JPH05291964A - データ符号化装置 - Google Patents

データ符号化装置

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JPH05291964A
JPH05291964A JP9431092A JP9431092A JPH05291964A JP H05291964 A JPH05291964 A JP H05291964A JP 9431092 A JP9431092 A JP 9431092A JP 9431092 A JP9431092 A JP 9431092A JP H05291964 A JPH05291964 A JP H05291964A
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JP
Japan
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error
data
signal
circuit
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Application number
JP9431092A
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English (en)
Inventor
Junko Ishimoto
順子 石本
Yoshiyuki Inoue
禎之 井上
Makoto Kumano
真 熊野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤り検出フラグを受信中あるいは再生信号中
で未使用の符号で代用することにより、誤り訂正復号回
路で誤り訂正能力を越え検出された信号ワード自体がエ
ラーフラグに代わるというエラーフラグ記憶手段をとる
ことにより、従来各信号ワードに付加していたエラーフ
ラグをストアするためのエラーフラグ用RAM が必要なく
なり、回路規模、及びコストの低減を図ることにある。 【構成】 誤り訂正復号回路2(55)部に入力された再生
信号ワードに対し、誤り訂正回路2(61)で、誤り訂正を
行う。その際、誤り訂正符号で誤り訂正能力を越えて訂
正できない誤り検出データワードを、セレクタ(63)によ
り受信中、あるいは再生信号中で未使用の符号で置き換
えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号あるいはオー
ディオ信号をディジタル記録再生をする、ディジタル信
号記録再生装置の、特に再生時に誤り訂正符号により検
出した誤り検出データのエラーフラグ記憶方式に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用カラーテレビの大画面化にともな
い、映像の高画質化がすすんでおり、高画質な映像を、
高画質のまま記録するものとして、映像信号をディジタ
ル信号化し、帯域圧縮(高能率符号化)を施して記録再
生をする、家庭用ディジタルビデオテープレコーダー
(DVTR)の開発が各社で進められている。
【0003】従来のDVTRの記録再生方法について、
IEEE Transactions on Consumer Electronics, Vol. 3
4, No.3 (AUGUST,1988)のPP.597〜605 の“ AN EXPERIM
ENTALDIGITAL VCR WITH 40MM DRUM, SINGLE ACTUATOR A
ND DCT-BASED BIT-RATE REDUCTION ”(以下、文献1と
記す。)に記載されているフィリップス社の記録再生方
式により説明する。
【0004】なお、本従来例では、ディジタル映像信号
を記録するVTRの記録方式として、2チャンネル記録
方式を採用するものを用いる。
【0005】図6に上記DVTRの記録信号処理系のブ
ロック構成図を示す。図において、(11a),(11b),(11c)
は映像入力端子を示す。また、Yは輝度信号、R−Y、
及びB−Yは2つの色差信号を示す。(12a),(12b),(12
c) はアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
変換器、(13a),(13b),(13c) は高能率符号化回路1(高
能率符号化の詳細は後で述べる)、(3000),及び(3001)
は高能率符号化回路1(13)への入力,及び出力端子、(1
4)は入力されたディジタル映像信号を2チャンネルのデ
ィジタル映像信号(以下、それぞれのチャンネルをCH.
A,CH.Bと記す。)に分割する記録信号回路、(15a),及
び(15b) は、分割された各チャンネルの記録ディジタル
信号それぞれに第1の誤り訂正符号(C1パリティと記
す。)と、第2の誤り訂正符号(C2パリティと記
す。)を付加する誤り訂正符号化回路、(16a),及び(16
b) は誤り訂正符号等のデータが付加されたディジタル
映像信号にディジタル変調を施すディジタル変調回路、
(17a),及び(17b) は2チャンネルに分けられた映像信号
にそれぞれID信号,同期信号(以下、SYNC信号と記
す。)等を付加するSYNC,ID付加回路、(18a),及び(18
b) はSYNC,ID信号等が付加された記録信号を増幅する
記録アンプである。(19a),及び(19b) はCH.Aのディジタ
ル信号を記録再生する回転ヘッド、(20a),及び(20b) は
CH.Bのディジタル信号を記録再生する回転ヘッド、(21)
は磁気テープである。
【0006】図7は、上記DVTRの再生信号処理系の
ブロック構成図を示す。(19),(20)及び(21)は、図6と
同一のものであるので説明は省略する。(22a),及び(22
b)は回転ヘッド(19), 及び(20)の出力を増幅するヘッド
アンプ、(23a),及び(23b)はデータ検出回路で、ヘッド
アンプ(22a),および(22b) より出力される再生信号を検
出してディジタル信号に変換し、ディジタル信号に同期
したクロックを発生する。(24a),及び(24b) は、前記検
出したディジタル信号を復調し、再生ディジタル映像信
号に変換するディジタル復調回路である。(25a),及び(2
5b) は再生ディジタル映像信号中に発生した誤りを訂
正、あるいは検出をする誤り訂正復号回路1である。誤
り訂正復号回路1において誤り検出をするエラーフラグ
がたてられる。(26)はCH.A,CH.Bの2チャンネルに分け
られた再生ディジタル映像信号を輝度信号Yと2つの色
差信号R−Y,及びB−Y信号に分離する再生信号処理
回路、(27a),(27b),(27c) は高能率符号化回路1(13a),
(13b),(13c) により帯域圧縮(高能率符号化)の施され
たデータを誤り訂正復号回路1でたてられたエラーフラ
グに基づき元の映像信号に復元する高能率復号回路1、
(4000),及び(4001)は高能率復号回路1への入力,及び
出力端子、(28a),(28b),(28c) はディジタル信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換器、(29a),(29b),(29c)
は出力端子である。
【0007】次に、従来の高能率符号化方法について、
一例として上述の文献1に示されている、高能率符号化
回路により説明する。
【0008】図8に、従来の高能率符号化回路1(13)の
ブロック構成図を示す。図において、(31)は入力ディジ
タル映像信号をあらかじめ定められたブロックに分割す
るブロック化回路、(32)はこのブロック化回路(31)から
出力される各ブロックに対して離散コサイン変換(以
下、DCT と略す。)を施すDCT 回路、(33)はこのDCT 回
