JP2565952B2 - ジャム処理装置 - Google Patents

ジャム処理装置

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JP2565952B2
JP2565952B2 JP62303878A JP30387887A JP2565952B2 JP 2565952 B2 JP2565952 B2 JP 2565952B2 JP 62303878 A JP62303878 A JP 62303878A JP 30387887 A JP30387887 A JP 30387887A JP 2565952 B2 JP2565952 B2 JP 2565952B2
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利幸 三津屋
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動両面画像処理を行う機能を有す
る複写機や、レーザービームプリンタ等の画像形成装置
のジャム処理装置に関するものである。
〔従来技術〕
まず、自動両面複写機を例にとって、従来の自動両面
画像形成装置に付き説明する。
かかる自動両面複写機においては、片面の複写処理を
行うための片面処理用用紙搬送経路を有することは勿
論、この片面処理用用紙搬送経路に、両面画像処理を行
うためのスイッチバック機構や、分岐機構、更には中間
トレイといった両面処理用用紙搬送経路が接続され、こ
れらが切り換えられることにより片面のみの複写処理
と、表裏両面についての両面複写処理を行い得るように
構成されている。
このような自動両面複写機で、紙詰まり(ジャム)を
起こした複写紙を取り除くには、その用紙搬送経路を外
部に露出させて複写紙を取り除くようにすることが操作
性を向上させる点で効果的であるが、かかる自動両面複
写機では、上記のような用紙搬送経路が複雑であるの
で、この紙詰まりを起こした複写紙を除去するための手
段が問題となる。
そのため、本発明者等は鋭意研究の末、下部本体を片
面処理用用紙搬送経路の一部と両面処理用用紙搬送経路
の一部とにより囲まれた中間部と、それ以外の部分であ
るベース部とに分割し、上記中間部を上記上部本体に係
脱自在に結合することを可能とした自動両面複写機を開
発した。
このような自動両面複写機では、両面画像処理モード
時に紙詰まりを生じた場合、上記中間部を上部本体と共
に持ち上げることにより、中間部のまわりに用紙搬送経
路を大きく露出させて、その部分に生じた紙詰まりの除
去を容易化しうるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような自動両面複写機で、両面画像処理モード
時に紙詰まりを生じた場合には、上記片面処理用用紙搬
送経路と、両面処理用用紙搬送経路の両方にわたって複
写紙が滞留することが多い。しかし用紙搬送経路に設け
られた定着ローラや、レジストローラ、分岐部のローラ
等のいわゆる押圧ローラ対は通常逆転することができな
いので、このような場合に単に片面又は両面処理用用紙
搬送経路を開いたのみでは、上記定着ローラ,レジスト
ローラや分岐部のローラ等に噛み込まれた複写紙を簡単
に除去することはできず、複写紙が破れたり、更に複雑
な紙詰まりの原因となるといった問題点が存在した。
従って本発明が目的とするところは、例えば上記のよ
うな中間部を有する自動両面複写機において、上記中間
部を囲む用紙搬送経路に設けたローラに挟まれた複写紙
を容易に取り除けるようなジャム処理装置を提供するこ
とである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる
手段は、片面画像処理を行うための片面処理用用紙搬送
経路に,両面画像処理を行うための両面処理用用紙搬送
経路が接続され、画像形成装置本体が、上記片面処理用
用紙搬送経路により上部本体と下部本体とに二分割さ
れ、上記下部本体が、上記片面処理用用紙搬送経路の一
部と上記両面処理用用紙搬送路経路の一部とにより囲ま
れた中間部と、それ以外のベース部とに分割され、更
に、上記中間部が上記ベース部に固定された状態で上記
上部本体を下部本体に対して開く第1の開状態と、上記
中間部が上記上部本体に固定された状態で上記上部本体
