JP3926699B2 - 二次電池の充電装置及びその充電方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電可能な二次電池の充電装置に関し、特に、急速充電が可能で電池の劣化を抑えながら充電装置の発熱を抑えることができるリチウムイオン電池等の非水系二次電池の充電装置及びその充電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、リチウムイオン電池やNi−MH電池等の非水系二次電池の充電方法としては、連続充電とパルス充電が一般的に使用されている。また、連続充電には、更に、定電流充電、定電圧充電、及び定電流充電と定電圧充電とを組み合わせた定電流−定電圧充電がある。非水系二次電池の充電では、充電電圧が高くなりすぎると電池性能を著しく劣化させてしまうため、充電電圧が所定の電圧を超えないように十分注意する必要がある。
【0003】
このようなことから、連続充電としては一般的に定電流−定電圧充電が用いられている。定電流−定電圧充電では、充電初期に定電流による充電を行い、二次電池の電池電圧が所定の電圧に達してからは定電圧で引き続き充電を行い、充電電流が低減して所定値まで低下した時点で満充電となり、充電を完了する。このような充電方式の利点は、充電初期の定電流充電を行う際に、充電電流を大きくすることによって急速充電が可能となり、充電時間の短縮を図ることができる。更に、定電流−定電圧充電は、二次電池の電池電圧が所定の電圧に達すると定電圧充電に移行するため、二次電池を劣化させてしまうような高電圧が二次電池に印加されることがないため、広く用いられている。
【0004】
しかし、充電初期の定電流をあまり大きな値にすると、二次電池の発熱が大きくなり、充電効率が低下すると共に、二次電池自体の劣化を早めてしまう等の問題があった。一方、パルス充電は、充電中に休止期間が入るため、電気化学変化能率が高く、二次電池の劣化が少ない充電方法であり、充電電流も比較的大きく取れるため、急速充電にも適している。
【0005】
このようなことから、特開2001−169471号公報では、連続充電とパルス充電の各長所を取り入れた充電方法が提案されている。特開2001−169471号公報の二次電池装置では、充電初期に連続充電を行い、充電時の電池電圧が電池温度に依存した設定電圧V1を超えた時点でパルス充電に切り替え、パルス充電中の開放時の電池電圧が設定電圧V3を超えた場合は連続充電に戻り、充電時の電池電圧が設定電圧V2に達した時点で充電を停止させるようにしていた。この結果、二次電池の発熱を抑えながら過充電を防ぐことができるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話機等のような二次電池を使用した携帯機器が広く普及するのに伴って、充電装置の小型・軽量化が求められてきた。特に携帯電話機用の充電装置は、充電中に電話機が使用されたり、電話機と共に携帯される機会が多く、二次電池の満充電までの充電時間短縮よりも、満充電までの充電時間は多少長くなっても、電話機が使えるようになるまでの充電時間が短く、しかも、充電装置自体に小型かつ軽量で発熱の少ないものが求められている。
【0007】
しかし、従来の充電装置は、満充電までの充電時間を短くすることや、電池の温度上昇をいかに抑えるかといったことに主眼がおかれて設計されていた。充電時間を短くするためには、大電流で充電する必要があるため、充電装置の発熱量は増加し、充電装置が大型化するという問題があった。また、二次電池の温度も上昇するため、二次電池の温度検出を行う必要もあることから、充電装置の大型化及び複雑さが増していた。しかも、大電流で充電することは二次電池の電離性能の劣化を早める要因にもなっていた。
【0008】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、機器が作動できる電圧までの充電時間が従来と同様であり、しかも、二次電池の劣化を抑えながら充電装置の発熱を抑えることができる小型軽量の充電装置及びその充電方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る二次電池の充電装置は、リチウムイオン電池等の非水系二次電池の充電を行う二次電池の充電装置において、
前記二次電池の電池電圧の検出を行い、該検出した電池電圧に応じた信号を出力する電圧検出回路部と、
前記二次電池に供給される充電電流の検出を行い、該検出した充電電流に応じた信号を出力する電流検出回路部と、
入力された制御信号に応じて、前記二次電池の電池電圧及び前記二次電池に供給する充電電流がそれぞれ設定され、前記電圧検出回路部で検出された電池電圧が該設定された電池電圧になると共に前記電流検出回路部で検出された充電電流が該設定された充電電流になるように、前記二次電池に対して電流供給制御を行って充電を行う充電回路部と、
該充電回路部に対して、前記電圧検出回路部から入力された信号が示す電圧に応じた電池電圧及び充電電流の設定をそれぞれ行う充電制御回路部と、
を備え、
前記充電制御回路部は、前記充電回路部に対して、二次電池の電池電圧が所定の第2の設定電圧未満である場合は、前記二次電池に所定の第1の定電流を供給して充電を行った後、該第1の定電流よりも大きい所定の第2の定電流を供給して充電を行う定電流充電を行わせ、前記二次電池の電池電圧が第2の設定電圧以上になると、前記二次電池に第2の定電流を供給して充電を行う定電流充電と、前記二次電池に対して充電電流の供給を停止する充電の休止とを所定の間隔で繰り返し行うパルス充電を行わせ、該パルス充電における定電流充電時には、二次電池の電池電圧が所定の第3の定電圧になるように前記二次電池に第2の定電流を供給させ、前記パルス充電の充電休止時には、二次電池の電池電圧が該第3の定電圧よりも小さい所定の第1の定電圧になるように前記二次電池への充電電流の供給を停止させるものである。
【0012】
また、前記充電制御回路部は、前記充電回路部に対して、二次電池の電池電圧が前記第2の設定電圧よりも大きい所定の第3の設定電圧以上になると、二次電池に前記第2の定電流を供給して充電を行う定電流充電を行わせた後、二次電池の電池電圧が前記第3の設定電圧よりも大きい所定の第4の設定電圧になると、二次電池に対して電池電圧が前記第3の定電圧になるように充電電流を可変制御する定電圧充電を行わせるようにしてもよい。
【0013】
