JP3929048B2 - ガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法及びこれを利用した車両用オーディオシステム - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用オーディオシステムに係り、より詳しくは、車両のガラスアンテナを利用して受信される電波を処理する方法及びこれを利用した車両用オーディオシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外部のラジオ送信局(transmitting station)から送信された電波を車両のオーディオシステムで受信するためのアンテナとしては、車体に高く立てられるポール(Pole)アンテナや、車両の後面ガラスに付着されるガラスアンテナを例に挙げることができる。前記ポールアンテナは、受信性能は良好であるが、生産費用、装着工程、車両使用中の汚染及び故障などの短所があるため、最近はガラスアンテナが広く利用されている。
【0003】
車両が走行中に受信する電波は、送信局から直接受信する電波(以下、“直接波”(direct wave)とする)だけでなく、建物などのような地形地物に反射した電波(以下、“反射波”(reflected wave)とする)もあるが、このような反射波を中心に受信する地域を通称マルチパス(multipath)地域という。車両がこのようなマルチパス地域を通過する場合に、受信される電波に含まれた反射波及び直接波の大きさが変動(fluctuate)し、結果として電波の受信強度が変動するようになる。
【0004】
ところが、ガラスアンテナを利用して受信される電波(radio wave)を処理する過程では、通常、ガラスアンテナを通じて受信された電波信号を増幅器(amplifier)で5〜10dB程度に増幅し、増幅された電波信号をチューナー(tuner)で検波(detect)して再生している。
ガラスアンテナの電波信号を増幅器で増幅する過程において、変動する電波強度によってノイズが非常に増加するが、特に、前記マルチパス地域では増幅器で発生するノイズが非常に大きくなり、再生される音響の雑音が大きくなるという短所がある。
【0005】
【先行技術文献】
【特許文献1】
特開2003−087028
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明はこのような問題点を解決するためのものであって、本発明の目的は、マルチパス地域でノイズを減少することができるように改善されたガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法及びこれを利用した車両用オーディオシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によるガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステムは、車両のガラス面に付着されて電波を受信するガラスアンテナ(glass antenna)と、前記ガラスアンテナの受信信号を増幅するガラスアンテナ増幅器(glass antenna amplifier)と、前記車両の走行位置での電波強度を検出し、これに基づいて前記ガラスアンテナ増幅器の作動を制御する制御器(controller、すなわち、増幅器制御手段)と、前記ガラスアンテナ増幅器から受信される電波を再生するチューナー(tuner)とを含み、前記制御器は、後述する本発明のガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を遂行することを特徴とする。
【0008】
本発明のガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法は、車両の走行中に、電波強度検出手段を介して、前記車両の走行位置での電波強度を検出する段階と、電波強度比較判断手段を介して、前記電波強度が設定強度以上であるか否かを判断する段階と、前記電波強度が前記設定強度以上である場合には、電波強度変化率計算手段を介して、電波強度の時間による変化率を計算する段階と、ガラスアンテナ増幅器制御手段を介して、前記電波強度と前記電波強度変化率に基づいて、ガラスアンテナを通じて受信された電波を増幅するか否かを判断し、ガラスアンテナ増幅器の作動を制御する段階と、を含むことを特徴とする。
【0009】
前記設定強度は、50dBμVであるのが好ましい。
【0010】
前記ガラスアンテナ増幅器制御手段を介した段階は、電波強度変化率比較判断手段を介して、前記電波強度変化率が前記電波強度の関数として得られる設定変化率以上であるか否かを判断する段階と、前記電波強度変化率が前記設定変化率以上である場合には、電源遮断手段を介して、前記ガラスアンテナ増幅器の電源を遮断する段階と、前記電波強度変化率が前記設定変化率以上でない場合には、電源供給手段を介して、前記ガラスアンテナ増幅器に電源を供給する段階と、を含むのが好ましい。
【0011】