を下部本体に対して開く第2の開状態とを取りうる自動
両面画像形成装置のジャム処理装置において、上記片面
処理用用紙搬送経路及び/若しくは上記両面処理用用紙
搬送経路に設けた所定の押圧ローラ対の圧接状態を,上
記第1の開状態及び第2の開状態のいずれの状態におい
ても解除する圧接解除機構を設けた点を要旨とするジャ
ム処理装置である。
〔作用〕
例えば、上部本体を持ち上げると、その時開かれない
側の用紙搬送経路の一部に設けた定着ローラやレジスト
ローラ等の所定の押圧ローラ対の圧接状態が解除される
ので、この開かれない側の用紙搬送経路側に回り込んだ
ジャム用紙の除去が容易となる。
〔実施例〕
続いて添付した図面を参照して本発明を具体化した実
施例に付き説明し、本発明を理解に供する。
ここに第1図は本発明を適用することのできる自動両
面画像形成装置の一例としての自動両面複写機の複写処
理可能状態を示す概略正断面図、第2図は同自動両面複
写機の片面処理用用紙搬送経路に生じた紙詰まりを除去
するために上部本体を開いた状態を示す第1図相当図、
第3図は同自動両面複写機における両面処理用用紙搬送
経路に生じた紙詰まりを除去するために、上部本体と中
間部を一体化して開いた状態を示す第1図相当図、第4
図は同自動両面複写機に設けられたジャム検知スイッチ
の配置位置を示す概略構成図、第5図は同実施例に用い
ることのできる中間部連結手段の概要を示す概略構成
図、第6図(a)は、第5図に示したE矢視部の拡大正
面図、第6図(b)は第6図(a)におけるF−F矢視
断面図、第7図は第5図に示した中間部連結手段の詳細
な構造を示す斜視図、第8図(a)及び(b)は第7図
に示した構成要素の作動状態を示す正面図、第9図は上
記実施例に採用することのできる圧接係除機構の一例を
説明するためのもので、第9図(a)はその斜視図、第
9図(b)はその側断面図、第10図(a),(b),
(c)はそれぞれ上記圧接解除機構の動きを示す正面
図、第11図は他の圧接解除機構を示す斜視図、第12図
(a),(b),(c)はそれぞれ第11図に示した圧接
解除機構の動きを説明するための正面図である。
尚、以下の実施例は、本発明を具体化した一例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
まず、第1図を参照して、本発明を適用することの出
来る自動両面複写機の概略構造に付き説明する。
第1図において自動両面複写機1(以下複写機1と記
す)は給紙部として上段カセット4a,下段カセット4b
び手差しトレイ5を片面側に有し、他面側に複写処理の
終了した複写紙を搬出するための排紙トレイ6を有して
いる。上記手差しトレイ5から供給される複写紙は、上
下一対のフィードローラ7,8を経て、上下一対のレジス
トローラ9に供給される。
上段カセット4aから供給される複写紙は、上記フィー
ドローラ8を経てレジストローラ9に供給される。ま
た、下段カセット4bからは直接レジストローラ9に供給
される。
複写機1はその上面に原稿台10を有し、この原稿台10
が第1図における左右方向に移動することにより、原稿
台10上に載置された原稿が光源11により露光走査され
る。上記光源11から発っせられた光のうち、原稿で反射
された光の一部はミラー12a,12b,12cで反射された後、
レンズ13を通り更にミラー14で反射されて感光体ドラム
15の表面に結像される。
上記感光体ドラム15は、回転しつつ露光を受けるた
め、その表面に原稿像に対応した静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像部16を通過する時に、トナー
像に現像される。感光体ドラム15が更に回転することに
より、上記トナー像は転写チャージャ18と対向する転写
部17を通過する。ここで前記レジストローラ9により送
り出されて来る複写紙にトナー像が転写される。
トナー像の転写された複写紙は、更に搬送ベルト19に
より上下一対の定着ローラ20に供給され、トナー像が定
着される。
この時、片面画像処理モードであると、下流側の上下
一対の切換えガイド21が第1図に実線で示した位置に維
持されており、上記定着ローラ20により送り出された複
写紙は、上下一対のフィードローラ22を通って、上記切
換えガイド21から上下一対の排紙ローラ23により前記排
