JP3125414B2 - 再生装置及び記録装置 - Google Patents

再生装置及び記録装置

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JP3125414B2 JP04054931A JP5493192A JP3125414B2 JP 3125414 B2 JP3125414 B2 JP 3125414B2 JP 04054931 A JP04054931 A JP 04054931A JP 5493192 A JP5493192 A JP 5493192A JP 3125414 B2 JP3125414 B2 JP 3125414B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル化された映像
・音声信号等を記録再生する記録・再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像・音声信号をアナログ信号の
まま磁気テープに記録するアナログVTRにかわって、
高画質化、ダビング時の劣化防止等を目的とした、映像
・音声信号をアナログからデジタル信号に変換し、デジ
タル信号のまま信号処理を施し記録するデジタルVTR
の開発・商品化が進められ、このデジタル化にともなっ
て高能率符号化技術が重要になってきている。高能率符
号化とは映像情報の持つ冗長成分を除去してデータ量を
圧縮する手段である。高能率符号化の有効な手段として
直交変換符号化が代表的であり、最近よく使用され始め
ている。直交変換とは入力される時系列信号を直交する
成分(例えば周波数成分)に変換するもので、フーリエ
変換、離散コサイン変換(以下DCTと略す)、アダマ
ール変換等が有名である。特にDCTは映像情報に適し
た直交変換として注目されている。
【0003】この圧縮方法を使用した記録装置として
は、特願平2−208605号、特願平3−30563
号に記されている。これらの装置の構成は図11のブロ
ック図で示される。同図の100は小ブロック化部、1
01は大ブロック化部、102は直交変換器、103は
量子化部、104は可変長符号化器、106はデータ制
御部、108、109、110、111、114、11
5、120、121はRAM、106はデータ制御部、
123は伝送部、105、107、112、113、1
16、117、119、122はスイッチ(以下SWと
いう)である。
【0004】以下にその動作を説明する。小ブロック化
部100は入力される1フレーム単位の映像信号を水平
8画素・垂直8画素の合計64画素の標本値からなる小
ブロック(この小ブロックが以降の信号処理の最小単位
となる)に分割する。各小ブロックは大ブロック化部1
01で30個の小ブロックの集合毎に1つの大ブロック
にまとめられる。図12は大ブロック化部の構成図で、
200は輝度(Y)信号入力部、201は色差信号R−
Y(CR)入力部、202は色差信号B−Y(CB)入力
部、203はフレームメモリ、204はアドレスコント
ローラである。輝度(Y)信号入力部200、色差信号
R−Y(CR)入力部201、色差信号B−Y(CB)入
力部202より入力される小ブロック毎の標本値はフレ
ームメモリ203に一度蓄積された後、アドレスコント
ローラ204に従って30個の小ブロックからなる大ブ
ロック毎に、Y→Y→CR→Y→Y→CB→Y→Y→CR
→Y→Y→CB→ ・・・・・・ →Y→Y→CBの順で直交変換
器102に出力される。
【0005】ここで図13の斜線で示されるブロックが
小ブロックを示しており、画面上のさまざまな位置のこ
の小ブロックをシャフリングするように30個集めて1
つの大ブロック(以下この単位をビデオセグメントとい
う)を構成する。このようにシャフリングすることによ
って画面上の情報量が分散されるため、各ビデオセグメ
ントに含まれる情報量は大体等しくなる。従って画面上
で場所によって情報量に偏りがある場合にも効率よく圧
縮出来るようになっている。
【0006】直交変換器102は、入力される小ブロッ
ク化された標本値をその単位毎にディスクリート・コサ
イン変換(DCT)によって2次元の直交変換を行う。
この直交変換器102では、まず小ブロックの水平方向
にDCTされ、次に水平方向にDCTされた直交成分
は、直交変換器102に内蔵された水平垂直並べ換え部
(図示せず)で垂直方向に並べ換えられた後垂直方向に
DCTされる。このDCTされた周波数成分を周波数の
低い成分から順に並べたものが図14である。図14で
は左上を水平垂直ともに最も低い周波数に対応する直交
成分を配置し、右側ほど水平方向に高い周波数を表わす
直交成分を、また左側ほど低い周波数を表わす直交成分
を配置している。ここで、直流(DC)成分は番号1に
配置されている。
【0007】このようにして2次元DCTされた小ブロ
ック(以下DCTブロックという)毎の直交成分は、水
平方向、垂直方向共に低域を表す直交成分から図14の
番号順に量子化器103にビデオセグメント単位で出力
される。
【0008】図15はDCTブロックの出力順番を示し
た図で、大ブロック化部から入力される順に直交変換器
102は処理するので、出力もY→Y→CR→Y→Y→
B→のDCTブロックの順に出力される(以下、図に
示すように、DCTNo.0〜DCTNo.14までを前半1
5DCTブロック、DCTNo.15〜DCTNo.29まで
を後半15DCTブロックという。)。
【0009】量子化器103に入力された直交成分はD
C成分を除いて量子化される(以下DC成分以外の直交
成分をAC成分という)。この量子化とは符号化後のデ
ータ量を制御するために直交成分の値を丸める動作を呼
ぶ。DCTブロックの番号順に量子化されたAC成分の
量子化データは、高能率符号化を行なう可変長符号化器
104に出力される。可変長符号化器104では、周知
の2次元ハフマン符号等のアルゴリズム(ゼロランの数
とそれに続く0でない値から符号語を決定するもので、
入力データにゼロの数が多いほどそのDCTブロックの
符号語数は少なくなる)とに従って、DC成分以外の量
子化データの0ラン長と振幅値をもとにそれぞれ可変長
の符号語データに変換する。ここで、符号語データの最
大長さは16bitで発生確率の非常に小さい比較的大
きな振幅値の符号語データに割り当てられ、ゼロラン長
を表す最大の符号長は15bitである。
【0010】可変長符号器104で符号化されたデータ
は図16に示す3つのシンクブロック(syncblock0,syn
cblock1,syncblock2)に以下に説明する規則に従ってフ
ォーマットされ、伝送部123によってエラー訂正符号
やID等の情報信号が付加された後、不図示の変調器に
よって変調されてテープに記録される。
【0011】次に可変長符号のシンクブロックへのフォ
ーマットについて説明する。3つのシンクブロックは図
16に示すように8bitのデータ幅を持ち、syncblock0