一方、前記充電制御回路部は、前記充電回路部に対して、前記パルス充電を行う前の定電流充電時に、二次電池の電池電圧が前記第2の設定電圧よりも小さい所定の第1の設定電圧未満である場合は、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧になるように二次電池に前記第1の定電流を供給させ、二次電池の電池電圧が該第1の設定電圧以上である場合は、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧になるように二次電池に前記第2の定電流を供給させるようにしてもよい。
【0014】
また、前記充電制御回路部は、前記パルス充電を行う前の定電流充電時に、前記充電回路部に対して、二次電池の電池電圧が前記第2の設定電圧よりも小さい所定の第1の設定電圧未満である場合は、二次電池の電池電圧が前記第1の定電圧になるように二次電池に前記第1の定電流を供給させ、二次電池の電池電圧が該第1の設定電圧以上である場合は、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧よりも小さく前記第1の定電圧よりも大きい所定の第2の定電圧になるように二次電池に前記第2の定電流を供給させるようにしてもよい。
【0015】
具体的には、前記充電回路部は、
前記第1及び第3の各定電圧をそれぞれ生成して出力する定電圧発生回路と、
前記充電制御回路部からの制御信号に応じて、該定電圧発生回路から出力された第1及び第3の各定電圧のいずれか1つを選択して出力する電圧切替回路と、
対応する前記第1及び第2の各定電流を示した第1及び第2の各信号をそれぞれ生成して出力する定電流基準信号発生回路と、
前記充電制御回路部からの制御信号に応じて、該定電流基準信号発生回路から出力された第1及び第2の各信号のいずれか1つを選択して出力する信号切替回路と、
入力される制御信号に応じた電流を前記二次電池に出力する制御用トランジスタと、
前記電圧検出回路部から入力された信号が示す電池電圧が前記電圧切替回路から出力された定電圧になると共に、前記電流検出回路部から入力された信号が示す充電電流が前記信号切替回路から出力された信号が示す定電流になるように、該制御用トランジスタの動作制御を行う制御回路と、
を備えるようにした。
【0016】
また、前記充電回路部は、
前記第1から第3の各定電圧をそれぞれ生成して出力する定電圧発生回路と、
前記充電制御回路部からの制御信号に応じて、該定電圧発生回路から出力された第1から第3の各定電圧のいずれか1つを選択して出力する電圧切替回路と、
対応する前記第1及び第2の各定電流を示した第1及び第2の各信号をそれぞれ生成して出力する定電流基準信号発生回路と、
前記充電制御回路部からの制御信号に応じて、該定電流基準信号発生回路から出力された第1及び第2の各信号のいずれか1つを選択して出力する信号切替回路と、
入力される制御信号に応じた電流を前記二次電池に出力する制御用トランジスタと、
前記電圧検出回路部から入力された信号が示す電池電圧が前記電圧切替回路から出力された定電圧になると共に、前記電流検出回路部から入力された信号が示す充電電流が前記信号切替回路から出力された信号が示す定電流になるように、該制御用トランジスタの動作制御を行う制御回路と、
を備えるようにした。
【0017】
また、前記電流検出回路部で検出された充電電流が前記第1の定電流よりも小さい所定値以下になると、二次電池に対する充電が完了したと判断して所定の信号を出力する充電完了検出回路部を備え、前記充電制御回路部は、該充電完了検出回路部から充電が完了したことを示す信号が出力されると、前記充電回路部に対して二次電池への充電動作を停止させるようにしてもよい。
【0018】
また具体的には、前記第1の定電圧を、二次電池の過放電電圧値を超える値にし、前記第3の定電圧を二次電池の満充電電圧値にしてもよい。
【0019】
一方、前記電流検出回路部は、二次電池に供給される充電電流が流れる抵抗と、該抵抗の両端電圧から該充電電流の検出を行い該検出した充電電流に応じた信号を出力する電流検出回路とで構成され、前記電圧検出回路部、該電流検出回路部の電流検出回路、充電制御回路部、並びに前記充電回路部の定電圧発生回路、電圧切替回路、定電流基準信号発生回路、信号切替回路及び制御回路は1つのICに集積されるようにしてもよい。
【0020】
また、前記電流検出回路部は、二次電池に供給される充電電流が流れる抵抗と、該抵抗の両端電圧から該充電電流の検出を行い該検出した充電電流に応じた信号を出力する電流検出回路とで構成され、前記電圧検出回路部、該電流検出回路部の電流検出回路、充電制御回路部、充電完了検出回路部並びに前記充電回路部の定電圧発生回路、電圧切替回路、定電流基準信号発生回路、信号切替回路及び制御回路は1つのICに集積されるようにしてもよい。
【0021】
また、この発明に係る充電装置の充電方法は、リチウムイオン電池等の非水系二次電池に対して充電を行う充電装置の充電方法において、
前記二次電池の電池電圧が所定の第1の設定電圧未満である場合は、前記二次電池に所定の第1の定電流を供給して前記二次電池を充電する第1の定電流充電を行い、
前記二次電池の電池電圧が該第1の設定電圧以上になると、該二次電池に該第1の定電流よりも大きい所定の第2の定電流を供給して前記二次電池を充電する第2の定電流充電を行い、
前記二次電池の電池電圧が前記第1の設定電圧よりも大きい所定の第2の設定電圧以上になると、前記二次電池に第2の定電流を供給して充電を行う定電流充電と、前記二次電池に対して充電電流の供給を停止する充電の休止とを所定の間隔で繰り返し行うパルス充電を前記二次電池に行い、
前記パルス充電における定電流充電時には、前記二次電池の電池電圧が所定の第3の定電圧になるように前記二次電池に第2の定電流を供給し、前記パルス充電の充電休止時には、前記二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧よりも小さい所定の第1の定電圧になるように前記二次電池への充電電流の供給を停止するようにした。
【0023】
また、前記二次電池の電池電圧が前記第2の設定電圧よりも大きい所定の第3の設定電圧以上になると、前記二次電池に前記第2の定電流を供給して充電する定電流充電を行った後、前記二次電池の電池電圧が前記第3の設定電圧よりも大きい所定の第4の設定電圧になると、前記二次電池に対して電池電圧が前記第3の定電圧になるように充電電流を可変制御する定電圧充電を行うようにしてもよい。
【0024】
一方、前記第1の定電流充電時に、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧になるように二次電池に前記第1の定電流を供給し、前記第2の定電流充電時には、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧になるように二次電池に前記第2の定電流を供給するようにしてもよい。
