JP3921487B2 - 復号化方法、復号化装置および記録媒体 - Google Patents

復号化方法、復号化装置および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、入力された画像データに対して符号化を行う符号化方法、符号化装置および記録媒体、ならびに符号化された画像データに対して復号化を行う復号化方法、復号化装置および記録媒体に関するものである。
ディジタル信号処理技術の向上により、ディジタル画像信号を圧縮、符号化して記録、および復号化、伸長して再生できる機器が実現されており、一例としてDVC(Digital Video Cassette)が挙げられる。DVCのフォーマットについては、HDディジタルVCR協議
会編「民生用ディジタルVCR基本仕様(Specifications of Consumer-Use Digital VCRs
using 6.3mm magnetic tape)」に記載されている。
DVCをはじめとするディジタル画像機器においては、入力される画像データ量が非常に大きいために、圧縮によりデータ量を削減して符号化したり、符号化した画像データを復号化によりもとの画像に復元することが一般的である。
図25は、従来のディジタル画像機器における符号化部の構成を説明したブロック図である。図25において、2501は第1入力端子、2502は第1信号形式変換部、2503はスイッチ、2504は第2入力端子、2505は第2信号形式変換部、2506はシャフリング部、2507は直交変換部、2508は可変長符号化部、2509は符号化画像出力端子である。
記録するために符号化される画像信号は、一例として、輝度(Y)信号、第1色差(U)信号、および第2色差(V)信号が4:2:2の比で構成されるYUV422コンポーネント信号である。このYUV422コンポーネント信号が第1入力端子2501より入力されると、第1信号形式変換部2502により、図26に示すように、1フレームあたりの画素数としては、Y信号が4に対し、U信号、V信号がそれぞれ1であるYUV411コンポーネント信号(以下YUV形式信号)に変換される。
一方、YUV形式信号以外の画像信号、例えば赤(R)信号、緑(G)信号、および青(G)信号からなるディジタルRGBコンポーネント信号(以下RGB形式信号)が入力信号となるときもある。この場合、第2入力端子2504より入力されたRGB形式信号は第2信号形式変換部2505でYUV形式信号に変換する必要がある。RGB形式信号は図27に示すように、1フレームあたりの水平画素数が4:4:4である。第2信号形式変換部2505では、各座標のRGB画素値を用いて、
Y= 0.30R+0.59G+0.11B
U= 0.70R−0.59G−0.11B
V=−0.30R−0.59G+0.89B
として求め、U、V信号は、さらに水平画素数を1/4に間引くことでYUV形式信号を得る。
第2信号形式変換部2505により得られたYUV形式信号は、スイッチ2503を介してシャフリング部2506に供給され、以後前述と同様に処理される。
シャフリング部2506に送られたYUV信号は、Y信号、U信号、V信号それぞれ、水平M画素、垂直N画素のブロックに分割される(通常、M=N=8)。画面の同領域に位置するY信号4ブロック、U信号1ブロック、V信号1ブロックをマクロブロックと定義する。このマクロブロックを単位として、図28に示すように、フレーム内で離れた場所に位置する5マクロブロックから符号化の単位であるシンクブロックを構成する。
シャフリングされた画像信号は、直交変換部2507に送られ、ブロック単位で直交変換(通常は離散コサイン変換)が施される。直交変換された画像信号は、可変長符号化部2508に送られ、上記シンクブロックの符号量が特定値以下になるように符号化が行われる。前述したシャフリングを施すことで、各シンクブロックに必要とする符号量がフレーム全体で平均化され、効率よく符号化を行うことができるほか、再生時に誤りが残留した場合でも画面全体に分散するので、誤りが目立たなくなる。符号化された画像信号は符号化画像出力端子2509より出力される。
可変長符号化部では、直交変換された係数列に対し、連続する「0」の個数であるゼロラン、およびゼロランに続く「0」でない係数の値であるバリューの組を可変長符号化する。図29はDVCにおける可変長符号化テーブルである。
DVCの可変長符号では、符号長は3ビット以上16ビット以下であり、上位8ビットでその符号長が一意に定まる。また出現確率が高いほど、符号長の短い符号語が割り当てられていることを特徴とする。なお、一連の符号語群の終端を示す符号語をEOBとよぶ。
以下図29、図30を用いて可変長符号化の動作について説明する。
図30において係数A(係数値9)まで符号化が完了していると仮定する。次に符号化する部分は、連続する3個の「0」とこれに続く「0」でない係数2(係数群B)である。この時ゼロランは3、バリューは2となる。図29より、係数群Bは「111001000」と符号化される。
係数群Bに続いて符号化されるのは、係数群B直後に位置する係数C(係数値−6)である。係数群Bと係数Cとの間に「0」は存在しないので、この時ゼロランは0となる。バリューは−6であるので、図29より係数Cは「101111」に符号化される。
図31は、可変長符号化された画像信号を復号して、通常の画像信号を得る復号化について説明したブロック図である。図31において、3101は符号化画像入力端子、3102は可変長復号化部、3103は逆直交変換部、3104はデシャフリング部、3105は第1信号形式変換部、3106は第1信号出力端子、3107は第2信号形式変換部、3108は第2信号出力端子である。
符号化画像入力端子3101に入力された符号化画像信号(符号語列)は、可変長復号化部3102で復号される。図29の可変長符号テーブルにより符号化された符号語列を復号する場合、次のような方法が考えられる。
第1に、符号語列上を符号長(符号語)が確定するまで1ビットずつスキャンしていき、確定した符号語に対してゼロラン、バリューをテーブル参照により出力する方法である。この方法について図32を用いて説明する。
図32において、符号語の先頭から3ビットのデータを符号語の候補とし、符号長が確定するか判定する(第32図中、符号aを付したところの記載に対応)。もし符号長が確定しなければ、さらに次の1ビットを追加した符号語列を符号語の候補とし、符号長が確定するか判定する(第32図中、符号bを付したところの記載に対応)。この操作を符号長が確定するまで繰り返し、符号語を確定させる(第32図中、符号cを付したところの記載に対応)。
次に確定した符号語に対してテーブル参照を行い、ゼロラン、バリューを求める(第32図中、符号dを付したところの記載に対応)。
これにより1符号語が復号されたことになるので、符号語列の先頭から符号語分(この場合は7ビット)削除し、次の符号語の先頭を取り出す。
以上の操作を、EOBが出現するまで繰り返す。(可変長復号方法1)。
第2に、符号語すべてに対するテーブルを用意する方法も可能である。DVCの場合、最大符号長が16であるから、16ビットデータを入力とし、図33のように各ビットパターンに対応する符号長、ゼロラン、バリューを出力とするテーブルを参照すれば、直ちに復号できる(可変長復号方法2)。
可変長復号されたデータは、逆直交変換部3103で、ブロック単位のYUV形式信号に復号される。その後、デシャフリング部3104でシャフリングの逆操作が行われ、第1信号形式変換部3105により、例えばYUV422コンポーネント信号に変換され、第1信号出力端子3106より出力される。一方RGB形式信号を出力するときは、第2信号形式変換部3107により、YUV形式信号からRGB形式信号を得、第2信号出力端子3108より出力される。
ところで上記の処理は、コンピュータをはじめとする演算処理装置を用いても行うことができる。すなわち、上記で述べた符号化、復号化処理をソフトウェア化することにより、図34に示されたような外部メモリ3401、キャッシュメモリ、レジスタ、演算ユニットからなるCPU3402、およびハードディスク3404等が互いにデータバス3403で接続されたコンピュータで動作させることができる。この符号化、復号化処理をソフトウェア化により、コンピュータに接続されたハードディスク等の記録媒体上の画像データを符号化してDVCに記録したり、DVCに記録された符号化画像データを直接コンピュータに取り込んで復号化処理を行い、コンピュータに接続されたモニタに表示させることができる。
しかしながら、上述した符号化および復号化処理をコンピュータで行ったとき、以下のような問題が生じる。
画像データの符号化、もしくは符号化された画像データの復号化をコンピュータで行うとき、非常に短い時間内に膨大な量のデータの演算を行う必要がある。
例えば、NTSCの画像信号を符号化、又は復号化するとき、(1)水平720画素、垂直480画素からなる1フレームの画像データに対して、符号化時には、信号形式変換、直交変換、可変長符号化を1/30秒以内に行う必要があり、又、(2)復号化時には、符号化された1フレームの画像データに対して、可変長復号化、逆直交変換、信号形式変換を1/30秒以内に行う必要がある。そうでなければ、フレームを欠落させることなくリアルタイムで符号化、又は復号化を行うことができない。
入力がRGB形式信号のとき、図25に示す符号化処理をコンピュータで行ったときのデータの流れを図35に示す。入力されるRGB形式信号は、外部メモリ3401のある領域にマッピングされる(第35図中、符号3551を付した点線に対応)。マッピングされたRGB形式信号は、CPU3402に転送されて(3552)、YUV形式信号に変換するための演算が施され(3553)、いったん外部メモリ3401の別領域に書き込まれる(3554)。続いてシャフリングパターンに応じて得られるアドレスに従って、外部メモリ3401からブロック単位で画像信号が読み出されてCPU202へ転送され(3555)、直交変換、可変長符号化が行われ(3556)、データバス3403を介して符号化画像信号が出力される(3557)。
また図31に示す復号化処理をコンピュータで行ったときは、図36に示すように、データバス3403を介して伝送される符号化画像信号は、CPU3402に取り込まれ(第36図中、符号3651を付した点線に対応)、可変長復号及び逆直交変換が行われ(3652)、デシャフリングを行うために一旦外部メモリ3401に転送される(3653)。続いてデシャフリングパターンに応じたアドレスに従って、信号形式変換を行うために外部メモリ3401よりCPU3402に転送され(3654)、CPU3402でRGB形式信号に変換され(3655)、再び外部メモリ3401に転送される(3656)。外部メモリ3401に保持された画像信号をVRAM等の表示デバイスにマッピングすることで、画像の表示や記録を行うことができる。
通常外部メモリ3401とCPU3402相互間のデータ転送は、CPU内部のレジスタとレジスタ相互間もしくはキャッシュメモリとレジスタ相互間よりも時間を要する。従来例では、外部メモリ3401とCPU3402間のデータ転送を4回行っており、コンピュータのアーキテクチャによっては画像処理のリアルタイム性が損われることがある。
次に、直交変換を用いた符号化および復号化では、符号化時および復号化時の両方に直交変換を行う必要がある。しかしながら通常の画像信号に用いる直交変換は、無理数の乗算を含む複雑な演算であるため、大きな演算時間または回路規模を必要としていた。
従来例でも、直交変換演算の高速化を行うために、2つの入力の和と差を計算するバタフライ演算を多用する。このバタフライ演算は2つの入力X0、X1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を計算する。この演算を計算機上で行う場合は、次のように処理される。
(1) 入力値X0をレジスタAにセットする。
(2) 入力値X1をレジスタBにセットする。
(3) レジスタBの出力(X1)をレジスタCにセット(X1のコピー作成)。
(4) レジスタBの出力(X1)にレジスタAの出力(X0)を加算してレジスタBにセットする(X0+X1計算)。
(5) レジスタAの出力(X0)からレジスタCの出力(X1)を減算してレジスタAにセットする(X0−X1計算)。
(6) レジスタBの出力をY0として出力する。
(7) レジスタAの出力をY1として出力する。
以上のようにバタフライ演算は非常に単純な演算であるが、2つの演算出力を計算する際に最低3つのレジスタを必要とする。
一方、画像の符号化では8次の直交変換を用いることが多く、この場合には2入力4組のバタフライ演算を同時に実行する必要がある。このため合計12個のレジスタが必要となる。
これに対してパソコンで最も多く用いられているIntel社のCPUでは、レジスタの数が少なく、最新のMMX対応CPUでも整数レジスタ4個に8個のMMXレジスタを備えるのみである。そこで不足するレジスタを補うために、一部のレジスタのデータをメモリ上に待避することになる。直交変換では以上のようなバタフライ演算を繰り返し実行するため、レジスタ値のメモリ待避が頻繁に発生し実行時間を大幅に遅らせることになってしまう。
このようにバタフライ演算時のメモリ待避によって画像信号や音声信号の符号化および復号化演算時間が大きくなってしまうという大きな課題が存在した。
さらに、可変長復号において上記した可変長復号方法1および可変長復号方法2をプログラム化し、コンピュータで実行させた場合、以下のような問題が生じる。
可変長復号方法1の場合、スキャンを行う度に符号語が確定するか否かを判定する分岐命令を必要とする。しかし現在コンピュータにおいて支配的なCPUであるIntel社のPentium(登録商標)を用いたとき、分岐命令を実行するたびに、分岐命令以前に取得した高速処理のための処理情報がクリアされる。従って以後の演算を行うために、改めて上記処理情報を取得しなければならず、この間処理が中断する。DVCの可変長復号の場合、1ビット単位でスキャンすると、1符号語あたり最大11回、平均約3回の分岐命令を実行する必要がある。
一方、可変長復号方法2では、必要とするテーブルの大きさは、各入力ビットパターンに対して、符号長、ゼロラン、バリューの3つのパラメータを保持する必要がある。これら3つのパラメータを各1バイトとすると、テーブルの大きさは、3×216=192Kバイトにもなる。ところで、CPUに内蔵されているキャッシュメモリの大きさは最新のPentiumの場合、16Kバイト程度であり、可変長復号方法2で示したテーブルは上記キ
ャッシュメモリにすべて格納することができない。従って参照しようとするテーブルの内容がキャッシュメモリに格納されていない確率が高い。テーブルの内容がキャッシュメモリに含まれていない場合、外部メモリからキャッシュメモリに転送する必要があり、このために処理時間が大幅に大きくなる。
いずれの場合においても、従来までの符号化、復号化では、コンピュータでリアルタイム処理を行うことは困難であるという課題が有った。
本発明はかかる従来の課題に鑑み、より高速な処理が可能な復号化方法、復号化装置、及び記録媒体を提供することを目的とする。
第1の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する復号化方法であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)であるとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長j以下のとき復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(2)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
を含むことを特徴とする復号化方法である。
第2の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する復号化装置であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)であるとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長j以下のとき復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
(2)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
を含むことを特徴とする復号化装置である。
第3の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)であるとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長j以下のとき復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(2)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
