JP3925522B2 - 粉末顆粒緑茶の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、製造工程を簡素化して製造コストを低減し得る粉末顆粒緑茶の製造方法に関するものである。
従来、緑茶の製造においては、摘みとつた茶葉を蒸熱処理し、冷却したものを粗揉工程、揉捻工程、中揉工程、精揉工程、乾燥工程といつた多くの工程を順次経て、各工程では種々の設備機械が使用されているのが一般的となつており、緑茶を製造するのに多くの労力と設備、及び時間を要して製造工程の低減が図れない現状にある。そして、製造された緑茶(製茶)は、溶出効果が持続せず、2〜3回程度の振り出しで緑茶の風味が薄れて取替え、飲用後の茶滓は再利用されることなく生ゴミとして廃棄されている。
上記製造工程を改善し、短時間に品質の優れた緑茶を製造すべく、例えば特許文献1には、粗揉工程と中揉工程における粗揉作業と中揉作業を連続的に行うことにより揉捻工程を殆ど必要としない点に着目した緑茶製造における中火茶製造方法及び装置が開示されており、特許文献2には、2個のロ−ラ−間に供給把持せしめ、その把持圧によつて押圧を与え、高温高圧下に数秒以下の短時間熱処理を施し、把持圧から解放することによつて茶葉類中の水分の気化及びこれに伴う水蒸気の断熱膨張によつて急冷、乾燥せしめ、次いで粉砕機により3〜400ミクロン程度の微粉末にする粉末茶類の製造方法が開示されている。
特公昭50−39160号公報 特公平5−70410号公報
上記背景技術にて記載される従来の緑茶製造においては、茶葉を粉砕したりせず各種工程を経て製造するようになつており、粉末茶にするには茶葉に含まれる水分を殆ど蒸発させた乾燥工程の後に行うのが一般的であり、前記特許文献2に記載される粉末茶類の製造方法においても、含有する水分の90%を蒸発させて乾燥させた後に微粉末にする旨記載されている。
しかしながら、緑茶製造の最終工程である乾燥工程の後に茶葉を粉砕し、粉末顆粒緑茶を製造するとなれば、製造工程が更に複雑化し、設備や製造工程の簡素化が図れず、製造コストが高騰する問題点(課題)があり、従つて本発明はかような問題点を解消し得る粉末顆粒緑茶の製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成すべく鋭意試験研究の結果、本発明は以下に記載するような手段を講じてなる粉末顆粒緑茶の製造方法の開発に成功したものであり、その解決するための手段は、蒸熱処理して冷却した茶葉を粉砕してミンチ状に押し出し、該ミンチ状に押し出された粉砕茶葉を敷き均して乾燥させ、篩にかけて顆粒状の緑茶を製造することを特徴とする。冷却した茶葉をミンチ状に押し出すには、一般的にはミンチ機械が使用される。
前記ミンチ状に押し出された粉砕茶葉は、トレ−等に敷き均して乾燥させた後、篩にかけ、最後に仕上乾燥して顆粒状の緑茶を製造するのが望ましく、且つ前記ミンチ状に押し出された粉砕茶葉は、敷き均した後に120〜130℃の温度で45〜60分間乾燥させ、篩にかけた後に110〜120℃の温度で15〜30分間仕上乾燥させるのが品質の良好な粉末顆粒緑茶を得るのに好ましい。
本発明は、上記手段にて記載したように、蒸熱処理して冷却した茶葉を、粉砕してミンチ状に押し出し、該ミンチ状に押し出された茶葉を敷き均した後に120〜130℃の温度で45〜60分間乾燥させ、篩にかけた後に110〜120℃の温度で15〜30分間仕上乾燥させて粉末顆粒緑茶を製造するようにしたものであるから、ミンチ機械等による粉砕は必要であるが、従来のように粗揉、揉捻、中揉、精揉といつた面倒で手間を要する作業及び設備は不用となり、簡素化されて製造に要する時間の短縮とコストの低減、及び良好な粉末顆粒緑茶を得るのに効果を奏する。
又、上記のようにして粉末顆粒緑茶に製造することにより、葉緑素や繊維成分を含む内容成分の溶出効果や風味を持続させる効果が得られると共に、飲用して使用した後の茶滓を再利用に好都合となる。
さらに、茶葉を蒸熱処理して冷却したものを粉砕するから、従来のように水分を殆ど蒸発させて乾燥させたものを粉砕するのに比べ、焼き付きや焦げ付きが防止され、機械の耐久性や寿命の向上が図られる。
