JP3925023B2 - 走行車輌 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、走行車輌の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、トラクタや田植機等の農作業機において、原動機であるエンジンから変速装置を介して走行装置へ伝動して機体を走行させる走行車輌を備えている。そして、その走行車輌において、オペレ−タが乗車する乗用型に構成され、走行車体を上方から覆うステップフロア等のカバ−が複数に分割されて構成されたものがある。
【0003】
この走行車輌は、前記カバ−が複数に分割されているので、該カバ−の下方の前記変速装置や前記原動機等のメンテナンスを行うときに、前記分割されたカバ−を1個づつ取り外す又は移動させて開閉することにより、前記カバ−の取り外す又は移動させる作業の容易化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術の走行車輌においては、上記カバ−が多数に分割される程、分割されたそれぞれのカバ−を走行車体へ装着する構造が必要となるばかりでなく、多数に分割されたそれぞれのカバ−により構成されるカバ−全体の剛性が低下したり、メンテナンス等を行うときにその分割されたカバ−を複数個取り外す必要があると手間を要する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決し合理的な走行車輌のカバ−を構築すべく、次の技術的手段を講じた。
【0006】
すなわち、請求項1に係る発明は、原動機(4)から変速装置(11)を介して走行装置(16,20)へ伝動して機体が走行する構成の走行車輌において、前記変速装置(11)の変速操作を行う変速操作具(65)を設け、前部のステアリングハンドル(36) のポストを構成するボンネットカバー(81)と、機体の前端部から後端部にかけて設けた左右のサイドカバー(82)と、前記ボンネットカバー(81)の後側で且つ前記左右のサイドカバー(82)の左右間に設けたセンターカバー(75)とにより走行車体を上方から覆う構成とし、前記センターカバー(75)の後部に立上り部(75a)を設けると共に前部に略水平面のステップ部(75b)を設け、前記立上り部(75a)の上側に操縦席(35)を設け、センターカバー(75)の下方に前記変速装置(11)を配置し、センターカバー(75)の左右両端部(75d)がサイドカバー(82)の前記センターカバー(75)側の端部(82d)の上側に重複し、左右それぞれのサイドカバー(82)の前記端部(82d)の上面には下側へくぼんだ凹部(85)を設け、センターカバー(75)の左右両端部(75d)には前記凹部(85)と合致する軸状の突起部(86)を左右それぞれ対称位置に設け、センターカバー(75)は、前記ステップ部(75b)から突出する操作具(79)を上方に引き抜いてから前記突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動できる構成とすると共に、引き抜いた前記操作具(79)を後部に保持して該操作具(79)の上端部に該センターカバー(75)の後端部を載せることで該後端部を上側に回動させた状態で保持できる構成としたことを特徴とする走行車輌とした。
【0007】
従って、この走行車輌(2)は、原動機(4)の駆動により変速装置(11)を介して走行装置(16,20)が駆動し走行する。そして、変速操作具(65)により前記変速装置(11)の変速操作を行うように構成され、前記変速装置(11)を上方から覆うセンターカバー(75)を取り外すか又は突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動させることにより変速装置(11)関係のメンテナンスを行うことができる。
【0008】
更に、サイドカバー(82)の前記センターカバー(75)側の端部(82d)の上方にセンターカバー(75)の左右両端部(75d)が重複しており、前記センターカバー(75)を取り外すか又は突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動させることにより前記サイドカバー(82)を上側に移動させられる構成となっている。
【0009】
また、センターカバー(75)のステップ部(75b)から突出する操作具(79)を上方に引き抜いてからセンターカバー(75)を突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動させて該センターカバー(75)部を開き、前記ステップ部(75b)から通常突出する引き抜いた操作具(79)を後部に保持して該操作具(79)の上端部にセンターカバー(75)の後端部を載せることにより該センターカバー(75)を開いた状態で固定できる。