路(32)で変換された各変換係数に対して重み付け(ウェ
イティング)を施すウェイティング器、(34)はこのウェ
イティング器(33)によってウェイティングを施された各
変換係数を量子化する適応量子化器、(35)はこの適応量
子化器(34)の出力を可変長符号化(以下、VLC と略
す。)する可変長符号器(可変長符号器(35)の詳細は後
述する。)、(36)はこの可変長符号器(35)の出力を固定
のレートで読み出すバッファメモリ、(37)はこのバッフ
ァメモリ(36)がオーバーフローしないように適応量子化
器(34)の量子化パラメータを切り換えるとともに、可変
長符号器(35)で符号化する成分の選定をするバッファコ
ントロールである。
【0009】また、従来例の高能率復号回路について説
明する。図10に従来の高能率復号回路1(27)のブロック
構成図を示す。図において、誤り訂正復号回路1(25)で
誤り検出にエラーフラグをたてられ、誤り訂正復号を施
され、再生信号処理回路(26)で輝度信号Yと2つの色差
信号R−Y,及びB−Yにもどされた映像信号はエラー
フラグとともに高能率復号回路1(27)に入力されるもの
である。(101) はエラーフラグを伴う入力映像信号に逆
可変長符号化(以下、VLD と記す。)を施すVLD 回路
1、(102) はVLD 回路1(101) の出力を固定のレートで
読み出すバッファ、(103) はバッファ(102) から読み出
された固定長のデータに逆量子化を施す逆適応量子化回
路、(104) は逆量子化されたデータに逆離散コサイン変
換(以下、IDCTと記す。)を施すIDCT回路、(105) はID
CTの施されたデータのブロックをデコードしてD/A変
換器(28)に出力する逆ブロック化回路である。逆ブロッ
ク化回路(105) 内にはフィールドメモリが設けられてい
る。また、(4000),及び(4001)は高能率復号回路1(27)
への入力,及び出力端子である。
【0010】次に、図6を用い、記録系の動作について
説明する。入力端子(11a),(11b),(11c) より入力された
映像信号は、A/D変換器(12a),(12b),(12c) でディジ
タル映像信号に変換される。高能率符号化回路1(13a),
(13b),(13c) では、A/D変換されたディジタル映像信
号を所定のブロックに分割した後、DCT 変換、可変長符
号化等の高能率符号化を行い、記録ディジタル信号の記
録レートを削減する(高能率符号化回路1(13)の詳しい
動作は後述する。)。高能率符号化回路1(13a),(13b),
(13c) より出力される記録レートの削減された輝度信号
Yと2つの色差信号R−Y,及びB−Yは記録信号処理
回路(14)で2チャンネル(CH.A,及びCH.B)に分けら
れ、誤り訂正符号化回路(15a),及び(15b) で、再生時、
再生信号中に発生する誤りを訂正、あるいは検出するた
めの誤り訂正符号(C1パリティ,及びC2パリティ)
が付加された後、ディジタル変調回路(16a),及び(16b)
でディジタル変調が施される。ディジタル変調回路(16
a),及び(16b) により出力されたディジタル信号は、SYN
C,ID付加回路(17a),及び(17b) で、SYNC信号とID信号
が付加され、記録アンプ(18a),及び(18b) で増幅された
後、回転ヘッド(19a),(19b) 、及び(20a),(20b) で磁気
テープ(21)に記録される。
【0011】同様に図7を用い再生系の動作を説明す
る。回転ヘッド(19a),(19b) 、及び(20a),(20b) により
再生された再生信号は、ヘッドアンプ(22a),及び(22b)
で増幅された後、データ検出回路(23a),及び(23b) で再
生等化、データ検出、クロック発生、時間軸補正等が行
なわれる。ディジタル復調回路(24a),及び(24b) では、
上記検出された検出データをディジタル復調する。誤り
訂正復号回路1(25a),及び(25b) でC1パリティにより
第1の誤り訂正,検出を行った後、C2パリティにより
第2の誤り訂正,検出が行なわれる。C2パリティによ
る第2の誤り訂正によっても、誤り訂正能力をこえ、誤
り訂正を行われず誤り検出される場合、エラーフラグが
たてられる。(なお、誤り訂正復号回路1(25a),(25b)
の詳しい説明は後述する。)そして、誤り訂正、あるい
は検出された、各チャンネルの再生ディジタル信号は再
生信号処理回路(26)で輝度信号Yと2つの色差信号R−
Y,及びB−Yに分離され、高能率復号回路1(27a),(2
7b),(27c) で誤り検出のエラーフラグ情報に基づき、可
変長復号,逆量子化,逆DCT 変換等の処理が施され、も
との輝度信号Yと2の色差信号R−Y,及びB−Yに復
元される(なお、高能率復号回路1(27)の詳しい説明は
後述する。)。D/A変換器(28a),(28b),(28c) でアナ
ログデータに変換された再生輝度信号Y,及び2つの色
差信号R−Y,及びB−Yは、出力端子(29a),(29b),(2
9c) より出力される。
【0012】以下、図8を用い高能率符号化回路1(13)
の動作について説明する。入力されるディジタル映像信
号の、輝度信号Yと2つの色差信号R−Y,及びB−Y
はブロック化回路(31)において、8画素×8ラインのブ
ロックにブロック化される。このブロック化回路(31)か
ら出力される各ブロックは、このブロック単位(DCTブ
ロックという。)で離散コサイン変換が施される。DCT
回路(32)から出力された各変換係数はウェイティング器
(33)によってウェイティング(重み付け)が施される。
即ち、ウェイティング器(33)では、8画素×8ラインの
ブロックに対するDCT 演算の結果、人間の視覚が高い空
間周波数に対して鈍いことを利用して高い空間周波数成
分が含まれる領域には小さな重み付けを行い、低い空間
周波数成分が含まれる領域には大きな重み付けを行なう
ようなウェイティングを施す。ウェイティング器(33)の
出力は、適応量子化器(34)で量子化される。適応量子化
器(34)は量子化ステップが異なる複数の量子化テーブル
を有しており、各ブロックの変換係数の量子化ステップ
をバッファコントロール(37)からの量子化パラメータに
より切り換える。例えば、高いコントラストの立ち上が
り部分は粗く量子化し、小振幅のディテール部分は細か
く量子化する。適応量子化器(34)の出力は可変長符号器
(35)で可変長符号化(なお、VLC の詳しい説明は後述す
る。)を施される。バッファメモリ(36)では、可変長符
号化の施された記録ディジタル信号を固定のレートで読
み出す。バッファコントロール(37)はバッファメモリ(3
6)に貯えられたデータ量を検知し、バッファメモリ(36)
オーバーフローしないようにそのデータ量に応じて量子
化パラメータを決定し、この量子化パラメータに応じて
適応量子化器(34)を制御するとともに、上記データ量に
応じて可変長符号器(35)で符号化される変換係数を選定
する。
【0013】次に、従来例の高能率符号化回路1(13)内
の可変長符号器(35)を用いて、VLCについて説明する。D
CT 回路(32)でDCT 変換が施された記録ディジタル信号
は、ウェイティング器(33)で重み付けされ、適応量子化
器(34)で適応量子化される。可変長符号器(35)では、VL
C を施すために、8画素×8ラインのDCT ブロックの変
換係数を、図10に示すように対角線状に走査するジグザ
グスキャンというスキャン方式を採用することにより、
可変長符号化を施す係数を得る。得た係数は、0でない
係数と、0の係数の続く長さ(0ランレングスとい
う。)の2つに分けられて符号化される。すなわち符号
化は、2つの0でない係数の間は、ある係数から次の係
