの切断が成立する(S57)。又、第4回線接続装置54は、第4回線切断信号K51に応答して、第5内部回線60及び第7内部回線64と、第5内部回線60及び第4中継回線34Aとをそれぞれ切断する。
【0079】
尚、送信元の第1加入者端末装置14Aの利用者が、X社の電話サービスを利用する場合における回線接続及び解除の工程は、第1仮想呼制御装置40Bを第1仮想呼制御装置40Aに、第2仮想呼制御装置56Bを第2仮想呼制御装置56Aに、第2中継回線30を第1中継回線28に、及び第4中継回線34を第3中継回線32に置換して使用すれば、上述の工程と同一である。
【0080】
上述の第1通信ネットワークの構成によれば、第1加入者交換機18及び第2加入者交換機24間を接続する中継交換機26は、1個だけで済む。なぜならば、第1加入者交換機18内において、第1仮想呼制御装置40A及び40Bを個別に制御でき、かつ第2加入者交換機24内において、第2仮想呼制御装置56A及び56Bを個別に制御でき、その結果、第1仮想呼制御装置40A及び第2仮想呼制御装置56Aは、独自の中継回線(第1中継回線28及び第3中継回線32)を制御でき、かつ第1仮想呼制御装置40B及び第2仮想呼制御装置56Bは、独自の中継回線(第2中継回線30及び第4中継回線34)を制御でき、従って、中継交換機26を、複数個だけ用意する必要がないからである。
【0081】
一方、従来構成における通信ネットワークの構成によれば、X社及びY社は、それぞれ、独自の中継交換機を所有し、X社及びY社にとって、不経済であった。
【0082】
従って、この第1通信ネットワークを使用すれば、加入者交換機18及び加入者交換機24を接続する中継交換機26は、1個だけで済む。
【0083】
「第2の実施の形態」
次に、図4を参照して、この発明の第2の実施の形態における通信ネットワーク(以下、第2通信ネットワークと言う。)の階層構造につき、説明する。
【0084】
図4は、第2通信ネットワークの階層構造の典型的な一例を示す模式図である。
【0085】
この第2通信ネットワークは、上述の第1通信ネットワークを基礎としている。
【0086】
但し、第1記憶装置42の内部は、2個の第1仮想記憶装置42A及び42Bに仮想的に分割されていて、換言すれば、物理的に分割されている訳ではない。これらの第1仮想記憶装置42A及び42Bは、それぞれ、第1仮想呼制御装置40A及び40Bによって管理されており、すなわち、仮想的に個別に接続されている。
【0087】
又、第2記憶装置58の内部は、2個の第2仮想記憶装置58A及び58Bに仮想的に分割されていて、換言すれば、物理的に分割されている訳ではない。これらの第2仮想記憶装置58A及び58Bは、それぞれ、第2仮想呼制御装置56A及び56Bによって管理されており、すなわち、仮想的に個別に接続されている。
【0088】
この第2通信ネットワークの構成によれば、X社は、第1仮想記憶装置42A及び第2仮想記憶装置58Aを独自に管轄・利用できる。又、Y社は、第1仮想記憶装置42B及び第2仮想記憶装置58Bを独自に管轄・利用できる。よって、例えば、Y社所有の第2中継回線30Aが故障した場合において、この第2中継回線30Aを、冗長回線である第2中継回線30Bに切り換えるとき、Y社の社員が、この切換に必要な、第2仮想記憶装置58B内のトランスレータデータを変更すれば十分である。
【0089】
一方、従来構成における通信ネットワークでは、X社が、これらの第1記憶装置42及び第2記憶装置58を、一元的に管理していた。この為、Y社の社員が、このトランスレータデータを変更する迄の手続が、著しく複雑であった。
【0090】
従って、上述の第2通信ネットワークによれば、それぞれの仮想呼制御装置及び仮想記憶装置を管轄・利用する企業にとって、例えば、それぞれが現在使用している中継回線を他の中継回線に変更させる場合に、それぞれの仮想記憶装置内のトランスレータデータを個別に変更すれば十分である。この結果、各企業にとって、中継回線の変更に係る制御が容易になる。
【0091】
「変形例の説明」
この発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、設計に応じて種々の変更を加えることができる。
【0092】
例えば、上述の実施の形態では、加入者交換機18及び24をX社保有としているが、X社及びY社共同保有としても良い。
【0093】
又、例えば、上述の実施の形態では、加入者回線14及び20をX社保有としているが、X社及びY社共同保有としても良い。
【0094】
又、例えば、上述の実施の形態では、通信ネットワークに参加している企業をX社及びY社のみとしているが、3社以上参加しても良い。
