JP3500039B2 - ディジタル映像信号処理装置 - Google Patents

ディジタル映像信号処理装置

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JP3500039B2
JP3500039B2 JP13958597A JP13958597A JP3500039B2 JP 3500039 B2 JP3500039 B2 JP 3500039B2 JP 13958597 A JP13958597 A JP 13958597A JP 13958597 A JP13958597 A JP 13958597A JP 3500039 B2 JP3500039 B2 JP 3500039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル化され
た映像音声信号の記録再生装置におけるディジタル映像
信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル化された映像信号を記録又は
伝送する際、直交変換と可変長符号化を用いた画像圧縮
がよく用いられる。ここで、家庭用ディジタルVCRの
画像圧縮について説明する。
【0003】家庭用ディジタルVCRには2種類の画像
圧縮モードがあり、標準の画像圧縮モード(以下標準モ
ードと呼ぶ)と、標準モードの符号量の更に1/2に圧
縮する画像圧縮モード(以下高圧縮モードと呼ぶ)があ
る。
【0004】標準モードの場合は隣接する4個の輝度成
分の直交変換ブロックと2個の色差成分の直交変換ブロ
ックを集めてマクロブロックを構成し、画面の離れた位
置から5つのマクロブロックを集めてビデオセグメント
を構成し、ビデオセグメント内の30個の直交変換ブロ
ックを直交変換して可変長符号化した符号量の合計がほ
ぼ一定になるように制御し、5つのシンクブロックに格
納する。
【0005】高圧縮モードの場合は輝度成分の画素数を
標準モードの3/4に間引き、色差成分の画素数を標準
モードの1/2に間引いた後、隣接する6個の輝度成分
の直交変換ブロックと2個の色差成分の直交変換ブロッ
クを集めてマクロブロックを構成し、画面の離れた位置
から5つのマクロブロックを集めてビデオセグメントを
構成し、ビデオセグメント内の40個の直交変換ブロッ
クを直交変換して可変長符号化した符号量の合計がほぼ
一定になるように制御し、5つのシンクブロックに格納
する。
【0006】5つのマクロブロックを画面の離れた位置
から集める事により、多くの符号量を必要とする複雑な
絵柄のマクロブロックと、あまり符号量を必要としない
単調な絵柄のマクロブロックが同一のビデオセグメント
に割り当てられる確率が高くなり、画像品質の安定が期
待できる。
【0007】ここでビデオセグメント内の5つのシンク
ブロックは、それぞれ5つのマクロブロックに対応して
いる。標準モードのシンクブロック内は6個の固定領域
で構成され、4つの固定領域が対応するマクロブロック
の輝度成分の直交変換ブロック、2つの固定領域が対応
するマクロブロックの色差成分の直交変換ブロックのた
めに割り当てられている。高圧縮モードのシンクブロッ
ク内は8個の固定領域で構成され、6つの固定領域が対
応するマクロブロックの輝度成分の直交変換ブロック、
2つの固定領域が対応するマクロブロックの色差成分の
直交変換ブロックのために割り当てられている。
【0008】直交変換して可変長符号化された直交変換
ブロックの可変長符号化データは、まず対応するシンク
ブロックのそれぞれの固定領域に順番に格納する。ここ
で格納された可変長符号化データをLACと呼ぶ。
【0009】この時、それぞれの直交変換ブロックの符
号量にバラツキがある為、固定領域に全て格納できてま
だ空き領域がある場合と、固定領域にちょうど格納でき
る場合と、固定領域に格納しきれず溢れてしまう場合が
存在する。ここで固定領域に格納しきれず溢れてしまっ
た可変長符号化データをHACと呼ぶ。
【0010】次に、HACを同じシンクブロック内の他
の直交変換ブロックでまだ空き領域がある固定領域のす
き間に順番に格納する。ここで、格納されたHACをM
ACと呼ぶ。
【0011】この時、それぞれのマクロブロックの符号
量にバラツキがある為、シンクブロックに全て格納でき
てまだ空き領域がある場合と、シンクブロックにちょう
ど格納でる場合と、シンクブロックに格納しきれず溢
れてしまう場合が存在する。
【0012】次に、シンクブロックに格納しきれず溢れ
てしまったHACを、ビデオセグメント内の他のシンク
ブロックでまだ空き領域がある固定領域のすき間に順番
に格納する。ここで、格納されたHACをVACと呼
ぶ。
【0013】前記のような手順で5つのシンクブロック
にビデオセグメント内の可変長符号化データを格納する
事により、あまり符号量を必要としない直交変換ブロッ
クの固定領域の空き領域に多くの符号量を必要とする直
交変換ブロックの可変長符号化データが格納され、画像
品質の安定が期待できる。
【0014】前記のようにビデオセグメント内の可変長
符号化データを5つのシンクブロックに格納する処理を
フォーマット処理と呼ぶ。
【0015】標準モード、高圧縮モード共に前記フォー
マット処理で5つのシンクブロックに可変長符号化デー
タを格納した後、再生時の誤りを訂正又は修正する為の
誤り訂正符号が付加されディジタル変調された後、テー
プに記録される。
【0016】テープから再生された再生信号は、ディジ
タル復調した後、誤り訂正復号化回路によって再生時の
符号誤りを訂正又は修正し、5つのシンクブロックに格
納されているそれぞれの直交変換ブロックの可変長符号
化データを直交変換ブロック毎に順番に整列しなおし、
可変長復号化して逆直交変換した後、各直交変換ブロッ
クの画素が再配置されて画像が復元される。
【0017】前記のように5つのシンクブロックに格納
されたそれぞれの直交変換ブロックの可変長符号化デー
タを直交変換ブロック毎に順番に整列しなおす処理をデ
フォーマット処理と呼ぶ。
【0018】デフォーマット処理では、再生された5つ
のシンクブロックの誤りが全て訂正された時には、記録
されている直交変換ブロックの可変長符号化データを全
て順番に整列しなおす事が出来るが、再生時の誤りが訂
正できず過去のフレームの同じ画面上の位置に相当する
シンクブロックに置き換えられたシンクブロック等、記
録時のビデオセグメントに属さないシンクブロックが1
つでも存在すると、可変長符号化データに不連続が生じ
て記録されている直交変換ブロックの可変長符号化デー
タを全て順番に整列しなおす事はできなくなり、このよ
うなシンクブロックの存在を無視してデフォーマット処
理を行うと再生画像が破綻し品質を大きく損なう。
【0019】そこで、誤り訂正復号化回路で、記録時の
ビデオセグメントに属さないシンクブロックの存在を示
すフラグ(以下誤り修正フラグと呼ぶ)を生成し、デフ
ォーマット処理でこのフラグを受け取り、必要に応じシ
ンクブロック間にまたがって記録されている可変長符号
化データ(VAC)の出力を停止して画像の破綻を防止
し、再生映像の品質の劣化を押える処理が必要となる。
【0020】前記のフォーマット処理とデフォーマット
処理を実現する先行技術として、特開平6−30357
1公報に開示されている記録再生装置がある。この記録
再生装置では、主要なRAMとして、1ビデオセグメン
ト分のシンクブロックの容量を持つFRAM(190w
ord×16bit)を3個使用し、HACを記憶して
おくHRAM(151word×16bit、先行技術
の明細書にはVRAMと記載されているが、本発明で使
用するVRAMと区別する為にHRAMとする)を2個
使用し、合計13952bitのRAMを使用してフォ
ーマット処理とデフォーマット処理を実現している。
【0021】この記録再生装置では、フォーマット処理
時、FRAMの固定領域を溢れたHACをまずHRAM
のアドレスの前方から順に格納していき、HACが一定
値を越えた場合、残りのHACをアドレスの後方から順
に格納していく。この作業を5つのマクロブロックにつ
いて順番に行う。
【0022】次にFRAMの空き領域にMACとVAC
を格納する際、まず5つのマクロブロックについて順番
にHRAMのアドレスの前方から格納されている同一マ
クロブロックのHACの一部又は全てをMACとして格
納する。次に5つのマクロブロックについて順番にHR
AMのアドレスの前方から格納されているHACの残り
(MACとして使われなかったHAC)とアドレスの後
方から格納されているHACの一部又は全てをVACと
して格納する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような先行技術のフォーマット処理ではFRAMの空き
領域にMACを格納する際、HRAMアドレスの先頭か
ら格納されているHACを全てMACとして使用できる
とは限らない為、マクロブロック毎にHRAMアドレス
の先頭から格納されているHACを、MACとして使え
るだけ使用し、次のマクロブロックのMAC格納の際、
次のマクロブロックのHAC格納場所までHRAMアド
レスをジャンプさせる必要がある。
【0024】また、各マクロブロックのMACの格納作
業終了後、VACの格納作業に移行するが、VACの格
納作業においては、HRAMアドレスの先頭から格納さ
れている、MACとして使用されなかったHACと、H