数へとジャンプする要領で符号化される。符号化は、0
以外の係数に対しては、その係数の現われる確率によっ
て、また、係数0に対しては、何回係数0が続くかとい
う場合の確率によって、適当な符号長(ビット数)を割
り当てる符号化方法を用いて作成される符号化テーブル
により行なわれる。その際、出現回数の多い事象は短い
符号長、少ない事象には長い符号長が割り当てられる。
【0014】図15にCCITT のH.261 勧告による2次元VL
C 符号化テーブルの一実施例を示す。(1) は0ランレン
グス、(2) は0以外の係数値、(3) は(1) と(2) の組合
せで可変長符号化された符号を示す。EOB はDCT ブロッ
クの終わりを表わす符号で10で定義する。符号語の最後
のビット■S■ は係数の正負を表わし、0なら正、1な
ら負を意味する。実施例では符号化テーブルに示されて
いない(1) と(2) の組合せに対し、6ビットのESCAPE、
6ビットのランレングス、8ビットの係数の計20ビット
で符号化される。VLC 符号化では、0ランレングスが長
い場合、符号化の効率は上がる。
【0015】次に、図9を用い従来例の高能率復号回路
1(27)の動作について説明する。誤り訂正復号回路1(2
5)よりエラーフラグとともに出力された再生ディジタル
信号は、VLD 回路1(101) でエラーフラグ情報に基づき
VLD されて固定長のデータに変換される。なお、各信号
ワードに1ビットで付加されているエラーフラグはVLD
を施される際、1つのDCT ブロック内に誤り検出される
信号ワードが発見されるとエラーフラグは該DCT ブロッ
ク内に振り分けられこのDCT ブロック全体で誤っている
DCT ブロックと見なされDCT ブロック単位で誤り検出さ
れる。バッファ(102) ではVLD された固定長のデータを
固定のレートで読み出す。バッファ(102) より読み出さ
れた固定長のデータは逆適応量子化回路(103) により逆
適応量子化され、IDCT回路(104) に入力される。IDCT回
路(104) では入力された再生ディジタル信号にIDCTを施
す。IDCTの施された輝度信号Yと2つの色差信号R−
Y,及びB−Yは、逆ブロック化回路(105) では各DCT
ブロックに付加されているエラーフラグに基づき誤り検
出されたDCT ブロックに対しては、逆ブロック化回路中
に設けられているフィールドメモリ内の前フィールド映
像信号に置き換えることにより補間する。補間を伴い処
理された再生ディジタル信号は、記録時に施されたブロ
ック化のデコードが施されもとのディジタル信号に復元
され、D/A変換器(28)に出力される。
【0016】図11に高能率符号化を施す映像信号のブロ
ック構成を示す。図のように映像信号は、輝度信号Yと
2つの色差信号R−Y信号,及びB−Y信号に分かれて
おり、本従来例では、画素データの構成は、1フィール
ドあたり、輝度信号Yは水平方向に720 画素で垂直方向
に240 ライン、2つの色差信号R−Y,及びB−Yはと
もに水平方向に360 画素で垂直方向に120 ラインにより
構成されているものとする。そして、高能率符号化回路
1(13a),(13b),(13c) のDCT 回路(32)において、上記の
データ構成の輝度信号Yと2つの色差信号R−Y,及び
B−Yをそれぞれ8画素×8ライン(以下8×8と記
す。)のDCT ブロックに分割し、この8×8のブロック
単位で輝度信号Y,2つの色差信号R−Y,及びB−Y
信号それぞれにDCT 変換を施す。
【0017】高能率符号化回路1(13a),(13b),(13c) の
ブロック化回路(31)で、8×8のDCT ブロックに分割さ
れ、このブロック単位でDCT 演算を施され、記録レート
の削減された映像信号は、記録処理回路(14)で2チャン
ネルに分割され、誤り訂正符号化回路(15a),(15b) で誤
り訂正符号が付加される。
【0018】図12は誤り訂正符号化を施された1誤り訂
正ブロック内のデータ構成を示す。この符号構成はD1
フォーマットのディジタルVTRで採用されているもの
で、GF(28 )上の積符号形式のリードソロモン符号
を採用した場合である。VTRの記録方式として、2チ
ャンネル記録方式を採用するので、図12に示す1誤り訂
正ブロックを単位として、このブロックが22ブロック
(1チャンネル当り11ブロック)集まり1フィールドの
記録ディジタル映像情報を構成するものとする。図12の
符号構成図は、日刊工業新聞社の ■ディジタルビデオ
記録技術■ (以下、文献3と記す。)PP.143〜144,5.1
[7]の ■記録符号の構成■ によるもので、D1方式の
DVTRと同一の誤り訂正ブロックの構成になってい
る。なお、誤り訂正ブロックの構成は図に示すように、
64ワード×32ライン=2048信号ワードから成る(なお、
1ワードは8ビット構成とする。)。
【0019】一般にディジタル記録を行った場合、再生
ディジタル信号中には、ランダム誤りとバースト誤りの
混在した複合誤りが発生することが知られている。よっ
て上記のような記録方式を採用するDVTRで再生を行
なう場合、再生系には、再生信号中の誤りを訂正、ある
いは検出するための誤り訂正復号回路が設けられてい
る。なお本従来例では、図12のような構成の1誤り訂正
ブロックで、矢印の方向に信号ワードが記録されている
とする。まずはじめに記録方向(C1方向)の誤りの訂
正あるいは検出を行う。(これは、VTRのような記録
メディアの場合には、ランダム誤り以外に、バースト誤
りが発生するためである。)C1パリティの復号では前
述のように信号ワードの記録方向と同じ矢印の方向に信
号ワードを読みランダム誤りを訂正すると同時に、訂正
能力を越えるランダム誤りおよびバースト誤りについて
は誤りが存在することを示すため、誤り検出位置情報を
ポインタに格納する。ポインタはC2パリティにより誤
り訂正を行う際の誤り位置を示し、この情報に基づきC
2パリティでは信号ワードの中の誤りを訂正する。C2
パリティによる誤り訂正においても、なお訂正能力を越
える誤りを検出した場合には、エラーフラグを付加し
て、外部へ誤り検出情報を出力する。
【0020】上述のように積符号形式のリードソロモン
符号を用いた誤り訂正符号化,及び復号は、ガロア体G
F(28 )上で行われる。ガロア体上での演算は8ビッ
トで行われており、1信号ワードは8ビットで表わされ
る。これに対しエラーフラグは誤り検出されたすべての
信号ワードに1ビットで付加されるもので、エラーフラ
グによってその信号ワードが誤りであるかどうかの検出
ができる。
【0021】上記のような誤り訂正復号回路1(25)に
は、誤り訂正復号処理された8ビットの信号ワードを記
憶するための信号ワード用RAM が必要である。さらに1
信号ワードごとに1ビットで付加されたエラーフラグを
記憶するためのエラーフラグ用RAM が必要である。
【0022】図13は従来のDVTR再生系の誤り訂正復
号回路1(25)周辺部をブロック図で示したものである。
(41)は誤り訂正回路1、(42)は信号ワード用RAM 、(43)
はエラーフラグ用RAM である。
【0023】次に、図13を用い再生系の誤り訂正回路1
(41)とRAM とのデータのやりとりの動作について説明す
る。図13の回路部に入力される再生信号ワードに対し、
誤り訂正回路1(41)でまずC1パリティによる復号が行
われ、誤り訂正が正しく行われた場合は信号用RAM(42)
中の誤った信号ワードを訂正された正しい信号ワードに
おきかえる。また、C1パリティの誤り訂正能力を越え
誤り訂正が行われなかった場合には、誤り訂正回路1(4
1)内でその位置(誤り位置)を記憶しておく。さらにC
2パリティにより、C1パリティの復号での誤り位置情
報をもとに誤り訂正を行う。ここで誤り訂正が正しく行