【0025】
また、前記第1の定電流充電時に、二次電池の電池電圧が前記第1の定電圧になるように二次電池に前記第1の定電流を供給し、前記第2の定電流充電時には、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧よりも小さく前記第1の定電圧よりも大きい所定の第2の定電圧になるように二次電池に前記第2の定電流を供給するようにしてもよい。
【0026】
また、前記充電電流が前記第1の定電流よりも小さい所定値以下になると、二次電池に対する充電が完了したと判断して二次電池への充電動作を停止するようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における非水系二次電池の充電装置の例を示したブロック図である。なお、図1では、非水系二次電池として、携帯電話機に使用されるリチウムイオン電池の充電装置を例にして示している。
図1において、非水系二次電池の充電装置1は、直流電源をなすACアダプタ10からの電源電圧Vdが所定値以上になると所定の信号を出力するアダプタ検出回路2と、非水系二次電池であるリチウムイオン電池11の正側電圧(以下、これを電池電圧と呼ぶ)Vbの検出を行い、該検出した電池電圧Vbに応じた電圧を出力する電圧検出回路3と、定電流−定電圧充電でリチウムイオン電池11の充電を行う定電流−定電圧回路4とを備えている。
【0028】
また、充電装置1は、定電流−定電圧回路4からリチウムイオン電池11に流れる充電電流ibを電圧に変換する抵抗5と、該抵抗5の両端電圧から該充電電流ibの検出を行い該検出した充電電流ibに応じた信号を出力する電流検出回路6と、該電流検出回路6から出力された信号からリチウムイオン電池11の充電が完了したことを検出すると所定の信号を出力する充電完了検出回路7とを備えている。更に、充電装置1は、アダプタ検出回路2、電圧検出回路3及び充電完了検出回路7から入力される各信号に応じて定電流−定電圧回路4の動作制御を行う充電制御回路8を備えている。なお、定電流−定電圧回路4は充電回路部をなし、抵抗5及び電流検出回路6は電流検出回路部をなす。
【0029】
定電流−定電圧回路4は、所定の第1の定電流i1を示す第1の定電流基準信号S1と該第1の定電流i1よりも大きい所定の第2の定電流i2を示す第2の定電流基準信号S2をそれぞれ生成して出力する定電流基準信号発生回路21と、所定の第1の定電圧V1、第2の定電圧V2、第3の定電圧V3及び第4の定電圧V4をそれぞれ生成して出力する定電圧発生回路22とを備えている。なお、リチウムイオン電池の場合、第1の定電流i1は例えば数mA〜数十mAであり、第1の定電流基準信号S1は第1の信号を、第2の定電流基準信号S2は第2の信号をそれぞれなす。
【0030】
また、定電流−定電圧回路4は、充電制御回路8からの制御信号に応じて定電流基準信号発生回路21からの第1の定電流基準信号S1又は第2の定電流基準信号S2のいずれか1つを選択して出力する信号切替回路23と、充電制御回路8からの制御信号に応じて定電圧発生回路22からの第1及び第3の各定電圧V1,V3のいずれか1つを選択して出力する電圧切替回路24とを備えている。更に、定電流−定電圧回路4は、リチウムイオン電池11に対するACアダプタ10からの電流の供給制御を行うPMOSトランジスタからなる制御用トランジスタ25と、電圧検出回路3、電流検出回路6、信号切替回路23及び電圧切替回路24からの各信号に応じて制御用トランジスタ25の動作制御を行う制御回路26と、ダイオード27とを備えている。
【0031】
ACアダプタ10から電源が供給される電源端子15と接地電圧との間には、リチウムイオン電池11に充電電流の供給が行われるように、抵抗5、制御用トランジスタ25、ダイオード27及びリチウムイオン電池11が直列に接続されている。ダイオード27は、電源端子15の電圧がリチウムイオン電池11の電池電圧Vbよりも小さい場合に、リチウムイオン電池11からACアダプタ10へ電流が逆流することを阻止するためのものである。
【0032】
アダプタ検出回路2は、電源端子15にACアダプタ10が接続され、電源端子15の電圧が所定値以上に上昇すると、電源が入ったことを示す信号を充電制御回路8に出力する。また、電圧検出回路3は、検出した電池電圧Vbに応じた電圧を充電制御回路8及び制御回路26にそれぞれ出力する。制御回路26は、電圧検出回路3、電流検出回路6、信号切替回路23及び電圧切替回路24からの各信号に応じて、制御用トランジスタ25のゲート電圧を制御し、リチウムイオン電池11の充電電流ibと電池電圧Vbを制御する。電流検出回路6は、抵抗5から検出した充電電流ibに応じた信号を充電完了検出回路7と制御回路26にそれぞれ出力し、充電完了検出回路7は、電流検出回路6からの信号から充電電流ibが所定の充電完了設定電流i3まで減少したことを検出すると、充電制御回路8に所定の充電完了信号Sceを出力する。
【0033】
一方、充電制御回路8は、定電圧発生回路22から第1〜第4の各定電圧V1〜V4が入力されており、アダプタ検出回路2、電圧検出回路3及び充電完了検出回路7からの各信号に応じて、信号切替回路23及び電圧切替回路24の動作制御をそれぞれ行う。信号切替回路23は、定電流基準信号発生回路21からの第1の定電流基準信号S1及び第2の定電流基準信号S2がそれぞれ入力されており、充電制御回路8からの制御信号に応じて、入力された第1の定電流基準信号S1又は第2の定電流基準信号S2のいずれか一方を選択して制御回路26に出力する。電圧切替回路24は、定電圧発生回路22からの第1及び第3の各定電圧V1,V3がそれぞれ入力されており、充電制御回路8からの制御信号に応じて、入力された第1及び第3の各定電圧V1,V3のいずれか1つを排他的に選択して制御回路26に出力する。
【0034】
制御回路26は、電圧検出回路3から入力された電圧が、電圧切替回路24から入力される定電圧値になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行うと共に、電流検出回路6から入力された信号が示す充電電流ibが、信号切替回路23から入力される信号が示す定電流値になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行う。
【0035】