とsyncblock1は10byteの固定ブロック(領域)10個
と5byteの固定ブロック(領域)5個、syncblock2は1
25byteのフリー領域からなる。可変長符号器104で
符号化された可変長の符号語データは図16の3つのシ
ンクブロック(syncblock0,syncblock1,syncblock2)に
分けて書き込まれる。syncblock0とsyncblock1の固定ブ
ロックは図16の様に番号が付され、固定ブロック0、
1、3、4、6、7、9、10、12、13、15、1
6、18、19、21、22、24、25、27、28
が10byteの固定ブロック、ブロック2、5、8、1
1、14、17、20、23、26、29が5byteの固
定ブロックである。この固定ブロックにはその番号に対
応したDCTブロックの符号語データを優先的に書き込
み、またsyncblock0(0〜14の固定ブロック)には前
半15DCTブロックの符号語データを、syncblock1
(15〜29の固定ブロック)には後半15DCTブロ
ックの符号語データを優先的に書き込むフォーマットに
なっている。
【0012】図17はそれぞれの固定ブロック表す構成
図で(a)が10byte、(b)が5byteのブロックを表し、
それぞれの先頭にはその番号に対応したDCTブロック
のDC成分のデータ(本装置では10bitとする)が、
それに続いてAC成分の符号語データがLSBから順に
書き込まれる。
【0013】図18はシンクブロックに符号語データが
書き込まれている様子を示しており、この例では、AC
成分の符号語データ量はDCT0が70bit以上(固定
ブロック0から溢れる)、DCT1は70bit以内、D
CT2は40bit以上(固定ブロック2から溢れる)あ
る場合である。
【0014】まず、DCT0のDC成分のデータをブロ
ック0に書き込み、続いてDCT0のAC成分の符号語
データを順に書き込む。この時、固定ブロック0の領域
が一杯になると、DCT0のデータの書き込みを一時中
断し、次にDCT1のデータを固定ブロック1に書き込
む。DCT1の符号語データ全てが書き込まれて、まだ
固定ブロック1に空き領域が有っても、この空き領域を
飛ばして、次のDCT2のデータを固定ブロック2の先
頭から書き始める。このようにして、まず全ての固定ブ
ロックをその番号に対応したDCTブロックの符号語デ
ータで埋める。次にDCT0のデータがまだ全て書き込
まれていないので、固定ブロック1の空いた領域に残り
の符号語データを書き込む。DCT0のデータを全て書
き込んだら、次にまだ全ての符号語データを書き込んで
いないDCT2のデータ処理に移る。図18のように固
定ブロック1にまだ空き領域が有れば、そこから残りの
符号語データを書き込み、固定ブロック1の領域が一杯
になると、次に空いている固定ブロックの空き領域に残
りの符号語データを書き込む。これらの動作を繰り返し
て、各DCTブロックのデータをシンクブロックに書き
込んでいく(DCT番号順に、番号の小さい固定ブロッ
クの空いた領域から順にデータを書き込む)。
【0015】上述したように、syncblock0には前半15
DCTブロックのデータを、syncblock1には後半15D
CTブロックのデータを、優先的に書き込んだ後、まだ
書き込んでいない符号語データがある場合、syncblock0
もしくはsyncblock1にまだ空き領域があれば、その部分
に残りの符号語データを書き込み、syncblock0、syncbl
ock1のどちらにも空き領域が無い場合は、syncblock2に
書き込んでいく。ただし、syncblock2には前半15DC
Tブロックのデータが優先的に書き込まれる。またsync
block2ではsyncblock0やsyncblock1と異なり、1BYTEの
領域に異なるDCTブロックの符号語データが混在する
事は禁止されている。図18に示すように、固定ブロッ
クの番号と同一番号のDCTブロックの符号語データを
低域データ(LAC)、他の番号のデータ及びsyncbloc
k2に書き込まれた符号語データを高域データ(HAC)
と呼んでいる。
【0016】このように可変長符号(以下VLCとい
う)した符号語データをフォーマットする場合、可変長
符号化器104から次々に出力される符号語データ毎
に、LACやHACに分けてそれぞれの固定ブロックに
書き込む処理や、前半/後半15DCTブロックのデー
タをそれぞれのsyncblockに優先的に書き込む等の処理
をしてフォーマットすることはタイミング的に難しいの
で、可変長符号化器104の出力を1度バッファRAM
に格納した後、符号語データの並び換えを行っている。
【0017】このバッファRAMは図11において、D
RAM114、115、VRAM108、111、FR
AM120、121である。DRAM114、115は
DC成分のデータを格納するRAM、VRAM108、
111はVLCしたデータを格納するRAM、FRAM
はフォーマットしたデータを一時格納するバッファRA
Mである。これらのRAMは2個づつ用意され片方が書
き込みモードの時は、必ず他方が読み出しモードになる
よう構成されている(所謂ピンポン型の構成である)。
この読み出し/書き込み動作は各SW113、116、
107、112、119、122によって切り換えら
れ、この切り換えは1ビデオセグメント単位毎に行われ
る。次にこれらの動作について説明する。ここで、今、
SW113、116、107、112、119、122
は黒丸側の接点が選択されているとして説明する。
【0018】各DCTブロックでは可変長符号化器10
4からまずDC成分が出力される。この時、SW105
は可変長符号化器104の指令でb側が選択され、DC
成分はSW113を介してDRAM115に書き込まれ
る。可変長符号化器104はDC成分を出力した後、S
W105を接点a側に切り換え、AC成分のデータをデ
ータ制御部106に出力する。データ制御部106はS
W107を介して、図19(b)に示すように、VRA
M108に1アドレス(1word=16bit)毎に1符号語
データを書き込み、各DCTブロックの最後を示す符号
語データであるeob(end of block)符号を検出する
と、eob符号を書き込んだ次のアドレス値を次のDC
Tブロックの先頭アドレスとしてポインタRAM109
に格納する。図19(a)に示すようにDCTブロック
のデータが書き込まれるとポインタRAMには0、8、
14、17、30、・・・・の値が順に格納されること
になる。VRAMの1wordのbit幅は符号語データのビ
ット長さに依存し、本従来装置では符号語の最大ビット
長が16bitであるので、VRAM108、111の1w
ordは16bitとなる。
【0019】上記のように可変長符号化器104からの
データをDRAM114やVRAM108にデータを書
き込んでいる間、DRAM116やVRAM111は読
