JP2008148486A - 充電方法および充電回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光発電などの自然エネルギーを用いた直流電流源でも、ニッケル水素蓄電池を効率良くかつ安価に充電可能な充電方法を提供する。
【解決手段】充電単位として、組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを1ないし複数のセルずつからなる複数の蓄電池モジュールに分割し、充電単位ごとに所定の充電時間閾値が経過する都度、分割した蓄電池モジュールを切り替えながら充電する。すなわち、充電対象の蓄電池モジュールを選択し(S01)、現在の蓄積電流容量が所定の蓄積電流容量閾値以下の場合(S01のYESの場合)、当該蓄電池モジュールを充電器に接続し(S03)、充電を開始するとともにタイマを起動し(S04)、所定の充電時間閾値に達すると(S04のYES)、次の蓄電池モジュールの充電動作に切り替える(S06,S07)という動作を、蓄積電流容量が前記蓄積電流容量閾値に達するまで(S02のNO)繰り返す。
【選択図】図4

Description

本発明は、充電方法および充電回路に関し、特に、複数のニッケル水素蓄電池を直列接続した組電池の充電方法および充電回路に関する。
ニッケル水素蓄電池は、一般に、定電流充電法によって充電される。充電用の電流値は、0.1C(=0.1A・s)以上が普通であり、最近では、15分程度で満充電状態に達するニッケル水素蓄電池も開発されている。これに対して、一般に、0.05C未満の低電流値でニッケル水素蓄電池を充電した場合、充電効率が低くなるのみでなく、劣化を早めることになってしまうので、通常、このような低電流での充電は行われない。
大規模な太陽電池や風力発電機の出力を、ニッケル水素蓄電池に蓄電する場合は、大容量の蓄電池が必要になるが、そのためには、充電電流も大きな電流値が必要になる。ところが、太陽光発電や風力発電のような自然エネルギーを利用した発電の場合は、その出力が日照量や風速によって時間とともに大きく変動するのが普通である。
したがって、例えば非特許文献1の「自立型太陽光発電システム」(野崎洋介他、NTT R&D、第48巻、第12号(1999))にも記載されているように、太陽電池や風力発電機の出力電流を蓄電池に直接接続して充電すると、その出力電流値が小さ過ぎる場合には、一旦、コンデンサ等に充電して、十分充電した段階で、大電流パルスとして出力するような工夫が必要である。
野崎洋介、太刀川正美、秋山一也、谷内利明;「自立型太陽光発電システム」、NTT R&D 第48巻、第12号、24−28頁(1999)
しかしながら、前記非特許文献1に記載のような方法を採用すると、充電回路は、複雑かつ高価なものとなってしまう。一方、大電流による充電を避けるために、小容量のニッケル水素蓄電池を多数並列接続にして組み合わせた電池システムとして構成したとしても、充電時の充電電流が大きく変動する点は同じであり、電流の分配など充電制御が複雑なものになってしまう。そのため、太陽光発電や風力発電のような自然エネルギーを利用した充電の場合には、ニッケル水素蓄電池は殆ど利用されず、主として、低電流でも充電が可能な鉛蓄電池が使われてきた。
本発明が解決しようとする課題は、例えば、太陽電池や風力発電機のような自然エネルギーを用いた直流電流源を利用する場合であっても、ニッケル水素蓄電池を効率良くかつ安価に充電することが可能な充電方法および充電回路を提供することにある。
本発明は、前述の課題を解決するために、以下のごとき各技術手段から構成されている。
第1の技術手段は、複数のニッケル水素蓄電池セルが直列に接続された組電池を直流電流源に接続して充電する充電方法において、前記組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割し、前記充電単位ごとの充電時間としてあらかじめ定めた充電時間閾値が経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電することを特徴とする。
第2の技術手段は、複数のニッケル水素蓄電池セルが直列に接続された組電池を直流電流源に接続して充電する充電方法において、前記組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割し、かつ、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電を行った際に、充電電流があらかじめ定めた第1充電電流閾値を超えているか否かを確認し、前記第1充電電流閾値を超えていた場合は、前記組電池を構成した状態で充電する動作を継続し、一方、前記第1充電電流閾値以下に低下した場合は、前記充電単位ごとの充電時間としてあらかじめ定めた充電時間閾値が経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電する動作に切り替えることを特徴とする。
第3の技術手段は、前記第2の技術手段に記載の充電方法において、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電している状態において、充電電流があらかじめ定めた第2充電電流閾値を超えているか否かを確認し、前記第2充電電流閾値を超えていた場合は、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電する動作に切り替えることを特徴とする。
第4の技術手段は、前記第2または第3の技術手段に記載の充電方法において、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電を行う場合、前記組電池を構成した状態で充電することができる電圧に、前記直流電流源からの入力電圧を昇圧し、一方、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電を行う場合、分割した前記蓄電池モジュールを充電することができる電圧に、前記直流電流源からの入力電圧を設定することを特徴とする。
第5の技術手段は、前記第1ないし第4の技術手段のいずれかに記載の充電方法において、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電している場合において、充電した前記組電池の蓄積電流容量があらかじめ定めた蓄積電流容量閾値を超えた状態に達した場合、充電動作を終了し、一方、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電している場合において、充電対象の前記蓄電池モジュールの蓄積電流容量が前記蓄積電流容量閾値を超えた状態に達した場合、当該蓄電池モジュールの充電動作を終了して、次の前記蓄電池モジュールを充電する動作に切り替えることを特徴とする。
第6の技術手段は、前記第1ないし第5の技術手段のいずれかに記載の充電方法において、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電動作を行う場合、複数の前記蓄電池モジュールのうち、蓄積電流容量が最も小さい蓄電池モジュールを優先して次の充電対象の蓄電池モジュールとして選択して、選択した前記蓄電池モジュールの充電を行う状態に切り替えることを特徴とする。
第7の技術手段は、複数のニッケル水素蓄電池セルが直列に接続された組電池を直流電流源に接続して充電する充電器と、前記充電器からの充電電流を測定する電流測定手段と、当該充電回路の動作を制御する制御手段とを少なくとも備えた充電回路において、前記組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割して、それぞれの前記蓄電池モジュールを、まとめてあるいは前記充電単位ごとに個別に、前記充電器に接続して充電することができるスイッチをさらに備えるとともに、前記制御手段が、前記スイッチの開閉を制御するスイッチ制御手段と、前記充電単位ごとの充電時間をあらかじめ定めた充電時間閾値まで計時するタイマ手段とを備え、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を制御して、複数の前記蓄電池モジュールのうちいずれかを前記充電器に接続して充電し、かつ、前記タイマ手段により、前記充電器に接続した前記蓄電池モジュールの充電時間が前記充電時間閾値を経過したことを検出する都度、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を切り替えて、順次、次の前記蓄電池モジュールを前記充電器に接続して充電する動作を行うことを特徴とする。