われた場合はC1パリティの時と同様に信号用RAM(42)
中の誤った信号ワードを訂正された正しい信号ワードに
おきかえる。一方誤り訂正の能力を越え誤り訂正が行わ
れなかった場合は、誤りであることを検出するためのエ
ラーフラグを誤り検出された信号ワードすべてに付加す
る。なお、このエラーフラグはエラーフラグ用RAM(43)
の信号ワードに該当する場所に1ビットのデータでスト
アする。また、本エラーフラグ用RAM(43) は誤り訂正さ
れたデータがすべて外部に読み出されると一旦内容がク
リアーされるものとする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図12より、1誤り訂正
ブロックは、2K=2048信号ワードからなるため、図13
において、誤り訂正復号処理用に信号ワード用RAM(42)
(容量は約2K×8ビット)以外に、エラーフラグ用RA
M(43) も同様に2K×1ビット必要となる。またエラー
フラグ自体図10に見る通り各処理(101) 〜(105) のデー
タの流れとともに伝達されていくためエラーフラグ処理
に要する総回路規模も非常に大きなものとなる。
【0025】一般に汎用のRAM のビット構成は1ビッ
ト,4ビット,あるいは8ビット構成であり、現在まで
のところ、9ビットの構成のものは非常に少ない。比較
的品種が揃っており、設計自由度のあるものは、4ビッ
ト構成のRAM であるため使用例として最も多くなってい
るのが実情である。図13の例においてRAM のビット構成
を4ビットとすると、信号ワード用に4ビットRAM 2
つ、エラービット用には、4ビットRAM 1つ(奥行き信
号ワード数はともに約2K(=2048)×4ビットであ
る。)が必要になり、結果エラービットRAM は3ビット
が空いていることになる。このように、エラーフラグ用
RAM として最低限ブロック内ワード数分のビット分の容
量が必要となるばかりでなく場合によってはその数倍の
ものを使わざるを得ないという欠点があった。また、信
号ワード用RAM とエラーフラグ用RAM を個々制御する必
要があるため、アドレス制御、データ制御を別個に設け
る必要が有り、制御方式、回路そのものも複雑かつ大規
模になる。
【0026】本発明の目的は、上記した欠点をなくし、
誤り訂正復号回路中のRAM の記憶容量の節約を目的とし
て開発されたエラーフラグ記憶方式を提供することにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】本願による第1発明の符
号化装置は、検出された誤りを記憶するためのエラーフ
ラグ記憶手段として、誤り検出された信号ワード(誤信
号ワード)を受信中、あるいは再生信号中に未使用の符
号で置き換えることにより誤り検出フラグを、信号中に
重畳をすることを特徴とする。
【0028】本願による第2発明の符号化装置は、第1
発明にあってハフマン符号化などの可変長符号化装置を
備えたことを特徴とする。
【0029】本願による第3発明の符号化装置は、第1
発明にあって入力符号データを一旦記憶するメモリを備
え、誤り訂正処理をメモリ上で行い、訂正処理終了後メ
モリから読み出し出力する読み出し手段と、誤り訂正が
施された場合には訂正されたコードを該メモリに書き換
える書換え手段と、訂正処理終了後メモリを読み出し出
力する読みだし手段と、誤り検出のみの場合に出力を該
メモリ値から対応する源入力値の存在しないコード値に
切り換える選択器を備えたことを特徴とする。
【0030】本願による第4発明の符号化装置は、第3
発明による出力切り換え手段を誤り検出データ該当メモ
リデータを直接書き換える手段によって代行したことを
特徴とする。
【0031】本願による第5発明の符号化装置は、第1
発明にあって入力符号データを出力するデータレンジ圧
縮装置を備え、本装置出力信号をコード入出力信号とし
て処理を行うことを特徴とする。
【0032】
【作用】第1発明では誤り検出フラグの記憶、送信に係
わる一連の動作を未使用のコードで代用することによ
り、誤り訂正復号回路で誤り訂正能力を越え検出された
信号ワード自体がエラーフラグに代わるため、エラーフ
ラグ専用の記憶回路、送受信回路規模縮小がはかれる。
【0033】第2発明では、第1発明にあって使用する
コードをハフマン符号などの可変長コードを用いるため
未使用コードの割当が容易に行える。
【0034】第3発明では、第1発明において誤り検出
フラグの誤り検出コードへの置き換え動作を出力段に選
択器を配することにより、容易に具現化が可能となる。
【0035】第4発明では、第3発明の誤り検出フラグ
置換動作を直接メモリ上の該データ書換えにより代行す
るものでさらなる回路規模縮小が可能となる。
【0036】第5発明では、第1発明にあって未使用コ
ード割当を入力データレンジそのものを圧縮して作成す
るため、データ総状態数を修飾するに必要なビット数を
増やすことなく、すなわち送受回路規模を増やすことな
く容易に実現が可能となる。
【0037】
【実施例】実施例1.図1に本発明の実施例を示す、上
記DVTRの再生信号処理系のブロック構成図である。
19〜24,26,28,及び29は図8に示す従来ブロック構成
と同一のものであるので説明は省略する。(55a),及び(5
5b) は、再生ディジタル映像信号にC1パリティ、さら
にC2パリティによる誤り訂正を行い、C2パリティに
よっても誤り訂正能力を越えるため訂正できず誤り検出
された場合、検出された信号ワードをVLC で未使用の符
号(ビットパターン、例えば8ビットすべてのビットが
1のパターン)で置き換えることによってエラーフラグ
を代用して誤り検出を行なう誤り訂正復号回路2であ
る。(57a),(57b),及び(57c) は高能率符号化回路1(13
a),(13b),及び(13c) により高能率符号化の施された映
像信号を誤り訂正復号回路2(55a),及び(55b) でたてら
れたエラーフラグ情報に基づきもとの映像信号に復元す
る高能率復号回路2、(1000),及び(1001)は高能率復号
回路2(57)への映像信号の入力,及び出力端子である。
なお、記録信号処理系のブロック構成図については上記
従来DVTRの記録信号処理系のブロック構成図と全く
同一のものであるので説明を省略する。
【0038】図2は、上記実施例の誤り訂正復号回路2
(55)周辺部をブロック図で示したものである。(61)は誤
り訂正回路2、(62)は誤り訂正回路2(61)で誤り訂正復
号処理された信号ワードをストアする信号ワード用RAM
、(63)は誤り訂正回路2(61)で誤り訂正された信号ワ
ードをそのまま信号ワード用RAM にストアするか、ある
いはVLC 未使用の符号(ビットパターン)に置き換えて
信号ワード用RAM(62) にストアするかを選択するセレク
タである。従来例のブロック図(図13)と異なる点は、
セレクタ(63)が加わることと、エラーフラグ用RAM(43)
、及びエラーフラグ伝送線が無いことである。
【0039】図3は、上記実施例の高能率復号装置の高
能率復号回路2(57)のブロック構成図を示す。図におい
て、(91)は誤り訂正復号回路2(55)で誤り訂正あるいは
検出(なお、検出された誤り位置は未使用VLC 符号を用
いて信号中に重畳するものとする)が施され、再生信号
処理回路(26)で輝度信号Yと2つの色差信号R−Y,及
びB−Yにもどされた映像信号に対し、エラーフラグの
情報をもとにVLD を施すVLD 回路2、(92)はVLD 回路2
(91)の出力を固定のレートで読み出すバッファ、(93)は
バッファ(92)から読み出された固定長のデータに逆量子
化を施す逆適応量子化回路、(94)は逆量子化されたデー
タに逆離散コサイン変換(以下、IDCTと記す。)を施す