【0010】
【発明の効果】
よって、センターカバー(75)を取り外すか又は突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動させることにより変速装置(11)関係のメンテナンスを行うことができ、変速装置(11)関係のメンテナンスを行うときに複数のカバ−を取り外したりあるいは移動させたりしなくてもよく、不要に走行車体を上方から覆うカバ−を分割した構成とすることなく、容易に変速装置(11)関係のメンテナンスを行う機体構成とすることができる。
【0011】
また、前記変速装置(11)関係のメンテナンスを行うときに取り外すか又は突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動させるセンターカバー(75)を車体の左右方向中央部に設けているので、容易に前記変速装置(11)関係のメンテナンスを行えるばかりでなく、比較的重量のある前記変速装置(11)関係を車体の左右方向中央部付近に配置でき、車体の左右方向重量バランスを向上させることができる。
【0012】
更に、センターカバー(75)を取り外すことによりサイドカバー(82)を上側に移動させられる構成となっているので、前記センターカバー(75)を取り外したり移動させたりしない限り前記サイドカバー(82)が上側に移動することがなく、センターカバー(75)によりサイドカバー(82)を固定することができる。尚、センターカバー(75)は、サイドカバー(82)に関係なく取り外すか又は突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動させることができる。
【0013】
また、センターカバー(75)のステップ部(75b)から突出する操作具(79)を上方に引き抜いてからセンターカバー(75)を突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動させて該センターカバー(75)部を開き、前記ステップ部(75b)から通常突出する引き抜いた操作具(79)を後部に保持して該操作具(79)の上端部にセンターカバー(75)の後端部を載せることにより該センターカバー(75)を開いた状態で固定できる構成となっているので、格別にセンターカバー(75)を開いた状態で固定するための固定具を要さず、前記操作具(79)を固定具として兼用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
【0015】
図1及び図2は、乗用型の田植機1を示すものであり、この乗用型の田植機1は、走行車輌2と6条植えの苗植付部3とを備えて構成される。
【0016】
走行車輌2の前後左右略中央には原動機となるエンジン4を備えており、このエンジン4の左側に設けたエンジン出力プ−リ5から伝動ベルト6を介して中継プ−リ7と一体回転する中継軸8が駆動される。この中継軸8の駆動が油圧ポンプ9へ入力される構成となっており、従って、この油圧ポンプ9はエンジン4の駆動に伴って駆動されるようになっている。また、前記中継軸8の動力は、変速用伝動ベルト10を備える副変速装置11に伝動され、該副変速装置11からの伝動を断つことができる主クラッチ(図示せず)を備える主ミッションケ−ス12内へ伝動される。尚、前記副変速装置11は、前記変速用伝動ベルト10が巻きかけられた駆動プ−リ13及び従動プ−リ14のプ−リ径を変更することにより変速する構成となっている。そして、前記主ミッションケ−ス12からの動力により、該主ミッションケ−ス12の左右両端部に突出した前輪駆動軸15の駆動で左右一対の前輪16がそれぞれ駆動回転されると共に、主ミッションケ−ス12から左右それぞれの後輪伝動軸17を介して左右の後輪伝動ケ−ス18内に伝動され該後輪伝動ケ−ス18に設けられた後輪駆動軸19の駆動で左右一対の後輪20がそれぞれ駆動されるようになっている。尚、後輪20は、前記主ミッションケ−ス12の後端部に固着した主フレ−ム21に対して前後方向の回動軸22回りに回動自在の後輪ロ−リングフレ−ム23の左右両端に左右それぞれの後輪伝動ケ−ス18を固着して支持され、主フレ−ム21に対して左右方向にロ−リング自在に設けられ、圃場の耕盤の凹凸に追従するようになっている。従って、この走行車輌2は、走行装置である前輪16及び後輪20が駆動されて走行する構成となっている。
【0017】
前記副変速装置11は、前記中継軸8と一体回転する駆動プ−リ13と主ミッションケ−ス12への入力軸24と一体回転する従動プ−リ14と前記駆動プ−リ13及び前記従動プ−リ14に巻きかけられた変速用伝動ベルト10とを備えて構成される。前記駆動プ−リ13及び前記従動プ−リ14は、前記変速用伝動ベルト10が接触する左右のプ−リ部13a,13b,14a,14bが別個に構成された割りプ−リであり、前記左右のプ−リ部13a,13b,14a,14bの間隔を変更することにより変速用伝動ベルト10が巻きかけられる有効径が変更可能に構成されている。