RAMのアドレスの後方から格納されているHACを飛
び飛びに使用する為、更に複雑なHRAMアドレスの制
御を必要とする。
【0025】また、先行技術のデフォーマット処理にお
いては誤り訂正復号化回路で誤訂正が発生した時に、画
面破綻を最小限に押える対策がなされていない為、誤訂
正が発生した場合画面が破綻する可能性は極めて大であ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のディジタル映像信号処理装置は、有効なHACを全て
アドレスの前方から格納するMRAMと、MACとして
使われなかったHACのみをアドレスの前方から格納す
るVRAMを用いる事により、先行技術のようなRAM
の複雑なアドレス制御を必要としないフォーマット処理
を提供するのもである。
【0027】本発明の請求項4に記載のディジタル映像
信号処理装置は、MACのみをアドレスの前方から格納
するMRAMと、VACのみをアドレスの前方から格納
するVRAMを用いる事により、先行技術のようなRA
Mの複雑なアドレス制御を必要としないデフォーマット
処理を提供するのもである。
【0028】また、本発明の請求項3および請求項6に
記載のディジタル映像信号処理装置は、先行技術で3ビ
デオセグメント(15マクロブロック)の容量を必要と
していたFRAMを、マクロブロック単位で使用する事
により7マクロブロックの容量に押える事ができ、FR
AMの容量を先行技術の半分以下とする事が可能であ
る。
【0029】また本発明の請求項7に記載のディジタル
映像信号処理装置は、デフォーマット処理時に誤り訂正
復号化回路で誤訂正が発生した場合(この場合、誤り修
正フラグは真にならない)のエラー検出及び再生画像の
破綻防止処理を行うものであり、誤訂正による画面破綻
の可能性を低く押えたデフォーマット処理を提供するの
もである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施
の形態におけるディジタル映像信号処理装置のブロック
図である。
【0031】図1において、1は画素データ入力端子、
2はシャフリング回路、3は直交変換回路、4は量子化
回路、5は可変長符号化回路、6は記録第1ステップ信
号処理回路、7は記録第2ステップ信号処理回路、8は
記録第3ステップ信号処理回路、9は記録第1ステップ
RAM制御回路、10は記録第2ステップRAM制御回
路、11は記録第3ステップRAM制御回路、前記2か
ら11までが記録系で使用する回路であり、この中で6
から11までがフォーマット処理回路である。
【0032】12は1シンクブロック分の容量を持つ第
1のメモリ(以下FRAMとする)、13はフォーマッ
ト処理時は有効なHACを全てアドレスの前方から格納
し、デフォーマット処理時はMACのみをアドレスの前
方から格納する第2のメモリ(以下MRAMとする)、
14はフォーマット処理時はMACとして使われなかっ
たHACのみをアドレスの前方から格納し、デフォーマ
ット処理時はVACのみをアドレスの前方から格納する
第3のメモリ(以下VRAMとする)、15はフォーマ
ット処理時、記録第2ステップ信号処理までの過程でF
RAMの各固定領域内に格納された可変長符号化データ
の最終位置情報を記憶しておく為に使用する第4のメモ
リ(以下FPRAMとする)である。
【0033】16は再生第1ステップ信号処理回路、1
7は再生第2ステップ信号処理回路、18は再生第3ス
テップ信号処理回路、19は再生第1ステップRAM制
御回路、20は再生第2ステップRAM制御回路、21
は再生第3ステップRAM制御回路、22はエラー処理
回路、23は可変長復号化回路、24は逆量子化回路、
25は逆直交変換回路、26はデシャフリング回路、2
7は画素データ出力端子、前記16から26までが再生
系で使用する回路であり、この中で16から22までが
デフォーマット処理回路である。
【0034】FRAM12は、1マクロブロック分のフ
ォーマットされた可変長符号化データを蓄えるだけの容
量(本実施の形態においては38word×16bi
t)を7マクロブロック分、即ち7個使用する。
【0035】MRAM13がフォーマット処理時におい
て、有効なHACを全て格納する為に最も多くの容量を
必要とする場合は、ビデオセグメント内において1つの
マクロブロックの2つの色差成分直交変換ブロックと1
つの輝度成分直交変換ブロックに最大符号量が割り当て
られて、残りの直交変換ブロックが直流成分のみの場合
であり、必要容量は直流成分のみの固定領域の空き領域
の合計に相当する。この値は図9に示すように標準モー
ド時の146word×16bitとなり、マクロブロ
ック交替で2個使用する。
【0036】また、MRAM13がデフォーマット処理
時において、MACのみを全て格納する為に最も多くの
容量を必要とする場合は、ビデオセグメント内の全ての
マクロブロックにおいて1つの色差成分直交変換ブロッ
クに最大符号量が割り当てられて、残りの直交変換ブロ
ックが直流成分のみの場合であり、必要容量は直流成分
のみの固定領域の空き領域の合計に相当する。この値は
図10に示すように標準モード時の140word×1
6bitとなり、ビデオセグメント交替で2個使用す
る。
【0037】したがって、MRAM13をフォーマット
処理とデフォーマット処理で共通に使用する為には、フ
ォーマット処理時に必要な容量(本実施の形態において
は146word×16bit)を2個使用する。
【0038】VRAM14がフォーマット処理時におい
て、MACとして使われなかったHACのみを格納する
為に最も多くの容量を必要とする場合は、ビデオセグメ
ント内において1つのマクロブロックに最大符号量が割
り当てられて、残りのマクロブロックが直流成分のみの
場合であり、必要容量は残りのマクロブロックの固定領
域の空き領域の合計に相当する。この値は図11に示す
ように標準モード時の128word×16bitとな
り、ビデオセグメント交替で2個使用する。
【0039】また、VRAM14がデフォーマット処理
時において、VACのみを全て格納する為に最も多くの
容量を必要とする場合は、フォーマット処理時と同様に
ビデオセグメント内において1つのマクロブロックに最
大符号量が割り当てられて、残りのマクロブロックが直
流成分のみの場合であり、必要容量は残りのマクロブロ
ックの固定領域の空き領域の合計に相当する。この値は
フォーマット処理時と同様に図11に示すように標準モ
ード時の128word×16bitとなり、ビデオセ
グメント交替で2個使用する。
【0040】したがって、VRAM14をフォーマット
処理とデフォーマット処理で共通に使用する為には、フ
ォーマット処理時とデフォーマット処理で共通に必要な
容量(本実施の形態においては128word×16b
it)を2個使用する。
【0041】FPRAM15はフォーマット処理時にお
いて、記録第2ステップ信号処理までの過程でFRAM
の各固定領域内に格納された可変長符号化データの最終
位置情報を記憶しておく為に使用するもので、FRAM
の各固定領域内の最大アドレス深さ(標準モード時の輝
度信号の固定領域の深さ)を識別する為の3bitと、
16bitワード内における最終位置を識別する為の4
bitの計7bitを、高圧縮モード時のビデオセグメ
ント内の固定領域数分必要とする為、本実施の形態にお
いては40word×7bitの容量をビデオセグメン
ト交替で2個使用する。
【0042】ここで、フォーマット処理時のFRAM、
MRAM、VRAM各メモリの書き込みおよび読み出し
のタイミングについて図12を用いて説明する。
【0043】図12において、入力とは図1における可
変長符号化回路5から入力されている可変長符号化デー
タであり、MB0、MB1といった順番にマクロブロッ
ク単位で入力される。また、出力とは図1における誤り
訂正符号化回路31に出力するフォーマットデータであ
り、入力同様MB0、MB1といった順番にマクロブロ
ック単位で出力される。ここで、例えばMB0からMB
4の5マクロブロックが1ビデオセグメントに相当す
る。
【0044】図12において、FRAMはマクロブロッ
ク単位で用いられ、本実施の形態においてはFRAMa
〜FRAMgまでの7個用いる。例えばFRAMaの場
合、MB0が入力されている期間(第1ステップ)にM
B0のLACを書き込み、MB1が入力されている期間
(第2ステップ)に各固定領域の空き領域にMACを書
き込む。この第2ステップでは読み出しと書き込みを行
うが、読み出しは既に書き込まれているLACと同じア
ドレスにMACをつなぎ合わせて書き込む必要がある場
合、このLACを予め読み出す場合である。そしてMB
6が入力されている期間(第3ステップ)に、書き込ま
れているLACとMACを読み出す。この一連のステッ
プでFRAMにデータが書き込まれて読み出されるまで
の拘束期間は7マクロブロック分であり、7個のFRA
Mを1マクロブロック分ずつずらせて用いている。
【0045】MRAMもマクロブロック単位で用いら
れ、本実施の形態においてはMRAMaとMRAMbの
2個用いる。例えばMRAMaの場合、MB0が入力さ
れている期間(第1ステップ)にMB0のHACを書き
込み、MB1が入力されている期間(第2ステップ)
に、FRAMaの各固定領域の空き領域にMACを書き
込む為にHACの読み出しを行っている。また、この第
2ステップでは、FRAMaに書き込みきれなかったH
