JP2954476B2 - 鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との接合方法 - Google Patents
鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との接合方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、鉄道車両、船
舶、建築構造物など、鉄系金属材料とアルミニウム系金
属材料とが共存する構造体の組立時に用いられる、鉄系
金属材料とアルミニウム系金属材料との異種金属接合方
法に関するものである。
舶、建築構造物など、鉄系金属材料とアルミニウム系金
属材料とが共存する構造体の組立時に用いられる、鉄系
金属材料とアルミニウム系金属材料との異種金属接合方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、地球の温暖化など環境問題の観点
から、自動車、鉄道車両、船舶などを軽量化しようとい
う試みがなされている。一方、この試みの一つとしてア
ルミニウム系金属材料を用いた車体の軽量化が検討され
ている。しかし、アルミニウム系金属材料は、鉄系金属
材料に比べて、強度、成形性、溶接性、コスト等の点で
劣るため、全ての鉄系金属材料をアルミニウム系金属材
料に置き換えるのは難しい。そこで、現状では、アルミ
ニウム系金属材料が部分的に使用されており、鉄系金属
材料とアルミニウム系金属材料が共存した形になってい
る。しかし、このような場合には、鉄系金属材料とアル
ミニウム系金属材料とを接合する必要性が生じる。
から、自動車、鉄道車両、船舶などを軽量化しようとい
う試みがなされている。一方、この試みの一つとしてア
ルミニウム系金属材料を用いた車体の軽量化が検討され
ている。しかし、アルミニウム系金属材料は、鉄系金属
材料に比べて、強度、成形性、溶接性、コスト等の点で
劣るため、全ての鉄系金属材料をアルミニウム系金属材
料に置き換えるのは難しい。そこで、現状では、アルミ
ニウム系金属材料が部分的に使用されており、鉄系金属
材料とアルミニウム系金属材料が共存した形になってい
る。しかし、このような場合には、鉄系金属材料とアル
ミニウム系金属材料とを接合する必要性が生じる。
【0003】鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料と
が接合された構造体としては、例えば特開昭58−16
3584号公報にあるように、冶金学的に接合された軽
金属部分と重金属部分からなる接合部材を介して、軽金
属部材と重金属部材とが溶接によって接合された異材接
合体がある。また、鉄系金属層とアルミニウム系金属層
からなる鉄/アルミニウムクラッド材をインサート材に
用い、鋼板とアルミニウム系材料の板とをスポット溶接
によって接合する方法が、特開平4−55066号、特
開平4−127973号、特開平4−253578号お
よび特開平5−111778号公報などにより知られて
いる。鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料とを接合
する方法としては、この他にも、特開昭64−6607
6号公報にあるように、鋼製部材の少なくとも一面をア
ルミニウム系材料で被覆するとともに該アルミニウム系
材料被覆面側にアルミニウム製部材を溶接して接合する
方法や、特開昭63−25874号、特開平3−110
6号公報にあるように、鋼板とアルミニウム系材料の板
との間にインサート材を挿入してスポット溶接し接合す
る方法がある。また、ピンを用いた接合法としては、例
えば、特開平5−42374号公報等に示されているよ
うに、ピンを介して樹脂コート鋼板同士または鋼板と樹
脂コート鋼板を接合する方法が知られている。
が接合された構造体としては、例えば特開昭58−16
3584号公報にあるように、冶金学的に接合された軽
金属部分と重金属部分からなる接合部材を介して、軽金
属部材と重金属部材とが溶接によって接合された異材接
合体がある。また、鉄系金属層とアルミニウム系金属層
からなる鉄/アルミニウムクラッド材をインサート材に
用い、鋼板とアルミニウム系材料の板とをスポット溶接
によって接合する方法が、特開平4−55066号、特
開平4−127973号、特開平4−253578号お
よび特開平5−111778号公報などにより知られて
いる。鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料とを接合
する方法としては、この他にも、特開昭64−6607
6号公報にあるように、鋼製部材の少なくとも一面をア
ルミニウム系材料で被覆するとともに該アルミニウム系
材料被覆面側にアルミニウム製部材を溶接して接合する
方法や、特開昭63−25874号、特開平3−110
6号公報にあるように、鋼板とアルミニウム系材料の板
との間にインサート材を挿入してスポット溶接し接合す
る方法がある。また、ピンを用いた接合法としては、例
えば、特開平5−42374号公報等に示されているよ
うに、ピンを介して樹脂コート鋼板同士または鋼板と樹
脂コート鋼板を接合する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、鉄系金
属材料の板とアルミニウム系金属材料の板とを溶接によ
って接合する方法は多くあるが、これらの方法では以下
に示す様々な問題がある。即ち溶接を行う際クラッド材
などのインサート材を必要とするため、溶接作業が煩わ
しかったり、作業効率が悪かったり、溶接条件が限定さ
れるなどの問題点があり、また、インサート材によって
鉄系金属材料の板とアルミニウム系金属材料の板との間
に隙間ができるため、これによって外観が損なわれたり
疲労強度が低下するなどの問題点もある。さらに、イン
サート材に用いるクラッド材は高価であったり、スクラ
ップ化が大変であるなどの問題点も抱えている。また、
鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料とを直接接合す
る方法については、従来ほとんど提案がなされていな
い。これは、両者を直接溶接すると溶接部で脆弱な金属
間化合物が形成されるため、溶接部の信頼性が損なわれ
るからである。
属材料の板とアルミニウム系金属材料の板とを溶接によ
って接合する方法は多くあるが、これらの方法では以下
に示す様々な問題がある。即ち溶接を行う際クラッド材
などのインサート材を必要とするため、溶接作業が煩わ
しかったり、作業効率が悪かったり、溶接条件が限定さ
れるなどの問題点があり、また、インサート材によって
鉄系金属材料の板とアルミニウム系金属材料の板との間
に隙間ができるため、これによって外観が損なわれたり
疲労強度が低下するなどの問題点もある。さらに、イン
サート材に用いるクラッド材は高価であったり、スクラ
ップ化が大変であるなどの問題点も抱えている。また、
鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料とを直接接合す
る方法については、従来ほとんど提案がなされていな
い。これは、両者を直接溶接すると溶接部で脆弱な金属
間化合物が形成されるため、溶接部の信頼性が損なわれ
るからである。
【0005】前記で述べたように、ピンを用いた接合法
については特開平5−42374号公報ですでに提案が
なされているが、これは樹脂コートされた鋼板同士ある
いは鋼板と樹脂コートされた鋼板を接合するための方法
であり、鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料を接合