本発明を実施するための最良の形態は、蒸熱処理して冷却した茶葉をミンチ機械で粉砕してミンチ状に押し出し、該ミンチ状に押し出された粉砕茶葉をトレ−に敷き均して乾燥させた後に篩にかけ、最後に仕上乾燥して顆粒状の緑茶を製造するようにしたものであり、以下実施例にて図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る粉末顆粒緑茶の製造フロ−を示すフロ−シ−トであり、該フロ−シ−トに基づき、図2〜図6を参照して説明すると、摘みとつた茶葉を蒸し機で蒸熱処理した後、冷却機で茶葉の表面の水分を取り除きながら冷却する。該冷却する工程迄は従来どうりであり、蒸熱処理して冷却した冷却茶葉は、冷凍保管されていて随時加工することができ、必要な時に、外部から仕入れて加工することもできる。
図2は、蒸熱処理して冷却した冷却茶葉1を示す。
前記蒸熱処理して冷却した冷却茶葉1を粉砕する。該冷却茶葉の粉砕は、図3に示すようにミンチ機械2のホッパ−2aに投入し、モ−タ−2bの回転駆動により粉砕されるが、冷却茶葉に含有される水分により粉体にはならず、ミンチ状に混練された粉砕茶葉3の状態で押し出される。ミンチ状に押し出された粉砕茶葉3は、トレ−4で受ける。
トレ−4は、図4に示すように通気性の金網4aが底敷きしてあり、ミンチ状に押し出された粉砕茶葉3が塊状になっているものはほぐしながら一様に金網4aの上に敷き均す。金網4aは、粉砕茶葉が通過しない程度の極細目の金網である。
前記トレ−4の金網4a上に敷き均した粉末茶葉3を乾燥炉に入れて乾燥させる。乾燥温度は、おおむね120〜130℃で、乾燥時間は、45〜60分程度とするのが品質上好ましく、二番茶は、一番茶に比べて乾燥時間を多少短くするのが好ましい。
又、前記乾燥時間の間で2〜3回程度裏返しながら乾燥させるのが均一に乾燥させるのに望ましい。このように粉砕してミンチ状に押し出された粉砕茶葉3を乾燥させることにより、粉砕茶葉は自然に顆粒状を呈する。
前記乾燥させて顆粒状となった粉砕茶葉は、図5に示すように開き目4〜5mm程度の金網5aを有する篩5に入れて篩かけすることにより、粒の揃った顆粒状粉砕茶6となる。
前記篩かけして得られた顆粒状粉砕茶6を、図6に示すように前記トレ−4と同様なトレ−7に敷き均し、再度乾燥炉に入れて仕上乾燥させる。この場合の乾燥温度は、おおむね110〜120℃で、乾燥時間は、15〜30分程度とするのが品質上好ましく、二番茶、三番茶、秋冬番茶の順に一番茶に比べ乾燥時間を多少短くするのが好ましい。
前記仕上乾燥させることにより、品質の安定した良好な粉末顆粒緑茶となり、製品として出荷できる状態となる。
本発明に係る製造方法は、茶葉以外の飲料に供する葉、茎類にも適用の可能性があり、粉末顆粒緑茶とすることにより、ドリンク茶や菓子類への利用可能性が期待されると共に使用後の茶滓についても料理や家畜の飼料、及び建築資材等への再利用の可能性がある。
本発明の製造フロ−を示すフロ−シ−トである。 蒸熱処理して冷却した冷却茶葉の例を示す斜視図である。 冷却茶葉をミンチ機械で粉砕する粉砕例を示す側面図である・ 粉砕茶葉の敷き均し例を示す斜視図である。 乾燥した粉砕茶葉の篩かけ例を示す斜視図である。 篩かけした顆粒状粉砕茶の敷き均し例を示す斜視図である。
符号の説明
1 冷却茶葉
2 ミンチ機械
3 粉砕茶葉
4,7 トレ−
5 篩
6 顆粒状粉砕茶

Claims (1)

  1. 蒸熱処理して冷却した茶葉を、粉砕してミンチ状に押し出し、該ミンチ状に押し出された粉砕茶葉を敷き均して乾燥させ、篩にかけて顆粒状の緑茶を製造する粉末顆粒緑茶の製造において、ミンチ状に押し出された粉末茶葉を敷き均した後に120〜130℃の温度で45〜60分間乾燥させ、篩にかけた後に110〜120℃の温度で15〜30分間仕上乾燥させて顆粒状の緑茶を製造することを特徴とする粉末顆粒緑茶の製造方法。
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