を含むことを特徴とする、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
第4の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する復号化方法であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(3)前記符号長sがj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
(4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
を含み、前記(1)から(4)のステップを終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする復号化方法である。
第5の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する復号化装置であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
(3)前記符号長sがj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
(4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフト手段と、
を含み、前記(1)から(4)の手段による操作を終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする復号化装置である。
第6の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(3)前記符号長sがj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
(4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
を含み、前記(1)から(4)のステップを終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
第7の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する復号化方法であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する拡張第1テーブル参照ステップと、
(3)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
を含むことを特徴とする復号化方法である。
第8の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する復号化装置であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する拡張第1テーブル参照手段と、
(3)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
を含むことを特徴とする復号化装置である。
第9の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、
符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する拡張第1テーブル参照ステップと、
(3)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
を含むことを特徴とする、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
第10の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する復号化方法であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、
連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個以下の符号語と前記連続するm個以下の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記符号長の和sに関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個以下の符号語の次の符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(3)前記符号語参照位置に関する情報に従って前記連続するm個以下の符号語の次の符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個以下の符号語の次の符号語に関する復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
(4)前記符号長の和sに関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
を含み、前記(1)から(4)のステップを終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする復号化方法である。
第11の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する復号化装置であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、
連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個以下の符号語と前記連続するm個以下の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記符号長の和sに関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個以下の符号語の次の符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
(3)前記符号語参照位置に関する情報に従って前記連続するm個以下の符号語の次の符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個以下の符号語の次の符号語に関する復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
(4)前記符号長の和sに関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
を含み、前記(1)から(4)の手段による操作を終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする復号化装置である。
第12の本発明は、符号化されたデータを可変長復号化する、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録媒体であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
前記可変長復号化
(1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、
連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個以下の符号語と前記連続するm個以下の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記符号長の和sに関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個以下の符号語の次の符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(3)前記符号語参照位置に関する情報に従って前記連続するm個以下の符号語の次の符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個以下の符号語の次の符号語に関する復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
(4)前記符号長の和sに関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
を含み、前記(1)から(4)のステップを終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とするコンピュータにより処理可能な記録媒体である。
第13の本発明は、前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする上記第1、上記第4、上記第7、又は上記第10の本発明の復号化方法である。
第14の本発明は、前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする上記第2、上記第5、上記第8、又は上記第11の本発明の復号化装置である。
第15の本発明は、前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする上記第3、上記第6、上記第9、又は上記第12の本発明の記録媒体である。
第16の本発明は、前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする上記第1、上記第4、上記第7、又は上記第10の本発明の復号化方法である。
第17の本発明は、前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする上記第2、上記第5、上記第8、又は上記第11の本発明の復号化装置である。
第18の本発明は、前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする上記第3、上記第6、上記第9、又は上記第12の本発明の記録媒体である。
第19の本発明は、前記第2テーブルの前記符号語参照位置に関する情報として、
前記アドレスオフセット情報から得られる第2テーブルのアドレス値を補正する値を、対応する符号語の一部または全部のビットを切り出して生成するためのマスクパターンを出力することを特徴とする上記第1、上記第4、又は上記第7の本発明の復号化方法である。
第20の本発明は、前記第2テーブルの前記符号語参照位置に関する情報として、
前記アドレスオフセット情報から得られる第2テーブルのアドレス値を補正する値を、対応する符号語の一部または全部のビットを切り出して生成するためのマスクパターンを出力することを特徴とする上記第2、上記第5、又は上記第8の本発明の復号化装置である。
第21の本発明は、前記第2テーブルの前記符号語参照位置に関する情報として、
前記アドレスオフセット情報から得られる第2テーブルのアドレス値を補正する値を、対応する符号語の一部または全部のビットを切り出して生成するためのマスクパターンを出力することを特徴とする上記第3、上記第6、又は上記第9の本発明の記録媒体である。
第22の本発明は、前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする上記第1、または上記第4の本発明の復号化方法である。
第23の本発明は、前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする上記第2、または上記第5の本発明の復号化装置である。
第24の本発明は、前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする上記第3、または上記第6の本発明の記録媒体である。
第25の本発明は、前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする上記第7の本発明の復号化方法である。
第26の本発明は、前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする上記第8の本発明の復号化装置である。
第27の本発明は、前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする上記第9の本発明の記録媒体である。
第28の本発明は、前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする上記第10の本発明の復号化方法である。
第29の本発明は、前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする上記第11の本発明の復号化装置である。
第30の本発明は、前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする上記第12の本発明の記録媒体である。
以上述べたことから明らかなように、本発明によれば、可変長符号を復号するとき、最初に符号語の先頭から最大符号長よりも大幅に小さいjビットのデータを取得してテーブルを参照し、符号長がjビット以下の場合にはその1回のテーブルアクセスで復号データを得ることができる。可変長符号では符号長がjビット以下の符号語の発生確率が非常に高いため、殆どの場合は最初の1回のテーブルアクセスで復号データを得ることができる。更に符号長がj+1ビット以上の場合についても、簡単な演算と2回のテーブルアクセスで復号データが得られる。
また、テーブルのアドレスアクセスに用いるjビットは最大符号長よりも大幅に小さいビット数であるため、参照するテーブルの大きさが十分小さくなる。このため、アクセスするテーブルがキャッシュメモリに格納されている確率が非常に高くなり、外部メモリからテーブルデータを転送する時間を大幅に削減することができる。以上により、可変長復号の処理時間を大幅に短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態、及び本発明に関連する技術の発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第1の実施の形態として、第1図、第2図を用いて説明する。
第1図は第1の実施の形態の符号化装置の構成を説明するブロック図である。第1図において、101は入力端子、102は並べ替え手段としてのシャフリング部、103は信号形式変換部、104は直交変換部、105は可変長符号化部、106は出力端子である。なお、入力端子101より入力される画像信号はRGB形式信号とする。
入力端子101より入力されたRGB形式信号は、シャフリング部102によりシャフリングが施される。シャフリングされたRGB形式信号は信号形式変換部103に送られ、YUV形式信号に変換される。YUV形式信号は直交変換部104で直交変換が施され、直交変換係数が得られる。直交変換係数は、可変長符号化部105でハフマン符号化される。この際、シンクブロック全体の符号量がある値を越えないように、上記直交変換係数に適切な量子化が行われる。符号化された画像信号は出力端子106より出力される。
第2図は、本実施の形態の処理をコンピュータで行ったときのデータの流れを説明する図である。第2図において、201は外部メモリ、202はCPU、203はデータバスである。
従来例と同様に、入力RGB形式信号は、外部メモリ201のある領域にマッピングされる(第2図中、符号251を付した点線に対応)。外部メモリ201にマッピングされたRGB形式信号に対して、シャフリングパターンに応じたアドレスに格納されている画素データをCPU202に転送する(符号252)。CPU202では、信号形式変換、直交変換、可変長符号化が逐次行われる(符号253)。これら一連の演算はシンクブロックすなわち30ブロック単位で行うことができる。1画素の情報量を1バイトとしたとき、30×8×8=1920バイトとなり、CPU内に位置するキャッシュメモリに保持しておくことができる。演算を行うレジスタとキャッシュメモリ間のデータ転送時間は、レジスタと外部メモリ201間の転送時間に比べて十分小さい。従って、信号形式変換および直交変換を、外部メモリを介することなく連続して行うことができる。符号化された画像信号はデータバス203を介して出力される(符号254)。
以上説明したように、第1の実施の形態では、第35図に示す従来例と比較したとき、信号形式変換後、シャフリングを行うために一度メモリへ書き戻す操作と、直交変換および可変長符号化を行うために再度メモリから読み出す操作とを省略することができる。この結果CPUと外部メモリ間のデータ転送が不要となり、処理時間を大幅に短縮することができる。
なお本実施の形態では、入力画像信号としてRGB形式信号としたが、入力信号がYUV422コンポーネント信号であり、信号変換部でYUV422コンポーネント信号からYUV411コンポーネント信号に変換する場合であっても、同様の効果が得られる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるための符号化プログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第2の実施の形態として、図3を用いて説明する。