するための方法ではない。また、ピンを用いて鉄系金属
材料とアルミニウム系金属材料を接合する場合には、ス
ポット溶接を行う際に条件設定を必要とするが、前記発
明ではこれらについては触れられていない。さらに、こ
の方法では接合部に必ず穴を開けておかなくてはならな
いという煩わしさもある。
については特開平5−42374号公報ですでに提案が
なされているが、これは樹脂コートされた鋼板同士ある
いは鋼板と樹脂コートされた鋼板を接合するための方法
であり、鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料を接合
するための方法ではない。また、ピンを用いて鉄系金属
材料とアルミニウム系金属材料を接合する場合には、ス
ポット溶接を行う際に条件設定を必要とするが、前記発
明ではこれらについては触れられていない。さらに、こ
の方法では接合部に必ず穴を開けておかなくてはならな
いという煩わしさもある。
【0006】本発明はこのような問題を解決しようとし
たものであり、溶接部で金属間化合物を生成させること
なく、鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料とを直接
接合する方法を提供しようとしたものである。
たものであり、溶接部で金属間化合物を生成させること
なく、鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料とを直接
接合する方法を提供しようとしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記で述べた問題点を解
決するために、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、鉄
系金属材料とアルミニウム系金属材料との異材接合にお
いて、鉄系金属材料からなるピンを介して鉄系金属材料
とアルミニウム系金属材料とを接合することにより、溶
接部における脆弱な金属間化合物の生成、およびそれに
伴う接合部の強度劣化を防ぐ方法を見出した。すなわ
ち、本発明の要旨とするところは、 鉄系金属材料
(2)とアルミニウム系金属材料(1)を重ね合わせて
接合する異種金属接合方法において、接合する部分に穴
が開けられていないアルミニウム系金属材料(1)およ
び鉄系金属材料(2)の両方あるいは一方を用い、該ア
ルミニウム系金属材料(1)側あるいは該鉄系金属材料
(2)側から鉄系金属材料からなるピン(3)を電極
(6)で加圧しながら押し込み、該ピン(3)で該アル
ミニウム系金属材料(1)および該鉄系金属材料(2)
の両方あるいは一方を貫いて、該ピン(3)の先端部を
該鉄系金属材料(2)、または鉄系金属材料(2)もし
くはアルミニウム系金属材料(1)の接合面の逆側に設
置された鉄系金属材料からなる金属片(7)に接触さ
せ、電極(6)でピン(3)と該鉄系金属材料(2)ま
たは鉄系金属材料からなる金属片(7)を加圧しながら
ピン(3)と該鉄系金属材料(2)または鉄系金属材料
からなる金属片(7)との間で通電することによりピン
(3)の先端部と該鉄系金属材料(2)または鉄系金属
材料からなる金属片(7)を抵抗溶接し、ピン(3)を
介して鉄系金属材料(2)とアルミニウム系金属材料
(1)を接合することを特徴とする鉄系金属材料とアル
ミニウム系金属材料との接合方法であり、前記に記
載された鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との異
種金属接合方法において、アルミニウム系金属材料
(1)側あるいは鉄系金属材料(2)側から鉄系金属材
料からなるピン(3)を電極(6)で加圧しながら押し
込む際、ピン(3)と鉄系金属材料(2)または鉄系金
属材料からなる金属片(7)との間で両者を抵抗溶接す
る際の電流値Iの30〜80%の電流を流しながらピン
(3)を押し込んでアルミニウム系金属材料(1)およ
び鉄系金属材料(2)の両方あるいは一方を貫き、該ピ
ン(3)の先端部を鉄系金属材料(2)、または鉄系金
属材料(2)もしくはアルミニウム系金属材料(1)の
接合面の逆側に設置された鉄系金属材料からなる金属片
(7)に接触させ、電極(6)でピン(3)と鉄系金属
材料(2)または鉄系金属材料からなる金属片(7)を
加圧しながらピン(3)と鉄系金属材料(2)または鉄
系金属材料からなる金属片(7)との間で電流値Iで通
電することによりピン(3)の先端部と鉄系金属材料
(2)または鉄系金属材料からなる金属片(7)を抵抗
溶接し、ピン(3)を介して鉄系金属材料(2)とアル
ミニウム系金属材料(1)を接合することを特徴とする
鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との接合方法に
ある。
決するために、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、鉄
系金属材料とアルミニウム系金属材料との異材接合にお
いて、鉄系金属材料からなるピンを介して鉄系金属材料
とアルミニウム系金属材料とを接合することにより、溶
接部における脆弱な金属間化合物の生成、およびそれに
伴う接合部の強度劣化を防ぐ方法を見出した。すなわ
ち、本発明の要旨とするところは、 鉄系金属材料
(2)とアルミニウム系金属材料(1)を重ね合わせて
接合する異種金属接合方法において、接合する部分に穴
が開けられていないアルミニウム系金属材料(1)およ
び鉄系金属材料(2)の両方あるいは一方を用い、該ア
ルミニウム系金属材料(1)側あるいは該鉄系金属材料
(2)側から鉄系金属材料からなるピン(3)を電極
(6)で加圧しながら押し込み、該ピン(3)で該アル
ミニウム系金属材料(1)および該鉄系金属材料(2)
の両方あるいは一方を貫いて、該ピン(3)の先端部を
該鉄系金属材料(2)、または鉄系金属材料(2)もし
くはアルミニウム系金属材料(1)の接合面の逆側に設
置された鉄系金属材料からなる金属片(7)に接触さ
せ、電極(6)でピン(3)と該鉄系金属材料(2)ま
たは鉄系金属材料からなる金属片(7)を加圧しながら
ピン(3)と該鉄系金属材料(2)または鉄系金属材料
からなる金属片(7)との間で通電することによりピン
(3)の先端部と該鉄系金属材料(2)または鉄系金属
材料からなる金属片(7)を抵抗溶接し、ピン(3)を
介して鉄系金属材料(2)とアルミニウム系金属材料
(1)を接合することを特徴とする鉄系金属材料とアル
ミニウム系金属材料との接合方法であり、前記に記
載された鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との異
種金属接合方法において、アルミニウム系金属材料
(1)側あるいは鉄系金属材料(2)側から鉄系金属材
料からなるピン(3)を電極(6)で加圧しながら押し
込む際、ピン(3)と鉄系金属材料(2)または鉄系金
属材料からなる金属片(7)との間で両者を抵抗溶接す
る際の電流値Iの30〜80%の電流を流しながらピン
(3)を押し込んでアルミニウム系金属材料(1)およ
び鉄系金属材料(2)の両方あるいは一方を貫き、該ピ
ン(3)の先端部を鉄系金属材料(2)、または鉄系金
属材料(2)もしくはアルミニウム系金属材料(1)の
接合面の逆側に設置された鉄系金属材料からなる金属片
(7)に接触させ、電極(6)でピン(3)と鉄系金属
材料(2)または鉄系金属材料からなる金属片(7)を
加圧しながらピン(3)と鉄系金属材料(2)または鉄
系金属材料からなる金属片(7)との間で電流値Iで通
電することによりピン(3)の先端部と鉄系金属材料
