JP3926088B2 - 画像形成機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電式複写機、印刷機及びファクシミリの如き画像形成機、更に詳しくは画像を形成すべきシート部材を搬送するための2種の搬送径路、即ち主搬送径路及びこの主搬送径路の上流域と下流域との間を延びる副搬送径路、を備えた画像形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】
静電式複写機、印刷機及びファクリミリの如き画像形成機として、当業者には周知の如く、ハウジングと、このハウジング内に配設された画像担持手段と、画像担持手段上にトナー像を形成するための画像形成手段と、上流端から下流端に向けて順次に配置された上流域、転写域、中間域、定着域及び下流域を含む主搬送径路と、この主搬送径路の下流域に接続された上流端から主搬送径路の上流域に接続された下流端まで延びる副搬送径路と、主搬送径路の上流域にシート部材を供給するためのシート部材供給手段と、転写域において画像担持手段上に形成されたトナー像を主搬送径路を通して搬送されるシート部材に転写するための転写手段と、定着域においてシート部材上のトナー像をシート部材上に定着せしめるための定着手段とを具備する形態のものが広く実用に供されている。特に小型化が意図された画像形成機においては、上記主搬送径路の少なくとも主部はハウジングの片側部を下流に向かって上方に延び、副搬送径路の少なくとも主部はハウジングの片側部における主搬送径路よりも外側を下流に向かって下方に延びている。シート部材の片面に単一画像を形成する場合には、シート部材供給手段がら送出されたシート部材が主搬送径路を通して搬送せしめられる。画像担持手段上に形成されたトナー像が転写域においてシート部材に転写され、そしてかかるトナー像が定着域においてシート部材上に定着される。シート部材の両面に画像を形成する場合或いはシート部材の片面に2個の画像を重合せしめて形成する場合には、片面にトナー像が転写され定着されたシート部材が主搬送径路の下流域から副搬送径路に導入され、副搬送径路を通して主搬送径路の上流域に戻される。
【0003】
上述した形態の画像形成機においては、主搬送径路及び副搬送径路を通してシート部材を搬送する際に、不可避的にシート部材のジャム(詰まり)が発生する。そこで、主搬送径路におけるシート部材のジャムを検出する第一のジャム検出手段と副搬送径路におけるシート部材のジャムを検出する第二のジャム検出手段とを配設し、第一のジャム検出手段と第二のジャム検出手段とのいずれかがシート部材のジャムを検出した場合には、画像形成機の作用を停止すると共にシート部材のジャムを操作者に警告するように構成している。シート部材のジャムが警告された場合には、操作者は主搬送径路或いは副搬送径路を少なくとも部分的に開放し、ジャムしたシート部材を主搬送径路或いは副搬送径路から除去しなければならない。
【0004】
特許第2715539号公報に開示されている画像形成機においては、ハウジングの壁の一部を閉位置と開位置との間を移動自在な開閉部材によって規定すると共に、ハウジング内にも開位置と閉位置との間を移動自在な可動部材を配設し、上記主搬送径路の少なくとも一部の片側を可動部材によって規制し、上記副搬送径路の少なくとも一部は開閉部材と可動部材との間に規定している。開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめると、副搬送径路の少なくとも一部が開放され、従ってそこでジャムしたシート部材を除去することが可能になり、開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめた後に、更に可動部材を閉位置から開位置に移動せしめると、主搬送径路の少なくとも一部が開放され、従ってそこでジャムしたシート部材を除去することが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
而して、上述した形態の従来の画像形成機には次のとおりの解決すべき問題がある。即ち、シート部材がジャムした部位を操作者が適切に認識し、シート部材がジャムした部位に応じて、開閉部材及び可動部材の移動を適切に選定して遂行しなければならない。例えば、シート部材が主搬送径路でジャムした場合には、開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめ、次いで可動部材を閉位置から開位置に移動せしめる。シート部材が副搬送径路でジャムした場合には、開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめる。シート部材が主搬送径路を通して搬送される頻度はシート部材が副搬送径路を通して搬送される頻度よりも相当大きく、従ってシート部材のジャムは主搬送径路において発生する確率が大きいが、主搬送径路においてシート部材がジャムした場合には、開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめた後に可動部材を閉位置から開位置に移動せしめることが必要であり、煩雑な操作を遂行することが必要である。
