JP3921611B2 - 複数重ね鋼板への軸状部品溶接方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、鋼板を複数枚重ねた状態で軸状部品を溶接し、複数枚鋼板の一体化と軸状部品の鋼板への結合を一時に行う溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数重ねの鋼板に軸状部品を電気抵抗溶接で溶接することに関しては、下記の特許文献に開示されている。それは、2枚の薄鋼板の間に合成樹脂等の制振材をサンドイッチ状に介在させた、いわゆる制振鋼板にフランジ付きの軸状部品の溶接をするものであり、あくまでも1枚の制振鋼板に対する制振鋼板特有の溶接である。このようなサンドイッチ状の制振鋼板においては、フランジ全体に形成された球面部分を制振鋼板に圧接して通電すると、中間の制振材が溶融して除去され2枚の薄鋼板が溶着するようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−1341号公報
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】
上述のような溶接方法であると、フランジ全体にわたって形成された球面部分が薄鋼板に圧接されるので、局部的な圧接が十分になされず面圧が不十分になり、溶接電流の電流密度が所定値を下回るおそれがある。このような現象が生じると、ジュ−ル熱が十分にえられないこととなり、鋼板の溶融が不十分になって溶着強度に不足が発生する。さらに、上述の先行技術は制振鋼板に関するものであって、独立している複数の薄鋼板を重ねた場合の対応技術ではない。独立した薄鋼板を重ねそれにプロジェクションボルトのような軸状部品を溶接するときには、1枚の薄鋼板に先ず軸状部品を溶接してから他の薄鋼板をスポット溶接する方法とか、複数の薄鋼板をスポット溶接であらかじめ溶着してから軸状部品を溶接する方法が考えられる。しかし、このような溶接過程であれば、工程数が増加し生産性の向上や溶接品質の安定性の面で得策ではない。
【0005】
【問題を解決するための手段とその作用】
本発明は、上述のような問題点を解決するために発案されたもので、請求項1に記載の発明は、軸状部品は、軸部と、この軸部に一体に形成されている円形のフランジと、このフランジの中央部に設けられているとともにフランジの直径よりも小径とされた円形の凸部から構成され、この凸部は直径が6mmで突出高さが1.1mmとされており、この軸状部品の軸部を可動電極の保持孔に挿入し、2枚の薄鋼板を重ねて固定電極に接触させた状態で保持し、可動電極の進出によって上記凸部を上記薄鋼板に食い込ませて少なくとも凸部が圧接している側の薄鋼板の厚さを凸部の表面積の範囲において小さくして、その部分の体積を周辺の変形していない部分よりも大幅に小量化し、この小量化はフランジが薄鋼板の表面の真近まで接近して得えられる程度とされ、その後、両電極間に溶接電流を通電して、上記フランジ面が薄鋼板の表面に圧接させられた状態で溶接することを要旨としている。
【0006】
上記のように、軸状部品のフランジの直径よりも小径とされた円形の凸部が、凸部が圧接している側の独立した1枚物の薄鋼板の厚さを小さくするので、溶融開始時の金属量が、上記のように厚さが薄くされていることや凸部が小面積とされていることにより少量化され、通電開始と同時に急速にこの小量化された金属部分が発熱し、金属溶融が確実に開始される。この金属溶融とともに凸部も溶融して、フランジとそれに接触している薄鋼板との溶着が確実に進行する。この溶着の進行に並行して、両薄鋼板間の接触部分の溶融も進行し、最終的には、フランジとそれに接触している薄鋼板の溶着と、独立した1枚物の両薄鋼板の溶着が確実になされる。したがって、軸状部品の溶着と2枚の鋼板の一体化が、十分な溶着状態の下で、軸状部品の溶接時に一時に達成される。よって、2枚の独立した薄鋼板をあらかじめスポット溶接するような工程が省けて生産性の向上に役立つのである。