ACをVRAMaに転送している。この一連のステップ
でMRAMにデータが書き込まれて読み出されるまでの
拘束期間は2マクロブロック分であり、2個のMRAM
を1マクロブロック分ずらせて用いている。
【0046】VRAMはビデオセグメント単位で用いら
れ、本実施の形態においてはVRAMaとVRAMbの
2個用いる。例えばVRAMaの場合、MB1からMB
5が入力されている期間(第2ステップ)にMB0から
MB4のMACとしてFRAMa〜FRAMeに格納し
きれなかったHACを書き込み、MB6からMB10が
入力されている期間(第3ステップ)に、FRAMa〜
FRAMeから読み出されるLACとMACの空き領域
に、VACをつなぎ合わせて出力する為に読み出してい
る。この一連のステップでVRAMにデータが書き込ま
れて読み出されるまでの拘束期間は2ビデオセグメント
分であり、2個のVRAMを1ビデオセグメント分ずら
せて用いている。
【0047】次に、デフォーマット処理時のFRAM、
MRAM、VRAM各メモリの書き込みおよび読み出し
のタイミングについて図13を用いて説明する。図13
において、入力とは図1における誤り訂正復号化回路3
2から入力されているフォーマットデータであり、MB
0、MB1といった順番にマクロブロック単位で入力さ
れる。また、出力とは図1におけるエラー処理回路22
に出力する可変長符号化データであり、入力同様MB
0、MB1といった順番にマクロブロック単位で出力さ
れる。ここで、例えばMB0からMB4の5マクロブロ
ックが1ビデオセグメントに相当する。
【0048】図13において、FRAMはマクロブロッ
ク単位で用いられ、本実施の形態においてはFRAMa
〜FRAMgまでの7個用いる。例えばFRAMaの場
合、MB0が入力されている期間(第1ステップ)にM
B0のフォーマットデータを書き込み、MB1が入力さ
れている期間(第2ステップ)に、各固定領域の空き領
域に格納されているMACとVACを分離し、MRAM
aとVRAMaにそれぞれ転送する為に読み出す。そし
てMB6が入力されている期間(第3ステップ)に、書
き込まれている各固定領域のLACのみを出力する。こ
の一連のステップでFRAMにデータが書き込まれて読
み出されるまでの拘束期間は7マクロブロック分であ
り、7個のFRAMを1マクロブロック分ずつずらせて
用いている。
【0049】MRAMはビデオセグメント単位で用いら
れ、本実施の形態においてはMRAMaとMRAMbの
2個用いる。例えばMRAMaの場合、MB1からMB
5が入力されている期間(第2ステップ)にMB0から
MB4のMACを書き込み、MB6からMB10が入力
されている期間(第3ステップ)に、FRAMa〜FR
AMeから読み出されるLACに、必要に応じてMAC
をつなぎ合わせて出力する為に読み出している。この一
連のステップでMRAMにデータが書き込まれて読み出
されるまでの拘束期間は2ビデオセグメント分であり、
2個のMRAMを1ビデオセグメント分ずらせて用いて
いる。
【0050】VRAMもビデオセグメント単位で用いら
れ、本実施の形態においてはVRAMaとVRAMbの
2個用いる。例えばVRAMaの場合、MB1からMB
5が入力されている期間(第2ステップ)にMB0から
MB4のVACを書き込み、MB6からMB10が入力
されている期間(第3ステップ)に、FRAMa〜FR
AMeから読み出されるLACと、MRAMaから読み
出されるMACに、必要に応じてVACをつなぎ合わせ
て出力する為に読み出している。この一連のステップで
VRAMにデータが書き込まれて読み出されるまでの拘
束期間は2ビデオセグメント分であり、2個のVRAM
を1ビデオセグメント分ずらせて用いている。
【0051】次に、記録系の処理について図1を用いて
説明する。画素データ入力端子1に入力された画素デー
タは、シャフリング回路2によって8×8画素の直交変
換ブロックに分割され、更に隣接する複数の輝度成分と
色差成分の直交変換ブロックからなるマクロブロックに
まとめられ、更に画面上の分散した位置から取り出した
5つのマクロブロックからなるビデオセグメントにまと
められる。次に直交変換回路3によって画素データは直
交変換ブロック単位に直交変換され、直流成分以外の交
流成分は量子化回路4によって量子化される。量子化さ
れた交流成分は可変長符号化回路5によって周知の2次
元ハフマン符号等のアルゴリズム(交流成分の0ランと
それに続く0以外の値の組み合わせから符号語を決定
し、発生確率の高い組み合わせに短い符号語を割り当
て、発生確率の低い組み合わせに長い符号語を割り当て
る)によってデータ量を削減しフォーマット処理回路2
8に入力される。
【0052】次に、図2を用いて記録第1ステップ信号
処理回路6の動作を説明する。記録第1ステップ信号処
理ではマクロブロック単位のデータ処理が行われ、可変
長符号化回路5から入力された各直交変換ブロックの可
変長符号化データをLACはFRAMに、HACはMR
AMにそれぞれ格納する作業を行っている。
【0053】可変長符号化回路5から入力された各直交
変換ブロックの可変長符号化データを巡回連結器202
を用いて16bit単位にMSB側から順に整列し、記
録第1ステップRAM制御回路9aを介してFRAMの
各固定領域内に格納する。FRAMへの格納は巡回連結
器202に16bitのLACが揃う毎に行うが、各固
定領域を溢れる前に終了符号語(以下EOBコード:E
nd Of Block Codeとする)が転送され
た場合には、巡回連結器202に16bitのLACが
揃わなくてもEOBコードまでのLACをFRAMへ格
納する。
【0054】また、HACは同様に巡回連結器204を
用いて16bit単位にMSB側から順に整列し、記録
第1ステップRAM制御回路9bを介してMRAMに順
次格納していく。MRAMへの格納は巡回連結器204
に16bitのHACが揃う毎に行うが、マクロブロッ
ク内の全てのデータ処理が終った時点で巡回連結器20
4に16bitのHACが揃っていなかった場合は、巡
回連結器204に残っているHACをMRAMへ格納す
る。
【0055】前記処理において、次の記録第2ステップ
信号処理で必要な情報として、マクロブロック内におけ
るFRAMの各固定領域の空き領域の有無、空き領域が
ある場合は空き領域の先頭のアドレス及びbit位置情
報、MRAMの最終書き込みアドレス及びbit位置情
報を記憶しておく。
【0056】本実施の形態では、図示していないが前記
マクロブロック内におけるFRAMの各固定領域の空き
領域の有無、空き領域がある場合の空き領域の先頭のア
ドレス及びbit位置情報、MRAMの最終書き込みア
ドレス及びbit位置情報はレジスタを用いて保持して
いる。
【0057】ここで、本実施の形態では可変長符号化回
路5からの1直交変換ブロックの直流成分及び交流成分
及びEOBコードの転送に割り当てられているクロック
数は、64クロックとなっており、この内直流成分の転
送に1クロック、交流成分及びEOBコードの転送に6
3クロックとなっている為、交流成分が63個あった場
合にEOBコードを転送する期間が無くなってしまう。
この為、交流成分が63個あった場合にはEOBコード
の転送は行わず、フォーマット処理回路28にてEOB
コードを付加する事としている。図2における選択器2
03はこの処理を行う為の回路である。
【0058】次に、図3を用いて記録第2ステップ信号
処理回路7の動作を説明する。記録第2ステップ信号処
理においてもマクロブロック単位のデータ処理が行わ
れ、記録第1ステップ信号処理でMRAMに格納されて
いるHACを同一マクロブロック内の他の直交変換ブロ
ックの固定領域の空き領域に格納する作業を行ってい
る。記録第1ステップ信号処理で格納された、FRAM
の空き領域がある最初の直交変換ブロックの固定領域に
おいて、空き領域の先頭のアドレスのデータをFRAM
から記録第2ステップRAM制御回路10aを介して1
ワード読み出し、巡回連結器302に有効データ(LA
C)のみ保持する。この時、選択器301はFRAMか
ら読み出したデータを通過させるように制御する。次に
選択器301をMRAMから読み出したHACを通過さ
せるように制御し、MRAMから記録第2ステップRA
M制御回路10bを介してMRAMに格納されているH
ACを1ワードずつ読み出し、巡回連結器302に保持
されている有効データの空き領域に連結し、記録第2ス
テップRAM制御回路10cを介してFRAMの同一ア
ドレスに書き込む。
【0059】書き込んだFRAMの次のアドレスにも空
き領域がある場合は、MRAMから読み出したHAC
を、FRAMに既に書き込まれた次のHACから順に、
巡回連結器302を用いて16bit単位にMSB側か
ら順に整列して記録第2ステップRAM制御回路10c
を介してFRAMに格納していき、1つ目の固定領域の
空き領域が無くなるまで繰り返す。
【0060】以下、空き領域がある2番目以降の直交変
換ブロックの固定領域についても同様に、FRAMから
空き領域の先頭のアドレスのデータを1ワード読み出
し、巡回連結器302に有効データ(LAC)のみ保持
し、MRAMから読み出したHACを、既にFRAMに
書き込まれた次のHACから順に巡回連結器302およ
び記録第2ステップRAM制御回路10cを介してFR
AMの固定領域の空き領域に埋め込んでいく。
【0061】この処理過程において、マクロブロック内