【0018】
前記駆動プ−リ13について説明すると、駆動プ−リ13の左側プ−リ部13aは中継軸8に固定され、右側プ−リ部13bは中継軸8の軸方向すなわち左右方向に摺動可能に構成されていて、該右側プ−リ部13bは軸受25を介して回転する駆動側変速操作カム26によって左右位置が規制される。駆動側変速操作カム26の駆動プ−リ13とは反対側(主ミッションケ−ス12側)の端面には円周方向に沿って傾斜状に形成された突条26aを設け、該突条26aに主ミッションケ−ス12に取り付けた駆動側ロ−ラ27が当接している。そして、前記駆動側変速操作カム26の第一ア−ム部26bに変速ロッド28を連結しており、該変速ロッド28の前後移動により駆動側変速操作カム26が回転すると、該駆動側変速操作カム26の突条26aの前記駆動側ロ−ラ27との接点が円周方向に沿って変化し、駆動側変速操作カム26の主要部が左右方向へ移動して右側プ−リ部13bが左右に移動し、左右のプ−リ部13a,13bの間隔を変更して駆動プ−リ13の有効径を変更するようになっている。
【0019】
次に、従動プ−リ14について説明すると、従動プ−リ14の右側プ−リ部14bは主ミッションケ−ス12への入力軸24に固定され、左側プ−リ部14aは前記入力軸24の軸方向すなわち左右方向に摺動可能に構成されていて、該左側プ−リ部14aは軸受29を介して回転する従動側変速操作カム30によって左右位置が規制される。従動側変速操作カム30の従動プ−リ14とは反対側(左側)の端面には円周方向に沿って傾斜状に形成された突条30aを設け、該突条30aに機体に固着された支持プレ−ト31に取り付けた従動側ロ−ラ32が当接している。そして、前記従動側変速操作カム30のア−ム部30bに駆動側変速操作カム26の第二ア−ム部26cと連結する連結ロッド33を連結しており、駆動側変速操作カム26の回転に伴う前記連結ロッド33の前後移動により従動側変速操作カム30が回転すると、該従動側変速操作カム30の突条の前記従動側ロ−ラ32との接点が円周方向に沿って変化し、従動側変速操作カム30の主要部が左右方向へ移動して左側プ−リ部14aが左右に移動し、駆動プ−リ13の左右のプ−リ部13a,13bの間隔の変更とは相反する方向に従動プ−リ14の左右のプ−リ部14a,14bの間隔を変更し、従動プ−リ14の有効径を変更するようになっている。従って、高速で伝動するときには、駆動プ−リ13の左右幅を狭くして該駆動プ−リ13の有効径を大きくすると共に従動プ−リ14の左右幅を広くして該従動プ−リ14の有効径を小さくする。逆に、低速で伝動するときには、駆動プ−リ13の左右幅を広くして該駆動プ−リ13の有効径を小さくすると共に従動プ−リ14の左右幅を広くして該従動プ−リ14の有効径を小さくする。これにより、駆動プ−リ13及び従動プ−リ14の左右幅を共に変更するので、この副変速装置11において、広範囲に変速できるようになっている。
【0020】
エンジン4の上方には操縦席35を設け、該操縦席35の前側にはステアリングハンドル36を設けている。この走行車輌2の後部には昇降リンク機構37を設け、該昇降リンク機構37を介して前記苗植付部3を装着し、油圧ポンプ9からの油圧により油圧切替バルブ38を介して作動する油圧昇降シリンダ39の伸縮により前記苗植付部3が昇降するように構成している。また、該苗植付部3は、前記主ミッションケ−ス12内からの動力がエンジン4の右側方を通過するように設けられた植付伝動軸40により伝動されて作動する構成となっている。尚、前記植付伝動軸40の中途部には植付クラッチケ−ス41を設けており、該植付クラッチケ−ス41内で苗植付部3の駆動の入切を行えるようになっている。
【0021】
苗植付部3は、苗載置台42、植付伝動部43及び各条の苗植付装置44を備えて構成され、前記植付伝動軸40の動力が入力される前記植付伝動部43を介して伝動され作動する構成となっている。苗植付部3の下部には中央部にセンタ−フロ−ト46及び両側部にサイドフロ−ト47を設けており、これらのフロ−ト46,47が圃場面を滑走するようになっている。前記フロ−ト46,47は、それぞれ左右方向の枢支軸48回りに回動自在に取り付けられ、圃場面の凹凸により該フロ−ト46,47の上下方向の傾斜角度が変更されるようになっている。また、前記センタ−フロ−ト46の前部上方にはフロ−ト迎い角検出リンク46aを設けており、このフロ−ト迎い角検出リンク46aにより前記センタ−フロ−ト46の上下方向の傾斜角度が検出されるようになっている。そして、前記フロ−ト迎い角検出リンク46aに接続した迎い角検出用ワイヤ49を介して油圧切替バルブ38を作動させ、苗植付部3を下降させた状態で前記センタ−フロ−ト46の迎い角が所定値となるようにて苗植付部3を昇降制御し、苗植付部3が圃場面から所定の高さに維持されるようにしている。