図3は、第2の実施の形態の符号化装置の構成を示すブロック図である。図3の301は画素値入力部、302はブロック生成部、303は画素値検出部、304は直交変換部、305は交流成分0設定部、306は出力部である。
次に第2の実施の形態の動作を説明しながら、本発明に関連する技術の発明の符号化方法の一実施の形態の動作を同時に述べる。
本実施の形態では、まず画素値入力部301から入力された画素単位の映像データがブロック生成部302で水平8画素、垂直8画素からなる2次元ブロックに分割される。次に、画素値検出部303では、ブロック毎にブロック内の全ての画素値がほぼ同一であるかどうかが検出される。この結果ブロック内の画素値がほぼ同一である場合には、交流成分0設定部305において、ブロック内の任意の画素値またはその倍数を直流係数成分とし、それ以外の全ての交流係数成分値を0に設定し、出力部306から出力する。逆に、ブロック内の画素値がほぼ同一で無い場合には、直交変換部304で通常の2次元直交変換を実行して出力部306から出力する。
このように第2の実施の形態では、ブロック内の画素値がほぼ同一である場合には、直交変換演算を省略できるため、直交変換に要する演算量を大幅に低減することが可能になる。また交流成分0設定部305では、直流係数成分値としてブロック内の複数画素値から得られる演算結果を用いることも可能である。更に直交変換としては通常離散コサイン変換(DCT)が適用される。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第3の実施の形態として、図4を用いて説明する。
図4は、第3の実施の形態の符号化装置の構成を示すブロック図である。401は第1直交変換部、402は画素値検出部、403は第2直交変換部、404は交流成分0設定部である。
図4の画素値入力部301およびブロック生成部302の動作は、図3で述べた内容と同じである。
さて、ブロック化された画素値は、まず第1直交変換部401で水平方向に直交変換さえる。次に画素値検出部402では水平方向に直交変換された画素値(係数成分)を垂直方向に検査し、垂直方向の直交変換単位内の全ての係数成分値がほぼ同一であるかどうかを検出する。
垂直方向の直交変換単位内の係数成分値がほぼ同一である場合には、交流成分0設定部404で、前記垂直方向の直交変換単位内の任意の係数成分値またはその倍数を直流係数成分とし、それ以外の全ての交流係数成分値を0に設定し、出力部306から出力する。逆に、前記垂直方向の直交変換単位内の係数成分値がほぼ同一で無い場合には、第2直交変換部403で通常の直交変換を実行して出力部306から出力する。
本実施の形態では、2次元直交変換の水平または垂直の2番目に実行される直交変換時に直交変換演算を行うかどうかを選択する。通常最初の直交変換によって情報が一部の係数成分に集中するため、2番目の直交変換時には直流成分しか持たない直交変換単位が多数存在する。このため実際に直交変換演算を実行する回数を大幅に低減することが可能になる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第4の実施の形態として、図5を用いて説明する。
図5は、第4の実施の形態の符号化装置の構成を示すブロック図である。図5において、501は画素値検出部、502は直流、交流成分0設定部である。
図5の画素値入力部301、ブロック生成部302および第1直交変換部401の動作は、図4と同じである。
さて、画素値検出部501では水平方向に直交変換された画素値(係数成分)を垂直方向に検査し、垂直方向の直交変換単位内の全ての係数成分値がほぼ0であるかどうかを検出する。
垂直方向の直交変換単位内の係数成分値がほぼ0である場合には、直流、交流成分0設定部502で、前記垂直方向の直交変換単位内の直流係数成分および全ての交流係数成分値を0に設定し、出力部306から出力する。逆に、前記垂直方向の直交変換単位内の係数成分値がほぼ0で無い場合には、第2直交変換部403で通常の直交変換を実行して出力部306から出力する。
本実施の形態でも、2次元直交変換の水平または垂直の2番目に実行される直交変換時に直交変換演算を行うかどうかを選択する。通常2番目の直交変換時には全ての係数成分が0である直交変換単位が多数存在する。このため実際に直交変換
演算を実行する回数を大幅に低減することが可能になる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
なお、第2、第3、第4の実施の形態においては、k画素またはk直交係数を同時に演算できるような演算装置に適用する際には、上記の実施の形態の検出等をk画素単位に変更することによって、より効率を改善できる。
また、本発明は任意の画像信号に対応可能であり、直交変換の次数、種類も実施の形態以外の任意の方法を適用可能である。また2次元直交変換の水平、垂直の演算順番についても変更可能である。
更に実施の形態のブロック図で説明した構成も処理順番も含めて様々の実現方法が可能である。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第5の実施の形態として、図6を用いて説明する。
図6は、第5の実施の形態の加減算方法を説明するためのフリーチャート図である。図6の601は第1入力ステップ、602は第2入力ステップ、603は第1演算ステップ、604は第2演算ステップ、605は第3演算ステップ、606は第1出力ステップ、607は第2出力ステップである。
次に本実施の形態の動作を説明する。
まず第1入力ステップ601では入力値X0をレジスタAにセットし、第2入力ステップ602では入力値X1をレジスタBにセットする。第1演算ステップ603では、レジスタBの出力(入力値X1)にレジスタAの出力(入力値X0)を加算し、その結果(新X1)をレジスタBにセットする。第2演算ステップ604では、レジスタAの出力(入力値X0)を2倍にして、その結果(新X0)をレジスタAにセットする。第3演算ステップ605では、レジスタAの出力(新X0)からレジスタBの出力(新X1)を減算し、その結果(新々X0)をレジスタAにセットする。最後に第1出力ステップ606でレジスタBの出力を出力値Y0として出力し、第2出力ステップ607でレジスタAの出力を出力値Y1として出力する。
以上のように本実施の形態では、レジスタAおよびレジスタBの2つのレジスタのみでバタフライ演算を実現している。これによって8次の直交変換に必要な4組のバタフライ演算が8個のレジスタのみで実現できる。この場合には最新のMMX対応レジスタを用いればメモリ待避無しで直交変換が実現できることになる。また直交変換では上記のような加減算演算を繰り返し実行するため、本実施の形態での出力がそのまま次の加減算演算の入力になる場合もある。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第6の実施の形態として、図7を用いて説明する。
図7は、第6の実施の形態の加減算方法を説明するためのフローチャートである。図7の構成は図6とほとんど同じであるが、図中の703は第1演算ステップ、704は第2演算ステップ、705は第3演算ステップである。
本実施の形態では、まず第1入力ステップ601では入力値X0をレジスタAにセットし、第2入力ステップ602では入力値X1をレジスタBにセットする。第1演算ステップ703では、レジスタAの出力(入力値X0)からレジスタBの出力(入力値X1)を減算し、その結果(新X0)をレジスタAにセットする。第2演算ステップ704では、レジスタBの出力(入力値X1)を2倍にして、その結果(新X1)をレジスタBにセットする。第3演算ステップ705では、レジスタBの出力(新X1)にレジスタAの出力(新X0)を加算し、その結果(新々X1)をレジスタBにセットする。最後に第1出力ステップ606でレジスタBの出力を出力値Y0として出力し、第2出力ステップ607でレジスタAの出力を出力値Y1として出力する。
本実施の形態でも第5の実施の形態と同様にバタフライ演算を2つのレジスタのみで実現することが可能になる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第7の実施の形態として、図8を用いて説明する。
図8は、第7の実施の形態の加減算方法を説明するためのフローチャートである。本実施の形態では、第5の実施の形態の第2演算ステップ604を、第2演算ステップ804に変更したものである。まず第1入力ステップ601では入力値X0をレジスタAにセットし、第2入力ステップ602では入力値X1をレジスタBにセットする。第1演算ステップ603では、レジスタBの出力(入力値X1)にレジスタAの出力(入力値X0)を加算し、その結果(新X1)をレジスタBにセットする。第2演算ステップ704では、レジスタAの出力(入力値X0)をレジスタAの出力(入力値X0)に加算して、その結果(新X0)をレジスタAにセットする。第3演算ステップ605では、レジスタAの出力(新X0)からレジスタBの出力(新X1)を減算し、その結果(新々X0)をレジスタAにセットする。最後に第1出力ステップ606でレジスタBの出力を出力値Y0として出力し、第2出力ステップ607でレジスタAの出力を出力値Y1として出力する。
このように本実施の形態では、第5の実施の形態の2倍演算を加算演算で実現している。加算演算は計算機の基本機能であり高速に実現できるため、バタフライ演算の高速化が実現できる。また2命令同時実行可能なCPUにおいては加算命令が他の命令と同時に実行できる可能性が高いため、更に演算効率を改善することが可能になる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第8の実施の形態として、図9を用いて説明する。
図9は、第8の実施の形態の加減算方法を説明するためのフローチャートである。本実施の形態では、第6の実施の形態の第2演算ステップ704を、第2演算ステップ904に変更したものである。まず第1入力ステップ601では入力値X0をレジスタAにセットし、第2入力ステップ602では入力値X1をレジスタBにセットする。第1演算ステップ703では、レジスタAの出力(入力値X0)からレジスタBの出力(入力値X1)を減算し、その結果(新X0)をレジスタAにセットする。第2演算ステップ904では、レジスタBの出力(入力値X1)をレジスタBの出力(入力値X1)に加算して、その結果(新X1)をレジスタBにセットする。第3演算ステップ705では、レジスタBの出力(新X1)にレジスタAの出力(新X0)を加算し、その結果(新々X1)をレジスタBにセットする。最後に第1出力ステップ606でレジスタBの出力を出力値Y0として出力し、第2出力ステップ607でレジスタAの出力を出力値Y1として出力する。
本実施の形態でも第5の実施の形態の2倍演算を高速な加算演算で実現している。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第9の実施の形態として、図10を用いて説明する。
図10は、第9の実施の形態の加減算方法を説明するためのフローチャートである。本実施の形態は、第5の実施の形態の第2演算ステップ604を、第2演算ステップ1004に変更したものである。まず第1入力ステップ601では入力値X0をレジスタAにセットし、第2入力ステップ602では入力値X1をレジスタBにセットする。第1演算ステップ603では、レジスタBの出力(入力値X1)にレジスタAの出力(入力値X0)を加算し、その結果(新X1)をレジスタBにセットする。第2演算ステップ1004では、レジスタAの出力(入力値X0)をMSB側に1ビットシフトして、その結果(新X0)をレジスタAにセットする。第3演算ステップ605では、レジスタAの出力(新X0)からレジスタBの出力(新X1)を減算し、その結果(新々X0)をレジスタAにセットする。最後に第1出力ステップ606でレジスタBの出力を出力値Y0として出力し、第2出力ステップ607でレジスタAの出力を出力値Y1として出力する。
このように本実施の形態では第5の実施の形態の2倍演算を単純なシフト演算で実現している。シフト演算は計算機の基本機能であり高速に実現できるため、バタフライ演算の高速化が実現できる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第10の実施の形態として、図11を用いて説明する。
図11は、第10の実施の形態の加減算方法を説明するためのフローチャートである。本実施の形態は第6の実施の形態の第2演算ステップ704を、第2演算ステップ1104に変更したものである。まず第1入力ステップ601では入力値X0をレジスタAにセットし、第2入力ステップ602では入力値X1をレジスタBにセットする。第1演算ステップ703では、レジスタAの出力(入力値X0)からレジスタBの出力(入力値X1)を減算し、その結果(新X0)をレジスタAにセットする。第2演算ステップ1104では、レジスタBの出力(入力値X1)をMSB側に1ビットシフトして、その結果(新X1)をレジスタBにセットする。第3演算ステップ705では、レジスタBの出力(新X1)にレジスタAの出力(新X0)を加算し、その結果(新々X1)をレジスタBにセットする。最後に第1出力ステップ606でレジスタBの出力を出力値Y0として出力し、第2出力ステップ607でレジスタAの出力を出力値Y1として出力する。
本実施の形態でも第5の実施の形態の2倍演算を高速なシフト演算で実現している。
以上のように上記第5から第10の実施の形態においては、直交変換の基本であるバタフライ演算を2つのレジスタのみで実行することが可能であり、演算結果のメモリ待避を最小にできるため、演算時間を大幅に短縮することが可能になる。
明細書中で開示した2倍演算(加算演算、シフト演算も含む)を用いる方法は、以上の実施の形態以外のさまざまな実現方法が可能であり、ソフトウエアのみの実現に加えて、ハードウエアでの実現も可能である。また実際の直交変換演算では、本発明の基本技術に加えて、実施する直交変換に対応した様々な演算が付加されたものとなる。
また、第5から第10の実施の形態で説明した直交変換方法は、符号化における直交変換のみならず、復号化における逆直交変換においても、まったく同様に適用することができる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明の一実施の形態を第11の実施の形態として、図12〜図14を用いて説明する。
なお、以下の発明の実施の形態における可変長符号は、図29に示されているような1符号語あたりの符号長の最大値を16とし、符号語の先頭から8ビットより符号長sが一意に定まるような符号であるとする。
図12は、本実施の形態の可変長復号方法を説明するためのフローチャートである。
符号語が入力されたとき、先頭から8ビットのデータを第1テーブルアクセスデータとして第1テーブルをアクセスする。第1テーブルは、入力された8ビットデータに対して符号長sが一意に定まる。s≦8のとき、符号長および復号データであるゼロラン、バリューが出力される。なお、符号語がEOBのときは、EOBと判別できるように例えばゼロランに127を設定しておく。
例えば、符号語が「01111100110011」であるとき、符号語の先頭から8ビット、すなわち「01111100」を取得する。これを第1テーブルに入力するとs=5、ゼロラン=1、バリュー−1が得られる。同時に符号語は「01111」であり、符号語の復号が完了する。
またs≧9のときは、符号長sのほか第2テーブルをアクセスするためのマスクパターン、およびオフセット値が出力される。マスクパターン、オフセット値はsの値に対して一意的である。
図13は第1テーブルの参照の前後の動作について詳細に説明した図である。第1テーブルの構成は、入力値が「00000000」から「11011111」までのときは、符号長が8ビット以下であるので第1テーブルより符号長、ゼロラン、バリューが出力される(出力1)。
一方、入力値が「11100000」から「11111101」のときは、符号長sは確定するが、s≧9であるので入力値だけでは復号データを出力することができない。このときは、符号長sのほかに第2テーブルをアクセスするためのマスクパターン、オフセット値が出力される(出力2)。
なお入力値が「11111110」のときは、13ビット長の符号のうち下位6ビットが直接ゼロランの値となりバリューは0である(出力3)。また「11111111」のときは、16ビット長の符号のうち下位9ビットよりバリューを簡単な演算で求めることができゼロランは0である(出力4)。
図14は、s≧9のとき第1テーブル出力と取得される符号語と第2テーブルとの関係について説明した図である。以下s≧9であるときの復号データの取得方法について説明する。