また、軸状部品の溶着箇所と両薄鋼板の溶着箇所が薄鋼板の厚さ方向で一致しているので、軸状部品と両薄鋼板との溶着一体化が実質的に一か所で達成され、溶接構造としての簡素化が図られ十分な溶接強度が確保できる。さらに、凸部が薄鋼板に食い込んだ状態で薄鋼板に溶着されるので、フランジは薄鋼板の表面に圧接されることとなる。したがって、フランジの中央部において薄鋼板に溶着が果たされ、フランジの全域が薄鋼板の表面に圧接され、軸状部品の結合剛性が向上する。すなわち、軸状部品を傾けようとする外力が軸部に作用しても、フランジ全域が薄鋼板に圧接しているので、容易に傾くような現象とはならないのである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、凸部が圧接している側の薄鋼板の厚さが小さくされるのと同時に固定電極に接触している薄鋼板の厚さも小さくされることを特徴とする複数重ね鋼板への軸状部品溶接方法である。このように固定電極に接触している薄鋼板の厚さも小さくされるので、この薄鋼板の発熱ないしは溶融が、上記の凸部に接触している薄鋼板の場合と同様にして、迅速にかつ確実になされて所定どおりのナゲットが形成できる。
【0008】
上記凸部が薄鋼板に食い込むことにより、上記フランジ面が薄鋼板の表面に圧接させられている。凸部が薄鋼板に食い込んだ状態で薄鋼板に溶着されるので、フランジは薄鋼板の表面に圧接されることとなる。したがって、フランジの中央部において薄鋼板に溶着が果たされ、フランジの全域が薄鋼板の表面に圧接され、軸状部品の結合剛性が向上する。すなわち、軸状部品を傾けようとする外力が軸部に作用しても、フランジ全域が薄鋼板に圧接しているので、容易に傾くような現象とはならないのである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2において、上記凸部と薄鋼板の間および両薄鋼板の間の溶融範囲は、凸部の表面積よりも広い範囲であることを特徴とする複数重ね鋼板への軸状部品溶接方法である。凸部が薄鋼板に食い込み凸部の中心部から外周側に向かって溶融するので、溶融は凸部だけの範囲にはとどまらず、凸部の表面積よりも広い範囲まで及び、十分な広さの溶融部が形成されて強度の高い溶接品質が確保できる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかにおいて、薄鋼板が3枚であることを特徴とする複数重ね鋼板への軸状部品溶接方法である。凸部で凸部に接触している薄鋼板の厚さを小さくすることにより、上述のように初期の溶融が確実に達成されるので、それに並行ないしは連続して各薄鋼板の密着部分の溶着がなされる。したがって、薄鋼板を3枚にしても、可動電極の加圧力や溶接電流の電流値を高めることにより、軸状部品の溶接はもちろんのこと各薄鋼板同士は確実に溶着する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態にしたがって、本発明をくわしく説明する。
【0012】
軸状部品1は、軸部であるボルト軸2に円形のフランジ3が一体化され、このフランジ3の中央部にフランジ3の直径よりも小径の円形とされた凸部4が設けられている。凸部4とフランジ3の外周部の間はなだらかな斜面5(テーパー)とされている。また、軸状部品1は磁性体である鉄製とされている。
【0013】
可動電極6は上下に進退するもので、その端面7は平坦面とされ、端面7の中央部に保持孔8があけられ、そこにボルト軸2が差し込まれ端面7がフランジ3の裏面に密着するようになっている。保持孔8の奥には、永久磁石9が取り付けられ、軸状部品1の吸引保持を行なっている。
【0014】
薄鋼板10、11はそれぞれ独立した1枚物の薄鋼板であり、2枚重ねられた薄鋼板10、11が図示しない支持治具を用いて固定電極12に接触させてある。固定電極12は、可動電極6と同軸の状態で配置され、その上端は球面13とされている。この実施形態における軸状部品1は、プロジェクションボルトであり、ボルト軸2の長さは14mm、直径は5.5mm、フランジ3の直径は12mm、厚さは1.7mm、凸部4の直径は6mm、突出高さは1.1mmである。また、薄鋼板10、11の厚さは0.8mmである。