前記設定変化率は、前記電波強度に対する1次関数によって得られるのが好ましく、特に、前記1次関数は、電波強度が前記設定強度である場合には設定変化率15dB/sec、電波強度が100dBμVである場合には設定変化率20dB/secとなる1次関数であるのがさらに好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を添付した図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステムの構成図である。
【0014】
図1に示すように、本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステムは、車両のガラス面に付着されて電波を受信するガラスアンテナ110と、前記ガラスアンテナ110の受信信号を増幅するガラスアンテナ増幅器120と、前記車両の走行位置での電波強度を検出し、これに基づいて前記ガラスアンテナ増幅器120の作動を制御する制御器130と、前記ガラスアンテナ増幅器120から受信される電波を再生するチューナー150とを含み、前記制御器130は、後述するように、本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を遂行する。
【0015】
前記ガラスアンテナ110は、通常、車両の後面ガラスに付着されており、そこに付着されるのが好ましいが、その位置は必ずしも車両の後面ガラスに限定される必要はなく、その他のガラス面に付着されても差し支えない。
【0016】
前記ガラスアンテナ増幅器120は、前記ガラスアンテナ110で受信された受信信号を受けてこれを増幅するが、制御器の電源供給手段を介して外部から電源が供給される場合には、設定された増幅比で前記ガラスアンテナの受信信号を増幅し、制御器の電源遮断手段を介して外部から電源が供給されない場合には、受信されたガラスアンテナの受信信号を増幅せずに、各々制御器を介してチューナー150に伝達する。
【0017】
このようなガラスアンテナ増幅器120については、当業者には自明であるので、より詳細な記載は省略する。
【0018】
前記制御器130は、車両の走行中に、その走行位置でのラジオ電波の強度、つまり電波強度を検出するための検波器(電波強度検出手段)135を含み、また、設定されたプログラムによって動作する一つ以上のマイクロプロセッサー140を含む。前記設定されたプログラムは、後述する本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を遂行するための一連の命令とすることができる。
【0019】
前記検波器135、及びガラスアンテナ増幅器120からの電波を検波して再生するチューナー150も、当業者にとって自明であるので、より詳細な記載は省略する。チューナー150で再生された音声信号はスピーカー160で発現される。
【0020】
図2は、本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を示すフローチャートである。
【0021】
図2に示すように、まず制御器130は、車両の走行中に、制御器130の内部に設けられた検波器135を利用して前記車両の走行位置での電波強度を検出する(S210)。前記電波強度は電界量(つまり電界の大きさ)に基づいて検出される。
【0022】
そして、制御器130に設けられたマイクロプロセッサー140は、このように検出された電波強度が設定強度以上であるか否かを、内蔵する電波強度比較判断手段を介して判断する(S220)。前記設定強度の好ましい値は例えば50dBμVであることが実験の結果によって得られた。
【0023】
車両の走行位置での電波強度を検出して設定強度と比較する理由は、電波強度が大きい場合にはマルチパス地域での瞬間的な電波強度変化率(つまり、電界変化率)が大きく、したがって、これによるガラスアンテナ増幅器でのノイズも相対的に大きいからである。
【0024】
したがって、前記判断段階(S220)で電波強度が前記設定強度以下である場合には、前記制御器は、常に前記ガラスアンテナ増幅器120に電源を供給する(S225)。
【0025】
反面、前記判断段階(S220)で電波強度が設定強度以上である場合には、マイクロプロセッサー140は、内蔵する電波強度変化率比較判断手段を介して、電波強度の時間による変化率を計算し(S230)、前記電波強度変化率に基づいて、ガラスアンテナ110を通じて受信された電波を増幅するか否かを制御する(S240)。前記電波強度変化率は、例えば電界変化率を計算するものであり、dB/secの単位で求められる。
【0026】
以下では、電波強度変化率に基づいて増幅するか否かを制御する制御段階(S240)について、より具体的に説明する。
【0027】
まず、マイクロプロセッサー140は、内蔵する電波強度変化率比較判断手段を介して、前記電波強度変化率が設定変化率以上であるか否かを判断する(S250)。前記設定変化率は以下に述べるように、前記電波強度の関数として計算される値である。
【0028】