IDCT回路、(95)はIDCTの施されたデータのブロックをデ
コードしもとのディジタル信号にもどしてD/A変換器
(28)に出力する逆ブロック化回路、(96)はVLC 未使用符
号によるエラーフラグを検出するエラーフラグ検出回路
である。なお、逆ブロック化回路(95)内にはフィールド
メモリが設けられている。
【0040】次に、図1を用いて上記実施例の再生系の
動作について説明する。再生系側では、回転ヘッド(19
a),(19b) 、及び(20a),(20b) により再生された再生信
号は、ヘッドアンプ(22a),及び(22b) で増幅された後、
データ検出回路(23a),及び(23b) で再生等化、データ検
出、クロック発生、時間軸補正等が行なわれる。ディジ
タル復調回路(24a),及び(24b) では、上記検出された検
出データをディジタル復調する。誤り訂正復号回路2(5
5a),及び(55b) でC1パリティ,及びC2パリティによ
り第1,及び第2の誤り訂正、あるいは検出が行なわれ
るが、誤り訂正能力を越え誤り訂正できなかった信号ワ
ードに対してはその信号ワードをVLC 未使用符号で置き
換えることによって誤り検出時のエラーフラグを代用す
る(誤り訂正復号回路2(55)についての詳細は後で述べ
る。)。誤り訂正復号回路2(55a),及び(55b) で誤り訂
正、あるいは検出が行われた(なお、エラーフラグをVL
C 未使用符号で代用)再生ディジタル映像信号は、高能
率復号回路2(57a),(57b),及び(57c) で高能率符号化回
路1(13a),(13b),及び(13c) により高能率符号化の施さ
れた映像信号を誤り訂正復号回路2(55a),及び(55b) で
たてられたエラーフラグ情報に基づきもとの映像信号に
復元する(高能率復号回路2の詳しい動作については後
述する。)。高能率復号回路2(57a),(57b),及び(57c)
でもとの映像信号に復元された映像信号は、D/A変換
器(28a),(28b),(28c) でアナログデータに変換され、出
力端子(29a),(29b),(29c) より出力される。
【0041】次に、図2を用い実施例の再生系の誤り訂
正復号回路2(55)とRAM とのデータのやりとりの動作に
ついて説明する。図2の回路部に入力される再生信号ワ
ードに対し、誤り訂正回路2(61)でまずC1パリティに
よる誤り訂正が行われ、誤り訂正が正しく行われた場合
は信号用RAM(62) 中の誤った信号ワードを訂正された正
しい信号ワードにおきかえる。誤り訂正能力を越え誤り
訂正が行われなかった場合は誤り訂正回路2(61)内で誤
り位置を記憶しておく。さらにC2パリティにより、C
1パリティの誤り訂正で検出された誤り位置情報をもと
に誤り訂正を行う。ここで誤り訂正が正しく行われた場
合はC1パリティの時と同様に信号用RAM(62) 中の誤っ
た信号ワードを訂正された正しい信号ワードにおきかえ
る。一方誤り訂正の能力を越え誤り訂正が行われなかっ
た場合は、誤りであることを検出するためのエラーフラ
グとしてVLC での未使用符号、例えば255(FF=11111111)
符号等で信号用RAM(62) 中の誤った信号ワードを置き換
える(なお、VLC コードは図15に示すコード表に従うも
のとする。)。セレクタ(63)では信号ワードが正しく誤
り訂正された場合には訂正された信号ワードをそのま
ま、また誤り訂正能力を越え誤り訂正が行われなかった
場合にはその信号ワードをVLC 未使用符号、例えばFF符
号等で置き換えるという選択を行う。
【0042】次に、図3を用い上記実施例の高能率復号
回路2(57)の動作について説明する。誤り訂正復号回路
2(55)より出力された再生ディジタル信号は、VLD 回路
2(91)において、誤り訂正復号回路2(55)で誤り検出が
行われ、エラーフラグ検出回路(96)でエラーフラグの例
えばFF符号等が検出された場合に対しては、対応する信
号ワードにあらためて1ビットのエラーフラグを付加す
るという動作をしながらVLD され、固定長のデータに変
換される。なお、本実施例では誤り検出された信号ワー
ドはエラーフラグとしてFF等のVLC 未使用符号に置き換
えられているが、VLD を施される際、1つのDCT ブロッ
ク内に誤り検出される信号ワードが発見されるとエラー
フラグは該DCT ブロックに振り分けられこのDCT ブロッ
クが誤っているDCT ブロックと見なされDCT ブロック単
位で誤り検出される。バッファ(92)ではVLD を施された
固定長のデータを固定のレートで読み出す。バッファ(9
2)より読み出された固定長のデータは逆適応量子化回路
(93)により逆適応量子化され、IDCT回路(94)に入力され
る。IDCT回路(94)では入力された再生ディジタル信号に
IDCTを施す。IDCTの施された再生輝度信号Yと2つの再
生色差信号R−Y,及びB−Yは、逆ブロック化回路(9
5)では、各DCT ブロックに付加されているエラーフラグ
に基づき、誤り検出されたDCT ブロックに対しては、逆
ブロック回路中に設けられているフィールドメモリ内の
前フィールド映像信号に置き換えることにより補間す
る。補間を伴い処理された再生ディジタル信号は、記録
時に施されたDCT ブロック化がデコードされ、D/A変
換器(28)に出力される。
【0043】上記のようなエラーフラグ記憶方式によれ
ば、信号ワード用RAM 内でエラーフラグをたてることが
できるので、エラーフラグ専用のRAM が必要なくなりRA
M の節約ができる。なお、図3のVLD 回路2(91)に以降
の処理はリアルタイムに行われるのでエラー情報をおく
るためにエラー検出回路(96)において1ビットでたてら
れたエラー検出フラグを一旦記憶するためのRAM は必要
ない。
【0044】実施例2.以下、本発明を他のディジタル
VTRに適用する場合の実施例を図について説明する。
本実施例では上記高能率符号化回路中のDCT 回路(32)で
変換された変換係数のDC成分を直値伝送する場合(VL
C 変換を行わないで変換係数をそのまま伝送する場合)
について説明する。このような直値伝送を行う場合に
は、上記実施例において再生信号より検出した誤りを指
し示す信号としてFFというコードを用いたが、直値の場
合にはFFというコードが記録信号中に存在する場合が発
生する。
【0045】図4は本発明を適用する第2のディジタル
VTRの記録系のブロック構成図である。図において、
(11)〜(13)、および(15)〜(21)は図1に示すものと同一
であるので説明は省略する。(100a)〜(100c)は高能率符
号化回路2である。
【0046】図5には、上記高能率符号化回路2(100)
のブロック構成図を示した。図において(31)〜(37)は図
8に示すものと同一であるので説明は省略する。(201)
はコード変換器である。なお、再生系のブロック構成図
は図1と同一なので説明は省略する。同様に高能率復号
回路2、および誤り訂正復号回路2も図3、および図2
に示すものと同一であるので説明は省略する。
【0047】次に、図4を用い、記録系の動作について
説明する。入力端子(11a),(11b),(11c) より入力された
映像信号は、A/D変換器(12a),(12b),(12c) でディジ
タル映像信号に変換される。高能率符号化回路2(100
a),(100b),(100c)では、A/D変換されたディジタル映
像信号を所定のブロックに分割した後、DCT 変換、可変
長符号化等の高能率符号化を行い、記録ディジタル信号
の記録レートを削減する(高能率符号化回路2(100) の
詳しい動作は後述する。)。高能率符号化回路2(100
a),(100b),(100c)より出力される記録レートの削減され
た輝度信号Yと2つの色差信号R−Y,及びB−Yは記
録信号処理回路(14)で2チャンネルに分けられ、誤り訂
