JPH11223015A - 充填材支持具 - Google Patents

充填材支持具

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JPH11223015A
JPH11223015A JP2578198A JP2578198A JPH11223015A JP H11223015 A JPH11223015 A JP H11223015A JP 2578198 A JP2578198 A JP 2578198A JP 2578198 A JP2578198 A JP 2578198A JP H11223015 A JPH11223015 A JP H11223015A
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Koji Kaneda
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充填材の拘束性能が高く、美観性に優れた充
填材支持具を提供する。 【解決手段】 構造体1に設けられた長尺体挿通用貫通
孔2の孔口周囲空間Vで、貫通孔2に挿通された長尺体
Pの外周部に設置される充填材Jを支持自在な充填材支
持具において、貫通孔2の孔口周囲で充填材Jを受け止
め自在な環状のベース部材6を設け、ベース部材6及び
充填材Jを覆う環状の蓋部材Cを設け、ベース部材6を
構造体1へ取付自在な第一取付部をベース部材6に設
け、蓋部材Cをベース部材6に取付自在な第二取付部を
設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造体(例えば、
床や天井や壁)に設けられた長尺体挿通用貫通孔の孔口
周囲空間で、前記貫通孔に挿通された長尺体(例えば、
配管やケーブル)の外周部に設置される充填材を支持自
在な充填材支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の充填材支持具としては、
図4・5に示すように、前記貫通孔2の孔口周囲で前記
充填材Jを覆う環状の蓋部材(環周方向に2分割)Cを
設け、前記蓋部材Cを前記構造体1へ取付自在な取付部
(ビス取付用突片)40を、前記蓋部材Cの外方に露出
する状態に設け、前記充填材Jの位置決め用突片41
を、蓋部材Cの内方側に取り付けてあるものがあり、シ
ート状に形成された充填材(例えば、熱膨張性材で構
成)Jを、貫通孔2に挿通された長尺体Pの孔口部分の
外周部に巻き付けておき、前記蓋部材Cをその外方に配
置して、前記取付部40を構造体1にビス止めする使用
法をとるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の充填材
支持具によれば、貫通孔の孔口全周において充填材が貫
通孔に沿って移動するのを受け止めることができ難く、
例えば、前記充填材として熱膨張性充填材を使用する防
火区画貫通部での使用にあたっては、火災等による熱の
作用で前記充填材が熱膨張する際に、その位置が拘束さ
れ難いので、余計な部分に充填材が逸脱し、貫通部の閉
塞効果が期待し難くなる問題点がある。更には、蓋部材
の外方に取付部が露出し、美観性を損ねやすい問題点も
ある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、充填材の拘束性能が高く、美観性に優れた充填材
支持具を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は、図1〜3に例示するごとく、構造体1に
設けられた長尺体挿通用貫通孔2の孔口周囲空間Vで、
前記貫通孔2に挿通された長尺体Pの外周部に設置され
る充填材Jを支持自在な充填材支持具において、前記貫
通孔2の孔口周囲で前記充填材Jを受け止め自在な環状
のベース部材6を設け、前記ベース部材6及び前記充填
材Jを覆う環状の蓋部材Cを設け、前記ベース部材6を
前記構造体1へ取付自在な第一取付部9を前記ベース部
材6に設け、前記蓋部材Cを前記ベース部材6に取付自
在な第二取付部30を設けてあるところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は、図1に例示
するごとく、前記ベース部材6、及び、前記蓋部材C
は、環周方向に複数分割に構成してあるところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は、図1〜3に
例示するごとく、前記第二取付部30を構成するに、前
記蓋部材Cの縁部に、前記ベース部材6に対して係止自
在な係止爪部13を内側向きに設け、前記ベース部材6
の外縁部に、前記ベース部材6を構造体1に取り付けた
状態で前記ベース部材6と前記構造体1との間に前記係
止爪部13が係入自在な隙間確保部31を設けてあると
ころにある。
【0008】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0009】〔作用及び効果〕請求項1の発明の特徴構
成によれば、前記貫通孔の孔口周囲で前記充填材を受け