の空き領域の合計とHACの合計の間には、当然ながら
マクロブロック内の空き領域の合計よりもHACが少な
い場合と、同じ場合と、多い場合の3つの状態が存在
し、マクロブロック内の空き領域の合計よりもHACが
少ない場合と同じ場合は、HACは全て同一マクロブロ
ック内の他の直交変換ブロックの固定領域の空き領域に
格納され、MRAMに格納されているHACを全てFR
AMに格納した時点で、記録第2ステップ信号処理は終
了する。
【0062】マクロブロック内の空き領域の合計よりも
HACが多い場合には、FRAMに格納しきれないHA
Cが存在する事を意味し、このHACを巡回連結器30
3を用いて16bit単位にMSB側から順に整列し
て、記録第2ステップRAM制御回路10dを介してV
RAMに格納していく。
【0063】前記処理において、次の記録第3ステップ
信号処理で必要な情報として、ビデオセグメント内にお
けるFRAMの各固定領域の空き領域の有無、空き領域
がある場合は空き領域の先頭のアドレス及びbit位置
情報、VRAMの最終書き込みアドレス及びbit位置
情報を記憶しておく。
【0064】本実施の形態では、図示していないが前記
ビデオセグメント内におけるFRAMの各固定領域の空
き領域の有無及び空き領域がある場合の空き領域の先頭
のアドレス及びbit位置情報はFPRAMに、VRA
Mの最終書き込みアドレス及びbit位置情報はレジス
タを用いて保持している。
【0065】次に、図4を用いて記録第3ステップ信号
処理回路8の動作を説明する。記録第3ステップ信号処
理では、ビデオセグメント単位のデータ処理が行われ、
記録第2ステップ信号処理までの過程でFRAMに格納
されているLAC及びMACの空き領域に、VRAMに
格納されているHACを埋め込みながらフォーマットデ
ータとして出力する作業を行っている。
【0066】記録第1ステップ信号処理及び記録第2ス
テップ信号処理でFRAMに格納されたLAC及びMA
Cを、記録第3ステップRAM制御回路11aを介して
順次読み出すと同時に、FPRAMから各固定領域に空
き領域が残っているか否かの情報を読み出し、空き領域
が残っている場合には、記録第2ステップ信号処理でV
RAMに格納されているHACを、先頭アドレスから順
に記録第3ステップRAM制御回路11bを介して読み
出し、巡回連結器401を用いてFRAMから読み出し
たLAC及びMACの後ろに連結できるように並べ換え
を行い、連結器402を用いてFRAMから読み出した
LAC及びMACの空き領域を埋めながら画素データ出
力端子403にフォーマットデータとして出力する。
【0067】出力されたフォーマットデータは、図1の
誤り訂正符号化回路31に入力され、再生時の符号誤り
を訂正する為の誤り訂正符号が付加され、図示していな
いがディジタル変調回路で変調された後、テープに記録
される。
【0068】次に再生系の処理について図1を用いて説
明する。図示していないがテープから再生された再生信
号は、ディジタル復調回路で復調された後、誤り訂正復
号化回路32にて再生時の符号誤りを訂正又は修正し、
デフォーマット処理回路29に入力される。
【0069】次に、図5を用いて再生第1ステップ信号
処理回路16の動作を説明する。再生第1ステップ信号
処理ではマクロブロック単位のデータ処理が行われ、誤
り訂正復号化回路32から入力されたフォーマットデー
タを、再生第1ステップRAM制御回路19aを介して
FRAMに格納する。
【0070】ここで、選択器502は誤り訂正復号化回
路32で符号誤りを訂正及び修正できなかった場合に、
フォーマットデータと共に送られてくるフラグを基にエ
ラーコードを強制的に書き込む為の回路である。エラー
コードに置き換えられた直交変換ブロックの画素は、図
1におけるデシャフリング回路26によって前フレーム
の画素に置き換えられる等の処理が行われ、画面破綻を
極力防止している。しかし、誤り訂正復号化回路32で
誤訂正された場合は、前記のフラグは真とならずエラー
コードには置き換えられない。
【0071】次に、図6を用いて再生第2ステップ信号
処理回路17の動作を説明する。再生第2ステップ信号
処理においてもマクロブロック単位のデータ処理が行わ
れ、このステップでは2つのプロセスに分割して処理を
行なう。
【0072】第1のプロセスでは、再生第1ステップ信
号処理でFRAMに格納されたフォーマットデータの各
固定領域の最初のEOBコードの検出を行う。第1のプ
ロセスによってEOBコードが検出された場合、検出さ
れたEOBコード以降の可変長符号化データはHACで
ある事がわかり、LACとHACを分離する事ができ
る。
【0073】第2のプロセスでは第1のプロセスで分離
されたHACをつなぎ合わせて更にEOBコードの検出
を行う。第1のプロセスと第2のプロセスを通じ、第1
のプロセスと第2のプロセスで検出されたEOBコード
の個数の合計が、マクロブロック内の固定領域数に達す
るまでのHACはMACである事がわかり、合計がマク
ロブロック内の固定領域数に達した後のHACはVAC
である事がわかる為、HACをMACとVACに分離す
る事ができる。再生第2ステップ信号処理では、前記手
順でMACとVACを分離してMACをMRAMに、V
ACをVRAMにそれぞれ格納する処理を行なってい
る。
【0074】以下、第1のプロセスの具体的な処理手順
について説明する。第1のプロセスでは、再生第1ステ
ップ信号処理でFRAMに格納されたフォーマットデー
タを、再生第2ステップRAM制御回路20aを介して
読み出し、選択器602を再生第2ステップRAM制御
回路20aからのデータが通過するように制御して、ホ
ールド回路付レジスタ603にて保持する。ホールド回
路付レジスタ603に選択器602から次のデータが入
力されたら、ホールド回路付レジスタ603に保持され
ていたデータを、ホールド回路付レジスタ604に転送
保持し、ホールド回路付レジスタ603は新たなデータ
を保持する。即ち、ホールド回路付レジスタ603には
選択器602から入力された最新のデータ、ホールド回
路付レジスタ604にはその1つ前のデータが保持され
るよう制御されている。
【0075】シフト器605には、ホールド回路付レジ
スタ604に保持されている16bitデータと、ホー
ルド回路付レジスタ603に保持されているMSB側の
15bitデータの31bitデータが入力されてお
り、VLC検出器607への入力が常にMSBが可変長
符号化データの先頭になるようにシフトしたMSB側の
16bitが出力される。但し、第1のプロセスではシ
フト器605の16bit出力中のMSB側8bitの
み使用する(本実施の形態では、以下に説明する可変長
符号化データ長の検出は、8bitで全て検出ができる
為)。
【0076】第1のプロセスでは連結器606は常にシ
フト器605からのデータが通過するよう制御されてお
り、シフト器605から出力されたMSB側の8bit
がVLC検出器607に入力される。
【0077】VLC検出器607では入力された8bi
tデータから第1のプロセスの主目的である、各固定領
域内の可変長符号化データに於ける最初のEOBコード
の検出を行うが、EOBコードの検出は、それ以前の可
変長符号化データ長を一つずつ検出して、可変長符号化
データを追跡していく必要がある為、可変長符号化デー
タ長の検出も行い、検出した可変長符号化データ長を出
力している。
【0078】第1のプロセスでは選択器609は常にV
LC検出器607から出力された可変長符号化データ長
が通過するよう制御されており、累積加算器610で可
変長符号化データ長の累積加算を行っている。累積加算
の結果はFRAMからのデータ読み出し、ホールド回路
付レジスタ603及びホールド回路付レジスタ604の
データ保持、シフト器605のシフト量の制御に使用し
ている。
【0079】このEOBコード検出作業は、固定領域毎
に最初のEOBコードが検出された時点で終了し、次の
固定領域のEOBコード検出に移行する。固定領域の終
端まで検出作業を続けてもEOBコードが検出できない
場合は、その後次の固定領域のEOBコード検出に移行
する。
【0080】第1のプロセスでマクロブロック内の全て
の固定領域でEOBコードが検出されなかった場合、即
ち検出されたEOBコードの個数が0の場合は、マクロ
ブロック内の全ての固定領域の可変長符号化データが溢
れている事を示しており、そのマクロブロックにはMA
CもVACも含まれていない。したがって、再生第2ス
テップ信号処理の目的であるMACとVACの分離は必
要ない為、第2のプロセスは行わない。前記以外の場合
は第2のプロセスに移行する。
【0081】ここで、第2のプロセスで必要な情報とし
て、EOBコードが検出できた固定領域の数と、EOB
コードの次のビット即ちHACの先頭ビットの固定領域
内の位置情報、EOBコードが検出できなかった固定領
域の数と、固定領域内の最終位置において可変長符号化
データが途中で途切れているかいないかの情報、可変長
符号化データが途中で途切れている場合は途中までの可
変長符号化データと、そのビット長情報を記憶してお
く。
【0082】本実施の形態では、EOBコードが検出で
きなかった固定領域の途中で途切れている可変長符号化
データをシフトレジスタ611に保持する構成となって
おり、その他、EOBコードが検出できた固定領域の
数、HACの先頭ビットの固定領域内の位置情報、及び
EOBコードが検出できなかった固定領域の数、固定領