図2は、図1で示した充電装置1の動作例を示したタイミングチャートであり、図2を用いて定電流−定電圧回路4及び充電制御回路8の各動作について、もう少し詳細に説明する。なお、図2(a)は電池電圧Vbの特性を、図2(b)は充電電流ibの特性を、図2(c)は電圧切替回路24の出力電圧Vaの特性をそれぞれ示している。
【0036】
図2において、充電制御回路8は、定電圧発生回路22から入力された第1〜第4の各定電圧V1〜V4に対して、第1の定電圧V1を第1の設定電圧Vs1とし、第2の定電圧V2を第2の設定電圧Vs2とし、第3の定電圧V3を第4の設定電圧Vs4とし、第4の定電圧V4を第3の設定電圧Vs3とする。このようにすることによって、定電流−定電圧回路4で使用する定電圧を発生させる回路を別途設ける必要がなくなる。なお、V3>V4>V2>V1であり、Vs4>Vs3>Vs2>Vs1である。
【0037】
例えば、第1の定電圧V1はリチウムイオン電池11の過放電電圧を超える値に設定すると共に、第3の定電圧V3はリチウムイオン電池11の満充電電圧値に設定し、第2の定電圧V2は、リチウムイオン電池11が電源供給する機器の作動可能電圧に設定するとよく、第1の設定電圧Vs1は、リチウムイオン電池の場合2.0〜2.2Vに設定する。
【0038】
充電制御回路8は、電源端子15にACアダプタ10が接続されて、アダプタ検出回路2から電源が入ったことを示す信号が入力されると、信号切替回路23に対して第1の定電流基準信号S1を出力させると共に電圧切替回路24に対して第3の定電圧V3を出力させる。このことから、制御回路26は、電圧検出回路3からの電圧が示す電池電圧Vbが第3の定電圧V3になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行うと共に、電流検出回路6からの信号が第1の定電流i1を示すように制御用トランジスタ25の動作制御を行って、リチウムイオン電池11に対して予備充電を行う。
【0039】
前記予備充電は、リチウムイオン電池11が過放電状態まで放電している場合に、急に大電流で充電を行うと、リチウムイオン電池11の劣化を早めたり、制御素子である制御用トランジスタ25に多大な電力損失を与えて、充電装置1に大きな発熱を発生させるのを防ぐため、電池電圧Vbが第1の設定電圧Vs1に達するまでは小電流で充電を行うためのものである。
【0040】
充電制御回路8は、電池電圧Vbが第1の設定電圧Vs1になると、信号切替回路23に対して第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して引き続き第3の定電圧V3を出力させる。このことから、制御回路26は、電圧検出回路3からの電圧が示す電池電圧Vbが第3の定電圧V3になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行うと共に、電流検出回路6からの信号が第2の定電流i2を示すように制御用トランジスタ25の動作制御を行って、リチウムイオン電池11に対して急速充電を行う。該急速充電は、リチウムイオン電池11で機器を作動することができる電圧までリチウムイオン電池11を急速に充電するために行う。
【0041】
次に、充電制御回路8は、電池電圧Vbが第2の設定電圧Vs2になると、信号切替回路23に対して引き続き第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して第1の定電圧V1を出力させる。このことから、制御回路26は、電圧検出回路3からの電圧が示す電池電圧Vbが第1の定電圧V1になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行うと共に、電流検出回路6からの信号が第2の定電流i2を示すように制御用トランジスタ25の動作制御を行う。この場合、電池電圧Vbは、すでに第1の定電圧V1よりも大きいことから、制御回路26は、制御用トランジスタ25をオフさせて遮断状態にし、リチウムイオン電池11ヘの充電電流ibが流れなくなる。
【0042】
次に、電池電圧Vbが第2の設定電圧Vs2になってから所定時間t1が経過すると、充電制御回路8は、信号切替回路23に対して引き続き第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して第3の定電圧V3を出力させる。このことから、制御回路26は、電圧検出回路3からの電圧が示す電池電圧Vbが第1の定電圧V3になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行うと共に、電流検出回路6からの信号が第2の定電流i2を示すように制御用トランジスタ25の動作制御を行う。この場合、電池電圧Vbは、第3の定電圧V3よりも小さいことから、制御回路26は、制御用トランジスタ25に対して、リチウムイオン電池11ヘの充電電流ibが第2の定電流i2になるように動作制御を行う。
【0043】
この後、所定時間t2が経過すると、充電制御回路8は、信号切替回路23に対して引き続き第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して再び第1の定電圧V1を出力させる。充電制御回路8は、電池電圧Vbが第3の設定電圧Vs3になるまでこのような動作を繰り返してリチウムイオン電池11に対するパルス充電が行われる。該パルス充電期間で、リチウムイオン電池11の容量の大部分を充電する。パルス充電期間中は、制御素子である制御用トランジスタ25に流れる平均充電電流は、急速充電時の電流値に比べ約1/2となるため、連続充電に比べて充電時間は長くなるが、制御用トランジスタ25の発熱は少なく、制御用トランジスタ25に小型の部品が使用でき、充電装置1の小型化に大きく貢献すると共に、リチウムイオン電池11の発熱も少なくなり、電池劣化が少なくなるという効果を得ることができる。
【0044】
次に、電池電圧Vbが第3の設定電圧Vs3になると、充電制御回路8は、信号切替回路23に対して引き続き第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して第3の定電圧V3を出力させる。このことから、制御回路26は、電圧検出回路3からの電圧が示す電池電圧Vbが第1の定電圧V3になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行うと共に、電流検出回路6からの信号が第2の定電流i2を示すように制御用トランジスタ25の動作制御を行って、リチウムイオン電池11に対して定電流充電を行う。該定電流充電期間は、パルス充電であらかた充電した後に、満充電を正確に検出して充電を完了させるために、定電流−定電圧充電を行う工程の前半部分にあたる。