みだしモードになっており、それらのRAMからは1つ
前のビデオセグメント期間に書き込まれたデータがデー
タ制御部118の制御によって読み出される。データ制
御部118は、各DCTブロックのデータの処理を行う
とき、まずSW117をc側に接続し、DRAM115
から読みだしたDC成分を、図18の様にFRAM12
1の固定ブロックの先頭部分に書き込む。次にデータ制
御部118はSW117をd側に接続し、VRAM11
1に書き込まれているAC成分のデータをポインタRA
M110の値を基にDCTブロックの先頭から順に上記
した規則に従ってFRAM121にデータを詰めて書き
込んでいく。
【0020】この時FRAM120は読みだしモードで
あり、先頭のアドレスから順にSW122を介して、伝
送部123にデータを出力する。
【0021】1ビデオセグメント分のデータ処理期間が
経過すると、SW107、112、113、116、1
19、122は反対の接点(白丸)に切り換わり、それ
ぞれのRAMのモードが切り換わって後は上記した動作
を繰り返す。
【0022】次に上記の記録装置でテープ上に記録され
たデータ列を再生する場合について説明する。図20は
再生装置のブロック図である。再生時のデータの流れは
記録時の逆で、また各RAMの構成は記録装置と同じく
ピンポン型の構成になっている。SW125、128、
131、132、137、139は1ビデオセグメント
期間単位で切り換わり、各RAMはそれによって書き込
み/読みだしモードが切り換わる。今各SWは黒丸の接
点が選択されているとして以下説明を行う。
【0023】記録装置同様不図示の再生増幅器、復調器
を通って復調されたデータは伝送部124に入力され
る。伝送部124ではエラー訂正を行った後付加されて
いるINDEX等の情報信号を取り除き画像に関する(可変
長符号)データをSW125を介してFRAM127に
書き込む。データ制御部129はFRAM126から1
つ前のビデオセグメント期間に書き込まれたデータの読
みだしをSW128を介して行う。データ制御部129
は各DCT毎のデータの処理を行う際、まずSW130
をe側に切り換え、DC成分をDRAM134に書き込
み、その後SW130をf側に切り換えてFRAM12
6に詰め込まれたAC成分のデータを符号語単位毎に切
り出し図19(b)に示したように1アドレス毎に1符
号語データをVRAM136に書き込んでいく。と同時
にDCTブロックの先頭データを書き込むVRAM13
6のアドレスをポインタRAMに書き込む。可変長符号
復号器143はSW142の接点をh側に切り換えて、
まずDRAM133からこれから復号処理を行うDCT
ブロックのDC成分を読みだし、続いてSW142をg
側に切り換えて、1つ前のビデオセグメント期間に書き
込まれたAC成分のデータをポインタRAM138が示
すVRAMのアドレスから順次レジスタ141を介して
読みだし、ゼロラン長と振幅値に復号して後、DC成分
から順に逆量子化器144に出力する。逆量子化器14
4は復号データの逆量子化を行い、直交逆変換器145
に逆量子化データを出力する。逆直交変換器145は入
力する逆量子化データの逆DCTを行い、周波数領域の
データから時間領域のデータに変換してにブロック組立
部146に出力する。ブロック組立部146では入力す
るブロック毎のデータを逆シャフリングしながらバラバ
ラにされていた画像データを元の1フレーム分のデータ
に組み立てた後不図示のD/Aコンバータに出力し、ア
ナログの映像信号に変換してモニタテレビ等に出力して
いる。
【0024】
【発明が解決しようとしている課題】以上のような装置
において、1DCTブロック当たり最大の符号語数とな
るのは、DC成分を除く直交成分(AC成分)の量子化
後の値が全て0でない(ゼロランがゼロで全ての量子化
データにゼロ以外の値を持つ)ときで、この時AC成分
の数にeob符号(1DCTブロックの最後を示す符
号)を加えた符号語の数が存在することになる。図14
のように1DCTブロックのAC成分が63個ある場
合、最大の符号語数はeob符号を含めて64個であ
る。
【0025】ところで、上記装置ではVRAMへのデー
タの書き込みは1アドレスに1符号語データを割り当
て、更にDCTブロック0から順番にVRAMの先頭ア
ドレスから順にデータを書き込んでいるので、1つのV
RAMの記憶容量は、処理単位であるビデオセグメント
に30個のDCTブロックが存在することから、 64×30×16=30720 (bit) 必要である。この値は実際に記録されるデータ量270
0bit(上記装置の場合、125×8×3−10×30
=2700)に比べ10倍以上もの記憶容量となる。こ
のように実際記録しない無効なデータのためにメモリを
用意する従来のVRAMの構成は、コスト的にも、回路
面積(規模)的にも問題があり、特にIC化を図る上で
大きな問題となっていた。
【0026】本発明は、かかる点に鑑み、使用するメモ
リの容量を少なくする記録・再生装置を提供することを
目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、入力信
号の標本値を集めてm×nの画素毎に小ブロックを構成
する小ブロック化手段と、前記小ブロック毎に直交変換
する直交変換手段と、前記直交変換手段で得られた直交
成分を量子化する量子化手段と、前記量子化手段の出力
を可変長符号データに符号化する可変長符号化手段とを
備え、前記可変長符号データを所定のフォーマットで記
録する記録再生装置であって、前記各小ブロック毎の可
変長符号データのみを格納し前記各小ブロック固有の固
定ワード長の格納領域群と該固定ワード長の格納領域に
格納しきれない前記可変長符号データを格納する前記小
ブロック全てに共有の格納領域を備えたメモリ手段とを
備えた記録再生装置である。
【0028】第2の本発明は、入力信号の標本値を集め
てm×nの画素毎に小ブロックを構成する小ブロック化
手段と、前記小ブロックを所定数集めてA、B2つのグ
ループに分けるグループ化手段と、前記小ブロック毎に
直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手段で得ら
れた直交成分を量子化する量子化手段と、前記量子化手
段の出力を可変長符号データに符号化する可変長符号化
手段とを備え、前記可変長符号データを所定のフォーマ
ットで記録する記録再生装置であって、前記各小ブロッ
ク毎の可変長符号データのみを格納し前記各小ブロック
固有の固定ワード長の格納領域群と該固定格納領域に格
納しきれない前記可変長符号データを格納する前記小ブ
ロック全てに共有の格納領域を備え、前記共有の格納領
域に格納する際、前記Aのグループに属する前記小ブロ
ックの可変長符号データは前記共有の格納領域の先頭番
地から最終番地に向かって格納し、前記Bのグループに
属する前記小ブロックの可変長符号データは前記最終番
