JP3919318B2 - 充填材支持具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造体(例えば、床や天井や壁)に設けられた長尺体挿通用貫通孔の孔口周囲空間で、前記貫通孔に挿通された長尺体(例えば、配管やケーブル)の外周部に設置される充填材を支持自在な充填材支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の充填材支持具としては、図4・5に示すように、前記貫通孔2の孔口周囲で前記充填材Jを覆う環状の蓋部材(環周方向に2分割)Cを設け、前記蓋部材Cを前記構造体1へ取付自在な取付部(ビス取付用突片)40を、前記蓋部材Cの外方に露出する状態に設け、前記充填材Jの位置決め用突片41を、蓋部材Cの内方側に取り付けてあるものがあり、シート状に形成された充填材(例えば、熱膨張性材で構成)Jを、貫通孔2に挿通された長尺体Pの孔口部分の外周部に巻き付けておき、前記蓋部材Cをその外方に配置して、前記取付部40を構造体1にビス止めする使用法をとるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の充填材支持具によれば、貫通孔の孔口全周において充填材が貫通孔に沿って移動するのを受け止めることができ難く、例えば、前記充填材として熱膨張性充填材を使用する防火区画貫通部での使用にあたっては、火災等による熱の作用で前記充填材が熱膨張する際に、その位置が拘束され難いので、余計な部分に充填材が逸脱し、貫通部の閉塞効果が期待し難くなる問題点がある。
更には、蓋部材の外方に取付部が露出し、美観性を損ねやすい問題点もある。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、充填材の拘束性能が高く、美観性に優れた充填材支持具を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1の発明の特徴構成は、構造体に設けられた長尺体挿通用貫通孔の孔口周囲空間で、前記貫通孔に挿通された長尺体の外周部に設置される充填材を支持自在な充填材支持具であって、前記貫通孔の孔口周囲で前記充填材を受け止め自在な環状のベース部材と、前記ベース部材及び前記充填材を覆う環状の蓋部材とを設け、前記ベース部材を前記構造体へ取付自在な第一取付部を前記ベース部材に設けるとともに、前記蓋部材を前記ベース部材に取付自在な第二取付部を設け、前記ベース部材と前記長尺体との隙間で前記充填材を支持する周方向一個所が切断された支持板部材を設け、その支持板部材の周方向複数箇所には、ベース部材の内縁部に接当する突出部を形成するとともに、
前記長尺体に接当する状態で支持板部材と長尺体との隙間で充填材を支持する第二支持板部材を支持板部材に対し着脱自在に構成し、
前記支持板部材の外縁部には、前記ベース部材の充填材受止面との接当により支持板部材の貫通孔側への移動を規制する接当面部が備えられているとともに、
前記第二支持板部材の外縁部には、前記支持板部材の充填材受止面との接当により第二支持板部材の貫通孔側への移動を規制する接当面部が備えられ、その接当面部と支持板部材の充填材受止面との接当により、充填材受止面の面方向での第二支持板部材に対する支持板部材の移動が可能な重合姿勢で、第二支持板部材が支持板部材に対して装着される構成にしてあるところにある。
【0006】
請求項2の発明の特徴構成は、前記突出部は、支持板部材とベース部材との接当状態においてベース部材を超えて貫通孔内に入り込み可能な突出長さで形成されているところにある。
【0007】
請求項3の発明の特徴構成は、前記支持板部材は、これの内径が設定内径にあるとき、周方向端面間に小巾の隙間が形成される形態に構成されているとともに、支持板部材の周方向中間部には、小巾の括れ部が形成されているところにある。
【0009】
〔作用及び効果〕