(2)または鉄系金属材料からなる金属片(7)を抵抗
溶接し、ピン(3)を介して鉄系金属材料(2)とアル
ミニウム系金属材料(1)を接合することを特徴とする
鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との接合方法に
ある。
【0008】
【作用】本発明によれば、ピンを用いて接合を行うこと
により、異種材同士を直接溶接する必要性がなくなるた
め、溶接部における脆弱な金属間化合物の生成、および
それに伴う継手の強度・靭性低下を防止することが可能
となり信頼性のある継手を得ることができる。また、ア
ルミニウム系金属材料あるいは鉄系金属材料の両方ある
いは一方に予め穴を開けておかなくとも接合が可能とな
る。特に被接合体に全く穴を開けない場合には穴の位置
合わせをする必要がなくなるため、任意の位置で異材接
合を行うことが可能となる。
により、異種材同士を直接溶接する必要性がなくなるた
め、溶接部における脆弱な金属間化合物の生成、および
それに伴う継手の強度・靭性低下を防止することが可能
となり信頼性のある継手を得ることができる。また、ア
ルミニウム系金属材料あるいは鉄系金属材料の両方ある
いは一方に予め穴を開けておかなくとも接合が可能とな
る。特に被接合体に全く穴を開けない場合には穴の位置
合わせをする必要がなくなるため、任意の位置で異材接
合を行うことが可能となる。
【0009】以下、本発明について図面に従って説明す
る。
る。
【0010】図1の(a)〜(d)は本発明の請求項1
にかかる発明の実施例を説明するための断面図であり、
被接合体としてアルミ板1および鋼板2を用いる場合に
ついて示すものである。図1(a)に示すようにアルミ
板1および鋼板2を重ね合わせ、図1(b)に示した断
面形状のピン3をアルミ板1の接合面とは逆側から電極
6で加圧して図1(c)に示すようにアルミ板1を貫
き、さらにピン3の先端部5を鋼板2に接触させ、電極
6でピン3と鋼板2を加圧しながらピン3と鋼板2との
間で通電し、図1(d)のようにピン3の先端部5と鋼
板2とを抵抗溶接することにより、ピン3を介して鋼板
2とアルミ板1を接合する方法を示している。
にかかる発明の実施例を説明するための断面図であり、
被接合体としてアルミ板1および鋼板2を用いる場合に
ついて示すものである。図1(a)に示すようにアルミ
板1および鋼板2を重ね合わせ、図1(b)に示した断
面形状のピン3をアルミ板1の接合面とは逆側から電極
6で加圧して図1(c)に示すようにアルミ板1を貫
き、さらにピン3の先端部5を鋼板2に接触させ、電極
6でピン3と鋼板2を加圧しながらピン3と鋼板2との
間で通電し、図1(d)のようにピン3の先端部5と鋼
板2とを抵抗溶接することにより、ピン3を介して鋼板
2とアルミ板1を接合する方法を示している。
【0011】図2の(a)〜(c)は本発明の請求項1
にかかる発明の第2の実施例を説明するための断面図で
あり、被接合体としてアルミ板1および鋼板2の両方を
用いる場合について示すものである。アルミ板1と鋼板
2とを重ね合わせ、図1(b)に示した形状と同様のピ
ン3を図2の(a)に示すようにアルミ板1の接合面と
は逆側から電極6で加圧してアルミ板1および鋼板2の
両方を貫き、さらに図2の(b)に示したようにピン3
の先端部5を鋼板2の接合面とは逆側に設置された鉄系
金属材料からなる金属片7に接触させ、電極6でピン3
と金属片7を加圧しながらピン3と金属片7との間で通
電し、図2(c)のようにピン3の先端部5と金属片7
とを抵抗溶接することにより、ピン3を介して鋼板2と
アルミ板1を接合するものである。なお、図2(a)〜
(c)で説明した方法では、アルミ板1と鋼板2とを入
れ替えて(図2(a)〜(c)でアルミ板1と鋼板2が
入れ替わる)、鋼板側からピン3を加圧して押し込んで
もよい。
にかかる発明の第2の実施例を説明するための断面図で
あり、被接合体としてアルミ板1および鋼板2の両方を
用いる場合について示すものである。アルミ板1と鋼板
2とを重ね合わせ、図1(b)に示した形状と同様のピ
ン3を図2の(a)に示すようにアルミ板1の接合面と
は逆側から電極6で加圧してアルミ板1および鋼板2の
両方を貫き、さらに図2の(b)に示したようにピン3
の先端部5を鋼板2の接合面とは逆側に設置された鉄系
金属材料からなる金属片7に接触させ、電極6でピン3
と金属片7を加圧しながらピン3と金属片7との間で通
電し、図2(c)のようにピン3の先端部5と金属片7
とを抵抗溶接することにより、ピン3を介して鋼板2と
アルミ板1を接合するものである。なお、図2(a)〜
(c)で説明した方法では、アルミ板1と鋼板2とを入
れ替えて(図2(a)〜(c)でアルミ板1と鋼板2が
入れ替わる)、鋼板側からピン3を加圧して押し込んで
もよい。
【0012】なお、上記図1(a)〜(d)および図2
(a)〜(c)で説明した方法では、鉄系金属材料から
なるピン3を加圧して押し込みアルミ板1あるいは鋼板
2を貫く際、ピン3と鋼板2あるいはピン3と鉄系金属
材料からなる金属片7との間で電流を流しながらピン3
を押し込めば、より容易にピンを押し込むことが可能と
なる。これは、通電による抵抗発熱によって、ピン3、
アルミ板1あるいは鋼板2が加熱されアルミ板1あるい
は鋼板2のピン3との接触部付近5の強度が低下するた
め、より低い荷重で容易にアルミ板1あるいは鋼板2を
貫くことが可能になるからである。この方法はピンで貫
くアルミ板の強度が高い場合により有効である。なぜな
ら、アルミニウム系金属材料は鉄系金属材料に比べて融
点が低いため、温度の上昇によってより強度が低下する
からである。しかし、鉄系金属材料であるピンは通電に
よって加熱されやすく加熱によってその強度が低下する
ため、電流値を上げ過ぎてピンの強度を低下させ過ぎな
いように注意すべきである。また、過大な電流によって
アルミ板を溶融させないようにすることも大切である。
(a)〜(c)で説明した方法では、鉄系金属材料から
なるピン3を加圧して押し込みアルミ板1あるいは鋼板
2を貫く際、ピン3と鋼板2あるいはピン3と鉄系金属
材料からなる金属片7との間で電流を流しながらピン3
を押し込めば、より容易にピンを押し込むことが可能と
なる。これは、通電による抵抗発熱によって、ピン3、
アルミ板1あるいは鋼板2が加熱されアルミ板1あるい
は鋼板2のピン3との接触部付近5の強度が低下するた
め、より低い荷重で容易にアルミ板1あるいは鋼板2を
貫くことが可能になるからである。この方法はピンで貫
くアルミ板の強度が高い場合により有効である。なぜな
ら、アルミニウム系金属材料は鉄系金属材料に比べて融
点が低いため、温度の上昇によってより強度が低下する
からである。しかし、鉄系金属材料であるピンは通電に
よって加熱されやすく加熱によってその強度が低下する
ため、電流値を上げ過ぎてピンの強度を低下させ過ぎな
いように注意すべきである。また、過大な電流によって
アルミ板を溶融させないようにすることも大切である。
【0013】図1及び図2の実施例では板同士を接合す
る場合を取り上げて説明したが、本発明の適用範囲は板
同士の接合のみに留まるものではなく、板とブロックの
接合やブロック同士の接合にも適用が可能である。ま
た、本発明は鋼板とアルミ板の接合以外にも適用が可能
である。図3の(a)〜(d)はその一例を示す断面図
である。図3(a)はアルミ板1とアルミニウム系金属
層8および鉄系金属層9からなる2層の鉄/アルミクラ
ッド板10とを重ね合わせ、鉄系金属材料からなるピン
3をアルミ板1の接合面とは逆側から加圧して押し込
み、さらに電極でピン3を加圧してその先端部でクラッ