【0015】
図1は、可動電極6の保持孔8にボルト軸2が挿入されて永久磁石9で吸引されている状態であり、フランジ3の裏面は可動電極6の端面7に密着している。ここで、可動電極6がエアシリンダや電動モータ等の駆動手段の作動で下方に進出すると、フランジ3の凸部4が、図2(A)に示すように、強く薄鋼板10に押しつけられる。これにより薄鋼板10に対して凸部4が食い込むようにして薄鋼板10を変形させる。このときに、薄鋼板10の厚さが薄くされる。そして、薄くされる範囲は、表面積がフランジ3よりも大幅に小さくされた凸部4の狭い範囲であるから、薄くなった薄鋼板10の部分は、金属の体積としてみると周辺の変形していない部分と比較して大幅に小量化されている。
【0016】
上記のような薄鋼板10の加圧変形部分は符号14で示されている。また、薄鋼板10が上記のように加圧されると、下側の薄鋼板11に若干の変形が生じ、肉厚が薄くなっている。この部分は加圧変形部分として符号15で示されている。
【0017】
上記の加圧変形部分14は、図2に示すように、凸部4の部分に局部的に形成されている。したがって、凸部4は薄鋼板10に食い込んでおり、フランジ3は薄鋼板10の表面の真近まで接近した状態になっている。
【0018】
このような図2(A)の加圧状態のところへ両電極6、12間に溶接電流を流すと、(B)のような溶着がなされる。符号16で示すように、溶融開始時の加圧変形部分14の金属量が、厚さが薄くされていることや凸部4が小面積とされていることにより少量化され、通電開始と同時に急速にこの小量化された金属部分が発熱し、金属溶融が確実に開始される。この金属溶融とともに凸部4も溶融して、フランジ3とそれに接触している薄鋼板10との溶着が確実に進行する。この溶着の進行に並行して、両薄鋼板10、11間の接触部分の溶融も進行し、最終的には、フランジ3とそれに接触している薄鋼板10の溶着と、両薄鋼板10、11の溶着が確実になされる。したがって、軸状部品1の溶着と2枚の薄鋼板10、11の一体化が、十分な溶着状態の下で、軸状部品1の溶接時に一時に達成される。
【0019】
このとき、凸部4の体積部分は完全に溶融して、この溶融に引き続くようにして凸部4の面積よりも広い溶融部16が形成される。すなわち、凸部4が薄鋼板10に食い込み凸部4の中心部から外周側に向かって溶融するので、溶融は凸部4だけの範囲にはとどまらず、凸部4の表面積よりも広い範囲まで及び、十分な広さの溶融部16が形成されて強度の高い溶接品質が確保できる。凸部4、溶融部16、フランジ3の大きさの関係は、図4に示されている。また、この溶着の進行に並行して、両薄鋼板10、11間の接触部分の溶融も進行し、最終的には、フランジ3とそれに接触している薄鋼板10の溶着と、両薄鋼板10、11の溶着が確実になされる。したがって、軸状部品1の溶着と2枚の薄鋼板10、11の一体化が、十分な溶着状態の下で、軸状部品1の溶接時に一時に達成される。
【0020】
また、加圧変形部分15も部分14と同様にある程度の小容量化が進行しているので、溶融体積は小量化されている。したがって、薄鋼板10と11の接触箇所においても急速で十分な温度の発熱が進行し、符号17に示す広い溶融部が形成されて、2枚の薄鋼板10、11が高い溶接強度の下で一体化される。
【0021】
図3は、可動電極6の加圧力を高く設定した場合であり、したがって、固定電極12の球面13が下側の薄鋼板11に食い込んで凹部18が形成されている。このように凹部18が形成されると、加圧変形部分15の厚さがさらに薄くなるので、通電時の発熱が急速に進行し安定した溶融部17がえられる。このように加圧変形部分14、15が形成されることにより、その部分の熱マスが小さくなるので発熱しやすくしかも溶融しやすい状態になり、確実に溶融した溶融部16、17ができるだけ広い面積にわたって確保され、溶接強度が十分に設定されるのである。