請求項1の発明の特徴構成によれば、前記貫通孔の孔口周囲で前記充填材を受け止め自在な環状のベース部材と、前記ベース部材及び前記充填材を覆う環状の蓋部材とを設け、前記ベース部材を前記構造体へ取付自在な第一取付部を前記ベース部材に設けるとともに、前記蓋部材を前記ベース部材に取付自在な第二取付部を設け、前記ベース部材と前記長尺体との隙間で前記充填材を支持する周方向一個所が切断された支持板部材を設け、その支持板部材の周方向複数箇所には、ベース部材の内縁部に接当する突出部を形成するとともに、前記長尺体に接当する状態で支持板部材と長尺体との隙間で充填材を支持する第二支持板部材を支持板部材に対し着脱自在に構成してあるから、前記環状のベース部材によって、充填空間に充填された充填材を全周にわたって受け止めることが可能となり、例えば、熱膨張性の充填材を使用する場合であっても、充填材を貫通孔の孔口全周において受け止めて、余計な箇所に充填材が逸脱するのを防止し易くなり、貫通孔のパック効果をより向上させることがかのとなる。従って、防火区画貫通部に用いる場合には、閉塞状態を良好に維持することが可能となる。
また、充填材として、モルタルやパテ等を使用する場合には、充填材の充填作業時に、充填材を安定的に受け止めることが可能であるから、予定した範囲に確実に充填材を位置させることができ、材料の食い込み量を減少させることが可能となり、良好な経済性を確保することが可能となる。
そして、前記第一取付部は、前記蓋部材によって覆われるから、第一取付部が外部に露出するのを防止し、美観性を向上させることが可能となる。
また、前記支持板部材の外縁部には、前記ベース部材の充填材受止面との接当により支持板部材の貫通孔側への移動を規制する接当面部が備えられているから、貫通孔への取り付けを確実に実施することができ、しかも、貫通孔の密閉効果も高い。
そしてまた、この突出部により当該支持板部材を配置する際に、ベース部材の内縁部に接当して相対位置決め、及び、位置ずれ防止を行うことができ、さらに、第二支持板部材を着脱することにより挿通させる長尺体の寸法適用性を向上させることが可能となる。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、前記突出部が支持板部材とベース部材との接当状態においてベース部材を超えて貫通孔内に入り込み可能な突出長さで形成されているから、貫通孔への取り付けを確実に実施することができ、しかも、貫通孔の密閉効果も高い。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、前記支持板部材は、前記長尺体が設定内径にあるとき、周方向端面間に小巾の隙間が形成される形態に構成されているとともに、前記支持板部材の周方向中間部には、小巾の括れ部が形成されているから、この括れ部分を揺動支点として、周方向端面どうしが遠近する方向に揺動させることができる。そして、揺動端面どうしを合わせて環状にした状態で、前記周囲空間を塞ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0013】
図2は、スラブ1(構造体の一例)に設けられた配管挿通用の貫通孔2に、空調配管P(長尺体の一例)を挿通させて、貫通孔2の孔口周部2aと、空調配管Pとの隙間に充填材Jを充填して、防火区画貫通部を構成してある状況を示すもので、前記充填材Jは、本発明の「貫通孔の充填材支持具」の一例である充填材支持具Sによって、前記貫通孔2内に支持されている。
【0014】
前記空調配管Pは、銅管からなる配管本体3aを発泡樹脂製断熱部材3bで被覆して形成してある冷媒管3と、ケーブル4とから構成してある。
【0015】
また、前記充填材Jは、例えば、前記スラブ1で仕切られた上下空間の一方で火災が発生した場合に、前記貫通孔2を通して上下空間の他方側へ類焼するのを防止できる防火区画貫通部を構成するために、熱膨張性を有するパテJ1で構成してある。前記パテJ1によれば、火災による熱によってパテJ1そのものが膨張し、仮に、空調配管Pが燃焼したり収縮しても、その周囲に広がって隙間を埋めつくし、煙や炎が貫通孔2を通過しにくいようにすることが可能である。