ド板10のアルミニウム系金属層8を貫きさらにその先
端部をクラッド板10の鉄系金属層9に接触させ、電極
でピン3とクラッド板10を加圧しながらピン3とクラ
ッド板10の鉄系金属層9との間で通電し、ピン3の先
端部5とクラッド板10の鉄系金属層9とを抵抗溶接し
た状態を示している。また、図3(b)はアルミ板1と
アルミニウム系金属層8および鉄系金属層9からなる2
層の鉄/アルミクラッド板10とを重ね合わせ、鉄系金
属材料からなるピン3をアルミ板1の接合面とは逆側か
ら加圧して押し込み、さらに電極でピン3を加圧してそ
の先端部でクラッド板10のアルミニウム系金属層8お
よび鉄系金属層9を貫きさらにその先端部をクラッド板
10の鉄系金属層9の接合面とは逆側に設置された鉄系
金属材料からなる金属片7に接触させ、電極でピン3と
金属片7を加圧しながらピン3と金属片7の間で通電
し、ピン3の先端部5と金属片7とを抵抗溶接した状態
を示している。なお、アルミ板1の代わりに鋼板を用い
てもよいし、接合する相手材の側にアルミニウム系金属
層あるいは鉄系金属層のどちらを向けてもよい。一方、
図3(c)および図3(d)は、上記と同様な方法でア
ルミ板1とアルミニウム系金属層8および鉄系金属層9
からなる3層の鉄/アルミ/鉄クラッド板11とをピン
3を用いて接合した状態を示す。なお、アルミ板1の代
わりに鋼板を用いてもよい。
る場合を取り上げて説明したが、本発明の適用範囲は板
同士の接合のみに留まるものではなく、板とブロックの
接合やブロック同士の接合にも適用が可能である。ま
た、本発明は鋼板とアルミ板の接合以外にも適用が可能
である。図3の(a)〜(d)はその一例を示す断面図
である。図3(a)はアルミ板1とアルミニウム系金属
層8および鉄系金属層9からなる2層の鉄/アルミクラ
ッド板10とを重ね合わせ、鉄系金属材料からなるピン
3をアルミ板1の接合面とは逆側から加圧して押し込
み、さらに電極でピン3を加圧してその先端部でクラッ
ド板10のアルミニウム系金属層8を貫きさらにその先
端部をクラッド板10の鉄系金属層9に接触させ、電極
でピン3とクラッド板10を加圧しながらピン3とクラ
ッド板10の鉄系金属層9との間で通電し、ピン3の先
端部5とクラッド板10の鉄系金属層9とを抵抗溶接し
た状態を示している。また、図3(b)はアルミ板1と
アルミニウム系金属層8および鉄系金属層9からなる2
層の鉄/アルミクラッド板10とを重ね合わせ、鉄系金
属材料からなるピン3をアルミ板1の接合面とは逆側か
ら加圧して押し込み、さらに電極でピン3を加圧してそ
の先端部でクラッド板10のアルミニウム系金属層8お
よび鉄系金属層9を貫きさらにその先端部をクラッド板
10の鉄系金属層9の接合面とは逆側に設置された鉄系
金属材料からなる金属片7に接触させ、電極でピン3と
金属片7を加圧しながらピン3と金属片7の間で通電
し、ピン3の先端部5と金属片7とを抵抗溶接した状態
を示している。なお、アルミ板1の代わりに鋼板を用い
てもよいし、接合する相手材の側にアルミニウム系金属
層あるいは鉄系金属層のどちらを向けてもよい。一方、
図3(c)および図3(d)は、上記と同様な方法でア
ルミ板1とアルミニウム系金属層8および鉄系金属層9
からなる3層の鉄/アルミ/鉄クラッド板11とをピン
3を用いて接合した状態を示す。なお、アルミ板1の代
わりに鋼板を用いてもよい。
【0014】図4の(a)〜(f)は本発明にかかるピ
ン接合法を用いた場合の各種継手形状の例を示す断面図
である。図4の(a)はアルミ板1と鋼板2が平行状態
を保つためにアルミ板1と鋼板2が曲げられ接合された
状態を示している。また、図4(b)はアルミ板1と鋼
板2とが段状に接合された状態を示している。図4
(c)はアルミ板1と鋼板2が直角に曲げられ接合され
た状態を示している。一方、図4(d)は鋼板2同士を
アルミ板1で連結して直角に接合する場合を示してお
り、また、図4(e)は鋼板2にアルミ板1を直角に接
合する場合の例である。さらに、図4(f)はアルミ板
1と鋼板2を接合する際、接合用の鋼板12を用い、ス
ポット溶接部13を併用することによりアルミ板1と鋼
板2とを接合した状態を示している。
ン接合法を用いた場合の各種継手形状の例を示す断面図
である。図4の(a)はアルミ板1と鋼板2が平行状態
を保つためにアルミ板1と鋼板2が曲げられ接合された
状態を示している。また、図4(b)はアルミ板1と鋼
板2とが段状に接合された状態を示している。図4
(c)はアルミ板1と鋼板2が直角に曲げられ接合され
た状態を示している。一方、図4(d)は鋼板2同士を
アルミ板1で連結して直角に接合する場合を示してお
り、また、図4(e)は鋼板2にアルミ板1を直角に接
合する場合の例である。さらに、図4(f)はアルミ板
1と鋼板2を接合する際、接合用の鋼板12を用い、ス
ポット溶接部13を併用することによりアルミ板1と鋼
板2とを接合した状態を示している。
【0015】本発明で被接合体として用いるアルミニウ
ム系金属材料あるいは鉄系金属材料の材質は特に限定す
るものではない。また、接合に用いる鉄系金属材料から
なるピンあるいは鉄系金属材料からなる金属片の材質も
特に限定するものではない。しかし、図1、図2、図3
で説明したようにピンの先端部でアルミニウム系金属材
料の板あるいは鉄系金属材料の板を加圧して押し込みこ
れらを貫く場合には、ピンの降伏強さがアルミニウム系
金属材料あるいは鉄系金属材料の引張強さより50MP
a以上高いことが望ましい。これは、ピンを押し込む際
に、ピンが変形や座屈を起こさないようにするためであ
る。
ム系金属材料あるいは鉄系金属材料の材質は特に限定す
るものではない。また、接合に用いる鉄系金属材料から
なるピンあるいは鉄系金属材料からなる金属片の材質も
特に限定するものではない。しかし、図1、図2、図3
で説明したようにピンの先端部でアルミニウム系金属材
料の板あるいは鉄系金属材料の板を加圧して押し込みこ
れらを貫く場合には、ピンの降伏強さがアルミニウム系
金属材料あるいは鉄系金属材料の引張強さより50MP
a以上高いことが望ましい。これは、ピンを押し込む際
に、ピンが変形や座屈を起こさないようにするためであ
る。
【0016】ピンの形状は図1の(b)に示した形状に
限定されるものではない。例えば、被接合体の穴あるい
は被接合体自身に押し込む部分のピンの横断面の形状
は、図5に示すように、(a)丸形、(b)三角形、
(c)四角形、(d)五角形、(e)星形、などの多角
形、あるいは、(f)三本足形、(g)四本足形、
(h)中空形など様々な形状のものを用いることが可能
である。また、ピンの縦断面の形状についても、図6に
示すように、先端部が、(a)三角形、(b)丸形、
(c)平面、(d)くさび形、(e)段々形、などの打
ち込み形やネジ形、(f)回転防止形、(g)中空形、
など様々な形状のものを用いることが可能である。これ
らピンの形状については、継手の形状、継手の仕様、被
接合体の強度、要求される接合部の強度、および接合部
にかかる荷重の方向などによって適宜選択することが望
ましい。また、ピンは先端部以外にも側面部で被接合体
に接触するが、接触による溶接時の分流や過剰発熱によ
る先端部以外での被接合体の溶融を防ぐために、被接合
体に接するピンの側面部には図7に示すように絶縁性の
皮膜14を被覆してもよい。絶縁性皮膜を被覆すること
により溶接時の分流を防ぐことが可能となるため、より
低電流で抵抗溶接を行うことが可能となる。また、ピン
と被接合体が直接接触しなくなるため、例えば、被接合
体がアルミニウム系金属材料の場合には、それが溶融
し、金属間化合物を生成するのも防ぐことができる。さ