第8の技術手段は、複数のニッケル水素蓄電池セルが直列に接続された組電池を直流電流源に接続して充電する充電器と、前記充電器からの充電電流を測定する電流測定手段と、当該充電回路の動作を制御する制御手段とを少なくとも備えた充電回路において、前記組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割して、それぞれの前記蓄電池モジュールを、まとめてあるいは前記充電単位ごとに個別に、前記充電器に接続して充電することができるスイッチをさらに備えるとともに、前記制御手段が、前記スイッチの開閉を制御するスイッチ制御手段と、前記充電単位ごとの充電時間をあらかじめ定めた充電時間閾値まで計時するタイマ手段とを備え、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を制御して、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で前記充電器に接続して充電を行った際に、前記電流測定手段により測定された充電電流があらかじめ定めた第1充電電流閾値を超えていた場合は、前記組電池を構成した状態で充電する動作を継続し、一方、前記第1充電電流閾値以下に低下した場合は、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を設定して、複数の前記蓄電池モジュールのいずれかを前記充電器に接続して充電し、かつ、前記タイマ手段により、前記充電器に接続した前記蓄電池モジュールの充電時間が前記充電時間閾値を経過したことを検出する都度、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を切り替えて、順次、次の前記蓄電池モジュールを前記充電器に接続して充電する動作に切り替えることを特徴とする。
第9の技術手段は、前記第8の技術手段に記載の充電回路において、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電している状態において、前記電流測定手段により測定された充電電流があらかじめ定めた第2充電電流閾値を超えていた場合は、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を切り替えて、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で前記充電器に接続して充電する動作に切り替えることを特徴とする。
第10の技術手段は、前記第8または第9の技術手段に記載の充電回路において、前記制御手段は、前記充電器の最大出力電圧を制御する充電器制御手段をさらに備え、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電を行う場合、前記充電器制御手段の制御により、前記充電器からの最大出力電圧を、前記組電池を構成した状態で充電することができる電圧に、前記直流電流源からの入力電圧を昇圧し、一方、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電を行う場合、前記充電器制御手段の制御により、前記充電器からの最大出力電圧を、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを充電することができる電圧に、前記直流電流源からの入力電圧を設定することを特徴とする。
第11の技術手段は、前記第7ないし第10の技術手段のいずれかに記載の充電回路において、前記制御手段は、前記電流測定手段により測定された充電電流に基づいて充電中の前記蓄電池モジュールの蓄積電流容量を算出する電流容量算出手段をさらに備え、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電している場合において、前記電流容量算出手段により算出された前記組電池の蓄積電流容量があらかじめ定めた蓄積電流容量閾値を超えた状態に達した場合、充電動作を終了し、一方、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電している場合において、前記電流容量算出手段により算出された充電対象の前記蓄電池モジュールの蓄積電流容量が、前記蓄積電流容量閾値を超えた状態に達した場合、当該蓄電池モジュールの充電動作を終了して、次の前記蓄電池モジュールの充電動作に切り替えることを特徴とする。
第12の技術手段は、前記第11の技術手段に記載の充電回路において、前記制御手段は、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電動作を行う場合、複数の前記蓄電池モジュールのうち、次の充電対象として前記充電器に接続する蓄電池モジュールを選択する際に、蓄積電流容量が最も小さい蓄電池モジュールを優先して次の充電対象の蓄電池モジュールとして選択して、選択した前記蓄電池モジュールを、前記スイッチ制御手段により前記スイッチの開閉状態を制御して前記充電器に接続し、充電を行う状態に切り替えることを特徴とする。
第13の技術手段は、前記第7ないし第12の技術手段のいずれかに記載の充電回路において、前記電流測定手段が、充電電流を測定するためのシャント抵抗と前記シャント抵抗の両端の電圧を測定する電圧測定器とにより構成されていることを特徴とする。
第14の技術手段は、前記第7ないし第13の技術手段のいずれかに記載の充電回路において、前記制御手段が、プログラム論理に基づいて動作するマイクロプロセッサからなっていることを特徴とする。
本発明による充電方法および充電回路によれば、組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割し、前記充電単位ごとの充電時間としてあらかじめ定めた充電時間閾値が経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電する仕組みを採用しているので、例えば太陽光発電や風力発電のような自然エネルギーを用いた直流電流源を利用した充電器を用いて、複数のニッケル水素蓄電池からなる組電池を充電する場合であっても、該組電池を効率良くかつ安価に充電することが可能である。
以下に、本発明に係る充電方法および充電回路の最良の実施形態について、その一例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(本発明の概要)
まず、本発明の主要な特徴について説明する。本発明は、電流値が小さい自然エネルギー発電を利用するような場合においても、複数のニッケル水素蓄電池からなる組電池を効率良く充電可能とする点に、その特徴がある。
すなわち、本発明は、複数のニッケル水素蓄電池からなる組電池を、充電単位として直列接続された1ないし複数のニッケル水素蓄電池からなる複数の蓄電池モジュールに分割し、充電単位ごとに順番に前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電する動作を繰り返すことを可能とすることによって、効率良くかつ安価に充電することができ、而して、電流値の小さい太陽光発電等の自然エネルギーを利用する場合においても、所要の電流容量としてあらかじめ定めた蓄積電流容量閾値以上に、各蓄電池モジュールを効率良くかつ安価に充電することができるという効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図を参照しながら、詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲は、あくまでも、[課題を解決するための技術手段]に記載した通りであり、この範囲を逸脱しない限り、如何なる実施の形態を適用するようにしても良い。
(実施例1)
まず、図1に示すような回路構成として、ニッケル水素蓄電池を直列接続してなる蓄電池モジュールの充放電特性を測定した結果について説明する。図1は、蓄電池モジュールの充放電特性を測定するための接続構成を示す接続図である。ここで、蓄電池モジュールとは、負荷に電力を供給するための組電源を構成する複数のニッケル水素蓄電池について、充電単位として直列接続したニッケル水素蓄電池のセル数を任意の値を用いて複数の単位に分割したものであり、組電池を構成する各ニッケル水素蓄電池を充電する際に、充電対象とするニッケル水素蓄電池のグループを充電単位ごとに切り替えることが可能なモジュールを構成している。
本実施例においては、負荷に電力を供給する組電源が、10個のニッケル水素蓄電池から構成される場合について、10個のニッケル水素蓄電池をまとめて充電する場合と、5個ずつのニッケル水素蓄電池からなる2組の蓄電池モジュールの充電単位に分割して充電する場合とにおける充放電特性について説明する。
図1に示すように、太陽電池モジュール20の出力端子を充電器30の入力端子に接続し、充電器30の出力端子を、シャント抵抗付きの電圧測定器80を介して第1スイッチ60の一端に接続し、第1スイッチ60の他端を、測定対象の蓄電池モジュール10の充電端子に接続している。
また、蓄電池モジュールの出力端子(放電端子)を第2スイッチ70の一端に接続し、第2スイッチ70の他端を、シャント抵抗付きの電圧測定器90を介して放電器40の入力端子に接続し、放電器40の出力端子を負荷50に接続している。なお、シャント抵抗付きの電圧測定器80,90は、充電電流や放電電流を測定するためのシャント抵抗に並列に電圧測定器を接続して、シャント抵抗の両端の電圧を測定することにより、該シャント抵抗に流れている電流値を測定するものである。