【0045】
パルス充電で電池電圧Vbは十分大きくなっているため、連続充電に移行して平均充電電流がパルス充電時よりも大きくなった場合でも、該平均充電電流は急速充電時よりも小さいため、短時間であれば、制御用トランジスタ25の発熱はそれほど大きくはならない。ちなみに、制御用トランジスタ25で消費する電力は、充電電流ibに電源電圧Vdと電池電圧Vbの差を乗じた値で表すことができるため、電池電圧Vbが大きいほど制御用トランジスタ25で消費される電力は小さくなる。
【0046】
電池電圧Vbが上昇して第4の設定電圧Vs4になると、充電電流ibは次第に減少する。第4の設定電圧Vs4はリチウムイオン電池11の満充電電圧値に設定されていることから、制御回路26は、自然に定電流充電から定電圧充電に移行することになり、電流検出回路6から出力された信号から充電電流ibが所定の電流値i3以下になったことを充電完了検出回路7が検出すると、充電完了検出回路7から充電制御回路8に所定の充電完了信号Sceが出力され、リチウムイオン電池11に対する充電が完了する。このように、最後に定電流充電を行って定電圧充電を行うことで、リチウムイオン電池11の正確な満充電を検出することができる。
【0047】
次に、図3は、充電制御回路8の動作例を示したフローチャートであり、図3を用いて充電制御回路8の動作の流れについてもう少し詳細に説明する。なお、特に明記しない限り、図3の各フローで行われる処理はすべて充電制御回路8で行われるものである。
図3において、まず最初に、アダプタ検出回路2から電源が入ったことを示す信号が入力されたか否かの検出を行い(ステップST1)、電源が入ったことを示す信号が入力されていない場合(NO)は、引き続きステップST1の動作を行い、電源が入ったことを示す信号が入力された場合(YES)は、信号切替回路23に対して第1の定電流基準信号S1を出力させると共に電圧切替回路24に対して第3の定電圧V3を出力させ、リチウムイオン電池11に対して予備充電を行わせる(ステップST2)。
【0048】
次に、電池電圧Vbが第1の設定電圧Vs1以上になったか否かを調べ(ステップST3)、第1の設定電圧Vs1以上になっていない場合(NO)は、引き続きステップST3の動作を行い、第1の設定電圧Vs1以上になった場合(YES)は、信号切替回路23に対して第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して引き続き第3の定電圧V3を出力させ、リチウムイオン電池11に対して急速充電を行わせる(ステップST4)。
【0049】
次に、電池電圧Vbが第2の設定電圧Vs2以上になったか否かを調べ(ステップST5)、第2の設定電圧Vs2以上になっていない場合(NO)は、引き続きステップST5の動作を行い、第2の設定電圧Vs2以上になった場合(YES)は、信号切替回路23に対して引き続き第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して第1の定電圧V1を出力させ、リチウムイオン電池11に対する充電を休止させる(ステップST6)。リチウムイオン電池11に対する充電を休止させてから所定の時間t1経過後、信号切替回路23に対して引き続き第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して第3の定電圧V3を出力させ、リチウムイオン電池11に対する充電を再開させる(ステップST7)。
【0050】
次に、電池電圧Vbが第3の設定電圧Vs3以上になったか否かを調べ(ステップST8)、第3の設定電圧Vs3以上になっていない場合(NO)は、ステップST6に戻り、第3の設定電圧Vs3以上になった場合(YES)は、信号切替回路23に対して引き続き第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して第3の定電圧V3を出力させ、リチウムイオン電池11に対して定電流充電を行う(ステップST9)。
【0051】
次に、電池電圧Vbが第4の設定電圧Vs4になったか否かを調べ(ステップST10)、第4の設定電圧Vs4になっていない場合(NO)は、引き続きステップST10の動作を行い、第4の設定電圧Vs4になった場合(YES)は、充電電流ibが次第に減少して、自然に定電流充電から定電圧充電に移行される(ステップST11)。次に、充電電流ibが所定値i3以下になって充電完了検出回路7から所定の充電完了信号Sceが入力されたか否かを調べ(ステップST12)、充電電流ibが所定値以下になっておらず所定の充電完了信号Sceが入力されていない場合(NO)は、引き続きステップST12の動作を行い、充電電流ibが所定値i3以下になって所定の充電完了信号Sceが入力されると(YES)、リチウムイオン電池11に対する充電動作が完了して(ステップST13)、本フローは終了する。
【0052】
なお、図1において、アダプタ検出回路2、電圧検出回路3、電流検出回路6、充電完了検出回路7、充電制御回路8、並びに定電流−定電圧回路4の定電流基準信号発生回路21、定電圧発生回路22、信号切替回路23、電圧切替回路24及び制御回路26は1つのICに集積され、場合によっては、ダイオード27を含めて1つのICに集積するようにしてもよい。
【0053】
このように、本第1の実施の形態における充電装置は、電池電圧Vbが第2の設定電圧Vs2以上になると、信号切替回路23に対して第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して、第1の定電圧V1を所定の時間t1出力させた後第3の定電圧V3を所定の時間t2出力させるパルス充電動作を電池電圧Vbが第3の設定電圧Vs3になるまで行うようにし、第2の設定電圧Vs2をリチウムイオン電池11が電源供給する機器の使用可能電圧に設定するようにした。
【0054】
このことから、機器が使用できるようになるまでの充電時間は従来の急速充電方式と同様にすることができ、その後は、電池電圧及び充電電流をそれぞれ所定値に制限しながら行うパルス充電に切り替えて平均充電電流を低下させることによって、非水系二次電池と制御素子の発熱を抑えることができ、充電装置の小型軽量化を図ることができると共に、非水系二次電池の劣化の防止を図ることができる。また、パルス充電後、定電流−定電圧充電を行うようにしたことから、非水系二次電池の満充電を正確に検出することができる。
【0055】
第2の実施の形態.