【0006】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、シート部材のジャムが発生した場合、単に開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめる操作を遂行しさえすれば、シート部材がジャムした部位に応じて、開閉部材のみが閉位置から開位置に移動され、或いは開閉部材の移動に付随して可動部材も閉位置から開位置に移動され、従ってシート部材がジャムした部位を操作者が認識する必要なくして、そしてまた主搬送径路においてシート部材がジャムした場合でも開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめる操作を遂行するのみで、主搬送径路と副搬送径路を所要とおりに開放してジャムしたシート部材を除去することが可能になる、新規且つ改良された画像形成機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、上記主たる技術的課題を達成するために、開閉部材と可動部材とを選択的に連結して開閉部材の移動に付随して可動部材も移動せしめられるようになす連結手段を装備し、シート部材がジャムした部位に応じて連結手段が作用状態と非作用状態とのいずれかに選択的に設定されるように構成する。
【0008】
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する画像形成機として、ハウジングと、該ハウジング内に配設された画像担持手段と、該画像担持手段上にトナー像を形成するための画像形成手段と、上流端から下流端に向けて順次に配置された上流域、転写域、中間域、定着域及び下流域を含む、該ハウジング内を延びる主搬送径路と、該主搬送径路の該下流域に接続された上流端から該主搬送径路の該上流域に接続された下流端まで延びる副搬送径路と、該主搬送径路の該上流域にシート部材を供給するためのシート部材供給手段と、該転写域において該主搬送径路を通して搬送されるシート部材上に該画像担持手段上のトナー像を転写するための転写手段と、該定着域において該主搬送径路を通して搬送されるシート部材上のトナー像をシート部材上に定着するための定着手段と、該主搬送径路におけるシート部材のジャムを検出するための第一のジャム検出手段と、該副搬送径路におけるジャムを検出するための第二のジャム検出手段とを具備し、該ハウジングの壁の一部は閉位置と開位置との間を移動自在に装着された開閉部材によって規定されており、該主搬送径路の少なくとも一部の片側は閉位置と開位置との間を移動自在に該ハウジング内に配設された可動部材によって規定されており、該副搬送径路の少なくとも一部は該開閉部材と該該可動部材との間に規定されている画像形成機において、
該開閉部材と該可動部材とを選択的に連結して該開閉部材の移動に付随して該可動部材も移動せしめられるようになすための連結手段を備え、
該開閉部材にはロック位置と非ロック位置との間を旋回自在に装着され且つ該ロック位置に弾性的に偏倚せしめられている第一のロック部材が配設されており、該第一のロック部材にはロック片、把持片及び係合片が形成されており、
該可動部材にはロック位置と非ロック位置との間を旋回自在に装着され且つ該ロック位置に弾性的に偏倚せしめられている第二のロック部材が配設されており、該第二のロック部材にはロック片及び係合片が形成されており、
該ハウジング内には第一の被ロック部材と第二の被ロック部材とが配設されており、
該連結手段は該第二のロック部材を弾性偏倚作用に抗して該非ロック位置に旋回せしめる作動器を含み、
該可動部材が該閉位置に位置せしめられ該第二のロック部材が該ロック位置に位置せしめられている時には、該第二のロック部材の該ロック片が該第二の被ロック部材に係合せしめられて該可動部材が該閉位置にロックされ、
該開閉部材が該閉位置に位置せしめられ該第一のロック部材が該ロック位置に位置せしめられている時には、該第一のロック部材の該ロック片が該第一の被ロック部材に係合せしめられて該開閉部材が該閉位置にロックされ、
該第一のジャム検出手段が該主搬送径路におけるシート部材のジャムを検出した時には、該作動器が付勢されて該第二のロック部材が該非ロック位置に旋回せしめられ、該第二のロック部材の該ロック片が該第二の被ロック部材から離脱せしめられて該可動部材を該閉位置から該開位置に移動せしめることが可能になり、該第一のロック部材の該把持片を把持して弾性偏倚作用に抗して該第一のロック部材を該非ロック位置に旋回せしめると、該第一のロック部材の該ロック片が該第一の被ロック部材から離脱せしめられて該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめることが可能になると共に、該第一のロック部材の該係合片が該第二のロック部材の該係合片に係合せしめられ、これによって該開閉部材と該可動部材が連結され、該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめると、該可動部材も該閉位置から該開位置に移動せしめられて該主搬送径路の少なくとも一部が開放され、
該第二のジャム検出手段が該副搬送径路におけるシート部材のジャムを検出した時には、該開閉部材と該可動部材とが連結されることはなく、該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめると、該可動部材は該閉位置に残留せしめられて該副搬送径路の少なくとも一部が開放される、
ことを特徴とする画像形成機が提供される。
【0009】