止め自在な環状のベース部材を設け、前記ベース部材及
び前記充填材を覆う環状の蓋部材を設け、前記ベース部
材を前記構造体へ取付自在な第一取付部を前記ベース部
材に設け、前記蓋部材を前記ベース部材に取付自在な第
二取付部を設けてあるから、前記環状のベース部材によ
って、充填空間に充填された充填材を全周にわたって受
け止めることが可能となり、例えば、熱膨張性の充填材
を使用する場合であっても、充填材を貫通孔の孔口全周
において受け止めて、余計な箇所に充填材が逸脱するの
を防止し易くなり、貫通孔のパック効果をより向上させ
ることがかのとなる。従って、防火区画貫通部に用いる
場合には、閉塞状態を良好に維持することが可能とな
る。また、充填材として、モルタルやパテ等を使用する
場合には、充填材の充填作業時に、充填材を安定的に受
け止めることが可能であるから、予定した範囲に確実に
充填材を位置させることができ、材料の食い込み量を減
少させることが可能となり、良好な経済性を確保するこ
とが可能となる。そして、前記第一取付部は、前記蓋部
材によって覆われるから、第一取付部が外部に露出する
のを防止し、美観性を向上させることが可能となる。
【0010】請求項2の発明の特徴構成によれば、請求
項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加
えて、前記ベース部材、及び、前記蓋部材は、環周方向
に複数分割に構成してあるから、貫通孔に長尺体を貫通
させてある状況においても、各分割ベース部材どうし、
及び、各分割蓋部材どうしをそれぞれ長尺体周囲に配置
して、連結することで所定状態に取り付けることが可能
となり、取り付けタイミングの自由性が向上する。その
結果、長尺体貫通部の形成施工全体とした工程計画の自
由性が向上する。勿論、貫通孔に長尺体を配置する前に
当該充填材支持具を設置することも可能である。
【0011】請求項3の発明の特徴構成によれば、請求
項1又は2の発明による作用効果を叶えることができる
のに加えて、前記第二取付部を構成するに、前記蓋部材
の縁部に、前記ベース部材に対して係止自在な係止爪部
を内側向きに設け、前記ベース部材の外縁部に、前記ベ
ース部材を構造体に取り付けた状態で前記ベース部材と
前記構造体との間に前記係止爪部が係入自在な隙間確保
部を設けてあるから、前記隙間確保部によって形成され
たベース部材と構造体との隙間に、前記係止爪部を係止
させることで、ベース部材に蓋部材を取り付けることが
可能となり、且つ、その取付部分も目立ちにくく形成す
ることが可能となり、美観性を損ね難い。また、ベース
部材と蓋部材とで囲まれた充填空間で、仮に充填材が熱
膨張したとしても、その膨張力は、ベース部材と蓋部材
との係止力によって受け止めることが可能となるから、
構造体に対するベース部材の取付部分に前記膨張力が集
中的に作用して外れるのを防止し易く、構造体への取付
状態の安定化を図ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0013】図2は、スラブ1(構造体の一例)に設け
られた配管挿通用の貫通孔2に、空調配管P(長尺体の
一例)を挿通させて、貫通孔2の孔口周部2aと、空調
配管Pとの隙間に充填材Jを充填して、防火区画貫通部
を構成してある状況を示すもので、前記充填材Jは、本
発明の「貫通孔の充填材支持具」の一例である充填材支
持具Sによって、前記貫通孔2内に支持されている。
【0014】前記空調配管Pは、銅管からなる配管本体
3aを発泡樹脂製断熱部材3bで被覆して形成してある
冷媒管3と、ケーブル4とから構成してある。
【0015】また、前記充填材Jは、例えば、前記スラ
ブ1で仕切られた上下空間の一方で火災が発生した場合
に、前記貫通孔2を通して上下空間の他方側へ類焼する
のを防止できる防火区画貫通部を構成するために、熱膨
張性を有するパテJ1で構成してある。前記パテJ1に
よれば、火災による熱によってパテJ1そのものが膨張
し、仮に、空調配管Pが燃焼したり収縮しても、その周
囲に広がって隙間を埋めつくし、煙や炎が貫通孔2を通
過しにくいようにすることが可能である。
【0016】前記充填材支持具Sは、貫通孔2に挿通さ
れた空調配管Pの貫通孔口部分の周囲空間Vで、パテJ
1を支持自在に形成してあり、詳しい構成は、図1に示
すように、前記貫通孔2の孔口周囲で前記パテJ1を受
け止め自在な環状のベース部材6を設け、前記ベース部
材6及び前記パテJ1を覆う環状の蓋部材Cを設け、前
記貫通孔2におけるベース部材6と空調配管Pとの隙間
に位置してパテJ1を支持する支持板部材5を設けて構
成してある。
【0017】前記ベース部材6は、環状の板金部材によ
って形成してあり、環周方向に二分割に構成してある。
そして、板金部材からなる両分割ベース部材6aは、一
端部どうしを重ねた状態で鳩目からなるヒンジ部8を介
して揺動自在に連結してある。また、両分割ベース部材
6aの他端部には、両分割ベース部材6aが重なった状
態で厚み方向に貫通する固定用穴9aを各別に設けてあ
り、両分割ベース部材6aを環状姿勢に整えて貫通孔2