前記第1の実施の形態では、予備充電期間と急速充電期間に電圧切替回路24から第3の定電圧V3が出力されるようにしたが、予備充電期間には第1の定電圧V1が、急速充電期間には第2の定電圧V2がそれぞれ電圧切替回路24から出力されるようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
【0056】
図4は、本発明の第2の実施の形態における非水系二次電池の充電装置の例を示したブロック図である。なお、図4では、図1と同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図4における図1との相違点は、図1の充電制御回路8が、予備充電時に電圧切替回路24に対して第1の定電圧V1を出力させることと、急速充電時に電圧切替回路24に対して第2の定電圧V2を出力させるようにしたことにあり、これに伴って、図1の充電制御回路8を充電制御回路8aに、図1の充電装置1を充電装置1aにしたことにある。
【0057】
図4において、充電装置1aは、アダプタ検出回路2と、電圧検出回路3と、定電流−定電圧回路4と、抵抗5と、電流検出回路6と、充電完了検出回路7と、アダプタ検出回路2、電圧検出回路3及び充電完了検出回路7から入力される各信号に応じて定電流−定電圧回路4の動作制御を行う充電制御回路8aとを備えている。
【0058】
充電制御回路8aは、定電圧発生回路22から第1〜第4の各定電圧V1〜V4がそれぞれ入力されており、アダプタ検出回路2、電圧検出回路3及び充電完了検出回路7からの各信号に応じて、信号切替回路23及び電圧切替回路24の動作制御をそれぞれ行う。信号切替回路23は、定電流基準信号発生回路21からの第1の定電流基準信号S1及び第2の定電流基準信号S2がそれぞれ入力されており、充電制御回路8aからの制御信号に応じて、入力された第1の定電流基準信号S1又は第2の定電流基準信号S2のいずれか一方を選択して制御回路26に出力する。電圧切替回路24は、定電圧発生回路22からの第1〜第3の各定電圧V1〜V3がそれぞれ入力されており、充電制御回路8aからの制御信号に応じて、入力された第1〜第3の各定電圧V1〜V3のいずれか1つを排他的に選択して制御回路26に出力する。
【0059】
図5は、図4で示した充電装置1aの動作例を示したタイミングチャートであり、図4を用いて充電制御回路8aの動作について、図2の充電制御回路8との相違点のみ説明する。なお、図5(a)は電池電圧Vbの特性を、図5(b)は充電電流ibの特性を、図5(c)は電圧切替回路24の出力電圧Vaの特性をそれぞれ示している。
【0060】
図5において、充電制御回路8aは、電源端子15にACアダプタ10が接続されて、アダプタ検出回路2から電源が入ったことを示す信号が入力されると、信号切替回路23に対して第1の定電流基準信号S1を出力させると共に電圧切替回路24に対して第1の定電圧V1を出力させる。このことから、制御回路26は、電圧検出回路3からの電圧が示す電池電圧Vbが第1の定電圧V1になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行うと共に、電流検出回路6からの信号が第1の定電流i1を示すように制御用トランジスタ25の動作制御を行って、リチウムイオン電池11に対して予備充電を行う。
【0061】
次に、充電制御回路8aは、電池電圧Vbが第1の設定電圧Vs1になると、信号切替回路23に対して第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して第2の定電圧V2を出力させる。このことから、制御回路26は、電圧検出回路3からの電圧が示す電池電圧Vbが第2の定電圧V2になるように制御用トランジスタ25の動作制御を行うと共に、電流検出回路6からの信号が第2の定電流i2を示すように制御用トランジスタ25の動作制御を行って、リチウムイオン電池11に対して急速充電を行う。該急速充電後に充電制御回路8aによって行われるパルス充電、定電流充電及び定電圧充電時の各動作は、図2を用いて説明した充電制御回路8の動作と同じであるのでその説明を省略する。
【0062】
次に、図6は、充電制御回路8aの動作例を示したフローチャートであり、図6を用いて充電制御回路8aの動作の流れについてもう少し詳細に説明する。なお、図6では、充電制御回路8を充電制御回路8aに置き換える以外は同じ処理を行うフローは図3と同じ符号で示しており、ここではその説明を省略する。また、特に明記しない限り、図6の各フローで行われる処理はすべて充電制御回路8aで行われるものである。
【0063】
図6において、まず最初に、図3のステップST1の処理を行い、ステップST1で、電源が入ったことを示す信号が入力された場合(YES)は、信号切替回路23に対して第1の定電流基準信号S1を出力させると共に電圧切替回路24に対して第1の定電圧V1を出力させ、リチウムイオン電池11に対して予備充電を行わせる(ステップST21)。次に、図3のステップST3の処理を行い、ステップS3で、第1の設定電圧Vs1以上になった場合(YES)は、信号切替回路23に対して第2の定電流基準信号S2を出力させると共に、電圧切替回路24に対して第2の定電圧V2を出力させ、リチウムイオン電池11に対して急速充電を行わせる(ステップST22)。この後、図3のステップST5〜ST13の動作を行って、本フローは終了する。
【0064】
なお、図4において、アダプタ検出回路2、電圧検出回路3、電流検出回路6、充電完了検出回路7、充電制御回路8a、並びに定電流−定電圧回路4の定電流基準信号発生回路21、定電圧発生回路22、信号切替回路23、電圧切替回路24及び制御回路26は1つのICに集積され、場合によっては、ダイオード27を含めて1つのICに集積するようにしてもよい。
【0065】
このように、本第2の実施の形態における充電装置は、予備充電期間には第1の定電圧V1が、急速充電期間には第2の定電圧V2がそれぞれ電圧切替回路24から出力されるようにし、これ以外は前記第1の実施の形態における充電装置と同様の動作を行うようにした。このことから、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、予備充電期間では、制御回路26によって電池電圧Vbが確実に第1の定電圧V1未満にすることができると共に、急速充電期間では、制御回路26によって電池電圧Vbが確実に第2の定電圧V2未満にすることができ、何らかの原因で電池電圧Vbが上昇し、予備充電及び急速充電が十分に完了する前にパルス充電が始まることを防止することができ、非水系二次電池が過放電状態まで放電している場合に、非水系二次電池の劣化を早めたり、制御用トランジスタに多大な電力損失を与えて、大きな発熱を発生させるのをより確実に防ぐことができる。