好適には、該副搬送径路は順次に配置された上流域、中間域及び下流域を含み、該副搬送径路の該上流域の片側は該開閉部材によって規定されており、該可動部材を該閉位置に残留せしめて該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめると、該主搬送径路の少なくとも一部が開放されると共に該副搬送径路の該上流域が開放されるように構成されており、該第二のジャム検出手段は該副搬送径路の該中間部及び該下流域におけるシート部材のジャムを検出し、該副搬送径路の該上流域におけるシート部材のジャムを検出するための第三のジャム検出手段が配設されており、該第三のジャム検出手段が該主搬送径路の該上流域におけるシート部材のジャムを検出した時には、該連結手段が該開閉部材と該可動部材とを連結し、該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめると、該可動部材も該閉位置から該開位置に移動せしめられて該主搬送径路の少なくとも一部と共に該副搬送径路の該上流部が開放される。該主搬送径路の少なくとも主部は該ハウジングの片側部を下流に向かって上方に延び、該副搬送径路の少なくとも主部は該ハウジングの該片側部における該主搬送径路よりも外側を下流に向かって下方に延びているのが好都合である。また、該開閉部材はその下端部を該主搬送径路及び該副搬送径路の幅方向に延びる旋回中心軸線を中心として該閉位置と該開位置との間を旋回動自在に装着されており、該可動部材も該旋回中心軸線を中心として該閉位置と該開位置との間を旋回自在に装着されているのが好都合である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された画像形成機の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0011】
図1を参照して説明すると、図示の画像形成機は略直方体形状でよいハウジング2を具備している。ハウジング2内の下部には上下方向に積重配置された一対のシート部材供給手段4a及び4bが配設されている。このシート部材供給手段4a及び4bは、夫々、カセット手段6a及び6b並びに送出手段8a及び8bから構成されている。カセット手段6a及び6bはハウジング2内の作用位置とこの作用位置から前方(図1において紙面に垂直で且つ手前向き方向)に引き出した引出位置との間を移動自在に装着されており、カセット手段6a及び6bを引出位置に引き出して所要寸法の普通紙でよい複数枚のシート部材を積層状態で装填することができる。送出ローラ10a及び10b並びに分離ローラ12a及び12bを含む周知の形態でよい送出手段8a及び8bは、カセット手段6a及び6bからシート部材を1枚毎送出する。ハウジング2内における上記シート部材供給手段4a及び4bの上方には、周表面に静電写真感光体が配設されている回転ドラムから構成された画像担持手段14が配設されている。図1において時計方向に回転駆動される画像担持手段14の周囲には、画像担持手段14上にトナー像を形成するための画像形成手段が配設されている。かかる画像形成手段は、画像担持手段14の周囲にその回転方向に見て順次に配置された一様帯電手段16、画像露光手段18、現像手段20及びクリーニング手段22を含んでいる。画像担持手段14の周囲には、現像手段20とクリーニング手段22との間に位置する転写手段24も配設されている。一様帯電手段16によって画像担持手段14の表面が特定極性に一様に帯電され、次いで画像露光手段18によって画像担持手段14の表面が選択的に露光されて除電され、これによって画像担持手段14上に静電潜像が形成される。次いで、現像手段20によって静電潜像がトナー像に現像される。しかる後に、画像担持手段14上のトナー像が転写手段24の作用によってシート部材(更に詳しくは、後述する主搬送径路の転写域を通して搬送されるシート部材)上に転写される。クリーニング手段22は、トナー像転写の後に画像担持手段14上に残留するトナーを画像担持手段14上から除去する。現像手段20には交換自在なトナーカートリッジ26が付設されており、トナー補給径路(図示していない)を介してトナーカートリッジ26から現像装置20にトナーが補給される。
【0012】
ハウジング2内の片側部(図1において左側部)には主搬送径路28が配設されている。図示の実施形態における主搬送径路28は、上記シート部材供給手段4aの送出端からハウジング2の上部に配置されたシート部材排出口30まで、ハウジング2内の片側部を下流に向かって上方に略鉛直に延びている。かかる主搬送径路28は転写域32及び定着域34に加えて転写域32よりも上流に位置する上流域36、転写域32と定着域34との間に位置する中間域38、及び定着域34よりも下流に位置する下流域40を含んでいる。主搬送径路28の上流域36は案内部材42、44、46、48、50及び52によって規定されている。そして、主搬送径路28の上流域36には搬送ローラ対54及びレジストローラ対56が配設されている。主搬送径路28の転写域32には上述した転写手段24が配設されている。転写手段24は所要電圧が印加される導電性ローラから構成することができる。主搬送径路28の中間域38は案内部材58及び60によって規定されている。主搬送径路28の定着域34には定着手段62が配設されており、この定着手段62は定着ローラ対64を含んでいる。主搬送径路28の下流域40は案内部材65、66及び68によって規定されている。下流域40の下流端即ちシート部材排出口30には、排出ローラ対70が配設されている。
【0013】
通常の画像形成工程においては、上述したシート部材供給手段4a又は4bから主搬送径路28にシート部材が送出され、かかるシート部材が主搬送径路28を通して搬送される。シート部材が転写域32を通る際には転写手段24の作用によって画像担持手段14上のトナー像がシート部材上に転写される。シート部材が定着域34を通る際には、シート部材上に転写されたトナー像が定着手段62によってシート部材上に加熱定着される。ハウジング4の上面には受け手段72が配設されており、シート部材排出口30から排出されるシート部材はこの受け手段72上に排出される。
【0014】