実験の結果、電波強度(つまり電界量)が50dBμVである場合、電波強度変化率が15dB/sec以下であれば、ノイズによる問題が大きくないものとされ、電波強度が100dBμVである場合、電波強度変化率が20dB/sec以下であれば、ノイズによる問題が大きくないものとされ、また、電波強度が50ないし100dBμVの中間値の場合は、電波強度変化率が両端の比例内分値以下であれば、ノイズによる問題が大きくないものとされた。
【0029】
したがって、前記設定変化率は、前記電波強度に対する1次関数で設定されることが好ましく、また、前記1次関数は、電波強度が前記設定強度である場合には15dB/secに、電波強度が100dBμVである場合には20dB/secとなる1次関数であるのが好ましい。
【0030】
図3は、このような電波強度に対する設定変化率の関数を示したグラフであり、電波強度変化率が図3に示された1次関数より大きい領域は、ノイズの問題が発生する領域であり、反対に、電波強度変化率が図3に示された1次関数より小さい領域は、ノイズの問題が発生しない領域である。
【0031】
したがって、このように決められる設定変化率と電波強度変化率とを比較(S250)して、前記電波強度変化率が前記設定変化率以上でない場合には、前記制御器130は、内蔵する電源供給手段を介して、ガラスアンテナ増幅器120に電源を供給し(S255)、前記電波強度変化率が前記設定変化率以上である場合には、前記制御器130は、内蔵する電源遮断手段を介して、ガラスアンテナ増幅器120の電源を遮断する(S260)。
【0032】
ガラスアンテナ増幅器120に電源を供給している間(S225及びS255段階参照)は、前記ガラスアンテナ110で受信された電波はガラスアンテナ増幅器120で増幅されてチューナー150に供給され、したがって、チューナー150は増幅された電波を検波して再生する。
【0033】
反対に、ガラスアンテナ増幅器120の電源を遮断している間(S260段階参照)は、前記ガラスアンテナ110で受信された電波はガラスアンテナ増幅器120で増幅されずに(つまり急激な電界変化が増幅時にノイズに拡大されるのを防いだままで)出力されてチューナー150に供給され、したがって、チューナー150はガラスアンテナ110で受信された電波をそのまま検波して再生する。
【0034】
すなわち、電波強度が大きい(つまり前記設定強度より大きい)地域では、前記ガラスアンテナ110で受信された受信信号電波もまた大きな値を有するようになり、したがって、これをそのまま検波して再生する場合にも再生音には大きな問題が発生しなかった。
【0035】
以上で、本発明によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法及びこれを利用した車両用オーディオシステムに関する好ましい実施例を説明したが、本発明は前記実施例に限定されるわけではなく、本発明の実施例から当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、その技術的範囲内で容易に変更され得るであろう。
【0036】
【発明の効果】
したがって、本発明の実施例によれば、ガラスアンテナで受信される電波を増幅するか否かを、車両の走行位置での電波強度及びその電波強度変化率に基づいて制御することにより、高い電波強度のマルチパス地域で発生するノイズを最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステムの構成図である。
【図2】本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法で用いられる設定変化率関数の電波強度に対する関係を示したグラフである。
【符号の説明】
110 ガラスアンテナ
120 ガラスアンテナ増幅器
130 制御器
135 検波器
140 マイクロプロセッサー
150 チューナー
160 スピーカー
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用オーディオシステムに係り、より詳しくは、車両のガラスアンテナを利用して受信される電波を処理する方法及びこれを利用した車両用オーディオシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外部のラジオ送信局(transmitting station)から送信された電波を車両のオーディオシステムで受信するためのアンテナとしては、車体に高く立てられるポール(Pole)アンテナや、車両の後面ガラスに付着されるガラスアンテナを例に挙げることができる。前記ポールアンテナは、受信性能は良好であるが、生産費用、装着工程、車両使用中の汚染及び故障などの短所があるため、最近はガラスアンテナが広く利用されている。
【0003】
車両が走行中に受信する電波は、送信局から直接受信する電波(以下、“直接波”(direct wave)とする)だけでなく、建物などのような地形地物に反射した電波(以下、“反射波”(reflected wave)とする)もあるが、このような反射波を中心に受信する地域を通称マルチパス(multipath)地域という。車両がこのようなマルチパス地域を通過する場合に、受信される電波に含まれた反射波及び直接波の大きさが変動(fluctuate)し、結果として電波の受信強度が変動するようになる。