地から前記先頭番地に向かって格納するよう構成したメ
モリ手段を備えた記録再生装置である。
【0029】第3の本発明は、デジタル情報信号を可変
長符号データに符号化し所定のフォーマットで記録する
記録再生装置であって、前記可変長符号データの符号長
を検出する手段と、前記符号長を累積加算する加算手段
と、前記加算手段の出力によって出力値を選択するセレ
クタ手段を備え、前記セレクタ手段が、前記可変長符号
データと前記セレクタ手段の1時刻前の出力データを入
力信号とし、前記加算手段の出力に応じて前記入力信号
から所定のワード長のデータを選択する記録再生装置で
ある。
【0030】第4の発明は、デジタル情報信号を可変長
符号語に符号化し所定のフォーマットで記録された信号
を再生する記録再生装置であって、所定ワード単位に詰
め込まれた符号データを一時記憶するレジスタAと、前
記レジスタAの値を1時記憶するかもしくは1時刻前の
値をホールドするかが選択可能なレジスタBと、前記レ
ジスタAと前記レジスタBの出力値を基に前記符号デー
タから前記可変長符号語を切り出すセレクタ手段と、前
記セレクタ手段によって切り出された前記可変長符号語
の符号長を検出する符号長検出手段と、前記符号長検出
手段の出力である符号長を累積加算しその出力によって
前記セレクタのセレクト位置及び前記レジスタBの前記
選択動作を制御する加算手段とを備えた記録再生装置で
ある。
【0031】
【作用】上記した構成により、第1もしくは第2の発明
では各小ブロックの可変長符号データをまずそれぞれメ
モリ手段の小ブロック固有の格納領域に順次書き込み、
次にこの固有の格納領域に書き込めなかった符号データ
を共有の格納領域に順次書き込む。ここで固有の格納領
域には他の小ブロックの可変長符号データは書き込まな
い。特に第2の発明では2つのグループに分かれた小ブ
ロックの可変長符号データを少なくとも共有の格納領域
に書き込む際、一方のグループに属する小ブロックの可
変長符号データはこの領域の先頭番地から番地の増加す
る方向に、他方のグループに属する小ブロックの可変長
符号データは逆に最終番地から番地の減少する方向に書
き込み、メモリの縮小化を図る。
【0032】また、第3の発明では、記録時可変長符号
データをその符号長を検出して、符号長を累積加算しな
がらその結果を基にセレクタ手段のセレクト位置を決定
することにより、入力される可変長符号データを所定の
ワード長単位に詰め込み、メモリ手段に書き込むワード
数の削減を図る。
【0033】更に、第4の発明では、再生時、加算手段
の出力によってセレクタ手段のセレクト位置を制御する
ことにより、所定ワード長単位に詰め込まれたデータを
記憶し1つのデータ列を構成するレジスタA、Bの出力
から符号語を切り出し、第3の発明によってワード長単
位に詰め込まれた符号語の復号を可能とする。
【0034】
【実施例】図1は本発明の一実施例における記録装置の
データ制御部を示すブロック図である。本実施例の装置
において従来装置と同様の動作を行うブロックは従来例
と同一の番号を付し、その説明は省略する。
【0035】図1において、2はデータ制御部1に入力
する符号語データの符号長とeob符号、更に符号語の
サインビットの有無を検出する符号長テーブル、3は入
力する符号語データの符号長をレジスタ6と共に累積加
算する4bitの加算器、5は加算器3のキャリー出力を
ラッチするキャリーレジスタ、6は加算器3の加算結果
をラッチするレジスタ、7はキャリーレジスタ5、レジ
スタ6の出力値によって入力する符号語データ、レジス
タ9、10の出力データから16bitのデータを選択す
るセレクタ、8はセレクタ8の出力値によって符号語デ
ータの一部を選択するセレクタ、9、10はそれぞれセ
レクタ7、8の出力をラッチするレジスタである。図2
は、時刻毎の符号語データの並び換えの様子を示した状
態図、図3は本実施例におけるVRAMの構成を示す構
成図である。また、図4は本実施例における記録装置の
VRAM制御部のブロック図であり、12はアドレスの
先頭値を設定する先頭値設定部、13は先頭値設定部1
2で設定された値からアドレスをカウントアップするた
めのアップカウンタ、14はそれらの動作を制御するア
ドレスコントローラである。先頭値設定部12、アップ
カウンタ13、アドレスコントローラ14でアドレス制
御部11が構成される。図5は入力される符号語データ
とVRAMに書き込まれる位置を示す関係図である。以
下に、本発明の実施例の動作について、これらの図面を
参照しながら説明する。
【0036】今、あるDCTブロックのデータがDC成
分から順に可変長符号化器104から出力される場合を
例に挙げて説明する。このDCTブロックのデータはD
C成分と図2に示すようなa、b、c、d、e、fの6
つの符号語からなり、それぞれ、aは6bitのサイン付
き符号語(符号長 5、サインフラグ 1)、bは10bit
のサイン無し符号語(符号長 10、サインフラグ 0)、
cは8bitのサイン付き符号語(符号長 7、サインフラ
グ 1)、dは12bitのサイン付き符号語(符号長 11、
サインフラグ 1)、eは4bitのサイン無し符号語(符
号長 4、サインフラグ 0)、fは14bitのサイン付き
符号語(符号長 13、サインフラグ 1)、で、eobは
6bitのサイン無し符号語であるとする。
【0037】DC成分が出力されてDRAM114に書
き込まれた後、図2に示すように最初の6bitの符号語
データaが時刻t0に可変長符号化器104から入力さ
れると、符号長テーブル2は符号長5を加算器3の一方
の加算端子に、サインフラグ1を加算器3のキャリーイ
ン(以下Cinという)端子に出力する。加算器3の他方
の加算端子には、レジスタ6の出力が加えられており、
レジスタ6の出力は、DCTブロックの最初の符号語が
入力される時刻t0では初期値15が設定される。従って
加算器3では、時刻t0で、5+15+1=21の加算
を行い、その結果をキャリーレジスタ5とレジスタ6に
出力する。即ち時刻t1におけるキャリーレジスタ5の
出力値は1、レジスタ6の出力値は5となる。
【0038】セレクタ7、8は、レジスタ9とレジスタ
10を1つにしてレジスタ9のLSBから各ビット位置
に図2に示すように番号を付けたとき、レジスタ6の出
力値に+1した位置から上位ビット(MSB側)に向か
って、符号語データがレジスタ9、10にラッチ(レジ
スタ6の出力値+1の位置に符号語データのLSBが入
る)されるように、更にレジスタ9の下位ビット位置
(レジスタ6の出力が示す値からLSB側)には、キャ
リーレジスタ5の出力が0の時はレジスタ9の同一ビッ
ト位置の出力がフィードバックされ、またキャリーレジ
スタ5の出力が1の時はレジスタ10の同一ビット位置
の出力がラッチされるように動作する。
【0039】従って、上記した符号語データa、b、
c、・・・ がデータ制御部1に入力されると、図2に