の開口周囲に係止させた状態で、前記鳩目の穴9bと固
定用穴9aとに釘やビスを挿通させてスラブ1に固定す
ることができる。前記両穴9a・9bが、第一取付部9
に相当する。また、前記ヒンジ部8、及び、固定用穴9
aを形成してある合わせ端部、及び、両分割ベース部材
6aの中間部分には、それぞれ、他のベース部材部分よ
り、スラブ1側へ膨出させた形状の膨出部(隙間確保部
に相当)31を設けてあり、スラブ1上にベース部材6
を載置した状態で、前記膨出部31以外の部分とスラブ
1面との間に蓋部材Cに形成した係止爪部13(後述)
が係入自在な隙間14が形成されるように構成してあ
る。そして、ベース部材6の外周縁部は、スラブから離
れる傾斜形状に形成してあり、この部分が、前記蓋部材
Cを係止自在な被係止部10(後述)となる。
【0018】前記蓋部材Cは、図に示すように、環状に
形成してあり、前記ベース部材6に係合させた状態で、
スラブ1と、貫通孔2に挿通させた空調配管Pの束との
隙間を塞ぐことができるように寸法設定して形成してあ
る。また、環周方向に二分割に形成してあり、夫々の分
割蓋部材11には、分割蓋部材11どうしを合体させた
状態で連結固定自在な蓋連結部12を設けてある。前記
蓋連結部12は、一方の分割蓋部材11から他方の分割
蓋部材11裏面側に延出する裏当て板部12aと、前記
裏当て板部12aに形成した雌ネジ部12bと、前記両
分割蓋部材11を合体させた状態での前記裏当て板部1
2aに重なる他方の分割蓋部材部分に形成されたネジ穴
部12cとによって構成してあり、前記ネジ穴部12c
を通して雌ネジ部12bにボルトを螺合させることによ
って、両分割蓋部材11どうしを連結固定することがで
きる。一方、蓋本体の外周縁部には、径方向に沿って内
方側に突出させて係止爪部13を設けてあり、この係止
爪部13を、前記ベース部材6の被係止部10に係止さ
せることによって蓋部材Cをベース部材6に取り付ける
ことができる。
【0019】前記ベース部材6の被係止部10と蓋部材
Cの係止爪部13との係止について、さらに詳しく説明
する。前記被係止部10は、前述のように、ベース部材
6の外周縁部に形成してあって(図2参照)、前記係止
爪部13を、前記蓋部材Cの離脱方向側で受け止める係
止面部10aによって構成してある。この係止面部10
aは、ベース部材6の裏面部分にあり、前記係止爪部1
3がベース部材6の裏面側に位置するようにして両分割
蓋部材11を合体させることにより、貫通孔の軸芯方向
に沿った離脱方向への力が蓋部材Cに作用しても、係止
爪部13が係止面部10aに押し当たることで移動を阻
止され、離脱防止を図ることができる。因に、前記ベー
ス部材6は、前記膨出部31の膨出寸法だけ、スラブ面
より浮いた状態に位置するので、この隙間14に前記係
止爪部13が径方向に沿って進入することが可能とな
る。従って、実質的には、膨出部31の存在によって被
係止部10が構成される。また、前記隙間14への係止
爪部13の進入をスムースに行えるように、前記ベース
部材6の外周縁部を上側に傾斜させて形成し、この傾斜
部の下面部分が係止誘導部となるように構成してある。
この係止誘導部を設けることによって、前記隙間14の
開口寸法が広くなって、前記係止爪部13を係入させ易
くなると共に、係入操作を深めるに伴って係止爪部13
は前記係止誘導部に誘導されて前記隙間14に進入する
ことができ、蓋部材Cをベース部材6に確実に取り付け
ることができる。前記係止爪部13と被係止部10とに
よって、前記蓋部材Cと前記ベース部材6とを取付自在
な第二取付部30が構成される。
【0020】前記支持板部材5は、板金をC型リング形
状に打ち抜いて形成してあり、C型リングの中間部に、
小巾寸法の括れ部分5aを形成してあるから、この括れ
部分5aを揺動支点として、端部どうしが遠近する方向
に揺動させることができる。そして、揺動端部どうしを
合わせて環状にした状態で、前記周囲空間Vを塞ぐこと
ができるように寸法設定してある。そして、支持板部材
5の下面部には、複数の突出部5bが形成してあり、こ
の突出部5bの位置は、前記ベース部材6上に当該支持
板部材5を配置する際に、ベース部材6の内縁部分に接
当して相対位置決め、及び、位置ずれ防止できるよう
に、前記ベース部材6内縁部分に対応した位置に設定し
てある。また、前記括れ部分5aによって支持板部材5
を切断して、分割した支持板部材5として使用すること
も可能である。
【0021】本実施例の充填材支持具Sを用いた防火区
画貫通部の形成方法は、貫通孔2にベース部材6を設置
(ヒンジ部8の穴9b及び固定用穴9aに釘やビスを挿
通させて、スラブ1にベース部材6を固定)し、空調配
管Pを挿通させ(空調配管Pを先に挿通させておくこと
も可能)、ベース部材6上に支持板部材5を載置し、そ
の上の前記周囲空間Vへ上からパテJ1を充填する。そ
して、両分割蓋部材11を取り付ける前に、それぞれの
分割蓋部材内側空間に各別に所定量のパテJ1を充填付
着させ、その状態で空調配管P及びベース部材6を挟む
ように両分割蓋部材11どうしを設置連結することによ