らに、この絶縁性皮膜によりアルミ板と鋼板が直接接触
することがないため、アルミ板と鋼板との接触による電
気的腐食も防止することが可能となり、継手部の耐食性
も向上させることができる。絶縁性皮膜は、セラミック
ス、高分子など高絶縁性のものならいずれでもよいが、
ピンの部分は温度が上がるため、望ましくは耐熱性のあ
るもののほうがよい。
限定されるものではない。例えば、被接合体の穴あるい
は被接合体自身に押し込む部分のピンの横断面の形状
は、図5に示すように、(a)丸形、(b)三角形、
(c)四角形、(d)五角形、(e)星形、などの多角
形、あるいは、(f)三本足形、(g)四本足形、
(h)中空形など様々な形状のものを用いることが可能
である。また、ピンの縦断面の形状についても、図6に
示すように、先端部が、(a)三角形、(b)丸形、
(c)平面、(d)くさび形、(e)段々形、などの打
ち込み形やネジ形、(f)回転防止形、(g)中空形、
など様々な形状のものを用いることが可能である。これ
らピンの形状については、継手の形状、継手の仕様、被
接合体の強度、要求される接合部の強度、および接合部
にかかる荷重の方向などによって適宜選択することが望
ましい。また、ピンは先端部以外にも側面部で被接合体
に接触するが、接触による溶接時の分流や過剰発熱によ
る先端部以外での被接合体の溶融を防ぐために、被接合
体に接するピンの側面部には図7に示すように絶縁性の
皮膜14を被覆してもよい。絶縁性皮膜を被覆すること
により溶接時の分流を防ぐことが可能となるため、より
低電流で抵抗溶接を行うことが可能となる。また、ピン
と被接合体が直接接触しなくなるため、例えば、被接合
体がアルミニウム系金属材料の場合には、それが溶融
し、金属間化合物を生成するのも防ぐことができる。さ
らに、この絶縁性皮膜によりアルミ板と鋼板が直接接触
することがないため、アルミ板と鋼板との接触による電
気的腐食も防止することが可能となり、継手部の耐食性
も向上させることができる。絶縁性皮膜は、セラミック
ス、高分子など高絶縁性のものならいずれでもよいが、
ピンの部分は温度が上がるため、望ましくは耐熱性のあ
るもののほうがよい。
【0017】ピンを通す穴の形状は、図5および図6に
示したピンの形状に合わせて適宜選択すればよい。ま
た、ピンと穴の公差も任意に選ぶことができる。しか
し、ピンと穴の公差は継手の精度に影響したり、ピンと
被接合体との接触によって溶接時の分流に影響したり、
溶接部からの熱影響に影響したり、あるいは押し込む際
のピンの変形にも影響を及ぼすため、ピンの形状を損な
わずかつ溶接時の分流や熱伝導を最小限に防ぐ公差を選
ぶことが望ましい。さらに、前記したように溶接時の分
流や溶接部からの熱影響には絶縁性皮膜を被覆する方法
も有効である。また、図1(c)、図2(b)で示した
ピンと鉄系金属材料あるいは鉄系金属材料からなる金属
片と接触した状態における被接合体から上に飛び出した
ピンの余りしろl4の値は、溶接部5で金属間化合物を
生成させることなく、かつ寸法精度を良くして溶接する
ために、0.1〜1.0mm程度が望ましい。
示したピンの形状に合わせて適宜選択すればよい。ま
た、ピンと穴の公差も任意に選ぶことができる。しか
し、ピンと穴の公差は継手の精度に影響したり、ピンと
被接合体との接触によって溶接時の分流に影響したり、
溶接部からの熱影響に影響したり、あるいは押し込む際
のピンの変形にも影響を及ぼすため、ピンの形状を損な
わずかつ溶接時の分流や熱伝導を最小限に防ぐ公差を選
ぶことが望ましい。さらに、前記したように溶接時の分
流や溶接部からの熱影響には絶縁性皮膜を被覆する方法
も有効である。また、図1(c)、図2(b)で示した
ピンと鉄系金属材料あるいは鉄系金属材料からなる金属
片と接触した状態における被接合体から上に飛び出した
ピンの余りしろl4の値は、溶接部5で金属間化合物を
生成させることなく、かつ寸法精度を良くして溶接する
ために、0.1〜1.0mm程度が望ましい。
【0018】ピンと鉄系金属材料あるいはピンと鉄系金
属材料からなる金属片とを抵抗溶接する際の電流密度の
範囲および通電時間の範囲は、それぞれ、300〜18
00A/mm2および60〜280msec程度が望ま
しい。このように値を限定したのは、電流密度がこれよ
り低いと、また通電時間がこれより短いと、溶接が不完
全であったり溶接部の強度が低くなったりするなどの問
題が生じるからであり、逆に電流密度がこれより高い
と、また通電時間がこれより長いと、入熱過剰となって
溶接部で金属間化合物が生成され易くなるからである。
なお、上記で述べた電流値の値は、ピンの押し込む部分
l2の断面積(図1)を基準にして計算している。一
方、請求項2に記載したピンを加圧して押し込む際の電
流値を抵抗溶接時の30〜80%と限定したのは、これ
より低いとアルミニウム系金属材料あるいは鉄系金属材
料の強度低下に対して抵抗発熱の効果が少なくなるから
であり、また、これより高いとピン自体の強度が低下し
過ぎたり、アルミニウム系金属材料を溶融させてピンと
の間で金属間化合物が生成されるようになるからであ
る。
属材料からなる金属片とを抵抗溶接する際の電流密度の
範囲および通電時間の範囲は、それぞれ、300〜18
00A/mm2および60〜280msec程度が望ま
しい。このように値を限定したのは、電流密度がこれよ
り低いと、また通電時間がこれより短いと、溶接が不完
全であったり溶接部の強度が低くなったりするなどの問
題が生じるからであり、逆に電流密度がこれより高い
と、また通電時間がこれより長いと、入熱過剰となって
溶接部で金属間化合物が生成され易くなるからである。
なお、上記で述べた電流値の値は、ピンの押し込む部分
l2の断面積(図1)を基準にして計算している。一
方、請求項2に記載したピンを加圧して押し込む際の電
流値を抵抗溶接時の30〜80%と限定したのは、これ
より低いとアルミニウム系金属材料あるいは鉄系金属材
料の強度低下に対して抵抗発熱の効果が少なくなるから
であり、また、これより高いとピン自体の強度が低下し
過ぎたり、アルミニウム系金属材料を溶融させてピンと
の間で金属間化合物が生成されるようになるからであ
る。
【0019】電極でピンと鉄系金属材料あるいはピンと
鉄系金属材料からなる金属片を加圧する場合の圧力、あ
るいは電極でピンを加圧して押し込みアルミニウム系金
属材料あるいは鉄系金属材料を貫く場合の圧力は300
〜1570MPa程度が望ましい。このように値を限定
したのは、これより圧力が低いとピンが押し込みにくく
なり、かつ抵抗溶接も安定した状態で行い難くなるから
であり、また、これより圧力が高いとピンや被接合材料
の変形が大きくなり過ぎるからである。なお、この場合
の圧力の値はピンの押し込む部分l2の断面積(図2)
を基準にして計算している。ピンを押し込んでアルミニ
ウム系金属材料あるいは鉄系金属材料を貫く場合には、
静かに押し込んでもよいし衝撃的に打ち込んでもよい
が、作業効率の点を考慮すれば後者のほうが望ましい。
鉄系金属材料からなる金属片を加圧する場合の圧力、あ
るいは電極でピンを加圧して押し込みアルミニウム系金
属材料あるいは鉄系金属材料を貫く場合の圧力は300
〜1570MPa程度が望ましい。このように値を限定
したのは、これより圧力が低いとピンが押し込みにくく
なり、かつ抵抗溶接も安定した状態で行い難くなるから
であり、また、これより圧力が高いとピンや被接合材料
の変形が大きくなり過ぎるからである。なお、この場合
の圧力の値はピンの押し込む部分l2の断面積(図2)
を基準にして計算している。ピンを押し込んでアルミニ
ウム系金属材料あるいは鉄系金属材料を貫く場合には、