示すように、時刻t0では、レジスタ6の値は15、キャ
リーレジスタ5の値は0であるので、レジスタ10のビ
ット16の位置から上位に符号語データaが入力され、時
刻t1にレジスタ10にラッチされる。
【0040】時刻t1では、レジスタ6の値が5で、キ
ャリーレジスタ5の値が1であるので、レジスタ9のビ
ット5の位置から下位側にはレジスタ10のビット5の
位置から下位側のデータ即ち符号語データaが、レジス
タ9のビット6の位置から上位側は符号語データbが入
力され、時刻t2にレジスタ9にラッチされる。
【0041】時刻t2では、時刻t1における加算器3で
の加算結果(10+5=15)から、レジスタ6の値が
15で、キャリーレジスタ5の値が0であるので、レジス
タ9のビット15の位置から下位側にはレジスタ9のフィ
ードバック値が、レジスタ10のビット16の位置から上
位側は符号語データcが入力され、時刻t3にレジスタ
9、10にラッチされる。
【0042】データ制御部1では以上の動作を符号語デ
ータが入力される毎に上記規則に従って繰り返し、図2
に示すように、レジスタ9、10を使って符号語データ
を16bit毎に詰める動作を行い、また図2から分かる
ようにキャリーレジスタ5の出力が1になると、レジス
タ9は符号語データで16bit全て詰まったことを示し
ており、この信号で後記するVRAM16、17のアド
レスの更新を制御することが可能となる。時刻t1にお
いて、レジスタ9には符号語データで全て埋まっていな
いのにキャリーレジスタ5の出力は1になるが、これは
新しいDCTブロックに処理が移ったことを示すもの
で、やはりアドレスを更新する信号に使用できる。(以
下レジスタ9の出力を符号データという。)以上のよう
に、本実施例のように、符号語データを16bit単位で
詰め込んで、VRAMに書き込むことは、従来の1アド
レス毎に1符号語データを書き込む場合に比べ、例えば
3bitの符号語データに16bitのエリアを割り当てるよ
うなことがなく、即ちVRAMの最低必要量を考えると
き符号語数単位でなくビット単位で考えられるので、V
RAMの容量を大幅に削減でき非常に大なる効果があ
る。
【0043】次に本実施例の装置におけるVRAMの構
成の第1の実施例について説明する。図3に示すように
各DCTブロック毎にそのDCTブロックのみの符号デ
ータを書き込む固定領域(FIX部)を設け、Y信号に
相当するDCTブロックには5word、色差信号CR、CB
に相当するDCTブロックには2word割り当てる。この
ように、各DCTブロック毎にFIX部を設けること
は、FRAM120、121に符号データを移す際、ポ
インタRAM無しでそれぞれのDCTブロックの先頭ア
ドレスを容易に知ることができるためと、各DCTブロ
ックの低域部のデータ(LAC)を確保しつつVRAM
の縮小化を図るためである。何故なら、シンクブロック
への符号データの書き込みはそれぞれの固定ブロックの
番号と同一の番号のDCTブロックの符号データが優先
されるが、そこに書き込めない符号データは前半15D
CTブロック、後半DCTブロックとも番号の小さいD
CTブロックのデータが優先してHAC部に書きこま
れ、3つのシンクブロックの許容(記録される)データ
量(本実施例ではDC成分を除いて2700bit)をオ
ーバーした時点で、後の符号データは破棄される。従っ
て本実施例のように各DCTブロックの固定ブロックに
書き込むデータ(LAC)量を確保した後、FIX部に
書き込めなかった符号データが最大何ビットで許容デー
タ量を越えるかを考えることにより以下に記すOVF部
の容量を設定すれば、従来に比べVRAMの容量を大幅
に削減できるのである。
【0044】ところで、固定ブロックに書き込める符号
データの容量(DC成分を除いた)はY信号に相当する
DCTブロックが70bit、CR、CB信号が30bitであ
るので、上記したことからFIX部を5word(80bi
t)と2word(32bit)に本実施例では設定した。ここ
で、符号語の最大符号長は16bitであり、処理速度を
上げる点から符号長の検出等の処理を1時刻(クロッ
ク)で行うために、データ処理単位を16bitとしてい
る。従ってVRAMの1wordも16bitにしている。
【0045】次に、FIX部を越える符号データについ
ては、図3に示すようにOVF部を設け、ここに各DC
Tブロックの符号データともFIX部に書き込めなかっ
た符号データをDCTブロックの番号の小さいものから
順に書き込んでいく。また、OVF部は前半15DCT
ブロックの符号データを書き込む部分と、後半15DC
Tブロックのデータを書き込む部分を分けて設けてい
る。即ちそれぞれの先頭アドレスが決まっている。この
ようにOVF部を前半15DCTブロックと後半15D
CTブロックとに分けているのは先記したようにsyncbl
ock0、1にそれぞれ前半15DCT/後半15DCTの符
号データを優先的に書き込むときその先頭アドレスを容
易に知るためである。
【0046】次にOVF部の必要word数について説
明する。 (1) VRAMにはFIX部には、それぞれ1つのDCT
ブロックのデータしか書き込まない。
【0047】(2) VRAMの各DCTブロックのFIX
部の容量はY信号に比べ、色差信号CR、CBの容量の方
が少ない。
【0048】(3) 更に記録されるDC成分を除いた符号
データ量が2700bitである。 の3つの条件から、OVF部を1番多く使用する1ビデ
オセグメント単位の符号データのパターンは、色差信号
の3つのDCTブロックのデータ量が非常に多く、それ
以外の27個のDCTブロックの符号データはeobだ
けというパターンであり、このときOVF部には、 2700 − 6×27 − 32×3 + 15 × 2 = 2472 (bit) eob : 符号長は6bit 必要で、即ち、 2472 ÷ 16 = 154.5 で、155word必要になる。上の式で15×2は、OV
F部では同じアドレスに異なったDCTブロックの符号
データを混在させないようにしているための余裕分(最
悪最後の符号データのみ1bitで1word分を占有するこ
とがあるためで、2はDCTブロックが3つの場合を考
えているため)である。この色差信号が3つとも前半1
5DCTブロックにある場合と、後半15DCTブロッ
クにある場合が考えられるので、本実施例では、OVF
部を図3に示すように前半/後半それぞれ155word用
意し、1つのVRAMの容量はFIX部も含めて、43
0word(6880bit)になる。
【0049】以上のように本実施例のVRAM構成によ
れば、従来の30720bitに比べ約1/4.5になり、
かなりの容量削減になる。
【0050】上記のように構成したVRAMへの書き込
み方について、次に説明する。データ制御部1で16bi
t単位に詰められた符号データは、図4に示すようにS
W107を介してVRAM16、19に出力されるが、