【0004】
ところが、ガラスアンテナを利用して受信される電波(radio wave)を処理する過程では、通常、ガラスアンテナを通じて受信された電波信号を増幅器(amplifier)で5〜10dB程度に増幅し、増幅された電波信号をチューナー(tuner)で検波(detect)して再生している。
ガラスアンテナの電波信号を増幅器で増幅する過程において、変動する電波強度によってノイズが非常に増加するが、特に、前記マルチパス地域では増幅器で発生するノイズが非常に大きくなり、再生される音響の雑音が大きくなるという短所がある。
【0005】
【先行技術文献】
【特許文献1】
特開2003−087028
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明はこのような問題点を解決するためのものであって、本発明の目的は、マルチパス地域でノイズを減少することができるように改善されたガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法及びこれを利用した車両用オーディオシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によるガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステムは、車両のガラス面に付着されて電波を受信するガラスアンテナ(glass antenna)と、前記ガラスアンテナの受信信号を増幅するガラスアンテナ増幅器(glass antenna amplifier)と、前記車両の走行位置での電波強度を検出し、これに基づいて前記ガラスアンテナ増幅器の作動を制御する制御器(controller、すなわち、増幅器制御手段)と、前記ガラスアンテナ増幅器から受信される電波を再生するチューナー(tuner)とを含み、前記制御器は、後述する本発明のガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を遂行することを特徴とする。
【0008】
本発明のガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法は、車両の走行中に、電波強度検出手段を介して、前記車両の走行位置での電波強度を検出する段階と、電波強度比較判断手段を介して、前記電波強度が設定強度以上であるか否かを判断する段階と、前記電波強度が前記設定強度以上である場合には、電波強度変化率計算手段を介して、電波強度の時間による変化率を計算する段階と、ガラスアンテナ増幅器制御手段を介して、前記電波強度と前記電波強度変化率に基づいて、ガラスアンテナを通じて受信された電波を増幅するか否かを判断し、ガラスアンテナ増幅器の作動を制御する段階と、を含むことを特徴とする。
【0009】
前記設定強度は、50dBμVであるのが好ましい。
【0010】
前記ガラスアンテナ増幅器制御手段を介した段階は、電波強度変化率比較判断手段を介して、前記電波強度変化率が前記電波強度の関数として得られる設定変化率以上であるか否かを判断する段階と、前記電波強度変化率が前記設定変化率以上である場合には、電源遮断手段を介して、前記ガラスアンテナ増幅器の電源を遮断する段階と、前記電波強度変化率が前記設定変化率以上でない場合には、電源供給手段を介して、前記ガラスアンテナ増幅器に電源を供給する段階と、を含むのが好ましい。
【0011】
前記設定変化率は、前記電波強度に対する1次関数によって得られるのが好ましく、特に、前記1次関数は、電波強度が前記設定強度である場合には設定変化率15dB/sec、電波強度が100dBμVである場合には設定変化率20dB/secとなる1次関数であるのがさらに好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を添付した図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステムの構成図である。
【0014】
図1に示すように、本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステムは、車両のガラス面に付着されて電波を受信するガラスアンテナ110と、前記ガラスアンテナ110の受信信号を増幅するガラスアンテナ増幅器120と、前記車両の走行位置での電波強度を検出し、これに基づいて前記ガラスアンテナ増幅器120の作動を制御する制御器130と、前記ガラスアンテナ増幅器120から受信される電波を再生するチューナー150とを含み、前記制御器130は、後述するように、本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を遂行する。
【0015】
前記ガラスアンテナ110は、通常、車両の後面ガラスに付着されており、そこに付着されるのが好ましいが、その位置は必ずしも車両の後面ガラスに限定される必要はなく、その他のガラス面に付着されても差し支えない。
【0016】