静かに押し込んでもよいし衝撃的に打ち込んでもよい
が、作業効率の点を考慮すれば後者のほうが望ましい。
【0020】なお、本発明において接合に用いるピンを
連続的に供給する装置としては、例えば図8に示すよう
に、溶接前はバネ16によってピン3が固定され、溶接
後はピン3がバネ16からはずれて連続的に供給できる
ような装置が考えられる。本発明によるピン供給装置を
用いれば連続的なピンの供給が可能となるため操業効率
も上がるものと考えられる。しかし、本発明におけるピ
ンの供給装置はこのような装置に限定されるものではな
い。
連続的に供給する装置としては、例えば図8に示すよう
に、溶接前はバネ16によってピン3が固定され、溶接
後はピン3がバネ16からはずれて連続的に供給できる
ような装置が考えられる。本発明によるピン供給装置を
用いれば連続的なピンの供給が可能となるため操業効率
も上がるものと考えられる。しかし、本発明におけるピ
ンの供給装置はこのような装置に限定されるものではな
い。
【0021】
【実施例】30×60×1.0mmのアルミ板1(材
質;A5052、引張強さ;235MPa)と30×6
0×0.8mmの冷延鋼板2(極低炭素鋼、引張強さ;
294MPa)とを図1(a)に示すように30mmラ
ップさせて重ね合わせた。
質;A5052、引張強さ;235MPa)と30×6
0×0.8mmの冷延鋼板2(極低炭素鋼、引張強さ;
294MPa)とを図1(a)に示すように30mmラ
ップさせて重ね合わせた。
【0022】次に、電極7で図1(b)に示す形状のピ
ン3(材質;SM570、降伏強さ;480MPa、D
=4.0mm、d=2.0mm、l 1 =1.5、l 2 =
1.0、l 3 =0.2mm)を200kgの荷重で加圧
して図1(c)に示すようにアルミ板1を貫きピン3の
先端部5を冷延鋼板2に接触させ、電極6で200kg
の荷重をかけながらピン3と冷延鋼板2との間で4.0
kAの電流を200msec流した。通電後の断面を観
察すると、図1(d)のように、ピン3の先端部5と冷
延鋼板2とが抵抗溶接されており、ピン3を用いてアル
ミ板1と冷延鋼板2とを接合することができた。上記の
実施例において、被接合体であるアルミ板1の材質をA
1050、A3004、A6061などに代えても、同
様にピン3を用いてアルミ板1と冷延鋼板2を接合する
ことができた。
ン3(材質;SM570、降伏強さ;480MPa、D
=4.0mm、d=2.0mm、l 1 =1.5、l 2 =
1.0、l 3 =0.2mm)を200kgの荷重で加圧
して図1(c)に示すようにアルミ板1を貫きピン3の
先端部5を冷延鋼板2に接触させ、電極6で200kg
の荷重をかけながらピン3と冷延鋼板2との間で4.0
kAの電流を200msec流した。通電後の断面を観
察すると、図1(d)のように、ピン3の先端部5と冷
延鋼板2とが抵抗溶接されており、ピン3を用いてアル
ミ板1と冷延鋼板2とを接合することができた。上記の
実施例において、被接合体であるアルミ板1の材質をA
1050、A3004、A6061などに代えても、同
様にピン3を用いてアルミ板1と冷延鋼板2を接合する
ことができた。
【0023】(第2の実施例)30×60×1.0mmのアルミ板1(材質;A505
2)と30×60×0.8mmの冷延鋼板2(極低炭素
鋼)とを図2(a)に示すように30mmラップさせて
重ね合わせた。また、冷延鋼板2の接合面の逆側に冷延
鋼板でできた5×5×0.5mmの金属片7を配置し
た。
2)と30×60×0.8mmの冷延鋼板2(極低炭素
鋼)とを図2(a)に示すように30mmラップさせて
重ね合わせた。また、冷延鋼板2の接合面の逆側に冷延
鋼板でできた5×5×0.5mmの金属片7を配置し
た。
【0024】次に、電極7で図1(b)に示す形状のピ
ン3(l 2 =1.8mm、材質、降伏強さ、その他の寸
法は第1の実施例と同じ)を200kgの荷重で図2の
(a)〜(c)のように加圧してアルミ板1及び鋼板2
の両方を貫きピン3の先端部5を金属片7に接触させ、
電極6で200kgの荷重をかけながらピン3と金属片
7との間で4.0kAの電流を200msec流した。
通電の後の断面を観察すると、図2(c)のように、ピ
ン3の先端部5と金属片7とが抵抗溶接されており、ピ
ン3を用いてアルミ板1と冷延鋼板2とを接合すること
ができた。上記の実施例において、被接合体であるアル
ミ板1の材質をA1050、A3004、A6061な
どに代えても、同様にピン3を用いてアルミ板1と冷延
鋼板2を接合することができた。また、上記の実施例で
説明した図2(a)〜(C)において、アルミ板1と鋼
板2とを入れ替え、鋼板2側からピン3を押し込んで
も、同様にピン3を用いてアルミ板1と冷延鋼板2を接
合することができた。
ン3(l 2 =1.8mm、材質、降伏強さ、その他の寸
法は第1の実施例と同じ)を200kgの荷重で図2の
(a)〜(c)のように加圧してアルミ板1及び鋼板2
の両方を貫きピン3の先端部5を金属片7に接触させ、
電極6で200kgの荷重をかけながらピン3と金属片
7との間で4.0kAの電流を200msec流した。
通電の後の断面を観察すると、図2(c)のように、ピ
ン3の先端部5と金属片7とが抵抗溶接されており、ピ
ン3を用いてアルミ板1と冷延鋼板2とを接合すること
ができた。上記の実施例において、被接合体であるアル
ミ板1の材質をA1050、A3004、A6061な
どに代えても、同様にピン3を用いてアルミ板1と冷延
鋼板2を接合することができた。また、上記の実施例で
説明した図2(a)〜(C)において、アルミ板1と鋼
板2とを入れ替え、鋼板2側からピン3を押し込んで
も、同様にピン3を用いてアルミ板1と冷延鋼板2を接
合することができた。
【0025】(第3の実施例) 第1および第2の実施例において、ピン3でアルミ板1
および鋼板2の両方あるいはどちらか一方を加圧して貫
く際、1.8kAの電流を流しながら加圧するとより容
易にアルミ板1あるいは鋼板2を貫くことが可能となり
120kg程度の低荷重でもピンで容易に板を貫くこと
ができた。また、A2024やA7075などの高強度
アルミ板や高強度鋼板の場合には、降伏強さが高いピン
を用いかつピンで板を貫く際の荷重設定を高くしなけれ
ばならないが、加圧時に1.1〜2.8kA程度の電流
を流すことによって150〜200kg程度の低荷重で
も容易にピンを押し込み板を貫くことが可能となった。
ピン3でアルミ板1あるいは鋼板2を貫いた後は電流値
を上げ、ピン3と鋼板2あるいはピン3と金属片7とを
抵抗溶接し、ピン3を用いて鋼板2とアルミ板1を接合
した。
および鋼板2の両方あるいはどちらか一方を加圧して貫
く際、1.8kAの電流を流しながら加圧するとより容
易にアルミ板1あるいは鋼板2を貫くことが可能となり
120kg程度の低荷重でもピンで容易に板を貫くこと
ができた。また、A2024やA7075などの高強度
アルミ板や高強度鋼板の場合には、降伏強さが高いピン
を用いかつピンで板を貫く際の荷重設定を高くしなけれ
ばならないが、加圧時に1.1〜2.8kA程度の電流
を流すことによって150〜200kg程度の低荷重で
も容易にピンを押し込み板を貫くことが可能となった。
ピン3でアルミ板1あるいは鋼板2を貫いた後は電流値
を上げ、ピン3と鋼板2あるいはピン3と金属片7とを
抵抗溶接し、ピン3を用いて鋼板2とアルミ板1を接合
した。
【0026】(第4の実施例) 第1および第2の実施例において、鋼板2の代わりにア
ルミニウム系金属層8が厚さ0.4mmの純アルミ板
(材質;A1050)であり、鉄系金属層9が厚さ0.