同時にeob検出信号とキャリー信号をアドレス制御部
11に出力する。本実施例でも従来と同様VRAM1
6、19への書き込みや読み出しはピンポン型の構成を
とっており、今、SW107、17、18は黒丸の接点
が選択されているとして以下説明する。アドレス制御部
11はデータ制御部1から出力されるeob検出信号に
よって、1つのDCTブロックの符号データの処理の終
了を知り、そして次に入力されるキャリー信号が1のと
きVRAM16のアドレスが次に処理されるDCTブロ
ックの先頭アドレスになるようにアドレスコントローラ
14の指示を受けて先頭値設定部12はアップカウンタ
13を初期設定し、SW17を介してVRAM16にア
ドレスを与える。その後、先記したようにデータ制御部
1のレジスタ9に符号データが16bit全て埋まるとキ
ャリー信号が1になるので、キャリー信号が1になる毎
に、レジスタ9の出力をVRAM16に書き込んだ後、
アドレスコントローラ14はアップカウンタ13を動作
させてアドレスを1更新させ次の書き込みに備える。従
って、例えば図5(a)のようなDCTブロック1の符号
語データ列は、同図(b)に示すようにVRAMのアドレ
ス5番地から書き込まれる。もし更に符号データが存在
しFIX部に書けないときは、アドレス制御部11はV
RAM16のアドレスをOVF部に飛ばし、OVF部に
続きの符号データを書き込むように制御する。VRAM
19はこの時読み出しモードになっておりアドレス制御
部20の制御によってSW18を介してアドレスが与え
られ、従来と同じくデータ制御部118によって所定の
規則に従ってFRAMにデータを並び換えて書き込まれ
る。
【0051】以上のように、本実施例によれば、符号語
データを16bit単位毎に並び換え(詰め込んで)、更
にVRAMをFIX部とOVF部に分けた構成にする事
により、従来に比べ大幅なVRAMの容量の削減がで
き、更に各DCTブロックの先頭アドレスを記憶するポ
インタRAMは全く必要なく、この面でも回路規模の削
減が出来る。
【0052】図6は本装置におけるVRAMの構成の第
2の実施例を示す構成図である。先の実施例では、読み
出し時の先頭アドレスを容易に知るためと、前半/後半
どちらのデータ量が多くなるか分からないために、OV
F部を前半15DCTブロック分と後半15DCTブロ
ック分用意したが、実際、記録可能な総データ量は決ま
っており、そのデータ量のために必要なOVF部のwo
rd数は、先に説明したように、155wordであった。
そして、前半/後半の先頭アドレスが容易に分かり、後
から書き込む後半15DCTブロックの符号データが破
棄されることなくsyncblock1に書き込むデータ量が確保
できれば、VRAMのOVF部は前半/後半別々に分け
る必要はなく155word分1つ用意すればよいことにな
る。
【0053】ところで、syncblock1全てに後半15DC
Tブロックの符号データが書き込まれる場合、OVF部
に必要な後半15DCTブロックの符号データに対する
word数は、先に計算したのと同じ考え方で、14個
のDCTブロックがeob符号のみで、1個の色差信号
のDCTブロックに多くのデータが集中しているパター
ンで、このときOVF部には、 850 − 6×14 − 32 = 734 (bit) eob : 符号長は6bit syncblock1 : 850bitのACテ゛ータが書ける 必要で、即ち、 734 ÷ 16 = 45.875 で、46word必要になる。従って、最低46wordはOV
F部に後半15DCTブロックの符号データを書き込む
優先領域を確保する必要がある。
【0054】図6に示すVRAMの構成は、FIX部は
第1の実施例と同じ構成(アドレス空間)であるが、図
3と異なるのは前半15DCTブロックのOVF部と後
半15DCTブロックのOVF部(155word)を共有
化した点と、OVF部において前半15DCTブロック
のデータの書き込み/読み出しアドレスの順番と後半1
5DCTブロックのデータの書き込み/読み出しアドレ
スの順番を逆にしている点である。このように構成した
VRAMへの符号データの書き込み方は、まず前半15
DCTブロックの符号データをFIX部に書き込み、F
IX部に書き込めなっかた符号データをOVF部にアド
レス120から矢印Aの方向(アドレス増加の方向)に
順次書き込んでいく。次に後半15DCTブロックのF
IX部に書き込めなかった符号データは、OVF部のア
ドレス274から矢印Bの方向(アドレス減少の方向)
に書き込んでいき、アドレス229までは前半15DC
Tブロックの符号データが先に書き込まれていてもオー
バーライトして、書き換えていく。それ以降は、まだ符
号データが残っている場合、前半15DCTブロックの
符号データが書き込まれていないアドレスまで符号デー
タを書き込んでいく。ここでアドレス274からアドレ
ス229までが上記した後半15DCTブロックの符号
データの優先領域である。
【0055】次にこのVRAMへの書き込み方について
説明する。図7は第2の実施例のVRAMを用いた記録
装置のVRAM制御部のブロック図であり、22はアド
レスの先頭値を設定する先頭値設定部、23は先頭値設
定部12で設定された値からアドレスをカウントアップ
するためのアップカウンタ、24は先頭値設定部12で
設定された値からアドレスをカウントダウンするための
ダウンカウンタ、25はそれらの動作を制御するアドレ
スコントローラ、26はアドレスコントローラ25の制
御でアップカウンタ23とダウンカウンタ24の出力を
切り換えるSWである。先頭値設定部22、アップカウ
ンタ23、ダウンカウンタ24、アドレスコントローラ
25、SW26でアドレス制御部21が構成される。2
7、28は本実施例のVRAMである。
【0056】データ制御部1で16bit単位に詰められ
た符号データは、図7に示すようにSW107を介して
VRAM27、28に出力されるが、同時にeob検出
信号とキャリー信号をアドレス制御部21に出力する。
本実施例でも従来と同様VRAM27、28への書き込
みや読み出しはピンポン型の構成をとっており、今、S
W107、17、18は黒丸の接点が選択されていると
して以下説明する。アドレス制御部21はデータ制御部
1から出力されるeob検出信号によって、1つのDC
Tブロックの符号データの処理の終了を知り、そして次
に入力されるキャリー信号が1のときVRAM27のア
ドレスが次に処理されるDCTブロックの先頭アドレス
になるようにアドレスコントローラ24の指示を受けて
先頭値設定部22はアップカウンタ23を初期設定し、
SW26、17を介してVRAM16にアドレスを与え
る。また先頭値設定部22は後半15DCTブロックの
データ処理を行っている間はOVF部の次のアドレスを
設定する。
【0057】その後、先記したようにデータ制御部1の
レジスタ9に符号データが16bit全て埋まるとキャリ