前記ガラスアンテナ増幅器120は、前記ガラスアンテナ110で受信された受信信号を受けてこれを増幅するが、制御器の電源供給手段を介して外部から電源が供給される場合には、設定された増幅比で前記ガラスアンテナの受信信号を増幅し、制御器の電源遮断手段を介して外部から電源が供給されない場合には、受信されたガラスアンテナの受信信号を増幅せずに、各々制御器を介してチューナー150に伝達する。
【0017】
このようなガラスアンテナ増幅器120については、当業者には自明であるので、より詳細な記載は省略する。
【0018】
前記制御器130は、車両の走行中に、その走行位置でのラジオ電波の強度、つまり電波強度を検出するための検波器(電波強度検出手段)135を含み、また、設定されたプログラムによって動作する一つ以上のマイクロプロセッサー140を含む。前記設定されたプログラムは、後述する本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を遂行するための一連の命令とすることができる。
【0019】
前記検波器135、及びガラスアンテナ増幅器120からの電波を検波して再生するチューナー150も、当業者にとって自明であるので、より詳細な記載は省略する。チューナー150で再生された音声信号はスピーカー160で発現される。
【0020】
図2は、本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を示すフローチャートである。
【0021】
図2に示すように、まず制御器130は、車両の走行中に、制御器130の内部に設けられた検波器135を利用して前記車両の走行位置での電波強度を検出する(S210)。前記電波強度は電界量(つまり電界の大きさ)に基づいて検出される。
【0022】
そして、制御器130に設けられたマイクロプロセッサー140は、このように検出された電波強度が設定強度以上であるか否かを、内蔵する電波強度比較判断手段を介して判断する(S220)。前記設定強度の好ましい値は例えば50dBμVであることが実験の結果によって得られた。
【0023】
車両の走行位置での電波強度を検出して設定強度と比較する理由は、電波強度が大きい場合にはマルチパス地域での瞬間的な電波強度変化率(つまり、電界変化率)が大きく、したがって、これによるガラスアンテナ増幅器でのノイズも相対的に大きいからである。
【0024】
したがって、前記判断段階(S220)で電波強度が前記設定強度以下である場合には、前記制御器は、常に前記ガラスアンテナ増幅器120に電源を供給する(S225)。
【0025】
反面、前記判断段階(S220)で電波強度が設定強度以上である場合には、マイクロプロセッサー140は、内蔵する電波強度変化率比較判断手段を介して、電波強度の時間による変化率を計算し(S230)、前記電波強度変化率に基づいて、ガラスアンテナ110を通じて受信された電波を増幅するか否かを制御する(S240)。前記電波強度変化率は、例えば電界変化率を計算するものであり、dB/secの単位で求められる。
【0026】
以下では、電波強度変化率に基づいて増幅するか否かを制御する制御段階(S240)について、より具体的に説明する。
【0027】
まず、マイクロプロセッサー140は、内蔵する電波強度変化率比較判断手段を介して、前記電波強度変化率が設定変化率以上であるか否かを判断する(S250)。前記設定変化率は以下に述べるように、前記電波強度の関数として計算される値である。
【0028】
実験の結果、電波強度(つまり電界量)が50dBμVである場合、電波強度変化率が15dB/sec以下であれば、ノイズによる問題が大きくないものとされ、電波強度が100dBμVである場合、電波強度変化率が20dB/sec以下であれば、ノイズによる問題が大きくないものとされ、また、電波強度が50ないし100dBμVの中間値の場合は、電波強度変化率が両端の比例内分値以下であれば、ノイズによる問題が大きくないものとされた。
【0029】
したがって、前記設定変化率は、前記電波強度に対する1次関数で設定されることが好ましく、また、前記1次関数は、電波強度が前記設定強度である場合には15dB/secに、電波強度が100dBμVである場合には20dB/secとなる1次関数であるのが好ましい。
【0030】
図3は、このような電波強度に対する設定変化率の関数を示したグラフであり、電波強度変化率が図3に示された1次関数より大きい領域は、ノイズの問題が発生する領域であり、反対に、電波強度変化率が図3に示された1次関数より小さい領域は、ノイズの問題が発生しない領域である。
【0031】
したがって、このように決められる設定変化率と電波強度変化率とを比較(S250)して、前記電波強度変化率が前記設定変化率以上でない場合には、前記制御器130は、内蔵する電源供給手段を介して、ガラスアンテナ増幅器120に電源を供給し(S255)、前記電波強度変化率が前記設定変化率以上である場合には、前記制御器130は、内蔵する電源遮断手段を介して、ガラスアンテナ増幅器120の電源を遮断する(S260)。
【0032】
ガラスアンテナ増幅器120に電源を供給している間(S225及びS255段階参照)は、前記ガラスアンテナ110で受信された電波はガラスアンテナ増幅器120で増幅されてチューナー150に供給され、したがって、チューナー150は増幅された電波を検波して再生する。