ここで、蓄電池モジュール10として、公称電流容量95Ah、定格電圧1.2Vのニッケル水素蓄電池1が10セル分直列接続された1組の蓄電池モジュール10aと同種のニッケル水素蓄電池1が5セル分直列接続された2組の蓄電池モジュール10bとを用意して、この両者の蓄電池モジュール10a、10bの充放電特性を、晴天時と曇天時とに分けて測定した。なお、充電器30は、最大出力電力90Wの太陽電池モジュールの出力を18Vまで昇圧して、蓄電池モジュール10として蓄電池モジュール10a,10bのいずれの場合であっても充電することができる。
まず、蓄電池モジュール10として、ニッケル水素蓄電池1が10セル分直列接続された1組の蓄電池モジュール10aを選択して接続した。ここで、晴天時のみを選んで、第1スイッチ60を閉じて、蓄電池モジュール10aに、太陽電池モジュール20、充電器30を接続して、蓄電池モジュール10aを充電した。このとき、シャント抵抗付きの電圧測定器80の測定結果から得られた最大充電電流は4.2A、平均充電電流は2.3Aであった。
蓄電池モジュール10aの積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量が100Ahに達したところで、第1スイッチ60を開放して充電を止めて、しかる後、第2スイッチ70を閉じて、蓄電池モジュール10aに、放電器40を通して負荷50を接続して、出力電圧が10Vに低下するまで、蓄電池モジュール10aから25℃、30Aで放電器40を介して負荷50に放電させた。このとき、シャント抵抗付きの電圧測定器90の測定結果から得られた放電電流容量は87.7Ahであった。
次に、曇天時のみを選んで、第1スイッチ60を閉じて、蓄電池モジュール10aに、太陽電池モジュール20、充電器30を接続して、蓄電池モジュール10aを充電した。このとき、シャント抵抗付きの電圧測定器80の測定結果から得られた最大充電電流は1.8A、平均充電電流は0.93Aであり、晴天時において測定した充電電流よりも小さい値であった。
晴天時の場合と同様、蓄電池モジュール10aの蓄積電流容量が100Ahに達したところで、第1スイッチ60を開放して充電を止めて、しかる後、第2スイッチ70を閉じて、蓄電池モジュール10aに、放電器40を通して負荷50を接続して、出力電圧が10Vに低下するまで、蓄電池モジュール10aから25℃、30Aで放電器40を介して負荷50に放電させた。このとき、シャント抵抗付きの電圧測定器90の測定結果から得られた放電電流容量は53.8Ahと、晴天時に比して小さい値となった。
次に、蓄電池モジュール10として、ニッケル水素蓄電池1が5セル分直列接続された2組の蓄電池モジュール10bのうち、一方の蓄電池モジュール10bを選択して接続し、ここで、晴天時のみを選んで、第1スイッチ60を閉じて、一方の蓄電池モジュール10bに、太陽電池モジュール20、充電器30を接続して、充電器30から30分間一方の蓄電池モジュール10bを充電した。
しかる後、2組の蓄電池モジュール10bのうち、今度は他方の蓄電池モジュール10bを選択して接続し、同様に、晴天時のみを選んで、第1スイッチ60を閉じて、他方の蓄電池モジュール10bに、太陽電池モジュール20、充電器30を接続して、充電器30から30分間他方の蓄電池モジュール10bを充電した。
かくのごとく、2組の蓄電池モジュール10bを交互に充電するという操作を繰り返した。このとき、シャント抵抗付きの電圧測定器80の測定結果として得られた2組の蓄電池モジュール10bの最大充電電流はそれぞれ10.2A,9.9A、平均充電電流はそれぞれ5.6A,5.1Aであり、10セル分直列接続された1組の蓄電池モジュール10aにおける充電電流よりも大きい値が得られた。
次に、2組の蓄電池モジュール10bそれぞれの蓄積電流容量が100Ahに達したところで、第1スイッチ60を開放して充電を止めて、しかる後、2組の蓄電池モジュール10bを直列接続した状態にして、第2スイッチ70を閉じて、放電器40を通して負荷50を接続して、出力電圧が10Vに低下するまで、直列接続した2組の蓄電池モジュール10bから25℃、30Aで放電器40を介して負荷50に放電させた。このとき、シャント抵抗付きの電圧測定器90の測定結果として得られた放電電流容量は92.5Ahであり、10セル分直列接続された1組の蓄電池モジュール10aにおける放電電流よりも大きい値が得られた。
次に、曇天時のみを選んで、晴天時の場合と同様に、蓄電池モジュール10として、ニッケル水素蓄電池1が5セル分直列接続された2組の蓄電池モジュール10bを、30分ごとに、交互に選んで接続して、第1スイッチ60を閉じて、蓄電池モジュール10bそれぞれに、太陽電池モジュール20、充電器30を接続して、2組の蓄電池モジュール10bを交互に充電した。このとき、シャント抵抗付きの電圧測定器80の測定結果として得られた2組の蓄電池モジュール10bの最大充電電流はそれぞれ4.1A,4.3A、平均充電電流はそれぞれ2.5A,1.9Aであり、10セル分直列接続された1組の蓄電池モジュール10aにおける充電電流よりも大きい値が得られた。
次に、晴天時の場合と同様、2組の蓄電池モジュール10bそれぞれの蓄積電流容量が100Ahに達したところで、第1スイッチ60を開放して充電を止めて、しかる後、2組の蓄電池モジュール10bを直列接続した状態にして、第2スイッチ70を閉じて、放電器40を通して負荷50を接続して、出力電圧が10Vに低下するまで、直列接続した2組の蓄電池モジュール10bから25℃、30Aで放電器40を介して負荷50に放電させた。このとき、シャント抵抗付きの電圧測定器90の測定結果として得られた放電電流容量は81.2Ahであり、10セル分直列接続された1組の蓄電池モジュール10aにおける放電電流よりも大きい値が得られた。
(実施例2)
次に、実施例1の蓄電池モジュールの充放電特性の測定結果に基づいて、図2に示すような充電回路を構成し、該充電回路を用いたニッケル水素蓄電池の充電手順とその充放電特性の測定を行った結果について説明する。図2は、本発明に係るニッケル水素蓄電池の充電回路の一構成例を示す構成図である。ここで、蓄電池モジュールは、実施例1の場合と同様に、負荷に電力を供給するための組電源を構成する複数のニッケル水素蓄電池について、充電単位として直列接続したニッケル水素蓄電池のセル数を用いて複数の単位に分割したものであり、組電池を構成する各ニッケル水素蓄電池を充電する際に、充電対象とするニッケル水素蓄電池の充電単位ごとに切り替えることが可能なモジュールを構成している。
なお、本実施例においては、負荷に電力を供給する組電源が、実施例1の場合とは異なり、直列接続した12個のニッケル水素蓄電池からなる組電池として構成される場合について、直列接続した4個ずつのニッケル水素蓄電池からなる3組の蓄電池モジュールの充電単位に分割して充電する場合における充電特性について説明する。
さらに、本実施例のごとき、充電単位ごとの繰り返し充電動作における効果を示すために、直列接続した12個のニッケル水素蓄電池をまとめた組電池の形態のまま充電した場合の充放電特性の測定結果も合わせて説明することにする。
なお、本発明に係る充電回路は、充電単位とする組電池モジュールとして、かかる場合のみに限らず、充電単位として組電源(組電池)を任意の単位数に分割して構成しても良いし、また、各充電単位となる充電池モジュールが直列接続された任意の個数のニッケル水素蓄電池から構成されていてもかまわない。
まず、充電対象の蓄電池モジュールとして、同種の公称電流容量95Ah、定格電圧1.2Vのニッケル水素蓄電池1が4セル分ずつ直列接続された3組の蓄電池モジュール11,12,13を用意し、また、充電器として、実施例1と異なり、6Vまで昇圧して、3組の蓄電池モジュール11,12,13をそれぞれ充電することができるとともに、さらに、最大出力電圧が20Vまで昇圧して、3組の蓄電池モジュール11,12,13を直列接続した組電池の形態として充電することもできる充電器31を用意している。
また、直列接続された複数のニッケル水素蓄電池1からなる組電池(組電源)に電力を供給する直流電流源として、実施例1の場合と同様の最大出力電力90Wの太陽電池モジュール20を用い、充電器31からの充電電流を測定するための電流測定手段として、実施例1の場合と同様、シャント抵抗付きの電圧測定器80を用いる。なお、本実施例においては、直流電流源として、太陽電池モジュール20を用いる場合を示しているが、本発明はかかる場合に限るものではなく、例えば風力発電などのその他の自然エネルギーを利用するものであっても良いし、交流商用電源を整流器を介して直流化したものであっても良いし、直流電流を供給可能な電源であれば如何なる形態のものであってもかまわない。
さらに、3組の蓄電池モジュール11,12,13のうち、充電対象の蓄電池モジュールを切り替えるためのスイッチとして、スイッチ61,62,…,66の6個のスイッチを用意するとともに、シャント抵抗付きの電圧測定器80による充電電流の測定結果などに基づいて、充電器31の充電動作を制御する制御部32も用意している。