4mmの冷延鋼板(極低炭素鋼)である30×60×
0.8mmの鉄/アルミ2層クラッド板10を用い、ア
ルミ板1側にアルミニウム系金属層8を向けて第1およ
び第2の実施例と同様に試験片をセットした。次に、図
1(b)に示す形状のピン3(材質、強度は第1の実施
例と同じ、D=4.0mm、d=2.0mm、l1=
1.5、l2=1.4、l3=0.2mm)を200kg
の荷重で加圧して、アルミ板2を貫き、さらに電極6で
200kgの荷重をかけながらピン3を加圧してクラッ
ド板10のアルミニウム系金属層8および鉄系金属層9
の両方あるいは一方を貫きピン3の先端部5を冷延鋼板
2あるいは金属片7に接触させ、電極6で200kgの
荷重をかけながらピン3と冷延鋼板2あるいは金属片7
との間で4.0kAの電流を200msec流した。通
電後の断面を観察すると、図3(a)および(b)に示
したように、ピン3の先端部5と冷延鋼板2あるいは金
属片7とが抵抗溶接されており、ピン3を用いてアルミ
板1と2層クラッド板10とを接合することができた。
上記の実施例において、被接合体であるアルミ板1の材
質をA1050、A3004、A6061、A202
4、A7075などに代えても、同様にピン3を用いて
アルミ板1とクラッド板10を接合することができた。
なお、アルミ板1の代わりに鋼板2を用いても、接合す
る相手材の側に鉄系金属層を向けても接合が可能であっ
た。
ルミニウム系金属層8が厚さ0.4mmの純アルミ板
(材質;A1050)であり、鉄系金属層9が厚さ0.
4mmの冷延鋼板(極低炭素鋼)である30×60×
0.8mmの鉄/アルミ2層クラッド板10を用い、ア
ルミ板1側にアルミニウム系金属層8を向けて第1およ
び第2の実施例と同様に試験片をセットした。次に、図
1(b)に示す形状のピン3(材質、強度は第1の実施
例と同じ、D=4.0mm、d=2.0mm、l1=
1.5、l2=1.4、l3=0.2mm)を200kg
の荷重で加圧して、アルミ板2を貫き、さらに電極6で
200kgの荷重をかけながらピン3を加圧してクラッ
ド板10のアルミニウム系金属層8および鉄系金属層9
の両方あるいは一方を貫きピン3の先端部5を冷延鋼板
2あるいは金属片7に接触させ、電極6で200kgの
荷重をかけながらピン3と冷延鋼板2あるいは金属片7
との間で4.0kAの電流を200msec流した。通
電後の断面を観察すると、図3(a)および(b)に示
したように、ピン3の先端部5と冷延鋼板2あるいは金
属片7とが抵抗溶接されており、ピン3を用いてアルミ
板1と2層クラッド板10とを接合することができた。
上記の実施例において、被接合体であるアルミ板1の材
質をA1050、A3004、A6061、A202
4、A7075などに代えても、同様にピン3を用いて
アルミ板1とクラッド板10を接合することができた。
なお、アルミ板1の代わりに鋼板2を用いても、接合す
る相手材の側に鉄系金属層を向けても接合が可能であっ
た。
【0027】一方、第4の実施例において、30×60
×0.8mmの鉄/アルミ2層クラッド板10の代わり
に、アルミニウム系金属層8が厚さ0.4mmの純アル
ミ板(材質;A1050)であり、鉄系金属層9が厚さ
0.4mmの冷延鋼板である30×60×1.2mmの
鉄/アルミ/鉄3層クラッド材11を用いても、図3の
(c)および(d)に示すように上記と同様な方法で接
合が可能であった。 (第5の実施例) 第1〜第4の実施例において、抵抗溶接の際の通電時間
を60〜280msecと変化させても抵抗溶接が可能
であった。また、ピン3を鋼板あるいは金属片にくい込
ませた状態で抵抗溶接を行っても、4.8kAの電流を
流すことによってピン3と鋼板2あるいは金属片7を抵
抗溶接することができた。また、ピン3の先端形状とし
て図5の(a)に示したものの代わりに図5の(b)あ
るいは(c)に示したものを用いても、5.5kA程度
の電流を流すことによってピン3と鋼板2あるいは金属
片7を抵抗溶接することができた。さらに、図7に示す
ように、Al2O3などの絶縁性皮膜を被覆したピン3を
用いることにより、1.5kA程度の低電流で溶接を行
うことが可能であった。
×0.8mmの鉄/アルミ2層クラッド板10の代わり
に、アルミニウム系金属層8が厚さ0.4mmの純アル
ミ板(材質;A1050)であり、鉄系金属層9が厚さ
0.4mmの冷延鋼板である30×60×1.2mmの
鉄/アルミ/鉄3層クラッド材11を用いても、図3の
(c)および(d)に示すように上記と同様な方法で接
合が可能であった。 (第5の実施例) 第1〜第4の実施例において、抵抗溶接の際の通電時間
を60〜280msecと変化させても抵抗溶接が可能
であった。また、ピン3を鋼板あるいは金属片にくい込
ませた状態で抵抗溶接を行っても、4.8kAの電流を
流すことによってピン3と鋼板2あるいは金属片7を抵
抗溶接することができた。また、ピン3の先端形状とし
て図5の(a)に示したものの代わりに図5の(b)あ
るいは(c)に示したものを用いても、5.5kA程度
の電流を流すことによってピン3と鋼板2あるいは金属
片7を抵抗溶接することができた。さらに、図7に示す
ように、Al2O3などの絶縁性皮膜を被覆したピン3を
用いることにより、1.5kA程度の低電流で溶接を行
うことが可能であった。
【0028】(第6の実施例) 第1〜第5の実施例で作成した鋼板−アルミ板接合体の
十字引張強さの値を測定し、その最大値を直接スポット
溶接した場合と比べると、本発明による継手の場合には
直接スポット溶接した場合に比べ2倍以上の高い値を示
した。鋼板とアルミ板は直接スポット溶接を行うと、溶
接部で脆弱な金属間化合物が生成されるため十字引張強
さの値は低くなるが、本発明による方法では金属間化合
物がほとんど生成されないため、継手強度は高い値を示
すことがわかった。
十字引張強さの値を測定し、その最大値を直接スポット
溶接した場合と比べると、本発明による継手の場合には
直接スポット溶接した場合に比べ2倍以上の高い値を示
した。鋼板とアルミ板は直接スポット溶接を行うと、溶
接部で脆弱な金属間化合物が生成されるため十字引張強
さの値は低くなるが、本発明による方法では金属間化合
物がほとんど生成されないため、継手強度は高い値を示
すことがわかった。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明を実施するこ
とによって、コンパクトかつ簡易な方法で鉄系金属材料
とアルミニウム系金属材料との異材接合を行うことが可
能となり、また、異材同士を抵抗溶接する際、溶接部で
生成される脆弱な金属間化合物の生成およびそれに伴う
接合部の強度・靭性の低下を防止することができる。ま
た、本発明では、点状、線状、面状など種々のタイプの
接合や様々な形状のもの同士の接合が可能となり、かつ
接合時にインサート材を必要とせず、鉄系金属材料とア
ルミニウム系金属材料との組み合わせ以外にも利用でき