【0033】
反対に、ガラスアンテナ増幅器120の電源を遮断している間(S260段階参照)は、前記ガラスアンテナ110で受信された電波はガラスアンテナ増幅器120で増幅されずに(つまり急激な電界変化が増幅時にノイズに拡大されるのを防いだままで)出力されてチューナー150に供給され、したがって、チューナー150はガラスアンテナ110で受信された電波をそのまま検波して再生する。
【0034】
すなわち、電波強度が大きい(つまり前記設定強度より大きい)地域では、前記ガラスアンテナ110で受信された受信信号電波もまた大きな値を有するようになり、したがって、これをそのまま検波して再生する場合にも再生音には大きな問題が発生しなかった。
【0035】
以上で、本発明によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法及びこれを利用した車両用オーディオシステムに関する好ましい実施例を説明したが、本発明は前記実施例に限定されるわけではなく、本発明の実施例から当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、その技術的範囲内で容易に変更され得るであろう。
【0036】
【発明の効果】
したがって、本発明の実施例によれば、ガラスアンテナで受信される電波を増幅するか否かを、車両の走行位置での電波強度及びその電波強度変化率に基づいて制御することにより、高い電波強度のマルチパス地域で発生するノイズを最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステムの構成図である。
【図2】本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施例によるガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法で用いられる設定変化率関数の電波強度に対する関係を示したグラフである。
【符号の説明】
110 ガラスアンテナ
120 ガラスアンテナ増幅器
130 制御器
135 検波器
140 マイクロプロセッサー
150 チューナー
160 スピーカー
Claims (6)
- 車両の走行中に、電波強度検出手段を介して、前記車両の走行位置での電波強度を検出する段階と、
電波強度比較判断手段を介して、前記電波強度が設定強度以上であるか否かを判断する段階と、
前記電波強度が前記設定強度以上である場合には、電波強度変化率計算手段を介して、電波強度の時間による変化率を計算する段階と、
増幅器制御手段を介して、前記電波強度と前記電波強度変化率に基づいて、ガラスアンテナを通じて受信された電波を増幅するか否かを判断し、ガラスアンテナ増幅器の作動を制御する段階と、
を含むことを特徴とするガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法。 - 前記設定強度は、50dBμVであることを特徴とする請求項1に記載のガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法。
- 前記増幅器制御手段を介した段階は、
電波強度変化率比較判断手段を介して、前記電波強度変化率が前記電波強度の関数として得られる設定変化率以上であるか否かを判断する段階と、
前記電波強度変化率が前記設定変化率以上である場合には、電源遮断手段を介して、前記ガラスアンテナ増幅器の電源を遮断する段階と、
前記電波強度変化率が前記設定変化率以上でない場合には、電源供給手段を介して、前記ガラスアンテナ増幅器に電源を供給する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載のガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法。 - 前記設定変化率は、前記電波強度に対する1次関数によって設定されることを特徴とする請求項3に記載のガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法。
- 前記1次関数は、電波強度が前記設定強度である場合には、設定変化率15dB/sec、電波強度が100dBμVである場合には、設定変化率20dB/secとなる1次関数であることを特徴とする請求項4に記載のガラスアンテナを利用した車両の電波処理方法。
- 車両のガラス面に付着されて電波を受信するガラスアンテナと、
前記ガラスアンテナの受信信号を増幅するガラスアンテナ増幅器と、
前記車両の走行位置での電波強度を検出し、これに基づいて前記ガラスアンテナ増幅器の作動を制御する増幅器制御手段である制御器と、
前記ガラスアンテナ増幅器から受信される電波を再生するチューナーとを含み、
前記制御器は、請求項1乃至5のうちのいずれか一つの方法を遂行することを特徴とするガラスアンテナを利用した車両用オーディオシステム。
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