ここに、制御部32は、電流容量算出部32a、タイマ32b、スイッチ制御部32c、充電器制御部32dを少なくとも含んで構成されている。電流容量算出部32aは、電流測定手段となるシャント抵抗付きの電圧測定器80からの出力により、組電池あるいは各蓄電池モジュール11,12,13の充電電流を積算計測して、組電池あるいは各蓄電池モジュール11,12,13の蓄積電流容量を算出して、あらかじめ定めた蓄積電流容量閾値を超えているか否かを判定する電流容量算出手段である。
また、タイマ32bは、充電単位ごとの各蓄電池モジュール11,12,13の充電を行っている充電時間を計時し、あらかじめ定めた充電時間閾値に達したことを検出するタイマ手段である。スイッチ制御部32cは、タイマ32bによる該充電時間の計時結果、電流容量算出部32aによる蓄積電流容量の算出結果、電流測定手段であるシャント抵抗付きの電圧測定器80の測定結果に基づいて、スイッチ61,62,…,66の開閉状態を制御するスイッチ制御手段である。充電器制御部32dは、充電対象の組電池あるいは各蓄電池モジュールを充電することが可能な電圧レベルに、充電器31の最大出力電圧を制御して設定するための充電器制御手段である。
すなわち、タイマ32bにより計時した充電時間があらかじめ定めた充電時間閾値に達する都度、あるいは、電流容量算出部32aにより算出した蓄積電流容量があらかじめ定めた蓄積電流容量閾値に達する都度、スイッチ制御部32cによってスイッチ61,62,…,66の開閉状態を制御して、充電対象の蓄電池モジュールを切り替える制御を行っている。また、充電器制御部32dにより、充電対象に応じて、組電池や蓄電池モジュール11,12,13の充電を行うことが可能な電圧値に、充電器31の最大出力電圧を設定するための制御を行っている。なお、本実施例においては、制御部32をプログラム論理に基づいて動作するマイクロプロセッサによって構成しているが、ワイヤードロジックで構成するようにしても構わない。
図2の充電回路100に示すように、最大出力電力90Wの太陽電池モジュール20の両端は充電器31の入力端子に接続され、充電器31の一方の出力端子はスイッチ61,62,63の一方の端子にそれぞれ接続され、充電器31の他方の端子は、シャント抵抗と並列接続されているシャント付きの電圧測定器80の一方の端子に接続されている。
また、スイッチ61,62,63それぞれの他方の端子は、それぞれに対応した蓄電池モジュール11,12,13の充電用の一方の端子に接続され、蓄電池モジュール11,12,13それぞれの充電用の他方の端子は、スイッチ64,65,66それぞれの一方の端子に接続される。スイッチ64,65,66それぞれの他方の端子は、シャント抵抗付きの電圧測定器80の他方の端子に接続され、シャント付きの電圧測定器80の測定結果の出力端子は、制御部32の入力端子に接続され、また、制御部32の出力端子は、充電器31の制御端子に接続されている。
なお、制御部32のスイッチ制御部32cからの出力は、図示していないが、スイッチ61,62,…,66の開閉制御を行うスイッチ制御用の信号線に接続されており、内蔵しているタイマ32bによる時限監視結果から得られた充電時間とあらかじめ定めた充電時間閾値例えば10分との比較結果や、シャント付きの電圧測定器80の測定結果に基づいて電流容量算出部32aにて算出された蓄積電流容量とあらかじめ定めた蓄積電流容量閾値例えば100Ahとの比較結果に基づいて、スイッチ制御部32cによりスイッチ61,62,…,66の開閉を制御して、蓄電池モジュール11,12,13のうち充電対象の蓄電池モジュールを切り替える制御や、充電終了の制御を行っている。
次に、図2に示す充電回路100の充電動作について、図3のフローチャートを用いてさらに説明する。ここに、図3は、本発明の一実施例であるニッケル水素蓄電池の充電回路100の充電動作の一例を説明するフローチャートであり、本発明に係る充電方法の一例を示すものである。
まず、図2の充電回路100を構成した後、各蓄電池モジュール11,12,13は、出力電圧4.0Vまであらかじめ放電させた後、3組の蓄電池モジュール11,12,13すべてを当該充電回路100に接続し、太陽電池モジュール20を屋外の太陽光の当たる場所に設置した。
しかる後、図3のフローチャートにおいて、制御部32の制御により、まず、各蓄電池モジュール11,12,13それぞれの充電が可能なように、充電器制御部32dを制御して、充電器31の最大出力電圧を6Vに設定した後、充電対象の蓄電池モジュールとして、最初に、蓄電池モジュール11,12,13のうち、充電対象の蓄電池モジュールとして、例えば蓄電池モジュール11を選択する(ステップS01)。
次に、電流容量算出部32aにて算出された、当該蓄電池モジュール11の積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量が、蓄積電流容量閾値としてあらかじめ定めた電流容量例えば100Ah以下か否かをチェックする(ステップS02)。蓄積電流容量閾値例えば100Ahを超えた場合は(ステップS02のNO)、当該蓄電池モジュール11の充電は終了したものとして、ステップS06に移行するが、蓄積電流容量閾値例えば100Ah以下であった場合は(ステップS02のYES)、当該蓄電池モジュール11を充電するために、スイッチ制御部32cの制御により、対応するスイッチ61,64のみを閉成して、他のスイッチは開放状態にして(ステップS03)、充電器31によって蓄電池モジュール11の充電を開始するとともに、充電時間を計時するために、タイマ32bをスタートさせる(ステップS04)。
しかる後、タイマ32bにより計時されている当該蓄電池モジュール11に対する充電時間が、充電継続時間としてあらかじめ定めた充電時間閾値例えば10分以下か否かをチェックする(ステップS05)。充電時間閾値例えば10分以下であった場合は(ステップS05のNO)、ステップS03に戻って、当該蓄電池モジュール11に対する充電を継続する。一方、充電時間閾値例えば10分に達していた場合は(ステップS05のYES)、制御部32は、まだ、充電対象となる蓄電池モジュールが残っているか否かを確認する(ステップS06)。
まだ、充電対象となる蓄電池モジュールが残っている場合は(ステップS06のYES)、次の蓄電池モジュールへの切り替え接続を指示して(ステップS07)、ステップS01に復帰して、次の充電対象の蓄電池モジュールとして例えば蓄電池モジュール12を選択する。電流容量算出部32aによる算出結果として、次の蓄電池モジュール12が蓄積電流容量閾値例えば100Ah以下であった場合は(ステップS02のYES)、蓄電池モジュール12を充電するために、スイッチ制御部32cの制御により、対応するスイッチ62,65のみを閉成して、他のスイッチは開放状態にして(ステップS03)、タイマ32bの計時結果として充電器31によって蓄電池モジュール12を10分間だけ充電した後(ステップS04,S05)、まだ、充電対象となる蓄電池モジュールが残っているか否かを確認する(ステップS06)。
しかる後、まだ、充電対象となる蓄電池モジュールが残っている場合は(ステップS06のYES)、次の蓄電池モジュールへの切り替え接続を指示して(ステップS07)、ステップS01に復帰して、次の充電対象の蓄電池モジュールとして例えば蓄電池モジュール13を選択する。電流容量算出部32aによる算出結果として、次の蓄電池モジュール13が蓄積電流容量閾値例えば100Ah以下であった場合は(ステップS02のYES)、蓄電池モジュール13を充電するために、スイッチ制御部32cの制御により、対応するスイッチ63,66のみを閉成して、他のスイッチは開放状態にして(ステップS03)、タイマ32bの計時結果として充電器31によって蓄電池モジュール13を10分間だけ充電した後(ステップS04,S05)、まだ、充電対象となる蓄電池モジュールが残っているか否かを確認する(ステップS06)。
かくのごとく、10分ごとに、充電対象の蓄電池モジュールを順番に切り替えていく動作を繰り返すことによって、蓄電池モジュール11,12,13のすべてが、蓄積電流容量閾値例えば100Ahを超えて、充電すべき蓄電池モジュールが残っていない状態に至った場合(ステップS06のNO)、充電動作を終了する。
以上のように、充電単位として、蓄電池モジュール11,12,13を例えば10分ごとに切り替えながら充電器31による充電動作を繰り返すことによって、組電源を構成する複数の蓄電池モジュール11,12,13を効率的に充電することができる。
次に、図4の説明図に基づいて、本実施例における充電動作についてさらに説明する。ここに、図4は、複数のニッケル水素蓄電池からなる組電池を充電する充電回路100の充電動作の一例を説明するための説明図であり、横軸に時間を、縦軸に各蓄電池モジュールの充電状況である積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量を示している。