域内の最終位置において可変長符号化データが途中で途
切れているかいないかの情報、固定領域の途中で途切れ
ている可変長符号化データのビット長情報は、図示して
いないが他のレジスタを用いて保持している。
【0083】第2のプロセスでは、第1のプロセスで得
られた情報を基に以下の処理を行う。第1のプロセスで
検出されたEOBコードの個数がマクロブロック内の固
定領域の数と同じ場合、即ち全ての固定領域でEOBコ
ードが検出された場合は、マクロブロック内の全ての固
定領域の可変長符号化データがそれぞれの固定領域に収
まっている事を示しており、EOBコード以降の可変長
符号化データ即ちHACは全てVACである事がわか
る。従って、第2のプロセスではこのHACを全てVR
AMに格納する。
【0084】第1のプロセスで検出されたEOBコード
の個数が前記以外の場合、EOBコードが検出できなか
った最初の固定領域の、途中で途切れている可変長符号
化データの後ろに、HACが含まれている最初の固定領
域のHACから順番につなぎ合わせてEOBコードの検
出作業を続けていく。HACが含まれている最初の固定
領域のHACを全て使用してもEOBコードが検出でき
なかった場合は、HACが含まれている2番目以降の固
定領域のHACを順番につなぎ合わせていき、同様の処
理を続けていく。
【0085】また、EOBコードが検出された場合は、
EOBコードが検出できなかった2番目以降の固定領域
の途中で途切れている可変長符号化データの後ろに、E
OBコード検出作業にまだ使用していないHACを順番
につなぎ合わせてEOBコードの検出作業を続けてい
く。
【0086】EOBコードの検出作業は、第1のプロセ
スで検出されたEOBコードの個数と第2のプロセスで
検出されたEOBコードの個数の和がマクロブロック内
の固定領域の数に到達するか、HACが無くなるまで続
ける。
【0087】この作業を通じ、第1のプロセスと第2の
プロセスで検出されたEOBコードの個数の和が、マク
ロブロック内の固定領域の数に到達するまでのHACは
MACである事がわかり、前記の和がマクロブロック内
の固定領域の数に到達した以降のHACはVACである
事がわかる。従って、前記の和がマクロブロック内の固
定領域の数に到達するまでのHACをMRAMに、前
和がマクロブロック内の固定領域の数に到達した後の
HACをVRAMに格納する。
【0088】以下、第2のプロセスの具体的な処理手順
について説明する。第2のプロセスにおけるFRAMか
らシフト器605までのデータの流れについてまず説明
する。FRAMからはHACを含む最初のアドレスのデ
ータを、前方から順に再生第2ステップRAM制御回路
20aを介して読み出し、巡回連結器601に供給して
いく。
【0089】巡回連結器601では、第1のプロセスで
保持しておいたHACの先頭ビットの固定領域内の位置
情報を基に、読み出されたHACの先頭がMSBとな
り、以降のHACがLSB側に連続するようにビット巡
回し、MSB側から順に16bit単位に整列してい
く。
【0090】第2のプロセスでは選択器602は、常に
巡回連結器601からの出力が通過するように制御さ
れ、16bit単位に整列されたHACがホールド回路
付レジスタ603に供給される。ホールド回路付レジス
タ603は、巡回連結器601でHACが16bit揃
ったところで選択器602を介して入力されたHACを
保持する。
【0091】巡回連結器601で次のHACが16bi
t揃ったら、それまで保持していたHACをホールド回
路付レジスタ604に転送し、新たにHACを保持す
る。即ち、ホールド回路付レジスタ603とホールド回
路付レジスタ604の関係は、第1のプロセスと同様で
ホールド回路付レジスタ603には選択器602から入
力された最新のHAC、ホールド回路付レジスタ604
にはその1つ前のHACが保持されるよう制御する。
【0092】シフト器605では、第2のプロセスの最
初のデータをVLC検出器607に供給する為に、まず
EOBコードが検出できなかった最初の固定領域の最終
位置で可変長符号化データが途中で途切れているかいな
いかの情報を基に、可変長符号化データが途中で途切れ
ている場合は、途中で途切れている可変長符号化データ
のビット長分、MSB側に空きができるように、ホール
ド回路付レジスタ603とホールド回路付レジスタ60
4から入力されているHACをシフトする。EOBコー
ドが検出できなかった最初の固定領域の最終位置で可変
長符号化データが途中で途切れていない場合は、HAC
のシフトは行わない。
【0093】このシフト器605の出力が連結器606
の一方の入力に供給されている。また、シフトレジスタ
611からは第1のプロセスでEOBコードが検出でき
なかった固定領域の、最初の途中で途切れている可変長
符号化データが連結器606の他方の入力に供給されて
いる。連結器606は、EOBコードが検出できなかっ
た最初の固定領域の最終位置で可変長符号化データが途
中で途切れているかいないかの情報を基に、可変長符号
化データが途中で途切れている場合は、シフトレジスタ
611から供給されている途中で途切れている可変長符
号化データと、そのLSB側にシフト器605から供給
されているHACを連結し、連結したデータのMSB側
8bitを出力する。可変長符号化データが途中で途切
れていない場合は、シフトレジスタ611からの入力は
無視し、シフト器605から供給されているHACのM
SB側8bitを出力する。
【0094】VLC検出器607では、第1のプロセス
と同様に入力された8bitデータを基にEOBコード
及び可変長符号化データ長の検出を行うが、第1のプロ
セスと唯一異なる点は、シフトレジスタ611から供給
されている途中で途切れている可変長符号化データと、
シフト器605から供給されているHACを連結した可
変長符号化データ長を出力した時のみ、VLC検出器6
07から出力された可変長符号化データ長から、加算器
608を用いて途中で途切れている可変長符号化データ
のビット長分(図6における614)差し引く処理が行
われる。
【0095】選択器609は、この時のみ加算器608
からのデータが通過するように制御される。選択器60
9を通過した可変長符号化データ長は累積加算器610
に入力され、第1のプロセスと同様に可変長符号化デー
タ長の累積加算が行われる。累積加算の結果は第1のプ
ロセスと同様にFRAMからのデータ読み出し、ホール
ド回路付レジスタ603及びホールド回路付レジスタ6
04のデータ保持、シフト器605のシフト量の制御に
使用している。
【0096】一方、第2のプロセスでは、第2のプロセ
スで検出したEOBコードと第1のプロセスで検出した
EOBコードの和を逐次計算しておき、和がマクロブロ
ック内の固定領域の数に到達するまでのHAC、即ちM
ACは巡回連結器612を用いて16bit単位にMS
B側から順に整列し、再生第2ステップRAM制御回路
20bを介してMRAMに順次格納していく。前記の和
がマクロブロック内の固定領域の数に到達した後のHA
C、即ちVACは巡回連結器613を用いて16bit
単位にMSB側から順に整列し、再生第2ステップRA
M制御回路20cを介してVRAMに順次格納してい
く。
【0097】前記処理において、次の再生第3ステップ
信号処理で必要な情報として、MRAMに格納された各
マクロブロックのMACの最終書き込みアドレス及びb
it位置情報、VRAMに格納されたVACの最終書き
込みアドレス及びbit位置情報を図示していないがレ
ジスタを用いて保持する。
【0098】次に、図7を用いて再生第3ステップ信号
処理回路18の動作を説明する。再生第3ステップ信号
処理では、ビデオセグメント単位のデータ処理が行わ
れ、再生第1ステップ信号処理でFRAMに格納されて
いる直流成分及びLACと、再生第2ステップ信号処理
でMRAMとVRAMに分離して格納されているMAC
及びVACとをつなぎ合わせてエラー処理回路22に出
力する作業を行っている。
【0099】ここで、現在までにわかっている情報につ
いて整理すると、MRAMには再生第2ステップ信号処
理で各マクロブロックのMACがアドレスの前方から順
に格納されており、マクロブロック毎のMACの境界も
図示していないがレジスタに保持されている。一方VR
AMには再生第2ステップ信号処理でビデオセグメント
内のVACがアドレスの前方から順に格納されており、
VACの最終書き込みアドレス及びbit位置情報も図
示していないがレジスタに保持されている。
【0100】したがって、直交変換ブロック毎に直流成
分と可変長の交流成分(LAC,MAC,VAC)をつ
なぎ合わせて出力する為には、FRAMの固定領域に格
納されている直流成分をまず読み出し、続いてLACの
可変長符号化データ長を一つずつ検出して、可変長符号
化データを追跡ながら読み出していき、この時点でEO
Bコードが検出されたら、その直交変換ブロックにはH
ACが存在していない為、次の直交変換ブロックの処理
を開始するまで処理を停止する。
【0101】LAC内にEOBコードが検出できなかっ
たら、LACの後ろにMACをつなげて可変長符号化デ
ータ長及びEOBコードの検出作業を継続する。ここ
で、MACが無い場合又はその直交変換ブロックが属し
ているマクロブロックのMACの境界に達してもEOB
コードが検出できなかったら、更にVACをつなげて可
変長符号化データ長及びEOBコードの検出作業を継続