第2テーブルは、符号長が9から13(ただし出力3は除く)の符号語に対して、符号語の値の小さい順にアドレス(初期値0)及び出力値を並べた構成となっている。
改めて取得されたsビット長の符号語に対し、第1テーブルの出力であるマスクパターンとAND演算を施す。このときマスクされて得られた値t(図中において、点々を施した部分)は、同一符号長の符号語内では一意に定まる値である。次に第1テーブルから符号長に応じて一意に定まるオフセットfを用いて、a=f+tを算出する。このとき、aを第2テーブルに入力とすれば、対応する符号語の出力、すなわちゼロランとバリューを一意的に得ることができる。
たとえば、符号語「1111011110」を復号する場合は以下のようになる。
最初に先頭から8ビットのデータすなわち「11110111」を取得する。「11110111」のパターンの符号長は10であり、対応するマスクパターン、オフセット値fはそれぞれ「11111」、32となる。
符号長は10であるから、符号語は「1111011110」であることがわかる。よってマスク値tは、マスクパターン「11111」とANDをとった「11110」、すなわち30となる。
第2テーブルへの入力アドレスはf+t=30+32=62となる。この時の出力はゼロラン0、バリュー22であり、符号語「1111011110」が復号される。
ところで、本実施形態における可変長符号において、符号長が8以下の符号が出現する確率は約90%である。従って1回のテーブル参照で復号できる確率は約90%であり、それ以外の場合でも2回テーブル参照を行えば復号することができる。また第1テーブルの大きさは、出力1、出力2ともに3バイトでよいので3×28=768バイトとなる。一方、第2テーブルの大きさは、入力アドレスが0から128であり、パラメータはゼロラン、バリューの2バイトでよいので2×128=256バイトである。両テーブルの大きさの和は1Kバイトであり、十分キャッシュメモリに格納できる大きさである。また、出力3および出力4の場合は、符号長がわかればゼロランまたはバリューが簡単な演算で求めることができる。
以上のように、第11の実施の形態においては、可変長符号を復号するとき、最初に符号語の先頭から8ビットのデータを取得してテーブルを参照し、符号長が9ビット以上であれば、さらにもう一度テーブルを参照することで復号データを得ることができる。このとき、必要とする処理は、約90%の確率で1回(最大でも2回)のテーブルアクセス、最大2回(通常1回)の分岐命令、および簡単な演算のみである。
よって本実施の形態によれば、従来の技術で説明した可変長復号方法1と比較して分岐命令回数を大幅に削減することができる。また可変長復号方法2と比較して、参照するテーブルの大きさが十分小さいので、アクセスするテーブルがキャッシュメモリに格納されている確率が非常に高くなり、外部メモリからテーブルデータを転送する時間を大幅に削減することができる。結果として、可変長復号方法1および可変長復号方法2よりも高速に復号演算を処理することができるようになる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明の一実施の形態を第12の実施の形態として、図15を用いて説明する。
図15は第12の実施の形態における可変長復号方法についてのフローチャートである。なお、本実施の形態では、図34に記載されている構造を持つコンピュータを用い、また、レジスタの大きさは32ビットとする。
最初、外部メモリ3401に保持されている符号語列に対し、先頭から32ビットをレジスタAに符号語列の先頭がMSB(Most Significant Bit)にロードし、残存符号長Lに32をセットする。続いてレジスタAの内容をレジスタBにコピーし、レジスタBに24ビット右論理シフトを施す。この操作で、符号語列から8ビットデータが取得されたことになる。
8ビットデータをテーブル参照アドレス(のオフセット)として第1テーブルにアクセスし、第11の実施形態に記載されている所定の復号操作を行い、符号長sほか復号データを得る。復号後、レジスタAに対しsビット左論理シフトを行い、Lからsを減じたものを新たなLとする。この操作により、直前に復号された符号語が削除されたことになる。
これを繰り返し、もしLが16未満ならば、続きの符号語を外部メモリ3401より取得し、レジスタAに残存している符号語列と結合し、新たな符号語列を作成する。この操作をEOBが出現するまで繰り返す。
以上説明したように、本実施の形態によれば、一連の可変長符号語列の復号化を高速に実現することが可能となる。
なお本実施の形態においては、レジスタの大きさを32ビットとしたが、これはIntel
社が発表したMMXレジスタ(64ビット)を用いても実現できる。この 場合は、最初
に64ビットの符号語をレジスタにロードし、残存符号長が32未満になったとき、外部メモリから32ビットデータを取得すればよく、他の部分は32ビットレジスタの場合と同様である。MMXレジスタを用いることで、1符号語群あたりのメモリアクセス回数が約半分になり、さらに高速な可変長復号を行うことができる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明の一実施の形態を第13の実施の形態として、図16、図17を用いて説明する。
図16は本実施の形態における可変長復号方法についてのフローチャートであり、また図17は本実施の形態における第1テーブルについて説明した図である。
第12の実施の形態と異なる点は、入力される8ビットパターン中に、連続する2符号語(以下順に符号語I、符号語IIとする)の符号長の和が8以下でかつ両符号語のゼロラン長がともに0であるような2符号語が含まれる場合、出力として、符号長の代わりに2符号語の符号長の和に−1を乗じたもの、ゼロランの代わりに符号語Iのバリュー(バリューI)、符号長IIの代わりに符号語IIのバリュー(バリューII)を設定する。例えば、8ビットパターンが「00110010」の場合、この中に(符号長,ゼロラン,バリュー)=(3,0,-1)である符号語I「001」と(5,0,4)である符号語II「10010」が含まれている。このとき、第1テーブルの「00110010」なる入力に対応する符号長の領域に−8、ゼロランの領域に−1、バリューの領域に4を設定する。
図16のフローチャートで、符号語列から8ビットデータを取得したとき、その値が「00110010」であるとき、符号長s=−8が出力される。このとき、符号長は−sをとって8とする。さらにゼロラン領域から出力される値をバリューIに、バリュー領域から出力される値をバリューIIに読み替えると、両符号語のゼロランはともに0であるから2符号語分の復号が1回のテーブル参照で実行できる。
その他の動作は第12の実施の形態と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、符号長の短い符号語が連続するとき、1回のテーブル参照で2符号語を一度に復号することができ、復号処理のさらなる高速化を行うことができる。
なお、本実施の形態の説明では、バリューI、バリューIIをそれぞれ第1テーブルのゼロラン領域、バリュー領域に保持しているものとしたが、逆の場合でもかまわない。また、2符号語を一度に復号する場合の符号語列を識別するため、符号長に−1を乗じたものとしたが、識別ができれば他の方法を用いても構わない。さらに、1つの入力ビットパターンに対して4バイト分の領域を確保するとすれば、例えば符号長、符号語Iのゼロラン、符号語Iのバリュー、符号語IIのバリューというデータ割り当てを行い、符号長の和が8ビットでかつ符号語IIのゼロランが0(符号語Iのゼロランは0でなくても構わない)の場合に拡張を行うこともできる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明の一実施の形態を第14の実施の形態として、図18、図19を用いて説明する。
図18は本実施の形態における可変長復号方法についてのフローチャートであり、また図19は本実施の形態における第1テーブルについて説明した図である。
本実施の形態において、第13の実施の形態と異なる部分は、連続する2符号語(以下順に符号語I、符号語IIとする)に対して、符号語Iの符号長が7以下、符号語Iと符号語IIの符号長の和が9以上、かつ符号語IIが「8−符号語Iの符号長」ビットで符号長が確定するとき、第1テーブルの出力は、符号長に−1を乗じたもの、符号語Iのゼロラン、バリュー、および符号語IIを復号するための第2テーブルアクセスオフセットを出力する点である。
例えば図19で、取得された8ビットデータが、「00111000」とすると、「001」が符号語I(符号長3)となり符号語Iのゼロラン、バリューである−1、0を出力する。また、残りの「11000」で始まる符号語の符号長は7と確定するので、符号長として符号語Iの符号長3と符号語IIの符号長7の和である10に−1を乗じた「−10」を出力し、さらに符号語IIに対する第2テーブルへアクセスするためのオフセットを出力する。
その他の動作は第13の実施の形態と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1テーブルおよび第2テーブルの2回のテーブル参照で、2つの符号語を1回の符号語取得で復号することができ、復号処理のさらなる高速化を行うことができる。
なお、第11〜第14の実施の形態において、第1テーブルの出力として、各符号語の符号長を出力していたが、符号長そのものでなくても符号長を一意に定めることができれば、他の値であってもよい。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第15の実施の形態として、図20を用いて説明する。
図20は本実施の形態の復号化装置の構成を示すブロック図である。図20の2001は符号化データ入力部、2002は符号語復号部、2003は存在範囲検出部、2004は直交変換部、2005は直流成分置き換え部、2006は出力部である。
本実施の形態は直交変換を用いて符号化されたデータを復号する際に用いる逆直交変換に適用する。まず図20の符号化データ入力部2001から入力される符号化データは、符号語復号部2002で符号語から直交係数成分値に変換される。ここでは復号前のブロックの直交係数成分値を全て0に初期化し、復号時に直交係数成分値が0でない場合には、その直交係数成分値を2次元ブロック内の対応する位置に上書きする。同時に上書きした2次元上の位置を、存在範囲検出部2003でその直交係数成分値のブロック内の存在位置を記憶する。また存在位置は、同一ブロック内で水平または垂直方向により高周波成分が発生した場合にのみ更新される。
ここで1ブロック分の直交係数成分値が得られた後に、前記記憶された直交係数成分値の存在位置が交流成分の存在を示す場合には、直流成分置き換え部2005で直流係数成分またはその倍数値を全ての画素値として出力部2006から出力する。逆に直交係数成分値の存在範囲が直流係数成分に限定される場合には、直交変換部2004で通常の直交変換を実行して出力部2006から出力する。
本実施の形態を用いることによって、符号語の復号時に非0の直交係数成分が発生した場合にのみ直交係数成分の存在位置を検出するため、位置検出の演算量が非常に小さく、かつ直交変換の演算量を大幅に低減することができる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第16の実施の形態として、図21を用いて説明する。
図21は本実施の形態の復号化装置の構成を示すブロック図である。2101は存在範囲検出部、2102は直交変換選択部、2103は第1直交変換部、2104は第2直交変換部である。
図21の符号化データ入力部2001と符号語復号部2002の動作は、図20と同じである。存在範囲検出部2101では、符号語復号部2002の結果により、非0の直交係数成分の存在位置を垂直方向の直交変換単位毎に記憶する。 次に直交変換選択部2102では、垂直方向の直交変換単位毎に非0の直交変換係数成分の最大位置によって、第1直交変換部2103の動作を制御する。ここで第1直交変換部2103では通常の直交変換と、直流係数成分たはその倍数を全ての変換値とする簡易直交変換の2種類を切り替える。このようにして、交流直交成分の存在する直交変換単位のみに実際の直交変換演算を実行する。また垂直方向の直交変換をされた直交係数成分は、第2直交変換部2104で水平方向の直交変換をなされて出力部2106に出力される。
本実施の形態では2次元ブロックの水平または垂直の直交変換単位毎に実際の直交変換処理を行うかどうかを決定できるため、任意の画像情報に対して直交変換時の演算量を低減させることが可能になる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第17の実施の形態として、図22を用いて説明する。
図22は本実施の形態の復号化装置の構成を示すブロック図である。2201は第1方向存在範囲検出部、2202は第1方向直交変換選択部、2203は第1直交変換部、2204は第2方向存在範囲検出部、2205は第2方向直交変換選択部、2206は第2直交変換部である。
図22の符号化データ入力部2001と符号語復号部2002の動作は、図20と同じである。第1存在範囲検出部2201では、図21の存在範囲検出部2101と同様に、非0の直交係数成分の存在位置を垂直方向の直交変換単位毎に記憶する。次に第1直交変換選択部602では、垂直方向の直交変換単位毎に非0の直交変換係数成分の最大位置によって、第1直交変換部2203の動作を制御する。ここで第1直交変換部2203では通常の直交変換と、直流係数成分またはその倍数を全ての変換値とする簡易直交変換の2種類を切り替える。
次に第2方向存在範囲検出部2204では第1直交変換部からの出力を受けて、水平方向の直交変換単位毎に、非0の直交係数成分の存在範囲を記憶する。第2直交変換選択部2205では、水平方向の直交変換単位毎に非0の直交変換係数成分の最大位置によって、第2直交変換部2206の動作を制御する。ここで第2直交変換部2206では通常の直交変換と、直流係数成分またはその倍数を全ての変換値とする簡易直交変換の2種類を切り替える。このようにして第1方向および第2方向の直交変換によって得られる画素値が出力部2006から出力される。
本実施の形態では、第15の実施の形態に加えて、第2方向の直交変換の演算量も低減できるため、より大きな効果が得られる。
第16、第17の実施の形態では、第1または第2直交変換部で2種類の直交変換方法を切り替えているが、利用する直交係数成分数によってこれ以外の直交変換方法を選択することも可能である。
また通常直交変換を用いた符号化では、2次元ブロックの直交係数成分を2次元的に低周波成分から高周波成分の順番に符号化するためジグザグスキャンという並べ替えを行う。この場合には各直交変換単位の非0の直交係数成分の存在範囲を各直交変換単位の最後に現れた非0の直交係数成分の位置で表すことが可能になる。したがってより簡単に存在範囲を検出することが可能になる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
本発明に関連する技術の発明の一実施の形態を第18の実施の形態として、図23、図24を用いて説明する。
図23は本実施の形態の復号化装置の構成を示すブロック図である。図23において、2301は入力端子、2302は可変長復号化部、2303は逆直交変換部、2304はYUV形式信号からRGB形式信号に変換する信号形式変換部、2305はデシャフリング部、2306は出力端子である。
入力端子2301より入力された可変長符号化されたYUV形式の画像信号は、可変長復号化部2302で復号化が行われる。復号された信号は逆直交変換部2303により通常のYUV形式信号となり、直ちに各座標ごとに信号形式変換部2304によりRGB形式信号となる。信号形式変換部2304により得られたRGB形式信号は、デシャフリング部2305によりデシャフリングされた後、出力端子2306から出力される。
図24は、上記画像信号処理をコンピュータで行ったときの、データの流れを説明する図である。
データバス203より入力された符号化されたYUV形式信号は、CPU202に取り込まれ(2451)、復号化、逆直交変換、信号形式変換が連続して行われる(2452)。信号形式変換が行われた画像信号は、外部メモリ201上に、シャフリングパターンに応じて生成されるアドレスに書き込まれる。このとき、外部メモリ201には再生する画像が正しく保持されていることになり、外部メモリ201の画像信号をVRAM等の表示デバイス、またはファイルにマッピングすることで、画像信号の表示、保存等を行うことができる(2454)。
以上説明したように、本実施の形態では、図36に示す従来例と比較したとき、逆直交変換後にデシャフリングを行うためのメモリへの書き込み操作と、信号形式変換を施すためのメモリからの読み出し操作とを省略することができ、全体の処理時間を短縮することができる。この結果CPUと外部メモリ間のデータ転送が不要となり、処理時間を大幅に短縮することができる。