紙トレイ6に排出される。
この実施例の場合、上記したフィードローラ7,8、レ
ジストローラ9、転写部17、搬送ベルト19、定着ローラ
20、フィードローラ22、切換えガイド21、排紙ローラ23
を通って搬送される複写紙の搬送経路が片面処理用用紙
搬送経路Aを構成している。
次に、処理モードが両面画像処理モードの状態である
場合には、前記切換えガイド21が第1図に二点鎖線で示
す位置に切り換わっている。従って片面について定着処
理の終了した複写紙は、フィードローラ22により送り出
されて、前記切換えガイド21でその進行方向を反転ガイ
ド24の方向に向ける。反転ガイド24の入口部には、反転
ローラ25が設けられており、この反転ローラ25によっ
て、反転ガイド24内に送り込まれた複写紙は、上記反転
ローラ25の回転方向が切り換わることにより、進行方向
が反転され、前記フィードローラ22の下側のローラとこ
れに従動する従動ローラ26に送られて分岐部27を経て、
中間トレイ28に送り込まれる。中間トレイ28に一時的に
収容された複写紙は、更に前送りローラ29、再給紙ロー
ラ30によりフィードローラ31に送り込まれ、このフィー
ドローラ31の送り出し機能によって再度レジストローラ
9に供給される。
以後、複写紙は、再度転写部17、搬送ベルト19を経
て、定着ローラ20における定着処理を受ける。この時、
前記切換えガイド21は、再度実線状態に切換えられ、定
着ローラ20からフィードローラ22を経て送り出された両
面複写処理の終了した複写紙は、排紙ローラ23を経て排
紙トレイ6に排出される。
この実施例の場合、上記反転ガイド24、反転ローラ2
5、従動ローラ26、分岐部27、中間トレイ28、前送りロ
ーラ29、再給紙ローラ30、フィードローラ31による複写
紙の搬送経路が両面処理用用紙搬送経路Bを構成し、こ
の両面処理用用紙搬送経路Bと、前記片面処理用用紙搬
送経路Aとは、上記レジストローラ9及び切換えガイド
21の部分において相互に接続されている。
上記複写機1は、上記片面処理用用紙搬送経路Aを境
として上部本体2と下部本体3とに二分割されている。
更に、上記下部本体3は、上記レジストローラ9から切
換えガイド21に至る片面処理用用紙搬送経路Aの一部
と、上記切換えガイド21から中間トレイ28を経てレジス
トローラ9に至る両面処理用用紙搬送経路Bの一部とに
より囲まれている中間部3aと、それ以外のベース部3b
に分割されている。
上記上部本体2は、下部本体3側に固定した水平方向
の軸32を中心として下部本体3に対し、例えば第2図及
び第3図に示すように回動可能であり、中間部3aは、第
3図に示すように上部本体2に一体的に結合した状態で
ベース部3bから分離することができる。
上記片面処理用用紙搬送経路A及び両面処理用用紙搬
送経路Bには、それぞれ少なくとも1個のジャム検知ス
イッチが設けられ、これらのジャム検知スイッチの信号
は、複写機全体を制御するマイクロコンピュータに伝達
され、どの部分で紙詰まりを生じたかが判別される。第
4図は、このようなジャム検知スイッチの配置状態を示
す。ここにジャム検知スイッチ33a,33b,33cは、片面処
理用用紙搬送経路Aにおける紙詰まりを検出するもの
で、34a及び34bは両面処理用用紙搬送経路Bにおける紙
詰まりを検出するためのジャム検知スイッチである。こ
のようなジャム検知スイッチ33a〜33cや34a,34bはリミ
ットスイッチや光学的スイッチ、その他用紙の送りに従
動して回転するローラの回転を検出するもの等で構成さ
れる。
この実施例における中間部3aは、第2図及び第3図に
示すように上部本体2を開いた状態においてベース部3b
と結合して片面処理用用紙搬送経路Aを大きく露出さ
せ、その部分におけるジャム処理を容易にしたり、ベー
ス部3bから離れて、上部本体2と結合し、特に、両面処
理用用紙搬送経路Bを大きく外部に露出することによ
り、その部分におけるジャム処理を容易にしたりするこ
とができる。
第5図乃至第8図は、上記のような中間部3aを上部本
体2に連結するための中間部連結手段C1を説明するため
のものである。
この場合、中間部3aに一対のソレノイド35a及び35b
設けられ、且つ中間部3aに水平に設けられた一対のピン
36a,36bを中心に揺動自在のレバー37a,37bがそれぞれ前