ー信号が1になるので、キャリー信号が1になる毎に、
レジスタ9の出力をVRAM16に書き込んだ後、FI
X部もしくは前半15DCTブロックの符号データをO
VF部に書き込んでいるときはアドレスコントローラ1
4はアップカウンタ13を動作させてアドレスを1更新
させ次の書き込みに備える。また後半15DCTブロッ
クの符号データをOVF部に書き込む時、アドレスコン
トローラ25はSW26をj側に切り換えダウンカウン
タ24の出力をVRAM27のアドレスとして与える。
以上の動作を繰り返すことにより、VRAM27、28
のFIX部、OVF部に符号データを書き込んでいく。
【0058】以上のように本装置に本実施例のVRAM
構成を用いることにより、その必要容量は275word
(4400bit)でよく、先の第1の実施例のVRAM
構成に比べ更に155word(2480bit)削減可能
で、従来に比べ約1/7になり、また本構成においても
各DCTブロックの先頭アドレスを記憶するポインタR
AMは全く必要なく、この面でも回路規模の削減が出
来、その効果は大なるものがある。
【0059】図8は本装置におけるVRAMの構成の第
3の実施例を示す構成図である。同図において、先の第
2の実施例と異なるところは、後半15DCTブロック
のFIX部もOVF部同様、データの書き込み/読み出
しアドレスの順番を前半15DCTブロックとは逆にし
ている点である。即ち、図8に示すように、後半15D
CTブロックのFIX部はアドレス274がDCT15
のFIX部の始まりで、アドレス215がDCT29の
FIX部の最後のアドレスである。従って、前半15D
CTブロックのデータの書き込み/読み出しは矢印Cの
方向(アドレス増加の方向)、後半15DCTブロック
のデータの書き込み/読み出しは矢印Dの方向(アドレ
ス減少の方向)となり、OVF部はアドレス60〜21
4の155wordが割り当てられている。本実施例では、
RAM容量は第2の実施例のVRAM構成と同じである
が、アドレスの制御を行う場合、前半15DCTブロッ
クのデータ処理時はアップカウントのみ、後半15DC
Tブロックのデータ処理時はダウンカウントのみで行え
るので、アドレス制御部の構成が先の第2の実施例に比
べ簡単になるメリットがある。
【0060】次に、再生時、16bit単位で詰め込まれ
VRAMに格納された符号データを符号語データ単位に
切り出す方法について説明する。図9が上記したVRA
Mから符号語データ単位に切り出すデータ制御部のブロ
ック図である。図10はこのデータ制御部での時刻毎の
符号データの並び換えの様子を示した状態図である。
【0061】図9において、29は加算器34のキャリ
ー信号(以下単にキャリー信号という)が0の時接点l
が、1の時接点kが選択されるSW、30はVRAMか
らの符号データをラッチするレジスタ、ここでVRAM
のアドレスは上記した記録時のアドレス制御の動作と同
様、キャリー信号が1のとき次の時刻で更新される。3
1はSW29の切り換えによって、キャリー信号が1の
時レジスタ30の出力を、キャリー信号が0のとき自分
自身のフィードバック出力を次の時刻でラッチするレジ
スタ、32はレジスタ30、31の計32bitの出力を
1つにしてレジスタ31のLSBからレジスタ30のM
SBに向かって各ビット位置に図10のように番号を付
けたとき、レジスタ35の出力値に+1したビット位置
から上位16bitを選択するセレクタ、33はセレクタ
32によって切り出されLSB側から詰まっている符号
語データからその符号長及びサインビットの有無を示す
サインフラグを出力し更にeob符号で有ればeob検
出信号を1にする符号長テーブルで、このeob検出信
号は記録時と同様次の時刻から新しいDCTブロックの
処理が開始されることを示すフラグである。34はセレ
クタ32によって切り出された符号語データの符号長及
びCinに入力されるサインフラグからレジスタ35と共
に累積加算する4bitの加算器、35は加算器34の加
算結果を次の時刻にラッチし、また各DCTブロックの
先頭では初期値15を出力するレジスタである。
【0062】今、図5(b)のようにVRAMに詰め込ま
れた符号語データa、b、c、e、f、eobを切り出
すことを例に説明する。
【0063】このDCTブロックの先頭であるVRAM
の5番地の内容が、図9に示すように、最初時刻t
0で、レジスタ30にラッチされるとレジスタ35の出
力は初期値15であるのでセレクタ32はレジスタ30
のビット位置16から上位側のビットを選択して、可変
長符号復号器143と符号長テーブル33に出力する。
このセレクタ32がレジスタ35の示す値に+1したレ
ジスタ30、31のビット位置から上位側のビットを選
択する事が即ち符号語の切り出しを行うことである。図
10に示すように時刻t0において、符号語aが切り出
されたことになる。この時、図10のようにセレクタ3
2の出力のLSBと符号語のLSBは必ず一致するよう
になる。可変長符号復号器143では、この符号語aか
らゼロランと振幅値に復号する。また符号長テーブル3
3はセレクタ32の出力のLSB側から詰まっている符
号語aの符号長5とサインフラグ1を加算器34に出力
する。加算器34は、この値とレジスタ35の出力値の
加算、5+15+1=21を行い、キャリー信号及び4
bitの加算結果を出力する。加算結果5は次の時刻t1
レジスタ35にラッチされる。
【0064】時刻t1では、時刻t0でキャリー信号が1
であったので、レジスタ30にはVRAMの次のアドレ
ス6番地の内容がラッチされ、またレジスタ31にはレ
ジスタ30の出力がラッチされる。この時レジスタ35
の出力値は5を示しているので、セレクタ32はレジス
タ30、31のビット位置6から上位16ビットを選択
する事により、図10に示すように符号語bが切り出さ
れたことになる。符号長テーブル33は符号語bの符号
長10を出力し、加算器34は10+5=15の計算を
行う。この時加算結果に桁上がりがないのでキャリー信
号は0である。この計算結果15は次の時刻t2でレジ
スタ35にラッチされる。
【0065】時刻t2では、時刻t1でキャリー信号が0
であったので、VRAMのアドレスは更新されずレジス
タ30には6番地の内容が再度ラッチされ、またレジス
タ31にはSW29が接点lが選択されるので自分自身
のフィードバック値がラッチされる。この時レジスタ3
5の出力値は5を示しており、セレクタ32はレジスタ
30、31のビット位置16から上位16ビットを選択
する事により、図10に示すように符号語cが切り出さ
れたことになる。符号長テーブル33は符号語cの符号
長7とサインフラグ1を出力し、加算器34は15+7
+1=23の計算を行う。この時加算結果に桁上がりが
生じキャリー信号は1となる。この加算結果7は次の時
刻t3でレジスタ35にラッチされる。以上の様な手順
で本データ制御部は動作を繰り返し、時刻t6までに図