尚、本実施の形態では、出力される画像信号としてRGB形式信号としたが、信号形式変換部で変換する信号形式は、RGB形式信号に限らずどのような形式であっても同様の効果が得られる。
尚、本実施の形態の各手段の全部又は一部の手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した磁気記録媒体や光記録媒体等の記録媒体を作成し、これを利用して上記と同様の動作を行わせる様にしても良い。
なお、これまで説明した全実施の形態は、ソフトウエアによる実現も可能であり、また記録媒体、伝送媒体を介して実行することも可能である。更に上記の複数の技術を組み合わせた直交変換を含む符号化方法、装置、プログラムも構成可能である。
又、本発明はプログラムによって実現し、これをフロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に記録して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムで容易に実施することができる。第37(a)〜第37(c)図は、これをフロッピーディスクで実施する場合を説明したものである。
第37(a)図は、記録媒体本体であるフロッピーディスクの物理フォーマットの例を示す図である。同心円状に外周から内周に向かってトラックを作成し、各トラック領域を円周方向に16のセクタに分割している。このように割り当てられた領域に従ってプログラムを記録する。
第37(b)図は、このフロッピーディスクを収納するケースを説明した図である。左からフロッピーディスクケースの正面図、及びこの断面図、そしてフロッピーディスクをそれぞれ表す。このようにフロッピーディスクをケースに収納することにより、ディスクを埃や外部からの衝撃から守り、安全に移送することができる。
第37(c)図は、フロッピーディスクにプログラムの記録再生を行うことを説明した図である。図示のように、コンピュータシステムにフロッピードライブを接続することにより、ディスクに対してプログラムの記録再生を行うことができる。ディスクはフロッピーディスクにスロットを介して組み込み、および取り出しがなされる。記録する場合は、コンピュータシステムからプログラムをフロッピーディスクに記録する。再生する場合は、フロッピーディスクドライブがプログラムをディスクから読み出し、コンピュータシステムに転送する。
以上述べた様に、第1の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化する符号化方法であって、
前記ブロック複数個によりマクロブロックを構成するマクロブロック構成ステップと、
前記マクロブロックを単位として、前記マクロブロックの配置を変更するシャフリングステップと、
前記所定信号形式の画像データを別信号形式の画像データに変換する信号形式変換ステップと、
前記信号形式変換された画像データを直交変換する直交変換ステップと、
前記直交変換ステップの出力を符号化する符号化ステップとを備え、
前記シャフリングステップにより配置を変更された1個若しくは複数個の前記マクロブロックを単位として、前記信号形式変換ステップ、前記直交変換ステップ、および前記符号化ステップとを連続して行うことを特徴とする符号化方法である。
第2の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化する符号化装置であって、
前記ブロック複数個によりマクロブロックを構成するマクロブロック構成手段と、
前記マクロブロックを単位として配置を変更するシャフリング手段と、
前記所定信号形式の画像データを別信号形式の画像データに変換する信号形式変換手段と、
前記信号形式変換された画像データを直交変換する直交変換手段と、
前記直交変換手段の出力を符号化する符号化手段とを備え、
前記シャフリング手段により配置を変更された1個若しくは複数個の前記マクロブロックを単位として、前記マクロブロック単位で、前記信号形式変換手段、前記直交変換手段、および前記符号化手段とを連続して行うことを特徴とする符号化装置である。
第3の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化する、コンピュータに実行させるための符号化プログラムを記録した記録媒体であって、
前記ブロック複数個によりマクロブロックを構成し、
前記マクロブロックを単位として配置を変更し、
前記所定信号形式の画像データを別信号形式の画像データに変換し、
前記信号形式変換された画像データを直交変換し、
前記直交変換の出力を符号化し、
かつ、配置を変更された1個若しくは複数個の前記マクロブロックを単位として、前記マクロブロック単位で、信号形式変換、直交変換、および符号化を連続して行うことをコンピュータに実行させるための前記符号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第4の発明は、前記入力された画像データは、赤、緑、青信号であり、前記信号形式変換後の画像データは、輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第1の発明の符号化方法である。
第5の発明は、前記入力された画像データは、赤、緑、青信号であり、前記信号形式変換後の画像データは、輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第2の発明の符号化装置である。
第6の発明は、前記入力された画像データは、赤、緑、青信号であり、前記信号形式変換後の画像データは、輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第3の発明の記録媒体である。
第7の発明は、前記入力された画像データは、輝度、第1色差、第2色差信号であり、前記信号形式変換後の画像データは、変換前と構成が異なる輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第1の発明の符号化方法である。
第8の発明は、前記入力された画像データは、輝度、第1色差、第2色差信号であり、前記信号形式変換後の画像データは、変換前と構成が異なる輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第2の発明の符号化装置である。
第9の発明は、前記入力された画像データは、輝度、第1色差、第2色差信号であり、前記信号形式変換後の画像データは、変換前と構成が異なる輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第3の発明の記録媒体である。
第22の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化方法であって、
少なくとも直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1とを生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する加算ステップと、
第2に前記X0を2倍して新X0を生成する2倍化ステップと、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化方法である。
第23の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化装置であって、
少なくとも直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する加算手段と、
第2に前記X0を2倍して新X0を生成する2倍化手段と、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化装置である。
第24の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う、コンピュータに実行させるための符号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成し、
第2に前記X0を2倍して新X0を生成し、
第3に前記新X0から前記新X1を減算し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記符号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第25の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化方法であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算ステップと、
第2に前記X1を2倍して新X1を生成する2倍化ステップと、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する加算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化方法である。
第26の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化装置であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算手段と、
第2に前記X1を2倍して新X1を生成する2倍化手段と、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する加算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化装置である。
第27の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う、コンピュータに実行させるための符号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成し、
第2に前記X1を2倍して新X1を生成し、
第3に前記新X1に前記新X0を加算し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記符号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第28の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化方法であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算ステップと、
第2に前記X0に前記X0を加算して新X0を生成する第2加算ステップと、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化方法である。
第29の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化装置であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算手段と、
第2に前記X0に前記X0を加算して新X0を生成する第2加算手段と、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化装置である。
第30の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う、コンピュータに実行させるための符号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成し、
第2に前記X0に前記X0を加算して新X0を生成し、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記符号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第31の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化方法であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算ステップと、
第2に前記X1に前記X1を加算して新X0を生成する第1加算ステップと、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する第2加算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化方法である。
第32の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化装置であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算手段と、
第2に前記X1に前記X1を加算して新X0を生成する第1加算手段と、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する第2加算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化装置である。
第33の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う、コンピュータに実行させるための符号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成し、
第2に前記X1に前記X1を加算して新X0を生成し、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記符号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第34の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化方法であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算ステップと、
第2に前記X0を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X0を生成するシフトステップと、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化方法である。
第35の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化装置であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算手段と、
第2に前記X0を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X0を生成するシフト手段と、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化装置である。
第36の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う、コンピュータに実行させるための符号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算し、
第2に前記X0を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X0を生成し、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記符号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第37の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化方法であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算ステップと、
第2に前記X1を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X1を生成するシフトステップと、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する第2加算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化方法である。
第38の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う符号化装置であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算手段と、
第2に前記X1を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X1を生成するシフト手段と、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する第2加算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする符号化装置である。