【0066】
なお、前記第1及び第2の各実施の形態では、急速充電期間に信号切替回路23から第2の定電流基準信号S2が出力されるようにしたが、リチウムイオン電池11で機器を作動することができる電圧までリチウムイオン電池11を充電するのに要する時間は長くなるが、急速充電期間に信号切替回路23から第1の定電流基準信号S1が出力されるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明の二次電池の充電装置及びその充電方法によれば、機器が使用できるようになるまでの充電時間は従来の急速充電方式と同様にすることができ、その後は、二次電池に対する充電電流及び電池電圧をそれぞれ所定値に制限しながら行うパルス充電に切り替えて平均充電電流を低下させることにより、二次電池と制御素子の発熱を抑えることができ、充電装置の小型軽量化を図ることができると共に、二次電池の劣化の防止を図ることができる。また、パルス充電後、定電流−定電圧充電を行うようにしたことから、二次電池の満充電を正確に検出することができる。
【0068】
また、パルス充電を行う前の定電流充電時に、二次電池の電池電圧が第2の設定電圧よりも小さい所定の第1の設定電圧未満である場合は、二次電池の電池電圧を第3の定電圧よりも小さい所定の第1の定電圧になるように二次電池に供給する充電電流を制御させ、二次電池の電池電圧が第1の設定電圧以上である場合は、二次電池の電池電圧を第3の定電圧よりも小さく第1の定電圧よりも大きい所定の第2の定電圧になるように二次電池に供給する充電電流を制御させるようにした。このことから、予備充電期間では、電池電圧が確実に第1の定電圧未満にすることができると共に、急速充電期間では、電池電圧が確実に第2の定電圧未満にすることができ、何らかの原因で電池電圧が上昇し、予備充電及び急速充電が十分に完了する前にパルス充電が始まることを防止することができ、二次電池が過放電状態まで放電している場合に、二次電池の劣化を早めたり、制御素子に多大な電力損失を与えて、大きな発熱を発生させるのをより確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における非水系二次電池の充電装置の例を示したブロック図である。
【図2】 図1における充電装置1の動作例を示したタイミングチャートである。
【図3】 図1における充電制御回路8の動作例を示したフローチャートである。
【図4】 本発明の第2の実施の形態における非水系二次電池の充電装置の例を示したブロック図である。
【図5】 図4における充電装置1aの動作例を示したタイミングチャートである。
【図6】 図4における充電制御回路8aの動作例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1,1a 充電装置
2 アダプタ検出回路
3 電圧検出回路
4 定電流−定電圧回路
5 抵抗
6 電流検出回路
7 充電完了検出回路
8,8a 充電制御回路
10 ACアダプタ
11 リチウムイオン電池
15 電源端子
21 定電流基準信号発生回路
22 定電圧発生回路
23 信号切替回路
24 電圧切替回路
25 制御用トランジスタ
26 制御回路
27 ダイオード
Claims (15)
- リチウムイオン電池等の非水系二次電池の充電を行う二次電池の充電装置において、
前記二次電池の電池電圧の検出を行い、該検出した電池電圧に応じた信号を出力する電圧検出回路部と、
前記二次電池に供給される充電電流の検出を行い、該検出した充電電流に応じた信号を出力する電流検出回路部と、
入力された制御信号に応じて、前記二次電池の電池電圧及び前記二次電池に供給する充電電流がそれぞれ設定され、前記電圧検出回路部で検出された電池電圧が該設定された電池電圧になると共に前記電流検出回路部で検出された充電電流が該設定された充電電流になるように、前記二次電池に対して電流供給制御を行って充電を行う充電回路部と、
該充電回路部に対して、前記電圧検出回路部から入力された信号が示す電圧に応じた電池電圧及び充電電流の設定をそれぞれ行う充電制御回路部と、
を備え、
前記充電制御回路部は、前記充電回路部に対して、二次電池の電池電圧が所定の第2の設定電圧未満である場合は、前記二次電池に所定の第1の定電流を供給して充電を行った後、該第1の定電流よりも大きい所定の第2の定電流を供給して充電を行う定電流充電を行わせ、前記二次電池の電池電圧が第2の設定電圧以上になると、前記二次電池に第2の定電流を供給して充電を行う定電流充電と、前記二次電池に対して充電電流の供給を停止する充電の休止とを所定の間隔で繰り返し行うパルス充電を行わせ、該パルス充電における定電流充電時には、二次電池の電池電圧が所定の第3の定電圧になるように前記二次電池に第2の定電流を供給させ、前記パルス充電の充電休止時には、二次電池の電池電圧が該第3の定電圧よりも小さい所定の第1の定電圧になるように前記二次電池への充電電流の供給を停止させることを特徴とする二次電池の充電装置。 - 前記充電制御回路部は、前記充電回路部に対して、二次電池の電池電圧が前記第2の設定電圧よりも大きい所定の第3の設定電圧以上になると、二次電池に前記第2の定電流を供給して充電を行う定電流充電を行わせた後、二次電池の電池電圧が前記第3の設定電圧よりも大きい所定の第4の設定電圧になると、二次電池に対して電池電圧が前記第3の定電圧になるように充電電流を可変制御する定電圧充電を行わせることを特徴とする請求項1記載の二次電池の充電装置。
- 前記充電制御回路部は、前記充電回路部に対して、前記パルス充電を行う前の定電流充電時に、二次電池の電池電圧が前記第2の設定電圧よりも小さい所定の第1の設定電圧未満である場合は、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧になるように二次電池に前記第1の定電流を供給させ、二次電池の電池電圧が該第1の設定電圧以上である場合は、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧になるように二次電池に前記第2の定電流を供給させることを特徴とする請求項1又は2記載の二次電池の充電装置。
- 前記充電制御回路部は、前記パルス充電を行う前の定電流充電時に、前記充電回路部に対して、二次電池の電池電圧が前記第2の設定電圧よりも小さい所定の第1の設定電圧未満である場合は、二次電池の電池電圧が前記第1の定電圧になるように二次電池に前記第1の定電流を供給させ、二次電池の電池電圧が該第1の設定電圧以上である場合は、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧よりも小さく前記第1の定電圧よりも大きい所定の第2の定電圧になるように二次電池に前記第2の定電流を供給させることを特徴とする請求項1又は2記載の二次電池の充電装置。