図4(A)は、蓄積電流容量閾値としてあらかじめ定めた例えば100Ahの積算蓄電電流容量に達するまで、充電時間閾値としてあらかじめ定めた時間例えば10分ごとに、充電単位となる蓄電池モジュール11,12,13を順番に切り替えて充電を繰り返す場合を例示しており、一方、図4(B)は、蓄積電流容量閾値としてあらかじめ定めた電流容量例えば100Ahの積算蓄電電流容量に達するまで、蓄電池モジュール11,12,13を直列接続した組電池の状態ままにしてまとめて充電する場合を例示している。
まず、充電単位として、蓄電池モジュール11,12,13を例えば10分ごとに切り替えながら充電器31による充電動作を繰り返す場合について、図4(A)の説明図に基づいて説明する。
図4(A)において、実線の折れ線グラフは、蓄電池モジュール11の充放電状態を示し、一点鎖線の折れ線グラフは、蓄電池モジュール12の充放電状態を示し、二点鎖線の折れ線グラフは、蓄電池モジュール13の充放電状態を示している。
なお、図4(A)、(B)においては、いずれも、各蓄電池モジュール11,12,13を、出力電圧4.0Vまであらかじめ放電させた後、当該充電回路100に接続し、太陽電池モジュール20を屋外の太陽光の当たる場所に設置した場合を示している。ここで、図4(A)の例においては、各蓄電池モジュールの積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量は、蓄電池モジュール11,13,12の順番に小さくなっていたものと仮定し、充電順序として、蓄電池モジュール11,13,12の順番に充電している場合を示している。
また、時刻T1,T2,T3それぞれにおいて、蓄電池モジュール11,12,13が、蓄積電流容量閾値例えば100Ahに達して、時刻T3において、蓄電池モジュール11,12,13のすべての充電動作が終了し、しかる後、蓄電池モジュール11,12,13それぞれの放電動作を開始して、時刻T5,T6,T4のそれぞれにおいて、出力電圧が4.0Vまで低下した例を示している。
次に、図4(A)に示すように、制御部32の制御により、最初に、スイッチ61,64のみを閉じて、他のスイッチは開放状態にして、充電器31によって蓄電池モジュール11を充電時間閾値として定めた時間例えば10分間だけ充電し、まだ、充電すべき蓄積電流容量閾値の電流値例えば100Ahに達していない状態にあったとしても、当該蓄電池モジュール11の充電動作を一旦終了させる。次に、スイッチ61,64を開放して、スイッチ62,65のみを閉じて、充電器31によって蓄電池モジュール12を充電時間閾値として定めた時間例えば10分間だけ充電し、次に、スイッチ62,65を開放して、スイッチ63,66のみを閉じて、充電器31によって蓄電池モジュール13を充電時間閾値として定めた時間例えば10分間だけ充電するという充電動作を繰り返して行う。
かくのごとく、10分ごとに、充電対象の蓄電池モジュールを順番に切り替えていく動作を繰り返すことによって、時刻T3に示す4日目には、シャント付きの電圧測定器80の測定結果から算出された蓄積電流容量について、3組の蓄電池モジュール11,12,13のいずれも蓄積電流容量閾値の電流値例えば100Ahを超えたため、充電動作を停止した。
しかる後、各蓄電池モジュール11,12,13を、それぞれ、実施例1の図1のような放電回路に順番に接続して放電器40を介して負荷50に対して25℃、30Aで放電を行い、出力電圧が4.0Vに低下するまで放電させ、放電電流容量を測定した結果、図4(A)の放電期間に示すように、蓄電池モジュール11,12,13それぞれは、時刻T5,T6,T4の時点で87.5Ah,88.2Ah,87.7Ahとなり、実施例1の晴天時における蓄電池モジュール10aの放電性能とほぼ同等の結果が得られた。
次に、充電器制御部32dの制御により、充電器31の最大出力電圧を6Vの状態から20Vまで昇圧した状態に設定した後、スイッチ61,66のみを閉じて、他のスイッチを開放状態にして、3組の蓄電池モジュール11,12,13を直列接続した組電池の状態に設定し、3組の蓄電池モジュール11,12,13をまとめて充電した場合について、図4(B)を用いて説明する。なお、時刻T7において、組電池の状態に直列接続した3組の蓄電池モジュール11,12,13が、蓄積電流容量閾値例えば100Ahに達して、3組の蓄電池モジュール11,12,13の充電動作が終了し、しかる後、組電池の状態に直列接続した3組の蓄電池モジュール11,12,13の放電動作を開始して、時刻T8において、組電池としての出力電圧が12.0Vまで低下した例を示している。
図4(B)においては、直列接続した3組の蓄電池モジュール11,12,13をまとめて充電できるように、充電器31の最大出力電圧を例えば20Vまで昇圧した後、4.0Vの出力電圧まで放電させた状態の3組の蓄電池モジュール11,12,13が直列接続の状態になるように、スイッチ61,66を閉成して、充電器31から充電を行った場合、図4(B)に示すように、3組の蓄電池モジュール11,12,13のすべての蓄積電流容量が蓄積電流容量閾値として定めた電流値例えば100Ahに達するまでに、時刻T7に示すまでの時間として5日かかり、図4(A)の場合のように、各蓄電池モジュール11,12,13をあらかじめ定めた充電時間閾値の時間ごとすなわち10分ごとに順次切り替えながら充電を行った場合に比して、長い日数を要した。
しかる後、3組の蓄電池モジュール11,12,13を直列接続した組電池の状態で、実施例1の図1のような放電回路に接続して放電器40を介して負荷50に対して25℃、30Aで放電を行い、直列接続の3組の蓄電池モジュール11,12,13の出力電圧が12.0Vに低下するまで放電させ、放電電流容量を測定した結果、図4(B)に示すように、時刻T8の時点で、67.2Ahとなり、図4(A)の場合のように、蓄電池モジュール11,12,13を10分ごとに切り替えながら充電を行った場合に比して、小さい値となった。
(実施例3)
次に、実施例2に示した図2に示すような充電回路100を用いて、今度は、完全に放電した状態のニッケル水素蓄電池の充電手順とその充放電特性の測定を行った場合を例にとって、本発明の異なる実施例について説明する。完全に放電した状態の組電源(組電池)を充電する場合、実施例2の場合とは異なり、組電源を構成するニッケル水素蓄電池を複数の充電単位に分割した蓄電池モジュールごとに切り替えて充電を繰り返す動作のみならず、組電源を構成するすべての蓄電池モジュールをまとめて充電する動作を、実際の蓄積電流容量(積算充電電流容量)に応じて、切り替えるようにすることが有効であり、本実施例はかかる動作の一例について説明している。
なお、本実施例においては、負荷に電力を供給する組電源が、実施例2の場合と同様に、直列接続した12個のニッケル水素蓄電池からなる組電池として構成される場合について説明するが、直列接続した12個のニッケル水素蓄電池をまとめた組電池の形態のまま充電する場合と、直列接続した4個ずつのニッケル水素蓄電池からなる3組の蓄電池モジュールの充電単位に分割して充電する場合とに切り替えながら充電を行う動作について説明している。
また、本実施例においては、図2に示す充電回路100の充電器31として、最大昇圧電圧を20Vと6Vとのいずれかに、制御部32の充電器制御部32dからの制御によって自動的に切り替えることが可能な切り替え式の充電器31aを用いることにする。
次に、図2に示す充電回路100の充電動作について、図5のフローチャートを用いてさらに説明する。ここに、図5は、本発明の一実施例であるニッケル水素蓄電池の充電回路100の充電動作の図3とは異なる例を説明するフローチャートであり、本発明に係る充電方法の図3とは異なる例を示すものである。
まず、図2の充電回路100を構成した後、各蓄電池モジュール11,12,13のすべてのニッケル水素蓄電池1は、あらかじめ完全に放電させた後、3組の蓄電池モジュール11,12,13すべてを当該充電回路100に接続し、太陽電池モジュール20を屋外の太陽光の当たる場所に設置した。
しかる後、図5のフローチャートにおいて、充電対象の蓄電池モジュールとして、最初に、3組の蓄電池モジュール11,12,13のすべてを直列接続した組電池の状態で充電することが可能な出力電圧レベル(例えば20V)に、制御部32の充電器制御部32dの制御により、充電器31の出力電圧を昇圧して設定した後(ステップS11)、3組の蓄電池モジュール11,12,13のすべてを直列接続の状態に設定するように、スイッチ制御部32cの制御により充電回路100の各スイッチを開閉する(図2の充電回路100の場合、スイッチ61,66のみを閉成して、他のスイッチは開放状態にする)(ステップS12)。
3組の蓄電池モジュール11,12,13のすべてを直列接続した組電池の状態で、充電器31によって蓄電池モジュール11,12,13の充電を開始し(ステップS13)、シャント抵抗付きの電圧測定器80によって取得された充電電流が、蓄電池モジュールごとの充電動作に切り替えるべきか否かを示す充電電流値としてあらかじめ定めた第1充電電流閾値(例えば、5A)を超えているか否かを確認する(ステップS14)。