する。ここで、VACが無い場合又はビデオセグメント
内のVACの最終書き込み位置に達してもEOBコード
が検出できなかったら、その時点で次の直交変換ブロッ
クの処理を開始するまで処理を停止する。この作業をビ
デオセグメント内の全ての直交変換ブロックについて行
う。
【0102】この再生第3ステップ信号処理は、各直交
変換ブロックの直流成分と可変長の交流成分(LAC,
MAC,VAC)を連続的につなぎ合わせて出力する必
要上、FRAM、MRAM、VRAMそれぞれのRAM
に格納されているデータを先読みしてバッファに蓄えて
おく必要がある。バッファ701、バッファ702、バ
ッファ703はこの為に用いるものである。
【0103】これらバッファの容量は、それぞれのRA
Mへの読み出し要求から、読み出されたデータが再生第
3ステップRAM制御回路21a、再生第3ステップR
AM制御回路21b、再生第3ステップRAM制御回路
21cを通過してそれぞれのバッファに到達するまでの
クロックサイクル数に関連し、16bit幅で数段のシ
フトレジスタで構成されている。
【0104】以下、再生第3ステップ信号処理の具体的
な処理手順について説明する。予め再生第1ステップ信
号処理でFRAMに格納されている直流成分及びLAC
を、再生第3ステップRAM制御回路21aを介して必
要分読み出しバッファ701に蓄えておき、再生第2ス
テップ信号処理でMRAMに格納されているMAC及び
VRAMに格納されているVACについても同様に、予
め再生第3ステップRAM制御回路21b及び再生第3
ステップRAM制御回路21cを介して必要分読み出
し、バッファ702とバッファ703にそれぞれ蓄えて
おく。また、直流成分は固定長である為、可変長符号化
データ長及びEOBコードの検出作業をバイパスし、選
択器714に直接供給される。
【0105】以下、各直交変換ブロックの可変長符号化
データ長及びEOBコードの検出作業を説明する。バッ
ファ701に保持されている各直交変換ブロックのLA
Cを連結器707を介してホールド回路付レジスタ70
8に保持し、保持されたLACをシフト器709の入力
31bit中のMSB側16bitに入力する。
【0106】シフト器709の入力のLSB側の残り1
5bitは、連結器707を介して直接入力される次の
LACのMSB側15bitである。シフト器709
は、可変長符号化データの先頭が常にMSBとなるよう
に入力された31bitをビットシフトし、そのMSB
側16bitを出力している。このシフト器709の出
力16bit中のMSB側8bitがVLC検出器71
0に入力されている。
【0107】VLC検出器710では可変長符号化デー
タ長及びEOBコードの検出を行う。累積加算器711
はVLC検出器710から入力された各直交変換ブロッ
ク内の可変長符号化データ長を累積加算する。以下、V
LC検出器710でLACの可変長符号化データ長及び
EOBコードの検出を順次行っていく。この作業でLA
C内にEOBコードが検出されたら次の直交変換ブロッ
クの処理を開始するまで処理を停止する。
【0108】LAC内にEOBコードが検出されなかっ
た場合、バッファ702に保持されているMACを、巡
回連結器704を用いてLACの後ろに連続してつなが
るようにビット巡回し、連結器706、連結器707を
用いてLACの後ろに連結して可変長符号化データ長及
びEOBコードの検出を継続する。ここで、MACが無
い場合又はその直交変換ブロックが属しているマクロブ
ロックのMACの境界に達してもEOBコードが検出で
きなかったら、バッファ703に保持されているVAC
を、巡回連結器705を用いてLAC又はMACの後ろ
に連続してつながるようにビット巡回し、連結器70
6、連結器707を用いてLAC又はMACの後ろに連
結して可変長符号化データ長及びEOBコードの検出を
継続する。ここで、VACが無い場合又はビデオセグメ
ント内のVACの最終書き込み位置に達してもEOBコ
ードが検出できなかったら、その時点で次の直交変換ブ
ロックの処理を開始するまで処理を停止する。
【0109】一方、マスク回路712にはシフト器70
9の出力16bitが入力されており、VLC検出器7
10で検出された可変長符号化データ長分のMSB側入
力のみ通過させ、他のLSB側入力をLOWレベルにマ
スクし、EOB付加回路713にてVACを全て使い果
たしてもEOBコードが検出されなかった場合に、直前
の完全に検出できた可変長符号化データの直後にEOB
コードを付加し、選択器714にて別経路で入力されて
いる直流成分と合成して出力端子715に出力する。
【0110】次に、再生第3ステップ信号処理のエラー
検出について説明する。本実施の形態では8×8画素の
画素集合を1つの直交変換ブロックとして、直交変換及
び量子化された63個の交流成分に対して2次元ハフマ
ン符号等のアルゴリズムを用いて交流成分の0ランとそ
れに続く0以外の値の組み合わせから符号語を生成す
る。
【0111】従って1つの直交変換ブロックにおいて、
量子化された全ての交流成分が0以外の値を取る時、符
号語の数は最大数の63となり、63以上の値を得た場
合(63個目の符号語の次にEOBコードが無い場合)
は途中で符号誤りが生じている事が明らかである。この
条件で検出できる符号誤りをAC63エラーとする。
【0112】また、1つの直交変換ブロックにおいて、
周知のジグザグスキャン等による最終スキャン位置(最
も高域)の交流成分が0以外の値を取る時、符号化され
た0ラン長に1をプラスした値の累積加算値は最大の6
3となり、63以上の値を得た場合は途中で符号誤りが
生じている事が明らかである。この条件で検出できる符
号誤りをRUN63エラーとする。
【0113】再生第3ステップ信号処理では、前記のA
C63エラーとRUN63エラーの検出を行う。
【0114】まず、AC63エラーの検出方法について
説明する。EOB検出器717には、シフト器709か
らのMSB側4bitが入力されており、入力パターン
がEOBコードと一致した時に真となるフラグを出力し
ている。4bitとは本実施の形態のEOBコード長に
相当する。VLCカウンタ716は、直交変換ブロック
内の可変長符号化データの数を数えるカウンタであり、
EOB検出器717で直交変換ブロック内の最初の可変
長符号化データのEOBコード検出を行う時に0となっ
ているように、その1クロック前のタイミングで同期リ
セットされ、EOB検出器717でEOBコードが検出
されるまでカウントアップする。AC63エラー検出器
718は、VLCカウンタ716のカウント値が63と
なった時にEOB検出器717の出力が偽の時にAC6
3エラー検出フラグを真にする。
【0115】次に、RUN63エラーの検出方法につい
て説明する。RUN検出器720には、シフト器709
からの出力のMSB側13bitが入力されていて、入
力された可変長符号化データの0ラン長を求め、それに
1をプラスした値を出力する。以下、0ラン長に1をプ
ラスした値をRUNと呼ぶ事とする。ここで、13bi
tとは本実施の形態で使用する全ての可変長符号化デー
タの0ラン長を求めるのに必要なビット長に相当する。
【0116】RUN検出器720から出力されたRUN
は、累積加算器721に入力される。累積加算器721
は、直交変換ブロック毎のRUNの累積加算を行い比較
器722に累積加算値を出力している。比較器722
は、累積加算値が63を越えた場合RUN63エラー検
出フラグを真にする。
【0117】前記2つのエラーのどちらか又は両方を検
出された場合、エラーが検出された直交変換ブロックが
属しているマクロブロックのMACはもはや信頼できな
い事を意味しており、エラーが検出された直交変換ブロ
ックが属しているビデオセグメントのVACももはや信
頼できない事を意味している。
【0118】したがって、再生第3ステップ信号処理で
は、以下の2つのエラー処理を実行する。1つ目のエラ
ー処理は、マクロブロック内におけるエラーが検出され
た直交変換ブロック以降の直交変換ブロックに関して、
MACとVACの出力を停止する。2つ目のエラー処理
は、ビデオセグメント内におけるエラーが検出されたマ
クロブロック以降のマクロブロックに関して、VACの
出力を停止する。
【0119】MACの出力停止は、MRAMの読み出し
ポインタを強制的にその直交変換ブロックが属している
マクロブロックのMACの境界にさせる(該当するマク
ロブロック内の全てのMACを使い果たした状態にさせ
る)事で簡単に実現できる。
【0120】VACの出力停止は、VRAMの読み出し
ポインタを強制的にビデオセグメント内のVACの最終
書き込み位置にさせる(全てのVACを使い果たした状
態にさせる)事で簡単に実現できる。
【0121】これらのエラー処理によって、ビデオセグ
メント内におけるエラーが検出された直交変換ブロック
以降の可変長符号化データに関しては、信頼できない可
変長符号化データの出力を停止して画面の破綻を軽減す
る事が可能となるが、エラーが検出された直交変換ブロ
ックに関しては、可変長符号化データを出力しながらエ
ラー検出を行っている構成上、エラーが検出された時点
で、既に誤った可変長符号化データが出力されてしまっ
ている。この誤った可変長符号化データの出力をマスク
するのが次段のエラー処理回路22である。
【0122】次に、図8を用いてエラー処理回路22の
動作を説明する。エラー処理では、直交変換ブロック単