図示の実施形態においては、主搬送径路28の上流端には導入径路74が付設されている。この導入径路74はハウジング2の下面に配設された導入口76から主搬送径路28の上流端まで延びている。導入径路76は案内部材78及び80並びに上記案内部材42及び44によって規定されている。導入径路76には搬送ローラ対82が配設されている。ハウジング2の下方には必要に応じて適宜の形態のシート部材供給ユニット(図示していない)を組み合わすことができる。かかるシート部材供給ユニットからシート部材が送出される場合には、シート部材供給ユニットから送出されたシート部材が導入口76から導入径路76に導入され、導入径路76から主搬送径路28に導入される。主搬送径路28には、その下流域40から分岐して延びる付加排出径路84も付設されている。この付加排出径路84は主搬送径路28の下流域40から分岐してハウジング2の上面に形成されている排出口85まで延びている。主搬送径路28と付加排出径路84との分岐部には切換手段86が配設されている。切換手段86が実線で示す第一の位置に位置せしめられている時には、主搬送径路28の定着域34から下流域40に搬送されたシート部材はシート部材排出口30を通して受け手段72上に排出される。一方、切換手段86が二点鎖線で示す第二の位置に位置せしめられると、主搬送径路28の定着域34から下流域40に搬送されたシート部材は付加排出径路84に搬入され、排出口85を通して排出される。ハウジング2の上面にはメールボックスと称される分配ユニットの如き適宜のユニット(図示していない)を付設することができ、排出口85から排出されるシート部材はかかるユニットに導入される。
【0015】
図1を参照して説明を続けると、ハウジング2内には、更に、副搬送径路88が配設されている。図示の実施形態における副搬送径路88は、主搬送径路28の下流域40に接続された上流端から主搬送径路28の上流域36に接続された下流端まで延びている。かかる副搬送径路88は上流域87、中間域89及び下流域91を含んでいる。副搬送径路88の上流端部及び下流端部は略水平に延びているが、副搬送径路88の主部(即ち、上流域87の下流半部、中間域89及び下流域91の上流半部)はハウジング2の片側部における主搬送径路28よりも外側を下流に向かって下方に略鉛直に延びている。かような副搬送径路88は案内部材90、92、94、96、98、100及び102によって規定されている。部材90は主搬送径路28の一部を規定している上記部材65と一体に形成することができ、また部材102は主搬送径路28の一部を規定している上記部材44と一体に形成することができる。副搬送径路88には、搬送ローラ対104、106及び108が配設されている。副搬送径路88の上流端と主搬送径路28との接続部には切換手段110が配設されている。切換手段110が実線で示す第一の位置に位置せしめられている時には、主搬送径路28の下流域40に搬送されたシート部材が副搬送径路88に搬入されることはなく、シート部材は主搬送径路28の下流域40を通して搬送され或いは下流域40から付加排出径路84に導入される。一方、切換手段110が二点鎖線で示す第二の位置に位置せしめられると、主搬送径路28の下流域40に搬送されたシート部材は副搬送径路88に導入される。更に詳述すると、シート部材の表裏両面に画像を形成する場合には、片面に画像が形成されたシート部材はその大部分がシート部材排出口30から排出されその後端部が排出ローラ対68にニップされている状態になるまで、主搬送径路28を通して搬送され、しかる後に切換手段110が二点鎖線で示す第二の位置に切り換えられると共に排出ローラ対68が逆方向に回転駆動せしめられ、かくしてシート部材はその後端を先頭にせしめて副搬送径路88に導入される。そして、副搬送径路88を通して搬送されて、その表裏を反転せしめて主搬送径路28の上流域36に戻され、主搬送径路28の転写域32、中間域38、定着域34及び下流域40を通して搬送され、シート部材排出口30から排出され或いは付加排出径路84を通して排出される。転写域32を通して搬送される際には、画像担持手段14上のトナー像がシート部材の他面に転写され、定着域34を通る際には、かかるトナー像がシート部材の他面上に定着される。シート部材の片面に2個の画像を重ねて形成する場合には、主搬送径路28を通して搬送されるシート部材が下流域40に導入される前に切換手段110が二点鎖線で示す第二の位置に切り換えられ、シート部材はその先端からそのまま副搬送径路88に導入される。そして、副搬送径路88を通して搬送されて、その表裏を反転せしめられることなく再び主搬送径路28の上流域36に戻され、主搬送径路28の転写域32、中間域38、定着域34及び下流域40を通して搬送され、シート部材排出口30から排出され或いは付加排出径路84を通して排出される。転写域32を通して搬送される際には、画像担持手段14上のトナー像がシート部材の片面に重ねて転写され、定着域34を通る際には、かかるトナー像がシート部材の片面上に定着される。
【0016】
図示の実施形態においては、副搬送径路88の上流部には付加排出径路112が付設されている。この付加排出径路112は副搬送径路88の上流端部から分岐してハウジング2の片側壁に形成された排出口114まで延びている。副搬送径路88と付加排出径路112との分岐部には切換手段116が配設されている。切換手段116が実線で示す第一の位置に位置せしめられている時には、副搬送径路88に導入されたシート部材はそのまま副搬送径路88を通して搬送され、主搬送径路28に戻される。一方、切換手段116が二点鎖線で示す第二の位置に切り換えられると、副搬送径路88に導入されたシート部材は、副搬送径路88の上流端部から付加排出径路112に導入され、排出口114から排出される。ハウジング2の片側にはソート機能及び/又はステープル機能等を備えたフィニッシャ(図示していない)を配設すことができ、排出口114から排出されたシート部材をフィニッシャに導入することができる。
【0017】
而して、図示の画像形成機における上述したとおりの構成及び作用は当業者には周知の形態でよく、本発明に従って構成された画像形成機における新規な特徴を構成するものではなく、それ故にこれらについての詳細な説明は本明細書においては省略する。