記ソレノイド35a,35bに連結されている。上記レバー37a
及び37bは、それぞれ先端部が図示の如く、L字状に形
成され、図示せぬバネ手段で、各ソレノイド35a,35b
プランジャを外部に引き出す方向に付勢されている。ま
た、上部本体2側には上記各レバー37a,37bに対向する
ステー38a,38bが設けられている。上記ソレノイド35
a(35b),レバー37a(37b),ステー38a(38b)が中間
部連結手段C1を構成する。
上記ソレノイド35a,35bは、複写機1が第1図に示す
通常の複写可能状態にある時には、非励磁状態となり、
レバー37a,37bは、前記図示せずバネ手段によりその先
端部がステー38a,38bに係合する方向に回動付勢されて
いる。第7図及び第8図(a)は、このようなレバー37
a,37bがそれぞれステー38a,38bと係合している状態を示
している。
この状態で、両面処理用用紙搬送経路B側に設けた前
記ジャム検知スイッチ34a,34bが、紙詰まり状態を検知
すると、ソレノイド35a,35bは、上記非励磁状態に維持
される。従って、この状態で、上部本体2を第3図,第
4図及び第5図に示すように前記軸32を中心に開ける
と、中間部3aは、上記ソレノイド35a,35b,ピン36a,3
6b、レバー37a,37b、ステー38a,38bを介して上部本体2
に取り付けられた状態のまま一体的に持ち上げられる。
これにより、上記紙詰まりを検知したジャム検知スイッ
チ34a又は34bが設けられた両面処理用用紙搬送経路Bが
大きく露出され、この部分におけるジャム紙の除去が容
易となる。
尚、前記軸32は、トーションバーにより構成され、上
部本体2を常時持ち上げる方向に付勢しているので、中
間部3aを一体的に持ち上げる場合にも、極めて容易であ
る。上記のような上部本体2の待ち上げ手段はトーショ
ンバーを用いる他、軸32の回りに巻き付けたつる巻きバ
ネにより構成しても良い。
また、第1図に示した複写可能状態において、第4図
に示した片面処理用用紙搬送経路B側のジャム検知スイ
ッチ33a〜33cが紙詰まり状態を検知すると、前記マイク
ロコンピュータからの指令により、ソレノイド35a及び3
5bが励磁され、前記した図示せぬバネ手段に逆らってレ
バー37a,37bが回動され、ステー38a,38bとの係合が解除
される。従って、この状態で、上部本体2が開けられる
と、中間部3aは第2図に示すように、ベース部3b側に残
り、上部本体2のみが持ち上げられ、中間部3aと上部本
体2の間の片面処理用用紙搬送経路Aが大きく開かれ、
この部分におけるジャム処理が容易となる。
上記ソレノイド35a,35bが励磁され、レバー37a,37b
ステー38a,38bから離れた状態が第8図(b)に示され
ている。
尚、第6図(a)及び(b)に示す如く、中間部3a
枠体を構成するフレームには、係止ピン39が一体的に取
り付けられていると共に、ベース部3bの枠体の構成する
フレームには、上記係止ピン39を収容することのできる
溝40が形成されている。中間部3aを閉じた時に、上記係
止ピン39が溝40に嵌入され、中間部3aがベース部3bに正
確に位置決め固定される。
上記ソレノイド35a,35b,レバー37a,37b等を上部本体
2側に設けることも可能である。この場合、ステー38a,
38bは中間部3a側に設けられる。
上記実施例に示した複写機1は、中間部3aが中間部連
結手段C1により、上部本体2に一体的に結合された状態
で、上部本体2と共に持ち上げ得る形式のものである。
従って、両面処理用用紙搬送経路Bにおける紙詰まりを
解消するために、第3図に示す如く、中間部3aを上部本
体2に連結した状態で持ち上げた場合、複写紙の前端部
が例えばレジストローラ9に把持されていたり、後端部
が定着ローラ20に把持されたままになる場合がある。ま
た両面画像処理時に片面処理用用紙搬送経路Aにおける
ジャム検知スイッチが紙詰まりを検出した時には、片面
処理用用紙搬送経路Aを開くが、この場合、紙詰まりし
た用紙の一部が分岐部27のローラやフィードローラ31等
に把持されていることがある。このようなレジストロー
ラ9や定着ローラ20、更には分岐部27のローラやフィー
ドローラ31等のいわゆる押圧ローラ対は、原則的には逆
転させることもできないので、このようなローラ間の圧