位のデータ処理が行われ、再生第3ステップ信号処理で
合成された可変長符号化データをFIFO802を用い
て1直交変換ブロック分遅延させ、再生第3ステップ信
号処理から出力されたAC63エラー検出フラグとRU
N63エラー検出フラグを監視し、どちらか又は両方の
エラー検出フラグが真の場合、FIFOから出力された
可変長符号化データをマスク回路803でマスクし、エ
ラーコード等のデータに置き換え、出力端子804にデ
フォーマットデータとして出力する。
【0123】出力されたデフォーマットデータは図1の
可変長復号化回路23によって周知の2次元ハフマン符
号等のアルゴリズムの復号を行い、逆量子化回路24に
よって逆量子化され、逆直交変換回路25によって逆直
交変換され、デシャフリング回路26によって画素デー
タの並べ換えを行い画素データ出力端子27から出力す
る。
【0124】尚、本発明の実施の形態においては、AC
63エラー検出フラグとRUN63エラー検出フラグを
基に該当する直交変換ブロックの可変長符号化データを
マスクし、エラーコード等のデータに置き換える処理
を、図1におけるエラー処理回路22で行った例を示し
たが、デフォーマット処理部29の後段に位置する可変
長復号化回路23に1直交変換ブロック分の遅延回路が
搭載されている場合、可変長復号化回路23内でAC6
3エラー検出フラグとRUN63エラー検出フラグを基
に該当する直交変換ブロックの可変長符号化データをマ
スクし、エラーコード等のデータに置き換える処理を行
っても同様の効果を得る事ができる。改めて図示しない
が、この場合、図1におけるエラー処理回路22を削除
しただけの構成となる。
【0125】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のディジタ
ル映像信号処理装置では、RAMのアドレス制御に複雑
な回路を必要とせず、回路規模の縮小化が可能となる。
また、HACを格納するRAM容量を先行技術に対して
増加させた分を、FRAMをマクロブロック単位で使用
する事によるFRAM容量の削減で相殺し、トータルの
RAM容量を削減する事が可能となり、更なる回路規模
の縮小化が可能となる。また、誤訂正に対する再生画像
の破綻防止処理を行う為、再生条件が悪い場合や高速再
生時における再生画像の品質の向上が可能となる。
【0126】本願請求項1に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、フォーマット処理の際、第1のメモリ、第2のメ
モリ、第3のメモリそれぞれのアドレス制御を簡単な制
御で実現可能となり、回路規模の縮小化が可能となる。
【0127】本願請求項2に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、フォーマット処理の際、第2のメモリ及び第3の
メモリを単純な交替するそれぞれ2個のメモリを用いる
事により、メモリの書き込み、読み出し制御を簡単な制
御で実現可能となり、本願請求項1に対してさらなる回
路規模の縮小化が可能となる。
【0128】本願請求項3に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、フォーマット処理の際、第1のメモリをビデオセ
グメント内におけるマクロブロックの数をnとした場
合、n+2個用いてマクロブロック単位で用いる事によ
り、必要な第1のメモリ容量を大幅に削減でき、フォー
マット処理に必要な第1のメモリ、第2のメモリ、第3
のメモリを合わせた全体の必要メモリ容量を従来より少
なくする事ができ、本願請求項1及び本願請求項2に対
してさらなる回路規模の縮小化が可能となる。
【0129】本願請求項4に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、デフォーマット処理の際、第1のメモリ、第2の
メモリ、第3のメモリそれぞれのアドレス制御を簡単な
制御で実現可能となり、回路規模の縮小化が可能とな
る。
【0130】本願請求項5に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、デフォーマット処理の際、第2のメモリ及び第3
のメモリを単純な交替するそれぞれ2個のメモリを用い
る事により、メモリの書き込み、読み出し制御を簡単な
制御で実現可能となり、本願請求項4に対してさらなる
回路規模の縮小化が可能となる。
【0131】本願請求項6に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、デフォーマット処理の際、第1のメモリをビデオ
セグメント内におけるマクロブロックの数をnとした場
合、n+2個用いてマクロブロック単位で用いる事によ
り,必要な第1のメモリ容量を大幅に削減でき、デフォ
ーマット処理に必要な第1のメモリ、第2のメモリ、第
3のメモリを合わせた全体の必要メモリ容量を従来より
少なくする事ができ、本願請求項4及び本願請求項5に
対してさらなる回路規模の縮小化が可能となる。
【0132】本願請求項7に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、デフォーマット処理の際、誤訂正による可変長符
号化データの誤りを検出し、誤りが検出された直交変換
ブロックの可変長符号化データを誤りがある事を示すエ
ラーコードに置き換え、マクロブロック内の以降の直交
変換ブロックの可変長符号化データを、対応した固定領
域に配置されている可変長符号化データのみ復号し、ビ
デオセグメント内の以降のマクロブロック内の直交変換
ブロックの可変長符号化データを、対応した固定領域に
配置されている可変長符号化データと、同一マクロブロ
ック内の他の固定領域に配置されている可変長符号化デ
ータのみ復号する事で、誤訂正による画面破綻を防止す
る事ができ、再生条件が悪い場合や高速再生時における
再生画像の品質の向上が可能となる。
【0133】本願請求項8に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、デフォーマット処理の際、具体的に誤訂正による
可変長符号化データの誤りとして、AC63エラーの検
出及び画面破綻を防止する事ができ、再生条件が悪い場
合や高速再生時における再生画像の品質の向上が可能と
なる。
【0134】本願請求項9に記載の発明に係るディジタ
ル映像信号処理装置は、上述したような構成としている
ので、デフォーマット処理の際、具体的に誤訂正による
可変長符号化データの誤りとして、RUN63エラーの
検出及び画面破綻を防止する事ができ、再生条件が悪い
場合や高速再生時における再生画像の品質の向上が可能
となる。
【0135】本願請求項10に記載の発明に係るディジ
タル映像信号処理装置は、上述したような構成としてい
るので、デフォーマット処理の際、具体的に誤訂正によ
る可変長符号化データの誤りとして、AC63エラーと
RUN63エラーの両方の検出及び画面破綻を防止する
事ができ、再生条件が悪い場合や高速再生時における再
生画像の品質の向上が可能となる。
【0136】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る全体のブロック図
である。
【図2】この発明の実施の形態に係る記録第1ステップ
信号処理回路のブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る記録第2ステップ
信号処理回路のブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る記録第3ステップ
信号処理回路のブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る再生第1ステップ
信号処理回路のブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態に係る再生第2ステップ
信号処理回路のブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態に係る再生第3ステップ
信号処理回路のブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態に係るエラー処理回路の
ブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態に係るフォーマット処理
時のMRAMの容量に関する説明図である。
【図10】この発明の実施の形態に係るデフォーマット
処理時のMRAMの容量に関する説明図である。
【図11】この発明の実施の形態に係るVRAMの容量
に関する説明図である。
【図12】この発明の実施の形態に係るフォーマット処
理時のFRAM、MRAM、VRAM各メモリの書き込
みおよび読み出しのタイミングに関する説明図である。
【図13】この発明の実施の形態に係るデフォーマット
処理時のFRAM、MRAM、VRAM各メモリの書き
込みおよび読み出しのタイミングに関する説明図であ
る。
【符号の説明】
6 記録第1ステップ信号処理回路 7 記録第2ステップ信号処理回路 8 記録第3ステップ信号処理回路 16 再生第1ステップ信号処理回路 17 再生第2ステップ信号処理回路 18 再生第3ステップ信号処理回路 22 エラー処理回路 28 フォーマット処理回路 29 デフォーマット処理回路