【0018】
図1と共に図2及び図3を参照して説明を続けると、図示の画像形成機においては、ハウジング2の片側壁(図1乃至図3において左側壁)の一部、更に詳しくは下端部を除く主部は、図1に図示する閉位置と図2及び図3に図示する開位置との間を旋回動自在に装着されている開閉部材118によって規定されている。そしてまた、ハウジング2内には、開閉部材118と選択的に連動せしめられて、開閉部材118と共に図1及び図2において反時計方向に旋回せしめられる可動部材120が装着されている。更に詳述すると、ハウジング2内の下端部には図1乃至図3において紙面に垂直な方向に延びる支持軸122が配設されており、開閉部材118及び可動部材120はそれらの下端部が支持軸122に旋回自在に装着、従って支持軸122の中心軸線を旋回中心軸線として旋回自在に装着されている。開閉部材118が図1に示す閉位置に位置せしめられている時には、後に詳述する如く開閉部材118は閉位置に解除自在にロックされている。開閉部材118が図2及び図3に示す開位置まで旋回動せしめられると、図示していないが開閉部材118の特定部位が静止制限部材に当接せしめられ、これによって開閉部材118が図2及び図3に図示する開位置を越えて更に図1乃至図3において反時計方向に旋回動することが阻止される。
【0019】
図2及び図3を参照することによって明確に理解されるとおり、主搬送径路28を規定している上記部材44、48、52及び60は可動部材120に固定され或いは可動部材120と一体に形成されている。また、主搬送径路28に配設されている搬送ローラ対54における外側ローラ、レジストローラ対56における外側ローラ、及び転写手段24も可動部材120に装着されている。更に、副搬送径路88における搬送ローラ対104における内側ローラ、搬送ローラ対106における双方のローラ及び搬送ローラ対108における双方のローラも可動部材120に装着されている。一方、主搬送径路28を規定している上記部材65と共に、副搬送径路88を規定している上記部材90、96及び100は開閉部材118に固定され或いは開閉部材118と一体に形成されている。また、副搬送径路88と付加排出径路112との分岐部に配設されている切換手段116も開閉部材118に装着されている。かような次第であるので、開閉部材118及び可動部材120が図2に図示する開位置まで旋回動せしめられると、主搬送径路28における大部分、更に詳細には上流域36、転写域32、中間域38、下流域40の上流側半部が開放され、そしてまた副搬送径路88における一部、更に詳細には上流域87の大部分も開放される。従って、主搬送径路28においてシート部材がジャムした場合には、開閉部材118及び可動部材120を図2に図示する位置まで旋回動せしめて主搬送径路118の大部分を開放することによって、ジャムしたシート部材を充分容易に除去することができる。また、副搬送径路88の上流域87においてシート部材がジャムした場合にも、開閉部材118及び可動部材120を図2に図示する位置まで旋回動せしめて副搬送径路88を部分的に開放することによって、ジャムしたシート部材を充分容易に除去することができる。更に、開閉部材118及び可動部材120を図2に示す位置まで旋回動せしめた後に、可動部材120を図3に示す位置まで旋回動せしめれば、副搬送径路88の大部分、更に詳しくは下流端部を除いて上流端部及び主部が開放される。従って、開閉部材118及び可動部材120を図2に示す位置まで旋回動せしめた後に、可動部材120を図3に示す位置まで旋回動せしめれば、副搬送径路88のいずれにおいてシート部材がジャムした場合でも、ジャムしたシート部材を充分容易に除去することができる。
【0020】
本発明に従って構成された図示の画像形成機においては、主搬送径路28及び副搬送径路88においてシート部材がジャムした場合に、かかるジャムを検出するための検出器124、126及び128が形成されている。検出器124は主搬送径路28の下流域40に配置された検出アームを有するマイクロスイッチから構成されている。検出器126は副搬送径路88の上流域87に配置された検出アームを有するマイクロスイッチから構成されている。検出器128は副搬送径路88の下流域91に配置された検出アームを有するマイクロスイッチから構成されている。所望ならば、反射型又は透過型光スイッチの如き他の適宜の形態のスイッチから検出器124、126及び128を構成することもできる。例えば、主搬送径路28を通して搬送されるシート部材のジャムは、次のとおりにして検出される。シート部材供給手段4a又は4bからシート部材が送出された時点から所定時間を経過しても検出器124がシート部材を検出しない時には、主搬送径路28においてシート部材がジャムしたことが認識される。また、検出器124がシート部材の先端を検出した時点から所定時間を経過しても検出器124がシート部材の後端を検出しない場合には、主搬送径路28の下流域40においてシート部材がジャムしたことが認識される。従って、検出器124は主搬送径路28におけるシート部材のジャムを検出するための第一のジャム検出手段を構成する。主搬送径路28の下流域40から副搬送径路88にシート部材が導入され、副搬送部材28を介して主搬送径路28の上流域36にシート部材が戻される場合には、次のとおりにしてシート部材のジャムが検出される。シート部材供給手段4a又は4bからシート部材が送出された時点から所定時間を経過しても検出器126がシート部材を検出しない時には、主搬送径路28において或いは主搬送径路28から副搬送径路88の上流端部に至る領域においてシート部材がジャムしたことが認識される。