正符号化回路(15a),及び(15b) で、再生時、再生信号中
に発生する誤りを訂正、あるいは検出するための誤り訂
正符号が付加された後、ディジタル変調回路(16a),及び
(16b) でディジタル変調が施される。ディジタル変調回
路(16a),及び(16b) により出力されたディジタル信号
は、SYNC,ID付加回路(17a),及び(17b) で、SYNC信号と
ID信号が付加され、記録アンプ(18a),及び(18b) で増幅
された後、回転ヘッド(19a),(19b) 、及び(20a),(20b)
で磁気テープ(21)に記録される。
【0048】以下、図5を用い高能率符号化回路2(10
0) の動作について説明する。入力された輝度信号Yと
2つの色差信号R−Y,及びB−Yはブロック化回路(3
1)において、8画素×8ラインのブロックにブロック化
される。そして、DCT 回路(32)で、ブロック単位で離散
的コサイン変換を施される。DCT 回路(32)から出力され
た各変換係数はウェイティング器(33)によってウェイテ
ィング(重み付け)が施される。ウェイティング器(33)
の出力は、適応量子化器(34)で量子化される。適応量子
化器(34)は量子化ステップが異なる複数の量子化テーブ
ルを有しており、各ブロックの変換係数の量子化ステッ
プをバッファコントロール(37)からの量子化パラメータ
により切り換える。適応量子化器(34)の出力は可変長符
号化器(35)、およびコード変換器(201) に入力される。
可変長符号化器(35)では可変長符号化を施される。ま
た、コード変換回路(201) に入力された直値で伝送され
るDCの変換係数がある特定のビットパターンのデータ
があらかじめ再生系の誤り検出フラグとして代用される
ビットパターンと一致した場合他の符号語に変換される
ように構成されている。これは、再生時に誤り訂正回路
で検出した誤りを指し示すエラー検出フラグをVLC 未使
用符号で伝送する際、直値で伝送されるデータがVLC 未
使用符号と重ならないようにするためである。
【0049】バッファメモリ(36)では、可変長符号化の
施された記録ディジタル信号を固定のレートで読み出
す。バッファコントロール(37)はバッファメモリ(36)に
貯えられたデータ量を検知し、バッファメモリ(36)オー
バフローしないようにそのデータ量に応じて量子化パラ
メータを決定し、この量子化パラメータに応じて適応量
子化器(34)を制御するとともに、上記データ量に応じて
可変長符号器(35)で符号化される変換係数を選定する。
【0050】次に、図1を用いて上記実施例の再生系の
動作について説明する。再生系側では、回転ヘッド(19
a),(19b) 、及び(20a),(20b) により再生された再生信
号は、ヘッドアンプ(22a),及び(22b) で増幅された後、
データ検出回路(23a),及び(23b) で再生等化、データ検
出、クロック発生、時間軸補正等が行なわれる。ディジ
タル復調回路(24a),及び(24b) では、上記検出された検
出データをディジタル復調する。誤り訂正復号回路2(5
5a),及び(55b) でC1パリティ,及びC2パリティによ
り第1,及び第2の誤り訂正,及び検出が行なわれる
が、誤り訂正能力を越え誤り訂正できなかった信号ワー
ドに対してはその信号ワードをVLC 未使用符号で置き換
えることによって誤り検出時のエラーフラグを代用する
(誤り訂正復号回路2(55)についての詳細は後で述べ
る。)。誤り訂正復号回路2(55a),及び(55b) で誤り訂
正,及びエラーフラグをVLC 未使用符号で代用された再
生ディジタル映像信号は、高能率復号回路2(57a),(57
b),及び(57c) で高能率符号化回路1(13a),(13b),及び
(13c) により高能率符号化の施された映像信号を誤り訂
正復号回路2(55a),及び(55b) でたてられたエラーフラ
グ情報に基づきもとの映像信号に復元する。なお、本実
施例では上記誤りが検出されたDCT ブロックに関して
は、前フィールドの映像情報でDCT ブロックで補間する
ものとする。高能率復号回路2(57a),(57b),及び(57c)
でもとの映像信号に復元された映像信号は、D/A変換
器(28a),(28b),(28c) でアナログデータに変換され、出
力端子(29a),(29b),(29c) より出力される。
【0051】次に、図2を用い実施例の再生系の誤り訂
正復号回路2(55)とRAM とのデータのやりとりの動作に
ついて説明する。図2の回路部に入力される再生信号ワ
ードに対し、誤り訂正回路2(61)でまずC1パリティに
よる誤り訂正が行われ、誤り訂正が正しく行われた場合
は信号用RAM(62) 中の誤った信号ワードを訂正された正
しい信号ワードにおきかえる。誤り訂正能力を越え誤り
訂正が行われなかった場合は誤り訂正回路2(61)内で誤
り位置を記憶しておく。さらにC2パリティにより、C
1パリティの誤り訂正で検出された誤り位置情報をもと
に誤り訂正を行う。ここで誤り訂正が正しく行われた場
合はC1パリティの時と同様に信号用RAM(62) 中の誤っ
た信号ワードを訂正された正しい信号ワードにおきかえ
る。一方誤り訂正の能力を越え誤り訂正が行われなかっ
た場合は、誤りであることを検出するためのエラーフラ
グとしてVLC での未使用符号、例えばFFで信号用RAM(6
2)中の誤った信号ワードを置き換える(なお、VLC コー
ドは図15に示すコード表に従うものとする。)。セレク
タ(63)では信号ワードが正しく誤り訂正された場合には
訂正された信号ワードをそのまま、また誤り訂正能力を
越え誤り訂正が行われなかった場合にはその信号ワード
をFF符号で置き換えるという選択を行う。
【0052】次に、図3を用い上記実施例の高能率復号
回路2(57)の動作について説明する。誤り訂正復号回路
2(55)より出力された再生ディジタル信号は、VLD 回路
2(91)で誤り訂正復号回路2(55)で誤り検出が行われ、
エラーフラグの例えばFF符号が検出された場合に対して
は、FF符号を対応する信号ワードに置き換えるという動
作をしながらVLD され、固定長のデータに変換される。
バッファ(92)ではVLDを施された固定長のデータを固定
のレートで読み出す。バッファ(92)より読み出された固
定長のデータは逆適応量子化回路(93)により逆量子化さ
れ、IDCT回路(94)に入力される。逆適応量子化回路(93)
では入力された再生ディジタル信号にIDCTを施す。IDCT
の施された再生信号Yと2つの再生色差信号R−Y,及
びB−Yは、逆ブロック化回路(95)で記録時に施された
ブロック化をもとのディジタル信号にもどされD/A変
換器(28)に出力される。
【0053】以上のように、本発明ではDCT の変換係数
の特定の成分を直値で伝送するような場合でも、直値の
値がある特定ビットパターンの場合、他のビットパター
ン(例えば11ビットデータを直値で送る場合、他の11ビ
ットパターンで送るか、または他の11ビットパターンが
存在しない場合には12ビットのパターンとして直値を伝
送する。)で伝送するので、再生時に誤りを検出した場
合第1の実施例に示したように、エラー検出フラグを信
号ワード内に重畳することが出来るので、エラーフラグ
専用のRAM が必要なくなりRAM の節約ができ上記実施例
1と同様の効果を奏する。
【0054】実施例3.上記実施例2では、DCT の変換
係数の特定の成分を直値で伝送したが、入力された映像
あるいは音声信号を直値のディジタル信号で伝送する場
合も、記録信号のダイナミックレンジの1階調を削除し
他の符号語に置き換えて伝送する。例えば、ダイナミッ
クレンジが8ビットである場合255 という符号長を削除