【0095】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、この発明の通信ネットワークシステムによれば、通信ネットワークに参加している企業にとって、加入者交換機による諸制御が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1通信ネットワークの階層構造の典型的な一例を示す模式図である。
【図2】第1通信ネットワークの回線接続及び回線切断の手順を示す流れ図(i)である。
【図3】第1通信ネットワークの回線接続及び回線切断の手順を示す流れ図(ii)である。
【図4】第2通信ネットワークの階層構造の典型的な一例を示す模式図である。
【図5】従来構成における通信ネットワークの階層構造の典型的な一例を示す模式図である。
【符号の説明】
10:A地域のエリア
12:B地域のエリア
14、14A、14B:第1加入者端末装置
16、16A、16B:第1加入者回線
18:第1加入者交換機
20、20A:第2加入者端末装置
22、22A:第2加入者回線
24:第2加入者交換機
26:中継交換機
28:第1中継回線
30、30A、30B:第2中継回線
32:第3中継回線
34、34A:第4中継回線
36:第1回線接続装置
38:第2回線接続装置
40:第1呼制御装置
40A、40B:第1仮想呼制御装置
42:第1記憶装置
42A、42B:第1仮想記憶装置
44:第1内部回線
46:第2内部回線
48:第3内部回線
50:第4内部回線
52:第3回線接続装置
54:第4回線接続装置
56:第2呼制御装置
56A、56B:第2仮想呼制御装置
58:第2記憶装置
58A、58B:第2仮想記憶装置
60:第5内部回線
62:第6内部回線
64:第7内部回線
66:第8内部回線

Claims (2)

  1. 複数個の加入者端末装置と、一端が該加入者端末装置に個別に接続された複数本の加入者回線と、該加入者回線の各々の他端が個別に接続された複数個の加入者交換機と、一端が該加入者交換機に個別に接続された、複数の企業がそれぞれ複数本保有する中継回線と、該中継回線の各々の他端が個別に接続された、前記複数の企業が共同保有する中継交換機とを具え、
    前記加入者交換機と、必要に応じて前記中継交換機とを使用して、送信元の前記加入者端末装置(送信元端末装置と言う。)及び送信先の前記加入者端末装置(送信先端末装置と言う。)の間の回線接続を成立させて、然る後、通話情報を伝送させる通信ネットワークシステムにおいて、
    前記加入者交換機は、物理的に前記回線接続を行う回線接続装置と、該回線接続を制御する呼制御装置と、該制御に必要となるデータを保管している記憶装置とを具え、
    前記呼制御装置の内部は、前記複数の企業がそれぞれ管轄・利用できる、複数個の仮想呼制御装置に仮想的に分割されていて、
    前記送信元端末装置が、該送信元端末装置が接続されている前記加入者交換機に接続されている前記送信先端末装置との回線接続を要求する場合は、
    前記送信元端末装置は、前記複数の企業の中から何れか1社を指定し、然る後、該指定された企業が管轄・利用できる前記仮想呼制御装置は、前記回線接続装置に対して制御を行って、前記中継回線を使用せずに、該回線接続を行わせ、
    前記送信元端末装置が、該送信元端末装置が接続されている前記加入者交換機以外の前記加入者交換機に接続されている前記送信先端末装置との回線接続を要求する場合は、
    前記送信元端末装置は、前記複数の企業の中から何れか1社を指定し、然る後、該指定された企業が管轄・利用できる前記仮想呼制御装置は、前記回線接続装置に対して制御を行って、該仮想呼制御装置に個別に予め割り当てられた、前記指定された企業が保有する前記中継回線を使用して、該回線接続を行わせる
    ことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムにおいて、
    前記記憶装置の内部は、複数の企業がそれぞれ独自に管轄・利用できる、複数個の仮想記憶装置に仮想的に分割されていて、
    前記仮想記憶装置の各々は、それぞれ、同一の企業がそれぞれ独自に管轄・利用できる、前記仮想呼制御装置と仮想的に個別に接続されていて、
    前記仮想呼制御装置は、該仮想呼制御装置に接続されている前記仮想記憶装置に保管されている前記データを参照して、前記回線接続を制御する
    ことを特徴とする通信ネットワークシステム。
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