【0016】
前記充填材支持具Sは、貫通孔2に挿通された空調配管Pの貫通孔口部分の周囲空間Vで、パテJ1を支持自在に形成してあり、詳しい構成は、図1に示すように、前記貫通孔2の孔口周囲で前記パテJ1を受け止め自在な環状のベース部材6を設け、前記ベース部材6及び前記パテJ1を覆う環状の蓋部材Cを設け、前記貫通孔2におけるベース部材6と空調配管Pとの隙間に位置してパテJ1を支持する周方向一個所が切断された支持板部材5を設けて構成してある。
【0017】
前記ベース部材6は、環状の板金部材によって形成してあり、環周方向に二分割に構成してある。そして、板金部材からなる両分割ベース部材6aは、一端部どうしを重ねた状態で鳩目からなるヒンジ部8を介して揺動自在に連結してある。また、両分割ベース部材6aの他端部には、両分割ベース部材6aが重なった状態で厚み方向に貫通する固定用穴9aを各別に設けてあり、両分割ベース部材6aを環状姿勢に整えて貫通孔2の開口周囲に係止させた状態で、前記鳩目の穴9bと固定用穴9aとに釘やビスを挿通させてスラブ1に固定することができる。
前記両穴9a・9bが、第一取付部9に相当する。
また、前記ヒンジ部8、及び、固定用穴9aを形成してある合わせ端部、及び、両分割ベース部材6aの中間部分には、それぞれ、他のベース部材部分より、スラブ1側へ膨出させた形状の膨出部(隙間確保部に相当)31を設けてあり、スラブ1上にベース部材6を載置した状態で、前記膨出部31以外の部分とスラブ1面との間に蓋部材Cに形成した係止爪部13(後述)が係入自在な隙間14が形成されるように構成してある。
そして、ベース部材6の外周縁部は、スラブから離れる傾斜形状に形成してあり、この部分が、前記蓋部材Cを係止自在な被係止部10(後述)となる。
【0018】
前記蓋部材Cは、図に示すように、環状に形成してあり、前記ベース部材6に係合させた状態で、スラブ1と、貫通孔2に挿通させた空調配管Pの束との隙間を塞ぐことができるように寸法設定して形成してある。また、環周方向に二分割に形成してあり、夫々の分割蓋部材11には、分割蓋部材11どうしを合体させた状態で連結固定自在な蓋連結部12を設けてある。前記蓋連結部12は、一方の分割蓋部材11から他方の分割蓋部材11裏面側に延出する裏当て板部12aと、前記裏当て板部12aに形成した雌ネジ部12bと、前記両分割蓋部材11を合体させた状態での前記裏当て板部12aに重なる他方の分割蓋部材部分に形成されたネジ穴部12cとによって構成してあり、前記ネジ穴部12cを通して雌ネジ部12bにボルトを螺合させることによって、両分割蓋部材11どうしを連結固定することができる。
一方、蓋本体の外周縁部には、径方向に沿って内方側に突出させて係止爪部13を設けてあり、この係止爪部13を、前記ベース部材6の被係止部10に係止させることによって蓋部材Cをベース部材6に取り付けることができる。
【0019】
前記ベース部材6の被係止部10と蓋部材Cの係止爪部13との係止について、さらに詳しく説明する。
前記被係止部10は、前述のように、ベース部材6の外周縁部に形成してあって(図2参照)、前記係止爪部13を、前記蓋部材Cの離脱方向側で受け止める係止面部10aによって構成してある。この係止面部10aは、ベース部材6の裏面部分にあり、前記係止爪部13がベース部材6の裏面側に位置するようにして両分割蓋部材11を合体させることにより、貫通孔の軸芯方向に沿った離脱方向への力が蓋部材Cに作用しても、係止爪部13が係止面部10aに押し当たることで移動を阻止され、離脱防止を図ることができる。因に、前記ベース部材6は、前記膨出部31の膨出寸法だけ、スラブ面より浮いた状態に位置するので、この隙間14に前記係止爪部13が径方向に沿って進入することが可能となる。従って、実質的には、膨出部31の存在によって被係止部10が構成される。