【0022】
図5は、異なった形式のプロジェクションボルト1であり、図1に示した斜面5がなく、偏平なフランジ3となっている場合である。この場合においても、上述のプロジェクションボルト1と同様な溶接品質がえられる。
【0023】
上述の実施の形態においては、薄鋼板が2枚の場合であるが、これを3枚重ねにすることも可能である。3枚の場合においても2枚の場合と同じ過程をへて加圧変形や溶融が進行するのである。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、軸状部品のフランジの直径よりも小径とされた円形の凸部が、凸部が圧接している側の独立した1枚物の薄鋼板の厚さを小さくするので、溶融開始時の金属量が、上記のように厚さが薄くされていることや凸部が小面積とされていることにより少量化され、通電開始と同時に急速にこの小量化された金属部分が発熱し、金属溶融が確実に開始される。この金属溶融とともに凸部も溶融して、フランジとそれに接触している薄鋼板との溶着が確実に進行する。この溶着の進行に並行して、両薄鋼板間の接触部分の溶融も進行し、最終的には、フランジとそれに接触している薄鋼板の溶着と、独立した1枚物の両薄鋼板の溶着が確実になされる。したがって、軸状部品の溶着と2枚の鋼板の一体化が、十分な溶着状態の下で、軸状部品の溶接時に一時に達成される。よって、2枚の独立した薄鋼板をあらかじめスポット溶接するような工程が省けて生産性の向上に役立つのである。また、軸状部品の溶着箇所と両薄鋼板の溶着箇所が薄鋼板の厚さ方向で一致しているので、軸状部品と両薄鋼板との溶着一体化が実質的に一か所で達成され、溶接構造としての簡素化が図られ十分な溶接強度が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を全体的に示す縦断側面図である。
【図2】 変形ないしは溶融の過程を示す縦断側面図である。
【図3】 他の変形状態を示す縦断側面図である。
【図4】 凸部、溶融部、フランジの大きさ関係を示す平面図である。
【図5】 他のプロジェクションボルトを示す側面図である。
【符号の説明】
1 軸状部品
2 ボルト軸(軸部)
3 フランジ
4 凸部
6 可動電極
8 保持孔
10 薄鋼板
11 薄鋼板
12 固定電極
14 加圧変形部分
15 加圧変形部分
16 溶融部
17 溶融部
18 凹部
Claims (4)
- 軸状部品は、軸部と、この軸部に一体に形成されている円形のフランジと、このフランジの中央部に設けられているとともにフランジの直径よりも小径とされた円形の凸部から構成され、この凸部は直径が6mmで突出高さが1.1mmとされており、この軸状部品の軸部を可動電極の保持孔に挿入し、2枚の薄鋼板を重ねて固定電極に接触させた状態で保持し、可動電極の進出によって上記凸部を上記薄鋼板に食い込ませて少なくとも凸部が圧接している側の薄鋼板の厚さを凸部の表面積の範囲において小さくして、その部分の体積を周辺の変形していない部分よりも大幅に小量化し、この小量化はフランジが薄鋼板の表面の真近まで接近して得えられる程度とされ、その後、両電極間に溶接電流を通電して、上記フランジ面が薄鋼板の表面に圧接させられた状態で溶接することを特徴とする複数重ね鋼板への軸状部品溶接方法。
- 請求項1において、凸部が圧接している側の薄鋼板の厚さが小さくされるのと同時に固定電極に接触している薄鋼板の厚さも小さくされることを特徴とする複数重ね鋼板への軸状部品溶接方法。
- 請求項1または請求項2において、上記凸部と薄鋼板の間および両薄鋼板の間の溶融範囲は、凸部の表面積よりも広い範囲であることを特徴とする複数重ね鋼板への軸状部品溶接方法。
- 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、薄鋼板が3枚であることを特徴とする複数重ね鋼板への軸状部品溶接方法。
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