また、検出器126がシート部材の先端を検出した時点から所定時間を経過しても検出器126がシート部材の後端を検出しない場合には、副搬送径路88の上流域87においてシート部材がジャムしたことが認識される。従って、検出器126は主搬送径路28におけるシート部材のジャムを検出するための第一のジャム検出手段を構成すると共に、副搬送径路88の上流域87におけるシート部材のジャムを検出するための第三のジャム検出手段を構成する。検出器126がシート部材の先端を検出した時点から所定時間を経過しても検出器128がシート部材を検出しない時には、副搬送径路88、更に詳しくは副搬送径路88の上流域87、中間域89又は中間域89から下流域91の上流端部に至る領域においてシート部材がジャムしたことが認識される。また、検出器128がシート部材の先端を検出した時点から所定時間を経過しても検出器128がシート部材の後端を検出しない場合には、副搬送径路88の中間域89、下流域91又は下流域91から主搬送径路28の上流域36に至る領域においてシート部材がジャムしたことが認識される。
【0021】
図4を参照して説明を続けると、上記開閉部材118には、支持ピン130を中心として実線で示すロック位置と二点鎖線で示す非ロック位置との間を旋回自在に、第一のロック部材132が装着されている。この第一のロック部材132の一端には、ハウジング2の外部から把持することができる把持片134が形成されている。ロック部材132の他端には、ロック片136と係合片138が形成されている。一方、ハウジング2内の所定位置にはピンから構成することができる第一の被ロック部材140が固定されている。開閉部材118の本体とロック部材132との間には引張ばね142が配設されており、第一のロック部材132は実線で示すロック位置に弾性的に偏倚せしめられている。可動部材120には、支持ピン144を中心として実線で示すロック位置と二点鎖線で示す非ロック位置との間を旋回自在に第二のロック部材146が装着されている。この第二のロック部材146の一端には係合片148が形成されており、他端にはロック片150が形成されている。そして、ハウジング2内の所定位置にはピンから構成することができる第二の被ロック部材152を固定している。本発明に従って構成された図示の実施形態においては、更に、可動部材120には作動器154が配設されている。電磁ソレノイドから構成することができる作動器154の出力ロッドは第二のロック部材146に接続されている。作動器154が除勢されている時には、作動器154に配設されている圧縮ばね156の弾性偏倚作用によって、第二のロック部材146は実線で示すロック位置に位置せしめられている。作動器154が付勢されると、第二のロック部材146は圧縮ばね156の弾性偏倚作用に抗して二点鎖線で示す非ロック位置に位置せしめられる。後の説明から明らかになるとおり、作動器154は第一のロック部材132の係合片138及び第二のロック部材146の係合片148と協働して、開閉部材118と可動部材120を選択的に連結して両者が一体として旋回動せしめられることを可能にする連結手段を構成する。
【0022】
図4を参照して説明を続けると、開閉部材118が閉位置に位置せしめられている時には、引張ばね142によって実線で示すロック位置に弾性的に偏倚せしめられている第一のロック部材132のロック片136が第一の被ロック部材140に係止せしめられ、これによって開閉部材118が閉位置にロックされている。また、第二のロック部材146も実線で示すロック位置に弾性的に偏倚せしめられていて、そのロック片150が第二の被ロック部材152に係止せしめられ、これによって可動部材120も閉位置にロックされている。かかる状態において、第一のロック部材132の把持片134に手を掛けて第一のロック部材132を二点鎖線で示す非ロック位置に旋回せしめると、第一のロック部材132のロック片136が被ロック部材140から離脱されて開閉部材118のロックが解除される。従って、把持片134を引っ張って開閉部材118を図1及び図3において反時計方向に旋回せしめて、図3に図示する開位置にせしめることができる。第二のロッ部材146は図4に実線で示すロック位置に位置せしめられている故に、第一のロック部材132の係合片138が第二のロック部材146の係合片146の係合片148に係合せしめられることはない。開閉部材118を図3に図示する開位置から図1及び図4に図示する閉位置に旋回動せしめると、その最終段階において、ロック位置に位置せしめられている第一のロック部材132のロック片136の先端縁に形成されている傾斜面が第一の被ロック部材140に当接せしめられ、次いで開閉部材118の旋回動に応じて第一のロック部材132が図4において時計方向に幾分旋回せしめられる。開閉部材118が閉位置まで旋回動せしめられると、第一のロック部材132のロック片136の先端縁に形成されている傾斜面が第一の被ロック部材140を通過し、従って第一のロック部材132がロック位置に弾性的に戻されてそのロック片136が第一の被ロック部材140に係止せしめられる。
【0023】