【0022】
また、苗植付部3は、前後方向のロ−リング軸50回りに走行車輌2に対して左右ロ−リング可能に設けられ、走行車輌2側に設けた機体左右傾斜角速度センサ51及び苗植付部3側に設けた左右傾斜角センサ52の検出値に基づいて左右絶対水平となるように基部を走行車輌2側に設けたロ−リング用油圧シリンダ53へ出力されて左右傾斜姿勢が制御されるようになっている。前記ロ−リング用油圧シリンダ53は、前後に傾斜する苗載置台42の傾斜方向に沿って傾斜して設けられ、前記苗載置台42の前側のスペ−スを有効的に利用した配置となっている。
【0023】
前記苗載置台42は、上部を苗載置台支持ロ−ラ54、下部を左右移動ガイド板55により左右移動可能に支持されている。そして、苗植付部3は、苗植付装置44の作動に伴って、苗載置台42が固着された苗載置台左右移動棒56を左右移動させて苗載置台42を左右移動させ、マット状の苗を苗植付装置44により一株づつ掻き取る構成となっている。尚、前記左右移動ガイド板55には、苗植付装置44の苗掻き取り口55aを設けている。従って、苗載置台42は、左右移動により苗植付装置44が苗を取り出す苗取出位置55aに一株分づつ苗を供給する苗供給装置となっている。尚、苗植付装置44が苗を取り出すときに苗載置台42の左右移動速度が遅くなるように植付伝動部43に備える苗供給変速部(図示せず)により苗載置台左右移動棒56を不等速に左右移動させる構成となっており、苗植付装置44の苗取出周期と同周期で苗載置台42の左右移動速度が不等速に変速されるようになっている。
【0024】
苗載置台42には、各条に苗送りベルト57を設けている。各条の前記苗送りベルト57は、下側の駆動ロ−ラ58と上側の従動ロ−ラ59とに巻回されている。苗載置台42の左右移動終端において、植付伝動部43からの動力により、前記駆動ロ−ラ58が所定量回転して苗送りベルト57がマット状の苗を苗植付装置44側に所定量づつ順次移送する構成となっている。
【0025】
苗植付装置44は、植付伝動部43の植付伝動フレ−ム43aの後端部から出力され機体の走行速度に比例して一定速度で回動する苗植付装置駆動軸60の駆動により回転駆動する回転ケ−ス61と該回転ケ−ス61の両端部にそれぞれ装着された苗植付具62とを備えて構成され、該苗植付具62が前記苗掻き取り口55a上の苗を掻き取り、掻き取った苗を圃場に植え付けていくようになっている。
【0026】
ところで、走行車輌2の操縦席35前側のステップ部75bには有段操作される株間変速レバ−63を設けており、この株間変速レバ−63により走行車輌2の走行速度に対する苗植付部3の作動速度を変速できるようになっている。この株間変速レバ−63により、植付作業者が圃場に移植する苗の植付株間を設定できるようになっている。従って、前記株間変速レバ−63を操作しない限り、走行速度に比例した速度で前記苗植付部3が作動するようになっている。尚、主ミッションケース12内にはギヤの噛み合いを変更して変速する株間変速部12aを設けており、前記株間変速レバー63を操作することにより前記株間変速部12aの変速操作を行う構成となっている。
【0027】
また、走行車輌2において、ステアリングハンドル36の左側には有段変速可能な主変速レバ−64を設けており、該レバ−64の操作により主ミッションケ−ス12内のギヤの噛み合いを変更して前進で高速となる「路上走行速」位置、通常植付作業時に使用する前進で低速となる「植付作業速」位置、走行車輌2を後進させる「後進」位置及び前輪16、後輪20並びに苗植付部3への伝動を断つ「中立」位置に切り替えるようになっている。また、操縦席35の右側には、副変速装置11の変速比を変更可能な副変速レバ−65と、苗植付部3の昇降及び駆動の入切を操作可能な植付・昇降レバ−66とを設けている。また、該植付・昇降レバ−66の後側には、該植付・昇降レバ−66の操作に拘らず苗植付部3の下降動作を規制可能な下降規制レバ−67を設けている。
【0028】
図7及び図8に基づいて前記副変速レバ−65から副変速装置11への操作連繋構成について説明すると、副変速レバ−65の操作により、副変速レバ−65に連結した操作ロッド68及び該操作ロッド68の他端側に連結された変速操作ア−ム69を介して左右方向に延びる変速軸70が回動する。変速軸70が回動すると該軸70と一体で回動する変速作動ア−ム71が回動し、該変速作動ア−ム71と駆動プ−リ13の駆動側変速操作カム26の第一ア−ム部26bとを連結する変速ロッド28が前後移動し、駆動プ−リ13及び従動プ−リ14の左右幅を変更して変速する構成となっている。