るため、工業上非常に有益である。
とによって、コンパクトかつ簡易な方法で鉄系金属材料
とアルミニウム系金属材料との異材接合を行うことが可
能となり、また、異材同士を抵抗溶接する際、溶接部で
生成される脆弱な金属間化合物の生成およびそれに伴う
接合部の強度・靭性の低下を防止することができる。ま
た、本発明では、点状、線状、面状など種々のタイプの
接合や様々な形状のもの同士の接合が可能となり、かつ
接合時にインサート材を必要とせず、鉄系金属材料とア
ルミニウム系金属材料との組み合わせ以外にも利用でき
るため、工業上非常に有益である。
【図1】本発明における溶接法の一実施例を説明するた
めの断面図である。
めの断面図である。
【図2】本発明における溶接法の一実施例を説明するた
めの断面図である。
めの断面図である。
【図3】本発明における溶接法の一実施例を説明するた
めの断面図である。
めの断面図である。
【図4】本発明に係るピン接合を用いた各種継手形状を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】本発明で用いる各種ピンの横断面図の一例であ
る。
る。
【図6】本発明で用いる各種ピンの縦断面図の一例であ
る。
る。
【図7】本発明で用いるピンの縦断面図の一例である。
【図8】本発明で用いるピン供給装置の一例を示す断面
図である。
図である。
【符号の説明】1 アルミニウム系金属材料からなる板2 鉄系金属材料からなる板3 鉄系金属材料からなるピン4 ピンを通す方向5 ピンの先端部6 溶接用電極7 鉄系金属材料からなる金属片8 クラッド材のアルミニウム系金属層9 クラッド材の鉄系金属層10 鉄/アルミニウム2層クラッド材の板11 鉄/アルミニウム/鉄3層クラッド材の板12 異材接合に用いる鉄系金属材料からなる板13 スポット溶接部14 絶縁性皮膜15 ピンを連続的に供給可能な接合装置16 ピンを押えるバネ l1 ピンのフランジ部の寸法 l2 ピンの平行部の寸法 l3 ピンの鋭角部の寸法 l4 ピンの余りしろ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭37−18616(JP,B1) 特公 昭44−26541(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 11/00 - 11/36 330
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄系金属材料(2)とアルミニウム系金
属材料(1)を重ね合わせて接合する異種金属接合方法
において、アルミニウム系金属材料(1)および鉄系金
属材料(2)の両方あるいは一方を用い、該アルミニウ
ム系金属材料(1)側あるいは該鉄系金属材料(2)側
から鉄系金属材料からなるピン(3)を電極(6)で加
圧しながら押し込み、該ピン(3)で該アルミニウム系
金属材料(1)および該鉄系金属材料(2)の両方ある
いは一方を貫いて、該ピン(3)の先端部を該鉄系金属
材料(2)、または鉄系金属材料(2)もしくはアルミ
ニウム系金属材料(1)の接合面の逆側に設置された鉄
系金属材料からなる金属片(7)に接触させ、電極
(6)でピン(3)と該鉄系金属材料(2)または鉄系
金属材料からなる金属片(7)を加圧しながらピン
(3)と該鉄系金属材料(2)または鉄系金属材料から
なる金属片(7)との間で通電することによりピン
(3)の先端部と該鉄系金属材料(2)または鉄系金属
材料からなる金属片(7)を抵抗溶接し、ピン(3)を
介して鉄系金属材料(2)とアルミニウム系金属材料
(1)を接合することを特徴とする鉄系金属材料とアル
ミニウム系金属材料との接合方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載された鉄系金属材料
(2)とアルミニウム系金属材料(1)との異種金属接
合方法において、アルミニウム系金属材料(1)側ある
いは鉄系金属材料(2)側から鉄系金属材料からなるピ
ン(3)を電極(6)で加圧しながら押し込む際、ピン
(3)と鉄系金属材料(2)または鉄系金属材料からな
る金属片(7)との間で両者を抵抗溶接する際の電流値
Iの30〜80%の電流を流しながらピン(3)を押し
込んでアルミニウム系金属材料(1)および鉄系金属材
料(2)の両方あるいは一方を貫き、該ピン(3)の先
端部を鉄系金属材料(2)、または鉄系金属材料(2)
もしくはアルミニウム系金属材料(1)の接合面の逆側
に設置された鉄系金属材料からなる金属片(7)に接触
させ、電極(6)でピン(3)と鉄系金属材料(2)ま
たは鉄系金属材料からなる金属片(7)を加圧しながら
ピン(3)と鉄系金属材料(2)または鉄系金 属材料か
らなる金属片(7)との間で電流値Iで通電することに
よりピン(3)の先端部と鉄系金属材料(2)または鉄
系金属材料からなる金属片(7)を抵抗溶接し、ピン
(3)を介して鉄系金属材料(2)とアルミニウム系金
属材料(1)を接合することを特徴とする鉄系金属材料
とアルミニウム系金属材料との接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6024900A JP2954476B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6024900A JP2954476B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との接合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214338A JPH07214338A (ja) | 1995-08-15 |
| JP2954476B2 true JP2954476B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=12151064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6024900A Expired - Fee Related JP2954476B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 鉄系金属材料とアルミニウム系金属材料との接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2954476B2 (ja) |
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1994
- 1994-01-28 JP JP6024900A patent/JP2954476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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