一方、開閉部材118と共に可動部材120が図4に実線で示す閉位置に位置せしめられている状態において、作動器154が付勢されると、第二のロック部材146は二点鎖線で示す非ロック位置に旋回せしめられ、これによって第二のロック部材146のロック片150が第二の被ロック部材152から離脱せしめられ、可動部材120のロックが解除される。かような状態において、第一のロック部材132の把持片134に手を掛けて第一のロック部材132を二点鎖線で示す非ロック位置に旋回せしめると、第一のロック部材132のロック片136が非ロック部材140から離脱されて開閉部材118のロックが解除され、そそしてまた第一のロック部材132の係合片138が非ロック位置に位置せしめられている第二のロック部材146の係合片148に係合せしめられ、これによって開閉部材118と可動部材120とが連結される。従って、第一のロック部材の把持片134を引っ張って開閉部材118を図1及び図2において反時計方向に旋回せしめて図2に示す開位置に旋回せしめると、開閉部材118の旋回に付随せしめられて可動部材120も図1及び図2において反時計方向に旋回せしめられて図2に図示する開位置にせしめられる。開閉部材118を図1及び図2において時計方向に旋回せしめて図1及び図4に図示する閉位置に戻すと、これに付随して可動部材120も図1及び図2において時計方向に旋回せしめられて図1及び図4に図示する閉位置に戻される。しかる後に作動器154が除勢され、第二のロック部材146が図4に実線で示すロック位置に戻される。図示の実施形態においては、作動器154を付勢して第二のロック部材146を非ロック位置に位置せしめた状態において、第一のロック部材132を非ロック位置に旋回せしめた時点で始めて、第二のロック部材146の係合片148が第一のロック部材132の係合片138に係合せしめられるが、所望ならば、作動器154を付勢して第二のロック部材146を非ロック位置にせしめた時点で、第二のロック部材146の係合片148が第一のロック部材132の係合片138に係合して、開閉部材118と可動部材120とが連結されるように構成することもできる。
【0024】
本発明に従って構成された図示の画像形成機においては、第一のジャム検出手段を構成する検出器124がシート部材のジャムを検出した時、即ち主搬送径路28においてシート部材がジャムした時には、自動的に作動器154が付勢される。従って、開閉部材118を開位置に旋回動せしめると、これに付随して可動部材120も開位置に旋回動せしめられる。かくして、図2に図示する如く、主搬送径路28における大部分、更に詳細には上流域36、転写域32、中間域38、下流域40の上流側半部が開放され、そしてまた副搬送径路88における一部、更に詳細には上流域87の大部分も開放される。従って、主搬送径路28においてジャムしたシート部材を充分容易に除去することができる。第一のジャム検出手段を構成すると共に第三のジャム検出手段を構成する検出器126がシート部材のジャムを検出した時、即ち主搬送径路28においてシート部材がジャムした時及び副搬送径路88の上流域87においてシート部材がジャムした時にも、自動的に作動器154が付勢される。従って、開閉部材118を開位置に旋回動せしめると、これに付随して可動部材120も開位置に旋回動せしめられる。かくして、図2に図示する如く、主搬送径路28における大部分、更に詳細には上流域36、転写域32、中間域38、下流域40の上流側半部が開放され、そしてまた副搬送径路88における一部、更に詳細には上流域87の大部分も開放される。従って、主搬送径路28において或いは副搬送径路88の上流域87においてジャムしたシート部材を充分容易に除去することができる。第二のジャム検出手段を構成する検出器128がシート部材のジャムを検出した時、即ち副搬送径路88の上流域87、中間域89、下流域91、及び副搬送径路88の下流域91から主搬送径路28の上流域36に至る領域においてシート部材がジャムした時には、作動器154が付勢されるとはない。従って、図3に図示する如く、開閉部材118を開位置に旋回せしめても、可動部材120は閉位置に残留せしめられ、副搬送径路88の大部分が開放され、副搬送径路88のいずれかの部分を含む領域においてジャムしたシート部材を充分容易に除去することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明に従って構成された画像形成機においては、シート部材のジャムが発生した場合、単に開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめる操作を遂行しさえすれば、シート部材がジャムした部位に応じて、開閉部材のみが閉位置から開位置に移動され、或いは開閉部材の移動に付随して可動部材も閉位置から開位置に移動され、従ってシート部材がジャムした部位を操作者が認識する必要なくして、そして又主搬送径路においてシート部材がジャムした場合でも開閉部材を閉位置から開位置に移動せしめる操作を遂行するのみで、主搬送径路と副搬送径路を所要とおりに開放してジャムしたシート部材を除去することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って構成された画像形成機を示す簡略断面図。
【図2】 図1に示す画像形成機を、開閉部材及び可動部材を開位置に旋回動せしめた状態で示す簡略部分断面図。
【図3】 図1に示す画像形成機を、開閉部材を開位置に残留せしめて可動部材のみを閉位置に戻した状態で示す簡略部分断面図。
【図4】 図1に示す画像形成機における開閉部材及び可動部材の連結様式を示す簡略図。
【符号の説明】
2:ハウジング
4:シート部材供給手段
14:画像担持手段
16:一様帯電手段(画像形成手段)
18:画像露光手段(画像形成手段)
20:現像手段(画像係止手段)
22:クリーニング手段(画像形成手段)
24:転写手段
28;主搬送径路
30:シート部材排出口
32:転写域
34:定着域
36:上流域
38:中間域
40:下流域
62:定着手段
88;副搬送径路
118:開閉部材
120:可動部材
132:第一のロック部材
134:把持片
136:ロック片
138:係合片(連結手段)
140:第一の被ロック部材
146:第二のロック部材
148:係合片(連結手段)
150:ロック片
152:被ロック部材
154:作動器(連結手段)

Claims (4)