尚、前記変速ロッド28はロックナット28aを弛めて回動させることによりロッド長が変更されるタ−ンバックル式に構成され、前記変速ロッド28のロッド長を変更調節することにより副変速レバ−65の操作位置と副変速装置11の変速比との対応関係を調節するようになっている。また、前記変速軸70の左端には該変速軸70と一体で回動する変速位置決めプレ−ト72を設け、該変速位置決めプレ−ト72の外周に連設される複数の位置決め溝72aにそれぞれ係合する位置決めロ−ラ73を設けており、副変速装置11の変速において複数段に有段変速する構成としている。尚、前記位置決めロ−ラ73は、位置決めロ−ラア−ム73aの回動先端部に設けられると共に前記位置決めロ−ラア−ム73aに設けた引張スプリング73bにより変速位置決めプレ−ト72側に付勢されている。これらの変速位置決めプレ−ト72、位置決めロ−ラ73及び引張スプリング73b等により、副変速装置11の伝動における負荷による副変速レバ−65の低速側への自動戻りを防止している。また、変速作動ア−ム71には低速連動用ワイヤ74を連結しており、この低速連動用ワイヤ74の他端は苗植付部3を昇降させる昇降リンク機構37に連結している。従って、苗植付部3を最上昇位置へ上昇させると、前記低速連動用ワイヤ74が引かれて前記変速作動ア−ム71が低速側に回動し、副変速装置11及び副変速レバ−65が自動的に低速側に操作される。これにより、圃場の畦際での機体の旋回時に、苗植付部3を上昇させるのに連動して走行速度を低速にできるので、オペレ−タの副変速レバ−65による走行速度の変速操作が不要となって旋回時の操作を簡素にでき、機体の旋回を安全に行える。
【0029】
そして、図8に示すように、これらの副変速レバ−65から副変速装置11への操作連繋構成は、変速操作ア−ム69を除いた主要部が後述する走行車体を上方から覆うセンタ−カバ−75の下方に配置されている。また、変速ロッド28及び副変速装置11の駆動プ−リ13側は、前記センタ−カバ−75の下方に配置されている。
【0030】
また、ステアリングハンドル36の右側には前記エンジン4の回転数を調節できるスロットルレバ−76を設け、該レバ−76を前後方向に操作してエンジン4の設定回転数を調節できるようになっている。
【0031】
また、前記ステアリングハンドル36の下方の左側には主クラッチペダル77を設け、この主クラッチペダル77の踏み込み操作により主ミッションケ−ス12内の主クラッチ(図示せず)を操作し走行車輪16,20及び苗植付部3への動力を断つようになっている。また、ステアリングハンドル36の下方の右側には、左右の後輪20をそれぞれ制動するためのブレ−キペダル78を設けている。また、操縦席35前側のステップ部75bには前輪デフロックペダル79を設けており、この前輪デフロックペダル79の踏み込み操作により主ミッションケ−ス12内のデフロック爪(図示せず)を操作して左右の前輪16を等速で駆動させるようになっている。尚、この前輪デフロックペダル79は、前記デフロック爪を操作するデフロックシフタ80に上方から当接して前記デフロックシフタ80を操作するものであって、前記デフロックシフタ80と連結されておらずそのまま上方に引き抜くことができる構成となっている。
【0032】
また、走行車輌2は、前部のステアリングハンドル36のポストを構成するボンネットカバ−81、車輌2の左右にそれぞれ前端部から後端部にかけて設けたサイドカバ−82及び前記ボンネットカバ−81の後側で前記左右のサイドカバ−82の左右間に設けたセンタ−カバ−75を設け、これらにより走行車体を上方から覆った構成となっている。前記センタ−カバ−75の後部には上方に立ち上がった立上り部75aを構成しており、該立上り部75aの下側にエンジン4、上側に操縦席35を設けた構成となっている。尚、前記立上り部75aの前側となるセンタ−カバ−75の前部は、略水平面のステップ部75bとなっている。尚、エンジン4から副変速装置11への伝動ベルト6は、センタ−カバ−75の前記ステップ部75bの下方に配置されている。また、前記立上り部75aの後側となるセンタ−カバ−の後端部は、略水平面のリヤステップ部75cとなっている。左右のサイドカバ−82は、後輪20付近で該後輪20の外周に沿うように前後に傾斜した傾斜部82aを備えており、該傾斜部82aの前側のステップ部82bと後側のリヤステップ部82cとを備えて構成されている。尚、前記ステップ部82b及びリヤステップ部82cは、略水平面に構成されている。また、左右のサイドカバ−82のステップ部82bとセンタ−カバ−75のステップ部75bとは、面一に構成され、両者のステップ部75b,82bを自由に行き来できるようになっている。また、左右のサイドカバ−82のリヤステップ部82cとセンタ−カバ−75のリヤステップ部75cとは、面一に構成され、両者のリヤステップ部75c,82cを自由に行き来できるようになっている。
【0033】