し、254に置き換える操作を例にとると、具現化に際し
ては例えば図14に示すような構成をとれば容易に実現が
可能となる。1階調削除によるレンジ域低下については
記録信号ダイナミックレンジが広くなればなるほど非常
に小さなものとなる。
【0055】本実施例の場合も、再生時に検出した誤り
を上記第1の実施例に示したようにエラー検出フラグを
信号ワード内に重畳することが出来るので、エラーフラ
グ専用のRAM が必要なくなりRAM の節約ができ上記実施
例1と同様の効果を奏するばかりか本例適用により図10
中すべてのブロック間のエラーフラグ伝達手段を省略化
することが可能となり、全体として回路規模を縮小する
ことができる。
【0056】実施例4.上記実施例では、エラー検出フ
ラグとしてFF符号を用いたがこれに限るものではなくVL
C コード中に含まれない他のコードを用いても良いこと
は言うまでもない。
【0057】実施例5.上記実施例では誤り訂正符号と
してC1符号、およびC2符号の2種類を用いており、
最後の誤り訂正の誤り訂正符号としてC2符号を用いる
ものであり、復号時、最後の誤り訂正符号C2によって
誤り検出されるデータに対し、入力信号には存在しない
コードに書き換えて伝送するので、最後にあたらない誤
り訂正符号C1による誤り訂正で、後でC2符号による
誤り訂正で正しく誤り訂正される空イレージャーまで入
力信号に存在しないコードに書き換えて伝送することが
なくなるため、誤り訂正の効率化をはかることができ
る。
【0058】実施例6.また、上記実施例では誤り訂正
符号のブロック構成を図12に示したがこの構成に限るも
のではない。また、誤り訂正回路のブロック構成図を図
2に示したがたの構成に限るものではなく、例えばセレ
クタ(63)を汎用のロジックで構成しても同様の効果を奏
することは言うまでもない。
【0059】実施例7.また、本実施例ではエラーフラ
グ検出回路(96)をVLD 回路2(91)とは別個に設けたがVL
D 回路2(91)で検出してエラー検出フラグを発生しても
同様の効果を奏する。(例えば、VLD 回路をROM などを
用いて構成した場合、1ビットをエラー検出フラグに割
り当てる。)
【0060】実施例8.上記実施例ではC2パリティの
復号結果のみにエラー検出フラグとしてFFのデータを信
号ワード用RAM(62) に書き込んだがC1パリティによる
復号結果に対して書き込んでいっても同様の効果を奏す
ることは言うまでもない。(上記実施例ではC1パリテ
ィによる復号時に検出した誤りは、誤り訂正回路2(61)
中のレジスターメモリに誤りを検出したアドレスを記憶
していた。)
【0061】実施例9.上記実施例では、誤り訂正符号
として積符号形式の2重リードソロモン符号を用いた場
合について説明したが、これに限るものではなく2重以
上の積符号形式、あるいは1重のリードソロモン符号で
あっても、再生信号中に検出された誤りを記録信号に存
在しないビットパターンで置き換えてエラー検出フラグ
として用いても同様の効果を奏する。
【0062】実施例10.上記実施例では、誤り訂正符
号としてGF(28 )上で定義されるリードソロモン符
号について述べたがこれに限るものではなくGF(q)
(なお、GF(2n )で定義される拡大体も含む)で定
義される他の誤り訂正符号、例えばBCH符号等(リー
ドソロモン符号を含む)を用いても同様の効果を奏する
ことは言うまでもない。
【0063】実施例11.また、上記実施例では誤り訂
正符号として積符号形式の2重リードソロモン符号を用
いた場合について説明したが、これに限るものではなく
例えばC2パリティにBCH符号を用い、またC1パリ
ティにリードソロモン符号を用いるなど、異なる数種類
の誤り訂正符号を用いた場合でも同様の効果を奏するこ
とは言うまでもない。
【0064】実施例12.また、本実施例では帯域圧縮
方式(高能率符号化方式)として離散コサイン変換(DC
T 変換)を用いたが、これに限るものではなく、DCT 変
換に代表される直交変換(1次元、あるいは3次元直交
変換)、或いは予測符号化、動き補償、KL変換等の変
換係数、あるいはこれらの変換の組み合わせによって帯
域圧縮が施された場合においても同様の効果を奏するこ
とは言うまでもない。
【0065】実施例13.なお、実施例10において直値
伝送の際は実施例2に示したように直値伝送コードがエ
ラー検出フラグと一致しないように特定のビットパター
ンの場合は他のビットパターンに置き換えて伝送すれば
同様にエラー検出フラグ格納用のRAM が省略できること
は言うまでもない。
【0066】実施例14.また、本実施例は2チャンネ
ル記録方式を採用するDVTRについて説明したが1チ
ャンネル記録方式、多チャンネル記録方式、多セグメン
ト記録方式、多チャンネル多セグメント記録方式等を採
用するVTRでも同様の効果を奏する。
【0067】実施例15.また、本実施例では、本発明
を映像信号をディジタル記録再生をするDVTRのディ
ジタル信号再生装置に利用する場合について述べたが、
この他、音声信号をPCM 方式で記録再生をするPCM ディ
スクプレーヤー、あるいは音声信号に帯域圧縮を施して
記録するディジタルコンパクトカセットテープレコーダ
(DCC)等のディジタル信号再生装置、あるいは人工
衛星、光ファイバーケーブルなどを利用したディジタル
データの伝送等に使用した場合にも利用できることはい
うまでもない。
【0068】
【発明の効果】本発明では、誤り検出された信号ワード
を受信中、あるいは再生信号中で未使用の符号で置き換
え、信号ワード中に誤り検出フラグを重畳することによ
り誤り検出を行うため、従来信号ワードごとにエラーフ
ラグを付加するために必要であったエラーフラグ用のRA
M が必要なくなり、従来通りの性能が得られ、かつRAM
の容量の低減ができ、さらにコスト低減、回路構成の簡
略化をかはることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるDVTRの再生信
号処理系のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例による誤り訂正復号回路
周辺のブロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例による高能率復号回路の
ブロック構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例によるDVTRの記録信
号処理系のブロック構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例による高能率符号回路の
ブロック図である。
【図6】従来のDVTRの記録信号処理系のブロック構
成図である。
【図7】従来のDVTRの再生信号処理系のブロック構
成図である。
【図8】従来の高能率符号回路のブロック構成図であ
る。
【図9】従来の高能率復号回路のブロック構成図であ
る。
【図10】ジグザグスキャン走査図である。
【図11】高能率符号化を施す映像信号のデータ構成図
である。
【図12】1誤り訂正ブロック内のデータ構成図であ
る。
【図13】従来の誤り訂正復号回路周辺のブロック構成
図である。
【図14】データレンジ圧縮装置。
【図15】CCITT のH.261 勧告による2次元VLC 符号化
テーブルの一実施例を示す図である。
【符号の説明】
15 誤り訂正符号化回路 55 誤り訂正復号回路2 61 誤り訂正回路2 63 セレクタ 96 エラーフラグ検出回路 201 コード変換回路
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】以下、図5を用い高能率符号化回路2(10
0) の動作について説明する。入力された輝度信号Yと