って、被係止部10に蓋部材Cが係止して、前記周囲空
間Vを確実に密閉することができる。
【0022】前記充填材支持具Sによれば、貫通孔2へ
の取り付けが簡単且つ確実に実施することができ、貫通
孔2の密閉効果も高く、しかも、設置した空調配管Pに
作用する押込力に対して安定的に対抗することが可能と
なる。そして、火災時のパテJ1の膨張によって、空調
配管P外周部に隙間ができるのを防止することが可能と
なる。
【0023】〔別実施形態〕以下に別実施例を説明す
る。
【0024】〈1〉 前記支持板部材5は、如何なる場
合においても使用するものではなく、例えば、ベース部
材6のみによって充填材Jを支持できる場合には、使用
しない場合もある。また、図3に示すように、上述の支
持板部材5に対して着脱自在な第二の支持板部材15を
設けるものであってもよい。この第二の支持板部材15
は、前記ベース部材に支持板部材5が係止されるのと同
様に、前記支持板部材5に係止できるよう一回り小さな
形状に形成してある。従って、挿通させる空調配管Pの
外径寸法や形状に合わせた挿通孔を形成した支持板部材
を使い分けることが可能となり、挿通させる長尺体の寸
法適応性を向上させることが可能となる。 〈2〉 前記ベース部材や蓋部材は、径方向に二分割に
形成してあるものに限らず、例えば、三分割以上の複数
分割構成であってもよい。 〈3〉 前記充填材Jは、先の実施例で説明したパテJ
1に限定されるものではなく、例えば、パテJ1をシー
ト状に形成した熱膨張性のシートパテを併用してもよ
く、シートパテによれば、パテJ1を充填空間の奥に詰
める手間を省くことが可能となる。また、防火区画貫通
部以外に設置する場合には、充填材が熱膨張性を必ずし
も備える必要はなく、例えば、モルタルを充填材とする
ことも可能である。 〈4〉 また、前記構造体は、先の実施例で説明したス
ラブに限るものではなく、例えば、壁体・天井・梁・柱
等であってもよく、これらを総称して構造体という。 〈5〉 前記長尺体は、先の実施例で説明した空調配管
Pに限定されるものではなく、例えば、ケーブルや鋼管
や樹脂管等であってもよく、それらを総称して長尺体と
いう。 〈6〉 本発明の貫通孔の充填材支持具は、先の実施例
で説明したように、貫通孔2の一方側の開口部に設置す
る他、他方側の開口部に設置したり、両方側の開口部に
設置することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】充填材支持具を示す分解斜視図
【図2】充填材支持具の取付状況を示す断面図
【図3】別実施形態の充填材支持具の取付状況を示す断
面図
【図4】従来の充填材支持具を示す分解斜視図
【図5】従来の充填材支持具の取付状況を示す断面図
【符号の説明】
1 構造体 2 貫通孔 6 ベース部材 9 第一取付部 13 係止爪部 30 第二取付部 31 隙間確保部 C 蓋部材 J 充填材 P 長尺体 V 周囲空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造体に設けられた長尺体挿通用貫通孔
    の孔口周囲空間で、前記貫通孔に挿通された長尺体の外
    周部に設置される充填材を支持自在な充填材支持具であ
    って、 前記貫通孔の孔口周囲で前記充填材を受け止め自在な環
    状のベース部材を設け、前記ベース部材及び前記充填材
    を覆う環状の蓋部材を設け、前記ベース部材を前記構造
    体へ取付自在な第一取付部を前記ベース部材に設け、前
    記蓋部材を前記ベース部材に取付自在な第二取付部を設
    けてある充填材支持具。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材、及び、前記蓋部材は、
    環周方向に複数分割に構成してある請求項1に記載の貫
    通孔の充填材支持具。
  3. 【請求項3】 前記第二取付部を構成するに、前記蓋部
    材の縁部に、前記ベース部材に対して係止自在な係止爪
    部を内側向きに設け、前記ベース部材の外縁部に、前記
    ベース部材を構造体に取り付けた状態で前記ベース部材
    と前記構造体との間に前記係止爪部が係入自在な隙間確
    保部を設けてある請求項1又は2に記載の貫通孔の充填
    材支持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371651A (ja) * 2001-06-19 2002-12-26 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 貫通孔閉塞治具
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JP2008303693A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Daiwa House Ind Co Ltd 設備取付用下地材

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