充電電流が、第1充電電流閾値を超えて流れていた場合には(ステップS14のYES)、蓄電池モジュール11,12,13をまとめて充電すべき状態にあるものと判断して、3組の蓄電池モジュール11,12,13のすべての直列接続した状態による充電動作をそのまま継続する(ステップS15)。次に、充電結果として、シャント抵抗付きの電圧測定器80による測定結果に基づいて、電流容量算出部32aにより算出された3組の蓄電池モジュール11,12,13のすべての蓄積電流容量が、所望の充電状態例えば満充電状態としてあらかじめ定めた蓄積電流容量閾値以下か否かをチェックする(ステップS16)。
該蓄積電流容量閾値を超えていた場合は(ステップS16のNO)、充電動作を終了するが、該蓄積電流容量閾値以下であった場合は(ステップS16のYES)、ステップS14に復帰して、組の蓄電池モジュール11,12,13のすべてを直列接続した状態による充電動作をさらに継続して行うか否かを確認する動作以降を繰り返す。
また、ステップS14において、充電電流が、前記第1充電電流閾値以下になっていた場合には(ステップS14のNO)、充電単位ごとに切り替えて充電動作を行うべき状態にあるものと判断して、各蓄電池モジュール11,12,13をそれぞれ個別に充電することが可能な出力電圧レベル(例えば6V)に、充電器制御部32dの制御により、充電器31の出力電圧を降圧して設定した後(ステップS17)、蓄電池モジュール11,12,13のうち、充電対象の蓄電池モジュールとして、現在、最も積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量が小さい蓄電池モジュール例えば蓄電池モジュール11を選択する(ステップS18)。
なお、最も積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量が小さい蓄電池モジュールが複数存在している場合は、各蓄電池モジュールに付与された識別番号が小さい番号の蓄電池モジュールから順番に優先的に選択する。
次に、当該蓄電池モジュール11の蓄電電流容量が、所望の充電状態例えば満充電状態を示す蓄積電流容量閾値としてあらかじめ定めた電流容量例えば100Ah以下か否かを電流容量算出部32aの算出結果に基づいてチェックする(ステップS19)。蓄積電流容量閾値例えば100Ahを超えた場合は(ステップS19のNO)、当該蓄電池モジュール11の充電は終了したものとして、ステップS25に移行するが、蓄積電流容量閾値例えば100Ah以下であった場合は(ステップS19のYES)、当該蓄電池モジュール11を充電するために、スイッチ制御部32cの制御により、対応するスイッチ61,64のみを閉成して、他のスイッチは開放状態にして(ステップS20)、充電器31によって蓄電池モジュール11の充電を開始するとともに、充電時間を計時するために、タイマ32bをスタートさせる(ステップS21)。
しかる後、シャント抵抗付きの電圧測定器80によって測定された当該蓄電池モジュール11に対する充電電流が、蓄電池モジュールすべてをまとめた充電動作に切り替えるべきか否かを示す充電電流値としてあらかじめ定めた第2充電電流閾値(例えば15A)を超えているか否かを確認する(ステップS22)。充電電流が、第2充電電流閾値を超えて流れていた場合には(ステップS14のYES)、蓄電池モジュール11,12,13をまとめて充電すべき状態にあるものと判断して、ステップS11に復帰して、3組の蓄電池モジュール11,12,13のすべての直列接続状態にして充電動作を行う状態に移行する。
一方、充電電流が、第2充電電流閾値以下であった場合には(ステップS14のNO)、各蓄電池モジュール11,12,13を個別に充電すべき状態にあるものと判断して、当該蓄電池モジュール11の充電動作をそのまま継続する(ステップS23)。
しかる後、タイマ32bによって計時されている当該蓄電池モジュール11に対する充電時間が、充電継続時間としてあらかじめ定めた充電時間閾値例えば10分以下か否かをチェックする(ステップS24)。充電時間閾値例えば10分以下であった場合は(ステップS24のNO)、ステップS21に戻って、当該蓄電池モジュール11に対する充電を継続する。一方、充電時間閾値例えば10分に達していた場合は(ステップS24のYES)、制御部32は、まだ、充電対象となる蓄電池モジュールが残っているか否かを確認する(ステップS25)。
まだ、充電対象となる蓄電池モジュールが残っている場合は(ステップS25のYES)、次の蓄電池モジュールへの切り替え接続を指示して(ステップS26)、ステップS18に復帰して、次の充電対象の蓄電池モジュールとして、現在、最も積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量が小さい蓄電池モジュールを選択する動作に復帰する。
以上のように、充電単位として、蓄電池モジュール11,12,13をまとめて充電器31により充電する場合と、蓄電池モジュール11,12,13を例えば10分ごとに切り替えながら充電器31による充電動作を繰り返す場合とを、充電電流値に応じて、適宜、切り替えることによって、組電源を構成する複数の蓄電池モジュール11,12,13を効率的に充電することができる。
次に、図6の説明図に基づいて、本実施例における充電動作についてさらに説明する。ここに、図6は、複数のニッケル水素蓄電池からなる組電池を充電する充電回路100の充電動作の図4とは異なる例を説明するための説明図であり、横軸に時間を、縦軸に各蓄電池モジュールの充電状況である積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量を示している。
なお、図6においては、各蓄電池モジュール11,12,13をあらかじめ完全に放電させた後、当該充電回路100に接続し、太陽電池モジュール20を屋外の太陽光の当たる場所に設置した場合を示している。
また、図6の例においては、時刻T9に至るまでは、充電器31からの充電電流が前記第1充電電流閾値の電流値例えば5Aを超えた状態にあって、蓄電池モジュール11,12,13をまとめて充電する状態が継続し、時刻T9に達した時点で、充電電流が前記第1充電電流閾値の電流値例えば5A以下になったため、各蓄電池モジュール11,12,13を充電単位として、あらかじめ定めた充電時間閾値の時間例えば10分ごとに、積算充電電流容量すなわち蓄積電流容量が小さい順番に、順次、蓄電池モジュール11,12,13を切り替えて充電する動作に設定する。
しかる後、充電電流があらかじめ定めた第2充電電流閾値の電流値例えば15Aを超えない限り、この状態のまま、各蓄電池モジュール11,12,13を順番に切り替えながら充電する動作を繰り返すことによって、満充電状態の蓄積電流容量閾値例えば100Ahまで、充電を行っている場合を示している。なお、時刻T9の時点では、蓄電池モジュール11,13,12の順番に、蓄積電流容量が小さいものと仮定して、充電順序として、蓄電池モジュール11,13,12の順番に充電している場合を示している。
また、時刻T10において、蓄電池モジュール11,12,13のすべてが、蓄積電流容量閾値例えば100Ahに達して、充電動作が終了し、しかる後、蓄電池モジュール11,12,13を直列接続した組電池としての放電動作を開始して、時刻T11において、出力電圧が12.0Vまで低下した例を示している。
図6において、まず、充電器制御部32dの制御により、最大出力電圧として20Vを出力する状態に充電器31aを設定した後、スイッチ制御部32cの制御により、スイッチ61,66のみを閉じて、他のスイッチを開放状態にすることにより、あらかじめ完全に放電させておいた3組の蓄電池モジュール11,12,13を直列接続した状態に設定し、組電池を構成する蓄電池モジュール11,12,13をまとめて充電する動作を開始する。ここで、充電中における充電電流を、シャント抵抗付きの電圧測定器80によって常時測定し、第1充電電流閾値として定めた電流値例えば5Aを超えている限り、電流容量算出部32aにより算出された蓄積電流容量が所望の充電状態例えば満充電状態の蓄積電流容量閾値の電流値例えば100Ahに達するまで、このままの状態で充電を継続する。
しかし、時刻T9において、充電電流が第1の充電電流閾値の電流値例えば5A以下に低下したことが検出された場合、制御部32は、蓄電池モジュールごとすなわち各充電単位ごとの充電動作に切り替えるために、充電器制御部32dの制御により充電器31aの最大出力電圧として6Vを出力する状態に切り替えた後、蓄電池モジュール11,12,13のうち、優先して充電すべき充電対象の蓄電池モジュールとして蓄積電流容量が最も小さい蓄電池モジュール、例えば、蓄電池モジュール11を選択して、スイッチ制御部32cの制御によりスイッチ61,64のみを閉成した状態に設定して、蓄電池モジュール11のみの充電動作に切り替えるとともに、充電時間を計時するためにタイマ32bの計時動作をスタートさせる。
なお、蓄積電流容量が等しい蓄電池モジュールが複数存在している場合には、前述したように、その中で、蓄電池モジュールに付与されている識別番号の小さい方から優先して選択するようにする。