また、図10に示すように、サイドカバ−82の外端において、前部と後部とにスリット状の視認孔83,84を設けている。従って、オペレ−タが操縦席35に座った状態で、前部の視認孔83により前輪16を後部の視認孔84により後輪20を視認することができ、トラック等への積込時にあゆみにおける前後輪16,20の位置を確認でき、安全に機体を走行させることができる。
【0034】
左右それぞれのサイドカバ−82の上面は、センタ−カバ−75側の端部82dが主要部より低い面で構成され、段付の構成となっている。そして、センタ−カバ−75の左右両端部75dが、サイドカバ−82の端部82dの低い面の上側へ重複するようになっている。また、左右それぞれのサイドカバ−82のセンタ−カバ−75側の端部82dの適宜の箇所の上面には下側へくぼんだ凹部85を設けており、この凹部85と合致するセンタ−カバ−75の左右両端部には軸状の突起部86を左右それぞれ対称な位置に設けている。従って、前記凹部85と前記突起部86とが合致するようにセンタ−カバ−75が上側から装着されると共に、前記突起部86上の左右方向の回動支点回りにセンタ−カバ−75を上側に回動させられる構成となっている。尚、センタ−カバ−75を上側に回動させるとき、センタ−カバ−75のステップ部75bから突出する株間変速レバ−63がセンタ−カバ−75と干渉しないように株間変速レバ−63のレバ−長及びセンタ−カバ−75における該レバ−63のレバ−孔87が構成されている。
【0035】
尚、図10に示すように、センタ−カバ−75の回動先端側及びサイドカバ−82の後側の両カバ−75,82が重複する部分には機体側に設けたピン88が挿入されるピン孔89,90を設けており、サイドカバ−82のピン孔90にピン88を挿入した状態でセンタ−カバ−75のピン孔89に前記ピン88を挿入しセンタ−カバ−75が上方へ移動するのを阻止する抜け止め具91を前記ピン88に装着することによって、センタ−カバ−75及びサイドカバ−82を固定するようになっている。
【0036】
そして、センタ−カバ−75を上側に回動させるときは、前記抜け止め具91を外すと共にセンタ−カバ−75のステップ部75bから突出する前輪デフロックペダル79を上方に引き抜いてからセンタ−カバ−75を上側に回動させる。そして、図11に示すように、センタ−カバ−75を上側へ回動させた状態で保持したいときは、引き抜いた前輪デフロックペダル79を走行車輌2の後部に設けたペダル挿入穴92に挿入することにより前輪デフロックペダル79が前記ペダル挿入穴92から上側に突出した状態で保持され、その前輪デフロックペダル79の上端部にセンタ−カバ−75の後端部を載せることでセンタ−カバ−75を上側へ回動させた状態で保持するようになっている。尚、前記センタ−カバ−75の立上り部75aの上部は、基部に対して着脱できるように構成されているが、ボンネットカバ−81及びサイドカバ−82とは別個のものであり前記基部と一体で車体から取り外せたり上側に回動させることができる。従って、前記センタ−カバ−75全体が、一体のカバ−となっている。
【0037】
ところで、左右のサイドカバ−82のステップ部82bのセンタ−カバ−75と隣接しない縁部82eには、図12に示すように、所定間隔毎に複数の突起部93を設け、その突起部93の上面にはサイドカバ−82の下方へ貫通する孔93aを設けている。この突起部93により、作業者が走行車輌2の周囲から該走行車輌2へ乗車するとき、靴に付着した圃場の泥等によりサイドカバ−82のステップ部82bの縁部82eで足を滑らせるようなことを抑制でき、安全に乗車することができる。また、突起部93の上面に孔93aを設けているので、靴からサイドカバ−82のステップ部82bの縁部82eに載る泥等が前記孔93aからサイドカバ−82の下方に排出され、サイドカバ−82のステップ部82bの縁部82eに泥等が載ったままの状態となるのを抑制でき、作業者が前記縁部82eで足を滑らせずに安全に乗車することができる。
【0038】
尚、図13及び図14に示すように、前記突起部93の上面に溝93bを設けると、靴に付着した泥等が効率よく孔93aに掻き取られ、よりサイドカバ−82のステップ部82bの縁部82eに泥等が載るのを抑制でき、前記縁部82eで足を滑らせるようなことを抑制できる。尚、前記突起部93は、平面視円形状でなくてもよく、図13に示すように、平面視四角形状でもよい。
【0039】
以上により、この乗用型の田植機1の走行車輌2は、エンジン4から副変速装置11を介して前輪16及び後輪20へ伝動して走行し、前記副変速装置11の変速操作を行う副変速レバ−65を設け、走行車体を上方から覆うカバ−をセンタ−カバ−75及びサイドカバ−82により複数に分割して構成すると共に、前記センタ−カバ−75の下方に前記副変速装置11の駆動プ−リ13側と変速ロッド28を含む前記副変速レバ−65から前記副変速装置11への変速操作連繋機構の主要部とを配置している。