また、前記隙間14への係止爪部13の進入をスムースに行えるように、前記ベース部材6の外周縁部を上側に傾斜させて形成し、この傾斜部の下面部分が係止誘導部となるように構成してある。この係止誘導部を設けることによって、前記隙間14の開口寸法が広くなって、前記係止爪部13を係入させ易くなると共に、係入操作を深めるに伴って係止爪部13は前記係止誘導部に誘導されて前記隙間14に進入することができ、蓋部材Cをベース部材6に確実に取り付けることができる。
前記係止爪部13と被係止部10とによって、前記蓋部材Cと前記ベース部材6とを取付自在な第二取付部30が構成される。
【0020】
前記支持板部材5は、板金をC型リング形状に打ち抜いて、これの内径が設定内径にあるとき、周方向端面間に小巾の隙間が形成される形態に構成してあり、C型リングの周方向中間部に、小巾寸法の括れ部分5aを形成してあるから、この括れ部分5aを揺動支点として、端部(詳しくは、周方向端面)どうしが遠近する方向に揺動させることができる。
そして、揺動端部(詳しくは、揺動端面)どうしを合わせて環状にした状態で、前記周囲空間Vを塞ぐことができるように寸法設定してある。
また、支持板部材5の外縁部におけるベース部材6に対向する面は、ベース部材6の充填材受止面(すなわち、充填材Jを受け止める側の面、要するに、貫通孔2側とは反対側の面)との接当により支持板部材5の貫通孔2側への移動を規制する接当面部として構成されている。
そして、支持板部材5の下面部の周方向複数箇所には、支持板部材5とベース部材6との接当状態においてベース部材6を超えて貫通孔2内に入り込み可能な突出長さの突出部5bが夫々形成してあり、この突出部5bの位置は、前記ベース部材6上に当該支持板部材5を配置する際に、ベース部材6の内縁部分に接当して相対位置決め、及び、位置ずれ防止できるように、前記ベース部材6内縁部分に対応した位置に設定してある。
また、前記括れ部分5aによって支持板部材5を切断して、分割した支持板部材5として使用することも可能である。
【0021】
本実施例の充填材支持具Sを用いた防火区画貫通部の形成方法は、貫通孔2にベース部材6を設置(ヒンジ部8の穴9b及び固定用穴9aに釘やビスを挿通させて、スラブ1にベース部材6を固定)し、空調配管Pを挿通させ(空調配管Pを先に挿通させておくことも可能)、ベース部材6上に支持板部材5を載置し、その上の前記周囲空間Vへ上からパテJ1を充填する。そして、両分割蓋部材11を取り付ける前に、それぞれの分割蓋部材内側空間に各別に所定量のパテJ1を充填付着させ、その状態で空調配管P及びベース部材6を挟むように両分割蓋部材11どうしを設置連結することによって、被係止部10に蓋部材Cが係止して、前記周囲空間Vを確実に密閉することができる。
【0022】
前記充填材支持具Sによれば、貫通孔2への取り付けが簡単且つ確実に実施することができ、貫通孔2の密閉効果も高く、しかも、設置した空調配管Pに作用する押込力に対して安定的に対抗することが可能となる。そして、火災時のパテJ1の膨張によって、空調配管P外周部に隙間ができるのを防止することが可能となる。
【0023】
〔別実施形態〕
以下に別実施例を説明する。
【0024】
〈1〉 前記支持板部材5は、如何なる場合においても使用するものではなく、例えば、ベース部材6のみによって充填材Jを支持できる場合には、使用しない場合もある。
また、図3に示すように、上述の支持板部材5に対して着脱自在な第二の支持板部材15を設けるものであってもよい。この第二の支持板部材15は、前記ベース部材に支持板部材5が係止されるのと同様に、前記支持板部材5に係止できるよう一回り小さな形状に形成してあり、そして、空調配管Pに接当する状態で支持板部材5と空調配管Pとの隙間で充填材Jを支持する構成にしてある。詳しくは、第二支持板部材15の外縁部には、支持板部材5の充填材受止面(すなわち、充填材Jを受け止める側の面、要するに、貫通孔2側とは反対側の面)との接当により第二支持板部材15の貫通孔2側への移動を規制する接当面部が備えられており、その接当面部と支持板部材5の充填材受止面との接当により、充填材受止面の面方向での第二支持板部材15に対する支持板部材5の移動が可能な重合姿勢で、第二支持板部材15が支持板部材5に対して装着される構成にしてある。従って、挿通させる空調配管Pの外径寸法や形状に合わせた挿通孔を形成した支持板部材を使い分けることが可能となり、挿通させる長尺体の寸法適応性を向上させることが可能となる。