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素からなる直交変換ブロックを
    単位として直交変換する直交変換手段と、 前記直交変換手段で得られた直交変換ブロックの直交成
    分を量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で得られた量子化された直交変換ブロッ
    クの直交成分を可変長符号化データに変換する可変長符
    号化手段と、 前記可変長符号化手段で得られた直交変換ブロックの可
    変長符号化データを複数直交変換ブロック分集めてマク
    ロブロックを構成する手段と、 前記マクロブロックを複数個集めてビデオセグメントを
    構成する手段と、 前記ビデオセグメント内での符号量をほぼ一定に制御す
    る符号量制御手段とを有し、 可変長符号化されたビデオセグメント内の直交変換ブロ
    ックの可変長符号化データを、マクロブロックに対応し
    た複数のシンクブロックにパッキングするディジタル映
    像信号処理装置において、 1シンクブロック分の容量として、マクロブロック内の
    直交変換ブロック数分、直交変換ブロックの可変長符号
    化データを格納する為の固定長の固定領域を持ち合わせ
    た第1のメモリの各固定領域に、各直交変換ブロックの
    可変長符号化データを配置し、固定領域に配置しきれな
    いマクロブロック内の直交変換ブロックの可変長符号化
    データを第2のメモリにアドレスの前方から格納し、第
    1のメモリの各固定領域において、まだ可変長符号化デ
    ータが配置されていない空き領域に、第2のメモリに格
    納されている可変長符号化データを配置し、マクロブロ
    ック内の直交変換ブロックの各固定領域の空き領域に配
    置しきれない第2のメモリに格納されている可変長符号
    化データを第3のメモリにアドレスの前方から格納し、
    ビデオセグメント内の各マクロブロック内の直交変換ブ
    ロックの各固定領域おいて、まだ可変長符号化データが
    配置されていない空き領域に、第3のメモリに格納され
    ている可変長符号化データを配置する事を特徴とするデ
    ィジタル映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の第2のメモリは、
    マクロブロック単位で交替する2個のメモリを用い、前
    記請求項1に記載の第3のメモリは、ビデオセグメント
    単位で交替する2個のメモリを用いる事を特徴とした請
    求項1に記載のディジタル映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の第1のメモリは、
    ビデオセグメント内におけるマクロブロックの数をnと
    した場合、n+2個用いる事を特徴とした請求項1また
    は請求項2に記載のディジタル映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の画素からなる直交変換ブロックを
    単位として直交変換する直交変換手段と、 前記直交変換手段で得られた直交変換ブロックの直交成
    分を量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で得られた量子化された直交変換ブロッ
    クの直交成分を可変長符号化データに変換する可変長符
    号化手段と、 前記可変長符号化手段で得られた直交変換ブロックの可
    変長符号化データを複数直交変換ブロック分集めてマク
    ロブロックを構成する手段と、 前記マクロブロックを複数個集めてビデオセグメントを
    構成する手段と、 前記ビデオセグメント内での符号量をほぼ一定に制御す
    る符号量制御手段とを有し、 可変長符号化されたビデオセグメント内の直交変換ブロ
    ックの可変長符号化データを、マクロブロックに対応し
    た複数のシンクブロックにパッキングするディジタル映
    像信号処理装置でパッキングされた可変長符号化データ
    を復号するディジタル映像信号処理装置において、 1シンクブロック分の容量として、マクロブロック内の
    直交変換ブロック数分、直交変換ブロックの可変長符号
    化データを格納する為の固定長の固定領域を持ち合わせ
    た第1のメモリに、パッキングされた可変長符号化デー
    タを格納し、各固定領域において同一マクロブロック内
    の他の直交変換ブロックの可変長符号化データを第2の
    メモリにアドレスの前方から格納し、ビデオセグメント
    内の他のマクロブロック内の直交変換ブロックの可変長
    符号化データを第3のメモリにアドレスの前方から格納
    し、第1のメモリに格納されている各固定領域に対応し
    た可変長符号化データと、第2のメモリ格納されている
    同一マクロブロック内の他の固定領域に配置されている
    可変長符号化データと、第3のメモリ格納されているビ
    デオセグメント内の他のマクロブロック内の固定領域に
    配置されている可変長符号化データをつなぎ合わせて、
    可変長符号化データを復号する事を特徴とするディジタ
    ル映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の第2のメモリと第
    3のメモリは、ビデオセグメント単位で交替するそれぞ
    れ2個のメモリを用いる事を特徴とした請求項4に記載
    のディジタル映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項4に記載の第1のメモリは、
    ビデオセグメント内におけるマクロブロックの数をnと
    した場合、n+2個用いる事を特徴とした請求項4また
    は請求項5に記載のディジタル映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項4に記載の可変長符号化デ
    ータをつなぎ合わせる際に、誤訂正による可変長符号化
    データの誤りを検出し、誤りが検出された直交変換ブロ
    ックの可変長符号化データを誤りがある事を示すエラー
    コードに置き換え、マクロブロック内の以降の直交変換
    ブロックの可変長符号化データを、対応した固定領域に
    配置されている可変長符号化データのみ復号し、ビデオ
    セグメント内の以降のマクロブロック内の直交変換ブロ
    ックの可変長符号化データを、対応した固定領域に配置
    されている可変長符号化データと、同一マクロブロック
    内の他の固定領域に配置されている可変長符号化データ
    のみ復号する事を特徴とした請求項4乃至請求項6のい
    ずれかに記載のディジタル映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載の誤訂正による可変
    長符号化データの誤りとは、各固定領域に配置された各
    固定領域に対応した可変長符号化データと、同一マクロ
    ブロック内の他の固定領域に配置されている可変長符号
    化データと、ビデオセグメント内の他のマクロブロック
    内の固定領域に配置されている可変長符号化データをつ
    なぎ合わせる際、直交変換ブロック内の可変長符号化デ
    ータの個数を計数し、計数した個数が直交変換ブロック
    内の可変長符号化データの最大個数に達した時に、その
    次の可変長符号化データが終了符号語であるかないかに
    よって判断され、終了符号語でなかった場合に可変長符
    号化データの誤りであると判断する事を特徴とした請求
    項7に記載のディジタル映像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項7に記載の誤訂正による可変
    長符号化データの誤りとは、各固定領域に配置された各
    固定領域に対応した可変長符号化データと、同一マクロ
    ブロック内の他の固定領域に配置されている可変長符号
    化データと、ビデオセグメント内の他のマクロブロック
    内の固定領域に配置されている可変長符号化データをつ
    なぎ合わせる際、可変長符号化データの0ラン長を復号
    し、直交変換ブロック内の0ラン長に1をプラスした値
    の累積加算を行い、累積加算の結果が直交変換ブロック
    内の累積加算値の最大値以下であるか最大値を越えてい
    るかによって判断され、最大値を越えている場合に可変
    長符号化データの誤りであると判断する事を特徴とした
    請求項7に記載のディジタル映像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項7に記載の誤訂正による可
    変長符号化データの誤りとは、請求項8に記載の誤訂正
    による可変長符号化データの誤りと、請求項9に記載の
    誤訂正による可変長符号化データの誤りのどちらか一
    方、または両方である事を特徴とした請求項7および請
    求項8および請求項9に記載のディジタル映像信号処理
    装置。
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