第39の発明は、所定信号形式の入力画像データをブロック単位に分割し、前記ブロックを単位として直交変換を行うことで符号化を行う、コンピュータに実行させるための符号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成し、
第2に前記X1を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X1を生成し、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記符号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第40の発明は、符号化されたデータを可変長復号化、逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただし、nは自然数)であるとき、
前記可変長復号化のステップが、
(1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(2)前記符号語のから、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップ、
とを含むことを特徴とする復号化方法である。
第41の発明は、符号化されたデータを可変長復号化を行う可変長復号化手段と、その復号結果を利用して逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る手段を備えた復号化装置であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)であるとき、
前記可変長復号化手段が、
(1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
(2)前記符号語から、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
を含むことを特徴とする復号化装置である。
第42の発明は、符号化されたデータを可変長復号化、逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)であるとき、
前記可変長復号化のステップが、
(1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力するステップと、
(2)前記符号語から、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力するステップと、
を含むものである復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第43の発明は、符号化されたデータを可変長復号化、逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化のステップが、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(3)前記符号語列の先頭からsビットデータを取得し、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
(4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の先頭からsビット符号を削除し、この操作を終端符号が出現するまで繰り返すビットシフトステップと、
を含むことを特徴とする復号化方法である。
第44の発明は、符号化されたデータを可変長復号化する可変長復号化手段と、その復号化の結果を利用して逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る手段とを備えた復号化装置であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化手段が、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
(3)前記符号語列の先頭からsビットデータを取得し、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
(4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の先頭からsビット符号を削除し、この操作を終端符号が出現するまで繰り返すビットシフト手段と、
を含むことを特徴とする復号化装置である。
第45の発明は、符号化されたデータを可変長復号化、逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化のステップが、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得するステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力するステップと、
(3)前記符号語列の先頭からsビットデータを取得し、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力するステップと、
(4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の先頭からsビット符号を削除し、この操作を終端符号が出現するまで繰り返すステップと、
を含むものである前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第46の発明は、符号化されたデータを可変長復号化、逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化のステップが、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個の符号語の符号長に関する情報および前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力する拡張第1テーブル参照ステップと、
(3)前記符号語列の先頭からsビットデータを取得し、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
を含むことを特徴とする復号化方法である。
第47の発明は、符号化されたデータを可変長復号化する可変長復号化手段と、その復号化の結果を利用して逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る手段とを備えた復号化装置であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化手段が、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個の符号語の符号長に関する情報および前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力する拡張第1テーブル参照手段と、
(2)前記符号語列の先頭からsビットデータを取得し、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
を含むことを特徴とする復号化装置である。
第48の発明は、符号化されたデータを可変長復号化、逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化のステップが、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得するステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個の符号語の符号長に関する情報および前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と第2テーブルのアクセス情報を前記第1テーブルより出力するステップと、
(3)前記符号語列の先頭からsビットデータを取得し、前記第2テーブルのアクセス情報および前記sビットデータから第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力するステップと、
を含むものである前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第49の発明は、符号化されたデータを可変長復号化、逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化のステップが、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個の符号語と前記連続するm個の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記連続するm個の符号語と前記連続するm個の符号語の次の符号語をあわせた符号語の符号長に関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個の符号語の次の符号語に関する第2テーブルアクセス情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
(3)前記第2テーブルアクセス情報を入力として、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個の符号語の次の符号語に関する復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
を含むことを特徴とする復号化方法である。
第50の発明は、符号化されたデータを可変長復号化する可変長復号化手段と、その復号化の結果を利用して逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る手段とを備えた復号化装置であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化手段が、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個の符号語と前記連続するm個の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記連続するm個の符号語と前記連続するm個の符号語の次の符号語をあわせた符号語の符号長に関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個の符号語の次の符号語に関する第2テーブルアクセス情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
(3)前記第2テーブルアクセス情報を入力として、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個の符号語の次の符号語に関する復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
を含むことを特徴とする復号化装置である。
第51の発明は、符号化されたデータを可変長復号化、逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
前記可変長復号化のステップが、
(1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得するステップと、
(2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個の符号語と前記連続するm個の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記連続するm個の符号語と前記連続するm個の符号語の次の符号語をあわせた符号語の符号長に関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個の符号語の次の符号語に関する第2テーブルアクセス情報を前記第1テーブルより出力するステップと、
(3)前記第2テーブルアクセス情報を入力として、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個の符号語の次の符号語に関する復号データを出力するステップと、
を含むものである前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第52の発明は、前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする上記第40の発明、上記第43の発明、上記第46の発明、又は上記第49の発明の復号化方法である。
第53の発明は、前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする上記第41の発明、上記第44の発明、上記第47の発明、または上記第50の発明の復号化装置である。
第54の発明は、前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする上記第42の発明、上記第45の発明、上記第48の発明、または上記第51の発明の記録媒体である。
第55の発明は、前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする上記第40の発明、上記第43の発明、上記第46の発明、又は上記第49の発明の復号化方法である。
第56の発明は、前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする上記第41の発明、上記第44の発明、上記第47の発明、または上記第50の発明の復号化装置である。
第57の発明は、前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする上記第42の発明、上記第45の発明、上記第48の発明、または上記第51の発明の記録媒体である。
第58の発明は、前記第2テーブルのアクセス情報として、対応する符号語のマスクパターンおよびオフセット値を出力することを特徴とする上記第40の発明、上記第43の発明、又は上記第46の発明の復号化方法である。
第59の発明は、前記第2テーブルのアクセス情報として、対応する符号語のマスクパターンおよびオフセット値を出力することを特徴とする上記第41の発明、上記第44の発明、または上記第47の発明の復号化装置である。
第60の発明は、前記第2テーブルのアクセス情報として、対応する符号語のマスクパターンおよびオフセット値を出力することを特徴とする上記第42の発明、上記第45の発明、または上記第48の発明の記録媒体である。
第61の発明は、前記第2テーブルのアクセス情報として、テーブルアクセスのアドレスオフセット値を出力することを特徴とする上記第49の発明の復号化方法である。
第62の発明は、前記第2テーブルのアクセス情報として、テーブルアクセスのアドレスオフセット値を出力することを特徴とする上記第50の発明の復号化装置である。
第63の発明は、前記第2テーブルのアクセス情報として、テーブルアクセスのアドレスオフセット値を出力することを特徴とする上記第51の発明の記録媒体である。
第64の発明は、前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする上記第40の発明、または上記第43の発明の復号化方法である。
第65の発明は、前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする上記第41の発明、または上記第44の発明の復号化装置である。
第66の発明は、前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする上記第42の発明、または上記第45の発明の記録媒体である。
第67の発明は、前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする上記第46の発明の復号化方法である。
第68の発明は、前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする上記第47の発明の復号化装置である。
第69の発明は、前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする上記第48の発明の記録媒体である。
第70の発明は、前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする上記第49の発明の復号化方法である。
第71の発明は、前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする上記第50の発明の復号化装置である。
第72の発明は、前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする上記第51の発明の記録媒体である。