10に示すように符号語a、b、c、d、e、f、eo
bを順に切り出し可変長符号復号器143に出力する。
【0066】以上のように本実施例を用いることによ
り、記録時図5(b)のように16bit単位に詰め込まれた
符号データから容易に符号語データを切り出すことが出
来る。ここで加算器34や符号長テーブル33は、記録
装置の符号長テーブル2や加算器3と共有することも可
能である。
【0067】以上の説明から明らかなように、符号語を
16ビット単位に詰め込むこと、VRAMをFIX部と
OVF部に分けて構成すること、更にOVF部への書き
込み/読みだしを前半15DCTブロックと後半15D
CTブロックで更新するアドレス方向を逆にすること、
符号語を16ビット単位に詰め込まれた符号データから
符号語を切り出すこと、により従来に比べ大幅にVRA
Mの容量を削減することが出来、回路規模の大幅な縮小
化、コストの削減に大なる効果を奏する。
【0068】なお、本実施例では、最大符号長が16bi
tであると仮定したため、VRAMの1wordや処理単位
を16bitにしたが、最大符号長が16bitで無い場合で
も、それに合わせてVRAMのword長や処理単位ビ
ット長を変更するだけで本発明が採用できるのは言うま
でもないことである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可変長符号語を一時的に格納するバッファメモリの容量
を従来に比べ大幅に削減することができ、そのためコス
ト的にも、回路面積的にも従来に比べ非常に有利な記録
・再生装置を提供することができ、その効果は大なるも
のがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における記録装置のデータ制
御部を示すブロック図
【図2】同装置における時刻毎の符号語データの並び換
えの様子を示した状態図
【図3】同装置における第1の実施例のVRAMの構成
を示す構成図
【図4】同装置における第1の実施例のVRAMを制御
する制御部のブロック図
【図5】入力される符号語データとVRAMに書き込ま
れる位置を示す関係図
【図6】同装置における第2の実施例のVRAMの構成
を示す構成図
【図7】同装置における第2の実施例のVRAMを制御
する制御部のブロック図
【図8】同装置における第3の実施例のVRAMの構成
を示す構成図
【図9】本発明の一実施例における再生装置のデータ制
御部を示すブロック図
【図10】同装置における時刻毎の符号語データの並び
換えの様子を示した状態図
【図11】従来の記録装置のブロック図
【図12】大ブロック化部の構成図
【図13】画像信号の1フレームとDCTブロックの関
係を示す模式図
【図14】DCTされた周波数成分の出力順を示す模式
【図15】ビデオセグメント化されたDCTブロックの
伝送順番を示す図
【図16】3つのシンクブロック(syncblock0,syncblo
ck1,syncblock2)の構成図
【図17】シンクブロックにおける固定ブロックの構成
【図18】シンクブロックへのデータの並び方の一例を
示した模式図
【図19】従来のVRAMの構成図
【図20】従来の再生装置のブロック図
【符号の説明】
1 データ制御部 2、33 符号長テーブル 3、34 加算器 6、9、10 レジスタ 7、8、32 セレクタ 11、21 アドレス制御部 16、19、27、28 VRAM 30、31、35 レジスタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル情報信号を可変長符号データ
    に符号化し所定のフォーマットで記録された信号を再生
    する再生装置であって、所定ワード長単位に詰め込まれた符号データを一時記憶
    する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段から前記可変長符号語データを切り出
    セレクタ手段と、 前記切り出された 可変長符号データの符号長を検出す
    符号長検出手段と、 前記符号長を累積加算する加算手段とを備え、 前記セレクタ手段は前記加算手段の出力に基づき前記一
    時記憶手段から次に切り出す前記可変長符号語データの
    位置を選択することを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 デジタル情報信号を可変長符号語に符号
    化し所定のフォーマットで記録された信号を再生する再
    生装置であって、 所定ワード長単位に詰め込まれた符号データを一時記憶
    するレジスタAと、 前記レジスタAの値を一時記憶するかもしくは一時刻前
    の値をホールドするかが選択可能なレジスタBと、 前記レジスタAと前記レジスタBの出力値を基に前記符
    号データから前記可変長符号語を切り出すセレクタ手段
    と、 前記セレクタ手段によって切り出された前記可変長符号
    語の符号長を検出する符号長検出手段と、 前記符号長検出手段の出力である符号長を累積加算しそ
    の出力によって前記セレクタのセレクト位置及び前記レ
    ジスタBの前記選択動作を制御する加算手段とを備えた
    ことを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 デジタル情報信号を可変長符号語データ
    に符号化し所定のフォーマットで記録する記録装置であ
    って、 前記可変長符号語データの符号長を検出する符号長検出
    手段と、 前記符号長を累積加算する加算手段と、 前記可変長符号語データを一時記憶する一時記憶手段
    と、 前記加算手段の出力により前記一時記憶手段に前記可変
    長符号語データを格納する位置を選択するセレクタ手段
    とを備えたことを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 デジタル情報信号を可変長符号語データ
    に符号化し所定のフォ ーマットで記録する記録装置であ
    って、 前記可変長符号語データの符号長を検出する符号長検出
    手段と、 前記符号長を累積加算する加算手段と、 前記可変長符号データを所定単位まで詰め込む第一のレ
    ジスタと、 前記第一のレジスタが所定単位を超えた場合に前記可変
    長符号語データをラッチする第二のレジスタと、 前記加算手段の出力により第一のレジスタと第二のレジ
    スタのどの位置に前記可変長符号語データをラッチする
    かを選択するセレクタ手段とを備え、 前記セレクタ手段は、前記第二のレジスタに可変長符号
    語データをラッチした一時刻後に前記第一のレジスタに
    前記第二のレジスタの可変長符号語データをラッチする
    ことを特徴とする記録装置。
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