〈2〉 前記ベース部材や蓋部材は、径方向に二分割に形成してあるものに限らず、例えば、三分割以上の複数分割構成であってもよい。
〈3〉 前記充填材Jは、先の実施例で説明したパテJ1に限定されるものではなく、例えば、パテJ1をシート状に形成した熱膨張性のシートパテを併用してもよく、シートパテによれば、パテJ1を充填空間の奥に詰める手間を省くことが可能となる。また、防火区画貫通部以外に設置する場合には、充填材が熱膨張性を必ずしも備える必要はなく、例えば、モルタルを充填材とすることも可能である。
〈4〉 また、前記構造体は、先の実施例で説明したスラブに限るものではなく、例えば、壁体・天井・梁・柱等であってもよく、これらを総称して構造体という。
〈5〉 前記長尺体は、先の実施例で説明した空調配管Pに限定されるものではなく、例えば、ケーブルや鋼管や樹脂管等であってもよく、それらを総称して長尺体という。
〈6〉 本発明の貫通孔の充填材支持具は、先の実施例で説明したように、貫通孔2の一方側の開口部に設置する他、他方側の開口部に設置したり、両方側の開口部に設置することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】充填材支持具を示す分解斜視図
【図2】充填材支持具の取付状況を示す断面図
【図3】別実施形態の充填材支持具の取付状況を示す断面図
【図4】従来の充填材支持具を示す分解斜視図
【図5】従来の充填材支持具の取付状況を示す断面図
【符号の説明】
1 構造体
2 貫通孔
6 ベース部材
9 第一取付部
13 係止爪部
30 第二取付部
31 隙間確保部
C 蓋部材
J 充填材
P 長尺体
V 周囲空間
Claims (3)
- 構造体に設けられた長尺体挿通用貫通孔の孔口周囲空間で、前記貫通孔に挿通された長尺体の外周部に設置される充填材を支持自在な充填材支持具であって、
前記貫通孔の孔口周囲で前記充填材を受け止め自在な環状のベース部材と、前記ベース部材及び前記充填材を覆う環状の蓋部材とを設け、
前記ベース部材を前記構造体へ取付自在な第一取付部を前記ベース部材に設けるとともに、前記蓋部材を前記ベース部材に取付自在な第二取付部を設け、
前記ベース部材と前記長尺体との隙間で前記充填材を支持する周方向一個所が切断された支持板部材を設け、その支持板部材の周方向複数箇所には、ベース部材の内縁部に接当する突出部を形成するとともに、前記長尺体に接当する状態で支持板部材と長尺体との隙間で充填材を支持する第二支持板部材を支持板部材に対し着脱自在に構成し、
前記支持板部材の外縁部には、前記ベース部材の充填材受止面との接当により支持板部材の貫通孔側への移動を規制する接当面部が備えられているとともに、
前記第二支持板部材の外縁部には、前記支持板部材の充填材受止面との接当により第二支持板部材の貫通孔側への移動を規制する接当面部が備えられ、その接当面部と支持板部材の充填材受止面との接当により、充填材受止面の面方向での第二支持板部材に対する支持板部材の移動が可能な重合姿勢で、第二支持板部材が支持板部材に対して装着される構成にしてある長尺体支持具。 - 前記突出部は、支持板部材とベース部材との接当状態においてベース部材を超えて貫通孔内に入り込み可能な突出長さで形成されている請求項1記載の長尺体支持具。
- 前記支持板部材は、これの内径が設定内径にあるとき、周方向端面間に小巾の隙間が形成される形態に構成されているとともに、支持板部材の周方向中間部には、小巾の括れ部が形成されている請求項1又は2記載の長尺体支持具。
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