第73の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
少なくとも逆直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する加算ステップと、
第2に前記X0を2倍して新X0を生成する2倍化ステップと、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化方法である。
第74の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化装置であって、
少なくとも逆直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する加算手段と、
第2に前記X0を2倍して新X0を生成する2倍化手段と、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化装置である。
第75の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも逆直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成し、
第2に前記X0を2倍して新X0を生成し、
第3に前記新X0から前記新X1を減算し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第76の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
少なくとも逆直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算ステップと、
第2に前記X1を2倍して新X1を生成する2倍化ステップと、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する加算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化方法である。
第77の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化装置であって、
少なくとも逆直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算手段と、
第2に前記X1を2倍して新X1を生成する2倍化手段と、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する加算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化装置である。
第78の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも逆直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成し、
第2に前記X1を2倍して新X1を生成し、
第3に前記新X1に前記新X0を加算し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第79の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算ステップと、
第2に前記X0に前記X0を加算して新X0を生成する第2加算ステップと、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算ステップと、
を備え、前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化方法である。
第80の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化装置であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算手段と、
第2に前記X0に前記X0を加算して新X0を生成する第2加算手段と、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化装置である。
第81の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成し、
第2に前記X0に前記X0を加算して新X0を生成し、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第82の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算ステップと、
第2に前記X1に前記X1を加算して新X0を生成する第1加算ステップと、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する第2加算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化方法である。
第83の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化装置であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算手段と、
第2に前記X1に前記X1を加算して新X0を生成する第1加算手段と、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する第2加算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化装置である。
第84の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成し、
第2に前記X1に前記X1を加算して新X0を生成し、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第85の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算ステップと、
第2に前記X0を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X0を生成するシフトステップと、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化方法である。
第86の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化装置であって、
少なくとも逆直交変換演算において2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算手段と、
第2に前記X0を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X0を生成するシフト手段と、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成する減算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化装置である。
第87の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X1に前記X0を加算して新X1を生成する第1加算し、
第2に前記X0を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X0を生成し、
第3に前記新X0から前記新X1を減算して新々X0を生成し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第88の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算ステップと、
第2に前記X1を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X1を生成するシフトステップと、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する第2加算ステップとを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化方法である。
第89の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化装置であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成する減算手段と、
第2に前記X1を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X1を生成するシフト手段と、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成する第2加算手段とを備え、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることを特徴とする復号化装置である。
第90の発明は、符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも逆直交変換演算で2つの入力値X0とX1に対して、X0+X1である出力値Y0と、X0−X1である出力値Y1を生成する際に、
第1に前記X0から前記X1を減算して新X0を生成し、
第2に前記X1を2進数として1ビット上位ビット側にシフトして新X1を生成し、
第3に前記新X1に前記新X0を加算して新X1を生成し、
前記新X1を出力値Y0とし、前記新々X0を出力値Y1とすることをコンピュータに実行させるための前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第109の発明は、所定の範囲のデータを単位として配置を変更して符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化方法であって、
符号化された所定信号形式のデータを復号する復号化ステップと、
前記復号されたデータに対して逆直交変換を行う逆直交変換ステップと、
前記逆直交変換された所定信号形式の画像データを別信号形式の画像データに変換する信号形式変換ステップと、
前記所定の範囲のデータの配置を変更するデシャフリングステップとを備え、
前記所定の範囲を含むデータに対して、前記復号化ステップ、前記逆直交変換ステップ、および前記信号形式変換ステップとを連続して行うことを特徴とする復号化方法である。
第110の発明は、所定の範囲のデータを単位として配置を変更して符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る復号化装置であって、
符号化された所定信号形式のデータを復号する復号化手段と、
前記復号されたデータに対して逆直交変換を行う逆直交変換手段と、
前記逆直交変換された所定信号形式の画像データを別信号形式の画像データに変換する信号形式変換手段と、
前記所定の範囲のデータの配置を変更するデシャフリング手段とを備え、
前記所定の範囲を含むデータに対して、前記復号化手段、前記逆直交変換手段、および前記信号形式変換手段とを連続して行うことを特徴とする復号化装置である。
第111の発明は、所定の範囲のデータを単位として配置を変更して符号化されたデータを逆直交変換、および信号形式変換を行って画像データを得る、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
符号化された所定信号形式のデータを復号化し、
前記復号されたデータに対して逆直交変換を行い、
前記逆直交変換された所定信号形式の画像データを別信号形式の画像データに変換し、
かつ前記所定の範囲を含むデータに対して、復号化、逆直交変換、および信号形式変換とを連続して行い、前記所定の範囲のデータの配置を変更することをコンピュータに実行させるための前記復号化プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
第112の発明は、前記所定信号形式の画像データは輝度、第1色差、第2色差信号であり、信号形式変換後の画像データは赤、緑、青信号であることを特徴とする上記第109の発明の復号化方法である。
第113の発明は、前記所定信号形式の画像データは輝度、第1色差、第2色差信号であり、信号形式変換後の画像データは赤、緑、青信号であることを特徴とする上記第110の発明の復号化装置である。
第114の発明は、前記所定信号形式の画像データは輝度、第1色差、第2色差信号であり、信号形式変換後の画像データは赤、緑、青信号であることを特徴とする上記第111の発明の記録媒体である。
第115の発明は、前記所定信号形式の画像データは輝度、第1色差、第2色差信号であり、信号形式変換後の画像データは変換前と構成が異なる輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第109の発明の復号化方法である。
第116の発明は、前記所定信号形式の画像データは輝度、第1色差、第2色差信号であり、信号形式変換後の画像データは変換前と構成が異なる輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第110の発明の復号化装置である。
第117の発明は、前記所定信号形式の画像データは輝度、第1色差、第2色差信号であり、信号形式変換後の画像データは変換前と構成が異なる輝度、第1色差、第2色差信号であることを特徴とする上記第111の発明の記録媒体である。
以上説明したように、本発明によれば、例えば、符号化処理において、直交変換演算時のレジスタ値のメモリ待避回数を大幅に低減出来るため、演算時間を大きく短縮出来る。又、非0の直交係数成分の存在位置によって、直交変換方式を切り替えることにより、直交変換における演算量を大幅に低減することが出来る。又、復号化処理において、逆直交変換後にデシャフリングを行うためのメモリへの書き込み操作と、信号形式変換を施すためのメモリからの読み出し操作とを省略することができ、全体の処理時間を短縮することができる。この結果CPUと外部メモリ間のデータ転送が不要となり、処理時間を大幅に短縮することが出来る。
本発明の復号化方法、復号化装置および記録媒体は、例えば処理時間を大幅に短縮することが出来るという長所を有し、復号化方法、復号化装置等として有用である。
本発明に関連する技術の発明の第1の実施の形態について説明したブロック図 本発明に関連する技術の発明の第1の実施の形態をコンピュータで実現したときの、データの流れについて説明した模式図 本発明に関連する技術の発明の第2の実施の形態について説明したブロック図 本発明に関連する技術の発明の第3の実施の形態について説明したブロック図 本発明に関連する技術の発明の第4の実施の形態について説明したブロック図 本発明に関連する技術の発明の第5の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明に関連する技術の発明の第6の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明に関連する技術の発明の第7の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明に関連する技術の発明の第8の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明に関連する技術の発明の第9の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明に関連する技術の発明の第10の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明の一実施の形態である第11の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明の一実施の形態である第11の実施の形態の第1テーブルについて説明した図 本発明の一実施の形態である第11の実施の形態における第2テーブルへのアクセス方法について説明した図 本発明の一実施の形態である第12の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明の一実施の形態である第13の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明の一実施の形態である第13の実施の形態の第1テーブルについて説明した図 本発明の一実施の形態である第14の実施の形態について説明したフリーチャート図 本発明の一実施の形態である第14の実施の形態の第1テーブルについて簡易的に説明した図 本発明に関連する技術の発明の第15の実施の形態について説明したブロック図 本発明に関連する技術の発明の第16の実施の形態について説明したブロック図 本発明に関連する技術の発明の第17の実施の形態について説明したブロック図 本発明に関連する技術の発明の第18の実施の形態について説明したブロック図 本発明に関連する技術の発明の第18の実施の形態をコンピュータで実現したときの、データの流れについて説明した模式図 従来までの画像信号符号化について説明したブロック図 YUV形式信号の構成について説明したブロック図 RGB形式信号の構成について説明したブロック図 シャフリングについて説明したブロック図 DVCの可変長符号について説明した図 DVCの可変長符号化について説明した図 従来までの画像信号復号化について説明したブロック図 従来までの可変長復号方法1について説明した図 従来までの可変長復号方法2について説明した図 コンピュータの構成について簡易的に説明した図 従来までの符号化を、コンピュータで実現したときの、データの流れについて説明した模式図 従来までの復号化を、コンピュータで実現したときの、データの流れについて説明した模式図 (a):フロッピーディスクの物理フォーマットについて説明する図(b):フロッピーディスクを収納するケースについて説明する図(c):フロッピーディスクにプログラムの記録再生を行うことを説明する図