ここで、充電中における充電電流をシャント抵抗付きの電圧測定器80によって常時測定し、第2充電電流閾値として定めた電流値例えば15A以下の電流値である限り、充電時間が充電時間閾値として定めた時間例えば10分が経過するまで、あるいは、蓄積電流容量が満充電状態の蓄積電流容量閾値の電流値例えば100Ahに達するまで、このままの状態で充電を継続する。なお、図6には示していないが、途中で、第2充電電流閾値として定めた電流値例えば15Aを超える充電電流が流れていることを検出した場合は、充電器制御部32dの制御により充電器31aの最大出力電圧として20Vを出力する状態に切り替えた後、3組の蓄電池モジュール11,12,13を直列接続してまとめて充電する動作に復帰させる。
しかる後、スイッチ制御部32cの制御によりスイッチ61,66のみを閉成して、3組の蓄電池モジュール11,12,13を直列接続してまとめて充電する動作に復帰した以降において、充電電流が5A以下に再度低下した場合には、再び、蓄電池モジュール11,12,13を、蓄電池モジュール単位に切り替えながら充電を行う状態に移行する。
また、充電単位ごとに個別に充電している状態において、蓄電池モジュール11の充電動作の途中で、電流容量算出部32aによる算出結果として蓄電池モジュール11の積算蓄積電流容量が蓄積電流容量閾値の電流値例えば100Ahを超えた状態に達するか、あるいは、図6に示すように、タイマ32bの計時結果として蓄電池モジュール11の充電時間が経過して、充電時間が充電時間閾値として定めた時間例えば10分に達した場合には、次に、蓄電池モジュール11,12,13のうち、優先して充電すべき充電対象の蓄電池モジュールとして、現時点で最も蓄積電流容量が小さい蓄電池モジュール、例えば、蓄電池モジュール13を選択して、スイッチ63,66のみを閉成した状態に設定して、蓄電池モジュール13のみの充電を開始する。
しかる後、充電中における充電電流をシャント抵抗付きの電圧測定器80によって常時測定し、第2充電電流閾値として定めた電流値例えば15A以下の電流値である限り、充電時間が充電時間閾値として定めた時間例えば10分が経過するまで、あるいは、蓄積電流容量が所望の充電状態例えば満充電状態の蓄積電流容量閾値の電流値例えば100Ahに達するまで、このままの状態で充電を継続する。図6に示すように、タイマ32bの計時結果として充電時間が充電時間閾値として定めた時間例えば10分に達した場合には、次に、蓄電池モジュール11,12,13のうち、優先して充電すべき充電対象の蓄電池モジュールとして、現時点で最も蓄積電流容量が小さい蓄電池モジュール、例えば、蓄電池モジュール12を選択して、スイッチ62,65のみを閉成した状態に設定して、蓄電池モジュール12のみの充電を開始する。
しかる後、充電中における充電電流をシャント抵抗付きの電圧測定器80によって常時測定し、第2充電電流閾値として定めた電流値例えば15A以下の電流値である限り、充電時間が充電時間閾値として定めた時間例えば10分が経過するまで、あるいは、蓄積電流容量が満充電状態の蓄積電流容量閾値の電流値例えば100Ahに達するまで、このままの状態で充電を継続する。
かくのごとき充電動作を繰り返すことによって、時刻T10に示す5日目には、電圧測定器80の測定結果から算出された蓄積電流容量について、3組の蓄電池モジュール11,12,13のいずれも蓄積電流容量閾値の電流値例えば100Ahを超えたため、充電動作を停止した。このように、完全放電状態からの充電動作であっても、それぞれが4.0Vの出力電圧となった3組の蓄電池モジュール11,12,13を、直列接続した状態でまとめて充電するのみの場合を例示した実施例2の図4(B)の場合と、ほぼ同じ時間で効果的に充電することが可能である。
しかる後、3組の蓄電池モジュール11,12,13を直列接続した組電池の状態で、実施例1の図1のような放電回路に接続して放電器40を介して負荷50に対して25℃、30Aで放電を行い、直列接続の3組の蓄電池モジュール11,12,13の出力電圧が12.0Vに低下するまで放電させ、放電電流容量を測定した結果、図6に示すように、時刻T11の時点で、86.5Ahとなり、たとえ、完全放電状態からの充電動作であっても、それぞれが4.0Vの出力電圧となった3組の蓄電池モジュール11,12,13を、直列接続した状態でまとめて充電するのみの場合を例示した実施例2の図4(B)の場合よりも大きい値となった。
以上の各実施例において詳細に説明したように、本発明に係る充電方法および充電回路においては、太陽光発電のような自然エネルギーを利用した直流電流源によって、複数のニッケル水素蓄電池からなる組電池を充電する場合においても、効率良く、かつ、安価に充電を行うことが可能である。
なお、充電回路の直流電流源として、各実施例において例示したような太陽光発電を利用する場合、日照時間を自動的に判別して充電動作の継続の可否を制御する昼夜判別回路を、図1のような充電回路100にさらに付加して構成するようにしても良いし、また、充電器31からの出力電圧を高い精度で安定化させるための定電圧制御回路を付加するようにしても良い。
また、充電器31の昇降圧機構として、例えば、回路構成が容易になるブースタ・コンバータ形式の回路を利用しても良いし、さらには、消費電力の低減を図るために、他励式としても良い。
また、直流電流源としては、前述したように、太陽光発電の場合のみならず、風力発電のような自然エネルギーを利用する形態であっても良いし、あるいは、交流商用電源などを整流器により直流電流化したものであっても良いし、如何なる形態のものであっても良い。
また、電流容量算出部32aにおいて、満充電状態を示す蓄積電流容量閾値例えば100Ahに達したか否かを、シャント付きの電圧測定器80により測定される充電電流の積算結果に基づいて算出している場合を説明したが、満充電状態に達したか否かを判別するための異なる例として、例えば、蓄電池モジュール11,12,13それぞれの、あるいは、組電池としての、出力電圧が、ピーク電圧からあらかじめ定めた電圧量だけ低下した状態を検知するような方法を用いても良いし、あるいは、蓄電池モジュール11,12,13それぞれの、あるいは、組電池としての、内部温度を検出する温度センサを備えて、該温度センサが或る単位時間当たりに、あらかじめ定めた温度上昇率以上になっていることを検出するような方法を用いても良い。
蓄電池モジュールの充放電特性を測定するための接続構成を示す接続図である。 本発明に係るニッケル水素蓄電池の充電回路の一構成例を示す構成図である。 本発明の一実施例であるニッケル水素蓄電池の充電回路の充電動作の一例を説明するフローチャートである。 複数のニッケル水素蓄電池からなる組電池を充電する充電回路の充電動作の一例を説明するための説明図である。 本発明の一実施例であるニッケル水素蓄電池の充電回路の充電動作の図3とは異なる例を説明するフローチャートである。 複数のニッケル水素蓄電池からなる組電池を充電する充電回路の充電動作の図4とは異なる例を説明するための説明図である。
符号の説明
1…ニッケル水素蓄電池(蓄電池セル)、10,10a,10b…蓄電池モジュール、11,12,13…蓄電池モジュール、20…太陽電池モジュール、30…充電器、31,31a…充電器、32…制御部、32a…電流容量算出部、32b…タイマ、32c…スイッチ制御部、32d…充電器制御部、40…放電器、50…負荷、60…第1スイッチ、61,62,…,66…スイッチ、70…第2スイッチ、80,81,90…シャント抵抗付きの電圧測定器、100…充電回路。

Claims (14)

  1. 複数のニッケル水素蓄電池セルが直列に接続された組電池を直流電流源に接続して充電する充電方法において、前記組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割し、前記充電単位ごとの充電時間としてあらかじめ定めた充電時間閾値が経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電することを特徴とする充電方法。
  2. 複数のニッケル水素蓄電池セルが直列に接続された組電池を直流電流源に接続して充電する充電方法において、前記組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割し、かつ、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電を行った際に、充電電流があらかじめ定めた第1充電電流閾値を超えているか否かを確認し、前記第1充電電流閾値を超えていた場合は、前記組電池を構成した状態で充電する動作を継続し、一方、前記第1充電電流閾値以下に低下した場合は、前記充電単位ごとの充電時間としてあらかじめ定めた充電時間閾値が経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電する動作に切り替えることを特徴とする充電方法。