- 前記充電回路部は、
前記第1及び第3の各定電圧をそれぞれ生成して出力する定電圧発生回路と、
前記充電制御回路部からの制御信号に応じて、該定電圧発生回路から出力された第1及び第3の各定電圧のいずれか1つを選択して出力する電圧切替回路と、
対応する前記第1及び第2の各定電流を示した第1及び第2の各信号をそれぞれ生成して出力する定電流基準信号発生回路と、
前記充電制御回路部からの制御信号に応じて、該定電流基準信号発生回路から出力され た第1及び第2の各信号のいずれか1つを選択して出力する信号切替回路と、
入力される制御信号に応じた電流を前記二次電池に出力する制御用トランジスタと、
前記電圧検出回路部から入力された信号が示す電池電圧が前記電圧切替回路から出力された定電圧になると共に、前記電流検出回路部から入力された信号が示す充電電流が前記信号切替回路から出力された信号が示す定電流になるように、該制御用トランジスタの動作制御を行う制御回路と、
を備えることを特徴とする請求項3記載の二次電池の充電装置。 - 前記充電回路部は、
前記第1から第3の各定電圧をそれぞれ生成して出力する定電圧発生回路と、
前記充電制御回路部からの制御信号に応じて、該定電圧発生回路から出力された第1から第3の各定電圧のいずれか1つを選択して出力する電圧切替回路と、
対応する前記第1及び第2の各定電流を示した第1及び第2の各信号をそれぞれ生成して出力する定電流基準信号発生回路と、
前記充電制御回路部からの制御信号に応じて、該定電流基準信号発生回路から出力された第1及び第2の各信号のいずれか1つを選択して出力する信号切替回路と、
入力される制御信号に応じた電流を前記二次電池に出力する制御用トランジスタと、
前記電圧検出回路部から入力された信号が示す電池電圧が前記電圧切替回路から出力された定電圧になると共に、前記電流検出回路部から入力された信号が示す充電電流が前記信号切替回路から出力された信号が示す定電流になるように、該制御用トランジスタの動作制御を行う制御回路と、
を備えることを特徴とする請求項4記載の二次電池の充電装置。 - 前記電流検出回路部で検出された充電電流が前記第1の定電流よりも小さい所定値以下になると、二次電池に対する充電が完了したと判断して所定の信号を出力する充電完了検出回路部を備え、前記充電制御回路部は、該充電完了検出回路部から充電が完了したことを示す信号が出力されると、前記充電回路部に対して二次電池への充電動作を停止させることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の二次電池の充電装置。
- 前記第1の定電圧は、二次電池の過放電電圧値を超える値であり、前記第3の定電圧は二次電池の満充電電圧値であることを特徴とする請求項1記載の二次電池の充電装置。
- 前記電流検出回路部は、二次電池に供給される充電電流が流れる抵抗と、該抵抗の両端電圧から該充電電流の検出を行い該検出した充電電流に応じた信号を出力する電流検出回路とで構成され、前記電圧検出回路部、該電流検出回路部の電流検出回路、充電制御回路部、並びに前記充電回路部の定電圧発生回路、電圧切替回路、定電流基準信号発生回路、信号切替回路及び制御回路は1つのICに集積されることを特徴とする請求項5又は6記載の二次電池の充電装置。
- 前記電流検出回路部は、二次電池に供給される充電電流が流れる抵抗と、該抵抗の両端電圧から該充電電流の検出を行い該検出した充電電流に応じた信号を出力する電流検出回路とで構成され、前記電圧検出回路部、該電流検出回路部の電流検出回路、充電制御回路部、充電完了検出回路部並びに前記充電回路部の定電圧発生回路、電圧切替回路、定電流基準信号発生回路、信号切替回路及び制御回路は1つのICに集積されることを特徴とする請求項7記載の二次電池の充電装置。
- リチウムイオン電池等の非水系二次電池に対して充電を行う充電装置の充電方法において、
前記二次電池の電池電圧が所定の第1の設定電圧未満である場合は、前記二次電池に所定の第1の定電流を供給して前記二次電池を充電する第1の定電流充電を行い、
前記二次電池の電池電圧が該第1の設定電圧以上になると、該二次電池に該第1の定電流よりも大きい所定の第2の定電流を供給して前記二次電池を充電する第2の定電流充電を行い、
前記二次電池の電池電圧が前記第1の設定電圧よりも大きい所定の第2の設定電圧以上 になると、前記二次電池に第2の定電流を供給して充電を行う定電流充電と、前記二次電池に対して充電電流の供給を停止する充電の休止とを所定の間隔で繰り返し行うパルス充電を前記二次電池に行い、
前記パルス充電における定電流充電時には、前記二次電池の電池電圧が所定の第3の定電圧になるように前記二次電池に第2の定電流を供給し、前記パルス充電の充電休止時には、前記二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧よりも小さい所定の第1の定電圧になるように前記二次電池への充電電流の供給を停止することを特徴とする充電方法。 - 前記二次電池の電池電圧が前記第2の設定電圧よりも大きい所定の第3の設定電圧以上になると、前記二次電池に前記第2の定電流を供給して充電する定電流充電を行った後、前記二次電池の電池電圧が前記第3の設定電圧よりも大きい所定の第4の設定電圧になると、前記二次電池に対して電池電圧が前記第3の定電圧になるように充電電流を可変制御する定電圧充電を行うことを特徴とする請求項11記載の充電方法。
- 前記第1の定電流充電時に、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧になるように二次電池に前記第1の定電流を供給し、前記第2の定電流充電時には、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧になるように二次電池に前記第2の定電流を供給することを特徴とする請求項11記載の充電方法。
- 前記第1の定電流充電時に、二次電池の電池電圧が前記第1の定電圧になるように二次電池に前記第1の定電流を供給し、前記第2の定電流充電時には、二次電池の電池電圧が前記第3の定電圧よりも小さく前記第1の定電圧よりも大きい所定の第2の定電圧になるように二次電池に前記第2の定電流を供給することを特徴とする請求項11記載の充電方法。
- 前記充電電流が前記第1の定電流よりも小さい所定値以下になると、二次電池に対する充電が完了したと判断して二次電池への充電動作を停止することを特徴とする請求項11、12、13又は14記載の充電方法。
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