【0040】
従って、この走行車輌2は、前記副変速装置11の駆動プ−リ13側と前記副変速レバ−65から前記副変速装置11への変速操作連繋機構の主要部とを上方から覆うカバ−を複数に分割されたカバ−のうちの一体のセンタ−カバ−75のみで構成しているので、該センタ−カバ−75を取り外すか又は上側へ回動させることにより変速ロッド28のロッド長の調整等の変速操作連繋機構を含めた副変速装置11関係のメンテナンスを行うことができる。よって、副変速装置11関係のメンテナンスを行うときにサイドカバ−82を含む複数のカバ−を取り外したりあるいは移動させたりしなくてもよく、不要に走行車体を上方から覆うカバ−を分割した構成とすることなく、容易に副変速装置11関係のメンテナンスを行う機体構成とすることができる。
【0041】
また、この走行車輌2は、前記センタ−カバ−75の下方にエンジン4と前記副変速装置11の駆動プ−リ13側とを配置し、前記センタ−カバ−75の下方にエンジン4から副変速装置11への伝動ベルト6を含む前記エンジン4から前記副変速装置11の駆動プ−リ13側までの伝動機構を配置している。
【0042】
従って、この走行車輌2は、前記エンジン4と前記副変速装置11の駆動プ−リ13側とを上方から覆うカバ−を複数に分割されたカバ−のうちの一体のセンタ−カバ−75のみで構成しているので、該センタ−カバ−75を取り外すか又は上側へ回動させることにより前記エンジン4から前記副変速装置11までの伝動機構のメンテナンスを行うことができる。よって、前記伝動機構のメンテナンスを行うときにサイドカバ−82を含む複数のカバ−を取り外したりあるいは移動させたりしなくてもよく、不要に走行車体を上方から覆うカバ−を分割した構成とすることなく、容易に前記伝動機構のメンテナンスを行う機体構成とすることができる。
【0043】
また、この走行車輌2は、センタ−カバ−75及び左右のサイドカバ−82により走行車体を上方から覆うカバ−を左右に分割して設け、分割されたカバ−のうちの車体の左右方向中央部すなわち左右一対の前後輪16,20の左右間中央部にあるセンタ−カバ−75の下方にエンジン4、副変速装置11の駆動プ−リ13側を配置している。
【0044】
従って、この走行車輌2は、左右に複数に分割されたカバ−のうちの車体の左右方向中央部にあるセンタ−カバ−75のみを取り外すか又は上側へ回動させることにより変速操作連繋機構を含めた前記副変速装置11のメンテナンス又はエンジン4から前記副変速装置11までの伝動機構のメンテナンスを行えるように構成したので、前記副変速装置11及びこれらに関連する変速操作連繋機構あるいは伝動機構を車体の左右方向中央部付近に配置できる。よって、容易に前記副変速装置11関係又は前記伝動機構のメンテナンスを行えるばかりでなく、比較的重量のある前記エンジン4、前記副変速装置11又は前記伝動機構を車体の左右方向中央部付近に配置でき、車体の左右方向重量バランスを向上させることができる。
【0045】
更に、この走行車輌2は、分割されたカバ−のうちの左右方向外側部にあるサイドカバ−82のセンタ−カバ−75側の端部82dをセンタ−カバ−75の左右両端部75dの下方に重複する構成としている。
【0046】
従って、この走行車輌2は、前記センタ−カバ−75を取り外すか又は上側へ回動させることにより前記サイドカバ−82を上側に移動させられる構成となっている。よって、前記センタ−カバ−75を取り外したり上側へ回動させたりしない限り前記サイドカバ−82が上側に移動することがなく、前記センタ−カバ−75により前記サイドカバ−82を固定することができる。尚、前記センタ−カバ−75は、前記サイドカバ−82に関係なく取り外すか又は上側へ回動させることができる。
【0047】
また、この走行車輌2は、センタ−カバ−75からオペレ−タが操作する前輪デフロックペダル79を突出させて構成すると共に、前記センタ−カバ−75を走行車体に対して上側へ回動させて該センタ−カバ−75部を開閉可能に設け、該センタ−カバ−75を開いた状態で固定する固定具を前記前輪デフロックペダル79を走行車輌2の後部に設けたペダル挿入穴92に挿入することにより前記前輪デフロックペダル79と兼用している。
【0048】
従って、この走行車輌2は、前記センタ−カバ−75を上側に回動させて該カバ−75部を開き、前記センタ−カバ−75から通常突出する前記前輪デフロックペダル79により前記センタ−カバ−75を開いた状態で固定できる。よって、格別に前記センタ−カバ−75を開いた状態で固定するための固定具を要さず、前記前輪デフロックペダル79を固定具として兼用することができる。
【0049】