接力を解除しない限り、上記のように、両面処理用用紙
搬送経路Bを十分に広く開いたりしても残留する複写紙
を簡単に取り除くことは出来ない。第9図及び第10図に
示した圧接解除機構D1は、このように紙詰まり発生の可
能性がある上記レジストローラ9に対するもので、第11
図及び第12図に示した圧接解除機構D2は同様に定着ロー
ラ20における接圧を解除する機構に関するものである。
分岐部のローラやフィードローラ31の圧接解除について
も同様であるので説明を省略する。
まず、第9図及び第10図を参照してレジストローラ9
に関する圧接解除機構D1につき説明する。この場合、上
記レジストローラ9の上ローラ9aの軸50は、軸受51を介
して上部本体2側のフレーム52に回転自在に支持されて
いる。また、レジストローラ9の下ローラ9bは中間部3a
のフレーム53に形成された垂直の長孔54に摺動自在に取
り付けられた軸受55を介して回転可能に支持されてい
る。
また、ベース部3b側のフレーム56の上面には、第10図
(a)に示す複写処理可能状態において、前記軸受55と
当接し、軸57を軸50の方向へ押圧し、下ローラ9bを上ロ
ーラ9aに圧接するための切欠き58が形成されている。
従って、上部本体2が図示せぬロック手段により下部
本体3に押し付けられた通常の複写処理可能状態におい
ては、第10図(a)に示すようにフレーム52と56とが所
定位置にセットされ、前記切欠き58によって軸57が軸受
55を介して軸50の方向に押圧され、上ローラ9aと下ロー
ラ9bとが所定の圧接状態となっている。
この状態で第2図に示すように、中間部3aをベース部
3b内に残したまま、上部本体2を持ち上げると、第10図
(b)に示すように、上部本体2側のフレーム52が持ち
上げられ、上ローラ9aと下ローラ9bが完全に離れた状態
(複写処理時の上ローラ9aの位置に対する第1の離間位
置)となるので、前記のようにその間に存在するジャム
紙の処理が容易である。
次に、第3図に示す如く、中間部3aが上部本体2に係
合された状態で持ち上げられた時、第10図(c)に示す
如く、フレーム56が相対的に下方に下がり、切欠き58が
軸受55から離れるので、軸受55は、前記長孔54内を下方
に摺動して長孔54の下端に当接する位置(複写処理時の
上ローラ9aの位置に対する第2の離間位置)で停止す
る。従って、第10図(c)に示すように上ローラ9aと下
ローラ9bの間の圧接が解除され、中間部3aが、上部本体
2に一体的に結合されているにもかかわらず、上ローラ
9aと下ローラ9b間にかみ込まれた複写紙を容易に除去す
ることができる。
また、第11図及び第12図に示した装置は、定着ローラ
20の上ローラ20aと下ローラ20bの圧接解除機構D2であ
る。原理的には、この機構は第9図及び第10図に示した
もの(D1)と同様である。
即ち、中間部3aのフレーム53には、ピン59及び60を介
してそれぞれレバー61,62が揺動自在に取り付けられて
いる。上記レバー61は上ローラ20aを支持するもので、
レバー62は、下ローラ20bを支持している。ベース部3b
側のフレーム56には、係合部63が上方に向かって突設さ
れている。この係合部63は、前記レバー62を支持するた
めのものである。また、前記フレーム53にも係合部64が
設けられている。この係合部64の高さは、第12図(a)
に示す複写処理可能状態において、係合部63よりも低
く、そのため、第12図(a)に示す状態では、レバー62
と係合しない高さに設定されている。
従って、上記したように複写機1が第1図に示すよう
に複写処理可能状態にある時には、レバー61はフレーム
52に当接しており、また、レバー62はフレーム56の係合
部63に当接し、フレーム52がフレーム56に対して図示せ
ぬロック手段により押圧されていることによって、上ロ
ーラ20aが下ローラ20bに所定の接圧で圧接されている。
この状態で第2図に示すように中間部3aをベース部3b
装着したままで、上部本体2を持ち上げると、第12図
(b)に示す如く、フレーム52が持ち上げられ、レバー
61を下方に押し下げる力がなくなるので、上ローラ20a
は、自重によって下ローラ20b上に載置されるのみとな
り、両ローラ20a,20b間の圧接が解除されて、そこに挟
み込まれた複写紙を容易にとり去ることができる。