  1. ハウジングと、該ハウジング内に配設された画像担持手段と、該画像担持手段上にトナー像を形成するための画像形成手段と、上流端から下流端に向けて順次に配置された上流域、転写域、中間域、定着域及び下流域を含む、該ハウジング内を延びる主搬送径路と、該主搬送径路の該下流域に接続された上流端から該主搬送径路の該上流域に接続された下流端まで延びる副搬送径路と、該主搬送径路の該上流域にシート部材を供給するためのシート部材供給手段と、該転写域において該主搬送径路を通して搬送されるシート部材上に該画像担持手段上のトナー像を転写するための転写手段と、該定着域において該主搬送径路を通して搬送されるシート部材上のトナー像をシート部材上に定着するための定着手段と、該主搬送径路におけるシート部材のジャムを検出するための第一のジャム検出手段と、該副搬送径路におけるジャムを検出するための第二のジャム検出手段とを具備し、該ハウジングの壁の一部は閉位置と開位置との間を移動自在に装着された開閉部材によって規定されており、該主搬送径路の少なくとも一部の片側は閉位置と開位置との間を移動自在に該ハウジング内に配設された可動部材によって規定されており、該副搬送径路の少なくとも一部は該開閉部材と該該可動部材との間に規定されている画像形成機において、
    該開閉部材と該可動部材とを選択的に連結して該開閉部材の移動に付随して該可動部材も移動せしめられるようになすための連結手段を備え、
    該開閉部材にはロック位置と非ロック位置との間を旋回自在に装着され且つ該ロック位置に弾性的に偏倚せしめられている第一のロック部材が配設されており、該第一のロック部材にはロック片、把持片及び係合片が形成されており、
    該可動部材にはロック位置と非ロック位置との間を旋回自在に装着され且つ該ロック位置に弾性的に偏倚せしめられている第二のロック部材が配設されており、該第二のロック部材にはロック片及び係合片が形成されており、
    該ハウジング内には第一の被ロック部材と第二の被ロック部材とが配設されており、
    該連結手段は該第二のロック部材を弾性偏倚作用に抗して該非ロック位置に旋回せしめる作動器を含み、
    該可動部材が該閉位置に位置せしめられ該第二のロック部材が該ロック位置に位置せしめられている時には、該第二のロック部材の該ロック片が該第二の被ロック部材に係合せしめられて該可動部材が該閉位置にロックされ、
    該開閉部材が該閉位置に位置せしめられ該第一のロック部材が該ロック位置に位置せしめられている時には、該第一のロック部材の該ロック片が該第一の被ロック部材に係合せしめられて該開閉部材が該閉位置にロックされ、
    該第一のジャム検出手段が該主搬送径路におけるシート部材のジャムを検出した時には、該作動器が付勢されて該第二のロック部材が該非ロック位置に旋回せしめられ、該第二のロック部材の該ロック片が該第二の被ロック部材から離脱せしめられて該可動部材を該閉位置から該開位置に移動せしめることが可能になり、該第一のロック部材の該把持片を把持して弾性偏倚作用に抗して該第一のロック部材を該非ロック位置に旋回せしめると、該第一のロック部材の該ロック片が該第一の被ロック部材から離脱せしめられて該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめることが可能になると共に、該第一のロック部材の該係合片が該第二のロック部材の該係合片に係合せしめられ、これによって該開閉部材と該可動部材が連結され、該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめると、該可動部材も該閉位置から該開位置に移動せしめられて該主搬送径路の少なくとも一部が開放され、
    該第二のジャム検出手段が該副搬送径路におけるシート部材のジャムを検出した時には、該開閉部材と該可動部材とが連結されることはなく、該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめると、該可動部材は該閉位置に残留せしめられて該副搬送径路の少なくとも一部が開放される、
    ことを特徴とする画像形成機。
  2. 該副搬送径路は順次に配置された上流域、中間域及び下流域を含み、該副搬送径路の該上流域の片側は該開閉部材によって規定されており、該可動部材を該閉位置に残留せしめて該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめると、該主搬送径路の少なくとも一部が開放されると共に該副搬送径路の該上流域が開放されるように構成されており、
    該第二のジャム検出手段は該副搬送径路の該中間部及び該下流域におけるシート部材のジャムを検出し、該副搬送径路の該上流域におけるシート部材のジャムを検出するための第三のジャム検出手段が配設されており、該第三のジャム検出手段が該主搬送径路の該上流域におけるシート部材のジャムを検出した時には、該作動器が付勢されて該開閉部材と該可動部材とが連結され、該開閉部材を該閉位置から該開位置に移動せしめると、該可動部材も該閉位置から該開位置に移動せしめられて該主搬送径路の少なくとも一部と共に該副搬送径路の該上流部が開放される、請求項1記載の画像形成機。
  3. 該主搬送径路の少なくとも主部は該ハウジングの片側部を下流に向かって上方に延び、該副搬送径路の少なくとも主部は該ハウジングの該片側部における該主搬送径路よりも外側を下流に向かって下方に延びている、請求項1記載の画像形成機。
  4. 該開閉部材はその下端部を該主搬送径路及び該副搬送径路の幅方向に延びる旋回中心軸線を中心として該閉位置と該開位置との間を旋回動自在に装着されており、該可動部材も該旋回中心軸線を中心として該閉位置と該開位置との間を旋回自在に装着されている、請求項3記載の画像形成機。
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