図15及び図16に示すものは、センタ−カバ−75及びサイドカバ−82を上方へ移動するのを阻止するにあたり、前述のピン88及び抜け止め具91を使用したものとは異なる構成のものであって、走行車輌2のフレ−ム95の後端部に後向きに設けた抜け止めピン96を使用するものである。前記抜け止めピン96は、中途部96aと比較して先端部96bが大径に構成されている。センタ−カバ−75の後端部の後面には前記抜け止めピン96が挿入されるピン孔97を設けており、このピン孔97は下部の大径の円形孔部97aと上部の小径の長孔部97bとを接続した形状となっている。尚、前記円形孔部97aの直径は前記抜け止めピン96の先端部96bの直径より若干大きく構成され、前記長孔部97bの左右幅は抜け止めピン96の中途部96aの直径と略同じで抜け止めピン96の先端部96bの直径より幅狭に構成されている。
【0050】
従って、サイドカバ−82を車体にかぶせた状態で該サイドカバ−82の上側からセンタ−カバ−75をかぶせて両カバ−75,82を装着するとき、センタ−カバ−75を若干後方へ引っ張って抜け止めピン96をセンタ−カバ−75のピン孔97の円形孔部97aに挿入し、抜け止めピン96の先端部96bに該円形孔部97aを潜らせる。そして、センタ−カバ−75を下方に押し込むことにより、ピン孔97の長孔部97bに抜け止めピン96の中途部96aが係合し、センタ−カバ−75が固定される構成である。尚、サイドカバ−82は、一部がセンタ−カバ−75の下方に重複するため、固定される。これにより、センタ−カバ−75及びサイドカバ−82の固定を簡単な機構で容易に行うことができる。
【0051】
尚、この発明の実施の形態は走行車輌の一例として乗用型の田植機1の走行車輌2について記述したが、本発明は乗用型の田植機のものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型の田植機の側面図
【図2】乗用型の田植機の平面図
【図3】走行車輌の一部を示す平面図
【図4】副変速装置を示す一部展開した平面部分断面図
【図5】苗植付部を示す正面図
【図6】苗植付部を示す側面図
【図7】副変速レバ−から副変速装置への操作連繋構成を示す側面図
【図8】副変速レバ−から副変速装置への操作連繋構成を示す平面図
【図9】センタ−カバ−及びサイドカバ−を示す平面図
【図10】センタ−カバ−及びサイドカバ−を示す斜視図
【図11】センタ−カバ−を上側へ回動させた状態を示す斜視図
【図12】サイドカバ−の縁部を示す斜視図
【図13】異なるサイドカバ−の縁部を示す斜視図
【図14】異なるサイドカバ−の縁部を示す斜視図
【図15】異なるセンタ−カバ−及びサイドカバ−の上方への移動を阻止する構成を示す斜視図
【図16】図15におけるセンタ−カバ−及びサイドカバ−の後端部を示す背面図
【符号の説明】
2…走行車輌、4…エンジン、11…副変速装置、16…前輪、20…後輪、35…操縦席、36…ステアリングハンドル、65…副変速レバ−、75…センタ−カバ−、75a…立上り部、75b…ステップ部、75d…センターカバーの左右両端部、79…前輪デフロックペダル、81…ボンネットカバ−、82…サイドカバ−、82d…サイドカバ−のセンタ−カバ−側の端部、85…凹部、86…突起部
Claims (1)
- 原動機(4)から変速装置(11)を介して走行装置(16,20)へ伝動して機体が走行する構成の走行車輌において、前記変速装置(11)の変速操作を行う変速操作具(65)を設け、前部のステアリングハンドル(36)のポストを構成するボンネットカバー(81)と、機体の前端部から後端部にかけて設けた左右のサイドカバー(82)と、前記ボンネットカバー(81)の後側で且つ前記左右のサイドカバー(82)の左右間に設けたセンターカバー(75)とにより走行車体を上方から覆う構成とし、前記センターカバー(75)の後部に立上り部(75a)を設けると共に前部に略水平面のステップ部(75b)を設け、前記立上り部(75a)の上側に操縦席(35)を設け、センターカバー(75)の下方に前記変速装置(11)を配置し、センターカバー(75)の左右両端部(75d)がサイドカバー(82)の前記センターカバー(75)側の端部(82d)の上側に重複し、左右それぞれのサイドカバー(82)の前記端部(82d)の上面には下側へくぼんだ凹部(85)を設け、センターカバー(75)の左右両端部(75d)には前記凹部(85)と合致する軸状の突起部(86)を左右それぞれ対称位置に設け、センターカバー(75)は、前記ステップ部(75b)から突出する操作具(79)を上方に引き抜いてから前記突起部(86)を左右方向の回動支点として上側に回動できる構成とすると共に、引き抜いた前記操作具(79)を後部に保持して該操作具(79)の上端部に該センターカバー(75)の後端部を載せることで該後端部を上側に回動させた状態で保持できる構成としたことを特徴とする走行車輌。
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