また、第3図に示すように、中間部3aを上部本体2に
一体的に係合させた状態で持ち上げると、フレーム56が
相対的に下方に移動したと同じ状態になり、第12図
(c)に示すようにレバー62を上方へ持ち上げる力がな
くなり、レバー62は、係合部64と当接する位置まで下降
する。従って、この状態においても、上ローラ20aは、
その自重によって下ローラ20b上に載置されるのみとな
り、両ローラ間の圧接力が低下するので、中間部3aが上
部本体2に一体的に連結されているにもかかわらず、定
着ローラ20に挟み込まれた複写紙を容易に除去すること
が可能である。
〔発明の効果〕
本発明は、以上述べたように、片面画像処理を行うた
めの片面処理用用紙搬送経路に,両面画像処理を行うた
めの両面処理用用紙搬送経路が接続され、画像形成装置
本体が、上記片面処理用用紙搬送経路により上部本体と
下部本体とに二分割され、上記下部本体が、上記片面処
理用用紙搬送経路の一部と上記両面処理用用紙搬送路経
路の一部とにより囲まれた中間部と、それ以外のベース
部とに分割され、更に、上記中間部が上記ベース部に固
定された状態で上記上部本体を下部本体に対して開く第
1の開状態と、上記中間部が上記上部本体に固定された
状態で上記上部本体を下部本体に対して開く第2の開状
態とを取りうる自動両面画像形成装置のジャム処理装置
において、上記片面処理用用紙搬送経路及び/若しくは
上記両面処理用用紙搬送経路に設けた所定の押圧ローラ
対の圧接状態を,上記第1の開状態及び第2の開状態の
いずれの状態においても解除する圧接解除機構を設けた
ことを特徴とするジャム処理装置であるから、紙詰まり
を生じた場合に、ジャム処理のために上部本体を持ち上
げた時、開かれていない用紙搬送経路に挟まった複写紙
を簡単に取り除くことができ、ジャム処理の作業能率を
著しく向上させることに成功したものである。
〔符号の説明〕
1……複写機、2……上部本体 3a……中間部、3b……ベース部 A……片面処理用用紙搬送経路 B……両面処理用用紙搬送経路 D1,D2……圧接解除機構。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面画像処理を行うための片面処理用用紙
    搬送経路に,両面画像処理を行うための両面処理用用紙
    搬送経路が接続され、 画像形成装置本体が、上記片面処理用用紙搬送経路によ
    り上部本体と下部本体とに二分割され、上記下部本体
    が、上記片面処理用用紙搬送経路の一部と上記両面処理
    用用紙搬送路経路の一部とにより囲まれた中間部と、そ
    れ以外のベース部とに分割され、 更に、上記中間部が上記ベース部に固定された状態で上
    記上部本体を下部本体に対して開く第1の開状態と、上
    記中間部が上記上部本体に固定された状態で上記上部本
    体を下部本体に対して開く第2の開状態とを取りうる自
    動両面画像形成装置のジャム処理装置において、 上記片面処理用用紙搬送経路及び/若しくは上記両面処
    理用用紙搬送経路に設けた所定の押圧ローラ対の圧接状
    態を,上記第1の開状態及び第2の開状態のいずれの状
    態においても解除する圧接解除機構を設けたことを特徴
    とするジャム処理装置。
  2. 【請求項2】上記圧接解除機構が、上記押圧ローラ対の
    一方の押圧ローラに対して他方の押圧ローラを、上記第
    1の開状態に対応する第1の離間位置と上記第2の開状
    態に対応する第2の離間位置とに、開状態に応じて選択
    的に配置する機構である特許請求の範囲第1項記載のジ
    ャム処理装置。
  3. 【請求項3】上記押圧ローラ対の他方の押圧ローラが、
    上記一方の押圧ローラに対して離接し得るように、上記
    上部本体上又は下部本体上でスライド可能に支持されて
    なる特許請求の範囲第2項記載のジャム処理装置。
  4. 【請求項4】上記押圧ローラ対の他方の押圧ローラが、
    上記一方の押圧ローラに対して離接できるように、上記
    各ローラが上記上部本体または下部本体上に格別に揺動
    自在に支持されてなる特許請求の範囲第2項記載のジャ
    ム処理装置。
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