  3. 請求項2に記載の充電方法において、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電している状態において、充電電流があらかじめ定めた第2充電電流閾値を超えているか否かを確認し、前記第2充電電流閾値を超えていた場合は、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電する動作に切り替えることを特徴とする充電方法。
  4. 請求項2または3に記載の充電方法において、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電を行う場合、前記組電池を構成した状態で充電することができる電圧に、前記直流電流源からの入力電圧を昇圧し、一方、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電を行う場合、分割した前記蓄電池モジュールを充電することができる電圧に、前記直流電流源からの入力電圧を設定することを特徴とする充電方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の充電方法において、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電している場合において、充電した前記組電池の蓄積電流容量があらかじめ定めた蓄積電流容量閾値を超えた状態に達した場合、充電動作を終了し、一方、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電している場合において、充電対象の前記蓄電池モジュールの蓄積電流容量が前記蓄積電流容量閾値を超えた状態に達した場合、当該蓄電池モジュールの充電動作を終了して、次の前記蓄電池モジュールを充電する動作に切り替えることを特徴とする充電方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の充電方法において、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電動作を行う場合、複数の前記蓄電池モジュールのうち、蓄積電流容量が最も小さい蓄電池モジュールを優先して次の充電対象の蓄電池モジュールとして選択して、選択した前記蓄電池モジュールの充電を行う状態に切り替えることを特徴とする充電方法。
  7. 複数のニッケル水素蓄電池セルが直列に接続された組電池を直流電流源に接続して充電する充電器と、前記充電器からの充電電流を測定する電流測定手段と、当該充電回路の動作を制御する制御手段とを少なくとも備えた充電回路において、前記組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割して、それぞれの前記蓄電池モジュールを、まとめてあるいは前記充電単位ごとに個別に、前記充電器に接続して充電することができるスイッチをさらに備えるとともに、前記制御手段が、前記スイッチの開閉を制御するスイッチ制御手段と、前記充電単位ごとの充電時間をあらかじめ定めた充電時間閾値まで計時するタイマ手段とを備え、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を制御して、複数の前記蓄電池モジュールのうちいずれかを前記充電器に接続して充電し、かつ、前記タイマ手段により、前記充電器に接続した前記蓄電池モジュールの充電時間が前記充電時間閾値を経過したことを検出する都度、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を切り替えて、順次、次の前記蓄電池モジュールを前記充電器に接続して充電する動作を行うことを特徴とする充電回路。
  8. 複数のニッケル水素蓄電池セルが直列に接続された組電池を直流電流源に接続して充電する充電器と、前記充電器からの充電電流を測定する電流測定手段と、当該充電回路の動作を制御する制御手段とを少なくとも備えた充電回路において、前記組電池を構成する複数のニッケル水素蓄電池セルを、充電単位として、1ないし複数のニッケル水素蓄電池セルからなる複数の蓄電池モジュールに分割して、それぞれの前記蓄電池モジュールを、まとめてあるいは前記充電単位ごとに個別に、前記充電器に接続して充電することができるスイッチをさらに備えるとともに、前記制御手段が、前記スイッチの開閉を制御するスイッチ制御手段と、前記充電単位ごとの充電時間をあらかじめ定めた充電時間閾値まで計時するタイマ手段とを備え、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を制御して、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で前記充電器に接続して充電を行った際に、前記電流測定手段により測定された充電電流があらかじめ定めた第1充電電流閾値を超えていた場合は、前記組電池を構成した状態で充電する動作を継続し、一方、前記第1充電電流閾値以下に低下した場合は、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を設定して、複数の前記蓄電池モジュールのいずれかを前記充電器に接続して充電し、かつ、前記タイマ手段により、前記充電器に接続した前記蓄電池モジュールの充電時間が前記充電時間閾値を経過したことを検出する都度、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を切り替えて、順次、次の前記蓄電池モジュールを前記充電器に接続して充電する動作に切り替えることを特徴とする充電回路。
  9. 請求項8に記載の充電回路において、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電している状態において、前記電流測定手段により測定された充電電流があらかじめ定めた第2充電電流閾値を超えていた場合は、前記スイッチ制御手段の制御により前記スイッチの開閉状態を切り替えて、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で前記充電器に接続して充電する動作に切り替えることを特徴とする充電回路。
  10. 請求項8または9に記載の充電回路において、前記制御手段は、前記充電器の最大出力電圧を制御する充電器制御手段をさらに備え、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電を行う場合、前記充電器制御手段の制御により、前記充電器からの最大出力電圧を、前記組電池を構成した状態で充電することができる電圧に、前記直流電流源からの入力電圧を昇圧し、一方、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電を行う場合、前記充電器制御手段の制御により、前記充電器からの最大出力電圧を、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを充電することができる電圧に、前記直流電流源からの入力電圧を設定することを特徴とする充電回路。
  11. 請求項7ないし10のいずれかに記載の充電回路において、前記制御手段は、前記電流測定手段により測定された充電電流に基づいて充電中の前記蓄電池モジュールの蓄積電流容量を算出する電流容量算出手段をさらに備え、複数の前記蓄電池モジュールすべてを直列接続して前記組電池を構成した状態で充電している場合において、前記電流容量算出手段により算出された前記組電池の蓄積電流容量が前記蓄積電流容量閾値を超えた状態に達した場合、充電動作を終了し、一方、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電している場合において、前記電流容量算出手段により算出された充電対象の前記蓄電池モジュールの蓄積電流容量が、前記蓄積電流容量閾値を超えた状態に達した場合、当該蓄電池モジュールの充電動作を終了して、次の前記蓄電池モジュールの充電動作に切り替えることを特徴とする充電回路。
  12. 請求項11に記載の充電回路において、前記制御手段は、前記充電単位ごとの充電時間が前記充電時間閾値を経過する都度、前記充電単位ごとに分割した前記蓄電池モジュールを切り替えながら充電動作を行う場合、複数の前記蓄電池モジュールのうち、次の充電対象として前記充電器に接続する蓄電池モジュールを選択する際に、蓄積電流容量が最も小さい蓄電池モジュールを優先して次の充電対象の蓄電池モジュールとして選択して、選択した前記蓄電池モジュールを、前記スイッチ制御手段により前記スイッチの開閉状態を制御して前記充電器に接続し、充電を行う状態に切り替えることを特徴とする充電回路。
  13. 請求項7ないし12のいずれかに記載の充電回路において、前記電流測定手段が、充電電流を測定するためのシャント抵抗と前記シャント抵抗の両端の電圧を測定する電圧測定器とにより構成されていることを特徴とする充電回路。
  14. 請求項7ないし13のいずれかに記載の充電回路において、前記制御手段が、プログラム論理に基づいて動作するマイクロプロセッサからなっていることを特徴とする充電回路。
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