符号の説明
101 入力端子
102 シャフリング部
103 信号形式変換部
104 直交変換部
105 可変長符号化部
106 出力端子
201 外部メモリ
202 CPU
203 データバス

Claims (30)

  1. 符号化されたデータを可変長復号化する復号化方法であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)であるとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長j以下のとき復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
    (2)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
    を含むことを特徴とする復号化方法。
  2. 符号化されたデータを可変長復号化する復号化装置であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)であるとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長j以下のとき復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
    (2)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
    を含むことを特徴とする復号化装置。
  3. 符号化されたデータを可変長復号化する、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)であるとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語のうちjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長j以下のとき復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
    (2)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
    を含むことを特徴とする、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
  4. 符号化されたデータを可変長復号化する復号化方法であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
    (3)前記符号長sがj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
    (4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
    を含み、前記(1)から(4)のステップを終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする復号化方法。
  5. 符号化されたデータを可変長復号化する復号化装置であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
    (3)前記符号長sがj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
    (4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフト手段と、
    を含み、前記(1)から(4)の手段による操作を終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする復号化装置。
  6. 符号化されたデータを可変長復号化する、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、符号長sがj以下のときは符号長に関する情報および復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長sがj+1以上のときは符号長に関する情報と前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
    (3)前記符号長sがj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
    (4)前記符号長に関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
    を含み、前記(1)から(4)のステップを終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
  7. 符号化されたデータを可変長復号化する復号化方法であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する拡張第1テーブル参照ステップと、
    (3)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
    を含むことを特徴とする復号化方法。
  8. 符号化されたデータを可変長復号化する復号化装置であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する拡張第1テーブル参照手段と、
    (3)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
    を含むことを特徴とする復号化装置。
  9. 符号化されたデータを可変長復号化する、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であるとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の先頭からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、連続するk個以下の符号語の符号長の和がj以下のときは前記連続するk個以下の符号語おのおのに対する復号データを前記第1テーブルより出力し、
    符号長j+1以上のときは前記符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する拡張第1テーブル参照ステップと、
    (3)前記符号長がj+1以上の場合に、前記符号語参照位置に関する情報に従って前記符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、前記第2テーブルアドレスより前記第2テーブルを参照して復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
    を含むことを特徴とする、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
  10. 符号化されたデータを可変長復号化する復号化方法であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、
    連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個以下の符号語と前記連続するm個以下の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記符号長の和sに関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個以下の符号語の次の符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
    (3)前記符号語参照位置に関する情報に従って前記連続するm個以下の符号語の次の符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個以下の符号語の次の符号語に関する復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
    (4)前記符号長の和sに関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
    を含み、前記(1)から(4)のステップを終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする復号化方法。
  11. 符号化されたデータを可変長復号化する復号化装置であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得手段と、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、
    連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個以下の符号語と前記連続するm個以下の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記符号長の和sに関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個以下の符号語の次の符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照手段と、
    (3)前記符号語参照位置に関する情報に従って前記連続するm個以下の符号語の次の符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個以下の符号語の次の符号語に関する復号データを出力する第2テーブル参照手段と、
    (4)前記符号長の和sに関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
    を含み、前記(1)から(4)の手段による操作を終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とする復号化装置。
  12. 符号化されたデータを可変長復号化する、コンピュータに実行させるための復号化プログラムを記録媒体であって、
    前記符号化されたデータは1符号語あたりの最大の符号語長がn(ただしnは自然数)である可変長符号化された符号語列であり、復号化すべき先頭の符号語の最初ビット位置を読み出し開始位置とするとき、
    前記可変長復号化
    (1)前記符号語列の読み出し開始位置からjビットのデータを取得する符号語列取得ステップと、
    (2)前記取得したjビットのデータを入力として第1テーブルを参照し、
    連続するm個以下の符号語の符号長の和がj以下で、前記連続するm個以下の符号語と前記連続するm個以下の符号語の次の符号語を合わせた時の符号長の和が一意に定まる場合、前記符号長の和sに関する情報、および前記連続するm個以下の符号語おのおのに対する復号データ、および前記連続するm個以下の符号語の次の符号語の参照位置を特定するための符号語参照位置に関する情報と第2テーブルのアドレスオフセットに関する情報を前記第1テーブルより出力する第1テーブル参照ステップと、
    (3)前記符号語参照位置に関する情報に従って前記連続するm個以下の符号語の次の符号語からアドレス補正値を生成し、前記アドレスオフセット情報の示すアドレスに加算して第2テーブルアドレスを計算し、第2テーブルをアクセスし、前記連続するm個以下の符号語の次の符号語に関する復号データを出力する第2テーブル参照ステップと、
    (4)前記符号長の和sに関する情報から符号長sを得、前記符号語列の読み出し開始位置をsビット後方にシフトする読み出し開始位置シフトステップと、
    を含み、前記(1)から(4)のステップを終端符号が出現するまで繰り返すことを特徴とするコンピュータにより処理可能な記録媒体。
  13. 前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする請求項1、請求項4、請求項7、又は請求項10に記載の復号化方法。
  14. 前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする請求項2、請求項5、請求項8、又は請求項11に記載の復号化装置。
  15. 前記jはj<nなる自然数で、少なくとも第1テーブルにjビットを入力することで符号長に関する情報が一意に定まることを特徴とする請求項3、請求項6、請求項9、又は請求項12に記載の記録媒体。
  16. 前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする請求項1、請求項4、請求項7、又は請求項10に記載の復号化方法。
  17. 前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする請求項2、請求項5、請求項8、又は請求項11に記載の復号化装置。
  18. 前記可変長復号化の復号化対象となる可変長符号は、出現確率の高いデータほど割り当てられる符号の符号長が短いことを特徴とする請求項3、請求項6、請求項9、又は請求項12に記載の記録媒体。
  19. 前記第2テーブルの前記符号語参照位置に関する情報として、
    前記アドレスオフセット情報から得られる第2テーブルのアドレス値を補正する値を、対応する符号語の一部または全部のビットを切り出して生成するためのマスクパターンを出力することを特徴とする請求項1、請求項4、又は請求項7に記載の復号化方法。
  20. 前記第2テーブルの前記符号語参照位置に関する情報として、
    前記アドレスオフセット情報から得られる第2テーブルのアドレス値を補正する値を、対応する符号語の一部または全部のビットを切り出して生成するためのマスクパターンを出力することを特徴とする請求項2、請求項5、又は請求項8に記載の復号化装置。
  21. 前記第2テーブルの前記符号語参照位置に関する情報として、
    前記アドレスオフセット情報から得られる第2テーブルのアドレス値を補正する値を、対応する符号語の一部または全部のビットを切り出して生成するためのマスクパターンを出力することを特徴とする請求項3、請求項6、又は請求項9に記載の記録媒体。
  22. 前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする請求項1、または請求項4に記載の復号化方法。
  23. 前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする請求項2、または請求項5に記載の復号化装置。
  24. 前記n及びjは、n=16、j=8であることを特徴とする請求項3、または請求項6に記載の記録媒体。
  25. 前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする請求項7に記載の復号化方法。
  26. 前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする請求項8に記載の復号化装置。
  27. 前記n、j及びkは、n=16、j=8、k=2であることを特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  28. 前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする請求項10に記載の復号化方法。
  29. 前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする請求項11に記載の復号化装置。
  30. 前記n、j及びmは、n=16、j=8、m=1であることを特徴とする請求項12に記載の記録媒体。
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