2つの色差信号R−Y,及びB−Yはブロック化回路(3
1)において、8画素×8ラインのブロックにブロック化
される。そして、DCT 回路(32)で、ブロック単位で離散
コサイン変換を施される。DCT 回路(32)から出力された
各変換係数はウェイティング器(33)によってウェイティ
ング(重み付け)が施される。ウェイティング器(33)の
出力は、適応量子化器(34)で量子化される。適応量子化
器(34)は量子化ステップが異なる複数の量子化テーブル
を有しており、各ブロックの変換係数の量子化ステップ
をバッファコントロール(37)からの量子化パラメータに
より切り換える。適応量子化器(34)の出力は可変長符号
化器(35)、およびコード変換器(201) に入力される。可
変長符号化器(35)では可変長符号化を施される。また、
コード変換回路(201) に入力された直値で伝送されるD
Cの変換係数がある特定のビットパターンのデータがあ
らかじめ再生系の誤り検出フラグとして代用されるビッ
トパターンと一致した場合他の符号語に変換されるよう
に構成されている。これは、再生時に誤り訂正回路で検
出した誤りを指し示すエラー検出フラグをVLC 未使用符
号で伝送する際、直値で伝送されるデータがVLC 未使用
符号と重ならないようにするためである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】次に、図1を用いて上記実施例の再生系の
動作について説明する。再生系側では、回転ヘッド(19
a),(19b) 、及び(20a),(20b) により再生された再生信
号は、ヘッドアンプ(22a),及び(22b) で増幅された後、
データ検出回路(23a),及び(23b)で再生等化、データ検
出、クロック発生、時間軸補正等が行なわれる。ディジ
タル復調回路(24a),及び(24b) では、上記検出された検
出データをディジタル復調する。誤り訂正復号回路2(5
5a),及び(55b) でC1パリティ,及びC2パリティによ
り第1,及び第2の誤り訂正,及び検出が行なわれる
が、誤り訂正能力を越え誤り訂正できなかった信号ワー
ドに対してはその信号ワードをVLC 未使用符号で置き換
えることによって誤り検出時のエラーフラグを代用する
(誤り訂正復号回路2(55)についての詳細は後で述べ
る。)。誤り訂正復号回路2(55a),及び(55b) で誤り訂
正,及びエラーフラグをVLC 未使用符号で代用された再
生ディジタル映像信号は、高能率復号回路2(57a),(57
b),及び(57c) で高能率符号化回路1(13a),(13b),及び
(13c) により高能率符号化の施された映像信号を誤り訂
正復号回路2(55a),及び(55b) でたてられたエラーフラ
グ情報に基づきもとの映像信号に復元する。なお、本実
施例では上記誤りが検出されたDCT ブロックに関して
は、前フィールドの映像情報の該当するDCT ブロックで
補間するものとする。高能率復号回路2(57a),(57b),及
び(57c) でもとの映像信号に復元された映像信号は、D
/A変換器(28a),(28b),(28c) でアナログデータに変換
され、出力端子(29a),(29b),(29c) より出力させる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】実施例3.上記実施例2では、DCT の変換
係数の特定の成分を直値で伝送したが、入力された映像
あるいは音声信号を直値のディジタル信号で伝送する場
合も、記録信号のダイナミックレンジの1階調を削除し
他の符号語に置き換えて伝送する。例えば、ダイナミッ
クレンジが8ビットである場合255 という符号を削除
し、254に置き換える操作を例にとると、具現化に際し
ては例えば図14に示すような構成をとれば容易に実現が
可能となる。1階調削除によるレンジ域低下については
記録信号ダイナミックレンジが広くなればなるほど非常
に小さなものとなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】実施例6.また、上記実施例では誤り訂正
符号のブロック構成を図12に示したがこの構成に限るも
のではない。また、誤り訂正回路のブロック構成図を図
2に示したが、この構成に限るものではなく、例えばセ
レクタ(63)を汎用のロジックで構成しても同様の効果を
奏することは言うまでもない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】
【発明の効果】本発明では、誤り検出された信号ワード
を受信中、あるいは再生信号中で未使用の符号で置き換
え、信号ワード中に誤り検出フラグを重畳することによ
り誤り検出を行うため、従来信号ワードごとにエラーフ
ラグを付加するために必要であったエラーフラグ用のRA
M が必要なくなり、従来通りの性能が得られ、かつRAM
の容量の低減ができ、さらにコスト低減、回路構成の簡
略化をはかることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 源入力ディジタル値に一意に対応するコ
    ードが存在し、かつ源入力総状態数よりコード状態数の
    方が多いコードを入力として訂正符号を付加し、符号デ
    ータ出力を行う符号化装置と、前記符号データ及びノイ
    ズ等の混入した誤った符号データを入力し、前記訂正符
    号を用いて発生した誤りを訂正あるいは検出する手段を
    備え、誤り訂正が施された場合には訂正されたコードを
    出力し、誤り検出のみの場合には対応する源入力値の存
    在しないコードを出力する復号装置とを備えたことを特
    徴とするデータ符号化装置。
  2. 【請求項2】 入力データに対しハフマン符号化などの
    可変長符号化を施しコードを出力する可変長符号化手段
    と、前記可変長符号化手段は入力データ全状態のいずれ
    にも対応しない入力データ未対応コードを少なくとも1
    つ有し、前記コードを入力として訂正し、前記入力デー
    タ未対応コードを出力する復号装置とを備えたことを特
    徴とする特許請求項第一項記載のデータ符号化装置。
  3. 【請求項3】 誤りを含む入力符号化データを一旦記憶
    するメモリを備え、誤り訂正が施された場合には訂正さ
    れたコードを該メモリに書き換える書き換え手段と、訂
    正処理後メモリを読みだし出力する読み出し手段と、誤
    り検出のみの場合に出力を該メモリ値から対応する源入
    力値の存在しないコード値に切り換える選択器を備えた
    ことを特徴とする特許請求項第一項記載のデータ符号化
    装置。
  4. 【請求項4】 誤りを含む入力符号データを一旦記憶す
    るメモリを備え、誤り検出のみの場合に対応メモリデー
    タを対応する源入力値の存在しないコード値に書き換え
    る書き換え手段を具備したことを特徴とする特許請求項
    第一項記載のデータ符号化装置。
  5. 【請求項5】 入力データに対し、入力データ状態数よ
    り少なくとも1つ状態数の少ないデータを出力するデー
    タレンジ圧縮装置を備え、前記データレンジ圧縮装置出
    力を源入力ディジタル値とする特許請求項第一項記載の
    データ符号化装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224996A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Nec Corp 圧縮画像再圧縮装置、圧縮画像再圧縮方法及びプログラム

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